JPS60154024A - 熱可塑性樹脂製容器の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂製容器の製造方法

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JPS60154024A
JPS60154024A JP844184A JP844184A JPS60154024A JP S60154024 A JPS60154024 A JP S60154024A JP 844184 A JP844184 A JP 844184A JP 844184 A JP844184 A JP 844184A JP S60154024 A JPS60154024 A JP S60154024A
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JP
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thermoplastic resin
mold
plate
injection molding
injection
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JP844184A
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Mutsuo Akao
睦男 赤尾
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/32Moulds having several axially spaced mould cavities, i.e. for making several separated articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダー用のテープカセット
の如き、ある一定容積の単体や、フロッピィ・ディスク
、ビデオディスク、デジタルオーディオディスク、感光
材料のシートフィルムや印画紙、I(3プリント板等の
ような製品を収容するに適した熱可塑性樹脂容器の製造
方法に関する。
〔従来技術〕
前記したような熱可塑性樹脂容器で容積の小さなものは
直接射出成形−より立体成型が可能であるが、例えばビ
デオテープレコーダー用のテープカセットの如き、ある
一定の容積以上のものを収納するケースの場合には、直
接射出成形により立体成上を行なうことは不可能なため
展開板から製函する方法がとられている。
かかる合成樹脂製容器の展開板は従来、Tダイから長尺
に押出成形された一定厚みの合成樹脂平板に、必要なら
ば印刷等をした後に、裁切断して一定の寸法の板とした
あと、折り目にあたる箇所(以下「ケイ線部」と称する
。)を圧縮影付は又は切削加工し、切欠部を打ち抜き加
工し、更に場合によっては表面に箔押しや型押し加工を
施して作製していた。
しかしながら、このような従来の製造方法では工数が多
く非能率的であり、ケイ線の強度、表面形状、展開板の
厚さ等の均一性に欠け、品質的にも、不良品の発生率が
高く、且つ、ケイ線や形付けや、裁切断を無理して行う
ためケイ線割れが発生したり、ケイ線ミゾ表面がザラつ
いたり、裁切断面にクズが付着して外観も悪く、切削代
と切欠代を廃却するので、コスト的・産業廃棄物発生面
でも不都合を生じていた。その上品質的にも切欠部やそ
の他の打ち抜き加工端部が押しつぶされて裁切断クズが
発生し、使用中に脱落し、例えばビデオカセット等を収
容する場合には、これらがテープに付着しドロップアウ
ト(音とびゃ画像の乱れ)となったり、差別化のための
部分的に厚味を変化させたり、特殊形状や細かい文字や
形状の型付は加工することも不可能であった。
本発明者は上記の如き従来技術の欠点を解消するために
、先に、このような合成樹脂容器の展開板を射出威勢に
よって作製することを提案した(特願昭58−2,13
007号)。すなわち、ある程度以上の広い面積の展開
板を樹脂によって射出成形することは従来困難とされ、
試みられたことは無かったが、ケイ線部や切欠部を有す
る展開板を射出成形によって作ることができ、またこの
ようにすることにより、前記したような従来技術の欠点
を−きよに解消することができることを見出した。
〔発明の目的〕
本発明者は上記の方法を改良すべくさらに検討を重ねた
結果、多段金型を用いて展開板を射出成形することによ
り効率よく複数の展開板を同時に作製することができ、
また必要に応じて異なる色の展開板を同時に作製するこ
とができることを見出し本発明を達成した。
従って、本発明の目的は、前記したような従来技術の欠
点を解消し、先に本発明者が提案した射出成畦による熱
可塑性容器の製造方法を効率よく行うための方法を提供
することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記の目的は、熱可塑性樹脂より主としてなり
平均厚さが0.3〜3群の展開板を多段金型を用いて射
出成形により作製し、必要によりこれに印刷、ホットス
タンピング等を施した後、これを製函することを特徴と
する熱可塑性樹脂製容器の製造方法により達成される。
以下、添付図面に従い本発明の内容を更に詳細に説明す
る。
本発明において、第1図の如き、−面が開放口となった
はg直方体形状の熱可塑性樹脂製容器1は、第2図に示
す展開板2を製函することにより製造される。
第2図において、展開板2は、正面部4、背面部5、左
側面部6、右側面部7、底面部8、左側面重ね合せ部9
、右側面重ね合せ部10、フラップ11.11α及びケ
イ線部12からなり、これらを製函することにより第1
図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1が形成される。第1
図においては、第2図における展開板各部の対応がフラ
ップ11゜11α及びケイ線部12を除き記入しである
従来、第1図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1は、ある
一定の容積・以上のものを収納するケースの場合は、T
ダイより長尺に押出成形された一定厚みの合成樹脂平板
に複数面付けで印刷・乾燥後これを裁切断して、第2図
斜線部を施した切欠部を切欠し、形付けや、ケイ線をつ
けた状態に打抜いたり、切欠部を切欠していない長方形
の板とした後、ケイ線部12を圧縮影付は又は切削加工
により形成し、次いで斜線を施した切欠部13゜14.
15.16を打抜き加工し更に場合によっては正面部4
等に型押し加工して展開板を作成し、これを製函してい
た。
本発明によれば、第2図に示す如き展開板2を、最初か
ら切欠部を有する多辺形の、かつケイ線部12、更に場
合によっては正面部等に凹凸を有する形で射出成形によ
り作成し、必要によりこれに印刷等を施した後これを製
函して第1図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1を作成す
る。
本発明方法において、射出成形で用いる熱可塑性樹脂と
しては各種の熱可塑性樹脂が使用可能であるが、特にポ
リオンフィン系熱可塑性樹脂(含む他の熱可塑性樹脂と
のcopolymer ) 、又はポリスチレン系熱可
塑性樹脂又はABS系熱可塑性樹脂又は、これら熱可塑
性樹脂2種以上の混合樹脂が用いられ、各種のポリプロ
ピレン樹脂、特に各種造核剤を0.01〜2重量部含む
プロピレン・エチレンランダム共重合樹脂がコスト、印
刷適性、製作精度、寸度装定性、ケイ線強度、表面強度
、剛性、射出成形適性等の面で適している。これら熱可
塑性樹脂中には各種発泡剤や白色顔料(酸化チタン、タ
ルク、雲母、炭酸カルシウム、クレー等)や各種のカー
ボンブラック、又は各種の着色顔料、各種の金属粉末(
アルミニウム粉末、錫粉末、アルミニウムペースト等)
、各種の金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維等の各種の有
機又は無機の繊維物質、その他各種の着色染料、各種の
帯電防止剤、各種のシリコンや、界面活性剤やステアリ
酸す) IJウム等の滑剤、酸化防止剤等各種の添加剤
を添加することができる。
又、本発明方法において射出成形を行なう場合溶融熱可
塑性樹脂の注入口(ゲート)は、一箇所に限らず、複数
箇所設けることが可能である。こうすることにより、射
出成形の際に熱可塑性樹脂の流れが良くなり、ウェルド
ラインと称する熱可塑性樹脂の流れの合眸境界線の発生
を防止することができる。これら注入口(ゲート)は容
器の外観の点及び第3図のようにケイ線部を容器の表面
のみにもうける構造では熱可塑性樹脂の流動性をよくす
るよう容器の内側の第2図に示したXl。
x2gX3IYIIY3の1ケ所以上に望ましくは左右
又は上下対称位置附近の熱可塑性樹脂が四角に略等しい
時間で流動できる場所にもうけるのが望ましい。特に望
ましいのは熱可塑性樹脂の注入口(ゲート)を1ケ所だ
けにする場合は第2図のx2Y2の位置に設ける。また
、2ケ所にもうける場合は第2図のYlとY3の位置に
設ける。
2ケ所もうける他の例としては第2図のXlとX3の位
置にもうけるのも望ましい。樹脂注入口(ゲート口)形
状としては公知の後述する種々のものがあるが外観とし
て跡が残らない点から考慮するとピンゲートが好ましい
。樹脂注入口(ゲート)の他の望ましい位置としてはサ
イドゲート等を用いる場合は、第2図の展開板の切欠き
部13゜1−4−.15,16の製品端部が望ましく、
ピンゲートその他のゲートを用いる他の望ましい位置と
しては、樹脂注入口が製函後表面に表われないような位
置、例としては第2図の示す展開板の左右側面重ね合せ
部9,10又はフラップ11.11(Zの表、裏、端部
の1ケ所以上に、望ましくは前記したような左右、又は
上下対称位置附近に設けることが望ましい。
なお、第3図はケイ線部を展開板の片面のみに設ける場
合を示したが、両面に設けることもできることは勿論で
ある。
いずれにしても本発明では展開板の形状や熱可塑性樹脂
の流動性(メルトインデックス)やゲート跡の発生しや
すさ及びウェルドラインの発生しやすさ等により樹脂注
入口(ゲート)の数や位置及び形状が変化するので本発
明は上記説明に限定されるものでなく樹脂注入口(ゲー
ト)は展開板のあらゆる位置に、あらゆる数や形状が採
用可能で射出成形時及び製函した時に容器の表面(目に
見える面)に出ないように考慮するのが外観上からも樹
脂の流動性の点からも望ましい。
本発明の特徴である、熱可塑性樹脂より主としてなり平
均厚さが0.3〜3111にの展開板を第5図〜第7図
に代表される多段金型を用いて射出成形により作製する
ことにより、−サイクルでの成形能力がこれまで行って
きた1重積金型の使用に(らべて従来1重積金型使用時
最低2倍〜10倍にすることができる。
また、本発明において、あらかじめ金型内を真空状態と
した後に、決められた射出制御)ξターンで熱可塑性樹
脂を充填して低圧成形するいわゆる型内真空射出成形方
法を採用すると−サイクルでの成形能力が従来機で、従
来の1重積金型使用時よりさらに大巾に向上し生産性向
上とコストダウンが可能になる。
第4図は本発明で用いられる2重積金型の一例を示す概
略断面であって、金型上部に射出筒を設けたタイプの金
型である。
図の金型は、固定型21とその両側に位置する2つの可
動型22.23及び中央に設けられた1つの射出筒24
よりなっている。固定型21と可動型2’2.23とに
より展開板形成用の2つのキャビティ25.26が形成
されている。固定型21の内部に湯道(ランナー)27
が形成され、射出筒24からの溶融した熱可塑性樹脂を
夫々のキャビティ25,261C圧送し、成形する。な
お、各キャビティ25.26の金型の合わせ部には空気
抜き用の微小孔が形成され、また固定型21 p+”。
は、保温用媒体用通路及び冷却水通、路が適宜設けられ
ており、注湯時には、例えば80℃程度の湯水、成形時
には冷水を流すことができる。
なお、図示の例では、各成型品につきゲートが1つの場
合を示したが、湯道な増やして適当数のゲートとするこ
とができる。
第5図は4重積金型の一例を示す概略図であって固定型
31の両側に可動型32,33.34を夫々設は中心型
31と可動型32.可動型33と中心型34との量大々
1つの成形用キャビティ35.36(他方に37.38
)を形成している。
中心部上方に双頭ノヅルの射出筒39を設け、同時に4
つのキャビティに溶融樹脂を圧送し、展開板を成形する
第6図は上下に夫々2重積金型を設けた4面取りの金型
の一例を示す概略図であって、固定型41.42の両側
に可動型43を夫々設け、固定型と移動型との間に展開
板成形用キャビティ45を合計4つ形成している。射出
筒46.47は金型の上下に設けられ、溶融樹脂を固定
型41及び42に夫々設けられた湯道から、上下夫々2
つのキャビティに圧送して成型する。
この例は、上下の材料を異なった色にしておけば、異色
の展開板を2枚づつ作製することができる。
上記は、本発明に用いられる多段積金型の数例を示した
ものに過ぎず、本発明ではこれらの形式に限定されず、
種々の変形が可動である。例えば、第6図のタイプで可
動型の数を増やして、さらに多数の展開板を作製するこ
ともできる。
本発明においては、ケイ線や切欠部を有さない展開板を
成形し、成形後ケイ線や切欠部を設けてもよいが、ケイ
線や切入部を備えた展開板を成形する件とが好ましい。
又、各キャビティごとに展開板の板厚さや、影付は形状
、展開板形状、フラップ形状、切欠き形状等を変えるこ
とも射出成形制御パターンやゲート径等を考慮すること
により成形可能である。
史に又、熱可塑性樹脂中にポリジメチルシロキサン等の
シリコン化合物やサポニン等の界面活性剤又はステアリ
ン酸ナトリウム等の高級脂肪酸金属塩等の滑剤を0.1
〜5重量%添加することにより成型時の流動性・成型性
・離型性や、成形後のスベリ性を改良することができる
。又、熱可塑性樹脂中に帯電防止剤を添加することによ
り容器にゴミやほこりが付着しにくくすること或は熱可
塑性樹脂に発泡剤を添加して容器の外観を変え手ざわり
を良くしかつ軽量化することも選択的に実施し得る。又
必要によっては展開板に透明窓をつけたり、展開板の表
・裏に印刷やホットスタンピング、表面影付は等を施し
てもよい。
本発明方法により、第1図に示す如き熱可塑性樹脂性容
器1を製造する場合、第2図に示す如き展開板2は、断
面形状を第3図又は第4図に示す如き形状とするのが好
ましい。板厚tは0.3 mm程度から3IIIK程度
迄が一般で、ケイ線部は展開板の平均板厚tに対し5%
以上好ましくは15%以上、最も好ましくは30%以上
薄くすることにより、切欠き部とケイ線部を有する展開
板に、印刷後乾燥や化学反応等により印刷インキを展開
板に急速固着させてもソリやヨジレの発生が小さく製函
が容易となる。本発明では射出成形品である展開板2の
冷却効率、ソリ、ヒケ、ヨジレ防止と強度確保のため板
厚は0.3〜3mmに限定され、ケイ線部は、印刷イン
キ固着時のノリ、ヒケ防止及び熱可塑性樹脂の流動性確
保と同時に製函を容易とするために板厚tに対し5%以
上、好ましくは15%以上、最も好ましくは30%以上
薄くする事が必要であり強度の点から少なくとも0.1
6以上の厚さを確保することが必要である。
製函前に表・裏全面あるいは正面部4、背面部5、左側
面部6、右側面部7、底面部8、等の外表面又は内表面
にエンボス処理(シボ加工)、溝づけ、゛凸凹部付けを
施し、外観や取扱い性を改善することも選択的に行なわ
れる。従来の製造法では、これらは型押し加工により行
っていたが、本発明方法では、これらの表面加工も射出
成形時に行なうことができる。
〔実施例〕
次に本発明の効果を一層明確にするため実施例を以下に
掲げる。
(1)第2図に示す如き展開板射出成形用金型は第4図
に示すスタックモールド″2重積金型を用い2個取り金
型を作成した。各展開板の寸法が以下の如(なるよう金
型を設計した。熱可塑性樹脂注入口(ゲート)は展開板
の内側(製品に接する内底面部)の”1.Y3の2ケ所
とした。
展開板の縦・横寸法: 最長部が247聡×237頭 展開板の厚さ二〇、8龍 ケイ線部の寸法: rjl 1.51nn、深さ0.25 mmケイ線部の
断面形状:第3図に示す形惣切欠部13,14の寸法 長さ約70m詐、巾20順 切欠部15.16の寸法: 最長部が37朋×28關の多辺形 (2)この金型を用いて下記組成の溶融熱可塑性樹脂を
射出成形した: 三片石油化学(株)製ホリプロピレン樹脂、グレート!
No−J−950D(MI−40&/10分) ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・96,8重量%信越シリコーン(鉛製ジメチルポリ
シロキサン、KF−96(商品名)・・・・・・・・・
・・・・・・0.1重量%酸化チタン・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2重量%花王石鹸(鉛製帯電防止剤、エレクトロスリ
ツ・モー(商品名)・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・ 0.1重量%(3)射出成形した2枚の展
開板にシルクスクリーン印刷方法で黒色と赤色の2色の
文字を印刷し50℃の熱風で乾燥し印刷インキを展開板
に固着した。次いで、80℃の熱板で加圧して製品名を
アルミ箔押しを行った後に、これを組み立て重なり合っ
た部分を超音波接合機で溶接し概略寸法が192m1X
105皿×28關のビデオテープカセット用ケース2つ
を製函した。
このような操作をくり返えし、製函数量が、30万個の
ときの、従来の裁切断打抜き工程を有する製造法に比較
し、製造コストは40%に削減され、不良品の発生率は
従来法の11%に比し、本発明方法では1%であった。
本発明方法によれば上記の如く工数が低減する上印刷付
展開板のソリ、ヨジレ、が大巾に減少し、平面性が向上
し、1サイクルでの成形能力が大巾に向上したので製造
コストが大巾に下がり、工程が安定化する他、ゲート跡
が表面になくなった結果、外観・精度・仕上げ面等の品
質向上、作業の自動化、ケイ線割れ、裁切断クズの発生
が皆無となりドロップアウトが大巾に減少した上産業廃
棄物の削減等格段の効果を得ることができる。
本発明は実施例に限らず、例えば下記に示す如く広範囲
な応用が可能である。
(1)展開板の形状は左右対称形でなく、例えば正面部
の形状と背面部の形状は異、なったものとして良い。
(2)側面部の厚みは、ケイ線部の残厚と同じにしても
、重ね合せ接合により強度が保てる。
(3)切欠部の形状は長方形・正方形・台形・半円形・
半楕円形・正三角形・二等辺三角形・矢形等種々の形と
し得る。
(4)ケイ線部の残厚は、一部を厚くして射出成形時の
樹脂の流れの良化な図ることがある。
(5)金型の表面に加工を施し展開板の1ケ所以上に透
明窓をもうけたり、ケースの内外表面に商品名や社名や
絵等の外絹目・砂目・縄目・縦筋・横筋・格子目・微粒
面布目等の形付け(シボ加工)を有するものにすること
ができる。具体的なシボ加工サンプルとしては東京ベア
ロン(a) 発行の6ペアロンシボ”の210種以上力
する。
(6)射出成型に際し、熱可塑性樹脂は共重合体や、2
種以上の熱可塑性樹脂の混合樹脂とすることができる。
(7)熱可塑性樹脂は、着色顔料又は着色染料を1種又
は多種加えることができる。
(8)展開板を射出成形(全型内真空射出成形を含む)
した後に、印刷工程やラベル貼り工程を製函工程の前後
に選択的に加え、マークや文字を付することかできる。
(9)射出成形方法としては、広く市場で用いられてい
る公知の一般的な射出成形方法以外に金型内を外気から
シールし、あらかじめ金型内を真空状態とした後に、決
められた射出制御パターンで熱可塑性樹脂を高速で充填
して低圧成形するよう圧した全型内真空射出成形方法を
用いることが有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される熱可塑性樹脂容器の一
例を示す外観図、第2図は第1図の容器の展開板の平面
図、第3図は第2図におけるA −B面での展開板断面
図、第4図〜第6図は本発明で用いる多重積金型の数例
を示す概略断面図である。 1・・・熱可塑性樹脂製容器 2・・・展開板12・・
・ケイ線部 13,14,15,16・・・切欠部X1
.X2.X3.Yl、Y3・・・ゲート21.41・・
・固定型 22.23,32,33,34.43・・・可動型24
.39,46.47・・・射出筒 25.26,35,36,37,38.45・・・展開
板成形用キャビティ 27・・・湯道 第 3 図 第 4 い 第 5 図 第 6 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 熱可塑性樹脂より主としてなり平均厚さが0.
    3〜3■の展開板を2段(2重積)以上よりなる多段(
    多重積)金型を用いて射出成形により作製し、これを製
    函することを特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造方法
JP844184A 1984-01-23 1984-01-23 熱可塑性樹脂製容器の製造方法 Expired - Lifetime JPS60154024A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048540A1 (de) * 1996-06-14 1997-12-24 Otto Hofstetter Ag Spritzgiessanlage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048540A1 (de) * 1996-06-14 1997-12-24 Otto Hofstetter Ag Spritzgiessanlage

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