JPS6344568B2 - - Google Patents

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JPS6344568B2
JPS6344568B2 JP57112791A JP11279182A JPS6344568B2 JP S6344568 B2 JPS6344568 B2 JP S6344568B2 JP 57112791 A JP57112791 A JP 57112791A JP 11279182 A JP11279182 A JP 11279182A JP S6344568 B2 JPS6344568 B2 JP S6344568B2
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JP
Japan
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control
air conditioning
mode
normal operation
monitor
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JP57112791A
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JPS592918A (ja
Inventor
Manabu Ushida
Fumio Ootsuka
Kunihiro Nakagawa
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS592918A publication Critical patent/JPS592918A/ja
Publication of JPS6344568B2 publication Critical patent/JPS6344568B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00978Control systems or circuits characterised by failure of detection or safety means; Diagnostic methods

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用空調制御装置(以下、単に
空調機とも呼ぶ)に関するものである。
[従来の技術] より好適な車室内環境の実現を目指して自動車
用空調制御装置の機能が複雑化するに従い、その
制御装置も、近年マイクロコンピユータ等を搭載
すると共に、温度センサ等の多数の検出手段から
制御に関する情報を入力し、緻密な条件判断を行
なつてダンパ開度や風量等を制御する構成となつ
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 車室内環境を制御するこうした制御装置、即
ち、自動車用空調制御装置の高度化、複雑化が進
むにつれて、外部からの入出力信号だけでは内部
の作動状態を詳細に確認することが非常に困難な
こととなり、特に空調機の異常発生時に内部作動
状態を分析するに当つては、特殊な大型検査装置
を用いなければならないという問題が生じた。し
かしながら、全国各地に点在する多くの自動車サ
ービス店で大型検査装置を設置することは極めて
困難な上、このような大型装置を自動車室内に持
ち込んで点検することは現実的でないという問題
もあつた。
また、例え大型の検査装置を用いて、アクチユ
エータ等の出力手段の制御を行なう通常の運転モ
ードを中断して、所謂モニタモードに切換え各ア
クチユエータ等の状態を保持し制御変数を調べる
といつた手法を取つたとしても、温度調整用ダン
パのように二つの相反するアクチユエータ(全開
側、全閉側)によつて目標位置に制御されるもの
(即ち、中間値制御されるもの)を用いている場
合には、モニタモードでは二つのアクチユエータ
の各々が特定の状態となつてしまうため中間値制
御が行なわれず空調状態が大きく変化してしまう
という問題が考えられた。こうした問題は、ブロ
アモータのように停止した時にヒータコアの温度
上昇といつた空調システムの他の異常を誘発する
可能性を有するアクチユエータについても同様で
あつて、通常運転モードであればブロアモータロ
ツク時の回避制御を行なう制御回路がモニタモー
ドでその実行を中断されると問題となる場合が考
えられた。
そこで、本発明は、空調機能を維持するに必要
な、即ち前述したような、空調状態が大きく変化
する、あるいは、他の異常の誘発により空調機能
を害する、特定のアクチユエータについてはモニ
タモード実行中であつても通常の運転制御を実行
できるようにした制御変数の表示機能を有する自
動車用空調制御装置を提供することを目的とした
ものである。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は問題点を解
決するための手段として次の構成をとつた。即
ち、第7図に示す如く、 少なくとも空調条件の設定を行なうパネルスイ
ツチM1と空調状態を検出する各種センサM2と
からの信号を入力する入力手段M3と、 該入力手段M3から入力された信号に基づいて
制御変数を演算すると共に、制御変数に基づく制
御信号を出力する通常運転モードを実行する制御
手段M4と、 該制御手段M4から入力された制御信号に応じ
て作動し、空調状態を変更する複数のアクチユエ
ータM5と、 を備えた自動車用空調制御装置において、 前記自動車用空調制御装置が設けられた車両に
設けられ、前記制御手段M4の通常運転モードに
おいては空調状態を表示する表示手段M6と、 特定の信号線からの信号により起動され、前記
自動車用空調制御装置の制御変数値を前記表示手
段M6に表示させるモニタモードを実行するモニ
タ制御手段M7と、 該モニタ制御手段M7によるモニタモードの実
行時に、前記複数のアクチユエータM5のうち空
調機能に維持するに必要な特定のアクチユエータ
M5に対してのみ通常の運転制御を実行するアク
チユエータ制御実行手段M8と、 を備えたことを特徴とする制御変数の表示機能を
有する自動車用空調制御装置の構成がそれであ
る。
[作用] 上記構成を有する本発明の制御変数の表示機能
を有する自動車用空調制御装置は、入力手段M3
が少なくとも空調条件の設定を行うパネルスイツ
チM1と空調状態を検出する各種センサM2とか
らの信号を入力し、制御手段M4が入力手段M3
から入力された信号に基づいて制御変数を演算す
ると共に、制御変数に基づく制御信号を出力する
通常運転モードを実行し、複数のアクチユエータ
M5が制御手段M4から入力された制御信号に応
じて作動して、空調状態を変更し、表示手段M6
が制御手段M5の通常運転モードにおいては空調
状態を表示し、モニタ制御手段M7が特定の信号
線からの信号により起動されて、制御変数値を表
示手段M6に表示させるモニタモードを実行し、
アクチユエータ制御実行手段M8がモニタ制御手
段M7によるモニタモードの実行時に、複数のア
クチユエータM5のうち空調機能を維持するに必
要な特定のアクチユエータM5に対してのみ通常
の運転制御を実行するよう働く。
[実施例] 以下図面により、本発明を一般に広く用いられ
ている冷風温風混合方式の自動車用空調制御装置
に適用した場合の実施例について説明する。
先ず、第1図は空調システムの全体を示すもの
で、通風ダクト1の上流側に外気吸込口2及び内
気吸込口3a,3bが設けられ、内外気切換えダ
ンパ4a,4bの開閉によつて通常ダクト1内に
外気又は内気が選択的に吸込まれる。該内外気切
替ダンパ4a,4bは電磁弁5a,5bで制御さ
れるダイヤフラム作動器6a,6bによつて開閉
するようになされる。7は通風ダクト1内に設置
された電動送風機(ブロワモータ)で、吸込んだ
空気を通風ダクト1の下流側へ送風するものであ
る。
冷凍サイクルは、冷媒蒸発器(エバポレータ)
8、膨脹弁9、受液器10、凝縮器11及び圧縮
機14であつて電磁クラツチ12を介して自動車
のエンジン13で駆動されるもので構成され、前
記冷媒蒸発器8によつて通風ダクト1内を通過す
る空気が冷却されるようになつている。
15はエンジン13の冷却水を熱源とする加熱
器(ヒータコア)で、通風ダクト1内の前記冷媒
蒸発器8の下流に直列に設けられ、電磁弁(ウー
オータバルブ)16によつて制御される。17は
温度調整ダンパ(エアミツクスダンパ)で、前記
加熱器15の前部に設けられ、加熱器15を通過
し加熱される空気量とバイアス通路18を通過す
る低温の空気量との割合を調整することにより吹
出温度を調整できるようになされ、該温度調整ダ
ンパ17はダイヤフラム作動器19によつて開度
が調節される。20は該ダイヤフラム作動器19
に供給する負圧を調整する負圧調整器で、2個の
電磁弁21,22を内蔵し、この2個の電磁弁2
1,22によつて負圧管23と大気解放口24と
を夫々開閉する構成とされている。これにより温
度調節ダンパ17の開度が目標値となるよう制御
される。ここで、該負圧管23にはエンジン13
の吸気負圧が加わるようになされ、また前記温度
調整用ダンパ17の開度はポテンシヨメータ25
によつて検出できるようになされている。
26は暖房用吹出口で、自動車室内の乗員足元
部に暖風を吹出し、27はデフ用吹出口で、前面
窓ガラス部に暖風を吹出し、また28は冷房用吹
出口で、室温の乗員上半身に向つて冷風を吹出す
もので、夫々の吹出口の切替は吹出モード切替ダ
ンパ29,30,31で行なわれ、この内29は
暖房用切替ダンパで、電磁弁32で制御されるダ
イヤフラム作動器33により開閉し、30,31
はデフ、冷房用切替ダンパで、電磁弁34で制御
されるダイヤフラム作動器35により開閉するよ
うになされている。
次に、第2図は制御回路のブロツク図で、マイ
クロコンピユータ36は各種の情報信号を受け、
これに基づいて予め設定された制御プログラムに
従つて演算等の処理を行ない、前記空調システム
の各種アクチユエータ、即ち電磁弁5a,5b,
16,21,22,32及び34等の作動等を電
気的に指令し、空調機全体を制御するもので、次
の各部から構成される。
37は各種運転モードを切替えるパネルスイツ
チ、38はパネルスイツチ37の入力を選択する
セレクタ、39は内気センサ、外気センサ、日射
センサ、エバ後センサ、水温センサ、ポテンシヨ
メータ25などからなる各種センサ40からの各
入力信号を選択するアナログスイツチ、41は該
アナログスイツチ39からのアナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換回路、42は制御
用プログラムを内蔵した中央処理装置(以下、
CPUと称する)、43は出力信号の制御プログラ
ムを内蔵した出力用中央処理装置(以下、CPU
と称する)、44は設定した温度を表示する設定
温度表示器、45はモード表示用ランプ46を駆
動するランプドライバ、47は各種アクチユエー
タ48、即ち前記電磁弁5a,5b,16,2
1,22,32,34及び図示しないヒータリレ
ー及びMgC用リレーを駆動するアクチユエータ
用ドライバ、49はブロワモータ7を駆動するブ
ロワモータ用ドライバ、51はブロワモータ7の
停止を検出するロツク検出回路、52は前記パネ
ルスイツチ37から有効な入力があつた時に鳴動
するブザー、53はバツクアツプ及びリセツト信
号の制御回路、54は定電圧電源回路で、エンジ
ンのイグニツシヨンスイツチを介してバツテリ5
5に接続されている。また、前記CPU42には
モニタモード用信号線56が接続され、更に前記
モード表示用ランプ46には夜間照明と減光を行
なうための夜間照明減光回路57が接続されてい
る。
次に、第3図は制御プログラムを表わすフロー
チヤートで、以下に各ステツプに表わされた処理
を説明する。
100は、電源投入等によりCPU42,43にリ
セツト信号が与えられ、プログラムの実行をスタ
ートするステツプを表わす。
101は、各ランプ、アクチユエータの出力をオ
フした後、設定温度等、バツクアツプデータを復
帰し、CPU42,43に内蔵のタイマを設定す
るなど初期設定をするステツプを表わす。
102はモニタモード用信号線56の状態から、
モニタモードか、通常運転モードかを判定するス
テツプを表わし、このステツプ102はタイヤ割込
により常時監視されるものである。
103はステツプ102で通常運転モードと判定され
た場合にパネルスイツチ37の入力をセレクタ3
8を介して読み込み、設定温度の更新及びオー
ト、マニユアルの制御を決め、有効なスイツチ入
力があつた場合はブザー52を鳴動するステツプ
を表わす。
104はオート制御の計算のために、センサ40
の値をアナログスイツチ39およびA/D変換器
41を介しA/D変換して入力するステツプを表
わす。
105はステツプ103、104で入力した情報に基づ
き、制御出力を計算するステツプを表わす。
106はステツプ105による計算結果をモード表示
用ランプ46、設定温度表示器44に表示するス
テツプを表わす。
107はステツプ105による計算結果により、各ア
クチユエータ48、ブロワモータ7の制御信号を
出力するステツプを表わす。
108は前記ステツプ102でモニタモードと判定さ
れた場合にパネルスイツチ37の入力を読み込
み、表示すべき制御変数を指定するステツプを表
わす。
109はステツプ108で入力したスイツチに応じ
て、設定温度表示器44に表示する制御変数を決
定し、2進10進変換、換算を行ない、表示用デー
タを準備するステツプを表わす。
110はステツプ108で入力したスイツチに対応す
るモード表示用ランプ46を点灯し、設定温度表
示器44にはステツプ109で準備したデータを表
示するステツプを表わす。
111はモニタモード移行直前にCPU43内の
RAMに格納されたアクチユエータ出力データを
出力するステツプを表わしている。従つてモニタ
モードに移行しても空調状態を制御する通常のア
クチユエータの出力状態はモニタモードへ移行す
る直前から変化しない。RAMにデータが保持さ
れる空調状態を制御する通常のアクチユエータは
直接閉ループ制御を要しないアクチユエータに限
られるもので、この実施例では吹出口切替、吸込
口切替、コンプレツサ出力、ウオータバルブ出力
及びブロワモータ等のアクチユエータであり、
RAMに保持されたデータは上記アクチユエータ
の出力レベルを決定するものである。特にポテン
シヨメータ25やヒートモードスイツチ(図示し
ない)等の作用を受けて多くの出力レベルを持つ
ブロワ風量を一定周期のパルスのデユーテイ変化
で制御するような場合は、該デユーテイのパルス
をそのまま維持して出力するものである。
112は温度調整用ダンパ17の開度を検出する
ポテンシヨメータ25により該ダンパ17の開度
データを入力するステツプである。
113はステツプ105で計算したダンパ開度(目標
値)とステツプ112で入力された実際のダンパ開
度とを比較して、ダンパの移動方向を決定し、電
磁弁21,22に対応する制御信号を出力するス
テツプである。
114はブロワモータのロツク検出を行うと共に、
このロツク状態等に基づくブロワモータの制御デ
ータを出力するステツプである。上記ロツク状態
の制御は、ロツク検出後、一旦電源をオフし、そ
の後一定時間ブロワモータの起動信号を出力す
る。それでもロツク状態が解除されない時は、一
定時間最大風量の起動信号を出力し、ロツク状態
が解除されたか否かを検出して、なおロツク状態
の時は空調機全体の電源をオフするものである。
従つて、モニタモード実行中であつても、特定
のアクチユエータを通常の運転制御と同様に制御
し、例えばエアミツクスダンパの開度が調整で
き、又、ブロワモータのロツク時に当該ロツク状
態を解除するための処理が行われ、このため空調
制御上の違和感を軽減できしかも空調機を非所望
な破壊等から護ることができる。
次に、第4図は表示パネルの一例を示すもの
で、71は設定温度表示器であり通常の運転モー
ドにおいては設定温度が、一方モニタモードにお
いては指示された制御変数値が表示されるもの、
72ないし80はパネルスイツチ37であり、モ
ニタモードにおいて、72はアクチユエータ出力
を表示させるためのスイツチ、73はブロワレベ
ル表示用スイツチ、74は必要吹出温度表示用ス
イツチ、75はダンパ開度表示用スイツチ、76
は内気温度表示用スイツチ、77は外気温度表示
用スイツチ、78はエバポレータ温度表示用スイ
ツチ、79はラジエータ水温表示用スイツチ、8
0は日射量等価温度表示用スイツチである。ま
た、各スイツチ72〜80はモード表示用ランプ
46を兼ねている。
次に、第5図は詳細な制御プログラムを表わす
フローチヤートで、前記表示パネル例(第4図)
に示したパネルスイツチで操作する場合に対応
し、ステツプ200〜202は前記第3図に示したフロ
ーチヤートにおけるステツプ100〜102と同様で、
ステツプ202でモニタモードか、通常運転モード
かを判定した後、通常運転モードの場合はステツ
プ203〜211を実行し、モニタモードの場合はステ
ツプ202からステツプ212へ移動し、ステツプ213
〜221でパネルスイツチ37のオン、オフを判定
し、どのスイツチも入力されていない場合はステ
ツプ210へ移行し、またスイツチのいずれかに入
力がある場合はステツプ222〜237で当該スイツチ
に対応する制御変数を表示するための処理を行な
い、ステツプ238によつて制御変数の表示が行な
われ、又ステツプ239によつて特定のアクチユエ
ータに対する出力を行い、更にステツプ240、
241、242を実行して第3図にて上述した如くダン
パ位置の検出、ダンパ開度の制御出力、モータロ
ツクの検出、モータ制御出力を行う。
ここで、表示する制御変数値は、内気温
(TR)、外気温(TAM)、日射量(ST)、エバポ
レータ温度(TE)、ラジエータ水温(TW)、必
要吹出温度(TAO)、温度調整ダンパ開度
(SW)、ブロワ風量(BWR)、2個の電磁弁2
1,22の出力制御量(MVH、MVC)および
各種アクチユエータの出力などである。
また、(TR)、(TAM)、(TE)、(TW)、(ST)
は夫々コンピユータの内部演算では8ビツト2進
数を用い、例えば、値「00」は(TR)、
(TAM)、(TE)においては−17.5℃を、(TW)
においては22.5℃を、また(ST)においては日
射量が「0」であることを各々示している。ま
た、(TAO)は16ビツト2進数を用い、例えば値
「4000」が0℃に対応する。(SW)は8ビツト2
進数を用い、例えば値「29」が0%に対応し、更
に(BWR)は4ビツト2進数を用いて風量レベ
ルを表わす。
そして、前記ステツプ238で表示される各制御
変数値(TR)、(TAM)、(TE)、(TW)、(ST)、
(TAO)は夫々温度を10進数で表示する。また、
(SW)は温度調整ダンパ17の開度を16進数2
桁で表示し、各アクチユエータの出力値は例えば
8種類の出力を、8ビツトの各ビツトに対応さ
せ、オンの時は値「1」、オフの時は値「0」に
して、これを16進数2桁(8ビツト)で表示し、
パネル上の設定温度表示器71の小数位は、ダン
パ出力制御量(MVH)及び(MVC)により、
(MVH=ON)で(MVC=OFF)の場合「5」、
(MVH=OFF)で(MVC=ON)の場合「0」、
(MVH=ON)で(MVC=ON)の場合「8」と
して表示するものである。
従つて、表示パネルのスイツチ72ないし80
を順次押して入力すれば、対応する制御変数値が
設定温度表示器71に表示され、モニタモード移
行の直前の制御状態が確認できる。
次に、第6図は他の実施例における制御プログ
ラムを表わすフローチヤートで、以下に各ステツ
プに表わされた処理を説明する。
300は電源投入等によりCPU42,43にリセ
ツト信号が与えられ、プログラムの実行をスター
トするステツプを表わす。
301は、バツクアツプデータを復帰するなど初
期設定を行うステツプを表わす。
302はパネルスイツチが操作されているかをチ
エツクしてスイツチ入力があれば、この信号をバ
ツフアに格納するステツプを表わす。
303はモニタモード用信号線56の状態から、
モニタモードか、通常運転モードかを判定するス
テツプを表わす。
304は前記ステツプ302のスイツチ入力に基づい
てマニユアルモードの判定、及び設定温度の更新
を行うステツプを表わす。
305はステツプ304でマニユアルモードと判定さ
れた場合にパネルスイツチに対応するランプのオ
ン、オフを設定すると共に、設定温度表示器用の
データを作成するステツプを表わす。
306はA/D変換回路41からの各種センサの
状態をデジタル値で入力するステツプを表わす。
307はステツプ306のセンサ入力及び設定温度の
値に基づき、必要吹出温度、オートモード時の吹
出口、吸込口、圧縮機のオン、オフ、ダンパの開
度、及びブロワの風量等を演算するステツプを表
わす。
308はモニタモード時にステツプ302により有効
なスイツチ入力があると、設定温度表示器44に
表示すべき変数を決定するステツプを表わす。
309はステツプ302により有効なスイツチ入力が
ある時に、ステツプ308で決定した変数の値と、
押されたスイツチに対応するランプのみを点灯さ
せるためのランプ用データを準備し、又有効なス
イツチ入力がない時は通常運転モードと同じデー
タを準備するステツプを表わす。
310は通常運転モードの場合はステツプ307で計
算した出力データのうちブロワレベルデータとエ
アミツクスダンパ開度データとを除いた他のデー
タを出力するステツプを表わす。但しモニタモー
ドの場合は前記ステツプ307を実行しないので出
力データはモニタモード移行直前のものが使用さ
れる。
311はステツプ305又は309で作成したランプデ
ータおよび設定温度表示器44に表示すべきデー
タ(通常モードの場合は設定温度、モニタモード
の場合は制御変数を)出力するステツプを表わ
す。
312はロツク検出回路51からの信号にもとづ
いてブロワモータのロツク検出を行うステツプを
表わす。
313はステツプ304で決定されたモード、及びス
テツプ312で検出されたブロワモータのロツク状
態等に基づいて、ブロワモータの制御データを演
算するステツプを表わす。
314はステツプ313で計算したブロワモータの制
御データを出力するステツプを表わす。
315は温度調整用ダンパ17の開度を検出する
ポテンシヨメータ25により該ダンパ17の開度
データを入力するステツプを表わす。
316はステツプ307で計算したダンパ開度(目標
値)とステツプ315で入力された実際のダンパ開
度とを比較して、ダンパの移動方向を決定するス
テツプを表わす。
317は電磁弁21,22にダンパ制御信号を出
力するステツプを表わし、該ステツプ317を実行
した後にステツプ302へ復帰する。
従つて、前記ステツプ303でモニタモードか、
通常運転モードかを判定し、通常運転モードであ
れば、各種センサの入力信号に基づいて各アクチ
ユエータの制御信号を演算、指令して制御を行
い、又モニタモードであれば表示すべき制御変数
を表示し、ステツプ304乃至307をバイパスするの
で、温度調整用ダンパ17の開度目標値はモニタ
モードに移行する直前の値で変化せず、ステツプ
315乃至317でダンパ開度制御を行い、ダンパ開度
は上記目標値に保持され、一方ブロワモータのロ
ツク時の制御はモニタモードの実行時も通常運転
モードと同様に実行されるので、モータロツクが
生じても常に安全側に制御される。
又、前記ステツプ302、303、及び310乃至317は
モニタモードと通常運転モードとの共通部分とし
てルーチンの大部分を共用しているので、モニタ
モードのためのプログラムは短いものとすること
ができる。
以上説明したこれらの実施例の自動車用空調制
御装置は、専用の検査装置を用いることなく、自
動車に取り付けたまま空調機内部の制御状態を知
ることができ、空調機の保守、点検に極めて有効
な装置であり、又一部のアクチユエータについて
は、モニタモードに移行する直前の動作状態をそ
のまま保持するので、異常発生時の症状を容易に
解明できると共に、モニタモードのときに、特定
のアクチユエータについては通常の運転制御が実
行されるので、空調機能が維持され、必要最小限
の空調を行うことができ、車室内を不快な環境に
することがなく、モニタモードから通常運転モー
ドへ、あるいは通常運転時に誤つてモニタモード
へ移行してしまつた時等、モードの移行に伴う空
調制御上の違和感が極めて少ないといつた優れた
特徴と有している。
又第2実施例によれば通常運転モードとモニタ
モードとを実行するためのマイクロコンピユータ
のプログラムは両モードに共通に使用できる部分
を多くすることにより、ソフトウエアの増加を極
めて少なくできる効果がある。
以上本発明の実施例について説明したが、本発
明はこのような実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように本発明の制御変数の表示機
能を有する自動車用空調制御装置によると、制御
モードを通常運転モードからモニタモードに切換
えた時、パネルスイツチの操作に基づいて空調状
態および/または制御変数を選択的に表示すると
共に、二つの相反する動作により目標位置に移動
させるアクチユエータおよび/または機能停止中
に発生する異常状態が空調システム内外の破壊を
もたらすアクチユエータのような空調機能を維持
するに必要なアクチユエータについてはモニタモ
ード実行中であつても通常の運転が実行されるの
で、空調機能が維持され、必要最小限の空調を行
うことができ、車室内を不快な環境にすることが
ないという極めて優れた効果を奏する。
従つて、特別な検査装置を用いることなく空調
制御装置の状態を調べることができるので異常発
生等に対して容易に対処しうる上、モニタモード
の実行中にも上記アクチユエータを好適に制御し
て空調制御装置の制御を良好に保持し、その安全
性を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は空調機の全体を示す説明図、第2図は
制御回路のブロツク図、第3図は制御プログラム
の概要を示すフローチヤート、第4図は表示パネ
ルの例を示す正面図、第5図は上記制御プログラ
ムの詳細を示すフローチヤート、第6図は他の制
御プログラムの一例を示すフローチヤート、第7
図は本発明の基本的構成図、である。 1……通風ダクト、4a,4b……内外気切替
ダンパ、7……電動送風機(ブロアモータ)、8
……冷媒蒸発器、14……圧縮機、15……加熱
器、17……温度調整用ダンパ、25……ポテン
シヨメータ、5a,5b,16,21,22,3
2,34……電磁弁、36……マイクロコンピユ
ータ、37……パネルスイツチ、40……セン
サ、42,43……CPU、44,71……設定
温度表示器、48……アクチユエータ、72〜8
0……パネルスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも空調条件の設定を行なうパネルス
    イツチと空調状態を検出する各種センサとからの
    信号を入力する入力手段と、 該入力手段から入力された信号に基づいて制御
    変数を演算すると共に、制御変数に基づく制御信
    号を出力する通常運転モードを実行する制御手段
    と、 該制御手段から入力された制御信号に応じて作
    動し、空調状態を変更する複数のアクチユエータ
    と、 を備えた自動車用空調制御装置において、 前記自動車用空調制御装置が設けられた車両に
    設けられ、前記制御手段の通常運転モードにおい
    ては空調状態を表示する表示手段と、 特定の信号線からの信号により起動され、前記
    自動車用空調制御装置の制御変数値を前記表示手
    段に表示させるモニタモードを実行するモニタ制
    御手段と、 該モニタ制御手段によるモニタモードの実行時
    に、前記複数のアクチユエータのうち空調機能を
    維持するに必要な特定のアクチユエータに対して
    のみ通常の運転制御を実行するアクチユエータ制
    御実行手段と、 を備えたことを特徴とする制御変数の表示機能を
    有する自動車用空調制御装置。
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JPS54146346A (en) * 1978-05-09 1979-11-15 Nippon Denso Co Ltd Fault diagnosing method and device for electronic controller for automobile
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