JPS60162636A - 熱可塑性樹脂製容器の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂製容器の製造方法

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JPS60162636A
JPS60162636A JP1693984A JP1693984A JPS60162636A JP S60162636 A JPS60162636 A JP S60162636A JP 1693984 A JP1693984 A JP 1693984A JP 1693984 A JP1693984 A JP 1693984A JP S60162636 A JPS60162636 A JP S60162636A
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JP
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thermoplastic resin
plate
aluminum powder
resin
resin container
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JP1693984A
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Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60162636A publication Critical patent/JPS60162636A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D22/00Producing hollow articles
    • B29D22/003Containers for packaging, storing or transporting, e.g. bottles, jars, cans, barrels, tanks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0013Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor using fillers dispersed in the moulding material, e.g. metal particles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビデオテープレコーダー用のテープカセット
の如き、ある一定容積の単体や、フロッピィ・ディスク
、ビデオディスク、デジタルオーディオディスク、感光
材料のシートフィルムや印画紙、IOプリント板等のよ
うな製品を収容するに適した熱可塑性樹脂製容器の製造
方法に関する。
[従来技術] 前記したような熱可塑性樹脂製容器で容積の小さなもの
は直接射出成形により立体成形が可能であるが、例えば
ビデオテープレコーダー用のテープカセットの如き、あ
る一定の容積以上のものを収納するナースの場合には、
直接射出成形により立体成形を行なうことは不可能なた
め展開板から製函する方法がとられている。
かかる合成樹脂製容器の展開板は従来、Tダイから長尺
に押出成形された一定厚みの合成樹脂平板に、必要なら
ば印刷等をした後に、裁切断して一定の寸法の板とした
あと、折り目にあたる箇所(以下「ケイ線部」と称する
。)を圧縮影付は又は切削加工い切欠部を打ち抜き加工
し、更に場合によっては表面に箔押しや型押し加工を施
して作製していた。
しかしながら、このような従来の製造方法では工数が多
く非能率的であり、ケイ線の強度、表面形状、展開板の
厚さ等の均一性に欠け、品質的にも、不良品の発生率が
高く、且つケイ線の形付けや裁切断を無理して行うため
ケイi+11)Jれが発生したり、ケイ線ミゾ表面がザ
ラついたり、裁切断面にクスが付着して外観も悪く切削
代と切欠部を廃却するので、コスト的・産業廃棄物発生
面でも不都合を生じていた。その上、品質的にも切欠部
やその他の打ち抜き加工端部が押しつぶされて裁切断ク
ズが発生し、使用中に脱落し、例えばビデオカセット等
を収容する場合には、これらがテープに付着しドロップ
アウト(音とびゃ画像の乱れ)となったり、差別化のた
めの部分的に厚味を変化させたり特殊形状や細かい文字
や形状の型付は加工することも不可能であった。
本発明者は上記の如き従来技術の欠点を解消するために
、先に、このような合成樹脂製容器の展開板を射出成形
によって作製することを提案した(特願昭58−260
07号)。すなわち、ある程度以上の広い面積の展開板
を樹脂によって射出成形することは従来困難とされ、試
みられたことは無かったが、ケイ線部や切欠部を有する
展開板を射出成形によって作ることができ、またこのよ
うにすることにより、前記したような従来技術の欠点を
−きよに解消することができることを見出した。
一方、このような合成樹脂製容器にメタリック調色彩の
付与、帯電防止等の目的で、従来の押出成形等によって
作製した展開板にアルミニウム粉末(アルミニウム粉末
が微細になると酸化し易く、爆発等の事故を起こす危険
があるので一般に後記するようにアルミニウムペースト
として用いられる)を印刷等によってその表面に塗設す
ることが行われている。
上記の方法は印刷等の工程を要しコスト高の要因となる
ので、本発明者は先の射出成形によって展開板を作製す
る際に、成形用樹脂組成物中にアルミニウム粉を配合し
成形することによって成形と同時にメタリック調色彩の
施されたケイ線付き展開板を作製することを試みた。し
かしながら、このような展開板は約0.3〜3mmの平
均厚さ、約1ooam”以上の面積を有しており、また
ケイ線は展開板の平均厚より約5%以上薄い平均厚を有
しているので注湯時にゲートから成形用キャビティに溶
融樹脂組成物が一様に且つ迅速に行われないと溶融物の
流れや分布が不均一になり、特にフレーク状アルミニウ
ム粉末を混在させた場合には、注湯ゲートの位置から不
規則な流れの金属パターンを生じ、また例えば2ケ所の
ゲートから注湯を行うと両者の中間にアルミニウム粉の
蓄積に起因する境界線が形成され、何れも容器の外観を
損うことになる。
そこで、本発明者は、アルミニウム粉末又はアルミニウ
ムペーストを用いて射出成形により一様なメタリック調
色彩が施され、同時に帯電防止効果も有する熱可塑性樹
脂の展鹿板を作製すべく種々検討を重ねた結果、本発明
を達成した。
[発明の目的コ 従って、本発明の目的は、アルミニウム粉末又はアルミ
ニウムペーストを用いて一様なメタリック調色彩の施さ
れた熱可塑性樹脂製容器を射出成形によって製造する熱
可塑性樹脂製容器の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は熱可塑性樹脂製容器用のケイ線部と
切欠部を有し且つ一様なメタリック調色彩の施された展
開板を射出成形によって製造する方法を提供することに
ある。
[発明の構成コ 上記の本発明の目的は以下にのべる本発明方法によって
達成される。すなわち、本発明はアルミニウム粉末を0
.3〜20重旭%含む熱可塑性樹脂よりなるケイ線部と
切欠線を有する展開板を射出成形により作製し、これを
製函することよりなる熱可塑性樹脂製容器の製造方法に
おいて、(&)アルミニウム粉末の粒子サイズが10μ
m以下、揮発成分が1重電%以下であり、 Cb)M可塑性樹脂のメルトインデックス(M、L)が
10g/10分以上、曲げ弾性率が5 +000 K 
g/ a m 以上であり、且つ (0)展開板の平均厚さが0.3〜3mmであることを
特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる熱可塑性樹脂は10g/10分以上のメ
ルトインデックス(M、工、)及びs、o o 。
IKg/am2以上の曲げ弾性率を有している。
ここで用いる証、工、はJ工5K7210 (ACTM
 DI 23B−62′り に従イ、押出式フラストメ
ーターを用い、直径2.1mm長さ8mmのオリアイス
を2.16 K gの荷重で230’ Oにて溶融樹脂
を流出させた場合の流出量を測定し、これを8710分
の単位で表したものである。
また、本発明における曲げ弾性率は;fXBK−720
3による測定値である。
本発明で用いる熱可塑性m脂としては、メルトインデッ
クス1註〜80 20〜60g/10分、特に好ましくは30〜50g/
10分のポリプロピレン樹脂又はこのようなポリプロピ
レン樹脂を50重ff11以上含むポリオレアイン系ポ
リマーであることが好ましい。ポリプロピレン樹脂とし
ては、ポリプロピレン、プルピレン−エチレンコポリマ
ー、プロピレン−エチレンランダムコポリマー、プロピ
レン−02〜olOα−オレフィンコポリマー、塩素化
ポリプロピレン、架橋ポリプロピレン等が単独又は二梅
以上の混合樹脂として用いられる。
また、熱可塑性樹脂がポリオレアイン系ポリマーを含ん
でいるときは、該ポリオレフィン系ポリマーがM工が5
g/10分以上の高圧法低密度ポリエチレン、又は低圧
法低密度ポリエチレン、エチレン−アクリル酸エチルコ
ポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー等を含んで
いることが好重しい。
さらに、本発明で用いる熱可塑性樹脂は、夫々の目的に
応じて植々の添加剤を含むことができ、例えば、造核剤
、白色又は着色顔料、染料、滑剤、紫外線防止剤、酸化
防止剤、電磁遮蔽物質、増胤剤、無機質繊維等と含むこ
とができる。
本発明においては、このような熱可塑性物質にアルミニ
ウム粉末を添加する。
アルミニウム粉末は、微粉状または微細なフレーク状の
ものが用いられるが、酸化し易く爆発の危険があるため
に一般にはアルミニウムペーストが用いられる。従って
、本発明におけるアルミニウム粉末なる用語はアルミニ
ウムペーストも含包している。
ここにアルミペーストとはボールミル法にてアルミニウ
ム粉末を作るときにホワイトスピリットと少磁のステア
リン酸の存在のもとにペースト状に作ったものであり、
またアルミ粉末とは、溶融アルミニウムをアトマイズ法
、粒化法、回転円盤滴下法、蒸発法等により粉末状にし
たものの外、アルミ箔を粉砕してフレーク状にしたもの
を意味する。
次に上述したアルミニウム粉(アルミニウムペーストを
含む、以下同じ)を熱可塑性樹脂に分散せしめる場合に
は、樹脂中にアルミニウム粉末を添加し、加熱溶融する
過程で攪拌、混合する公知の方法が適用される。
γルt ’+ウム粉末の添加量は射出成形性包装材料適
性、及び製造コストの面から熱可塑性樹脂の0、6〜2
0京i%、特に0.5〜10重姐%であることが望まし
い。
本発明の用いられるアルミニウム粉末の粒子サイズは1
 0/71!1以下(アルミニウム粉末が7レーク状の
場合は、そのフレーク面の長径を粒子サイズとする)以
下、抛発成分が1重翫襲以下であり、この範囲外のアル
ミニウム粉末を用いると均一な分布が得られず、アルミ
ニウムフレーク等による不規則な流れ模様が生じ易い等
の欠点がある。
アルミニウム粉末の添加量は射出成形性、包装材料適性
、及び製造ヨストの面から熱可塑性樹脂の0.6〜20
重屋%、特に0.5〜10重嵐%、特に0.5〜10重
量%であることが望ましい。添加量が06%以下になる
と、帯電防止効果が少なく、また遮光性、防湿性等にも
問題があり、また20%以上になると、成形板の物理強
度、ヒートシール適性、平面性等の面で欠陥を生じる。
上記した如く、本発明によるときは、アルミニウム粉末
を混入した熱可塑性樹脂組成物を用いて射出成形するこ
とにより、厚さ0.6〜3mm程度、面積が100cm
 以上の一様なメタリック調の色彩す持5且つケイ線等
が施された展開板を効率よく作ることができ、外観の良
い熱可塑性樹脂製容器を容易に製造することができる。
以下、本発明によって展開板を作製する実施態様を図面
を参照しつつ説明する。
本発明において、第1図の如き、−面が開放口となった
ほぼ直方体形状の熱可塑性樹脂製容器1は、第2図に示
す展開板2を製函することにより製造される。
第2図において、展開板2は、正面部4、背面部5、左
側面部6、右側面部7、底面部8、左側面重ね合せ部9
、右側面重ね合せ部10、フラップ11.11a及びケ
イ線部12からなり、これらを製函することにより第1
図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1が形成される。第1
図においては、第2図における展開板各部の対応がフラ
ップ11゜ila及びケイ線部12を除き記入しである
従来、第1図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1は、ある
一定の容積以上のものを収納するケースの場合は、Tダ
イより長尺に押出成形された一定厚みの合成樹脂平板に
複数面付けで印刷・乾燥後これを裁切断して、第2図斜
線部を施した切欠部を切欠し、形付けや、ケイ線をつけ
た状態に打抜いたり、切欠部を切欠していない長方形の
板とした後、ケイ線部12を圧縮影付は又は切削加工に
より形成し、次いで斜線を施した切欠部16゜14.1
5,16を打抜き加工し更に場合によっては正面部4等
に型押し加工して展開板を作成し、これを製函しでいた
本発明によれば、第2図に示す如き展開板2を、最初か
ら切欠部を有する多辺形の、かつケイ線部12、更に場
合によっては正面部等に凹凸を有する形で射出成形によ
り作製し、必要によりこれに印刷等を施した後これを製
函して第1図に示す如き熱可塑性樹脂製容器1を作製す
る。
本釦明方法にお、いて、射出成形で用いる熱可塑性樹脂
としては前記したように各種の熱可塑性樹脂が使用可能
であり、ポリプロピレン樹脂1.ポリオレアイン系熱可
塑性樹脂(含む他の熱可塑性樹脂との共重合体)、又は
ポリスチレン糸熱可塑性樹脂又はAES系熱可熱可塑性
樹脂これら熱可塑性樹脂2種以上の混合樹脂が用いられ
、特に50重量%以上がメルトインデックス1註〜80
及び各柚造核剤を0,01〜2重量部含むプロピレン・
エチレン、ランダム共重合樹脂がコスト、印刷適性、製
作精度、寸度安定性、ケイ線強度、表面強度、剛性、射
出成形適性等の面で適している。
本発明においてはこれら熱可塑性樹脂に0.6〜20重
凰%のアルミニウム粉末とを配合させるが、必要に応じ
て、これら熱可塑性樹脂中には前記したように各種発泡
剤や白色顔料(酸化チタン、タルク、雲母、炭酸カルシ
ウム、クレー等)や各種のカーボンブラック、又は各種
の着色顔料、各種の金M繊維、ガラス繊維、炭素繊維等
の各種の有機又は無機の繊維物質、その他各種の着色染
料、各種の帯電防止剤、各種のシリコンや、界面活性剤
やステ了り酸ナトリウム等の滑剤、酸化防止剤等各種の
添加剤を添加することができる。
又、本発明方法において射出成形を行なう場合、アルミ
ニウム粉末含有溶融熱可塑性樹脂の注入口(ゲート)は
、一箇所に限らず、複数箇所設けることが可能である。
こうすることにより、射出成形の際にアルミニウム粉末
含有熱可塑性樹脂の流れが良くなり、ウェルドラインと
称する熱可塑性樹脂の流れの合流境界線の発生を防止す
ることができる。これら注入口(ゲート)は容器の外観
の点及び第6図のようにケイ線部を容器の表面のみにも
うける構造では熱可塑性樹脂の流動性をよくするよう容
器の内側の第2図に示したX工、X2゜x3 y Yl
 t Y3 (ビンゲートが代表)、又は切り欠き部1
3,14,15,16の製品端部(サイドゲートが代表
)、又は左右重ね合せ部9,1゜又はフラップ11.1
1&の表、裏、端部の1ケ所以上に望ましくは左右又は
上下対称位置附近の熱可塑性樹脂が四すみに略等しい時
間で流動できる場所にもうけるのが望ましい。特に望ま
しいのは熱可塑性樹脂の注入口(ゲート)を1ケ所だけ
にする場合は第2図のX2YHの位置に設ける。
また、2ケ所にもうける場合は第2図のY工とY3の位
置に設ける。
2ケ所もうける他の例としては第2図のxlとミニラム
粉末含有熱再製性樹脂の流動性(メルトインデックス)
やゲート跡の発生しやすさ及びウェルドラインの発生し
やすさ等により樹脂注入口(ゲート)の数や位置及び形
状が変化するので本発明は上記説明に限定されるもので
なく展開板のあらゆる位置に、あらゆる数や形状が採用
可能で射出成形適性及び製函した時に容器の表面(目に
見える面)に出ないように考慮するのが一様なメタリッ
ク調の外観上からも樹脂の流動性の点からも望ましい。
第4図は本発明において射出成形に用いる装置の一例を
示す概略断面図である。
ナオ、この例では1個の展開板成形用キャビテンを有す
る金型を例示したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、成形用キャビティを固定型の両側に設け、一つ
の射出筒から同時に両キャビティにアルs ニウム粉末
含有溶融樹脂を供給できるようにした二重積金型や、キ
ャビティの数をさらに増加し、一つ又は二つの射出筒か
ら溶融樹脂を供給し得るようにした多重積金型を用いる
ことができる。また、場合によっては、排気装装置を設
けて、溶融樹脂を供給する前に、キャビティを排気する
真空射出成形方式を採用することができる。
図示する金型は、固定型21、可動型22、及び射出筒
26、からなり、固定型21と可動型220間に展開板
成形用キャビティ24が形成され、固定型21内に形成
された湯道25を通って射出筒23からアルミニウム粉
末含有溶融熱可塑性樹脂がキャビティ24に供給される
本発明においては、熱可塑性樹脂中にアルミニウム粉末
と共にポリジメチルシロキサン等のシリコン化合物やサ
ポニン等の界面活性剤又はスチアリン酸ナトリウム等の
高級脂肪酸金属塩等の滑剤を0.01〜5重量%添加す
ることにより成型時の流動性・成型性・離型性や、fX
、形後のスベリ性を改良することができる。又、熱可塑
性樹脂中に帯電防止剤を添加することにより容器にゴミ
やほこりが付着しにくくすること或は熱可塑性樹脂に発
泡剤を添加して容器の外観を変え手ざわりを良くしかつ
軽量化することも選択的に実施し得る。
本発明では、前述したようにして作製したケイ線部と切
欠き部(必要によっては各種の形付けを施しても良しリ
を有するBi開板に、各種の印刷方法(シルクスクリー
ン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷
、タンボ印刷、曲面印刷ζ静電転写印刷、ホットスタン
ピング(箔押し)転写印刷、インクジェット印刷、回転
ロール印刷等)で1種1色以上の印刷層をもうけ(必要
により、印刷性向上のためプライマー塗布や印刷面保護
のための保護層をもうけてもよい。)た後、冷風、熱風
、各種風、赤外線照射、紫外線照射、電子照射等により
、印刷層を展開板に固着させることも可能であり射出成
形後連続印刷ラインを組立てることは、゛作成コスト、
在庫鰍減少、印刷工数減等の点で有効である。
本発明方法により、第1図に示す如き熱可塑性樹脂製容
器1を製造する場合、第2図に示す如き展開板2は、断
面形状を第6図に示す如き形状とするのが好ましい。ま
た、第6図ではケイ線が展開板の片面のみに設けられて
いるが、両面の対称位置に“設′けでもよい。板厚tは
Q、5 m m程度から3mm程度迄が一般で、ケイ線
部は展開板の平均板厚tに対し5%以上好ましくは15
%以上、最も好ましくは60%以上薄くすることにより
、切欠き部とケイ線部を有する展開板に、印刷後乾燥や
化学反応等により印刷インキを展開板に急速固着させて
もソリやヨジレの発生が小さく製函が容易となる。本発
明では射出成形品である展開板2の冷却効率、ソリ、ヒ
ケ、日ジレ防止と強度確保のため板厚は0.3〜3mm
に限定され、ケイ線部は、印刷インキ固着時のソリ、ヒ
ケ防止及び熱可塑性樹脂の流動性確保と同時に製函を容
易とするために板厚tに対し5%以上好ましくは15%
以上、最も好ましくは60%以上薄くする事が必要であ
り強度の点から少なくとも0.1mm以上の厚さを確保
することが必要である。
本発明においては、製函前に表・裏・全面又は正面部4
、背面部5、左側面部6、右側面部7、底面部8等の外
表面又は内表面にエンボス処理・溝づけ・四部付けを施
し、外観や取扱い性を改善することも選択的に行なわれ
る。従来の製造法では、これらは型押し加工により行っ
ていたが、本発明方法では、これらの表面加工も創出成
形時に行なえる。
[実施例コ 次に本発明の効果を一層明確にするため実施例を以下に
掲げる。
←)第4図に示す如き展開板射出成形用キャピテイが両
側に2個づつある2重積4個取り金型を用いた。この場
合、各展開板の寸法が以下の如くなるよう、金型を設計
した。樹脂注入口(ゲート)は第2図における展開板の
内側(箱に収容する物品に接する内底面部)Ylの1ケ
所とした。
展開板の縦・横寸法: 最長部が247mmX237mm 展開板の厚さ’0.8mm ケイ線部の寸法: 巾1.5mm、探さ0.25 m m ケイ線部の断面形状:第61iiKiに示すもの切欠部
13,14の寸法: 長さ約7Qmm、巾2Qmm 切欠部15.16の寸法: 最長部が37mmX28mmの多辺形 体)この金型を用いて下記組成の溶融熱可塑性樹脂を射
出成形した: 三井石油化学(株)製ポリプロピレン樹脂、グレードN
O・J−950D(Mニー40g/10分)・・・・・
89.8重量% 信越シリコーン(株)製ジメチルポリシロキサン、IC
y 96 (商品名)・・0.1重量%アルミニウムペ
ースト60重鳳%人ポリプロブ四ピレン樹脂(マスター
バッチ槌脂)・・・・・・・10重N% 花王石鹸(抹)装帯電防止剤エレクトロストリッパー・
・・・・0.1重社% (3) 射出成形した展開板2にシルクスクリーン印刷
方法で黒色と赤色の2色の文字を印刷し50010の熱
風で乾燥し印刷インキを展開板に固着した後80)0の
熱板で加圧して製品名をアルミ箔押しを行った後に、こ
れを組み立て重なり合った部分を超音波接合機で溶接し
概略寸法が192mmX105mmX28mmの美しい
均一な銀白色のメタリック調の色彩を有するビデオテー
プカセット用ケースを製函した。
製函数量が、60万個のときの、従来の裁切断打抜き工
程を有する製造法に比較し、製造コストは45%に削減
され、不良品の発生率は耳ロス、裁・切断ロス、ケイ編
付はロス等を含む従来法の11%に比し、本発明方法で
は1%であった。
[発明の効果コ 本発明方法によれば上記の如く工数が低減するので製造
コストが下がり、展開板のソリ、ヨジレ、が大巾に減少
した均一メタリック調の色彩を有し且つ帯電防止効果の
優れた熱可塑性樹脂製容器を効率より製造することがで
きる。
本発明は上記の実施例に限られず、例えば下記に示す如
く広範囲な応用が可能である。
CL) 展開板の形状は左右対称形でなく、例えば正面
部の形状と背面部の形状は異なったものとして良い。
(2)側面部の厚みは、ケイ線部の残厚と同じにしても
、重ね合せ接合により強度が保てる。
(3) 切欠部の形状は長方形・正方形2台形・半円形
・半楕円形−正三角形・二等辺三角形・矢形等種々の形
とし得る。
(4) ケイ線部の残厚は、一部を厚くして射出成形時
の樹脂の流れを良化を図ることがある。
(5)金型の表面に加工を施し展開板の1ケ所以上に透
明窓をもうけたり、ケースの内・外表面に商品名や社名
や絵等の外絹目・砂目・縄目・縦筋・横筋・格子目・微
粒面布目等の形付け(シボ加工)を有するものにするこ
とができる。具体的なシボ加工サンプルとしては東京ベ
ア四ン(株)発行の゛′ベアロンシボ“の210種以上
がある。
(6) 射出成型に際し、熱可塑性樹脂は共重合体や、
2種以上の熱可塑性樹脂の混合樹脂とすることができる
(7)熱可塑性樹脂は、着色顔料又は着色染料を1種又
は多種加えることができる。
(8)展開板を射出成形(全型内真空射出成形を含む)
したj後゛に、印刷工程やラベル貼り工程を製函工程の
前後に選択的に加え、マークや文字を付することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される熱可塑性樹脂容器の一
例を示す外観図、 第2図は展開板の平面図、 第6図は第2図におけるA−B面での展開板断面図、 第4図は本発明で用いる射出成形装置の一例を示す概略
断面図である。 1・・熱可塑性樹脂容器 2・・展開板12・・ケ゛イ
線部 16〜16・・切欠部xl e x2 v x3
 y Yl r ”3 ”ゲート21・・固定型 22
・・移動型 26・・射出筒 24・・展開板成形用キャビティ (はか6名) 第 3 図 手続補正書 昭和59年 8 月2q日 1、事件の表示 昭和59年特許願第 16959 号 26発明の名称 熱可塑性樹脂製容器の製造方法 3、補正をする者 事件との関係:特許出願人 名称 (520) 富士写真フィルム株式会社霞が関ビ
ル内郵便局 私書箱第49号 1)明細書の「発明の詳細な説明の欄」を下記の通シ補
正する。 0第4頁5行目の「収容する」の後に「容器の」を加入
する。 O第5頁下から4行目の「注湯時に」を「樹脂注入時に
」と補正する。 0第5頁下から6行目の「溶融樹脂組成物」の後に「の
射出」を加入する。 0第6頁1行目の「注湯ゲート」を「樹脂注入ゲート」
と補正する。 0第9負下から9行目の「熱可塑性物質に」を「熱可塑
性樹脂に」と補正する。 0第10頁下から8行目から下から7行目の「射出成形
性包装材料適性」を「射出成形性、包装材料適性」と補
正する。 0第15頁5行目の「X2」をr X2 Y2 J と
補圧する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アルミニウム粉末を0.3〜20重量%含む熱可塑
    性樹脂よりなるケイ線部と切欠部を有する展開板を射出
    成形により作製し、これを製函することよりなる熱可塑
    性樹脂容器の製造方法において、 (a)アルミニウム粉末の粒子サイズが10pm以下、
    揮発成分が1重量%以下であり、 (b)熱可塑性樹脂のメルトインデックス(M、工、)
    が10g/10分以上、曲げ弾性率5,000 K g
    /、 a m 以上であり、且つ (0)展開板の平均厚さが0.3〜3mmである、こと
    を特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造方法。 2)前記熱可塑性樹脂中にアルミニウム粉末を0.3〜
    20重量%含むことを特徴とする特1lFF請求範凹第
    (1)項に記載の熱可塑性樹脂製容器の製造方法。 3)前記熱可塑性樹脂の50重景%以上がメルトインデ
    ックス1註〜80 ン樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第(η項
    又は第斡)項に記載の熱可塑性樹脂製容器の製造方法。 4)ポリプロピレン樹脂以外の熱可塑性樹脂がポリオレ
    フィン系ポリマーであることを特徴とする特許請求範囲
    第(3)項記載の熱可塑性樹脂製容器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999064309A1 (en) 1998-06-08 1999-12-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Reusable one-piece storage and shipping container
JP2006248418A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の車体カバー構造

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JP2006248418A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の車体カバー構造
JP4602126B2 (ja) * 2005-03-11 2010-12-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の車体カバー構造

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