JPS6110811A - 電力ケ−ブル - Google Patents

電力ケ−ブル

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JPS6110811A
JPS6110811A JP59132451A JP13245184A JPS6110811A JP S6110811 A JPS6110811 A JP S6110811A JP 59132451 A JP59132451 A JP 59132451A JP 13245184 A JP13245184 A JP 13245184A JP S6110811 A JPS6110811 A JP S6110811A
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paper
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良輔 畑
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    • H01B9/06Gas-pressure cables; Oil-pressure cables; Cables for use in conduits under fluid pressure
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    • H01B3/30Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
    • H01B3/44Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes vinyl resins; acrylic resins
    • H01B3/441Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes vinyl resins; acrylic resins from alkenes
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
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    • H01B7/0241Disposition of insulation comprising one or more helical wrapped layers of insulation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電気絶縁油に浸された電気絶縁ケーブルの改
良に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
油浸電気ケーブルの油浸絶縁層(または誘電層)として
、従来は電気絶縁紙が使われてきたが、最近になって、
ポリプロピレンフィルムが使われるケースが出てきた。
このフィルムは電気絶縁紙上りも電気絶縁耐圧がはるか
に高いというだけでなく、誘電iE接が小さいこと、あ
るいは誘電率が絶縁油の誘電率に近いことなど、いくつ
かの利点を有している。しかし、従来のポリプロピレン
フィルムをまいたケーブルは、絶縁油による膨潤が極め
て太きいという欠点を有しており、そのために油浸絶縁
用途に用いる場合、各種の制限があった。
例えば、ポリプロピレンフィルムを巻いてケーブルを作
り、これを絶縁油に浸す場合、油によってフィルムが膨
潤し、ケーブルは巻き締って固くなってしまい、層間の
絶縁油の流通性が悪くなってしようというトラブルを生
じる。これを避ける応急策として、はじめにケーブルを
巻く時、緩く巻いて:j、−<という手法があるが、緩
く巻くと、巻きずれを起しべ・すく、また、巻きしわも
発生しやすい。
従来のポリプロピレンフィルムをまいたケーブルの別の
欠点は、表面の粗さが不十分であるため、フィルムを重
ね巻きした時、その層間で絶縁油の流通性が不十分にな
りやすく、それに起因する絶縁破壊を起しやすいという
ことであった。
又ポリプロピレンは絶縁油としてEHV級OFケーブル
で主流を占めるアルギルベンゼン系の油を使用すると、
高温になるにつれて膨潤してフィルム厚さが厚くなり、
フィルム間の面圧が著しく大きくなり、ケーブルの熱伸
縮等でフィルムが裂けたり、一層下のテープ間のギャッ
プに落ちこんでしわを作ったりして損傷をうけ、電気的
性能を低下させる恐れが太きかった。
本発明の目的は、上記した3つの欠点の原因となる膨潤
性と油の流通性不良の双方を、改良したポリプロピレン
フィルムとクラフト紙を交互に、あるいはポリプロピレ
ンフィルム2枚とクラフト紙1枚を交互に巻いて絶縁層
を形成した低損失高絶縁耐力のすぐれた油浸電気絶縁ケ
ーブルを提供せんとするものである。
〔発明の開示〕
本発明は、上記目的を達成するため、次の構成、すなわ
ち、密度0.905〜0.915g/σ3.複屈折0.
020〜0.0:35.両軸方向の強度比(長手方向引
張強度/幅方向引張強度)5〜15の範囲にある油浸電
気絶縁用ポリプロピレンフィルムとクラフト紙を一定の
組合せの繰返しでまいたことを特徴とするケーブルであ
る。
ここでいうポリプロピレン(以下PPと略称スる)とは
、アイツククチツク度90%以上、好ましくは、95%
以上、さらに好ましくは(17%以上有す乙ものであり
、メルトインデックス05〜40メ一/710分、好ま
しくは1〜20g710分の範囲のイ、のである。アイ
ソタクチツク度が上記より少な(なると、絶縁油による
膨潤が火ぎくなり好ましく、全イ。また、メルトインデ
ックスが上記範囲より小3ざいと、やはり絶縁油による
膨潤が大きくなるし、逆に、−1,記範囲より大きいと
、絶縁油中への溶出う上が増加し、絶縁油の粘度」−昇
を起したりするので打丁[シくない。上記したPPの中
でも、特に本発明ケーブルに用いるPPフィルムに好ま
しいものは、m融結晶化温度(Tmc )が105〜1
20℃の範囲、さらに好ましくは108〜118℃の範
囲にあるものである。Tmcが上記範囲より低いPPで
は、絶縁油による油膨潤が大きくなるし、また逆に、T
mcが上記範囲より高いPPでは、成膜性が悪化するた
め、均質なPPフィルムを作ることが難しくなり、その
結果として、絶縁欠陥などが増加するので好ましくない
次に本発明′ケーブルに用いるPPフィルムの密度は0
.905−0.915 g/cm3.  特に好ましく
は0.907〜0.912 g 7cm3  の範囲に
あることが必要である。
密度が上記範囲より小さい場合は、絶縁油にょる膨潤が
大きくなってしまうし、また逆に、上記範囲より大きい
場合は、PPフィルムが脆くなり、絶縁層の機械的強度
が不足する。次に、本発明ケーブルに用いるPPフィル
ムの複屈折は、0.020〜0.035、好ましくは、
0.025〜0.032の範囲にあることが必要である
複屈折がこの範囲より小さいと、絶縁油にょる膨潤が大
きくなってしまうし、また逆に、この範囲より複屈折が
大きくなると、PPフィルムが割れや一ノー<なって、
絶縁破壊の原因となるので、本発明LI的に合致しない
。次に、本発明ケーブルに用いるP l)フィルムの両
軸方向の強度比、すなわち、フィルムの長手方向の引張
強度を幅方向の引張強度で割った値は、5〜15、好ま
しくは、7〜】2の範囲にあることが必要である。この
強度比がこの範囲より小さくなると、絶縁油にょる膨潤
が人ぎくなってしまうし、また逆に、この範囲より大き
くなると、PPフィルム面内の方向による特性差が大き
くなりすぎるため、絶縁層を巻く111+の作7i 、
l:iが著しく劣ったものとなってしまう(例えば、巻
く時に、伸びを生じたり、しわが入りやすくなったり、
あるいは裂けやすくなったりする)。
次に、本13明ゲープルに用いるPPフィルムの製造方
法の一例を述べる。PP樹脂を溶融押出して、11金か
らンート状に押出し、これを冷却ドラムに巻きつけて冷
却固化せしめる。このPPシートを、−組の圧延ロール
の間に挿入して、圧延倍率(圧延前のシート厚さを圧延
後のシート厚さで割った値)5〜12倍、好ましくは7
〜10倍になるように圧延する。
圧延圧力は、10〜3000 Ky/(M 、より好ま
しくは100〜1000に9/αの範囲が好適であり、
圧延ロールの温度は60〜160℃、好ましくは80〜
150℃の範囲が好適である。圧延時に、PPシート表
面を液体(水、界面活性剤水溶液、アルキレングリコー
ル、ポリアルキレングリコール、グリセリン、電気絶縁
油など)で濡らしてから圧延すると、均一な高倍率圧延
が容易になる。
圧延されて得られたフィルム(通常、厚さは10−30
0μmの範囲)を、100−150 ’Cに再加熱して
、長手方向に原寸の0.5〜10%弛緩を与えつつ、1
〜20秒間熱処理する。
本発明は以上に述べたような特性を持つことを特徴とす
るものであるが、この発明ケーブルに用いるPPフィル
ムの技手方向の熱収縮率を0.1〜5%、好ましくは0
5〜3%の範囲にすることによって、さらに油浸電気絶
縁ケーブルとすることができる。熱収縮率がこの範囲よ
り大きいと、絶縁層が在き締って、しわなどを生じやす
いので好ましくなく、また逆に、この範囲より小さいと
、絶縁油の中ごは技手方向に伸びが生じる傾向となり、
巻かJした絶縁層が緩むので好ましくない。長手方向の
熱収縮率をこの範囲に納めるための方法の1例をあげる
と、前記したような方法で作ったPPフィルムを、80
〜140’C,好ましくは90〜130Cに加熱し、緊
張状態あるいは長手方向に原寸のO1〜5′;′6の弛
緩を許容しつつ、0.5〜50時間、好ましくは1〜2
0時間保持する。このエージング熱処理によって、長手
方向の熱収縮率を0.1〜5%、好ましくは0.5〜3
%の範囲に納めることができる。
I’ Pフィルムシートの厚さを70μm〜300μm
に限定するのは7011m より薄いとPPシートのl
;IJ IDi及び1.JJ !IJiされたPPテー
プの絶縁層としての蓚回1′1栗にとって必要な機械強
度が出にくく、著しく作業性が落ちるばかりか、OFケ
ーブルに仕上った後のケーブルの曲げに対しても必要な
強度が1にてず、シわ″ぼこ″座くつ″等の異状を生じ
て電気性能を低下させる恐れが太きいためである。又、
必要絶縁厚をテープ巻きによって得るのであるが、テー
プ厚さが薄いとテープ巻き枚数が増加するため設備も大
きくなり、又テープの装着、かけかえ、接続作業も増加
して作業性が悪くなり、」)ずれにしても経済性を損ね
ることになる。逆に300μmより厚いと、PPテープ
の腰が強すぎて絶縁層としてテープ巻同時、積層した状
態で円筒形状にきわめてなじみにくくなり、やはりOF
ケーブルとして曲げた場合、″テープ層間離れ″″テー
フ間ギャップ乱れ″等の異状を生じて電気性能を低下さ
せる恐れが大きい。又ケーブル絶縁層としてテープはギ
ャップ巻きされてゆく訳であるが、そうするとギャップ
に生じる油層の厚さもテープ厚さが大きくなる程大きく
なる。
OFケーブルでは、油層の電気強度はテープ部分の絶縁
強度より低いから弱点部となる油層が著しく大きくなる
ことは好ましくない。
以上より70μm〜300μm内のシート厚さのPPフ
ィルムを適当中にスリットしたPPテープを、絶縁層の
内側(導体側で電気ストレスの厳しい側)では機械的に
はやや弱いが、電気的に勝る薄いテープを、外側では(
外側に向う程ケーブルに加わる電気ストレスが下るが、
一方、曲げの影響を強く受ける様になるので)、電気的
にはやや劣るが、機械的に強い厚いテープを巻く様にし
てOFケーブルは製造される。
次に本発明でいうクラフト紙とは、従来のEHV級OF
ケーブルに使用されてきた通常の絶縁紙のことで前述の
PPフィルムについてと同一の理由により70〜300
μmの厚さのものである。
絶縁油に関しては、我々は鋭意研究を続けた結果、芳香
族を有するアルキルベンゼン、中で1常の絶縁紙のみの
ケーブルに多く使用されるDDB(ドデシルベンゼンン
が最適であることを見出した。一般に絶縁油を選定する
基準としては、次の各項が上げられる。
(イ)市場性が豊かで低コストかつ入手容易であること
(ロ)電気的に優れていて、安定していること。
C9ケーブルに使用される絶縁層構成材料と相容性がい
いこと。ここではPPフィルムと絶縁油の相容性がいい
こと。
(イ)(ロ)に関して、DDBは極めて優秀な絶縁油で
あるが、(ハ)に関しては、PPフィルムを膨潤させる
という点で検討を要する油であった。一般にフィルムと
絶縁油の相容性はsp値(溶解度指数)で表現され、フ
ィルムと絶縁油のSP値が近い程、その組合せの類似性
が大きく、よく膨潤することになる。PPとDDBはと
もにSP中8で、他の組合せ例えばPPとポリブテン油
、PPとシリコン油等の組合せより相容性が高く、膨潤
の程度が大きくて良くない組合せであるとされてきた。
しかしながら本発明者の研究によれば、膨潤はPPフィ
ルムの非晶質の部分に絶縁油が浸入することによって生
じるから、PPフィルムの電気的弱点となる非晶質を強
化することになり、電気的には膨潤の大きい組合せの絶
縁油の方が好ましいことを知るに至った。しかもDDB
は中にガス吸収性及び耐コロナ性の極めて優れたベンゼ
ン環を有するから電気的には一層好ましい。本発明者の
試験Dataによると1枚のフィルムのインパルス破壊
値は、PPフィルムとDDBの組合せを1とすると、ポ
リブテンとPPフィルムで略0,81 シリコン油とP
Pフィルムでは0.6〜0.7であり、この傾向はAC
破壊強度でも同様であった。そこでこの優れた電気特性
を維持するために絶縁油はDDBとし、それによる相容
性の劣化は次の様にして解決することにした。
伺、前述の通りPPフィルムはDDBで十分含浸される
ことが電気特性上好ましいことであるから、ケーブルを
出荷前に使用最高温度(一般に85〜95℃)で24−
48時間保ちPPフィルムを飽和するまで膨潤させるこ
と、すなわち、いわゆるコンディショニングを施すこと
が、使用開始時からケーブルに高い電気特性をもたせる
ためにも効果的である。
まず、すでに述べた様にPPフィルム材質を徹底的に研
究し、フィルム密度、複屈折率、両軸方向の強度比をす
でに述べた様な値で最適化し、膨潤量がDDBとの組合
せで抑制できるところまで下げたこと、具体的には本発
明者の実111デークーではホモカースティングPPフ
ィルムとDDBとの組合せに対してPPフィルムとDD
Bの組合せの場合はフィルムの膨潤によ□る厚さ増加率
を半減させている。ケーブルにする場合は、これだけで
は不十分であったので、次に述べるクラフト紙とPPフ
ィルムの組合せのどちらか一方、又は必要に応じて両方
の表面にエンボス加工等により必要な大きさの凸凹をつ
けておき、PPフィルムの膨潤−てよる厚さ増加を、こ
れらの凸凹がその分だけつぶれることによって吸収する
ようにし、絶縁テープ層内の内圧を異常に高くならぬ様
に、又絶縁油の流通性が損なわれないようにした。
本発明ケーブルに用いるPPフィルム又はクラフト紙の
片面又は両面に凸凹をつけて粗大化する場合の表面粗さ
く Rm’ax )は、1〜50μm1好ましくは2〜
4′0μmの範囲にあることが必要である。
この範囲より小さい場合は、PPフィルムの膨潤吸収量
が小さ過ぎて、例えば絶縁油の眉間流通性を悪くして絶
縁破壊の原因となるし、また逆に、この範囲より大きく
なると、PPフィルムそのものを粗面加工で痛めてしま
うこともあるし、又凸凹量が大き過ぎて、膨潤層でもテ
ープの凸凹が大きいまま残存し、テープ間にオイルギャ
ップを作って電気強度低下を生じる恐れがあるために好
ましくない。PPフィルムの表面を粗大化するには例え
ばエンボス加工法がある。この方法ではフィルムを、9
0〜140℃に加熱されたエンボスロールの間を通して
、PPフィルムの片面または両面を粗面化して、表面粗
さく Rmax )が1〜50μm1好ましくは2〜4
0μmの範囲になるようにする。
本発明ケーブルに用いるPPフィルムの製法としては、
圧延とエンボス加工の組合せが最も好ましい方法である
が、その他の方法を用いて作ってもよい。例えば、圧延
のかわりに、圧延と延伸の組合せや密間隔ロール延伸を
用いてもよく、また工。
ンボス加工のかわりに、サンドブラスト加工やエツチン
グ法などで表面を粗面化してもよい。
クラフト紙の粗面化法としては、やはりエンボスロール
によるエンボス加工が最も好ましいが、他に例えば水滴
散布法等を応用してもよい。
クラフト紙とPPフィルムを交互巻きにするのは次の2
つの理由による。
1つは全PPフィルム絶縁ケーブルでは仲々実現困難な
ケーブルの機械強度を改善すること。
今1つは、極性基を有するクラフト紙をPPフィルム表
面に介在させ、かつ全絶縁層内に分散配置することによ
って未だその理由はよく解明されていないが、電気強度
中でもインパルス強度、特にプラスインパルス強度を改
善することにある。
クラフト紙は、熱膨張率が非常に小さく、PPフィルム
より2桁程小さい。又厚さ方向のヤング率もフィルムに
比して小さく、積層して一体化し、負荷変動による温度
変化を与えても非常になじみのいい性質をもっている。
又、テープにカッティングする場合の端面も非常にスム
ースであり、PPフィルムのカッティング端面の様に固
いカッティングエッチを作らない。以上よりクラフト紙
をPPフィルムと少なくとも1面で接するように組合せ
ると、クラフト紙のクッション効果によりテープ間の内
圧コントロールが、極めて容易となり、製造条件が極め
て広くとれて作りやすくなること及び出来上ったケーブ
ルを布設に至るまでに曲げてもテープ同志のすべりがき
わめて容易でテープの不整を作らないこと及び膨潤及び
熱膨張によるP Pテープの厚さ増加を極めてスムース
に吸収してテープ間内圧を適性値に保ちやすく、又はテ
ープ間にギャップを作りにくくすること等の利点を発揮
する。又、ケーブルの接続部ではケーブルの絶縁層に続
けて接続部のテープ巻きを人手によって行なうのが一般
的であるが、この場合も全層フィルム層であると手巻き
で内層をきつくしめあげにくいのに刈して交互巻きであ
ると、クラフト紙層でその内側を極めて容易にしめあげ
て、がっ、その状態を保ちやすく1作業が極めて容易と
なり、品質を安定して向上させることができる。これら
の効果はすべて絶縁層の櫨械的状況を適性な状態に保つ
ことになり、これによって電気的特性分良好に保つこと
になる。
一方純電気的に見ても、未だ理由は明確でないが、炭素
、水素原子が極めて秩序よく並んだ極性基のないプラス
チックフィルムは、これらがランダムに配置されて極性
基を有するクラフト紙に比して耐コロナ性、耐ストリー
マ−性においてやや劣る。
特ニインパルス強度、それも特にプラスインパルス強度
において、この傾向は著しい。本発明者等は鋭意研究を
続けた結果、この面からもクラフト紙と本発明になるP
Pフィルムとの組合せはクラフト紙による均等に多分割
された積層バリアを存在きせることによって優れた特性
を示すことを見出し、電気強度上も優れたケーブルを発
明するに至った。
冑、材料コストの面から見ると、一般にプラスチック材
料の中では安価な方のPPを利用したフィルムでもクラ
フト紙に比すと材料コストは2倍以上であり、誘電率(
ε)と誘電正接(tanδ)の許す限りクラフト紙を多
くする方がケーブルは経済的となる。従ってケーブルの
性能(εX tanδ)と経済性を十分整合きせるため
にも本発明になる交互巻ケーブルは威力を発揮すること
になる。
次に本発明の実施例を図面により説明する。
第2図は油浸絶縁層カケープルの横断面図であり、■は
油通路、2は導体、3は導体上に巻回された油浸絶縁層
、4・は油浸絶縁層の外方に施されたアルミ、鉛等から
なる金属シース、5は金属シース4・の上に設けた防食
層である。
交互巻きの形態としては、第1図の場合がある。
第1図は本発明の絶縁構成例を示す横断面図で、第2図
中のZo  部分を模式的に拡大したものである。第1
図(イ)の場合は、PPフィルム8aとクラフト紙3b
が1枚づつで1組となり、この組合せが繰返されて全絶
縁層を形成する。従ってPPフィルム3aとクラフト紙
3bの構成比はほぼ1対1となるからケーブルとしての
ε・tanδは両材料の中間的なものとなる。すなわち
一般的にグラフ1−紙はεX tanδ= 3.4 X
 O,2%、PPフィルムはεXtanδ=2.2X0
.02%位であるからケーブルトシては、εXtanδ
−2,8X O,1%相当となる。この構成でも全クラ
フト紙の従来ケーブルに比すと、誘電体損ハ(2,8X
 □、1%)/(3,4XO62%)=0.41にまで
低下させることができ、275〜500KVのEHV級
では極めて有用である。
又PPフィルム間にクッション効果の優れたクラフト紙
が存在するのであるから、この構造はPPフィルムの膨
潤による厚さ増加対策が最も容易である。すなわち、P
Pフィルム又はクラフト紙の粗面化の量及びテープ巻き
テンションのコントロールの巾ともに裕度がとれて最も
作りやすく、又完成されたケーブルの曲げ等による機械
特性にとってもクラフト紙層が兄事なりッション効果を
示して好ましいケーブルである。又クラフト紙がフィル
ム間に介在し、全絶縁層に分散でれて配置されているか
ら電気破壊に対してバリヤーの効果を生ずるために電気
破壊強度低下、特にインパルス破壊強度の低下、中でも
ストレスの高くなる導体側をプラス極性としたプラスイ
ンパルス破壊強度の低下が殆んど認められない。又、P
Pフィルムのみを積層して厚さを増加させた場合に認め
られる破壊強度低下、すなわちプラスチックフィルムの
厚さ効果も殆んど認められず、電気的にも優れたケーブ
ルである。
以上の通り、第1図(イ)の構成のケーブルは機械的に
も電気的にも安定して優れたケーブルであり、例えば2
75〜1000四の、すなわちEHVからUHV級のケ
ーブルに適している。
しかしながら送電々圧の2乗とεXtanδに比例して
発生する誘電体損をこれらEHVからUHV  級で更
に減するにはfi!+1一層低いεXtanδのケーブ
ルが求められる。これにどう対処すべきか、本発明者は
片時し、更に検討を進め、実験を重ねた結果、第1図(
ロ)の発明をなすに至った。すなわち、PPフィルム3
aの少くとも1面にクラフト紙3bを配置すること、す
なわちPPフィルム2枚とクラフト紙J枚を1組として
この組合せを繰返して全絶縁層を形成すると、クラフト
紙によるクッション効14′:も、クラフト紙の多分割
された積層バリアーによる耐コ「Jす、耐ストリーマ−
特性も伺十分なだけ引き出すことが可能であることを見
出した。
この組合せによるケーブルのεは(2X 2.2 + 
3.4 )/ 3’ = 2.6、ケーブルのtanδ
は(zxo、o2%十〇2%)/s=o、osq96と
なり、全クラフト紙ケーブルに比すとεtanδを(2
,6X O,087) / (3,4X O,2)−〇
、83 まで減じることが出来、他の機械的特性、電気
的特性を殆んど減じることなく低損失化した優れたケー
ブルを実現させることができた。
この構成ではクッション層としてのクラフト紙が第1図
(イ)のものに比して、部分的にも全体的にも2/3に
減じているので、前述のPPフィルムやクラフト紙表面
の粗面化量をやや増大せしめ、テープ巻テンションコン
トロールも第1図(イ)よりゆるい側にやや厳しくコン
トロールしてやる必要があるが、PPフィルムは必らず
クラフト紙と接していて、伺クラフト紙のクッション効
果を利用することができるために製造の面からも、又ケ
ーブルの曲げ特性の面からも実用性の十分にあるケーブ
ルを得ることができた。電気的にもプラスインパルス特
性がやや下る程度でクラフト紙のバリヤー効果、耐コロ
ナ、耐ス) IJ−マー特性も伺期待通りのものを有し
ていることが確認できた。
本ケーブルに使用するクラフト紙のテープ巻きまでの状
況について説明すると、従来の全クラフト紙ケーブルに
適用されていた様な、あらかじめ例えば水分1%以下に
乾燥されたクラフト紙を用いるいわゆる乾紙巻きは採用
せず、大気と平衡する水分、例えば3〜6%を含んだい
わゆる生紙や、あらかじめ水分を含ませて厚さを増しで
あるクラフト紙、すなわちいわゆる調湿紙を用いる方が
、クラフト紙のクッション効果をより確実にできて好ま
しい。しかも乾紙巻きの時の様に転紙製造工程、同特殊
保管庫、転紙状態を保ってのテープ巻き装置等極めて高
価で作業性の悪い製造方法をとる必要がなく、容易な製
造方法で、製造コストも大きく下げることが可能である
本発明者は更に次の様なケーブルの破壊特性の改善も行
なった。すなわち、OFケーブルの電気破壊にとって、
最も厳しい電気ストレスを受ける導体側の数枚すなわち
、略3〜10枚を耐ストリマー性、耐コロナ性に優れた
εの大きいクラフト紙にしたことである。こうすること
によってケーブル全体としてのεX tanδを殆んど
上昇させずに特にプラスインパルス強度を改善すること
が可能であった。
第3図は油浸絶縁層カケープルの油浸絶縁層の外観斜視
図を示す。図において6は下層(左巻層)油浸絶縁層;
7は上層(右巻層)油浸絶縁層であり、8はギャップ巻
き油浸絶縁層の層の変り1](テープ巻きヘッドの変り
目)のオイルギャップの深さがテープ2枚分に相当する
所であり、この部分がOFケーブルのもう一つの弱点で
ある。
この弱点を改良するために本発明では、第4図に示す通
り油浸絶縁層の層の変り目(第4図中の矢印←ケ所)の
オイルギャップの深きがテープ2枚分に相当するケ所8
aに面するテープをクラフト紙3bとすることによるク
ラフト紙のバリヤー効果によって、当該オイルギャップ
8aの部分破壊のケーブル全破壊への発展をしに<<シ
た。第4図では、層のかわり目を各々PPフィルムとし
ているが、場合によってはこの2枚もクラフト紙にし、
層のかわり目は都合上下釜2枚計4枚をクラフト紙にす
ることも効果的であった。しかもこういった層変り目の
クラフト紙の配置の配慮は電気ストレスの強い導体側の
層変り目で実施する程効果的であり、この点から考察す
ると、できるだけクラフト紙を少なくしてεtanδ 
を下げたい場合には導体面」−から数えて略5層位の層
変り目までに実施するのが好ましい。
以」−の如(、PPフィルムを実ケーブルに応用する場
合に検討を要する、特にプラスインパルスの低下につい
てはクラフト紙を巧みに配することでかなりの改善効果
を得て、本発明のケーブルの実用性をいにいよ高めるこ
とに成功した。
本発明ケーブルに用いるPPフィルム及びグラフl−紙
表面の粗面化量については、ケーブルの電圧階級、ザ・
fズ、ケーブルの種類及び使用絶縁油によって大きく異
なる、特に絶縁油との組合せには大きく影響される。
本発明のケーブルは特にDDBとの組合せで電気的に優
れた性能を示すことを示してきたが、それ以外の絶縁油
で使用できない訳ではもちろんない。
ケーブルの種類によっては、例えばPOFケーブルの如
く粘度の高いポリブテン系の絶縁油の使用が主流になる
ものもある。この様な場合にはPPフィルムの膨潤量が
少ないので第1図(イ)の構造の場合にはクラフト紙の
みに例えば2〜10μm程度の凸凹を付与するのみで十
分である。無論PPフィルム側のみに5μm内外の凸凹
を付与することでも十分であった。逆にDDBとの組合
せの第1図(ロ)の場合では、ナベてのPPフィルムに
5〜20μmの凸凹をつけること、あるいは2枚のうち
の1枚のみに20〜40μmの凸凹をつけること、ある
いはすべてのPPフィルムに5〜10μmの凸凹をつけ
、更にクラフト紙に1〜5μmの凸凹をつけても十分で
あった。これらの範囲の凸凹であればテープの巾とテー
プ巻きテンションをコントロールすることUζよって全
絶縁層内のテープ間面圧を適性に保つことが可能であっ
た。伺適性であるかどうかの判断は実ケーブルを最大使
用温度(例えば85°〜95℃)で24時間保ち、PP
フィルム層を十分膨潤させたのちに絶縁層最外層の直径
の略20倍で2往復曲げを実施し、しかるのちにケーブ
ルを解体して絶縁テープに異常が無いかどうかで行なう
。倚本発明者は絶縁層の固さでその適性を判断するよう
技術を開発中で、PPフィルムの膨潤量に絶縁層が適度
の固さを有することでケーブル絶縁層の健全性を、ひい
てはPPフィルム及びクラフト紙の粗面化量及びテープ
巻き条件の適性の判断ができるようにしつつある。いず
れにしても1〜50μmの範囲内の粗面化量をケーブル
の種類、絶縁油の種類等で選択し、それとテープ巻き条
件を適性に組合せ、ケーブルを製作した陵にPPフィル
ムを使用最大温度まで膨潤させて曲げ試験を実施し、絶
縁層の健全性をチェックすることが望ましく、かつ必要
である。
本発明ケーブルは、ケーブルに用いるPPフィルムの密
度、複屈折、両軸方向の強度比および表面粗さの特定範
囲値を組合せたこと及び、このPPフィルムとクラフト
紙を巧みに組み合せて積層し、そのどちらか又は両方の
テープの両面又は片面を適度に粗面化したことによって
、次のようにすぐれた特徴を有するケーブルとなった。
(1)絶縁油による膨潤が少ない。
(2)絶縁層間の絶縁油の流通性が良好である。
(3)絶縁層としての機械特性および巻く時の作業性に
すぐれている。
(4)絶縁層の巻き締りおよび巻き緩みともに起りにく
い。
(5)接続部の絶縁層形成が容易となり、信頼性が上る
(6)誘電率(ε)、誘電圧接(tanδ)ともにすぐ
れている。特に必要な性能と経済性を両立させる組合せ
が可能である。
(7)耐圧特性にすぐれている。特にプラスチックフィ
ルム使用時に低下の恐れのあるプラスインパルス特性が
良好である。
なお、本発明で用いている用語および測定法を以下にま
とめて説明しておく。
(1)アイソタクチック度 PPを沸騰n−へブタンで抽出して、抽出残分重量を原
重量で割り、100を乗じて%表示する。
(2)メルトインデフ クス: ASTM D−123
8−73(7)条件して測定する。
(3) 溶融結晶化温度(Tmc):パーキンエルマー
社製DSC−It型に試料5mg  を入れ。雰囲気を
窒素置換する。次に、昇温速度20 ℃/分で200’
Cまで昇温させ、この200℃の状態で5分間保持する
。次いで、20℃/分の速度で降温し、試料の結l’l
l’l rLに伴なう発熱ピークを描かせる。このピー
クのffj−L部の温度をTmcとする。
(4)密度: ASTM D1505 Kよる。
(5)複屈折:アツベの屈折計を用いて、フィルムの長
手方向の屈折率(Ny)および幅方向の屈折率(Nx)
を測定し、NyからNxを差し引いた値を複屈折とする
。なお、測定時の光源には、ナトリウム1〕線を用い、
マウント液としては、サリチル酸メチルを用いる。
(0)両軸方向の強度比:フィルムの長手方向の引張強
度σy (Ky/myn、2)  および幅方向の引張
強度 σX(1ぐ9/rnx2)を、ASTM D−8
82−67の方法で測定し、σyをσXで割った値を強
度比とする。
(7〕表面粗さくRmax ) : JIS BO60
1−1(176記載の方法により、Rmax を測定す
る。カットオフ値は0.8門 とする。
(8)熱収縮率:フィルムから、長さ200 myrt
 、幅10肱の試料を切りとる(熱収縮率を測定する方
向を長さ方向とする)。この試料を120℃の熱風循環
オゾン中に15分間保持した後、室温中に取り出し、そ
の長さを測定する。その長さをL(am)とすれば、熱
収縮率は次式で求められる。
熱収縮率(%) = 100x (200−L ) /
200(9)ケーブル絶縁層の絶縁油による膨潤度:所
定の組合せによる略10枚の3Qmxx3Qmyn、の
試料の積層体にバネにより略IK9/Crn2の圧力を
常時加える。紙巻状態での試料の全厚さをjl+この状
態で所定の通り乾燥し、絶縁油を含浸させる。更に評価
しようとする温度(例えば85−95”C)に昇温し、
その状態で4〜24H保持し、PPフィルムを十分に膨
潤させた時の試料の全厚さを t2とする時、膨潤度は
次式で求められる。
t、−t2 膨潤度(%) = −X 100 L+ 0Q絶縁油の流通性:フィルム導体上にまき、ケーブル
を作る。これを絶縁油中に浸して、油を真空含浸せしめ
る。しかる後、ケーブルを解体してケーブルのあらゆる
眉間に、絶縁油がいきわたっているかどうかを肉眼で判
定する。
ランクA:全面に均一にいきわたっているランクB:微
かに油のない点が存在するランクC:油のない部分が面
状に存在する油浸絶縁材料としては、ランクAであるこ
とが必要であるが、低電圧ケーブルの用途ではランクB
でも使える場合がある。ランクCでは、油浸絶縁材料と
して不適格である。
(11)電気絶縁油:鉱油、ヒマシ油、綿実油、アルキ
ルベンゼン、ジアリルアルカン、ポリブテン油、シリコ
ン油など、各種公知の電気絶縁油の総称である。
次に実施例に基づいて、本発明の実施態様を説明する。
実施例1゜ アイソタクチック構造含有率(17,6%、メルトイン
デックx 6 g / ] 00分T+nc l 10
.5℃のPP樹脂ペレットを、押出機に供給して、26
0 ’Cで溶融押出し、T字型口金からシート状に吐出
せしめた。
この溶融シートを、30°Cの冷却ドラムに巻きつけて
冷却固化し、厚さ約]、 0001try+のシートを
作った。このシートを一組の圧延ロール(ロール直径2
50肌)の間に挿入して、約9倍に圧延した。
圧延圧力は500 K(17cm 、圧延ロールの温度
14.0 ’Cとし、ポリエチレングリコールでシート
表面を濡らしつつ圧延した。85〜95℃の温水で洗い
、ポリエチレングリコールを除却して得られた90μm
厚みのフィルムを、130°Cの雰囲気中に入れ、長手
方向に1%の弛緩を与えつつ、10秒間熱処理した。次
に、このフィルムを130 ’Cに加熱さしたエンボス
ロールの間を通して、フィルムの両面に、約100メツ
シユのサンドブラスト加エバクーンを転写せしめた。次
に、このフィルムを緊張状態のまま、120”Cの雰囲
気中に10時間保持して、エージング熱処理し、これを
室温まで徐冷した。かくして得られたフィルムを22t
uLに切ったテープを作った。この時のPPフィルムの
特性は次の通りである。
密度(g/cTn” )   : 0.910複屈折 
       :0,030 両輔方向の強度比   :]0.2 熱収縮率(%)      : 1.3表面組さく R
+nax )((zm) : 12.5フラットなPP
フィルム のみの80℃での膨潤度 (%)          : 3.11) Pフィル
ム平均厚さ くμ+++)          :100比較のため
に市販の無延伸PPフィルムおよび油浸−!ンデンリ”
−川として市販されている二軸延伸丁′Pフィルムを用
いた。これらの特性は次の通りである。
無延伸  二軸延伸 PPフィルム  PPフィルム 密度(g/cm8)   0.899  0.905複
屈折       0.003   0.013両軸方
向の強度比   1..3    1.9熱収縮率(%
)      0     2.8表面粗さく Rma
x )(1im ) 0.6    0.9フラツトな
PPフィルム のみの80°Cでの膨潤度 (%)         11.6   6.3組み合
せるクラフト紙の特性は次の通りであり、テープ中は2
2#Lである。
密度(g/Crn3)   ’ : o、s。
気密度(ガーレ・5eC):約3000厚  さ (μ
m)         :to。
これらのテープを200 M”  の撚線導体に1/3
重ねで表−1の構造で巻きつけた。
通常の乾燥後常温でDDBを含浸し、そののちに100
℃で48時間保ちPPフィルムを十分に膨潤させた。ケ
ーブルを常温にもどし、絶縁外径の略20倍で2往復の
曲げを実施層、電気破壊試験と解体試験を実施した。結
果をまとめると表−1の通りである。
この結果から、本発明ケーブル用絶縁層が絶縁油による
膨潤が小さく、しかも絶縁油の流通性もすぐれており、
かつ曲げ特性もすぐれており、又、高インパルス強度を
有するばかりか、プラスインパルス強度の低下も少なく
、更には設計通りのεXtanδを導き出すことができ
るので、油浸電気絶縁ケーブルとして極めて有用である
ことがわかる。
本発明者等はこれまでに述べた様にPPフィルムとクラ
フト紙の巧みな組合せによる極めて高品質で実用性の高
い油浸絶縁型カケープルの考案及び実用化に成功した。
しかしながら、更に低損失(低ε・tanδ)のケーブ
ルが実現すれば冑、好ましいにもかかわらず前記のケー
ブルでは前述の通りのε・tanδの限界を越えること
はできない。そこで本発明者は、前述の発明の本質にま
で渕って深く考察を進めた結果、更に一歩発展させた、
全く新しい油浸絶縁型カケープルを発明するに至った。
前記発明の本質をまとめると以下の通りである。
■低膨潤、高機械特性の新しいPPフィルムを用いてい
ること。
(2)」−記PPフィルムの片面もしくは両面に耐電気
特性及びクッション効果の優れたクラフト紙を配したこ
と。
これらの本質を生かしながら、更に低損失化するにはク
ラフト紙層を全体として減らすことが必要であり、それ
には分散配置されるクラフト紙1枚1枚の厚さを減する
必要がある。しかるに既に述べた通り絶縁テープをケー
ブルに適用する場合には、1枚のテープ厚は略70μm
以上にする゛必要があり、この面からクラフト紙をそれ
単独の形でケーブルに適用することは殆んど不可能であ
る。
そこで本発明者は1枚1枚のクラフト紙はうすいもので
あるが、1枚の絶縁テープとしテハ略70μm以上の厚
さを有する、両面がクラフト紙よりなる積層絶縁テープ
を単独のクラフト紙にかえて採用することを着想するに
到った。幸いなことに本発明者の一部は、この積層絶縁
テープとして最適のホモカースティングポリプロピレン
を2枚のクラフト紙の間に溶融押出しして積層一体化し
たテープ、すなわちクラフト/PPフィルム/クラフト
構造のテープ(通称これをポリプロピレンラミネート紙
と称するので、以下PPラミネート紙と略称する)を用
いた油浸電力ケーブル製造の経験があった。このPPラ
ミネート紙に用いられるホモカースティングPPフィル
ムは前述の無延伸PPフィルムと同一性能を示し、特に
膨潤特性において特性が著しく劣り、そのために例えP
Pラミネート紙としても、交互に巻かれるPPフィルム
テープが従来のものでは膨潤特性の面からケーブルに適
用することは殆んど不可能である。
しかるに本発明者等の発明した低膨潤のPPフィルムを
用いて、しかもその表面に粗面化々工を施せば、前記P
Pラミネート紙と組み合せて用いても実用的なケーブル
の製造が可能となり、前記の通りの二つの発明の本質を
そのまま利用し、生かすことが可能となるのである。
本発明に用いたPPラミネート紙の特性例を示すと、下
表の通りである。
これらのPPラミネート紙のεX tanδを代表値と
して2.8xO,1% とすると、これらのPPラミネ
−I・紙と本発明のPPフィルムを1枚おきに交互に蓚
いた場合のケーブルとしてのεXtan?は、+  (
2,2−1−2,8)/2 + X ((0,02%+
01%)/2)−−シ2.5  X  Q、06 % となる。
又、本発明のPPフィルム2枚とこれらのPPフ・イル
ム■枚を最小の1組として、この組合せを繰返して絶縁
層を形成する場合のケーブルとしてのεX tanδは
、 + (2,2X2−1−2.8)/31XI(0,02
%X2+0.1%)/3)−2,/1・Xo、(17)
7% となる。
各々、全クラフト紙のケーブルに比しての低損失化率は
、 (2,5X O,06)/(3,4X O,2) = 
O,’22又は、 (2,4X0.(17)7 )/ (3,4X0.2)
= 0.17と飛躍的に向上することになる。
一方、これらのPPラミネート紙を使用して、表−1と
同一のモデルケーブルを製作、してインパルス強度を調
査した所、表−1のサンプル番号1を基準として表−2
の通りであり、予期した通りの実用性ある結果を得た。
表−2 1711これらPPラミネート紙を使用して絶縁厚の厚
い実ゲーブルを製造する場合には、例えばPP74 ル
ムK 20〜40μmの凸凹をつけるか、PPフィルム
に5〜10μm及びPPラミネート紙に3〜1.0 p
mの凸凹をつけて、かつテープ巻き張力をかなり低い側
にコントロールするなど、PPフィルムとクラフト紙の
組み合せケーブルよりはやや製造条件の裕度が少なくな
り、作りにくくはなるものの十分に実用的な製造が可能
であることが確認できている。
きて、ここまで発明を発展させてくると、これまでプラ
スチックフィルムを使用した油浸絶縁型カケープルでは
実用不可能であった。もう一つの発明も可能となってく
る。すなわち導体側にεの高い絶縁層を、導体から遠ざ
かるにつれて、より低いεの絶縁層を配置する、いわゆ
る段絶縁(ε−grading )の採用することによ
って、交流用ケーブルの導体近傍の高ストレスを、低減
させて、更に絶縁耐力を向上させ、結果的にはその分だ
け低減された絶縁厚のよりコンパクトなケーブルの実現
を可能にすることである。絶縁厚を低減してコンパクト
なケーブルを作ることは、EHvかうUHV級では、ε
X tanδの低損失化と殆んど同じ位重要かつ効果的
なことは説明を要しないことである。
本発明者は、εxtanδ+= 3.4 X O,2%
のクラフト紙、εX tanδキ2.8 X O,1%
のPPラミネート紙、εX tanδ= 2.2 X 
O,02%の低膨潤PPフィルムを用いて、十分に制御
された膨潤性能とインパルス性能を有し、低損失でかつ
高絶縁耐力のケーブルを以下の表−3通りに実現するに
到った。
(表−3)   ε−grading したケーブル例
これらの(1)〜(5)層はケーブルの絶縁階級によっ
ては一部を省略してもいいことは言うまでもない。
(表−3)の様な構成のケーブルを設計すると、εX 
tanδ−(2,4X0.5%)〜(2,8X O,1
%)位の範囲で、ε−grading  Lないものに
比して、絶縁耐力を更に3〜10%高めることが可能で
ある。
斯くの如く、本発明になる低膨潤、高機械特性のPPフ
ィルムを用いて、その片面又は両面に有極性の天然材料
よりなるクラフト紙を配し、これらの一部又は全部に表
面粗面化加工を施こし、クラフト紙として、クラフト紙
そのものはもちろんのこと、更には両面がクラフト紙で
中央がホモカースティングPPよりなるPPラミネート
紙をその一部又は全部に採用すれば、低損失、高絶縁耐
力の極めて信頼性及び有用性の高い油浸絶縁層カケープ
ルが実現でき、本発明の効果の絶大なることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図−(イ)、(ロ)は本発明の絶縁構成例を示す横
断面図で、第2図中の2部分を模式的に拡大したもので
ある。 塩2図は油浸絶縁層カケープルの横断面図である。 第3図は油浸絶縁層カケープルの油浸絶縁層の外観斜硯
図である。 第4・図は本発明の絶縁構成例を示す横断面図で油浸絶
縁層の層の変り目部分を模式的に拡大したものである。 J・・・油Jlfl路、2・・・導体、3・・・油浸絶
縁層、4・・・・金属シース、5・・・防食層、6,6
a・・・下層(左右J・ご)油浸絶縁層、7,7a・・
・上層(右巻層)油浸絶縁層、8,8a・・・オイルギ
ャップ、3a・・・PPフィルム、3b・・・クラフト
紙。 官2図

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)密度0.905〜0.915g/cm^3、複屈
    折0.020〜0.035、両軸方向の強度比(長手方
    向引張強度/幅方向引張強度)5〜15の範囲にあり、
    厚さ70〜300μmのポリプロピレンフィルムとクラ
    フト紙を交互に巻回した絶縁層により構成され、かつ絶
    縁油を含浸してなることを特徴とする電力ケーブル。
  2. (2)ポリプロピレンフィルムとクラフト紙の交互に巻
    回される最小の状態がポリプロピレンフィルム1枚とク
    ラフト紙1枚の組合せよりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載の電力ケーブル。
  3. (3)ポリプロピレンフィルムとクラフト紙の交互に巻
    回される最小の状態がポリプロピレンフィルム2枚とク
    ラフト紙1枚の組合せよりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載の電力ケーブル。
  4. (4)絶縁体を構成するポリプロピレンフィルムあるい
    はクラフト紙の一部またはすべてのポリプロピレンフィ
    ルムまたはクラフト紙の片面または両面の表面粗さが1
    〜50μmの範囲にあることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項ないし第(3)項のいずれかに記載の電力
    ケーブル。
  5. (5)クラフト紙として、生紙あるいは調湿紙を使用し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第
    (4)項のいずれかに記載の電力ケーブル。
  6. (6)出荷前にケーブルを使用最高温度で24〜48時
    間保つコンディショニングを施したことを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項ないし第(5)項のいずれかに
    記載の電力ケーブル。
  7. (7)絶縁油としてDDB(ドデシルベンゼン)を用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第
    (6)項のいずれかに記載の電力ケーブル。
  8. (8)導体直上に3〜10枚のクラフト紙を巻回し、こ
    れと同時にまたは別に導体側から数えて、高々5層以内
    の絶縁テープ層の巻き方向が変る層変り目の少くとも層
    変り目から数えて上層の上側方向の2枚目、下層の下側
    方向の2枚目の各1枚のテープをクラフト紙とし、ある
    いは層変り目から数えて上層の上側方向の2枚、下層の
    下側方向の2枚をすべてクラフト紙としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項ないし第(7)項のいず
    れかに記載の電力ケーブル。
  9. (9)密度0.905〜0.915g/cm^3、複屈
    折0.020〜0.035、両軸方向の強度比5〜15
    の範囲にあり、厚さ70〜300μmのポリプロピレン
    フィルムと両面がクラフト紙で、中央に溶融押出しによ
    るホモカーステイングポリプロピレンフィルムを有して
    積層一体化されたポリプロピレンラミネート紙を交互に
    巻回した絶縁層により構成され、かつ絶縁油を含浸して
    なることを特徴とする電力ケーブル。
  10. (10)ポリプロピレンフィルムと前記ラミネート紙の
    交互に巻回される最小の状態がポリプロピレンフィルム
    1枚と前記ラミネート紙1枚の組合せよりなることを特
    徴とする特許請求の範囲第(9)項記載の電力ケーブル
  11. (11)ポリプロピレンフィルムと前記ラミネート紙の
    交互に巻回される最小の状態がポリプロピレンフィルム
    2枚と前記ラミネート紙1枚の組合せよりなることを特
    徴とする特許請求の範囲第(9)項記載の電力ケーブル
  12. (12)絶縁体を構成するポリプロピレンフィルムある
    いは前記ラミネート紙の一部またはすべてのポリプロピ
    レンフィルムまたは前記ラミネート紙の片面または両面
    の表面粗さが1〜50μmの範囲にあることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(9)項ないし第(11)項のいず
    れかに記載の電力ケーブル。
  13. (13)前記ラミネート紙として生紙あるいは調湿紙を
    使用1したことを特徴とする特許請求の範囲第(9)項
    ないし第(12)項のいずれかに記載の電力ケーブル。
  14. (14)出荷前にケーブルを使用最高温度で24〜48
    時間保つコンディショニングを施したことを特徴とする
    特許請求の範囲第(9)項ないし第(13)項のいずれ
    かに記載の電力ケーブル。
  15. (15)絶縁油としてDDB(ドデシルベンゼン)を用
    いたことを特徴とする特許請求の範囲第(9)項ないし
    第(14)項のいずれかに記載の電力ケーブル。
  16. (16)導体直上に3〜10枚のクラフト紙を巻回し、
    これと同時にまたは別に導体側から数えて、高々5層以
    内の絶縁テープ層の巻き方向が変る層変り目の少くとも
    層変り目から数えて上層の上側方向の2枚目、下層の下
    側方向の2枚目の各1枚のテープをクラフト紙とし、あ
    るいは層変り目から数えて上層の上側方向の2枚、下層
    の下側方向の2枚をすべてクラフト紙としたことを特徴
    とする特許請求の範囲第(9)項ないし第(15)項の
    いずれかに記載の電力ケーブル。
  17. (17)導体直上から絶縁体の外側に向つて、絶縁層を
    複数に分割して、(イ)クラフト紙、(ロ)クラフト紙
    1枚と密度0.905〜0.915g/cm^3、複屈
    折0.020〜0.035、両軸方向の強度比5〜15
    の範囲にあり、厚さ70〜300μmのポリプロピレン
    フィルム1枚の組合せよりなる絶縁層、(ハ)クラフト
    紙1枚と前記ポリプロピレンフィルム2枚の組合せより
    なる絶縁層、(ニ)ポリプロピレンラミネート紙1枚と
    、前記ポリプロピレンフィルム1枚の組合せよりなる絶
    縁層、(ホ)ポリプロピレンラミネート紙1枚と、前記
    ポリプロピレンフィルム2枚の組合せよりなる絶縁層を
    すべてまたは、(イ)から(ホ)の内の一部を採用し、
    (イ)から(ホ)の順序はくずさずに組合せて形成した
    絶縁層を有し、絶縁油を含浸させたことを特徴とする電
    力ケーブル。
  18. (18)絶縁体を構成するポリプロピレンフィルム、あ
    るいはポリプロピレンラミネート紙、あるいはクラフト
    紙の一部またはすべてのポリプロピレンフィルムまたは
    ポリプロピレンラミネート紙またはクラフト紙のそれぞ
    れの片面または両面の表面粗さが1〜50μmの範囲に
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(17)項記載
    の電力ケーブル。
  19. (19)クラフト紙およびポリプロピレンラミネート紙
    として生紙あるいは調湿紙を使用したことを特徴とする
    特許請求の範囲第(17)項または第(18)項のいず
    れかに記載の電力ケーブル。
  20. (20)出荷前にケーブルを使用最高温度で24〜48
    時間保つコンディショニングを施したことを特徴とする
    特許請求の範囲第(17)項ないし第(19)項のいず
    れかに記載の電力ケーブル。
  21. (21)絶縁油としてDDB(ドデシルベンゼン)を用
    いたことを特徴とする特許請求の範囲第(17)項ない
    し第(20)項のいずれかに記載の電力ケーブル。
  22. (22)導体上に3〜10枚のクラフト紙を巻回し、こ
    れと同時にまたは別に導体側から数えて、高々5層以内
    の絶縁テープ層の巻き方向が変る層変り目の少くとも層
    変り目から数えて上層の上側方向の2枚目、下層の下側
    方向の2枚目の各1枚のテープをクラフト紙とし、ある
    いは層変り目から数えて上層の上側方向の2枚、下層の
    下側方向の2枚をすべてクラフト紙としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第(17)項ないし第(21)項の
    いずれかに記載の電力ケーブル。
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