JP2733822B2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2733822B2
JP2733822B2 JP6245341A JP24534194A JP2733822B2 JP 2733822 B2 JP2733822 B2 JP 2733822B2 JP 6245341 A JP6245341 A JP 6245341A JP 24534194 A JP24534194 A JP 24534194A JP 2733822 B2 JP2733822 B2 JP 2733822B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動車用の空気調和装置
に係り、特に、車室内温度とその設定温度をディジタル
表示する表示装置を有する自動車用空気調和装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用空気調和装置は図1に示
す如き構成を有している。すなわち、外気取り入れ口と
内気取り入れ口の近傍には外気の量と内気の量を制御す
るインテークドア17が開度自在に設けられている。こ
のインテークドア17は内気のみあるいは外気のみを、
また、外気内気を混合する割合を決める作用を有してい
る。このインテークドア17はアクチュエータ12によ
って作動するように構成されている。このインテークド
ア17の下流側には送風機であるブロアモータ22が設
けられており、このブロアモータ22の下流側には蒸発
器23が設けられている。この蒸発器23はブロアモー
タ22によって送られてきた空気を冷却する作用を有す
るものである。この蒸発器23の下流側中央にはエアー
ミックスドア15が設けられており、このエアーミック
スドア15の下流側に温水器24が設けられている。こ
のエアーミックスドア15は最大冷房時には矢印Aに示
す如き方向に回動し温水器24を通過する通路をふさぐ
ように作動し、最大暖房時には矢印Bに示す如き方向に
回動しブロアモータ22によって送られてきた空気がす
べて温水器24を通るように作用するものである。この
温水器24はブロアモータ22によって送られる空気を
暖房するためのものである。この温水器24の下流側に
は上体側に吹き出す吹き出し口と足元に吹き出す吹き出
し口の切り換えのためのベントドア18とフロアドア1
9が設けられており、このベントドア18はアクチュエ
ータ13によって、また、フロアドア19はアクチュエ
ータ14によってそれぞれ作動するように構成されてい
る。 【0003】一方、エアーミックスドア15にはパワー
サーボ7が接続されておりこのパワーサーボ7によって
駆動するように構成されている。このエアーミックスド
ア15に連動してフィードバックポテンショ8およびプ
ログラムスイッチ16と、ファンレオスタット20が動
くように設けられている。このフィードバックポテンシ
ョ8には外気温度センサ6と、内気温度センサ5と、温
度設定抵抗4が直列に接続されており、この温度設定抵
抗4は温度レバー3に連動して作動するポテンショメー
タである。この温度設定抵抗4は温度コントローラ9に
接続されており、フィードバックポテンショ8の他端も
温度コントローラ9に接続されている。この温度コント
ローラ9にはトランスジューサ10が接続されており、
このトランスジューサ10はバキュームタンク11から
導入される負圧をパワーサーボ7に導入するためのもの
である。また、プログラムスイッチ16に接続されるバ
キュームセレクタ2との組み合わせでアクチュエータ1
2,13,14を作動させ、空気取り入れ口を切り換え
るインテークドア17、上体吹き出し口を開閉するベン
トドア18、足元吹き出し口を開閉するフロアドア19
を図2に示す如きパターンで制御するためのものであ
る。また、バキュームセレクタ2はモードレバー1に連
動されており、このモードレバー1は空気調和装置のオ
ンオフおよび作動状態を選ぶものであり通常オフモー
ド、オートオンモード、デフロスタモードの3つを最低
備えている。 【0004】このように構成されるものであるから、い
ま温度レバー3によって希望する温度を設定しモードレ
バー1によって空気調和装置を駆動すると、温度レバー
3に連動されている温度設定抵抗4と、内気温度センサ
5と、外気温度センサ6と、フィードバックポテンショ
8および調整用トリマ25を備えた温度コントローラ9
から、これらの合成抵抗値が一定値になるように温度コ
ントローラ9がトランスジューサ10を制御してパワー
サーボ7を駆動しフィードバックポテンショ8の抵抗値
を設定する。このフィードバックポテンショ8が所定値
に設定されるためにはパワーサーボ7が駆動するわけで
あるが、このパワーサーボ7の駆動はそのままエアーミ
ックスドア15を回動させることになりこのエアーミッ
クスドア15の回動はエアーミックスドア15の回動に
連動して動くファンレオスタット20を駆動することに
なりこのファンレオスタット20の抵抗値に応じてファ
ンコントローラ21はブロアモータ22を制御する。 【0005】このファンレオスタット20の抵抗値とエ
アーミックスドア15の開度との関係は図5に示す如き
関係を有している。すなわち、エアーミックスドア15
が水平値にある点がファンレオスタット抵抗値の最低の
位置を示しておりエアーミックスドア回路が最大冷房位
置に向かうに従ってファンレオスタット抵抗値は大きく
なりそれによってブロアモータ22による風量が大きく
なる。なお、前記調整用トリマ25は、温度コントロー
ラ9を調整するために用いられる可変抵抗器である。そ
して、この温度コントローラ9の調整は、内気温度セン
サ5、外気温度センサ6、温度設定抵抗4およびフィー
ドバックポテンショ8の代りに図3に示す如く標準抵抗
30を取り付け、トランスジューサ10に出力される電
流が所定値になるようにテスター31を用いて、前記ト
リマ25を可変調整することによってそうなるものであ
る。 【0006】また、モードレバー1によって切り換えら
れる通風経路の変更はこのモードレバー1に連動するバ
キュームセレクタ2の中に切ってある構により各アクチ
ュエータ12,13,14に導通する負圧を選択して切
り換えることによって行なう。このようにモードレバー
1と温度レバー3を設定すると内気温度と外気温度を検
知してパワーサーボ7を負圧で動作させエアーミックス
ドア15の開度を調整し、このエアーミックスドア15
の開度に応じてブロアモータ22はファンコントローラ
21によって制御され、このエアーミックスドア15に
連動して作動するプログラムスイッチ16によって図2
に示す如きパターンが選択される。すなわち、エアーミ
ックスドアが最大冷房位置にあるときはインテークドア
17は17Aの位置に作動し内気を導入し吹き出し口は
アクチュエータ14を作動してフロアドア19を閉じア
クチュエータ13を作動してベントドア18をあける。
また、エアーミックスドアが暖房位置に動いていくに従
ってインテークドア17は17Bの方向に動いていき、
アクチュエータ13を駆動してベントドア18を閉じる
方向に動かすと共にアクチュエータ14を駆動してフロ
アドア18を開いていき吸入空気としては内外気をまた
ははき出し空気としては上体および足元から吹き出すよ
うに制御される。さらに、最大暖房位置に来ると吸入空
気はアクチュエータ12を作動してインテークドア17
が17Bに示す位置に制御され外気を導入し、ベントド
ア18が閉じられフロアドア19が開かれ吹き出し空気
は足元から送風される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の自動車用空気調和装置においては、温度レバーを
切換えることによって設定温度の変更を行なうため、温
度設定の操作が非常に面倒である。すなわち、温度レバ
ーを操作しても一回の操作で適正な位置に温度レバーを
セットすることは非常に難しく、操作者は何回もレバー
操作を繰り返さなければならないという欠点がある。 【0008】また、温度レバーによるセットであると、
操作者は温度レバーのセット位置を目視しただけでは、
設定温度がどの位の温度であるか容易に判断できないと
いう欠点もある。 【0009】また、各部のセンサの動作不良は工場やデ
ィーラ等に据付けの装置を接続しなければ発見できない
という不便がある。 【0010】本発明の目的は、設定温度を目視で確認で
きるようにすると共に、設定温度を表示する表示装置に
マイクロコンピュータの他の内部情報を表示できるよう
にし、各部のセンサの動作不良を簡単に発見できるよう
にした自動車用空気調和装置を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、設定温度に応じて空調装置を制御して車
室内の空調状態を自動的に調整すると共に、表示装置に
設定温度を表示する機能を有するマイクロコンピュータ
を備えた自動車用空気調和装置において、前記マイクロ
コンピュータは更に、設定温度を上昇させるスイッチ
か、設定温度を下降させるスイッチが操作されると、前
記表示装置の表示値を更新する機能と、所定の切換スイ
ッチが操作されると前記温度表示装置に前記設定温度に
代えて前記マイクロコンピュータの内部データを選択的
に表示する機能と、を有することを特徴としている。 【0012】また、前記マイクロコンピュータは更に、
前記設定温度上昇・下降スイッチ及び切換スイッチをタ
イマ割込みによって一定時間間隔で監視する機能を有す
るようにしても良い。 【0013】 【作用】上記構成によれば、設定温度を上昇させるスイ
ッチまたは下降させるスイッチが押されると、マイクロ
コンピュータはそのことを検知して、表示装置に表示さ
れていた設定温度の値を更新する。これによって、例え
ば運転者は運転中でも車の運転に支障を来すことがな
く、容易に設定温度を変更することができる。また、設
定温度変更時に設定温度及びその更新状態を目視できる
ため、一回の操作で設定温度を目標値にセットすること
が可能となる。 【0014】また、所定の切換スイッチを操作すると、
マイクロコンピュータはそれを検知して、設定温度表示
部に例えば調整対象となるセンサを示す符号を選択的に
表示する機能を奏する。これによって、同一の表示装置
で、設定温度の他、マイクロコンピュータの他の内部デ
ータが目視できるので、ディーラ等での動作不良の発見
が容易になる。 【0015】 【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図4
には本発明に係る空気調和装置の一実施例が示されてい
る。図において、図1に図示の従来例と同一の符号を付
されているものは同一の部品・同一の記号を有するもの
であり、アクチュエータ12,13,14はそれぞれマ
イクロコンピュータ43のI/043dに接続されてい
る。また、バキュームタンク11には三方弁51が接続
されており、この三方弁51にはオンオフ弁50を介し
てパワーサーボ7が接続されている。このパワーサーボ
7にはフィードバックポテンショ8とエアーミックスド
ア15が取り付けられている。このオンオフ弁50と三
方弁51はマイクロコンピュータ43のI/O43dか
らの信号によって制御される。また、ブロアモータ22
にはブロアモータ駆動回路49が接続されており、この
ブロアモータ駆動回路49はマイクロコンピュータ43
のI/O43dに接続されている。 【0016】このマイクロコンピュータ43はI/O4
3dと、CPU43aと、ROM43bと、RAM43
cと、タイマー43eとによって構成されている。この
マイクロコンピュータ43のI/O43dにはA−D変
換器45を介してマルチプレクサ44が接続されてい
る。このマルチプレクサ44にはマイクロコンピュータ
43のI/O43dが接続されている。このマルチプレ
クサ44にはフィードバックポテンショ8の出力値と、
内気温度センサ5からの出力値と、外気温度センサ6か
らの出力値が入力されるように構成されている。 【0017】一方、車室内適宜箇所には温度表示パネル
42が設けられており、この温度表示パネル42には希
望する車室内温度の設定値をデジタル表示する表示素子
42Aと、現在の車室内温度をデジタル表示する表示素
子42Bと、希望する車室内温度に設定するためのもの
で図1に図示の従来例における温度レバー3に相当する
温度設定スイッチ41と、空気調和装置のオンオフおよ
び送風吹き出しの状態を選択するためのものであり、オ
フモード、オンオートモード、デフロスタモードの3つ
を備えたモードスイッチ40とが設けられている。 【0018】この温度表示パネル42の表示素子42
A,42Bには表示駆動回路52が接続されており、こ
の表示駆動回路52にはマイクロコンピュータ43のI
/O43dに接続されている。また、温度設定スイッチ
41およびモードスイッチ40はそれぞれマイクロコン
ピュータ43のI/O43dに接続されている。このモ
ードスイッチ40はオフモード、オンオートモード、デ
フロスタモード等が押しボタン1つでセレクトできるよ
うに構成されている。 【0019】またA−D変換器45にはトリマ25が接
続されている。また、マイクロコンピュータ43のI/
O43dにはスイッチ46と抵抗47が接続されてい
る。この抵抗47の他端は接地されている。また、この
スイッチ46の他端には電源48が接続されている。 【0020】このように構成されるものであるから、
今、温度設定スイッチ41の押しボタンであるアップス
イッチ(設定温度を上昇させるスイッチ)またはダウン
スイッチ(設定温度を下降させるスイッチ)を押すこと
によってその電気的信号がマイクロコンピュータ43の
I/O43dに入力され、該マイクロコンピュータ43
の内で、希望する車室内温度に対応する温度設定値が選
ばれ、ただちに、マイクロコンピュータ43は、表示駆
動回路52を介される温度設定値に切換える。次に、モ
ードスイッチ40によってオンオートモードをセレクト
すると、このオン信号によってマイクロコンピュータ4
3のI/O43dを介してCPU43aにモードスイッ
チ40からの信号が取り込まれる。このCPU43aに
おいてROM43bからモードスイッチ40においてセ
レクトされたモードに対応したプログラムが読み出され
る。このプログラムに従って空気調和装置が作動する。
空気調和装置が作動するとまず、温度設定抵抗値が温度
設定スイッチ41からI/O43dを介してCPU43
aに取り込まれると共に、外気温度センサ6からの出力
値と内気温度センサ5からの出力値のそれぞれがI/O
43dを介してCPU43aに取り込まれ偏差Xが次式
に従って演算される。 【0021】 【数1】 【0022】但しTr:車室内気温度 Ts:設定温度 Ta:外気温度 この偏差Xの値が(−)であれば暖房の方向に、また、
この偏差Xの値が(+)である場合は冷房する方向にエ
アーミックスドア15が駆動される。すなわち、偏差X
がプラスの場合にはオンオフ弁50を駆動しパワーサー
ボ7によってエアーミックスドア15は15Aの位置に
回動し、それと同時にブロアモータ駆動回路49によっ
てブロアモータ22を最大風量で回転させる。そのとき
のインテークドア17とベントドア18とフロアドア1
9はそれぞれ図2に示された如き制御を行なう。このブ
ロアモータ22の最大風量による作動によって偏差Xが
所定値より小さくなるとその偏差Xの減少に応じてブロ
アモータ駆動回路49から供給されるブロアモータ印加
電圧を下げていきブロアモータ22の回転数を下げて風
量を減少させてやる。すなわち図5(A)に示す如く偏
差Xが所定値Aを越え更に小さくなるとその減少に対応
して直線的にブロアモータ印加電圧を減少していく。こ
の偏差Xが第2の所定値Bまで到達するとブロアモータ
印加電圧は一定となり、ブロアモータ22の最小風量値
となる。このブロアモータ22が最小風量値になるとそ
のときの偏差Xに対する残留偏差を補正するための時間
積分項を加えた制御量Yによって図5(B)に示す如く
エアーミックスドア15の開度制御を行なう。この制御
量Yは次式によって求められる。 【0023】 【数2】 【0024】すなわち、偏差Xが図5に図示の所定値B
になるまではエアーミックスドア15は15Aに示す位
置に固定されており、その間ブロアモータ22による風
量が制御され、偏差Xが所定値Bを越えるとそのときの
制御量Yに基づいてパワーサーボ7を駆動してエアーミ
ックスドア15を駆動して車室内温度を設定値に制御す
る。この図5(A)および図5(B)の特性はあらかじめ
マイクロコンピュータ43のROM43bの記憶されて
いる。 【0025】次に各種温度センサの調整動作について説
明する。スイッチ46が入っていない(オフ)場合には
マイクロコンピュータ43のI/O43dの端子は抵抗
47を介して電源48の陰極につながれており、「LO
W」となっており、調整時でないことを検知する。ま
た、このスイッチ46が短絡(オン)されると、電源4
8の正極がI/O43dに接続されることになり「H
I」となり調整中であることを判定する。このスイッチ
46のオンオフによって各種センサの調整非調整を判定
している。スイッチ46が短絡されると通常のセンサの
表示から調整対象になっているセンサの表示がなされ
る。すなわち、たとえば外気温度センサ6であれば表示
素子42Aには図6に示す如く「TA」と表示され、す
なわち外気温度センサ6であることを表示する。また温
度情報をディジタル表示する1つの表示素子42Bは表
示素子42Aに示されているセンサによって検出された
値たとえば図6に示す如く30℃と示され、該センサが
検出している温度を知ることができる。このセンサの調
整は、調整作業者が、正確な温度計によって表示される
温度と表示対象となっているセンサからの検出値とが一
致するように、トリマ25を操作することによって行な
う。 【0026】この一連の動作は図7に図示の制御フロー
チャートによって行なわれる。すなわち、ステップ60
においてマイクロコンピュータ43のRAM43cの初
期設定やI/O43dの初期状態のイニシャライズを行
なうと、ステップ61にはマイクロコンピュータ43か
らの信号によって温度設定スイッチ41からの電気的信
号と、マルチプレクサ44の入力である内気温度センサ
5と、外気温度センサ6と、フィードバックポテンショ
8とからの電気的信号をマイクロコンピュータ43のC
PU43aに入力する。このステップ61においてデー
タを入力すると、スイップ62において現在センサ調整
中であるか否か、すなわちスイッチ46がオンしている
か否かを判定する。このステップ62において調整中で
あると判定すると、ステップ63においてマイクロコン
ピュータ43のRAM43c中に設けたフラグによって
何を表示すべきかを判定する。このステップ63におい
て表示すべきデータの判定が行なわれると、ステップ6
4において表示素子42Aに表示対象を、表示素子42
Bに当該センサからの検出温度を図6に示す如く表示す
る。 【0027】この図6に示された例では「TA」つまり
外気温度センサ6が30℃であると検知されていること
を表わしている。この表示対象の切り換えはスイッチ4
0を操作することにより後述するステップ81でフラグ
を変更して行なう。すなわち調整中は表示素子42A,
42Bと、スイッチ40の両方が通常の制御モードにお
ける温度表示及びモード設定機能とは無関係の機能を果
たすことになる。スイッチ40を1回操作するたびに調
整の対象となるべきセンサが切り換えられるように構成
されている。このステップ64においてセンサ名および
温度表示がされるとステップ61にもどる。これにより
各温度検出センサの検出温度値、すなわち検出状態が表
示できるようになり、その部分の実温度と比較すること
により、そのセンサの接続されている接続ラインの異常
が、目視によって容易に診断できるようになった。 【0028】次に、ステップ62において調整中でない
と判定した場合にはステップ65において後述するタイ
マー割り込みで入力されたモードスイッチ40の情報に
従いモードの処理を行なう。このステップ65において
モードの処理が行なわれるとステップ66においてシス
テムが停止か否かを判定する。このステップ66におい
てシステムが停止と判定した場合にはステップ67にお
いてブロアモータ22の停止等システムを停止させるた
めの処理を行なう。このステップ67において停止処理
が行なわれるとステップ61にもどる。 【0029】また、ステップ66においてシステムが停
止でないと判定するとステップ68において温度設定ス
イッチ41、内気温度センサ5、外気温度センサ6、フ
ィードバックポテンショ8とからの電気的信号の入力情
報を使って偏差Xおよび制御量Yを前述式(1),(2)によ
って求め、マイクロコンピュータ43のROM43bに
あらかじめ記憶されている図5に図示の特性に従ってブ
ロアモータ22の印加電圧を決定する。このステップ6
8においてブロアモータの印加電圧を決定するとステッ
プ69においてエアーミックスドア15の開度を決定す
る。なお、前記式(1)におけるTrは内気温度センサ5
より検出される車室内気温度、Tsは温度設定スイッチ
41によって設定された設定温度、Taは外気温度セン
サ6によって検出される外気温度である。また、偏差X
は車室内気温度と設定温度の偏差に外気温度の補正を加
えたものであり、制御量Yは前記偏差Xに対する残留偏
差を補正するための時間積分項を加えたものである。ス
テップ69においてエアーミックスドア15の開度が決
定されると、ステップ70においてステップ69におい
て計算されたエアーミックスドア15の開度に応じて図
2に示される吸入口および吐出口が決定される。この図
2に示す吸入口および吐出口が決定されると、ステップ
71においてステップ65において入力されたモードス
イッチ40の選択モードとステップ70で決定したパタ
ーンの組み合わせによってアクチュエータ12、アクチ
ュエータ13、アクチュエータ14に供給する負圧を断
続されて所定のモードに制御する。 【0030】次にステップ72において、ステップ68
において計算されたブロアモード22の印加電圧になる
ようにブロアモータ駆動回路49にマイクロコンピュー
タ43のCPU43aからI/O43dを介して制御信
号が与えられる。このステップ72における制御信号に
よってブロアモータ22は図5に図示の特性に従って制
御される。このブロアモータ22の風量制御によって空
調制御が行なわれブロアモータ22の風量が最小値に達
するとステップ73において、ステップ61で入力した
フィードバックポテンショ8のデータより求められる現
在値とステップ69で温度データから計算されたエアー
ミックス開度とを比較し一致しているか、冷房側あるい
は暖房側へずれているか否かを判定する。ステップ73
において一致していると判定した場合にはオンオフ弁5
0を閉じ、ステップ73において暖房側にずれていると
判定したときにはステップ73においてオンオフ弁50
を開き三方弁51を大気側に開放する。一方、ステップ
73において冷房側へずれていると判定した場合にはオ
ンオフ弁50を開き、三方弁51を負圧導入側に切り換
える。 【0031】このステップ73においてエアーミックス
ドア制御を行うと、ステップ74において表示駆動回路
52によって表示する表示素子42Aに設定温度を、表
示素子42Bに車室内気温度をそれぞれ表示し、ステッ
プ61にもどる。 【0032】モードスイッチ40および温度設定スイッ
チ41は図8に示す如く一定時間間隔で監視される。す
なわち、マイクロコンピュータ43のシステムクロック
からつくられるパルスをタイマー43eで計数し、その
オーバーフローで発生する約100Hzのタイマー割り
込みでキー入力を行なう。その制御フローが図8であ
る。すなわち、ステップ80においてキー入力し、ステ
ップ81において入力キー情報に応じてモードのフラグ
をマイクロコンピュータ43のRAM43cに立てた
り、設定温度変化の処理を行ない、図7に示すメインフ
ローにもどる。この図8に示されるフローは一定時間間
隔でタイマー割り込みがなされ、このタイマー割り込み
があると図7のメインフローは一時レジスタの方に退避
して図8に示す制御フローが行なわれるのを待って再び
メインフローを続行する。 【0033】従って本実施例によれば、任意のセンサの
情報をマイクロコンピュータ43の内部から読み出し表
示することができ、たとえば外気温度センサ6の設置場
所に、基準となる温度計を置いて測定した真の温度と、
マイクロコンピュータ43が入力した温度が一致するよ
うにA−D変換器45に付属するトリマ25によって調
整することにより、センサと制御回路のマッチングが基
準となる温度計だけで容易に行なうことができる。 【0034】また、本実施例によれば、各センサの調整
が行なえるよう、任意のセンサの情報を表示できるよう
にしてあるため、各部のセンサの動作不良を容易に発見
することができる。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を期待できる。◆ 設定温度を上昇させるスイッチまたは下降させるスイ
ッチを押す簡単な操作で、設定温度の変更が可能とな
る。その結果、運転中でも運転者は車の運転に支障を来
すことがなく、容易に設定温度を変更することができ
る。◆ 設定温度変更時に設定温度及びその更新状態を目視で
きるため、一回の操作で設定温度を目標値にセットする
ことが可能となり、操作性を向上させることができる。
マイクロコンピュータの他の内部データが自動車内で
目視 できるようになり、ディーラ等で各部のセンサの動
作不良等の発見を簡単に行なうことができる。◆その為に特別な表示装置やマイクロコンピュータの内
部データの読出し装置を設ける必要がない
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の空気調和装置の全体構成図である。 【図2】空気調和装置の配風ドアのパターンを示す図で
ある。 【図3】図1に図示の従来の空気調和装置の温度コント
ローラの調整法を示す図である。 【図4】本発明に係る自動空気調和装置の全体構成図で
ある。 【図5】ブロアモータの制御特性図とエアーミックスド
アの制御特性図である。 【図6】図4の実施例における調整子のパネルを示す図
である。 【図7】図4の実施例の制御フローチャートである。 【図8】図4の実施例のタイマー割り込みフローチャー
トである。 【符号の説明】 5 内気温度センサ 6 外気温度センサ 7 パワーサーボ 8 フィードバックポテンショ 15 エアーミックスドア 22 ブロアモータ 40 モードスイッチ 41 温度設定スイッチ 42 表示パネル 42A,42B 表示素子 43 マイクロコンピュータ 46 スイッチ 49 ブロアモータ駆動回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.設定温度に応じて空調装置を制御して車室内の空調
    状態を自動的に調整すると共に、表示装置に設定温度を
    表示する機能を有するマイクロコンピュータを備えた自
    動車用空気調和装置において、 前記マイクロコンピュータは更に、 設定温度を上昇させるスイッチか、設定温度を下降させ
    るスイッチが操作されると、前記表示装置に示された設
    定温度の表示値を更新する機能と、 所定の切換スイッチが操作されると前記温度表示装置に
    前記設定温度に代えて前記マイクロコンピュータの内部
    データを選択的に表示する機能と、 を有することを特徴とする自動車用空気調和装置。 2.請求項1に記載の自動車用空気調和装置において、 前記マイクロコンピュータは更に、前記設定温度上昇・
    下降スイッチ及び切換スイッチをタイマ割込みによって
    一定時間間隔で監視する機能を有することを特徴とする
    自動車用空気調和装置。
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