JPS63123177A - ファジィ情報処理装置 - Google Patents

ファジィ情報処理装置

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JPS63123177A
JPS63123177A JP61268564A JP26856486A JPS63123177A JP S63123177 A JPS63123177 A JP S63123177A JP 61268564 A JP61268564 A JP 61268564A JP 26856486 A JP26856486 A JP 26856486A JP S63123177 A JPS63123177 A JP S63123177A
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fuzzy
circuit
voltage
membership function
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烈 山川
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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  • Multi Processors (AREA)
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 ファジィ・コンピュータは、基本的には複数のファジィ
・メンバーシップ関数発生回路と1発生したファジィφ
メンバーシップ関数間で所定のファジィ演算を行なうフ
ァジィ推論エンジンとから構成される。ファジィ・メン
バーシップ関数は、複数本の信号ライン上に分布した電
気信号によって表わされる(第31図〜第34図参照)
発明の前足 この発明は、ファジィ・コンビ二一夕に関する。
偉人な人間の頭脳は、ストアされたプログラムの概念、
プール代数および安定な動作を行なうバイナリイ・ハー
ドウェアを調和させることによってディジタル・コンピ
ュータを創作した。その連続的な動作によって、深い論
理の展開、データの沫い処理等が可能となった。ディジ
タル・コンピュータはその安定な動作によって信頼性が
高く、ディジタル・コンピュータ・システムは益々巨大
化しつつある。プログラムが人間のメンタルなレベルの
情報を含んでいない限り、ディジタル・コンピュータは
任意のプログラムが可能であり、この点でそれは汎用機
械とさえ呼ばれる。
ディジタル中コンピュータ・システムの実現によって人
間の生活1社会が大きく変貌しつつある。
もう1つの偉人な人間の頭脳は2人間が何をどのように
考え、相互にいかにコミュニケートするかについて考察
し、非常に重要な概念「ファジネス」を創出した。I7
.A、Zadehがファジィ集合の概念を提唱したのが
1000年である。それ以来ファジィの理論的検討は数
多くの論文で行なわれているが、その応用の報告はまだ
少なく、それもバイナリイ・ディジタル・コンピュータ
の助けを借りてのみ行なわれているのが実情である。
ファジィの研究において2人間の知識は、専門家のノウ
ハウのように言語情報で総括されるべき蓄積された経験
に基づくものである。ということが強調されている。こ
の言語情報は、一般にあいまいさ、漠然性、不確実性、
不完全性または不正確さを具備し、メンバーシップ関数
によって特徴づけられる。メンバーシップの大きさはo
、o〜1.0までの間の領域の数値によって表わされ、
この範囲内で変化する。
言語情報がディジタル・コンピュータによって取扱われ
る場合には、メンバーシップの大きさく値)はパイナリ
イ・コードによって表わされる。このパイリーリイ・コ
ードで表わされた値はバイナリイ電子回路において、ス
トアされたプログラムにしたがって、繰返し何度も何度
も、ストアされ、転送され、そして演算される。したが
って、ディジタル・システムによってファジィ情報を処
理するためには長い時間がかかるという問題がある。さ
らに、バイナリイ・コード化された値は信じられない程
多くのストアのためのおよび演算のためのディバイスを
必要とする。ディジタル・コンピュータは」二連のよう
に汎用機械ではあるが、ファジィ情報をリアル・タイム
で処理するためには必ずしも最適なものではない。ここ
に。
ファジィ情報を効率的にかつ高速で処理できる他のタイ
プの機械の探求が要請されている。
発明の概要 この発明は、ファジィ情報の処理に適したハードウェア
・システム、すなわち「ファジィ・コンピュータ」と呼
ばれる新しいシステムを提供する−  3  = ことを目的とする。
この発明によるファジィ・コンピュータは、所定のファ
ジィφメンバーシップ関数を表わす複数本のライン上に
分布した電気信号を発生する複数のメンバーシップ関数
発生回路、および上記の複数のメンバーシップ関数発生
回路から出力される電気信号を入力として、所定のファ
ジィ演算を実行し、その演算結果を複数本のライン上に
分布した電気信号として出力するファジィ推論エンジン
を備えていることを特徴とする。
ファジィ・メンバーシップ関数は、複数の変数に対応す
る関数値(グレード)の集合である。この発明では1段
数の変数は庚数の信号ラインによって具現化され、ファ
ジィ・メンバーシップ関数の各個はこれらの信号ライン
上に現われるアナログ電気信号によって表わされる。す
なわち、複数本の信号ライン上に分布した電気信号によ
ってファジィ・メンバーシップ関数が表わされる。
この発明によるファジィ・コンピュータにおいては、複
数のファジィ・メンバーシップ関数発生回路から、所定
のファジィ・メンバーシップ関数をそれぞれ表わす複数
本の信号ライン上に分布したアナログ電気信号が出力さ
れ、ファジィ推論エンジンにおいて、これらのアナログ
電気信号にそのままの形態で所定の演算が施こされ、演
算結果を表わすメンバーシップ関数もまた電気信号分布
として出力される。
ファジィ・メンバーシップ関数は従来のディジタル・コ
ンピュータにおけるようにバイナリイ値にコード化され
ていないので、演算の速度が高速化し、リアル・タイム
のファジィ処理が可能となる。この発明によるファジィ
・コンピュータはまさにファジィ情報の処理に最適の形
態をとっている。
実施例の説明 1、ファジィ推論 人間の経験則を最も単純化して。
「もしXがAならば、yはBである」 (If x  is A、  then y  is 
B)という命題で表現することができる。ここで。
「もしXがAならば」は前件部(antecedent
) 。
「yはBである」は後件部(consequent)と
呼ばれる。AやBが、「背が高い」 「作者いた人」。
「正の小さな値」等のあいまいな言語情報であるならば
、これらは−に連したようにファジィ・メンバーシップ
関数によって特徴づけることが可能である。すなわち、
A、Bはファジィ集合である(後述する具体的な回路の
説明では、A、B等はファジィ・メンバーシップ関数、
またはファジィ・メンバーシップ関数を表わす電圧分布
を示す)。
上記の命題は簡単に X■A −4y−B と表現される。
人間は、前件部および後件部にファジィ表現を含む推論
をしばしば行なう。このタイプの推論は古典的なプール
論理を用いては満足に実行し得ない。
次のような形式の推論を考える。
インプリケーション(1mpHcatlon) :z 
I−A−4y −m 13 プレミス(promlse) : X口A′ 結論(conclusion) : y −B −この
推論の形式、すなわちインプリケーションが存在すると
きに、与えられたプレミスから結論を推論することを「
一般化されたモーダス・ポネンス(gcncrallz
cd modus poncns) Jという。インプ
リケーションは大前提、プレミスは小前提または前提と
も呼ばれる。
次のように、多数のインプリケーションやルールが存在
することもある。
インプリケーション1: X−A  −y−B   elseまたはandインプ
リケーション2: ””A  −+ym13   elseまたはandイ
ンプリケーションr: XWA  →y−Br ブ レミスニー 結  論 :y−B− 多数のインプリケーションはelse (さもなければ
)またはand (かつ)で連結されている。
さらに次の形式の推論もある。
インプリケーション :x−A  → y−Bプ   
 し     ミ     ス   :     ym
  B −結            論  :x−A
−この推論形式は,一般化されたモーダス・トレンス(
 modus tol lens)と呼ばれている0フ
アジイ・コンピュータは,基本的には上述のインプリケ
ーション・ルールをストアするファジィ壷メモリと,モ
ーダス中ポネンスのファジィ推論を実行するファジィ推
論エンジンとから構成される(第31図参照)。
モーダス・ポネンスのファジィ推論をさらに分析してみ
よう。
「AからBへのファジィ関係(fuzzy relat
ion1’rom A  to B) Jという概念を
考え,これをRABと表わす(以下,単にRと略す)。
一般に A−、  (a  、  a  、 ・、  a, 、
−、  a  )12           III B.−(b,b,・・+,b.,−・−、bn1とした
とき、AからBへのファジィ関係Rはこのファジィ関係
を表わす演算は種々提案されている。詳しくはMasa
haru Mlzumoto and llans−J
urgen Zimmermann, ”Compar
lson of’ FuzzyRoasonlng M
ethods,llFuzzy Sets and S
ystemsVol、8. No、3. pp、253
−283. (1982)を参照。
既に提案された代表的なファジィ関係には次のようなも
のがある。
’Ij””1Abj        MIN演算規則r
  −(a、Abj)v[1−ai)  MAX規則j r  =1△(1−a、Abj)   算術規則j 第(1)式によって表わされたMIN演算規則が最もよ
く知られており、産業的な応用においてその有効性も証
明されているので、この実施例では第(1)式の演算規
則を採用する。しかしながら。
他の多くの演算規則も適用可能であるのはいうまでもな
い。
上述したように1つのインプリケーション・ルール(x
−A→y−B)に対して、プレミス(x −A ’)が
与えられたときに、これらから結論(V −B ’)を
111論する場合の「推論合成規則(composlt
lonal rule ofInrarcncc)Jは
、ファジィ関係Rを用いて次のように表わされる。
13”−A−*R −[a1’、 a2.−、 a、’、 =・、 a ’
]■ w [b  “、b ”1 ・・・、b、’、  ・・
・、b °]12         j       
  n上式における*の演算にも種々の演算が提案され
ている。たとえばM I N/MAX演算1代数積/M
AX演算を用いるもの等々である。この実施例では、最
もよく使用されているM I N/MAX演算を*の演
算として用いる。
したがって、推論合成規則による結論bjは。
*演算としてM I N/MAX演算を用い、ファジィ
関係として第(1)式を用いると1次のように表わされ
る。
b、°−(a’△r、)v(a  °△r2j)■・・
・コ        1    1J        
 2■(a  ’△r  、)■・・・v(a  °△
r m j)1   1J       l11 −     。
−va、△r、、           (2)2、、
 1IJ 帆   。
一a △(a 1 Abj) 2=、  を 第    。
一、Va、△aIAbj       (3)を集1 第(2)式、第(3)式または第(4)式の演算は−1
−述したようにファジィ・コンピュータの主要部である
ファジィ推論エンジンによって実行される。
これらの式から、ファジィ推論エンジンは、主要にMI
N回路およびMAX回路によって構成されることが理解
されよう。
したがって、ファジィ推論エンジンの構成について述べ
る前に、MIN回路、MAN回路およびその他の基本回
路について説明する。メンバーシップ関数の値(グレー
ド)を示すアナログ電気信号としては電圧信号および電
流信号があるが。
以下では電圧モードで動作する回路を例にとって議論を
すすめる。
2、MIN回路、MAX回路およびその他の基本回路 (L) M I N回路、MAX回路 バイポーラ・トランジスタを使用して構成したn入力−
出力のMIN回路の一例が第1図(A)に示されている
。入力電圧をx 、 2 ・・・X n + 出力電圧
を2とすると、この回路はz w−6X(の演算を行な
う。すなわち、最も小さい入力電圧に等しい出力電圧を
発生する。
このMIN回路はコンパレータ(比較回路)とコンベン
セータ(補償回路)とから構成されている。コンパレー
タは、相互にエミッタが結合されたn個のPNr’ ト
ランジスタQ  、Q  、Qkl   12   t
a ・・・、Q と、これらのトランジスタを駆動する電n 流源としてのトランジスタQ1とから構成されている。
入力電圧X1〜X、はトランジスタQ11〜QInのベ
ースにそれぞれ与えられる。トランジス。
りQ のベースには、このトランジスタQ1に所定の一
定電流工 が流れるように基準電圧φ1が■ 印加される。トランジスタQ1、〜Q1nのうち最も低
い入力端子(V  、  とする)がそのベースに与1
n えられたものが導通状態となるので、他のトランジスタ
はカットオフ状態となる。したがってエミッタにはこの
入力端子V  に導通状態となっl1In たトランジスタのエミッタ/ベース電圧をVEBを加え
た電圧、すなわちv  +V −△X、+山  IEB
;t V r、n カ現われル(vEBは0.7v程度)。2
つの入力電圧が等しい値でかつ他の入力電圧よりも低い
場合には、この2つの入力電圧が入力したトランジスタ
に11/2ずつの電流が流れるので、同じ結果になる。
3つ以上の入力電圧が等しくかつ他の入力電圧よりも低
い場合にも同じである。
コンペンセータは、コンパレータの出力にMIN演算ご
1差として現われる電圧Vおt補償するものである。こ
のコンペンセータは、NPNトランジス゛りQ2と、こ
のトランジスタQ2を電流駆動するために電流源として
働くトランジスタQ3とから構成されている。トランジ
スタQ3のベースには、一定電流I2を流すために必要
な電圧φ2が印加されている。トランジスタQ2のエミ
ッタがこのMIN回路の出力端子に接続されている。コ
ンパレータの出力電圧からトランジスタQ2のベース/
エミッタ電圧vBEが減算される結果・出力電圧・は?
・1を表わす0とになる・電流源として働くトランジス
タQ  、Q  は抵抗に置きかえることもできる。ま
た、エミッタが電源Vccに接続された1つのPNP 
)ランジスタを新たに設け、このトランジスタとトラン
ジスタQ1とで電流ミラーを構成する。そして、新たに
設けたトランジスタに直列に接続された抵抗を調整する
ことによって所望の電流11を流すようにすることもで
きる。
第1図(B)は改良されたMIN回路を示している。こ
の回路において第1図(A)に示すものと同一物には同
一符号が付けられている。
第1図(^)のMIN回路において、トランジスタQ1
□〜Q1nのV。Bを、これらは必ずしも同じ値とは限
らないが、トランジスタQ11をその代表と考え仮にV
  とする。トランジスタQ2のBi V をV  とする。コンペンセータによってBE  
 BE2 MIN演算におけるエラーが完全に補償されるのは■ 
 −■  のときである。すなわち、トラEBi   
BE2 ンジスタQ1、〜Q1nおよびQ2が全く同一のvEB
−I  (またはvBE−IE)特性をもっているとす
れば、l−I2のときエラーは0になる。第1図(^)
の回路でI  −I 2とするためには電圧φ1.φ2
を調整しなければならない。
第1図(B)の改良された回路において、トランジスタ
Q2に直列にトランジスタQ4を設け、このトランジス
タQ4とトランジスタQ1とで電流ミラーを構成する。
トランジスタQ2に一定電流■2を流せば、トランジス
タQ、にも11−12となる電流Itが流れることにな
り、電圧φ1゜φ2の調整は不要となる。さらに、電流
源としてのトランジスタQ3と電流ミラーを構成するト
ランジスタQ5を設け、このトランジスタQ5を■oの
電流源で駆動すれば、常に12 ” I oとなる。す
なわち、電源電圧v、−vEEの変動に関C 係なく常に一定の電流を流すことができ、電源電圧変動
にきわめて強い回路となる。他のMIN回路の電流源と
してのトランジスタQ6もまた。トランジスタQ5と電
流ミラーを形成させることによって、1つの電流源■o
で駆動することが可能となる。
もっとも、この改良はきわめて厳密な演算を考慮した場
合に有効となるが、後にコンドロールドMI N−MA
X回路で述べるように、電流■1とI2が異なっていて
も実用上は問題とならない。
第2図はMAX回路の一例を示している。このMAX回
路もまたコンパレータとコンペンセータとから構成され
ている。コンパレータは、入力電圧x  、x  、・
・・、X によってベース制御され1    2   
      n かつエミッタが相互に結合されたNPNトランジスタQ
  、Q  、・・・+ Q 2 nと、これらのトラ
ンジスタを電流駆動するためのトランジスタQ7とがら
構成されている。トランジスタQ21〜Q2nのうち最
も高い入力電圧(これをV  とする)が与a+aX えられたトランジスタのみが導通状態となってエミッタ
にV   −V npの電圧が現われる。この−fla
X vBEのエラーが、PNPトランジスタQ9と電流源と
してのトランジスタQ8とからなるコンペンセータによ
って補償される結果、出力端子には■ □、ニーγxnの出力電圧2が得られる。このMAX回
路もまた。第1図(B)に示した考え方にしたがって改
良することが可能であるのはいうまでもない。
これらのMIN回路、MAX回路において、入力電圧X
1〜X iはファジィ真理値(メンバーシップ関数の各
値Cグレード))を表わしている。ファジィ真理値は0
から1までの連続的な値[0,1]をとる。これに対応
して入力端子は。
たとえば[OV、  5 V]に設定される。
」ユ述のMIN回路、MAX回路のコンパレータにおけ
るすべてのトランジスタはエミッタにおいて相互に結合
しているので、この回路をエミッターカップルド・ファ
ジィ・ロジック・ゲート(ECFLゲート)と名づける
−1−述のMIN回路、MAX回路は、電流源(トラン
ジスタQ  、Q  、Q  、Q8)によって駆動さ
れる2つのエミッタ中フロアのカスケード接続であると
考えることができる。したがって、これらは非常に高い
入力インピーダンスおよび非“常に低い出力インピーダ
ンスを示す。この事実は。
これらの回路が外部ノイズや信号のクロス・トークに強
いことを示し、後段に多くの回路を接続することができ
ることを意味している。
また、」二連のMIN回路、MAX回路は電流源によっ
て駆動されるので各トランジスタでの飽和は生じない。
すなわちベース領域における小数キャリアの蓄積効果は
起こらない。したがって。
これらの回路は非常に速い演算速度を示す。実験による
と応答速度はLOnscc以下であった。
さらに、上述の回路の入力端子の1またはいくつかをオ
ープンにしても1回路全体の入/出力静特性は影響を受
けない。このことは、大規模システムを構築するために
非常に重要である。
さらに上述の回路において、PNP、NPNトランジス
タをpチャネル、nチャネルMO8FETにそれぞれ置
きかえることも可能である。
以上のことは、上述のMIN回路、MAX回路のみなら
ず、以下に述べるすべての回路にあてはまる。
(2) M I N回路、MAX回路の分類次に、MI
N回路、MAX回路の発展形を考察するとともに、ファ
ジィ推論エンジンを構成する回路の説明の便宜のために
、これらをいくつかの形態に分類しておく。
第1図に示すMIN回路において、2つの入力X  、
X  のみを考えるために他の入力のためのトランジス
タQ13〜Q1oを省略する。また入力X、、X2をそ
れぞれX、yと置く。するとこのMIN回路はZ−)(
Ayの演算を行なう2入力1出力のMIN回路となる。
このような2入力1出力のMIN回路をn個用意すると
、第3図(A)に示すように、2n入力(X l + 
 X 2 + ”’1xo+ yl、Y  + ”’+
 Y  ) n出力(zl。
n 22、・・・、z  )のMIN回路となる。この回路
において、対応する入力X、とy、とによって】   
    1 1つの出力2 がZ  ” X t△y、として得られ
1す る。したがって、このタイプのMIN回路はコレスポン
ディングMIN回路(略して(、−MINという)と呼
ぶことにする。同じようにして。
2,−x  vy、(i−1〜n)のMAX演算を行な
う2n入力n出力のMAX回路をコレスボンディングM
AX回路(略してC−MAXという)と呼ぶ。
C−MIN、C−MAXは、第3図(B)に示されるよ
うに記号化される。バスの記号と同じような肉太の矢印
はn本の信号ラインを表わしている。この矢印の内部に
記入されたnは信号ライン数を示す。ファジィ・メンバ
ーシップ関数X。
Yのn個の6値が各信号ライン上に分布した電圧として
表わされる。したがって、C−MIN。
C−MAXは2つのメンバーシップ関数X、YのMIN
演算、MAX演算をそれぞれ行なうための回路であると
いうことができる。演算により生成されたメンバーシッ
プ関数Zのn個の6値を表わす電圧もまたn本の信号ラ
イン」二に分布として現われる。
に述のC−MEN、C−MAXとは対照的に。
第1図、第2図に示したn入力1出力のMIN回路、M
AX回路は、  r1個の入力信号のアンサンブル演算
結果を出力するので、アンサンプルMIN回路、アンサ
ンプルMAX回路(略してE−MIN、E−MAXとい
う)と呼ぶ。これらの回路は、第4図(^)に示すよう
に簡単化して示され、また第4図(13)のように記号
化される。
さらに、もう1つの特殊なMIN回路を提案しておく。
それは、上述した「AがらBへのファジィ関係」を実行
するデカルト積(または直積)MIN回路(Carte
sian product MIN circuit:
略してCP−MINという)である。第(1)式で示し
たように、この実施例ではファジィ関係を表す演算とし
てMIN演算規則を採用している。
このCP−MINは。
A”” (al、+  a2 、”・r  a1+ ・
・・+  a  )B−(b、b、・・・、bl、・・
・、b  112     j     n を入力として、ファジィ関係 R冒旨l、r2.・・・、r、、・・・、r]J   
         n r、、−a、  △ b 。
IJ      1       j を出力する回路である。
CP−MINの記号が第5図(A)に、単純化した回路
が第5図(B)にそれぞれ示されている。そして、第5
図(B)にa、b、およびrljのライJ ンの交叉として記号化された回路の具体例が第6図に示
されている。第6図の回路は、第1図のMIN回路のト
ランジスタQ13〜Q1nを省略して2入力に変形され
たMIN回路である。第6図において第1図に示すもの
と同一物に同一符号が付けられている。
(3)トランケーション回路 トランケーション回路は、第7図に示すように1入力す
るメンバーシップ関数Xをある値aで裁断するもので、
この裁断結果得られるメンバーシップ関数X′を出力す
る。この回路は、後に示すように、MIN、MAX演算
を用いたファジィ推論エンジンを構築するために使用さ
れる。トランケーション回路は、n個の入力、1個のト
ランケーティング入力aおよびn個の出力をもつ。
トランケーション回路の具体例が第8図に示されている
。ファジィ・メンバーシップ関数Xを表わすn個の入力
はx、X2.・・・、X で、トラI        
       n ンケートされた出力ファジィ・メンバーシップ関数X′
はx’、x2°、・・・、X  ゛でそれぞれ表わさn れている。この回路は、2入力1出力のMIN回路をn
個並列に設け(すなわちC−MIN)、かつ各MINの
一方の入力を相互に接続してトランケーティング入力a
としたものということができる。また、トランケータと
コンペンセータとから構成されているということもでき
る。
(4)M I N−MAX回路、MAX−MIN回路M
IN回路とMAX回路のカスケード接続は。
後述するファジィ推論エンジンの構築のためによく用い
られる。第9図はこのようなカスケード接続の例を示し
ている。第9図(A)において1m入力のE−MINと
11入力のE−MINの出力側が2入力のMAX回路の
入力側に接続されている。
第9図(B)には1m入力のE−MAXとn入力のE−
MAXの後段に2入力MIN回路が接続された回路が示
されている。NIN回路とMAX回路のカスケード接続
の例はこれらに限られるものではなく、C−MINとE
−MAXとのカスケード接続、複数の並列に設けられた
E−MINとE−MAXとの接続等々が考えられる。
第1図(A)および第2図に示した具体的なMIN回路
、MAX回路を利用して、第9図(A)に示す回路を具
体化したものが第1O図に示されている。一方のE−M
INおよびMAX回路の構成素子の符号としては第1図
(A)および第2図に示すものが採用されている。ただ
し、トランジスタQInにはQllllの符号が付けら
れている。また、他りのE−MINにおいては一方のE
−MINの対応する素子の符号にダッシュを付けである
。トうンジスタQ1ユに対応するトランジスタには符号
Q ゛が付けられている。
In 第10図において、E−MINのコンペンセータ(トラ
ンジスタQ2)は、前述したように、前段のコンパレー
タのエミッタ接合における正の電圧シフトを補償するも
のである。また、2入力MAX回路におけるフンペンセ
ータ(トランジスタQ9)は前段のコンパレータのエミ
ッタ接合ニおける負の電圧シフトを補償するものである
。E−MINのコンペンセータとMAX回路のコンペン
セータとは互いに逆方向の電圧シフトを補償しているか
ら、これらのコンペンセータを省略しても、最終出力2
の値に変化はない。
この考え方にしたがって2両コンペンセータを省略する
ことによって構成した回路が第11図に示されている。
第10図の回路との比較によって、第11図の回路はき
わめて簡素化されていることが理解できよう。これによ
って、トランジスタを節約し、動作速度を高速化し、電
力消費を低減させ、ることができる。このコンベンセー
タ省略技術は。
MAX回路とMIN回路のカスケード接続またはトラン
ケーション回路とMAX回路のカスケード接続にも有効
に使用できるのはいうまでもない。
(5)コンドロールドM I N−MAX回路コンドロ
ールドMI N−MAX回路は、制御入力に応じてMI
N回路またはMAX回路として働く回路であり、その−
例がm12図に示されている。この回路は、2つの信号
入力X+V+1つの制御入力Cおよび1つの出力2をも
つ。
第12図の回路は、第it図のMIN−MAX回路にお
けるE−MINのトランジスタQ12〜Ql。
Q °〜Qin’を省略することによって構成される。
そして、トランジスタQ、Q’のベースに信号入力x+
Vがそれぞれり、えられている。
さらに、トランジスタQ とQ °のエミッタ間に、制
御入力Cによって制御されるアナログ・スイッチが接続
されている。このアナログ・スイッチは並列に接続され
た1対のnチャネルおよびpチャネル間O8FET Q
31およびQ32がら構成されており、FETQ31の
ゲートには制御入力Cが直接に、FET Q32のゲー
トには制御入力Cがインバータで反転されてそれぞれ与
えられる。
制御入力Cはバイナリイ値、すなわちHレベル(たとえ
ば5V)およびLレベル(たとえばOV)をとる。制御
入力CがLレベルの場合にはアナログ・スイッチはオフ
となる。この場合には第12図の回路は、まさに第11
図の回路からトランジスタQ−Q、Q’〜Q °を除去
した12  1m   12    In 回路と同じになるから、2−(△x) V (△y)−
xVyの111力が得られ(ΔX、△yはX+Vに等し
く、演算としては意味をもたないが第11図とのアナロ
ジイ上このように表現した)MAX回路として働く。制
御入力CがHレベルの場合には、アナログ・スイッチが
オンとなりトランジスタQ  、Q  ’がコンパレー
タ、トランジスタQ  、Q  のいずれか一方がコン
ペンセータとして作用するので、MIN回路となる(第
1図(A)の回路と比較せよ)。このとき、2つの電流
源Q、Q、°が存在するので、トランジスタQ、Q’の
うち導通状態となったトランジス!111 夕には両相流源Q、Q1°からの加算電流が流れる。こ
のため、導通状態となったトランジスタのエミッタ接合
における電圧シフトはやや大きくなり、コンペンセータ
による補償に若干のエラーが生じる。しかしながら、こ
のエラーは実用上は殆んど問題にならない。というのは
、トランジスタのvEB−IE特性はきわめて急峻な立
上りをもっているからである。実験によると、エミッタ
電流力5mA(7)ときV EBBO271V 、 l
0IIIA(7)ときvEBは0.725Vであった。
したがって、エミッタ電流IEがたとえ2倍になったと
してもvEBには0.015Vの差しか現われない。信
号入力Xまたはyが0〜5Vの範囲で炭化するとすると
(ファジィ真理値0〜1に対応) 、  0.015V
は完全に無視できる値である。
3、ファジィ(イ1論エンジン (1)基本的なIf&論エンジン 上述したモーダス・ボネンスのファジィ推論を実行する
ユニットであるファジィ推論エンジンについて述べる。
まず、インプリケーションの前件部に1つのファジィ命
題(上述した「もしXがAならば: x−AJ )のみ
を含む簡単な推論を実行する基本的な推論エンジンにつ
いて説明し1次により複雑な推論を実行する拡張された
ファジィ推論エンジン(拡張推論エンジン)について述
べる。
簡単な推論を実行する基本的なファジィ推論エンジンの
概念が第13図に示されている。この推論エンジンは、
上述したファジィ推論の合成規則に基づいて与えられた
ファジィ命題に対応するファジィ中メンバーシップ関数
A、BおよびA′を入力として、結論を表わすファジィ
・メンバーシップ関数B″を出力するものである。これ
らのファジィ中メンバーシップ関数A、B、A−および
B′は、ファジィ集合の要素に対応するm本またはn本
の信号ライン上に分布したアナログ電圧によって具現化
される。
25本的なファジィ?flI論エンジンは、上述した第
(2)式、第(3)式または第(4)式の演算を実行す
る回路である。第(2)、 (3)、 (4)式に対応
して少なくとも3種類のファジィ推論エンジンの構成が
考えられるので、これらをタイプ[1]、 [2]、 
[3]とする。
(2)タイプ[l] タイプ[1]の基本的なファジィ推論エンジンは第(2
)式の演算を実行するものであり、第14図にそのブロ
ック図が示されている。m本の信号ライン、にに分布し
たファジィ・メンバーシップ関数Aを表わす電圧入力と
n本の信号ライン上に分布したファジィ・メ、ンバーシ
ップ関数Bを表わす電圧入力がCP−MINIIに与え
られ、ここでAからBへのファジィ関係Rを表わすnx
m個の出力電圧信号(r、、j−1〜n )が得られる
。n個のC−MIN12が設けられており、各C−MI
N12にファジィ・メンバーシップ関数A″を表わす信
号(m個の電圧信号の集合)と上記のCP−MIN演算
結果を表わす信号r’、  (r、はn個の電圧、13 を信号よりなる)とがそれぞれ与えられる。各C−MI
N12の出力はa Δr、j(i−1〜n)を■ 表わすm個の電圧信号よりなる。さらにn個のE−MA
X13が設けられており、各E−MAX13で入力する
m個の電圧信号のMAX演算が行なわれる。したがって
、n個のE−MAX13のn本の出力信号ライン上に分
布したアナログ電圧す、゛の集合としての結論を表わす
ファジィ・メンバーシップ関数B゛を得ることができる
C−MIN12とE−MAXI3のカスケード接続にお
いて、上述したようにコンペンセータを省略することが
可能である。
(3)タイプ[2] タイプ[2コの基本的なファジィ推論エンジンは第(3
)式の演算を実行するものであり、第15図にそのブロ
ック図の一部が示されている。すべてのj(j−1〜n
)についてa+°△a IA b j(t−1〜m)の
演算を実行する必要がある。このため、各jの値に対し
てm個のE−MIN21が設゛けられ、各E−MIN2
1にす、、a、’、a、(im1〜m)の電圧信号が入
力している。合計nXm個のE−MINが必要である。
各jの値に対してm個のE−MIN21のm個の出力が
E−MAX22に送られる。n個のE−MAX回路22
が設けられており、各E−MAX22から出力電圧す、
’(j−1〜n)が得られる。
この回路においてもE−MIN21とE−MAX22と
のカスケード接続においてコンペンセータを省略するこ
とができる。
第16図は、第15図に示すブロック図のうち1つのす
、(具体的にはb1゛)を得るための具体的口路構成を
示している。E−MIN21およびE−MAX22にお
いて、第1図(A)および第2図に示すものと同一物に
は同一符号が付けられているので。
その構成を容易に理解することができよう。E−MIN
21の電流源として働くトランジスタQ1と新たに設け
られたトランジスタQ33とによってマルチ出力電流ミ
ラーが構成されており、トランジスタQ は電流源11
□によって駆動される。したかって、簡単な構成ですべ
てのE−MIN21が等しい電流で駆動されることにな
る。同じようにE−MAX22の電流源としてのトラン
ジスタQ7は新たに設けられたトランジスタQ34と電
流ミラーを構成しており、電流源11□によって駆動さ
れる。
(4)タイプ〔3] タイプ[3]の基本的なファジィ推論エンジンは第(4
)式の演算を実行するものであり、そのブロック図が第
17図に示されている。それぞれm本の信号ライン上に
分布したファジィ・メンバーシップ関数A、A−を表わ
す電圧がC−MAX31に与えられ、ここでa1°Δa
1 (i−1〜m)のMIN演算が行なわれる。そのm
個の出力電圧はE−MAX32に入力する。このE−M
AXティング入力aとしてトランケーション回路33に
与えられる。他方、トランケーション回路33には0本
の信号ライン」二に分布したファジィ・メンバーシップ
関数Bを表わす電圧(bj、  j−1〜n)が入力し
ている。結局、トランケーション回路38で第(4)式
の演算が行なわれ、0本の出力ライン上に分布したアナ
ログ電圧bj°の集合としての結論B′を得ることがで
きる。
このタイプ[3]のファジィ推論エンジンの具体的な電
子回路が第18図に示されている。これらの図において
、第1図(A)、第2図、第8図および第16図に示す
ものに対応する素子には同一符号が付けられている。C
−M I N31トE−MAX32のカスケード接続に
おいてコンペンセータは省略されている。トランケーシ
ョン回路33は第8図に示すものと全く同じである。C
−MIN31のm個の電流源としてのトランジスタ。1
は、トランケーション回路33のトランジスタ。■とと
もに。
トランジスタQ とマルチ出力電流ミラーを構成してい
る。E−MAX32における電流源としてのトランジス
タQ7は、トランケーション回路33のトランジスタQ
3とともにトランジスタ。34とマルチ出力電流ミラー
を構成している。
タイプ[3]の推論エンジンは、他のタイプ[1]およ
び[2]の推論エンジンに比べてその構成が非常に簡素
になっている。このタイプ[3]の推論エンジンは、ト
ランジスタQ  、Q  を除くと。
(4m+5n+l)個のトランジスタによって構成され
る。モノリシックICの形ではなく。
個別部品のバイポーラ・トランジスタを用いた実験によ
って、 100nsee  (1O−7sec>の演算
速1度が得られた。これは、この基本的な推論エンジン
は1秒間に実に10,000,000回のファジィ推論
を実現できることを意味している(lOMega PI
PS : FIPS −Puzzy Inf’crcn
cas Per 5econd)。
(5)拡張推論エンジン 次に示すように、インプリケーションの前件部に2つの
ファジィ命題を含む推論が必要となることがある。これ
が拡張ファジィ推論と呼ばれるものである。インプリケ
ーションの前件部は「かっ/または(andlor) 
Jによって結合されている。
「かつ(and)Jまたは「または(or)Jのいずれ
か一方が選択される。
インプリケーション: XがAでかつ/またはyがBなら ば、2はCである (If x is A andlor y 1s B、
 then z is C)ブレミス:XはAoでかっ
/またはyはBoである結  論:2はC′である。
これは次のように記号で表現される インプリケーション: x=A andlor y−B−+z=Cブ  し  
ミ  ス :x−A  ″  andlor  y  
−B  ’結      論 :z−C− この拡張ファジィ推論は、拡張ファジィ推論エンジンに
よって実行される。拡張推論エンジンの概念が第19図
に示されている。入力はファジィ春メンバーシップ関数
A、B、C,A−およびB−、ならびに「かつ/または
」の結合を選択するための結合選択Cである。出力は結
論を表わすファジィ・メンバーシップ関数C−となる。
ファシイ・メンバーシップ関数A、A=はm本の信号ラ
イン上に分布した電圧によって、B、B−はm′本の信
号ライン上に分布した電圧によって。
Cはn本の信号ライン上に分布した電圧によってそれぞ
れ表わされる。
第20図はこの拡張された推論エンジンの構成を示して
おり、これは第17図に示すタイプ[3]の基本的な推
論エンジンの構成を若干修正することによって得られる
。ファジィ・メンバーシップ関数AとA′との間てC−
MIN演算が行なわれ(C−M I N31A) 、そ
の結果を表わすm個の電圧のE−MAX演算が行なわれ
る(E−MAX32A)。ファジィ・メンバーシップ関
数BとB′とについてもC−MIN、E−MAXの演算
が行なわれる(C−MIN31B、E−MAX32B)
。結合「かつ(and)Jはこの実施例ではMIN演算
によって、「または(or)JはMAX演算によってそ
れぞれ実現される。この結合の演算と選択が容易に可能
となるように、上述したコンドロールドMI N−MA
X四路34が用いられる。2つのE−MAXの演算結果
はこのコンドロールドM I N−MAX回路34に入
力する。そして、「かつ」か「または」を選択するため
の結合選択入力信号CがコンドロールドM I N−M
AX回路34の制御入力として与えられる。ファジィ・
メンバーシップ関数Cはトランケーション回路88にり
、えられ、そのトランケーショング信号としてコンドロ
ールドMIN−MAX回路34の出力aが与えられる。
トランケーション回路33から結論C′を表わすファジ
ィ・メンバーシップ関数の電圧分布が得られる。
4、ファジィ会メモリ (1)ファジィ・メモリの概念 ファジィ争メモリの機能はファジィ番メンバーシップ関
数をストアすることにあり、指定されたファジィ・メン
バーシップ関数を複数本の信号ライン上における電圧分
布として出力するものである。
複数のファジィ・メンバーシップ関数をストアしかつ読
出すことのできるファジィ・メモリの基本概念が第21
図に示されている。ファジィ・メモリは、ファジィ・メ
ンバーシップ関数のラベルをストアするラベル・メモリ
41.ラベル・メモリ41から読出されたラベルを表わ
すコードをストアするレジスタ42およびラベルをファ
ジィ化することによってラベルに対応した電圧分布を出
力するメンバーシップ関数発生回路43から構成されて
いる。ラベルとはファジィ番メンバーシップ関数を表わ
すワードと考えてよい。ラベル・メモリ4■およびレジ
スタ42はバイナリイーディバイスであり、ラベル・メ
モリ41はたとえばバイナリイRAMである。
メンバーシップ関数発生回路43は、複数の信号ライン
上に所定の電圧分布を発生する電圧分布発生回路441
発生した電圧分布を所定の出力信号ライン上に送り出す
ためのスイッチ・アレイ45およびラベル・メモリ41
から読出されたラベルを表わすコードを解読してスイッ
チ・アレイ45のスイッチを制御するデコーダ46から
構成されている。、電圧分布発生回路44から発生する
電圧分布の形はあらかしめ定められているが、この電圧
分布の出力信号ライン上の位置がデコーダ4Gの出力に
よって制御されるスイッチ・アレイ45によって変化さ
せられる。したがって、ラベル・メモリ41から読出さ
れたラベルに対応したファジィ・メンバーシップ関数を
表わす電圧分布が出力ラインに現われる。
このファジィ・メモリは、ファジィ番メンバーシップ関
数のグレード(各関数値)を多数のバイナリイ・コード
に変換して記憶するのではなく。
ファジィ・メンバーシップ関数のラベルを記憶している
ので、バイナリイ争メモリ(メモリ41)の8童がきわ
めて少なくてすむ。たとえば、ストアすべきファジィや
メンバーシップ関数の種類が8個以下であれば、それら
のラベルは3ビツト・コードで表わされるので、1つの
ファジィ・メンバーシップ関数を3ビツトでストアする
ことができる。また1通常のバイナリイ・メモリのアク
セス時間は、アナログ・メモリのそれに比べてきわめて
高速であるので、高速読出しが可能である。
しかも、最終的にはアナログ電圧分布によって表わされ
るファジィ・メンバーシップ関数を得ることができる。
さらに、バイナリイ・コードによる記憶であるからノイ
ズに対して強いという特徴もある。
以下にいくつかのファジィ・メンバーシップ関数発生回
路の具体例について説明するが、ここでは7種類のファ
ジィ・メンバーシップ関数が発生する。これらのメンバ
ーシップ関数のラベルをNL、NM、NS、ZR,PS
、PMおよびPLとし、これらはそれぞれ負の大きな値
(negatlvelarge)、負の中くらいの値(
negative medium) 。
負の小さな値(negative small) +零
(zero) 。
正の小さな値(posltive small) 、正
の中くらいの値(positive medium)お
よび正の大きな値(positive large)と
いう言語情報を表現するものとする。また、ファジィ・
メンバーシップ関数の壺数の領域における点の数(ファ
ジィ集合の要素の数に対応)は25に制限されているも
の′とする。したがって、ファジィ・メンバーシップ関
数発生回路の出力端子は25個である。
(2)スイッチ・マトリクスを用いたファジィ・メンバ
ーシップ関数発生回路 第22図および第23図は、スイッチ・アレイとしてス
イッチ・マトリクスを使用したファジィ・メンバーシッ
プ関数発生回路の例を示している。第22図において、
ファジィ・メンバーシップ関数発生回路のθ〜24まで
番号が付けられた出力端子の下方に、これらの出力端子
から出力される7種類のファジィ・メンバーシップ関数
が図示されている。
出力されるファジィ・メンバーシップ関数の値は、簡単
のために4レベルに量子化されている。
この4レベルは、たとえば0. 1.7. 3.3およ
び5、Ovの電圧に対応する。この4つのレベルは電圧
分布発生回路44Aによって規定される。この回路44
A+::は、  1.7. 3.3および5.Ovノ3
つノファジィ真理値電圧源44g、 44bおよび44
cが設けられている。またこの回路44Aから第22図
で斜めに引かれた5本の電圧ラインVLがのびておリ、
中央のラインは電圧源44cに、その両側のラインは電
圧源44bに、最も外側の2本のラインは電圧源44a
にそれぞれ接続されている。
デコーダ4BAは1オブ8デコーダである。このデコー
ダ4BAにはレジスタ42から与えられるラベルを表わ
す3ビツト(C1+  C2+  C3)のバイナリイ
信号が入力している。デコーダ4BAはこの入力信号の
表わすコードに応じて8つの出力端子のいずれかにHレ
ベルの信号を出力する。8つの出力端子は、指定なしお
よび上述の7種類のラベルに対応している。たとえば、
入力コード信号が000のときには指定なしの出力端子
に、001のときにはNLの出力端子にそれぞれHレベ
ルの信号が出力される。これらの出力端子からは、指定
なしの出力端子を除いて、第22図に水平なラインで示
された信号ラインSLがのびている。
スイッチ中マトリクス45Aにおいて、電圧ラインvL
と信号ラインSLの所定の交差点から25の出力端に出
力ラインOLがのびている。これらの交差点に小さな正
方形で示された記号45aは、第一  44 − 23図に示されているように、電圧ラインVLと出力ラ
インOLとの間に設けられかつ信号ラインSLの電圧に
よってオン、オフ制御されるスイッチであり、たとえば
MOS  FETで構成される。1本の出力ラインOL
に2つ以上のスイッチ45aを設けてももちろんよい。
すべての出力ラインOLはその出力端子側において抵抗
45bを介して接地されている。
以上の構成において、ラベル・メモリ41からあるファ
ジィ・メンバーシップ関数のラベルが読出され、レジス
タ42を介してデコーダ4BAに与えられると、信号ラ
インSLのうちそのラベルに対応するものにHレベルの
信号が現われ、その信号ラインに設けられたスイッチ4
5aがオンとなる。この結果、オンとなったスイッチ4
5aを通して電圧分布発生回路44Aの各電圧が出力ラ
インOLを経て対応する出力端子に現われるので、上記
のファジィ・メンバーシップ関数を表わす電圧分布が出
力されることになる。
(3)パス・トランジスタ・アレイを用いたファシイ嗜
メンバーシップ関数発生回路 第24図および第25図は、スイッチ・アレイとしてパ
ス・トランジスタ・アレイ45Bを用いたファジィ・メ
ンバーシップ関数発生回路を示している。
電圧分布発生回路44Bは、メンバーシップ関数を11
のレベルに量子化するために、ファジィ真理値電圧0.
0. 0.5.・・・、4.5および5.Ovを発生す
る10個の電圧源を備えている。これらはファジィ真理
値0. 1/10.・・・、9/loおよび1にそれぞ
れ対応する。またこの発生回路44Bはラベル−ZHの
メンバーシップ関数の値がプログラムされたFROMを
備えている。このFROMには。
」1記電圧源およびグランドに接続された電源ラインV
Lと、パス・トランジスタ・アレイ45Bを経て出力端
子まで接続された出力ラインOLとが設けられている。
FROMは上下の2層のA、9層よりなり、第1層に出
力ラインOLが、第2層に電源うインVLがそれぞれ形
成されている。これら上下の2層は絶縁層たとえば光感
性ポリイミドによって絶縁されている。これらの層の交
叉点にスルーホールを形成することによってファジィ・
メンバーシップ関数の形がプログラムされる。スルーホ
ールはマスクROM技術を用いて形成することができる
ので、任意の形のメンバーシップ関数がプログラムでき
る。ラインVLとラインOLとの結節点を示す黒丸がス
ルーホールを示している。スルーホールが形成されてい
る点においてラインVLとラインOLとが接続され、フ
ァジィ真理値電圧がパス・トランジスタ・アレイ45B
に転送される。2つのラインVLとOLの結節点をフィ
ールドROM技術、すなわち高電圧を印加することによ
って所望の交点を絶縁破壊することによって短絡するよ
うにしてもよい。
パス・トランジスタ・アレイ45Bは、電圧分布発生回
路44Bからのびた出カラインOL、デコーダ48Bの
7つの出力端子に接続された信号ラインSL、  これ
らのラインの交点の電圧を左または右に4デイジツトま
たは8デイジツト分だけシフトさせるための斜めのライ
ンBL、ならびに信号ラ−47= インSLと出力ラインOLおよび斜めラインBLとの交
点にそれぞれ設けられ、かつ信号ラインSLの電圧によ
って制御されるスイッチング素子、PMOS  FET
45cから構成されている。
このスイッチング素子45cの接続の様子は第25図に
示されている。デコーダ46Bに接続された7本の信号
ラインSLまたはそれらのラインによって制御されるス
イッチング素子の列をそれぞれスイッチ列S、S2.・
・・S とする。81〜S7はこれらのラインSL上の
信号をさすときもある。
スイッチ列S1は電圧分布発生回路44Bにプログラム
されたメンバーシップ関数を4デイジツト左にシフトし
、スイッチ列S L 84およびS6は4デイジツト右
に、8デイジツト左に、および8デイジツト右にそれぞ
れシフトする。スイッチ列S およびS5はプログラム
されたメンバーシップ関数を右または左にシフトするも
のではなく、それを出力端子に直接に送り出す。スイッ
チ列S7は接地されたスイッチ・アレイであって。
このスイッチS がオン、他のスイッチSl〜S6がオ
フのときにすべての出力端子をグランド・レベルに落と
す。
ファジィ−メンバーシップ関数のラベルと信号S −8
のパイナリイ拳レベルとの関係が第26図に示されてい
る。デコーダ46Bは、レジスタ42からの3ビツトの
バイナリイ信号C、C。
c a  (OVまたは+5V)を第26図に示すテー
ブルにしたがって7ビツトのバイナリイ信号Sl〜S、
(−5VrLレベル」または+5VrHレベル」)に変
換するものであり、具体的には第27図に示されるよう
にNANDゲート47とインバータ48との組合せから
構成される。
たとえば、ラベル・メモリ41から読出されたラベルが
PLの場合には、スイッチ列S と86がオンになる。
電圧分布発生回路44Bにプログラムされたメンバーシ
ップ関数は、スイッチ列S8を通して4デイジツト右に
シフトされ、さらにスイッチ列S8を通して8デイジツ
ト右にシフトされる。したがって、プログラムされたメ
ンバーシップ関数は12デイジツト右にシフトされ、出
力端子に現われるメンバーシップ関数はPL(正の大き
な値)となる。
第24図において、電圧分布発生回路44Bのグランド
・レベルに接続されたラインVLには、中央の25本の
出力ラインOLに加えて、その左右において各12本ず
つの出力ラインOLに平行なうインと斜めラインBLと
が接続され、これらのラインと信号ラインSLとの交点
にスイッチ列S1゜ss、s、s6が設けられている。
これ2 ′   3    4 は、プログラムされたメンバーシップ関数がどのように
シフトされようと、グランド・レベルの信号を出力端子
に確実に出力させるようにするためのものである。
パスΦトランジスタ・アレイ45Bはファジィ真理値電
圧(0〜5V)を減衰させることなく出力端子に通さな
ければならない。通常のPMO8回路では、も、しファ
ジィ真理値電圧がPMOS  FETのスレシホールド
電圧よりも低いときには。
PMOS  FETは、ゲート電圧Vc(デコーダの出
力)がOvであれば、完全なオン状態にはならない。P
MOS  FETが完全にオン状態となるようにするた
めに、voを一5v程度にする必要がある。このために
、上述したようにデコーダ46Bは一5V (L)、+
5V (H)をとる出力を発生するように構成されてい
る。このような出力信号S  −S7を発生する第27
図のデコーダを構成するNANDゲート47の一例が第
28図に示されている。
(4)ファジィ・メンバーシップ関数形の選択上述の説
明では、ファジィ・メンバーシップ関数は山形ないしは
三角形状のものとして示されている。しかしながら、メ
ンバーシップ関数としては種々のものが考えられるし、
必要に応じて異なる形のものを選択できるようにしてお
くことが好ましい。
第29図は、第22図に示されるタイプのファジィ・メ
ンバーシップ関数発生回路に主に適用可能な電圧分布発
生回路であって、ファジィ・メンバーシップ関数形を選
択できるようにした回路を示している。いくつかの電圧
源44a〜44dに接続された電圧ラインVLに、山形
ないしは三角形状のファジィ・メンバーシップ関数形を
表わす電圧分布を出力するように結線された出力ライン
OLIと1台形状の関数形を表わす電圧分布を出力する
ように結線された出力ラインOL2とが設けられている
。これらのラインOLI、OL2にはそれぞれスイッチ
ング素子、NMO8FET40A。
40Bが接続され、これらのスイッチング素子の出力側
においてラインOLI、OL2は出力端子に接続される
出力ラインOLに接続されている。スイッチング素子4
0Bは選択信号C8によって直接に、素子4OAはイン
バータ49を介してそれぞれ制御される。
選択信号CがLレベルの場合にはスイ・ソチング素子4
OAがオンとなって、山形ないしは三角形状のファジィ
・メンバーシップ関数形を表わす電圧が出力ラインOL
に出力される。逆に信号C8がHレベルの場合には素子
40Bがオンとなるので台形の関数形を表わす電圧が出
力される。このようにして、ファジィ・メンバーシップ
関数形を選択することが可能となる。
第29図の回路において、FET40A、40Bのスレ
シホールド値電圧をvTll(通常1v程度)とすれば
、これらのFETを制御する選択信号C8のバイナリイ
・レベルは、LレベルがVTH以下。
HレベルがvTH+5v以上であればよい。ここで5V
は、最大電圧を発生する電圧源44dの電圧である。
電圧分布発生回路における発生電圧の分布形。
すなわちファジィ・メンバーシップ関数形は、上述した
2つの形のみならず、3つ以上の形をあらかじめ作成し
ておいてこれらのうちから1つを選択できるようにする
こともできる。また、関数形の選択は第24図に示すフ
ァジィ・メンバーシップ関数発生回路にも適用可能であ
るのはいうまでもない。
(5)メンバーシップ関数発生回路の発展形態電圧分布
発生回路は複数のライン上に分布した電圧信号を発生す
る。したがって、1つの電圧分布発生回路の出力電圧を
複数のスイッチ・アレイ45に与えることが可能である
。第30図は、1つの電圧分布発生回路44と、この出
力電圧が与えられる複数のスイッチ・アレイ45とを含
むメンバーシップ関数発生回路を示している。各スイッ
チ・アレイ45はそれぞれのデコーダ46によって駆動
される。各デコーダ4Bには同じまたは異なるラベルの
コード信号が与えられる。したがって、このメンバーシ
ップ関数発生回路からは複数の同じまたは異なるファジ
ィ・メンバーシップ関数を表わす電圧分布を得ることが
できる。
5、ファジィ中コンピュータ (1)ファジィ・コンピュータの概念 第31図はファジィ・コンピュータの概念を示すもので
、これは最も単純なファジィ情報処理を行なうことがで
きる。すなわち1つのインプリケーションが存在する場
合に適用されるものである。
ファジィ・コンピュータは、上述したように基本的には
ファジィ・メモリ54とファジィ推論エンジン50とか
ら構成される。3つのファジィ・メンバーシップ関数A
、BおよびA゛を表わす電圧分布を発生するために3つ
のメンバーシップ関数発生回路(以下単にMFGと略す
; Membershlp1’unetlon gen
erator) 43が設けられており、これらのMF
043にはラベル・メモリから読出されかつレジスタ4
2にそれぞれ一時記憶されたラベルが与えられる。3つ
のM F G 43は第30図に示したものと同じであ
ると考えることもできるし、各MFG43が電圧分布発
生回路をそれぞれもっていると考えてもよい。ファジィ
・メモリ54から出力されるファジィ・メンバーシップ
関数A、B、A”は基本的なファジィ推論エンジン5o
に与えられる。
この推論エンジンは、第13図から第18図を参照して
説明したものである。ファジィ推論結果B′は分布した
アナログ電圧すなわちファジィ出力とじて得られる。場
合によっては、たとえばファジィ制御システムにおいて
は、ファジィ中コンピュータから決定的な結果すなわち
非ファジィ出力を得ることが必要なときがある。補助的
なデフアジファイア52がこの処理を実行し、デフアシ
ファイア52からは単一のアナログ電圧(非ファジィ出
力)が得られる。
第31図および後述するすべてのタイプのファジィ・コ
ンピュータにおいて、コンピュータ動作の同期をとるた
めの制御装置および制御バスは図示されていない。
上述したすべてのファジィ・メモリは、複数のファジィ
・メンバーシップ関数のラベルをバイナリイ・メモリに
あらかじめ記憶させておいて、読出されたラベルにした
がってMFGから対応するファジィ・メンバーシップ関
数を表わす電圧分布を発生させるようにしているが、フ
ァジィ・コンピュータにおいて用いられるファジィ・メ
モリまたはMFGはこのタイプのものに限られることは
ない。ファジィ・メモリないしはMFGは、ファジィ推
論エンジンに所定のファジィ・メンバーシップ関数を表
わす電圧分布を与えればよいのであるから、たとえば第
24図に示すようなFROMを含む電圧分布発生回路を
多数用意し、これらの回路にそれぞれ異なるおよび同じ
ファジィやメンバーシップ関数をあらかじめプログラム
しておく。そして、ラベルに対応するメンバーシップ関
数指定入力に応じて、指定されたメンバーシップ関数を
発生する電圧分布発生回路を選択し、その出力電圧分布
をファジィ推論エンジンに与えるようにすることもでき
る。選択された電圧分布発生回路の出力電圧をファジィ
推論エンジンに与えるために上述したものとは異なる選
択スイッチ・アレ°イが必要となろう。
(2)パラレル処理タイプその[1] 1ユ述したように一般には多数のインプリケーション・
ルールが存在し、これらが「さもなければもしくはまた
は(elseもしくはB15o) Jまたは[かつ(a
nd)Jで連結されている。このような。
複数のインプリケーション争ルールの存在を前提とし、
これらのインプリケーションに対する複数のファジィ推
論を同時に実行するタイプのファジィ・コンピュータの
具体例について2次に説明する。
第32図において、r個のインプリケーション・ルール
の存在を前提とすると、r個の基本的なファジィ推論エ
ンジン50が設けられる。各インプリケーションにおけ
る2つのメンバーシップ関数A  、B  、  (k
−1〜r)を発生させかつ6推k 論エンジン50に与えるために、各推論エンジン50に
対して2MFG43Aがそれぞれ設けられている。2M
FG411Aは2つのMFGを1つのブロックにまとめ
たものである。プレミスにおけるファジィ・メンバーシ
ップ関数A′はすべてのファジィ推論エンジン50に対
して共通であるので、この関数A゛を発生させるために
1つのMFG43が設けられており、その出力電圧分布
が全推論エンジン50に与えられる。
各2MFG43Aにメンバーシップ関数Ak。
Bkのラベルを与えるためにシフトレジスタ42a。
42bが設けられている。r個のシフトレジスタ42a
が設けられ、これらは直列に接続されている。そして、
各レジスタ42aにストアされたバイナリイ・データが
並列に対応する2MFG48Aに与えられる。たとえば
、ラベルが3ビツトで表わされるとすれば、各シフトレ
ジスタ42aは3ビツト番シフトレジスタであるから、
r個のシフトレジスタ42aは3×rビツトのシフトレ
ジスタで構成することができる。関数Aのラベル入力端
子から、まずA のラベル・コードがシリアルに入力さ
れ、続いてA  のラベル・コードが入力されr−す るというように、r個のラベルを表わすシリアル・デー
タが入力されることによって、各レジスタ43aにラベ
ルがセットされる。レジスタ42bについても同様であ
る。レジスタ42cについては、3ビツトのA゛のラベ
ルをシリアルに入力すればよい。したがって、第32図
に示すファジィ・コンピュータではラベル・メモリは不
要となる。入力装置たとえばキーボードによって各ラベ
ルを入力すればよい。
すべてのレジスタ42a〜42cにラベルがセットされ
ると、すべての2MFG41.MFG43から対応する
ファジィ・メンバーシップ関数を表わす電圧分布が各フ
ァジィ推論エンジン50に与えられるので、これらの推
論エンジン50からそれぞれの推論結果、たとえばB 
 ’、 B  ’、・・・、B °が得ら12    
     r れる。
複数のインプリケーションの連結が「または(else
もしくはB15o) Jで与えられていた場合には、こ
の連結はたとえばC−MAX53によって実行される。
連結「かつ(and)JはたとえばC−MINで実行さ
れよう。このようにして、  C−MAX53から最終
的な結論B′を表わすアナログ電圧分布が得られること
になる。
このようなファジィ・コンピュータは、たとえば複数の
インプリケーションを固定しておいて。
プレミスのファジィ・メンバーシップ関数A−を順次変
えることによってそれぞれに対応した結論B″を得るた
めに使用されよう。もちろん、場合によってはインプリ
ケーションを変えるようにしてもよい。
A、A=およびBのラベルは手動操作によって入力装置
から与えるばかりでなく、既存のバイナリイ・マイクロ
プロセッサ等を用いて与えるようにすることもできる。
MFG43.2MFG43Aが第29図または第30図
を用いて説明したように2発生するファジィ・メンバー
シップ関数の形を選択できる機能をもっている場合には
、この選択のために1ビツトのデータが必要となる。し
たがって、レジスタ42a〜42cは4ビツト・シフト
レジスタとしなければならないだろう。
(3)パラレル処理タイプその[2] 第33図は、第19図および第20図を参照して述べた
拡張ファジィ推論エンジンを用いたファジィ・コンピュ
ータを示しており、これもまた複数のインプリケーショ
ン・ルールを前提とした複数の推論を同時に行なうこと
のできるパラレル処理タイプのものである。
既に説明したように拡張ファジィ推論エンジン51は、
入力として、インプリケーションにおける3つのファジ
ィ・メンバーシップ関数Ak。
B  、  C、(kfil 〜r)、プレミスにおけ
るk メンバーシップ関数A−,B−,およびインブリケーシ
ョンにおける前件部の結合「かつ/または(andlo
r)Jの選択Cを要求する。メンバーシップ関数A  
、B  、Cを表わす電圧分布を発生すkk るために、各推論エンジン51に対して3MFG−43
0が設けられている。3MFG”は3つのMFG゛を1
つのブロックに表わしたものである。
ダッシュはMFGから電圧分布発生回路44を除いたこ
とを意味する。すなわち、MFG−は、第30図に示す
ようにデコーダとスイッチ・アレイとからなる。メンバ
ーシップ関数A”、B−は全推論エンジン51に共通で
あるから、その発生のために1つの2MFG−43Bが
設けられている。これらの3MFC,”41Cおよび2
MFG−43Bには電圧分布発生回路44の出力電圧が
共通に与えられている。各3MFG−430,2MFG
18Bには、対応するレジスタ42B、 42Aからラ
ベルが与えられる。また、レジスタ42Cからは結合選
択信号Cが出力され、すべてのファジィ推論エンジン5
1に与えられる。
多数のメンバーシップ関数のラベルは、入力装置55か
ら入力されラベル・メモリ4■にあらかじめ記憶される
。図示しない制御装置によってこのメモリ41がアクセ
スされ、所定のラベルが順次読出されてレジスタ42A
、 42Bに転送される。また。
結合選択を表わすデータがレジスタ42Cに転送される
。これによって、各2MFG−41B、3MFG″43
Cから対応するメンバーシップ関数を表わす電圧分布が
発生し、各推論エンジン51に与えられるので、これら
の推論エンジン51からはそれぞれの推論結果C’、 
 C’、・・・、C゛が得られる。
1     2         r これらの結果はC−MAX51に与えられ、最終結果C
′が生成される。必要ならばファジィ出力C′はデフア
シファイア52によって非ファジィ出力に変換される。
(4)シーケンシャルψタイプ シーケンシャル・タイプのファジィ・コンピュータは、
ファジィ推論を逐次的に行なうものである。順次行られ
る推論結果を表わす電圧分布は、複数のインプリケーシ
ョンの連結演算(MAXまたはMIN)規則にしたがっ
て、順次演算されかつ蓄積され、すべての推論が終了し
たときの蓄積結果が最終結果になる。または、各推論結
果を別個に蓄積しておき、最後にすべての推論結果を連
結演算することによって最終結果が得られる。
第34図は、このようなシーケンシャル・タイプのファ
ジィ・コンピュータの概要を示している。
ここでは簡単のために基本的なファジィ推論エンジンが
用いられており、このファジィ推論エンジンとして上述
したタイプ[3コのもの(第17図参照)が用いられて
いる。また、このファジィ・コンピュータは、推論結果
が得られるごとに連結演算を行なうものである。
1個のインプリケーションがあり、これらのインプリケ
ーションにおけるファジィ・メンバーシップ関数をA、
B(k−1〜r)とする。
k これらのメンバーシップ関数のラベルは、推論が行なわ
れる順序で、たとえばA、A2.・・・。
■ r     1  2・°°°・ Bk・°°゛・Ak
、・・・、A およびB  、B B の順序でラベル・メモリ4LA、 41Bにそれぞ
れあらかじめストアされているものとする。これらのラ
ベルの記憶場所のアドレスはプログラム・カウンタ61
によって指定される。
まず、ラベルA、B、がメモリ41A、 41Bがらそ
れぞれ読出され、これらに対応するメンバーシップ関数
A、B、がMFG−43Dがら読出され、C−MIN3
1およびトランケーション回路33に与えられる。また
、C−MIN31にはプレミスのメンバーシップ関数A
′が与えられている。
この結果、トランケーション回路33からはこの推論結
果B1°が得られ、C−MAX (またはC−MIN)
53を経て電圧ホールド回路63に一時記憶される。続
いて、プログラム・カウンタ61が歩進することによっ
て1次のメンバーシップ関数A 2 。
B2のラベルがメモリ41A、 41Bから読出され。
この関数がファジィ推論エンジンに与えられるので−B
2°の推論結果が得られC−MAX53に与えられる。
C−MAX53には前回の推論結果B1゜も回路63か
ら与えられており、  B  ’vB2°の演算一  
66 − フ    。
(この演算結果を便宜的にVBkで表わす)が行2  
  、 なわれ、vBkが回路63にストアされる。
同じようにして、順次推論結果B °、・・・、Bk′
が得られ、これらの推論結果と前回までの推論結X演算
が行なわれて回路63にストアされる。
遂に最後の推論結果B °が得られると、このB ′と
vB  ’とのMAX演算が行なわれて最終語r   
?に 果B−−vBkが得られるので、これが電圧ホールド回
路62に一時記憶される。以上の動作は。
C−MAX53と回路63との間、C−MAX53と回
路82との間等にゲート回路を設けておき、これらのゲ
ート回路の開閉を制御することにより行なわれよう。
第35図は、  C−M A X 53.電圧ホールド
回路82、88および上記ゲート回路の具体的−例を示
している。トランケーション回路はそのコンペンセータ
を除いたもの、すなわち第8図のトランケータであり、
これが符号Haで示されている。
したがって、このトランケーション回路33aの出力は
推論結果B k’にエミッタ/ベース電圧”EBを加え
たものとなっている。ダイオ−下64は、コンデンサB
5の充電電圧よりも高い電圧がトランケーション回路3
3aから出力されたときに、この電圧信号の通過を許し
コンデンサ65に充電させていくことによってMAX回
路として働くとともに。
その順方向電圧降下によって上記のエラーvEBを補償
する働きをする。コンデンサ65が電圧ホールド回路6
3に、コンデンサ67が同62にそれぞれ対応する。ま
たゲート回路として働くスイッチSWt。
SW2. SW3が設けられている。これらのスイッチ
はもちろん具体的にはFET等によって構成される。こ
れらのスイッチswt−swaのオン、オフ動作が第3
6図に示されている。この図の1,2゜3、・・・、に
、・・・、「は、推論の順序を示している。
1回の一連の推論の実行に先だち、スイッチSv3がパ
ルス状にオンとされることによって、コンデンサ65に
蓄積されていた前回の最終結果B′カハッフ7増幅回路
66を経てコンデンサ67に転送される。コンデンサ6
7の電圧はバッファ増幅回路68を通して常時出力端子
に現われることになる。
これらのバッファ増幅回路8[i、 68は、たとえば
高入力抵抗のMO8O8タカタイプPアンプ等を用いて
構成されよう。また、スイッチSW2が一時的にオンと
されることによって、コンデンサB5の電荷がすべて放
電させられる。
ファジィ・メンバーシップ関数A  、B  に基づく
第1回目の推論が終了すると、スイッチSw1かわずか
の時間オンになることによって、この推論結果B1を表
わす電圧分布がコンデンサ65に転送される。第2回目
の推論が終ると、同じようにスイッチSWIがオンとな
り、第2回目の推論結果B °を表わす電圧の方が高い
場合にのみこの電圧がコンデンサ05に送られ、MAX
演算とその蓄積とが行なわれる。以上の動作を、各推論
の終了ごとに繰返すことによって、r回目の推論が終了
してスイッチSWIがオンとなったときには、全推論結
果のMAX演算結果である最終推論結果B′がコンデン
サ65に蓄積されたことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はn入力1出力NIN回路の例を示す回路
図、第1図(B)はその改良型を示す回路図。 第2図はn入力1出力MAX回路を示す回路図である。 第3図から第6図はMIN回路またはMAX回路の分類
を示すもので、第3図(A)はコレスボンディングMI
N (C−MIN)またはコレスポンディングMAX 
(C−MAX)の概念を、第3図(B)はその記号をそ
れぞれ示し、第4図(A)はアンサンプルMI N (
E−MI N)またはアンサンプルMAX (E−MA
X)の概念を、第4図(B)はその記号をそれぞれ示し
、第5図(A)はデカルト積(または直積)NIN回路
(CP−MIN)の記号を、第5図(B)はその単純化
した回路をそれぞれ示し、第6図は第5図(B)にライ
ンの交叉として記号化された回路の具体例を示す回路図
である。 第7図はトランケーション回路の概念を示し。 第8図はトランケーション回路の具体例を示す回略図で
ある。 第9図(A)、 (I3)は、NIN回路とMAX回路
のカスケード接続をそれぞれ示すブロック図、第10図
は第9図(A)の回路の具体例を示す回路図、第11図
は第10図の回路のコンベンセータを省略した回路を示
す回路図である。 第12図はコンドロールドM I N−MAX回路を示
す回路図である。 第13図は基本的なファジィ推論エンジンの概念を示す
ものである。 第14図はタイプ[1]のファジィ推論エンジンの構成
を示すブロック図である。 第15図はタイプ[2]のファジィ推論エンジンの構成
の一部を示すブロック図、第16図はその具体的回路を
示す回路図である。 第17図はタイプ[3]のファジィ推論エンジンの構成
を示すブロック図、第18図はその具体的回路を示す回
路図である。 第19図は、拡張ファジィ推論エンジンの概念を示すも
のであり、第20図はその構成の一例を示すブロック図
である。 第21図はファジィ・メモリの基本構成を示すブロック
図である。 第22図は、スイッチ・マトリクスを用いて実現したフ
ァジィ・メンバーシップ関数発生回路を示す回路図、第
23図は第22図における記号の具体的構成を示すもの
である。 第24図は、バス・トランジスタ・アレイを用いて実現
したメンバーシップ関数発生回路を示す回路図、第25
図は第24図における記号の具体的構成を示すもの、第
26図は第24図におけるデコーダの動作を示すテーブ
ル、第27図は同デコーダの具体的構成を示す回路図、
第28図は第27図の回路において用いられるNAND
ゲートを示す回路図である。 第29図は、ファジィ・メンバーシップ関数形を選択で
きる電圧分布発生回路を示す回路図である。 第30図はメンバーシップ関数発生回路の発展形態を示
すブロック図である。 第31図は、ファジィ・コンピュータの概念を示すブロ
ック図である。 第32図は、基本的なファジィ推論エンジンを用いたパ
ラレル処理タイプのファジィ・コンピュータの例を示す
ブロック図である。 第33図は、拡張ファジィ推論エンジンを用いたパラレ
ル処理タイプのファジィ・コンピュータの例を示すブロ
ック図である。 第34図は、シーケンシャル・タイプのファジィ・コン
ピュータの例を示すブロック図、第35図は第34図に
おけるC−MAXおよび電圧ホールド回路の具体例を示
す回路図、第36図は第35図におけるスイッチの動作
を示すタイム・チャートである。 43、43A、 43B、 43C,43D・・・ファ
ジィ・メンバーシップ関数発生回路。 50、、51・・・ファジィ推論エンジン。 以  上 =  72 − 第3 (A) 第41 (A) zI!vxI (B) 図 (B) ×      ド × □
【つ^□ ・勤 〉 」 ・3k 〉 −】 ε≦ψ i            ≦ 第」7図 B′ 第19図 第20図 A’AB’BC C′ 第18図 第26図 第28図 5V 第27図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 所定のファジィ・メンバーシップ関数を表わす複数本の
    ライン上に分布した電気信号を発生する複数のメンバー
    シップ関数発生回路、および上記の複数のメンバーシッ
    プ関数発生回路から出力される電気信号を入力として、
    所定のファジィ演算を実行し、その演算結果を複数本の
    ライン上に分布した電気信号として出力するファジィ推
    論エンジン、 を備えたファジィ・コンピュータ。
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