JPH06110696A - ファジイ推論のグレード演算回路 - Google Patents

ファジイ推論のグレード演算回路

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JPH06110696A
JPH06110696A JP4283935A JP28393592A JPH06110696A JP H06110696 A JPH06110696 A JP H06110696A JP 4283935 A JP4283935 A JP 4283935A JP 28393592 A JP28393592 A JP 28393592A JP H06110696 A JPH06110696 A JP H06110696A
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circuit
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JP4283935A
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English (en)
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Ken Ota
謙 太田
Shii Aachiboruto Uiriamu
ウィリアム・シー・アーチボルト
Uein Supaakusu Robaato
ロバート・ウェイン・スパークス
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Motorola Solutions Japan Ltd
Original Assignee
Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Publication date
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    • G06N7/02Computing arrangements based on specific mathematical models using fuzzy logic
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハードウエア量に過大な負担をかけることな
く演算速度の高速化を可能にする。 【構成】 入力ラベルのメンバーシップ関数をΔ型,Z
型、S型を含む型の識別コード、単一の屈曲点x0 及び
傾斜部分の勾配に比例する乗数を含む乗算規則の組合せ
によって定義したものを記憶しておき、グレード演算時
にこれを出力する記憶手段20、入力データxi と屈曲
点xo との差分値を演算し屈曲点からの水平偏位量とし
て出力する差分値演算回路40、グレードの下限値から
の垂直偏位量を演算し出力する乗算回路50、並びにグ
レードの下限値からの偏位量又はグレードの上限値若し
くは下限値のうちのいずれか一つを演算結果のグレード
i として選択する演算結果の選択回路60を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の家電製品や車両
の制御などに利用されるファジイ推論のグレードの演算
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ファジイ推論を利用したファジイ
制御が各種の家電製品や車両の制御など既存の広汎な制
御の分野に応用されつつある。
【0003】このファジイ推論の入力側、すなわち前件
部演算側では、入力値(x)とその適合度(グレード
(g))との関係が複数の入力ラベルのメンバーシップ
関数(MF)として定義されMFーROMなどと称され
る記憶手段に格納されると共に、実際の入力値(xi
と記憶手段に格納されているメンバーシップ関数とに基
づき該当の入力ラベルのグレード(gi )の演算が行わ
れる。このようなメンバーシップ関数としては、Δ型、
Z型、S型、Π型など平坦部分と一定勾配の傾斜部分と
の組合せによる比較的簡単な形状が多用される。
【0004】例えば、入力値xと、そのグレードgとの
関係が図4(A)に例示するように、下限値gmin の平
坦部分とこれらに囲まれた傾斜部分とから成るΔ型や、
図4(B)に例示するように、下限値gmin と上限値g
max の平坦部分とこれらの間の傾斜部分とから成るZ型
や、(C)に例示するようなΠ型のメンバーシップ関数
などによって定義される。このように定義された各メン
バーシップ関数はMFーROMに格納され、入力値(x
i )とMFーROMに格納中のメンバーシップ関数とに
基づき該当の入力ラベルのグレード(gi )の演算が行
われる。
【0005】上記グレードの演算回路の典型的なもので
は、まず、入力値(以下「入力データ」と称する)xi
とMFーROMに格納されているメンバーシップ関数を
定義する複数の屈曲点x0 ,x1 ,x2 ,x3 との大小
関係が判定され、この判定結果に応じて傾斜部分につい
ては(xi −x0 )/(x1 −x0 )などの補間演算に
よって得られるxi 点における垂直偏位量がそのまま、
あるいは平坦部分についてはグレードの上限値g
max (通常1.0 )、下限値gmin (通常0.0)が出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、ファジイ推論に
基づく制御は、主として空調機や家電製品などの低速制
御の分野に応用されてきた。このファジイ制御を自動車
の走行制御や、サスペンション制御、画像処理など比較
的複雑で高速性が要求される技術分野に応用しようとす
れば、従来の演算を桁違いに、典型的には3桁程度、高
速化することが必要になる。この演算の高速化は、ファ
ジイ推論機関全体を考慮すれば、入力データから入力ラ
ベルのグレードを演算する初期段階、演算された入力ラ
ベルのグレードどうしのmin-max 演算を実行する中間段
階、このmin-max 演算結果によって出力ラベルのメンバ
ーシップ関数を頭切りし重心法により確定値を得る非フ
ァジイ化の最終段階のそれぞれについて調和を保ちなが
ら実現する必要がある。
【0007】上述のように、初期段階における入力ラベ
ルのグレードの演算には、メンバーシップ関数の各屈曲
点と入力データとの大小関係の判定がまず必要になる
が、そのためには、各メンバーシップ関数について4個
の屈曲点を格納できる領域を確保しておく必要がある。
すなわち、このメンバーシップ関数の屈曲点は、最小の
Z型やS型については2点で足りるが、Π型については
4点が必要となるため、Z型,S型,Π型を含むメンバ
ーシップ関数を対象とした場合、最大4個の屈曲点を格
納できるデータ領域を確保しておく必要がある。
【0008】また、グレードの演算に際しては、上記各
屈曲点と入力データとの大小判定結果に応じて、除算
(xi −x0 )/(x1 −x0 )が必要になるが、この
除算は8ビット精度の比較的小規模の回路構成でも、通
常、8乃至10クロック周期程度の演算時間を必要とす
るという点で、高速化のネックとなる。このため、除算
1 /(x1 −x0 )を予め実行して直線部分の勾配を
算定し、この演算済みの勾配をメンバーシップ関数を定
義するデータの一部としてROMに格納しておくことに
より、除算を除去し5クロック周期程度で実行可能な勾
配と差分値(xi−x0 )との乗算で置き換えることが
考えられる。
【0009】しかしながら、上記勾配をメンバーシップ
関数に含めることに伴い、メンバーシップ関数を定義す
るためのデータ量が増加し、これを格納するために大き
な容量のMFーROMが必要になる。例えば、Π型のメ
ンバーシップ関数について最大4個の屈曲点のそれぞれ
と、左右異なり得る2個の傾斜を各1バイト(8ビッ
ト)で表現しようとすれば、全部で6バイトのデータ幅
が必要になる。
【0010】この種のファジイ推論マシンの典型的例と
して、入力データのチャネル数を10程度とし、各入力
データチャネルに10個程度の入力ラベルを割当てるも
のとすれば、メンバーシップ関数の総数は100程度と
なる。各メンバーシップ関数のデータ幅が上述のように
6バイトとすると、MFーROMとしては全部で600
バイト程度の記憶容量が必要になる。この記憶容量はそ
れほど大きくはないが、処理時間を短縮するためにMF
ーROMから同時に読出した6バイトのデータを並列処
理しようとすれば、多数のレジスタや比較回路や論理回
路などを並列に設置しなければならず、ハードウェアの
規模が過大になるという問題がある。
【0011】このように、演算時間の短縮とROM容量
やハードウエア規模の増大は2律背反の関係にある。極
端な場合、想定される全ての入力データについて予めグ
レードを演算しこの演算結果をこの入力データをアドレ
ストするテーブルROMに格納しておき、グレードの演
算に際してはこのテーブルROMをアクセスして該当の
グレードを読出すテーブル・ルックアップの構成とすれ
ば、処理時間を1回のメモリアクセス時間程度に短縮で
きる。しかしながら、このテーブル構成では、テーブル
ROMに登録しておくデータ量が過大になり、演算回路
全体のコストを上昇させるという問題がある。
【0012】従って、本発明の主要な目的は、MFーR
OMなどの記憶容量やハードウエア量に過大を負担をか
けることなく、演算速度の高速化、例えば1入力ラベル
のグレード演算時間が1クロック周期の高速化を実現す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する本発明のグレード演算回路は、入力ラベルのメ
ンバーシップ関数を、Δ型、Z型、S型を含む型の識別
コード、平坦部分と傾斜部分との境界点又は傾斜部分相
互の境界点に該当する単一の屈曲点(x0 )及び傾斜部
分の勾配に比例する乗数を含む乗算規則の組合せによっ
て定義したものを記憶しておき、グレード演算時にこの
メンバーシップ関数を出力する記憶手段と、入力値(x
i )と前記記憶手段から出力されたメンバーシップ関数
に含まれる単一の屈曲点(x0 )との差分値を演算し屈
曲点からの水平偏位量として出力する差分値演算回路
と、前記記憶手段から出力されたメンバーシップ関数に
含まれる乗算規則に従って前記差分値演算回路から出力
された屈曲点からの水平偏位量に対する乗算を実行しグ
レードの上限値からの垂直偏位量を演算しこれに基づき
グレードの下限値からの垂直偏位量を演算して出力する
演算回路と、前記記憶手段から出力されたメンバーシッ
プ関数に含まれる型の識別コード、前記差分値演算回路
から出力された屈曲点からの水平偏位量の極性及び前記
演算回路から出力されたグレードの下限値からの垂直偏
位量とグレードの最大変化幅との大小関係に基づき、前
記演算回路から出力されたグレードの下限値からの垂直
偏位量、又は前記メンバーシップ関数のグレードの上限
値若しくは下限値のうちのいずれか一つを演算結果のグ
レード(gi )として選択する演算結果の選択回路とを
備えている。
【0014】
【作用】本発明のグレード演算回路によれば、MFーR
OMなどの記憶手段に記憶される入力ラベルのメンバー
シップ関数は、Δ型やS型などの型の識別コード、単一
の屈曲点(x0 )及び傾斜部分の勾配に比例する乗数を
含む演算規則の組合せによって表現される。例えば、単
一の屈曲点(x0 )は、Δ型については図3(A)に示
すような2個の傾斜部分の境界点であり、Z型とS型に
ついては図3(B)に示すような平坦部分と傾斜部分と
の境界点であり、例外的なΠ型については図3(C)に
示すように、乗算によって組合せられるZ型とS型のそ
れぞれの屈曲点(x0 ,x0 ’)である。
【0015】平坦部分と傾斜部分とから成る各メンバー
シップ関数の傾斜部分の勾配は、図3に示すように、平
坦部分と傾斜部分とのなす角度θの正接値 tanθで表現
される。本実施例では、Δ型のメンバーシップ関数につ
いては、2個の傾斜部分の勾配は同一の値が設定されて
いる。好適な実施例によれば、この勾配の値は2の巾乗
倍2n の巾数(n)による乗数と、この巾数に応じたビ
ット数のシフトを指定する演算規則とによって定義され
る。
【0016】グレードの演算に際しては、まず、入力デ
ータ(xi )と上記記憶手段から出力されたメンバーシ
ップ関数に含まれる屈曲点(x0 )との差分値(xi
0)が差分値演算回路で演算され屈曲点からの水平偏
位量として出力される。次に、乗算回路において、上記
屈曲点からの水平偏位量(xi −x0 )に対し、メンバ
ーシップ関数に含まれる演算規則に従って乗算が行わ
れ、グレードの上限値(gmax )からの垂直偏位量が演
算される。好適な実施例によれば、この演算規則に含ま
れる巾数(n)に応じたビット数のシフトによる2の巾
乗倍の逓倍が行われる。このグレードの上限値
(gmax )からの垂直偏位量は、最終的にはグレードの
下限値(gmin )からの垂直偏位量に変換される
【0017】最後に、出力選択回路において、上記記憶
手段から出力されたメンバーシップ関数に含まれる型、
屈曲点からの水平偏位量の極性及びグレードの上限値
(gmax )からの垂直偏位量とグレードの最大変化幅
(gmax −gmin )との大小関係に基づき、グレードの
下限値(gmin )からの垂直偏位量、あるいは、メンバ
ーシップ関数のグレードの上限値gmax や下限値gmin
のうちの一つが演算結果のグレード(gi )として選択
的に出力される。
【0018】すなわち、出力選択回路は、Z型やS型の
メンバーシップ関数については、屈曲点からの水平偏位
量の極性に基づき入力データがグレードの上限値gmax
の平坦部分に存在すると判定した場合には、グレードの
上限値gmax を選択して出力する。また、出力選択回路
は、任意のメンバーシップ関数について、グレードの上
限値からの垂直偏位量がグレードの最大変化幅(gmax
−gmin )以上であると判定した場合には、グレードの
下限値gmin を選択して出力する。これは、グレードの
上限値からの垂直偏位量が図3に示すように、メンバー
シップ関数の最高点から下方に向けて延長される線分の
長さに該当するため、これがグレードの最大変化幅を越
えたということは、入力値xがグレードの下限値gmin
の平坦部分に存在することに他ならないからである。
【0019】更に、出力選択回路は、任意のメンバーシ
ップ関数について、屈曲点からの水平偏位量の極性に基
づき入力データがメンバーシップ関数の上限値gmax
平坦部分に存在せず、かつ、グレードの上限値からの垂
直距離がグレードの最大変化幅未満のため下限値gmin
の平坦部分にも存在しないと判定した場合には、入力値
が傾斜部分に存在するとみなし、グレードの下限値から
の垂直偏位量を選択して出力する。
【0020】このように、傾斜部分とグレードの上限値
max との交点(屈曲点)を用いてメンバーシップ関数
を定義し、入力データと屈曲点どうしの大小比較を横軸
上(入力変数どうし)で行う従来方式に代えて、グレー
ドの上限値gmax からの垂直距離とグレードの最大変化
幅との大小関係を縦軸上(グレードどうし)で行う構成
を採用することにより、メンバーシップ関数の定義に必
要な屈曲点数を1個まで低減でき、この結果、メンバー
シップ関数を定義するのに必要なデータ量を大幅に低減
できる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例のグレード演算回路
の構成を示すブロック図であり、10はCPUバス、2
0はMFーROM、30は入力データレジスタ、40は
差分値演算回路、50は差分値逓倍回路、60は出力選
択回路、70は最小値選択回路、80は上記各回路にタ
イミング信号や制御信号を供給することによりこれらの
回路と共同動作を行うコントローラ、90は演算結果の
グレードが出力されるグレードバスである。
【0022】MFーROM20には、例えば図2に示す
ような2バイト幅のワード構成のメンバーシップ関数
(MF)が、定義されている。「型」と表示された2ビ
ット幅の型識別コード
〔00〕,〔10〕,〔01〕,
〔11〕によってメンバーシップ関数の4種の型Δ、
S、Z及びΠがそれぞれ定義されている。また、屈曲点
と表示された8ビット幅のデータによって各メンバーシ
ップ関数についての単一の屈曲点(x0 )が定義されて
いる。この屈曲点は、従来技術の場合とは異なり、Δ、
S、Zについて単一の屈曲点から成り、例外的なΠ型に
ついては、それぞれが単一の屈曲点を有するZ型とS型
のメンバーシップ関数の組合せからなる。
【0023】すなわち、Π型については、図3(C)に
示すように、単一の屈曲点x0 を有するZ型のメンバー
シップ関数と、同じく単一の屈曲点x0 ’を有するS型
のメンバーシップ関数がMFーROM20上で連続する
2ワードのデータとして記憶される。そして、グレード
の演算に際しては、まず先行の1ワードのZ型のメンバ
ーシップ関数に基づきグレードgi が演算され、続い
て、後続の1ワードのS型のメンバーシップ関数に基づ
きグレードgi ’が演算される。このように連続的に演
算された2個のグレードgi とgi ’のうち小さな方が
Π型のメンバーシップ関数に基づき演算した最終的なグ
レードとして最選択的に出力される。
【0024】このZ型、S型両メンバーシップ関数に基
づく演算値のうち最小値を選択することは、図3(C)
に例示するように、Z型のメンバーシップ関数とS型の
メンバーシップ関数を乗算規則に基づき合成することに
よりΠ型のメンバーシップ関数を表現することに該当す
る。この特殊なΠ型のメンバーシップ関数に基づくグレ
ードの演算については後に詳述する。
【0025】各メンバーシップ関数の直線部分の傾斜
は、図3中に tanθで示すように、平坦部分と傾斜部分
のなす角度θの正接値によって表わされ、その大きさは
2の巾乗倍2n の巾数(n)を含む演算規則の組合せに
よって表わされる。本実施例では、上記巾数(n)は、
図2に示すように、1,3,5の奇数の巾数を指定する
2ビット幅の奇数部分と、2,4,6の偶数の巾数を指
定する2ビット幅の偶数部分とから成っている。この巾
数を含む演算規則の残りの部分は、上記奇数部分又は偶
数部分の巾数に従って2の巾乗倍された差分値のいずれ
か一方、又は双方の加算値から成る三者のうちいずれを
逓倍結果とするかを指定する2ビット幅の三者択一情報
から構成されている。
【0026】グレードの演算に際し、コントローラ80
は図示しないCPUなどの上位装置に対し最初の入力デ
ータ群の転送要求を発する。この転送要求に応じてCP
Uバス10上に出現する8入力チャネル分の入力データ
が入力データレジスタ30に保持されたのち、まず、最
初の入力チャネルの入力データがコントローラ80から
の読出し指令に基づき入力データレジスタ30から減算
器41の加算側入力端子に供給される。続いて、コント
ローラ80は、この入力データに対応してMFーROM
20に格納されている所定数の入力ラベルのメンバーシ
ップ関数を定義するデータ(以下「メンバーシップ関
数」と略称する)、例えば8個の入力ラベルのメンバー
シップ関数うち、最初の入力ラベルのメンバーシップ関
数をMFーROM20から出力させる。
【0027】コントローラ80の読出し指令に基づき最
初の入力ラベルのメンバーシップ関数がクロック信号に
同期してMFーROM20から読出される。このメンバ
ーシップ関数に含まれる屈曲点(x0 )は、減算器41
の減算側入力端子に供給されて差分値(xi −x0 )の
演算が行われる。以下、この差分値を屈曲点からの水平
偏位量と称し、その絶対値を屈曲点からの水平距離と称
する。この屈曲点からの水平偏位量と、その極性を表す
キャリイビットがレジスタ42とレジスタ43のそれぞ
れに保持される。また、MFーROM20から読出され
たメンバーシップ関数に含まれる演算規則と、メンバー
シップ関数の「型」を指定する2ビットの型識別コード
のそれぞれが、レジスタ53とレジスタ81とに保持さ
れる。
【0028】レジスタ42に保持された屈曲点からの水
平偏位量は、レジスタ43に保持中の極性を示すキャリ
イビットに応じて切り替えられるスイッチと極性反転器
とを含む無極性化回路44において屈曲点からの水平偏
位量の絶対値、すなわち屈曲点からの水平距離に変換さ
れてシフト回路51と52に供給され、それぞれにおい
て、レジスタ53に保持中の演算規則に含まれる各2ビ
ット幅の奇数部分と偶数部分とに従って1,3又は5ビ
ットの右シフトと、2,4又は6ビットの右シフトとが
行われ、加算器54の各入力端子に供給される。加算器
54では、レジスタ53に保持中の演算規則に含まれる
2ビットの三者択一信号に従い、シフト回路51,52
のいずれか一方のシフト出力又はシフト回路51と52
のシフト出力の加算値から成る三者のうちの一つを選択
して出力する。
【0029】この結果、逓倍回路50の加算器54から
出力される屈曲点からの水平距離に対する逓倍次数は、
奇数ビットのシフトに基づく21 ,23 又は25 の3種
類の値と、偶数ビットのシフトに基づく22 ,24 又は
6 の3種類の値と、これら3種類の値どうしの加算に
よる9種類の値(21 +22 =6,25 +26 =96な
ど)とから成る計15種類の値を取り得る。これら15
種類の逓倍次数を低い方から昇順に配列すると、2,
4,6,8,12,16,18,24,32,36,4
8,64,66,72,96となる。
【0030】この逓倍された水平距離は、図3を参照す
れば、この水平距離の点においてグレードの上限値g
max を通る水平線から下方に伸ばした垂線とメンバーシ
ップ関数との交点までの距離に該当するため、これを最
大グレードからの垂直距離と称するものとする。
【0031】この逓倍に際し、シフト回路51と52に
よるシフトに伴い、あるいはシフト出力どうしの加算に
伴い、逓倍値がグレードの最大変化幅(gmax
min )以上になると、シフト回路51,52や加算器
54からキャリイビットが出力される。これは、論理的
には十進数の「1」に正規化されたグレードの上限値g
maxを演算回路内では所定ビット幅のデータの最大値、
例えば8ビット幅のデータの最大値〔FF〕H に近似的
に設定しておくことにより容易に実現される。なお、論
理的には十進数の「0」に相当するグレードの下限値g
min は、8ビット幅のデータの場合
〔00〕H に該当す
る。上記、最大グレードからの垂直距離がグレードの上
限値gmax 以上となったことを示すキャリイビットの論
理和は、オアゲート66を経てレジスタ67に保持され
る。
【0032】差分値逓倍回路50の後段に配置された出
力選択回路60の補数演算器61では、レジスタ62に
保持中のグレードの上限値gmax から上記加算器54か
ら出力されるグレードの上限値からの垂直距離が減算さ
れることにより、グレードの下限値からの垂直距離、す
なわち傾斜部分のグレード値gi が演算され、出力選択
回路60レジスタ63に保持される。
【0033】コントローラ80は、レジスタ81から読
取り済みのメンバーシップ関数の型識別コードと、レジ
スタ43から読取り済みの屈曲点からの水平偏位量の極
性を示すキャリイビットと、レジスタ67に保持中のキ
ャリイビットとの組合せに従って、出力選択部60内の
セレクタ68に選択指令信号を供給し、レジスタ63に
保持中の傾斜部分のグレードの算定値gi 、レジスタ6
4に保持中のグレードの上限値gmax 又はレジスタ65
に保持中のグレードの下限値gmin のうちいずれか一つ
を選択的に出力させる。
【0034】すなわち、コントローラ80は、メンバー
シップ関数がZ型でかつレジスタ43に保持中のキャリ
イビットによって屈曲点からの水平偏位量の極性が負で
あることが示されていれば、グレードの上限値gmax
選択して出力させる(図3(B)参照)。
【0035】さらに、コントローラ80は、メンバーシ
ップ関数が上記Z型とは逆のS型でかつレジスタ43に
保持中のキャリイビットによって屈曲点からの水平偏位
量の極性が正であることが示されていれば、グレードの
上限値gmax を選択して出力させる。コントローラ80
は、メンバーシップ関数がΔ型で、水平偏位量が0であ
る場合にも、グレードの上限値gmax を選択して出力さ
せる。更に、コントローラ80は、メンバーシップ関数
がZ型で水平偏位量の極性が正、メンバーシップ関数が
S型で水平偏位量の極性が負、又はメンバーシップ関数
がΔ型で水平偏位量が0でない場合でかつレジスタ67
に保持中のキャリイビットによってグレードの上限値g
max からの垂直距離がグレードの最大変化幅以上となっ
たことが示されていれば、グレードの下限値gmin を選
択的に出力させる。また、コントローラ80は、上記メ
ンバーシップ関数の型とキャリイビットの組合せに関し
上記以外の場合には、レジスタ63に保持中の傾斜部分
のグレードgi を出力させる。
【0036】コントローラ80は、グレード演算中のメ
ンバーシップ関数がΔ型、Z型又はS型のいずれかであ
れば、セレクタ71にセレクタ68の出力を選択してグ
レードバス90上に出力させる。
【0037】これに対して、コントローラ80は、グレ
ード演算中のメンバーシップ関数がΠ型の場合には、ま
ず、Z型のメンバーシップ関数に基づき演算されたグレ
ードgi をレジスタ72に保持させ、続いてS型のメン
バーシップ関数に基づき演算されたグレードgi ’を最
小値回路73に供給する。最小値回路73は、レジスタ
72に保持中のグレードgi とセレクタ68から出力中
のグレードgi ’のうち小さい方を選択してセレクタ7
1に出力する。コントローラ80は、セレクタ71を制
御してこの最小値回路73の出力を選択して出力させ
る。
【0038】このように、Z型とS型のメンバーシップ
関数に基づき演算されたグレードのうち小さな方を選択
することにより、Π型のメンバーシップ関数に基づくグ
レードの演算と同一の演算結果を得ることができる。図
3(C)に例示するように、Z型とS型のメンバーシッ
プ関数のそれぞれについては傾斜部分の勾配θとθ’を
異なる値に設定できるので、左右非対象のΠ型のメンバ
ーシップ関数を容易に設定できる。
【0039】すなわち、図3(C)の例において、
0 ’<xi <x0 であれば、Z型のメンバーシップ関
数に基づき演算されたグレードgi もS型のメンバーシ
ップ関数に基づき演算されたグレードgi ’も共にg
max となり、これらのうち小さい方の値、すなわちg
max がΠ型のメンバーシップ関数に基づき演算されたグ
レードとして選択される。また、x0 <xi であれば、
Z型のメンバーシップ関数に基づき演算されたグレード
i はこのZ型メンバーシップ関数の傾斜部分の値又は
min となり、S型のメンバーシップ関数に基づき演算
されたグレードgi ’はgmax となり、これらのうち小
さい方の値、すなわちZ型メンバーシップ関数の傾斜部
分の値又はgmin がΠ型のメンバーシップ関数に基づき
演算されたグレードとして選択される。
【0040】逆に、xi <x0 ’であれば、Z型のメン
バーシップ関数に基づき演算されたグレードgi はg
max となり、S型のメンバーシップ関数に基づき演算さ
れたグレードgi ’はこのS型メンバーシップ関数の傾
斜部分の値又はgmin となり、これらのうち小さい方の
値、すなわちS型メンバーシップ関数の傾斜部分の値又
はgmin がΠ型のメンバーシップ関数に基づき演算され
たグレードとして選択される。
【0041】コントローラ80は、演算結果のグレード
をグレードバス90上に出力させる場合には、これと同
期してこのグレードがどの入力ラベルついて演算された
グレードであるかを後段の装置に通知するために、入力
ラベルの識別コードをラベルバス91上に出力する。ま
た、コントローラ80は、演算結果のグレードとして最
小値gmin をグレードバス90上に出力させる場合に
は、後段の装置がこのグレードの最小値
〔00〕H を無
効データと識別できるように、無効フラグを信号線92
上に出力する。この無効フラグは、Π型のメンバーシッ
プ関数の最初の段階において有為なデータがグレードバ
ス90上に出力されない場合にも、信号線92上に出力
される。
【0042】上記無効フラグに関する事項は、本実施例
のグレード演算回路とここからから出力されるグレード
を処理する後段の処理装置とのインタフェースに関する
ものであり、このインタフェースをどのような形態にす
るかは、本発明の要旨には直接関係せず、従って他の適
宜なインタフェース方法を採用できる。
【0043】コントローラ80は、最初の入力ラベルに
ついてグレードの演算の第1段階である差分値演算が終
了すると、次の入力ラベルのメンバーシップ関数をMF
ーROM20から読出させることにより、この新たな入
力ラベルについてグレードの演算を開始させる。以下同
様にして、先行の入力ラベルについてグレード演算の第
1段階である差分値演算が終了すると、後続の入力ラベ
ルについてグレードの演算が開始される。
【0044】このようにして、最初の入力データに関し
最後の入力ラベルについてのグレードの演算が終了する
と、コントローラ80は、入力データレジスタ30のア
ドレスを変化させることによって次のデータを入力し、
この入力データに対応した各入力ラベルについてグレー
ドの演算を開始させる。
【0045】図1を参照すれば、差分値演算回路40、
差分値逓倍回路50及び出力選択回路60は縦列に接続
されており、MFーROM20から1クロック周期で順
次読出される入力ラベルについて1クロック周期の処理
時間を費やしながらバイプライン的に処理される。従っ
て、MFーROM20から最初のラベルのメンバーシッ
プ関数が読出されてから3クロック周期経過後の定常状
態では、各入力ラベルについて演算済みのグレードが1
クロック周期で連続的にグレードバス90上に出力され
る。すなわち、この実施例によれば、テーブルROM方
式を採用する場合と同程度の高速演算が実現される。
【0046】ただし、Π型のメンバーシップ関数に基づ
き演算されるグレードについては、出力選択回路60か
らグレードバス90間に出力されるデータは最小値選択
回路70を経由するため、Δ型などの場合よりも1クロ
ック周期遅れて有効なグレードが出力される。
【0047】以上、図1の図示の煩雑化を避けるため
に、逓倍回路50内の加算器54に加算機能と、シフト
回路51,52の一方の出力をそのまま出力する機能を
付加する構成を例示した。しかながら、加算回路54の
後段にシフト回路51,52のシフト出力と加算回路5
4の出力を3個の入力端子のそれぞれに受けるセレクタ
を付加し、この3入力の一つを選択に出力させる構成と
することができる。
【0048】また、2の巾乗倍の巾数については奇数部
分と偶数部分を組合せると共に各部の逓倍値をそのま
ま、あるいは加算値を選択して出力する構成を例示し
た。しかしながら、単に、奇数と偶数を含む巾数を指定
して巾乗倍された差分値をそのまま出力する構成とする
こともできる。
【0049】さらに、Π型のメンバーシップ関数をZ型
とS型の組合せによって表現する構成を例示したが、Π
型のメンバーシップ関数を使用しないファジイ推論も可
能であり、この場合、最小値選択回路70を除去し、全
てのグレード演算を1クロック周期で実行する構成とす
ることもできる。
【0050】また、出力選択回路60が最大グレードか
らの垂直距離に基づく傾斜部分の演算値に加えて、グレ
ードの最大値と最小値とを実際にグレードバス上に出力
する構成を例示した。しかしながら、このグレードの最
大値と最小値は、それぞれ〔FF〕H
〔00〕H のよ
うな特定値であるため、これらを直接出力する代わり
に、出力対象がそのような特定値である旨を、図1の最
小値選択回路70をも含めた後段の処理装置に通知する
ためのフラグなど異種の信号を出力する構成とすること
もできる。後段の装置では、前段のグレード演算回路か
ら通知される〔FF〕H
〔00〕H については処理を
省略したり、処理に必要な場合はレジスタの初期化によ
って再生したりすればよい。
【0051】従って、請求項1では、上記回路と図1の
実施例で説明したような出力選択回路60の双方を含め
た広義の回路を「演算結果の選択回路」と表現してい
る。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のグ
レード演算回路は、メンバーシップ関数を、その型、単
一の屈曲点、傾斜部分の勾配に比例した乗数を含む演算
規則の組合せによって表現すると共に、メンバーシップ
関数の型や屈曲点からの水平偏位量の極性や最大グレー
ドからの垂直距離とグレードの最大変化幅との大小関係
に基づき最終的な演算グレードを選択する構成であるか
ら、MFーROMなどの記憶容量やハードウエア量に過
大な負担をかけることなく演算速度を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるファジイ推論のグレ
ード演算回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のMFーROMに格納されるメンバーシッ
プ関数のデータ構造の一例を示す概念図である。
【図3】図2のMFーROMに格納されるメンバーシッ
プ関数の一例と、このメンバーシップ関数と入力データ
(xi)とに基づくグレード演算の方法を説明するため
の概念図である。
【図4】従来技術によるメンバーシップ関数の定義の仕
方とこれに基づくグレードの演算方法を説明するための
概念図である。
【符号の説明】 10 入力データとメンバーシップ関数を定義するデ
ータが供給されるCPUバス 20 メンバーシップ関数の定義データが格納される
MFーROM 30 入力データを保持する入力データレジスタ 40 差分値演算回路 50 乗算回路(逓倍回路) 60 出力選択回路 70 グレードの最小値を選択する最小値選択回路 80 コントローラ 90 演算結果のグレードが出力されるグレードバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ラベルのメンバーシップ関数を、Δ
    型、Z型、S型を含む型の識別コード、平坦部分と傾斜
    部分との境界点又は傾斜部分相互の境界点に該当する単
    一の屈曲点(x0 )及び傾斜部分の勾配に比例する乗数
    を含む乗算規則の組合せによって定義したものを記憶し
    ておき、グレード演算時にこのメンバーシップ関数を出
    力する記憶手段と、 入力値(xi )と前記記憶手段から出力されたメンバー
    シップ関数に含まれる単一の屈曲点(x0 )との差分値
    を演算し屈曲点からの水平偏位量として出力する差分値
    演算回路と、 前記記憶手段から出力されたメンバーシップ関数に含ま
    れる乗算規則に従って前記差分値演算回路から出力され
    た屈曲点からの水平偏位量に対する乗算を実行してグレ
    ードの上限値からの垂直偏位量を演算しこれに基づきグ
    レードの下限値からの垂直偏位量を演算して出力する演
    算回路と、 前記記憶手段から出力されたメンバーシップ関数に含ま
    れる型の識別コード、前記差分値演算回路から出力され
    た屈曲点からの水平偏位量の極性及び前記演算回路から
    出力されたグレードの下限値からの垂直偏位量とグレー
    ドの最大変化幅との大小関係に基づき、前記演算回路か
    ら出力されたグレードの下限値からの垂直偏位量、又は
    前記メンバーシップ関数のグレードの上限値若しくは下
    限値のうちのいずれか一つを演算結果のグレード
    (gi )として選択する演算結果の選択回路とを備えた
    ことを特徴とするファジイ推論のグレード演算回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記乗算規則に含まれる乗数は2の巾乗倍の巾数(n)
    から成り、 前記演算回路は、前記屈曲点からの水平偏位量をこの巾
    数(n)によって指定されたビット数だけシフトするこ
    とにより2の巾乗倍するシフト回路を含むことを特徴と
    するファジイ推論のグレード演算回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記巾数(n)は奇数部分と偶数部分との組合せから成
    ると共に、前記演算規則はこれら各部の巾数に従って2
    の巾乗倍された前記屈曲点からの水平偏位量及び双方の
    加算値のうちのいずれか一つをグレードの上限値からの
    垂直偏位量として出力する指定を含み、 前記演算回路は、前記差分値演算回路から出力された屈
    曲点からの水平偏位量を前記巾数の奇数部分と偶数部分
    によって指定されたビット数だけシフトすることにより
    2の巾乗倍する2個のシフト回路と、このシフト回路の
    出力を加算する加算回路と、前記2個のシフト回路の出
    力と前記加算回路の出力のうちいずれか一つを前記演算
    規則に含まれる指定に応じて選択し前記グレードの上限
    値からの垂直偏位量として出力する選択回路とを備えた
    差分値逓倍回路を含むこと特徴とするファジイ推論のグ
    レード演算回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、 前記演算回路は、前記グレードの下限値からの垂直偏位
    量がグレードの最大変化幅以上となった場合にはキャリ
    イビットを生成する手段を備え、 前記出力選択回路は前記キャリイビットに基づき前記グ
    レードの下限値からの垂直偏位量と前記グレードの最大
    変化幅との大小関係を判定する手段を備えたことを特徴
    とするファジイ推論のグレード演算回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、 前記記憶手段に記憶されるメンバーシップ関数は、Z型
    とS型の組合せによって表現されるΠ型のメンバーシッ
    プ関数を含むと共に、 このΠ型のメンバーシップ関数を用いたグレードの演算
    に際しては、前記組合せられるZ型とS型のそれぞれに
    ついて前記グレードの演算を反復させるタイミング制御
    手段と、前記反復して演算された各グレードのうち小さ
    い方を選択して出力する最小値選択回路とを、前記演算
    結果の選択回路の後段に備えたことを特徴とするファジ
    イ推論のグレード演算回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4において、 前記差分値演算回路、差分値乗算回路及び演算結果の選
    択回路は縦列に接続され、前記グレードの演算は各入力
    ラベルについて1グレード/1クロック周期の速度でパ
    イプライン処理されることを特徴とするファジイ推論の
    グレード演算回路。
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