JPS58174694A - 電力ケ−ブル用ラミネ−ト絶縁紙の製造方法 - Google Patents

電力ケ−ブル用ラミネ−ト絶縁紙の製造方法

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JPS58174694A
JPS58174694A JP57036595A JP3659582A JPS58174694A JP S58174694 A JPS58174694 A JP S58174694A JP 57036595 A JP57036595 A JP 57036595A JP 3659582 A JP3659582 A JP 3659582A JP S58174694 A JPS58174694 A JP S58174694A
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insulating paper
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film
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JP57036595A
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岩田 善輔
一柳 直隆
清 中山
研二 綱島
哲 堀内
慎一 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特に高電圧用電カケープルの絶縁に用いて
好適な電カケープル用2ミネート絶縁紙の製造方法に関
するものである。
一般に電カケープルの絶縁体用として、クラフト紙に絶
縁油を含浸させた所謂油浸紙が広く用いられている。
そして近年電力供給量の増大などに伴い電カケープルに
おける誘電損失及び靜電答量等の低減化を目的として、
該油浸紙として、2枚のクラフト紙間に誘電正接及び防
電率の小さなグラスチックフィルAt−サンドウィッチ
状に積層したラミネート紙を用いたラミネート絶縁紙が
提案され一応その目的を達成している状況にある。
しかしかかるラミネート紙を絶縁紙として用い九ものは
、導体上等にあって該プラスチックフィルムの油中にお
ける膨潤Ikが大きいことからケー/ルコアが固くなシ
過ぎ各種の不都合を招き、このためかかるプラスチック
フィルムの膨潤を極力減小させるべくプラスチックフィ
ルムとして例えば2軸延伸ポリオレフインフイルムなど
油膨潤性を向上させたグラスナックフィルムなどを用い
たラミネート絶縁紙の使用が種々検討さ。れている。
しかし、この2軸延伸Iリオレフインフイルムからなる
ラミネート絶縁紙でろっても、油中における膨潤量は、
配向していないキャストフィルムを用いた場合に比べれ
ば少くなっているが、まだ大きく、このために該ラミネ
ート紙の表面にフリーズ(しわ)が発生し、ケーブル特
性、特に油浸特性が大幅に低下し、電気的性質に重大な
欠陥を生じるという欠点がめった。
ここに発明者等社、特に上述した電力ケーブルン の加熱処理による絶縁紙表面へのフリーズの発生i)1 の問題を解消すべく鋭意検討!−ねた結果2軸延伸ポリ
オレフイン系84 Mdフィルムとセルローズ紙とを貼
り合せてなるラミネート絶縁紙上特定の熱処理条件、即
ちその長手方向に一定の張力を掛けた状態で該4リオレ
フインの融点TMを基準としてTM−60℃〜T、−1
0℃の温度範囲下に保持する熱処理を施こすことにより
絶縁紙表面におけるフリーズ発生の問題が解消でき、優
れた緒特性をもつ油浸絶縁体鳩が形成できること管見い
だし本発明を完成したものである1例えば従来のラミネ
ート絶縁紙を導体上に巻きつけ、これ管加熱処理したサ
ンプルの該ラミネート絶縁紙部分を模式的に示したのが
第1図であり、この場合導体1上のラミネート絶縁紙2
が油浸で膨潤しオイルギヤラグ部3を増大し、この部分
に上部のラミネート絶縁紙2が落ち込むことによるフリ
ーズCを生ずるのが認められる。
これに対してこの発明方法により製造したラミネート絶
縁紙2線、第2図の如く上述の落ち込みによるフリーズ
の発生が全く認められないのである。
この理由は、明確ではないが本発明において上述したラ
ミネート絶縁紙が張力を付与した状態で上記温度下に保
持熱処理される結果2軸延伸ポリオレフイン系樹脂フイ
ルムの結晶化度の上昇、表面あらさの増大、すベシ性の
向上あるいは延伸歪が固定などの効果によシ膨潤による
フリーズの発生が殆んど生じなくなることによるものと
推定される。
この発明において、ラミネート絶縁紙を保持熱処理する
温度範囲をポリオレフィンの融点(以下TM  と云う
)を基準として、 ’rM−60℃〜TM−10℃の範
囲とする理由は、延伸効果を低減させず、かつ熱処理の
効果金得る為である。すなわち上記温度範囲外だと、油
浸での膨潤によるフリーズをなくすることが出来ない丸
めでめる。
尚上述したTMは以下のようにして測定された値である
。サンプル5 mgrを走査型熱量針(DSC)にセッ
トし、窒素雰囲気下で昇温速度20°0/分で280℃
まで上昇させ、この温度で3分間保持させたのち、ただ
ちにサングルを液体窒素中に投入し急冷した。該サンプ
ルを再び昇温速度20°C/分で昇温し、結晶の融解に
伴なう吸熱ピーク温度をTmとした。もちろん吸熱ピー
クが2個以上表われる時はベースラインよシ、最も高い
、吸熱子ネルギーの大きなピーク温度を採用する。
上述の熱処理時に張力をかける具体的手段は。
う建ネート絶縁紙の長尺品を常法でロール巻品としで熱
処理を行う方法、ノ!ット状にスリットした後にロール
巻品として熱処理を行う方法および液長尺品を連続で加
熱媒体や加熱ロールに接触させながら縦方向に所定の張
力を掛けながら熱処理する方法などがTol)、特にロ
ール巻品の方がフリーズ発生防止に効果があシ好ましい
、またその張力量はラミネート紙中1cm当り0.05
〜6.0#好ましくは0.3〜1.0#程度が望ましい
また、熱処理時間は、熱処理する形態や、熱処理方法・
温度などによってその効果が異なる丸めに特に限定はし
ない、しかし、ロール巻品で、しかも熱風で熱処理する
場合は1巻長さや空気かみこみ率によっても変わるが、
少なくとも1時間以上、好ましく if 5時間以上す
るのがよい、もちろん加熱媒体として加熱液体を用いた
場合には、少なくとも10分以上熱処理するのがよい、
また該ラミネート紙の長尺品を連続で加熱ロールに接触
させて熱処理する場合は、5分以上熱処理すればよい。
次にこの発明における2軸延伸4リオレフイン系樹脂フ
イルムとは、エチレン又はプロピレンを主体としたホモ
ポリマー、コポリマー、グラフト物、又はブレンド物等
によるフィルムを意味し、中でもポリプロピレンフィル
ムは、絶縁耐力が高い、誘電体損失が小さい、コストが
安い等の理由で最も好ましい、2軸延伸とは縦方向およ
び横方向に分子鎖が配向していることでIり更に特定の
結晶面が選択的腹面配向をしている状態をいう。
もちろん、プラスチックフィルムの2軸延伸を行うには
常法にしたがって実施すれば良く又これらフィルムの活
性化表面の処理も特に限定されない。
そしてこれらフィルムと貼シ合せるセルロース紙は次の
ようなものが用いられる。すなわち、JIS C230
1〜C2308などに定められているセルローズ金主成
物とする天然紙、およびこれらの天然紙にプラスチック
・フィブリル(たとえばポリゾロピレン・フィブリルな
ど)tl−混抄したものなどでめシ、その表面最大粗さ
max (JIS B12O3−1976でCutof
f  値は0.8Bとめる)が5〜60μm、好ましく
は10〜40μmである。厚さ10〜300μmのもの
である。また紙とフィルムとを貼シ合せる接着剤鉱耐油
性の点から熱硬化性接着剤、例えばアミノ樹脂、フェノ
ール機脂、エポキシ樹脂、ウレタン・インシアネート系
ぼりエステル共重合体のイソシアネート変成品などがあ
る。
この発明によれば、後記実施例からも明らかなように、
2軸延伸ポリオレフインフイルムとセルロース紙とによ
るラミネート紙を張力をかけた状態で特定の温度下に保
持し熱処理し、延伸フィルムの結晶化度の上昇1表面粗
さの増大すべり性の向上、あるいは歪が熱固定されたラ
ミネート絶縁□・ 、 紙が得られるのでToシニ−これが電カケープルに用い
られた場合上述したケーブルの加熱乾燥時に油浸の膨潤
によるフリーズは殆んど発生せず、従って本発明方法に
て製造したラミネート絶縁紙を用上表中 *  電子線照射によシ架橋し、これt−2軸延伸した
厚さ90μの4リエチレンフイルムの両面に厚さ30μ
の電気絶縁用クラフト紙(見掛は密度9.9 Q fl
cd1表面粗さ15μm)を貼合せた厚さ150μのラ
ミネート紙。
** 厚さ90μの2軸延伸ポリプロピレンフイルム(
商品名トレファン、TM3162℃、東し製)の両面に
厚さ30μの電気絶縁用クラフト紙(見掛は密度0.9
0 g/m 、表面粗さ15μm)を貼合せた厚さ15
0μのラミネート紙。
比較例3 実施例1でおこなったロール状での熱処理方法の代シに
、それぞれに使った厚さ30μmの電気・::11 絶縁用クラフト紙、および90μmの2軸延伸ポリプロ
ピレンフイルムを、別々に130℃で48時間熱風中で
熱処理した。しかるのち、該クラフト紙トポリグロビレ
ンフイルムとをラミネートして、実施例1と同様にして
フリーズの発生の有無について調べた。その結果、導体
に近い絶縁材は−ど、大きなりリーズが入っていること
が判った。
以上よシ、紙とフィルムとのうさネート紙をロール状で
一体化した状態で熱処理することにフリーズ防止効果が
あることがわかる。
実施例7、比較例4〜7 表2に示す構造の各種絶縁材料を用いてこれを800−
の導体上に巻回して絶縁体層を形成して66瞳の油浸絶
縁電カケープル(絶縁油ドデシルベンゼン)を試作し、
インaJ?ルス破壊耐圧を測定した。またインパルス破
壊試験後火々のケーブル管解体し、絶縁体層の状況を観
察し九、得られた結果を表3吟示す。
表   2 表3 比較例4および6におけるパックリングはチーブの長さ
方向の膨潤による伸び出しが大きいためと考える。
また比較例5および7では両面にクラフト紙がう建ネー
トされているため、長手方向の伸び出しは抑制されてい
るが、厚さ方向の膨潤、あるいは熱収縮によりフリーズ
が発生したと考える。
以上のケーブル実験の結果からも明らかなように本発明
方法により得られるラミネート絶縁紙が著しくその特性
が向上されていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のう建ネート絶縁紙を導体上に巻きつけて
得た電カケープルの加熱乾燥処理後の該ラミネート絶縁
紙部分の断面を模式的に示した図、第2図は本発明方法
によるランネート絶縁紙を用いた場合の同様の図である
。 1・・・導体、2・・・ラミネート絶縁紙、3・・・オ
イルギャップ、C・・・フリーズ。 牙1図 才2図 第1頁の続き 0発 明 者 堀内哲 大津市園山−丁目1番1号東し 株式会社滋賀事業場内 0発 明 者 渡辺慎− 大津市園山一丁目1番1号東し 株式会社滋賀事業場内 ■出 願 人 東し株式会社 東京都中央区日本橋室町2−2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2軸延伸ポリオレフイン系樹脂フイルムとセルロ
    ーズ紙とを貼シ合せてなるラミネート絶縁紙をその長手
    方向に一定の張力をかけた状態で骸Iリオレ゛フィンの
    融点TMt−基準として’l’M−60℃〜TM−10
    °0の温度範囲下に保持することを特徴とする電カケー
    プル用ラミネート絶縁紙の製造方法。
  2. (2)上記(1,)項におけるポリオレフィン系vR脂
    フィルムがポリプロピレン系フ、イルムである(1)項
    記載の方法。
  3. (3)上記+1)項におけるポリオレフィン系樹脂フィ
    ルムとラミネートするセルローズ紙が、その表面粗さが
    5〜60μmであるセルローズ主体の天然線である+1
    )項記載の方法。
  4. (4)上記+11項における張力が0.05〜6号−で
    める(1)項記載の方法。
  5. (5)上記(1)項における熱処理をロール状あるいは
    t4ット状で行う(1)項記載の方法。
JP57036595A 1982-03-10 1982-03-10 電力ケ−ブル用ラミネ−ト絶縁紙の製造方法 Granted JPS58174694A (ja)

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