JPH11355497A - ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のネットワークファクシミリ装置を使用
する際の使い勝手を向上することができるネットワーク
ファクシミリ通信システムの制御方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】 ユーザが送信時に、他のネットワークフ
ァクシミリ装置またはワークステーション装置からワン
タッチダイアル情報などの適宜な登録情報をダウンロー
ドすることができるので、ユーザは、例えば、ワンタッ
チダイアル情報として、通常使用している他のネットワ
ークファクシミリ装置ＦＸなどの登録情報を利用するこ
とができ、その結果、ユーザは、所望する送信宛先を、
より容易に選択することができ、非常に便利であるとい
う効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワークを介してデータ伝送する機能を備えるととも
に、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定のフ
ァクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータをやり
とりする機能を備えた複数のネットワークファクシミリ
装置と、ローカルエリアネットワークに接続された複数
のワークステーション装置を備えてなるネットワークフ
ァクシミリ通信システムの制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワークを介
してデータ伝送する機能を備えるとともに、公衆網を介
し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送
手順を用いてファクシミリデータをやりとりする機能を
備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、ローカ
ルエリアネットワークに接続された複数のワークステー
ション装置を備えてなるネットワークファクシミリ通信
システムが実用されるようになってきている。

【０００３】このようなネットワークファクシミリ通信
システムを用いると、ローカルエリアネットワークに接
続された複数のワークステーション装置と、公衆網に接
続されているファクシミリ装置との間で相互に画情報の
通信をすることができるので、非常に便利である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなネットワークファクシミリ通信システムには、次の
ような不都合を生じていた。

【０００５】すなわち、ネットワークファクシミリ装置
には、送信宛先（電話番号およびメールアドレス）を１
つのキー操作で指定することができるようにするための
ワンタッチダイアルキー機能などの短縮ダイアル機能
や、その他の種々のユーザフレンドリーな機能が備えら
れているが、通常、短縮ダイアル機能に登録される情報
などは、おのおののネットワークファクシミリ装置に固
有のものであった。

【０００６】したがって、ユーザが、通常使用するネッ
トワークファクシミリ装置と異なるネットワークファク
シミリ装置を使用する場合、その使用するネットワーク
ファクシミリ装置に登録されている短縮ダイアルから、
目的の送信宛先の電話番号またはメールアドレスを探し
出すのに苦労するという事態を生じることがある。

【０００７】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、複数のネットワークファクシミリ装置を使用
する際の使い勝手を向上することができるネットワーク
ファクシミリ通信システムの制御方法を提供することを
目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、ローカルエリ
アネットワークを介してデータ伝送する機能を備えると
ともに、公衆網を介し、ファクシミリ装置との間で所定
のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータを
やりとりする機能を備えた複数のネットワークファクシ
ミリ装置と、ローカルエリアネットワークに接続された
複数のワークステーション装置を備えてなるネットワー
クファクシミリ通信システムの制御方法において、上記
ネットワークファクシミリ装置は、他のネットワークフ
ァクシミリ装置に対して、所定の登録情報の受信を要求
して受信する一方、他のネットワークファクシミリ装置
より上記所定の登録情報の受信が要求されると、その所
定の登録情報の内容を読み出して、上記他のネットワー
クファクシミリ装置へ送信するようにしたものである。
また、前記ネットワークファクシミリ装置は、前記他の
ネットワークファクシミリ装置より受信した前記所定の
登録情報の内容を検査し、その所定の登録情報の登録形
式が自端末で使用する登録情報の登録形式に一致しない
場合には、その旨を可視表示するようにするとよい。

【０００９】また、ローカルエリアネットワークを介し
てデータ伝送する機能を備えるとともに、公衆網を介
し、ファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送
手順を用いてファクシミリデータをやりとりする機能を
備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、ローカ
ルエリアネットワークに接続された複数のワークステー
ション装置を備えてなるネットワークファクシミリ通信
システムの制御方法において、上記ネットワークファク
シミリ装置は、上記ワークステーション装置に対して、
所定の登録情報の受信を要求して受信する一方、上記ワ
ークステーション装置は、ネットワークファクシミリ装
置より上記所定の登録情報の受信が要求されると、その
所定の登録情報の内容を読み出して、上記ネットワーク
ファクシミリ装置へ送信するようにしたものである。ま
た、前記ネットワークファクシミリ装置は、前記ワーク
ステーション装置より受信した前記所定の登録情報の内
容を検査し、その所定の登録情報の登録形式が自端末で
使用する登録情報の登録形式に一致しない場合には、そ
の旨を可視表示するようにするとよい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。

【００１１】図１は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。

【００１２】同図において、ローカルエリアネットワー
クＬＡＮには、複数のワークステーション装置ＷＳ１〜
ＷＳｎ、メールサーバ装置ＳＭ、および、３台のネット
ワークファクシミリ装置ＦＸ１〜ＦＸ３が接続されてい
る。また、ローカルエリアネットワークＬＡＮは、ルー
タ装置ＲＴを介して、インターネットへと接続され、そ
れにより、ワークステーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎ、メ
ールサーバ装置ＳＭ、および、ネットワークファクシミ
リ装置ＦＸ１〜ＦＸ３は、他のローカルエリアネットワ
ーク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデ
ータのやりとりが可能である。

【００１３】ここで、メールサーバ装置ＳＭは、ローカ
ルエリアネットワークＬＡＮに接続されているワークス
テーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎを利用するユーザ、およ
び、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ１〜ＦＸ３に対
して、電子メール（後述）の収集および配布のサービス
を提供するものである。

【００１４】また、ワークステーション装置ＷＳ１〜Ｗ
Ｓｎには、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して
種々のデータのやりとりを行うアプリケーションソフト
ウェア（電子メールの送受信処理や、ネットワークファ
クシミリ装置ＦＸ１〜ＦＸ３との間のポイント・ツー・
ポイント通信処理等）や、ネットワークファクシミリ装
置ＦＸ１〜ＦＸ３より受信した電子メールに含まれる画
情報を処理するアプリケーションソフトウェアなどの種
々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより
使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人
または複数人のユーザであってよい。

【００１５】また、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ
１〜ＦＸ３は、ローカルエリアネットワークＬＡＮにお
ける電子メールの送受信機能、ローカルエリアネットワ
ークＬＡＮに接続されたワークステーション装置ＷＳ１
〜ＷＳｎまたは他のネットワークファクシミリ装置ＦＸ
１〜ＦＸ３との間の所定のポイント・ツー・ポイント伝
送手順による所定の情報通信の機能、および、公衆網Ｐ
ＳＴＮに接続し、この公衆網ＰＳＴＮを伝送路として用
いてグループ４ファクシミリ伝送手順による画情報伝送
を行う伝送機能などの種々の伝送（通信）機能を備えて
いる。また、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ１〜Ｆ
Ｘ３とワークステーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎ（のユー
ザ）との間のファクシミリ画情報の送受信（配信）は、
基本的には、ＲＦＣ（後述）２３０５に規定された方法
により、電子メールを用いて行われる。

【００１６】さて、本実施例において、基本的には、ロ
ーカルエリアネットワークＬＡＮに接続されている端末
相互間でのデータのやりとりは、いわゆるＴＣＰ／ＩＰ
と呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコル
と、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合
わせ（いわゆるプロトコルスイート）が適用して行われ
る。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レ
イヤの通信プロトコルとしてＳＭＴＰ（Ｓｉｍｐｌｅ
Ｍａｉｌ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）とい
う通信プロトコルが適用される。

【００１７】また、各端末がメールサーバ装置ＳＭに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるＰＯＰ
（Ｐｏｓｔ Ｏｆｆｉｃｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）などを
適用することができる。

【００１８】また、ＴＣＰ／ＩＰ，ＳＭＴＰ，ＰＯＰな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれＩＥＴＦ（Ｉｎ
ｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｔａｓｋ Ｆ
ｏｒｃｅ）というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているＲＦＣ（Ｒｅｑｕｅ
ｓｔ Ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）文書により規定され
ている。例えば、ＴＣＰはＲＦＣ７９３、ＩＰはＲＦＣ
７９３、ＳＭＴＰはＲＦＣ８２１、電子メールの形式
は、ＲＦＣ８２２，ＲＦＣ１５２１，ＲＦＣ１５２２
（ＭＩＭＥ（Ｍｕｌｔｉ Ｐｕｒｐｏｓｅ Ｍａｉｌ
Ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）形式）、電子メールを用いてファ
クシミリ画情報をやりとりする際のプロトコルはＲＦＣ
２３０５などでそれぞれ規定されている。

【００１９】そして、ネットワークファクシミリ装置Ｆ
Ｘは、読み取った原稿画像を公衆網ＰＳＴＮを介して他
のグループ３ファクシミリ装置へ、または、ローカルエ
リアネットワークＬＡＮ（さらには、インターネット）
を介してワークステーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎのユー
ザへ送信するとともに、公衆網ＰＳＴＮを介して他のグ
ループ３ファクシミリ装置より受信した画情報を、その
ときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対し
て、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカ
ルエリアネットワークＬＡＮのワークステーションＷＳ
より受信した画情報を、指定された短縮ダイアルに対応
した公衆網ＰＳＴＮのグループ３ファクシミリ装置へ転
送する転送サービス機能等を備えている。

【００２０】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。

【００２１】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法（例えば、
Ｂａｓｅ６４符号化方法）を適用して可読情報（７ビッ
トのキャラクタコード）に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をＭＩＭＥ形式という。

【００２２】図２は、ネットワークファクシミリ装置Ｆ
Ｘ（ＦＸ１〜ＦＸ３）の構成例を示している。

【００２３】同図において、システム制御部１は、この
ネットワークファクシミリ装置ＦＸの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ２は、システム
制御部１が実行する制御処理プログラム、処理プログラ
ムを実行するときに必要な各種データ、および、操作マ
ニュアルあるいはネットワークファクシミリ装置ＦＸを
ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して設定操作す
るためのサービスプログラムデータなどの配布ファイル
などを記憶するとともに、システム制御部１のワークエ
リアを構成するものであり、パラメータメモリ３は、こ
のネットワークファクシミリ装置ＦＸに固有な各種の情
報（例えば、ワンタッチダイアル機能の登録情報や端末
接続情報テーブルなど）を記憶するためのものであり、
時計回路４は、現在時刻情報を出力するものである。

【００２４】スキャナ５は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ６は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
７は、このネットワークファクシミリ装置ＦＸを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。

【００２５】符号化復号化部８は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置９は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。

【００２６】グループ３ファクシミリモデム１０は、グ
ループ３ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能（Ｖ．２１モデム）、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能（Ｖ．１７モデム、
Ｖ．３４モデム、Ｖ．２９モデム、Ｖ．２７ｔｅｒモデ
ムなど）を備えている。

【００２７】網制御装置１１は、このネットワークファ
クシミリ装置ＦＸを公衆網（ＰＳＴＮ）に接続するため
のものであり、自動発着信機能を備えている。

【００２８】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路１２は、このネットワークファクシミリ装置Ｆ
ＸをローカルエリアネットワークＬＡＮに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
１３は、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
（電子メール送受信処理、および、ポイント・ツー・ポ
イント通信処理など）を実行するためのものである。

【００２９】これらの、システム制御部１、システムメ
モリ２、パラメータメモリ３、時計回路４、スキャナ
５、プロッタ６、操作表示部７、符号化復号化部８、画
像蓄積装置９、グループ３ファクシミリモデム１０、網
制御装置１１、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部１３は、内部バス１４に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス１４を介して行われている。

【００３０】また、網制御装置１１とグループ３ファク
シミリモデム１０との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。

【００３１】また、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ
は、ポイント・ツー・ポイント通信により、他のネット
ワークファクシミリ装置ＦＸまたはワークステーション
装置ＷＳに対して所定の登録情報（例えば、ワンタッチ
ダイアルテーブルなど）を受信要求する際に、要求先の
端末を識別できるようにするための端末接続情報テーブ
ルを備えている。この端末接続情報テーブルの一例を図
３（ａ）に示す。また、おのおのの端末接続情報は、同
図（ｂ）に示すように、それぞれの端末に割り振られて
いるＩＰアドレスと、その端末を識別するための端末名
称からなる。

【００３２】以上の構成で、ネットワークファクシミリ
装置ＦＸは、例えば、ユーザにより送信操作がされた
際、他のネットワークファクシミリ装置ＦＸまたはワー
クステーション装置ＷＳからワンタッチダイアル情報を
ダウンロードするか否かの問い合わせを、ユーザに対し
て行う。

【００３３】それに対し、ユーザが他のネットワークフ
ァクシミリ装置ＦＸまたはワークステーション装置ＷＳ
からワンタッチダイアル情報をダウンロードする旨を選
択した場合には、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ
は、図４に示した処理を実行して、その場合の送信動作
を行う。

【００３４】まず、端末接続情報テーブルを参照し、Ｉ
Ｐアドレスと端末名称とを選択により適宜に切替表示す
る図５に示すような端末選択画面を表示して、ワンタッ
チダイアル情報をダウンロードする先のネットワークフ
ァクシミリ装置ＦＸまたはワークステーション装置ＷＳ
を選択させる（処理１０１）。

【００３５】次いで、そのときに選択された端末に対し
て、所定のポイント・ツー・ポイント通信手順に従っ
て、接続要求を発行し（処理１０２）、所定時間内にそ
の接続要求先から接続応答を受信するかどうかを調べる
（判断１０３，１０４のＮＯループ）。

【００３６】接続要求を発行してから所定時間内にその
接続要求先から接続応答を受信した場合で、判断１０３
の結果がＹＥＳになるときには、図６に示すようなガイ
ダンス画面を表示して、ユーザに対し、取得する情報の
選択を行わせる（処理１０５）。

【００３７】それにより、ユーザが取得情報を選択する
と、その選択された情報を取得する要求を、相手端末に
対して発行し（処理１０６）、所定時間内に相手端末よ
り、指定した情報を受信することを監視している（判断
１０７，１０８のＮＯループ）。

【００３８】選択情報の取得要求を相手端末に対して発
行してから所定時間内に、相手端末より指定した情報を
受信した場合で、判断１０７の結果がＹＥＳになるとき
には、そのときに取得した情報の整合性を検査する（処
理１０９）。例えば、ワンタッチダイアル情報で有れ
ば、相手端末の属性情報が自端末と相違する場合（グル
ープ４ファクシミリ端末情報が含まれる場合など）、整
合性検査でエラーが発生する。

【００３９】整合性検査の結果がＯＫであり、判断１１
０の結果がＹＥＳになるときには、そのときに取得した
情報に基づき、ユーザに対して宛先一覧を表示し（処理
１１１）、ユーザに送信宛先を選択させる（処理１１
２）。

【００４０】次いで、その選択された送信宛先へ発呼
し、所定の画情報送信動作を行う（処理１１３）。

【００４１】一方、処理１０９の整合性検査の結果がＮ
Ｇであり、判断１１０の結果がＮＯになるときには、そ
の旨をエラー表示し（処理１１４）、この動作をエラー
終了する。また、選択情報の取得要求を相手端末に対し
て発行してから所定時間内に、相手端末より指定した情
報を受信しなかった場合で、判断１０７の結果がＮＯに
なるときには、処理１１４へ進み、その旨をエラー表示
して、この動作をエラー終了する。また、接続要求を発
行してから所定時間内にその接続要求先から接続応答を
受信しなかった場合で、判断１０３の結果がＮＯになる
ときには、処理１１４へ進み、その旨をエラー表示し
て、この動作をエラー終了する。

【００４２】図７は、ポイント・ツー・ポイント通信手
順の接続要求を受信した場合における、ネットワークフ
ァクシミリ装置ＦＸおよびワークステーション装置ＷＳ
の一例を示している。

【００４３】接続要求を受信すると（判断２０１の結果
がＹＥＳ）、接続応答信号をその接続要求元へ送出し
（処理２０２）、その送出から所定時間内に、接続要求
元から情報取得要求を受信するかどうかを監視する（判
断２０３，２０４のＮＯループ）。

【００４４】接続応答信号の送出から所定時間内に接続
要求元から情報取得要求を受信した場合で、判断２０３
の結果がＹＥＳになるときには、そのときに取得要求さ
れた情報を検索し（処理２０５）、取得要求された情報
が自端末に保存されている場合で、判断２０６の結果が
ＹＥＳになるときには、その情報を読み出して、接続要
求元へ送信し（処理２０７）、判断２０１へ戻る。

【００４５】また、取得要求された情報が自端末に保存
されていない場合で判断２０６の結果がＮＯになると
き、あるいは、接続応答信号の送出から所定時間内に接
続要求元から情報取得要求を受信しない場合で、判断２
０３の結果がＮＯになるときには、この動作をエラー終
了し、判断２０１へ戻る。

【００４６】このようにして、本実施例では、ユーザが
送信時に、他のネットワークファクシミリ装置ＦＸまた
はワークステーション装置ＷＳからワンタッチダイアル
情報をダウンロードする旨を選択した場合には、そのダ
ウンロード先を選択させ、指定された情報をダウンロー
ドするようにしているので、ユーザは、ワンタッチダイ
アル情報として、通常使用している他のネットワークフ
ァクシミリ装置ＦＸなどの登録情報を利用することがで
きる。その結果、ユーザは、所望する送信宛先を、より
容易に選択することができ、非常に便利である。

【００４７】また、取得した情報が、自端末機能に合致
しない場合には、その旨をエラー表示しているので、ユ
ーザは、その取得した情報を使用するか否かを選択する
ことができ、適切に取得情報を使用することができる。

【００４８】なお、上述した実施例では、他のネットワ
ークファクシミリ装置ＦＸまたはワークステーション装
置ＷＳからワンタッチダイアル情報を取得する場合につ
いて説明したが、他のネットワークファクシミリ装置Ｆ
Ｘまたはワークステーション装置ＷＳから他の登録情報
を取得する場合についても、本発明を同様にして適用す
ることができる。

【００４９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザが送信時に、他のネットワークファクシミリ装置
またはワークステーション装置からワンタッチダイアル
情報などの適宜な登録情報をダウンロードすることがで
きるので、ユーザは、例えば、ワンタッチダイアル情報
として、通常使用している他のネットワークファクシミ
リ装置ＦＸなどの登録情報を利用することができ、その
結果、ユーザは、所望する送信宛先を、より容易に選択
することができ、非常に便利であるという効果を得る。

【００５０】また、取得した情報が、自端末機能に合致
しない場合には、その旨をエラー表示しているので、ユ
ーザは、その取得した情報を使用するか否かを選択する
ことができ、適切に取得情報を使用することができると
いう効果も得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。

【図２】ネットワークファクシミリ装置ＦＸ（ＦＸ１〜
ＦＸ３）の構成例を示したブロック図。

【図３】端末接続情報テーブル、および、端末接続情報
の一例を示した概略図。

【図４】ユーザが他のネットワークファクシミリ装置Ｆ
Ｘまたはワークステーション装置ＷＳからワンタッチダ
イアル情報をダウンロードする旨を選択した場合に実行
する処理の一例を示したフローチャート。

【図５】端末選択画面の一例を示した概略図。

【図６】取得情報選択時のガイダンス画面の一例を示し
た概略図。

【図７】ポイント・ツー・ポイント通信手順の接続要求
を受信した場合における、ネットワークファクシミリ装
置ＦＸおよびワークステーション装置ＷＳの一例を示し
たフローチャート。

【符号の説明】

ＦＸ，ＦＸ１〜ＦＸ３ ネットワークファクシミリ装置 ＷＳ，ＷＳ１〜ＷＳｎ ワークステーション装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ローカルエリアネットワークを介してデ
   ータ伝送する機能を備えるとともに、公衆網を介し、フ
   ァクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を
   用いてファクシミリデータをやりとりする機能を備えた
   複数のネットワークファクシミリ装置と、ローカルエリ
   アネットワークに接続された複数のワークステーション
   装置を備えてなるネットワークファクシミリ通信システ
   ムの制御方法において、 上記ネットワークファクシミリ装置は、他のネットワー
   クファクシミリ装置に対して、所定の登録情報の受信を
   要求して受信する一方、他のネットワークファクシミリ
   装置より上記所定の登録情報の受信が要求されると、そ
   の所定の登録情報の内容を読み出して、上記他のネット
   ワークファクシミリ装置へ送信することを特徴とするネ
   ットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
2. 【請求項２】 ローカルエリアネットワークを介してデ
   ータ伝送する機能を備えるとともに、公衆網を介し、フ
   ァクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を
   用いてファクシミリデータをやりとりする機能を備えた
   複数のネットワークファクシミリ装置と、ローカルエリ
   アネットワークに接続された複数のワークステーション
   装置を備えてなるネットワークファクシミリ通信システ
   ムの制御方法において、 上記ネットワークファクシミリ装置は、上記ワークステ
   ーション装置に対して、所定の登録情報の受信を要求し
   て受信する一方、 上記ワークステーション装置は、ネットワークファクシ
   ミリ装置より上記所定の登録情報の受信が要求される
   と、その所定の登録情報の内容を読み出して、上記ネッ
   トワークファクシミリ装置へ送信することを特徴とする
   ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
3. 【請求項３】 前記ネットワークファクシミリ装置は、
   前記他のネットワークファクシミリ装置より受信した前
   記所定の登録情報の内容を検査し、その所定の登録情報
   の登録形式が自端末で使用する登録情報の登録形式に一
   致しない場合には、その旨を可視表示することを特徴と
   する請求項１記載のネットワークファクシミリ通信シス
   テムの制御方法。
4. 【請求項４】 前記ネットワークファクシミリ装置は、
   前記ワークステーション装置より受信した前記所定の登
   録情報の内容を検査し、その所定の登録情報の登録形式
   が自端末で使用する登録情報の登録形式に一致しない場
   合には、その旨を可視表示することを特徴とする請求項
   ２記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御
   方法。