JP2001265698A

JP2001265698A - ネットワークファクシミリ装置

Info

Publication number: JP2001265698A
Application number: JP2000071745A
Authority: JP
Inventors: Toshibumi Shobu; 俊文菖蒲
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2000-03-15
Filing date: 2000-03-15
Publication date: 2001-09-28

Abstract

(57)【要約】【課題】効率的な受領確認動作を行うことができるよ
うにするネットワークファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。【解決手段】受信した電子メールがＭＤＮ要求メール
であった場合、指定された受領確認メール送付先のメー
ルアドレスに応じてＭＤＮの受領確認メールを作成する
か否かを判断しているので、受領確認メールの送付量を
軽減でき、その結果、インターネットのトラフィックを
増加することが抑制され、また、通信資源を有効に活用
することができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて情報を
やりとりする機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄
積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備
えたネットワークファクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ネットワークに接続し、そのネッ
トワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機
能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録
出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワーク
ファクシミリ装置が実用されている。

【０００３】このようなネットワークファクシミリ装置
を用いると、例えば、ネットワーク上のワークステーシ
ョン装置（例えば、パーソナルコンピュータ装置など）
との間で画情報のやりとりが可能となるとともに、ネッ
トワークとしてインターネットを適用した場合には、遠
隔地間の画情報通信の通信費用を低減することができる
など、有用である。

【０００４】ところで、ネットワークファクシミリ装置
を用いて画情報送信したとき、この場合には、電子メー
ルを用いて画情報を送信するので、相手先に画情報が確
実の届いているのか確認することができない。

【０００５】そこで、インターネットにおける電子メー
ルシステムには、送信した電子メールが相手ユーザで処
理されたことを確認することができる仕組みとして、Ｍ
ＤＮ（ＭｅｓｓａｇｅＤｉｓｐｏｓｉｔｏｉｎＮｏ
ｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）が規定されている。

【０００６】したがって、このＭＤＮを利用すること
で、送信ユーザは、自分が行った送信動作について、画
情報が相手先で受領されたのかどうかを確実に知ること
ができる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】そのために、ネットワ
ークファクシミリ装置においては、デフォルトの機能と
して、ＭＤＮ要求を常に出すような設定にしておくこと
で、送信側ユーザが送信結果を常に知ることができるよ
うにすることが想定される。

【０００８】このように、ネットワークファクシミリ装
置における画情報通信時、画情報を運ぶ電子メールがＭ
ＤＮ要求をすることとなると、１つの電子メールについ
て、１つのＭＤＮ要求に対する受領確認メールが送信元
（あるいは、受領指定先）へと送信されることとなり、
ネットワーク上のトラフィックが増えるので、好ましく
ない状況を生じるおそれがある。

【０００９】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、効率的な受領確認動作を行うことができるよ
うにするネットワークファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
に接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて情
報をやりとりする機能と、ファクシミリ画情報の作成、
蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を
備えたネットワークファクシミリ装置において、ＭＤＮ
要求メールに対応した受領確認メールを作成して送出す
る受領確認メール処理機能手段と、上記ＭＤＮ要求メー
ルに対応した上記受領確認メールの作成を、上記ＭＤＮ
要求メールにセットされている上記受領確認メールの送
付先によって制御する受領確認メール作成制御手段を備
えたものである。

【００１１】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段と、上記受領確認メールを送出するメールアド
レスを記憶した受領確認通知テーブルと、受信した電子
メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、上記ＭＤＮ
要求メールにセットされている上記受領確認メールの送
付先メールアドレスが上記受領確認通知テーブルに登録
されているときには、上記受領確認メールを作成して、
当該送付先メールアドレスへ送信する一方、上記ＭＤＮ
要求メールにセットされている上記受領確認メールの送
付先メールアドレスが上記受領確認通知テーブルに登録
されていないときには、上記受領確認メールを作成しな
い受領確認メール作成制御手段を備えたものである。

【００１２】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段と、上記受領確認メールを送出するメールアド
レスを記憶した受領確認通知テーブルと、受信した電子
メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、上記ＭＤＮ
要求メールにセットされている上記受領確認メールの送
付先メールアドレスのドメイン名が上記受領確認通知テ
ーブルに登録されているいずれかのメールアドレスのド
メイン名に一致するときには、上記受領確認メールを作
成して、当該送付先メールアドレスへ送信する一方、上
記ＭＤＮ要求メールにセットされている上記受領確認メ
ールの送付先メールアドレスのドメイン名が上記受領確
認通知テーブルに登録されているいずれのメールアドレ
スのドメイン名にも一致しないときには、上記受領確認
メールを作成しない受領確認メール作成制御手段を備え
たものである。

【００１３】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メー
ルである場合、その受信電子メールを一旦蓄積し、ユー
ザの取り出し操作があった場合に、当該受信電子メール
に対応した受信原稿を記録出力するとともに、上記受信
電子メールに対応した上記受領確認メールを作成して、
上記受信電子メールにセットされている送付先メールア
ドレスへ送信するようにしたものである。

【００１４】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メー
ルである場合、その受信電子メールを一旦蓄積し、ユー
ザの取り出し操作があった場合に、当該受信電子メール
に対応した受信原稿を記録出力するとともに、対応する
受領確認メールの送付をユーザへ問い合わせ、ユーザか
ら受領確認メールの送付が指令された場合に限り、上記
受信電子メールに対応した上記受領確認メールを作成し
て、上記受信電子メールにセットされている送付先メー
ルアドレスへ送信するようにしたものである。

【００１５】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メー
ルである場合、その受信電子メールを一旦蓄積し、あら
かじめ登録されているメールアドレス対して、ＭＤＮ要
求メールを受信した旨を通知するＭＤＮ要求メール通知
メールを作成して送信し、ユーザの取り出し操作があっ
た場合に、当該受信電子メールに対応した受信原稿を記
録出力するとともに、上記受信電子メールに対応した上
記受領確認メールを作成して、上記受信電子メールにセ
ットされている送付先メールアドレスへ送信するように
したものである。

【００１６】また、ネットワークに接続し、そのネット
ワーク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能
と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出
力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークフ
ァクシミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した
受領確認メールを作成して送出する受領確認メール処理
機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メー
ルである場合、その受信電子メールを一旦蓄積し、あら
かじめ登録されているメールアドレス対して、ＭＤＮ要
求メールを受信した旨を通知するＭＤＮ要求メール通知
メールを作成して送信し、ユーザの取り出し操作があっ
た場合に、当該受信電子メールに対応した受信原稿を記
録出力するとともに、対応する受領確認メールの送付を
ユーザへ問い合わせ、ユーザから受領確認メールの送付
が指令された場合に限り、上記受信電子メールに対応し
た上記受領確認メールを作成して、上記受信電子メール
にセットされている送付先メールアドレスへ送信するよ
うにしたものである。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。

【００１８】図１は、本発明の一実施例にかかる通信シ
ステムの概略を示している。

【００１９】同図において、ネットワークファクシミリ
装置ＩＦＡＸは、電子メールを用いて画情報通信を行う
機能と、ファクシミリ装置機能を少なくとも備えたもの
であり、それぞれアナログ公衆網ＰＳＴＮに接続し、イ
ンターネットサービスプロバイダＩＳＰを介してインタ
ーネットＩＮＥＴへ接続する。

【００２０】また、ネットワークファクシミリ装置ＩＦ
ＡＸは、インターネットサービスプロバイダＩＳＰに対
して、ダイアルアップ接続のための加入者契約をしてお
り、ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸは、インタ
ーネットサービスプロバイダＩＳＰに対して、ダイアル
アップ接続を行った後に、インターネットＩＮＥＴに設
置されているメールサーバ装置ＭＳに対して、電子メー
ルの送信または電子メールの受信を行う。

【００２１】また、この場合、ネットワークファクシミ
リ装置ＩＦＡＸは、メールサーバ装置ＭＳにメールアカ
ウントを設けており、このメールアカウントを利用して
電子メールの送受信サービスを受けることができる。

【００２２】図２は、ネットワークファクシミリ装置Ｉ
ＦＡＸの構成例を示している。このネットワークファク
シミリ装置ＩＦＡＸは、ダイアルアップ接続によりＩＳ
Ｐを介してインターネットに接続され、電子メールを用
いて画情報通信を行う機能と、アナログ公衆網ＰＳＴＮ
を介して他のグループ３ファクシミリ装置との間で所定
のファクシミリ伝送手順を用いてファクシミリデータを
やりとりする機能と、グループ３ファクシミリ装置機能
を備えている。

【００２３】同図において、システム制御部１は、この
ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸの各部の制御処
理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種
制御処理を行うものであり、システムメモリ２は、シス
テム制御部１が実行する制御処理プログラム、および、
処理プログラムを実行するときに必要な各種データなど
を記憶するとともに、システム制御部１のワークエリア
を構成するものであり、パラメータメモリ３は、このネ
ットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸに固有な各種の情
報を記憶するためのものであり、時計回路４は、現在時
刻情報を出力するものである。

【００２４】スキャナ５は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ６は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
７は、このネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸを操
作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の
表示器からなる。

【００２５】符号化復号化部８は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置９は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。

【００２６】グループ３ファクシミリモデム１０は、グ
ループ３ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能（Ｖ．２１モデム）、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能（Ｖ．１７モデム、
Ｖ．３４モデム、Ｖ．２９モデム、Ｖ．２７ｔｅｒモデ
ムなど）を備えている。

【００２７】網制御装置１１は、このネットワークファ
クシミリ装置ＩＦＡＸをアナログ公衆網ＰＳＴＮに接続
するとともに、グループ３ファクシミリモデム１０によ
りデータ通信を行うためのものである。また、この網制
御装置１１は、ファクシミリ送受信のために、自動発着
信機能を備えている。

【００２８】データモデム１２は、所定のデータモデム
機能を備え、インターネットサービスプロバイダＩＳＰ
との間でデータをやりとりするためのものであり、網制
御装置１３は、データモデム１２をアナログ公衆網ＰＳ
ＴＮへ接続するためのものである。また、この網制御装
置１３は、インターネットサービスプロバイダＩＳＰへ
ダイアルアップ接続するために使用されるので、自動発
信機能のみを備えている。

【００２９】インターネット伝送制御部１４は、データ
モデム１２を介してインターネットＩＮＥＴ上の各種サ
ーバ装置や他のデータ端末装置との間で種々のデータを
やりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通
信制御処理を実行するためのものである。

【００３０】これらの、システム制御部１、システムメ
モリ２、パラメータメモリ３、時計回路４、スキャナ
５、プロッタ６、操作表示部７、符号化復号化部８、画
像蓄積装置９、グループ３ファクシミリモデム１０、網
制御装置１１，１３、データモデム１２、および、イン
ターネット伝送制御部１４は、内部バス１５に接続され
ており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主
としてこの内部バス１５を介して行われている。

【００３１】ここで、本実施例において、基本的には、
インターネットＩＮＥＴ上のデータのやりとりは、いわ
ゆるＴＣＰ／ＩＰと呼ばれるトランスポートレイヤまで
の伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロ
トコルとの組み合わせ（いわゆるプロトコルスイート）
が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのや
りとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてＳＭＴＰ
（ＳｉｍｐｌｅＭａｉｌＴｒａｎｓｆｅｒＰｒｏ
ｔｏｃｏｌ）という通信プロトコルが適用される。

【００３２】また、このネットワークファクシミリ装置
ＩＦＡＸがインターネット上のメールサーバ装置ＭＳに
対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求な
どのために適用するプロトコルとしては、いわゆるＰＯ
Ｐ（ＰｏｓｔＯｆｆｉｃｅＰｒｏｔｏｃｏｌ）などを
適用することができる。

【００３３】また、ＴＣＰ／ＩＰ，ＳＭＴＰ，ＰＯＰな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれＩＥＴＦ（Ｉｎ
ｔｅｒｎｅｔＥｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇＴａｓｋＦ
ｏｒｃｅ）というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているＲＦＣ（Ｒｅｑｕｅ
ｓｔＦｏｒＣｏｍｍｅｎｔｓ）文書により規定され
ている。例えば、ＴＣＰはＲＦＣ７９３、ＩＰはＲＦＣ
７９３、ＳＭＴＰはＲＦＣ８２１、電子メールの形式
は、ＲＦＣ８２２，ＲＦＣ１５２１，ＲＦＣ１５２２
（ＭＩＭＥ（ＭｕｌｔｉＰｕｒｐｏｓｅＭａｉｌ
Ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ）形式（後述））などでそれぞれ規
定されている。

【００３４】そして、ネットワークファクシミリ装置Ｉ
ＦＡＸは、読み取った原稿画像をアナログ公衆網ＰＳＴ
Ｎを介して他のグループ３ファクシミリ装置へ送信する
とともに、その原稿画像を電子メールを用い、インター
ネットＩＮＥＴを介して他のユーザまたはネットワーク
ファクシミリ装置ＩＦＡＸへ送信する。また、アナログ
公衆網ＰＳＴＮを介して他のグループ３ファクシミリ装
置より画情報を受信し、さらに、インターネットＩＮＥ
Ｔの他のユーザまたはネットワークファクシミリ装置Ｉ
ＦＡＸより電子メールで受信した画情報を記録出力する
ようにしている。また、このようなインターネット接続
機能と、アナログ公衆網ＰＳＴＮの接続機能を利用し
て、両者にわたる画情報の転送機能も備えることがあ
る。

【００３５】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法（例えば、
Ｂａｓｅ６４符号化方法）を適用して可読情報（７ビッ
トのキャラクタコード）に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をＭＩＭＥ形式という。

【００３６】また、電子メールで運ばれる画情報は、元
の画像データをＭＨ符号化で圧縮し、それをＴＩＦＦ−
Ｆフォーマットへ変換したものであり、したがって、Ｍ
ＩＭＥエンコードデータとしては、このＴＩＦＦ−Ｆデ
ータをＭＩＭＥ変換したものが配置される。

【００３７】ここで、ＴＩＦＦ−Ｆフォーマットでは、
複数ページの画像データを１つのファイルとしてまとめ
ることができるので、１つのバイナリパート部に、複数
ページからなる１つの送信画情報ファイルのデータを配
置することができる。

【００３８】また、このネットワークファクシミリ装置
ＩＦＡＸは、ＭＤＮ要求が指示された電子メールを受信
すると、対応する受領確認メールを作成し、指定された
送付先へと送信する。

【００３９】ここに、ＭＤＮは、受信端末までの送達確
認のために用いられる。したがって、ＭＤＮの機能は、
端末であるネットワークファクシミリ装置ＦＸに搭載さ
れる。また、このＭＤＮの詳細については、ＲＦＣ２２
９８で規定されている。

【００４０】例えば、本実施例において、ＭＤＮによる
送達確認、すなわち、受領確認を受けようとする場合、
画情報を送信する電子メールのヘッダ情報には、「Ｄｉ
ｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ−Ｔ
ｏ」フィールドを設ける。また、この「Ｄｉｓｐｏｓｉ
ｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ−Ｔｏ」フィール
ドの値は、自端末に設定されているメールボックスのア
ドレス、すなわち、メールアドレスを配置する。

【００４１】一方、ＭＤＮの受領確認メールは、ヘッダ
情報に「Ｆｉｎａｌ−Ｒｅｃｉｐｉｅｎｔ」フィールド
を含み、さらに、「Ｏｒｉｇｉｎａｌ−Ｍｅｓｓａｇｅ
−ＩＤ」フィールドを含む。「Ｆｉｎａｌ−Ｒｅｃｉｐ
ｉｅｎｔ」フィールドの値は、ユーザが電子メールを表
示したり、あるいは、処理した旨をあらわす内容が配置
され、また、「Ｏｒｉｇｉｎａｌ−Ｍｅｓｓａｇｅ−Ｉ
Ｄ」フィールドには、ＭＤＮを要求した電子メールの
「Ｍｅｓｓａｇｅ−ＩＤ」の値が配置される。

【００４２】また、本実施例では、全てのＭＤＮ要求を
受け付けるわけではなく、図３に示すような受領確認通
知テーブルに登録されているメールアドレスまたはその
メールアドレスのドメイン名をもつ配送先のみ、ＭＤＮ
要求を受け付けるようにしている。なお、メールアドレ
スのフルネームで比較するか、あるいは、ドメイン名で
比較するかは、このネットワークファクシミリ装置ＩＦ
ＡＸに設定することができる。

【００４３】ここで、この受領確認通知テーブルの各要
素であるメールアドレスは、ユーザにより適宜に入力さ
れるものである。

【００４４】したがって、本実施例では、受信した電子
メールがＭＤＮ要求メールであった場合、そのヘッダ情
報の「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉ
ｏｎ−Ｔｏ」フィールドの値にセットされているメール
アドレスが、受領確認通知テーブルのメールアドレスに
一致するか、あるいは、そのメールアドレスのメールア
ドレスが、受領確認通知テーブルのいずれかのメールア
ドレスのドメイン名に一致する場合にのみ、ＭＤＮの受
領確認メールが作成されて送付されるので、いたずらに
インターネットＩＮＥＴのトラフィックを増加すること
が抑制され、また、通信資源を有効に活用することがで
きる。

【００４５】また、本実施例では、ダイアルアップ接続
によりインターネットサービスプロバイダＩＳＰへ接続
し、インターネットＩＮＥＴに接続するために、電子メ
ールをやりとりする際には、その通信費用が累積する
が、上述したように、限られた相手にのみ受領確認メー
ルを送信するため、受領確認メールを送付するためのダ
イアルアップ接続回数を低減できるので、通信費用を軽
減することができる。

【００４６】図４および図５は、ネットワークファクシ
ミリ装置ＩＦＡＸが電子メール受信時に実行する処理の
一例を示している。この電子メール受信動作は、一定時
間間隔（例えば、３０分）で起動される。

【００４７】まず、インターネットサービスプロバイダ
ＩＳＰへ発呼し、インターネットサービスプロバイダＩ
ＳＰに契約しているユーザ名やパスワードなどを適用
し、所定のダイアルアップ接続プロトコルを実行してダ
イアルアップ接続する（処理１０１）。

【００４８】次いで、メールサーバ装置ＭＳのＰＯＰサ
ーバへ接続し（処理１０２）、自端末宛の未読メールが
受信されているかどうかを問い合わせる（処理１０
３）。未読メールが受信されていない場合で、判断１０
４の結果がＮＯになるときには、ＰＯＰサーバとの接続
を終了し（処理１０５）、インターネットサービスプロ
バイダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧し（処理１
０６）、この処理を終了する。

【００４９】また、未読メールが受信されている場合
で、判断１０４の結果がＹＥＳになるときには、未読メ
ールを全部受信して取得し（処理１０７）、ＰＯＰサー
バとの接続を終了し（処理１０８）、インターネットサ
ービスプロバイダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧
する（処理１０９）。

【００５０】次いで、受信した未読メールを１つ選択し
（処理１１０）、そのヘッダ情報を解析して（処理１１
１）、「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔ
ｉｏｎ−Ｔｏ」フィールドが含まれていてＭＤＮ要求が
あるかどうかを調べる（判断１１２）。ＭＤＮ要求があ
る場合で、判断１１２の結果がＹＥＳになるときには、
「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ
−Ｔｏ」フィールドの値にセットされているメールアド
レスを受領確認メール送付先メールアドレスとして取得
し（処理１１３）、ドメイン名で比較するモードが設定
されているかどうかを調べる（判断１１４）。

【００５１】判断１１４の結果がＹＥＳになるときに
は、その送付先メールアドレスのドメイン名が、受領確
認通知テーブルのいずれかのメールアドレスのドメイン
名に一致するかどうかを検索する（処理１１５）。ま
た、判断１１４の結果がＮＯになるときには、メールア
ドレスのフルネームで比較するモードが設定されている
かどうかを調べる（判断１１６）。

【００５２】判断１１６の結果がＹＥＳになるときに
は、その送付先メールアドレスが、受領確認通知テーブ
ルのいずれかのメールアドレスに一致するかどうかを検
索する（処理１１７）。

【００５３】このような検索処理１１６，１１７によ
り、該当するドメイン名またはメールアドレスが見つか
った場合（判断１１８の結果がＹＥＳ）、上述したよう
な形式の対応する受領確認メールを作成し、保存する
（処理１１９）。

【００５４】次いで、選択した未読メールの本文情報か
ら画情報を取り出して、元の画像データを作成し、その
画像データをプロッタ６へ転送して、受信原稿を記録出
力し（処理１２０）、記録出力を終了した未読メールを
削除する（処理１２１）。

【００５５】また、検索処理１１６，１１７により、該
当するドメイン名またはメールアドレスが見つからなか
った場合で、判断１１８の結果がＮＯになるときには、
処理１１９を実行せずに、処理１２０へ移行する。ま
た、選択した未読メールがＭＤＮ要求メールではなく、
判断１１２の結果がＮＯになるとき、または、送付先メ
ールアドレスをドメイン名と比較するモードも、メール
アドレスのフルネームで比較するモードも設定されてい
ない場合で、判断１１６の結果がＮＯになるときには、
処理１２０へ移行する。

【００５６】このようにして、選択した１つの未読メー
ルの処理が終了すると、全ての未読メールの処理が終了
したかどうかを調べ（判断１２２）、判断１２２の結果
がＮＯになるときには、処理１１０へ戻り、残りの未読
メールについて、同様の処理を実行する。

【００５７】また、全ての未読メールの処理が終了し
て、判断１２２の結果がＹＥＳになるときには、そのと
きに、１つ以上の受領確認メールが保存されているかど
うかを調べる（判断１２３）。判断１２３の結果がＹＥ
Ｓになるときには、次に、受領確認メールの送信動作を
行う。

【００５８】すなわち、まず、インターネットサービス
プロバイダＩＳＰへ発呼し、インターネットサービスプ
ロバイダＩＳＰに契約しているユーザ名やパスワードな
どを適用し、所定のダイアルアップ接続プロトコルを実
行してダイアルアップ接続する（処理１２４）。

【００５９】次いで、メールサーバ装置ＭＳのＳＭＴＰ
サーバへ接続し（処理１２５）、受領確認メールを全部
ＳＭＴＰサーバへ送信する（処理１２６）。受領確認メ
ールの送信を終了すると、ＳＭＴＰサーバとの接続を終
了し（処理１２７）、インターネットサービスプロバイ
ダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧し（処理１２
８）、この処理を終了する。

【００６０】また、受領確認メールが保存されていない
場合で、判断１２３の結果がＮＯになるときには、この
処理を終了する。

【００６１】ところで、上述した実施例では、ネットワ
ークファクシミリ装置ＩＦＡＸは、受信した未読メール
の画情報を受信直後に全て記録出力し、未読メールのう
ち、ＭＤＮ要求のあったもののうち、受領確認通知が設
定されているもののみについて受領確認メールを作成
し、送信するようにしているが、ＭＤＮ要求のある電子
メールについては、記録出力を保留し、ユーザの取り出
し操作を要求するようにすることもできる。また、その
際、ＭＤＮ要求に対応する受領確認メールの送付の可否
を、ユーザの選択により指定させるようにすることもで
きる。

【００６２】このようにすることで、受信ユーザに対し
て、ＭＤＮ要求があった旨を知らせることができるとと
もに、ＭＤＮ要求に対応した受領確認メールの送付の可
否を、ユーザの意志により決定することができるので、
ユーザの意図に沿った通信動作を行うことができる。

【００６３】図６は、この場合に、ネットワークファク
シミリ装置ＩＦＡＸが実行する電子メール受信動作の処
理の一例を示している。この電子メール受信動作は、一
定時間間隔（例えば、３０分）で起動される。

【００６４】まず、インターネットサービスプロバイダ
ＩＳＰへ発呼し、インターネットサービスプロバイダＩ
ＳＰに契約しているユーザ名やパスワードなどを適用
し、所定のダイアルアップ接続プロトコルを実行してダ
イアルアップ接続する（処理２０１）。

【００６５】次いで、メールサーバ装置ＭＳのＰＯＰサ
ーバへ接続し（処理２０２）、自端末宛の未読メールが
受信されているかどうかを問い合わせる（処理２０
３）。未読メールが受信されていない場合で、判断２０
４の結果がＮＯになるときには、ＰＯＰサーバとの接続
を終了し（処理２０５）、インターネットサービスプロ
バイダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧し（処理２
０６）、この処理を終了する。

【００６６】また、未読メールが受信されている場合
で、判断２０４の結果がＹＥＳになるときには、未読メ
ールを全部受信して取得し（処理２０７）、ＰＯＰサー
バとの接続を終了し（処理２０８）、インターネットサ
ービスプロバイダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧
する（処理２０９）。

【００６７】次いで、受信した未読メールを１つ選択し
（処理２１０）、そのヘッダ情報を解析して（処理２１
１）、「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔ
ｉｏｎ−Ｔｏ」フィールドが含まれていてＭＤＮ要求が
あるかどうかを調べる（判断２１２）。

【００６８】判断２１２の結果がＮＯになるときには、
選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出し
て、元の画像データを作成し、その画像データをプロッ
タ６へ転送して、受信原稿を記録出力し（処理２１
３）、記録出力を終了した未読メールを削除する（処理
２１４）。

【００６９】また、判断２１２の結果がＹＥＳになると
きには、処理２１３，２１４を実行しない。すなわち、
この場合には、ＭＤＮ要求のある未読メールは、未読メ
ールのまま蓄積されることとなる。

【００７０】このようにして、選択した１つの未読メー
ルの処理が終了すると、全ての未読メールの処理が終了
したかどうかを調べ（判断２１５）、判断２１５の結果
がＮＯになるときには、処理２１０へ戻り、残りの未読
メールについて、同様の処理を実行する。

【００７１】また、全ての未読メールの処理が終了し
て、判断２１５の結果がＹＥＳになるときには、この処
理を終了する。

【００７２】図７および図８は、未読メールを蓄積して
いる場合に、ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸが
実行する処理の一例を示している。

【００７３】まず、１つ以上の未読メールが保存されて
いるかどうかを調べる（判断３０１）。判断３０１の結
果がＹＥＳになるときには、次に、未読メールの処理動
作を行う。

【００７４】すなわち、まず、未読メールを１つ選択し
（処理３０２）、そのヘッダ情報の「Ｄｉｓｐｏｓｉｔ
ｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ−Ｔｏ」フィールド
の値にセットされているメールアドレスを受領確認メー
ル送付先メールアドレスとして取得し（処理３０３）、
受信メール取り出し要求のためのガイダンスメッセージ
を操作表示部７に表示して、ユーザに対し、受信メール
取り出し操作を行うように促す（処理３０４）。この状
態で、ユーザが受信メール取り出し操作をするまで待つ
（判断３０５のＮＯループ）。

【００７５】ガイダンスメッセージを確認したユーザ
が、受信メール取り出し操作を行った場合で、判断３０
５の結果がＹＥＳになるときには、選択した未読メール
の本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを
作成し、その画像データをプロッタ６へ転送して、受信
原稿を記録出力し（処理３０６）、記録出力を終了した
未読メールを削除する（処理３０７）。

【００７６】次いで、そのときに、ＭＤＮ要求に対応す
る受領確認メールの送付の可否を、ユーザの選択により
指定させるモードがセットされているかどうかを調べる
（判断３０８）。

【００７７】判断３０８の結果がＹＥＳになるときに
は、ユーザに対して、受領確認メール送付先メールアド
レスを提示し、受領確認メールを送付するか否かの指定
操作を要求するガイダンスメッセージを表示する（処理
３０９）。

【００７８】これにより、ユーザが受領確認メールを送
付する旨を指定した場合で、判断３１０の結果がＹＥＳ
になるときには、上述したような形式の対応する受領確
認メールを作成し、保存する（処理３１１）。また、判
断３０８の結果がＮＯになるときには、処理３０９、判
断３１０をスキップし、処理３１１へ移行して、受領確
認メールを作成し、保存する。

【００７９】次いで、全ての未読メールについて処理を
終了したかどうかを調べ（判断３１２）、判断３１２の
結果がＮＯになるときには、処理３０２へ戻り、残りの
未読メールについて同様の処理を実行する。

【００８０】また、全ての未読メールについて処理を終
了した場合で、判断３１２の結果がＹＥＳになるときに
は、１つ以上の受領確認メールが保存されているかどう
かを調べる（判断３１３）。判断３１３の結果がＹＥＳ
になるときには、次に、受領確認メールの送信動作を行
う。

【００８１】すなわち、まず、インターネットサービス
プロバイダＩＳＰへ発呼し、インターネットサービスプ
ロバイダＩＳＰに契約しているユーザ名やパスワードな
どを適用し、所定のダイアルアップ接続プロトコルを実
行してダイアルアップ接続する（処理３１４）。

【００８２】次いで、メールサーバ装置ＭＳのＳＭＴＰ
サーバへ接続し（処理３１５）、受領確認メールを全部
ＳＭＴＰサーバへ送信する（処理３１６）。受領確認メ
ールの送信を終了すると、ＳＭＴＰサーバとの接続を終
了し（処理３１７）、インターネットサービスプロバイ
ダＩＳＰとの接続を終了して、回線復旧し（処理３１
８）、この処理を終了する。

【００８３】また、受領確認メールが保存されていない
場合で、判断３１３の結果がＮＯになるときには、この
処理を終了する。

【００８４】なお、上述した実施例では、アナログ公衆
網ＰＳＴＮを介してインターネットサービスプロバイダ
ＩＳＰへ接続しているが、デジタル公衆網ＩＳＤＮを介
してインターネットサービスプロバイダＩＳＰへ接続す
る場合にも、本発明を同様にして適用することができ
る。

【００８５】図９は、本発明の他の実施例にかかるネッ
トワークシステムを示している。

【００８６】同図において、ローカルエリアネットワー
クＬＡＮには、複数のワークステーション装置ＷＳ１〜
ＷＳｎ、メールサーバ装置ＳＭ、および、ネットワーク
ファクシミリ装置ＦＸが接続されているとともに、ルー
タ装置ＲＴを介してインターネットへ接続されている。
したがって、ワークステーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎ、
メールサーバ装置ＳＭ、および、ネットワークファクシ
ミリ装置ＦＸは、インターネットを介し、他の適宜な端
末装置との間でデータをやりとりすることができる。

【００８７】ここで、メールサーバ装置ＳＭは、ローカ
ルエリアネットワークＬＡＮに接続されているワークス
テーション装置ＷＳ１〜ＷＳｎを利用するユーザ、およ
び、ネットワークネットワークファクシミリ装置ＦＸに
対して、周知の電子メールの収集および配布のサービス
を提供するものである。

【００８８】また、ローカルエリアネットワークＬＡＮ
は、ルータ装置ＲＴを介して、インターネットへと接続
され、それにより、ワークステーション装置ＷＳ１〜Ｗ
Ｓｎ、メールサーバ装置ＳＭ、および、ネットワークフ
ァクシミリ装置ＦＸは、他のローカルエリアネットワー
ク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデー
タのやりとりが可能である。

【００８９】また、ワークステーション装置ＷＳ１〜Ｗ
Ｓｎには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力す
るファクシミリアプリケーションソフトウェア、およ
び、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して種々の
データのやりとりを行うための種々のソフトウェアなど
の種々のプログラムが導入されており、特定のユーザに
より使用されるものである。ここで、特定のユーザは、
一人または複数人のユーザであってよい。

【００９０】また、ネットワークファクシミリ装置ＦＸ
は、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやり
とりするための電子メール処理機能、および、公衆網
（ＰＳＴＮ）に接続し、この公衆網を伝送路として用い
てグループ３ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を
行う伝送機能を備えている。

【００９１】図１０は、ネットワークファクシミリ装置
ＦＸの構成例を示している。

【００９２】同図において、システム制御部２１は、こ
のネットワークファクシミリ装置ＦＸの各部の制御処
理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種
制御処理を行うものであり、システムメモリ２２は、シ
ステム制御部２１が実行する制御処理プログラム、およ
び、処理プログラムを実行するときに必要な各種データ
などを記憶するとともに、システム制御部２１のワーク
エリアを構成するものであり、パラメータメモリ２３
は、このネットワークファクシミリ装置ＦＸに固有な各
種の情報を記憶するためのものであり、時計回路２４
は、現在時刻情報を出力するものである。

【００９３】スキャナ２５は、所定の解像度で原稿画像
を読み取るためのものであり、プロッタ２６は、所定の
解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表
示部２７は、このネットワークファクシミリ装置ＦＸを
操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種
の表示器からなる。

【００９４】符号化復号化部２８は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置２９
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。

【００９５】グループ３ファクシミリモデム３０は、グ
ループ３ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能（Ｖ．２１モデム）、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能（Ｖ．１７モデム、
Ｖ．３４モデム、Ｖ．２９モデム、Ｖ．２７ｔｅｒモデ
ムなど）を備えている。

【００９６】網制御装置３１は、このネットワークファ
クシミリ装置ＦＸをアナログ公衆網ＰＳＴＮに接続する
ためのものであり、自動発着信機能を備えている。

【００９７】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路３２は、このネットワークファクシミリ装置Ｆ
ＸをローカルエリアネットワークＬＡＮに接続するため
のものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部
３３は、ローカルエリアネットワークＬＡＮを介して、
他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりす
るための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理
を実行するためのものである。

【００９８】これらの、システム制御部２１、システム
メモリ２２、パラメータメモリ２３、時計回路２４、ス
キャナ２５、プロッタ２６、操作表示部２７、符号化復
号化部２８、画像蓄積装置２９、グループ３ファクシミ
リモデム３０、網制御装置３１、および、ローカルエリ
アネットワーク伝送制御部３３は、内部バス３４に接続
されており、これらの各要素間でのデータのやりとり
は、主としてこの内部バス３４を介して行われている。

【００９９】また、網制御装置３１とグループ３ファク
シミリモデム３０との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。

【０１００】ここで、本実施例において、基本的には、
ローカルエリアネットワークＬＡＮに接続されている端
末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるＴＣＰ／Ｉ
Ｐと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコ
ルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み
合わせ（いわゆるプロトコルスイート）が適用して行わ
れる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位
レイヤの通信プロトコルとしてＳＭＴＰという通信プロ
トコルが適用される。

【０１０１】また、各端末がメールサーバ装置ＳＭに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるＰＯＰ
などを適用することができる。

【０１０２】そして、ネットワークファクシミリ装置Ｆ
Ｘは、読み取った原稿画像をアナログ公衆網ＰＳＴＮを
介して他のグループ３ファクシミリ装置へ、または、ロ
ーカルエリアネットワークＬＡＮ（さらには、インター
ネット）を介してワークステーション装置ＷＳ１〜ＷＳ
ｎのユーザや他のネットワークファクシミリ装置ＦＸへ
送信するとともに、アナログ公衆網ＰＳＴＮを介して他
のグループ３ファクシミリ装置より受信した画情報を、
そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに
対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ロ
ーカルエリアネットワークＬＡＮのワークステーション
ＷＳより（電子メールで）受信した画情報を、指定され
たアナログ公衆網ＰＳＴＮのグループ３ファクシミリ装
置へ転送する転送サービス機能等を備えている。

【０１０３】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。

【０１０４】また、このネットワークファクシミリ装置
ＩＦＡＸは、ＭＤＮ要求が指示された電子メールを受信
すると、対応する受領確認メールを作成し、指定された
送付先へと送信する機能も備えている。

【０１０５】また、本実施例では、上述した実施例と同
様に、受領確認メールの送付先を制限するための情報と
して、図１１（ａ）に示したような受領確認通知テーブ
ルを備えるとともに、同図（ｂ）に示したようなＭＤＮ
要求通知先メールアドレスを記憶している。

【０１０６】図１２および図１３は、ネットワークファ
クシミリ装置ＦＸが電子メール受信時に実行する処理の
一例を示している。この電子メール受信動作は、一定時
間間隔（例えば、１０分）で起動される。

【０１０７】まず、メールサーバ装置ＳＭのＰＯＰサー
バへ接続し（処理４０１）、自端末宛の未読メールが受
信されているかどうかを問い合わせる（処理４０２）。
未読メールが受信されていない場合で、判断４０３の結
果がＮＯになるときには、ＰＯＰサーバとの接続を終了
し（処理４０４）、この処理を終了する。

【０１０８】また、未読メールが受信されている場合
で、判断４０３の結果がＹＥＳになるときには、未読メ
ールを全部受信して取得し（処理４０５）、ＰＯＰサー
バとの接続を終了する（処理４０６）。

【０１０９】次いで、受信した未読メールを１つ選択し
（処理４０７）、そのヘッダ情報を解析して（処理４０
８）、「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔ
ｉｏｎ−Ｔｏ」フィールドが含まれていてＭＤＮ要求が
あるかどうかを調べる（判断４０９）。ＭＤＮ要求があ
る場合で、判断４０９の結果がＹＥＳになるときには、
「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ
−Ｔｏ」フィールドの値にセットされているメールアド
レスを受領確認メール送付先メールアドレスとして取得
し（処理４１０）、ドメイン名で比較するモードが設定
されているかどうかを調べる（判断４１１）。

【０１１０】判断４１１の結果がＹＥＳになるときに
は、その送付先メールアドレスのドメイン名が、受領確
認通知テーブルのいずれかのメールアドレスのドメイン
名に一致するかどうかを検索する（処理４１２）。ま
た、判断４１１の結果がＮＯになるときには、メールア
ドレスのフルネームで比較するモードが設定されている
かどうかを調べる（判断４１３）。

【０１１１】判断４１３の結果がＹＥＳになるときに
は、その送付先メールアドレスが、受領確認通知テーブ
ルのいずれかのメールアドレスに一致するかどうかを検
索する（処理４１４）。

【０１１２】このような検索処理４１２，４１４によ
り、該当するドメイン名またはメールアドレスが見つか
った場合（判断４１５の結果がＹＥＳ）、上述したよう
な形式の対応する受領確認メールを作成し、保存する
（処理４１６）。

【０１１３】次いで、選択した未読メールの本文情報か
ら画情報を取り出して、元の画像データを作成し、その
画像データをプロッタ６へ転送して、受信原稿を記録出
力し（処理４１７）、記録出力を終了した未読メールを
削除する（処理４１８）。

【０１１４】また、検索処理４１２，４１４により、該
当するドメイン名またはメールアドレスが見つからなか
った場合で、判断４１５の結果がＮＯになるときには、
処理４１６を実行せずに、処理４１７へ移行する。ま
た、選択した未読メールがＭＤＮ要求メールではなく、
判断４０９の結果がＮＯになるとき、または、送付先メ
ールアドレスをドメイン名と比較するモードも、メール
アドレスのフルネームで比較するモードも設定されてい
ない場合で、判断４１３の結果がＮＯになるときには、
処理４１７へ移行する。

【０１１５】このようにして、選択した１つの未読メー
ルの処理が終了すると、全ての未読メールの処理が終了
したかどうかを調べ（判断４１９）、判断４１９の結果
がＮＯになるときには、処理４０７へ戻り、残りの未読
メールについて、同様の処理を実行する。

【０１１６】また、全ての未読メールの処理が終了し
て、判断４１９の結果がＹＥＳになるときには、そのと
きに、１つ以上の受領確認メールが保存されているかど
うかを調べる（判断４２０）。判断４２０の結果がＹＥ
Ｓになるときには、次に、受領確認メールの送信動作を
行う。

【０１１７】すなわち、まず、メールサーバ装置ＭＳの
ＳＭＴＰサーバへ接続し（処理４２１）、受領確認メー
ルを全部ＳＭＴＰサーバへ送信する（処理４２２）。受
領確認メールの送信を終了すると、ＳＭＴＰサーバとの
接続を終了し（処理４２３）、この処理を終了する。

【０１１８】また、受領確認メールが保存されていない
場合で、判断４２０の結果がＮＯになるときには、この
処理を終了する。

【０１１９】このようにして、本実施例では、受信した
電子メールがＭＤＮ要求メールであった場合、そのヘッ
ダ情報の「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａ
ｔｉｏｎ−Ｔｏ」フィールドの値にセットされているメ
ールアドレスが、受領確認通知テーブルのメールアドレ
スに一致するか、あるいは、そのメールアドレスのメー
ルアドレスが、受領確認通知テーブルのいずれかのメー
ルアドレスのドメイン名に一致する場合にのみ、ＭＤＮ
の受領確認メールが作成されて送付されるので、いたず
らにインターネットＩＮＥＴのトラフィックを増加する
ことが抑制され、また、通信資源を有効に活用すること
ができる。

【０１２０】図１４は、ネットワークファクシミリ装置
ＦＸが実行する電子メール受信動作の処理の他の例を示
している。この電子メール受信動作は、一定時間間隔
（例えば、１０分）で起動される。

【０１２１】まず、メールサーバ装置ＳＭのＰＯＰサー
バへ接続し（処理５０１）、自端末宛の未読メールが受
信されているかどうかを問い合わせる（処理５０２）。
未読メールが受信されていない場合で、判断５０３の結
果がＮＯになるときには、ＰＯＰサーバとの接続を終了
し（処理５０４）、この処理を終了する。

【０１２２】また、未読メールが受信されている場合
で、判断５０３の結果がＹＥＳになるときには、未読メ
ールを全部受信して取得し（処理５０５）、ＰＯＰサー
バとの接続を終了する（処理５０６）。

【０１２３】次いで、受信した未読メールを１つ選択し
（処理５０７）、そのヘッダ情報を解析して（処理５０
８）、「Ｄｉｓｐｏｓｉｔｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔ
ｉｏｎ−Ｔｏ」フィールドが含まれていてＭＤＮ要求が
あるかどうかを調べる（判断５０９）。

【０１２４】判断５０９の結果がＮＯになるときには、
選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出し
て、元の画像データを作成し、その画像データをプロッ
タ６へ転送して、受信原稿を記録出力し（処理５１
０）、記録出力を終了した未読メールを削除する（処理
５１１）。

【０１２５】また、選択した未読メールがＭＤＮ要求の
ものであり、判断２１２の結果がＹＥＳになるときに
は、記憶しているＭＤＮ要求通知先メールアドレスに対
して、ＭＤＮ要求のある電子メールを受信している旨を
通知するためのＭＤＮ要求メール受信通知メールを作成
し（処理５１２）、メールサーバ装置ＭＳのＳＭＴＰサ
ーバへ接続し（処理５１３）、ＭＤＮ要求メール受信通
知メールをＳＭＴＰサーバへ送信する（処理５１４）。
受領確認メールの送信を終了すると、ＳＭＴＰサーバと
の接続を終了する（処理５１５）。また、この場合に
は、ＭＤＮ要求のある未読メールは、未読メールのまま
蓄積される。

【０１２６】このようにして、選択した１つの未読メー
ルの処理が終了すると、全ての未読メールの処理が終了
したかどうかを調べ（判断５１６）、判断５１６の結果
がＮＯになるときには、処理５０７へ戻り、残りの未読
メールについて、同様の処理を実行する。

【０１２７】また、全ての未読メールの処理が終了し
て、判断５１６の結果がＹＥＳになるときには、この処
理を終了する。

【０１２８】このようにして、本実施例では、ＭＤＮ要
求のある電子メールを受信したときには、登録されたユ
ーザへ電子メール（ＭＤＮ要求メール受信通知メール）
を送信して、その旨を通知するようにしているので、そ
の登録されたユーザは、そのＭＤＮ要求メール受信通知
メールを受信して確認すると、ネットワークファクシミ
リ装置ＦＸへおもむき、電子メールの取り出し操作を行
う。

【０１２９】図１５および図１６は、未読メールを蓄積
している場合に、ネットワークファクシミリ装置ＦＸが
実行する処理の一例を示している。

【０１３０】まず、１つ以上の未読メールが保存されて
いるかどうかを調べる（判断６０１）。判断６０１の結
果がＹＥＳになるときには、次に、未読メールの処理動
作を行う。

【０１３１】すなわち、まず、未読メールを１つ選択し
（処理６０２）、そのヘッダ情報の「Ｄｉｓｐｏｓｉｔ
ｉｏｎ−Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ−Ｔｏ」フィールド
の値にセットされているメールアドレスを受領確認メー
ル送付先メールアドレスとして取得し（処理６０３）、
受信メール取り出し要求のためのガイダンスメッセージ
を操作表示部７に表示して、ユーザに対し、受信メール
取り出し操作を行うように促す（処理６０４）。この状
態で、ユーザが受信メール取り出し操作をするまで待つ
（判断６０５のＮＯループ）。

【０１３２】ガイダンスメッセージを確認したユーザ
が、受信メール取り出し操作を行った場合で、判断６０
５の結果がＹＥＳになるときには、選択した未読メール
の本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを
作成し、その画像データをプロッタ６へ転送して、受信
原稿を記録出力し（処理６０６）、記録出力を終了した
未読メールを削除する（処理６０７）。

【０１３３】次いで、そのときに、ＭＤＮ要求に対応す
る受領確認メールの送付の可否を、ユーザの選択により
指定させるモードがセットされているかどうかを調べる
（判断６０８）。

【０１３４】判断６０８の結果がＹＥＳになるときに
は、ユーザに対して、受領確認メール送付先メールアド
レスを提示し、受領確認メールを送付するか否かの指定
操作を要求するガイダンスメッセージを表示する（処理
６０９）。

【０１３５】これにより、ユーザが受領確認メールを送
付する旨を指定した場合で、判断６１０の結果がＹＥＳ
になるときには、上述したような形式の対応する受領確
認メールを作成し、保存する（処理６１１）。また、判
断６０８の結果がＮＯになるときには、処理６０９、判
断６１０をスキップし、処理６１１へ移行して、受領確
認メールを作成し、保存する。

【０１３６】次いで、全ての未読メールについて処理を
終了したかどうかを調べ（判断６１２）、判断６１２の
結果がＮＯになるときには、処理６０２へ戻り、残りの
未読メールについて同様の処理を実行する。

【０１３７】また、全ての未読メールについて処理を終
了した場合で、判断６１２の結果がＹＥＳになるときに
は、１つ以上の受領確認メールが保存されているかどう
かを調べる（判断６１３）。判断６１３の結果がＹＥＳ
になるときには、次に、受領確認メールの送信動作を行
う。

【０１３８】すなわち、まず、メールサーバ装置ＭＳの
ＳＭＴＰサーバへ接続し（処理６１４）、受領確認メー
ルを全部ＳＭＴＰサーバへ送信する（処理６１５）。受
領確認メールの送信を終了すると、ＳＭＴＰサーバとの
接続を終了し（処理６１６）、この処理を終了する。

【０１３９】また、受領確認メールが保存されていない
場合で、判断６１３の結果がＮＯになるときには、この
処理を終了する。

【０１４０】このようにして、本実施例では、ＭＤＮ要
求のある電子メールについては、記録出力を保留すると
ともに、その旨を登録ユーザへ通知し、ユーザの取り出
し操作を行わせるようにしている。また、その際、ＭＤ
Ｎ要求に対応する受領確認メールの送付の可否をユーザ
の選択により指定させるようにすることもできる。

【０１４１】このようにすることで、登録ユーザに対し
て、ＭＤＮ要求があった旨を知らせることができるとと
もに、ＭＤＮ要求に対応した受領確認メールの送付の可
否を、ユーザの意志により決定することができるので、
ユーザの意図に沿った通信動作を行うことができる。

【０１４２】なお、上述した実施例では、アナログ公衆
網ＰＳＴＮに接続し、アナログ公衆網ＰＳＴＮに接続さ
れているグループ３ファクシミリ装置とファクシミリ通
信できる機能を備えているが、デジタル公衆網ＩＳＤＮ
に接続し、デジタル公衆網ＩＳＤＮに接続されているグ
ループ３／４ファクシミリ装置とファクシミリ通信でき
る機能を備えた場合にも、本発明を同様にして適用する
ことができる。

【０１４３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信した電子メールがＭＤＮ要求メールであった場合、
指定された受領確認メール送付先のメールアドレスに応
じてＭＤＮの受領確認メールを作成するか否かを判断し
ているので、受領確認メールの送付量を軽減でき、その
結果、インターネットのトラフィックを増加することが
抑制され、また、通信資源を有効に活用することができ
るという効果を得る。

【０１４４】また、受信した電子メールがＭＤＮ要求メ
ールであった場合、指定された受領確認メール送付先の
メールアドレスが、受領確認通知テーブルのメールアド
レスに一致するか、あるいは、そのメールアドレスのメ
ールアドレスが、受領確認通知テーブルのいずれかのメ
ールアドレスのドメイン名に一致する場合にのみ、ＭＤ
Ｎの受領確認メールが作成されて送付されるので、いた
ずらにインターネットＩＮＥＴのトラフィックを増加す
ることが抑制され、また、通信資源を有効に活用するこ
とができるという効果を得る。また、ダイアルアップ接
続によりインターネットに接続する場合には、限られた
相手にのみ受領確認メールを送信するため、受領確認メ
ールを送付するためのダイアルアップ接続回数を低減で
きるので、通信費用を軽減することができるという効果
も得る。

【０１４５】また、ＭＤＮ要求のある電子メールについ
ては、記録出力を保留し、ユーザの取り出し操作を要求
し、また、その際、ＭＤＮ要求に対応する受領確認メー
ルの送付の可否を、ユーザの選択により指定させるよう
にしているので、受信ユーザに対して、ＭＤＮ要求があ
った旨を知らせることができるとともに、ＭＤＮ要求に
対応した受領確認メールの送付の可否を、ユーザの意志
により決定することができるので、ユーザの意図に沿っ
た通信動作を行うことができるという効果も得る。

【０１４６】また、ＭＤＮ要求のある電子メールについ
ては、記録出力を保留するとともに、その旨を登録ユー
ザへ通知し、ユーザの取り出し操作を行わせるようにし
ており、また、その際、ＭＤＮ要求に対応する受領確認
メールの送付の可否をユーザの選択により指定させるよ
うにしているので、登録ユーザに対して、ＭＤＮ要求が
あった旨を知らせることができるとともに、ＭＤＮ要求
に対応した受領確認メールの送付の可否を、ユーザの意
志により決定することができるので、ユーザの意図に沿
った通信動作を行うことができるという効果も得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかる通信システムの概略
を示してしたブロック図。

【図２】ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸの構成
例を示したブロック図。

【図３】受領確認通知テーブルの一例を示した概略図。

【図４】ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸが電子
メール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャ
ート。

【図５】ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸが電子
メール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャ
ート（続き）。

【図６】ネットワークファクシミリ装置ＩＦＡＸが電子
メール受信時に実行する処理の他の例を示したフローチ
ャート。

【図７】未読メールを蓄積している場合に、ネットワー
クファクシミリ装置ＩＦＡＸが実行する処理の一例を示
したフローチャート。

【図８】未読メールを蓄積している場合に、ネットワー
クファクシミリ装置ＩＦＡＸが実行する処理の一例を示
したフローチャート（続き）。

【図９】本発明の他の実施例にかかるネットワークシス
テムを示したブロック図。

【図１０】ネットワークファクシミリ装置ＦＸの構成例
を示したブロック図。

【図１１】受領確認通知テーブルおよびＭＤＮ要求メー
ル受信通知メールアドレスの一例を示した概略図。

【図１２】ネットワークファクシミリ装置ＦＸが電子メ
ール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャー
ト。

【図１３】ネットワークファクシミリ装置ＦＸが電子メ
ール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャー
ト（続き）。

【図１４】ネットワークファクシミリ装置ＦＸが実行す
る電子メール受信動作の処理の他の例を示したフローチ
ャート。

【図１５】未読メールを蓄積している場合に、ネットワ
ークファクシミリ装置ＦＸが実行する処理の一例を示し
たフローチャート。

【図１６】未読メールを蓄積している場合に、ネットワ
ークファクシミリ装置ＦＸが実行する処理の一例を示し
たフローチャート（続き）。

【符号の説明】

ＦＸ，ＩＦＡＸネットワークファクシミリ装置１，２１システム制御部２，２２システムメモリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｌ 29/08 Ｈ０４Ｌ 11/20 １０１Ｂ９Ａ００１Ｈ０４Ｎ 1/00 １０７ 13/00 ３０７Ｚ 1/32 Ｆターム(参考） 5C062 AA02 AA29 AB42 AC34 AF02 BD00 5C075 AB90 BA08 CA90 CF01 5K030 GA03 GA11 HA01 HA05 HB04 HB11 HC02 HC14 HD06 JT05 KA04 KA06 LA02 5K032 AA01 CA06 CC04 CC06 DA04 DA08 DB24 5K034 AA04 AA05 CC04 DD01 EE09 EE10 EE12 FF02 HH01 HH02 HH11 HH17 HH26 MM01 MM39 NN04 NN12 NN22 NN26 9A001 CC02 DD10 JJ14

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段と、上記ＭＤＮ要求メールに対応した上記受領確認メールの
作成を、上記ＭＤＮ要求メールにセットされている上記
受領確認メールの送付先によって制御する受領確認メー
ル作成制御手段を備えたことを特徴とするネットワーク
ファクシミリ装置。
【請求項２】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段と、上記受領確認メールを送出するメールアドレスを記憶し
た受領確認通知テーブルと、受信した電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場
合、上記ＭＤＮ要求メールにセットされている上記受領
確認メールの送付先メールアドレスが上記受領確認通知
テーブルに登録されているときには、上記受領確認メー
ルを作成して、当該送付先メールアドレスへ送信する一
方、上記ＭＤＮ要求メールにセットされている上記受領
確認メールの送付先メールアドレスが上記受領確認通知
テーブルに登録されていないときには、上記受領確認メ
ールを作成しない受領確認メール作成制御手段を備えた
ことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
【請求項３】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段と、上記受領確認メールを送出するメールアドレスを記憶し
た受領確認通知テーブルと、受信した電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場
合、上記ＭＤＮ要求メールにセットされている上記受領
確認メールの送付先メールアドレスのドメイン名が上記
受領確認通知テーブルに登録されているいずれかのメー
ルアドレスのドメイン名に一致するときには、上記受領
確認メールを作成して、当該送付先メールアドレスへ送
信する一方、上記ＭＤＮ要求メールにセットされている
上記受領確認メールの送付先メールアドレスのドメイン
名が上記受領確認通知テーブルに登録されているいずれ
のメールアドレスのドメイン名にも一致しないときに
は、上記受領確認メールを作成しない受領確認メール作
成制御手段を備えたことを特徴とするネットワークファ
クシミリ装置。
【請求項４】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、そ
の受信電子メールを一旦蓄積し、ユーザの取り出し操作
があった場合に、当該受信電子メールに対応した受信原
稿を記録出力するとともに、上記受信電子メールに対応
した上記受領確認メールを作成して、上記受信電子メー
ルにセットされている送付先メールアドレスへ送信する
ようにしたことを特徴とするネットワークファクシミリ
装置。
【請求項５】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、そ
の受信電子メールを一旦蓄積し、ユーザの取り出し操作
があった場合に、当該受信電子メールに対応した受信原
稿を記録出力するとともに、対応する受領確認メールの
送付をユーザへ問い合わせ、ユーザから受領確認メール
の送付が指令された場合に限り、上記受信電子メールに
対応した上記受領確認メールを作成して、上記受信電子
メールにセットされている送付先メールアドレスへ送信
するようにしたことを特徴とするネットワークファクシ
ミリ装置。
【請求項６】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、そ
の受信電子メールを一旦蓄積し、あらかじめ登録されて
いるメールアドレス対して、ＭＤＮ要求メールを受信し
た旨を通知するＭＤＮ要求メール通知メールを作成して
送信し、ユーザの取り出し操作があった場合に、当該受
信電子メールに対応した受信原稿を記録出力するととも
に、上記受信電子メールに対応した上記受領確認メール
を作成して、上記受信電子メールにセットされている送
付先メールアドレスへ送信するようにしたことを特徴と
するネットワークファクシミリ装置。
【請求項７】ネットワークに接続し、そのネットワー
ク上で電子メールを用いて情報をやりとりする機能と、
ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力な
どのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファク
シミリ装置において、ＭＤＮ要求メールに対応した受領確認メールを作成して
送出する受領確認メール処理機能手段を備え、受信電子メールが上記ＭＤＮ要求メールである場合、そ
の受信電子メールを一旦蓄積し、あらかじめ登録されて
いるメールアドレス対して、ＭＤＮ要求メールを受信し
た旨を通知するＭＤＮ要求メール通知メールを作成して
送信し、ユーザの取り出し操作があった場合に、当該受
信電子メールに対応した受信原稿を記録出力するととも
に、対応する受領確認メールの送付をユーザへ問い合わ
せ、ユーザから受領確認メールの送付が指令された場合
に限り、上記受信電子メールに対応した上記受領確認メ
ールを作成して、上記受信電子メールにセットされてい
る送付先メールアドレスへ送信するようにしたことを特
徴とするネットワークファクシミリ装置。