JPH1191335A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH1191335A
JPH1191335A JP25571497A JP25571497A JPH1191335A JP H1191335 A JPH1191335 A JP H1191335A JP 25571497 A JP25571497 A JP 25571497A JP 25571497 A JP25571497 A JP 25571497A JP H1191335 A JPH1191335 A JP H1191335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドフェイス吹出口12を常時開口してサ
イドガラスの曇りを防止できる車両用空調装置を提供す
ること。 【解決手段】 ユニットケース5には、送風機より送ら
れた空気をデフロスタ吹出口10、センタフェイス吹出
口11、及びサイドフェイス吹出口12の第1開口部1
2aに供給する第1通路15と、フット吹出口に供給す
る第2通路、及び第1通路15をバイパスしてサイドフ
ェイス吹出口12の第2開口部12bに供給するバイパ
ス通路17が設けられている。第1通路15と第2通路
は、フットドアによって選択的に開閉されるが、バイパ
ス通路17に開口する第2開口部12bは常時開口して
いる。デフロスタ吹出口10とセンタフェイス吹出口1
1は、D/F切替ドア9によって選択的に開閉され、サ
イドフェイス吹出口12の第1開口部12aはセンタフ
ェイス吹出口11とともにD/F切替ドア9によって閉
塞される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風機を一体的に
組込んだヒータユニットを備える車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、軽自動車等に搭載される空調
装置では、エバポレータの下流に送風機を配置し、その
送風機をヒータコアと一体的に組み合わせた送風機一体
型のヒータユニットが採用されている。このヒータユニ
ットは、図7に示す様に、送風機100の下流にヒータ
コア110が配置され、送風機100より送風された空
気が冷温風切替ドア120の開度に応じて温度調節され
た後、選択された吹出口モードに応じて開口する吹出口
より車室内へ吹き出される。吹出口モードは、デフロス
タ吹出口130より車両のフロントガラスに向けて空気
を吹き出すデフロスタモード、フェイス吹出口140
(センタフェイス吹出口とサイドフェイス吹出口)より
主に乗員の上半身へ向けて空気を吹き出すフェイスモー
ド、及びフット吹出口150より乗員の足元へ空気を吹
き出すフットモードが設定され、各吹出口モードの切替
えはデフ/フェイス切替ドア160とフットドア170
によって行われている。
【0003】フットドア170は、送風機100より送
られた空気をデフロスタ吹出口130及びフェイス吹出
口140に供給する第1通路と、送風機100より送ら
れた空気をフット吹出口150に供給する第2通路とを
選択的に開閉するもので、フットモード時に第1通路を
閉じる位置(図7の二点鎖線で示す位置)に駆動され、
デフロスタモード時及びフェイスモード時に第2通路を
閉じる位置(図7の破線で示す位置)に駆動される。な
お、フットドア170が第1通路を閉じている時は、送
風機100より送られた空気の一部がフットドア170
をバイパスできる様に、フットドア170とケース壁面
との間に隙間が確保されている。デフ/フェイス切替ド
ア160は、デフロスタ吹出口130とフェイス吹出口
140とを選択的に開閉するもので、デフロスタモード
時及びフットモード時にフェイス吹出口140を閉じる
位置(図7の二点鎖線で示す位置)に駆動され、フェイ
スモード時にデフロスタ吹出口130を閉じる位置(図
7の破線で示す位置)に駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のヒー
タユニットは、1枚のデフ/フェイス切替ドア160に
よってセンタフェイス吹出口とサイドフェイス吹出口と
を同時に開閉しているため、フットモード及びデフロス
タモードが選択されてデフ/フェイス切替ドア160が
フェイス吹出口140を閉じると、センタフェイス吹出
口と共にサイドフェイス吹出口も閉じられてしまう。そ
の結果、例えば車室内の暖房時に選択されるフットモー
ド時、あるいはフロントガラスの曇りを防止する時に選
択されるデフロスタモード時には、サイドフェイス吹出
口から温風が吹き出されないため、車両のサイドガラス
が曇ってしまうという問題があった。本発明は、上記事
情に基づいて成されたもので、その目的は、サイドフェ
イス吹出口を常時開口することによりサイドガラスの曇
りを防止できる車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)本発明では、デフロスタ吹出口とセ
ンタフェイス吹出口とを選択的に開閉する第2ドアが、
サイドフェイス吹出口の少なくとも一部を常時開口する
ことができる。また、第1ドアが第1通路を閉じている
時には、第1ドアの上流側より第1ドアをバイパスして
少なくともサイドフェイス吹出口に送風空気が供給され
る様に構成されている。これにより、第1ドアが第1通
路を閉じている時でも、第1ドアをバイパスした空気が
サイドフェイス吹出口に供給され、第2ドアの開閉位置
に係わらず、常時開口しているサイドフェイス吹出口の
開口部より車室内(例えばサイドガラスへ向かって)へ
吹き出される。第1ドアが第2通路を閉じている時、即
ち第1通路を開いている時は、送風機より送られた空気
が全て第1通路を流れ、第2ドアの開閉位置に応じて開
口する吹出口より車室内へ吹き出される。この時、第2
ドアがセンタフェイス吹出口を閉じていても、サイドフ
ェイス吹出口の少なくとも一部が開口しているため、送
風空気の一部はサイドフェイス吹出口より吹き出され
る。
【0006】(請求項2の手段)本発明では、第1ドア
の上流側より第1通路をバイパスしてサイドフェイス吹
出口に連通するバイパス通路を設けたことを特徴とす
る。この場合、第1ドアの開閉位置に係わらず、送風機
より送られた送風空気の一部がバイパス通路を通ってサ
イドフェイス吹出口に供給され、常時開口しているサイ
ドフェイス吹出口の開口部より車室内へ吹き出される。
なお、第1ドアが第1通路を開いている時は、第1通路
を通ってサイドフェイス吹出口に供給される送風空気と
バイパス通路を通ってサイドフェイス吹出口に供給され
る送風空気がサイドフェイス吹出口より車室内へ吹き出
される。
【0007】(請求項3の手段)本発明では、サイドフ
ェイス吹出口は、第1通路に通じる第1開口部とバイパ
ス通路に通じる第2開口部とを有し、第2ドアは、セン
タフェイス吹出口を閉じた状態で、第1開口部を閉塞
し、且つ第2開口部を開口している。この場合、例えば
第2ドアがセンタフェイス吹出口とともにサイドフェイ
ス吹出口の第1開口部を閉じていても、バイパス通路を
通って供給された空気をサイドフェイス吹出口の第2開
口部より車室内へ吹き出すことができる。一方、第2ド
アがセンタフェイス吹出口とともにサイドフェイス吹出
口の第1開口部を開くと、バイパス通路を通ってサイド
フェイス吹出口に供給された空気と第1通路を通ってサ
イドフェイス吹出口に供給された空気が第1開口部と第
2開口部より車室内へ吹き出される。従って、第2ドア
がセンタフェイス吹出口を閉じる場合と開く場合とで、
サイドフェイス吹出口より吹き出される風量割合を変化
させることができる。具体的には、第2ドアがセンタフ
ェイス吹出口を開く時にサイドフェイス吹出口(第1開
口部と第2開口部)より吹き出される風量の方が、第2
ドアがセンタフェイス吹出口を閉じる時にサイドフェイ
ス吹出口(第2開口部)より吹き出される風量より多く
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用空調装置を
図面に基づいて説明する。図1はヒータユニットの側面
図である。本実施例の車両用空調装置は、例えば軽自動
車に搭載されるもので、エバポレータ(図示しない)の
下流側に送風機1を配置し、その送風機1をヒータユニ
ット2に一体的に組み込んで構成されている。送風機1
は、遠心式ファン3(図4参照)と、このファン3を回
転駆動するモータ(図示しない)より構成され、レジス
タ4を介してモータの回転速度(送風量)が切り替えら
れる。ヒータユニット2は、図1に示す様に、送風通路
を形成するユニットケース5を備え、そのユニットケー
ス5にファン3、ヒータコア6、エアミックスドア7、
及び吹出口切替ドア8、9等が収容されている。
【0009】ユニットケース5は、左右二分割された左
ケース5Aと右ケース5B(図4参照)とから成り、両
ケース5A,5Bを組み合わせて複数箇所で結合して構
成されている。このユニットケース5には、送風機1に
空気を導入する空気導入口(図示しない)と、送風機1
より送られた送風空気を吹き出す吹出口(下述する)が
設けられている。空気導入口には、上記エバポレータを
収容するクーラケース(図示しない)の開口部が嵌合さ
れて、エバポレータを通過した空気が導入される。吹出
口は、車両のフロントガラスに向けて送風空気を吹き出
すデフロスタ吹出口10、乗員の上半身に向けて送風空
気を吹き出すセンタフェイス吹出口11、車両のサイド
ガラスに向けて送風空気を吹き出すことのできるサイド
フェイス吹出口12、乗員の足元に向けて送風空気を吹
き出すフット吹出口13が設けられている。なお、デフ
ロスタ吹出口10、センタフェイス吹出口11、及びサ
イドフェイス吹出口12は、ユニットケース5の上部に
一箇所にまとめて設けられ、図2に示す様に、センタフ
ェイス吹出口11の両側にそれぞれサイドフェイス吹出
口12が開口している。また、フット吹出口13は、上
記各吹出口10〜12から離れてユニットケース5の下
部側面に開口している(図1参照)。
【0010】ユニットケース5の送風通路は、以下に説
明するメイン通路14、第1通路15、第2通路16、
及びバイパス通路17(図3参照)より構成される。メ
イン通路14は、送風機1より送られた空気を第1通路
15、第2通路16、及びバイパス通路17に供給する
通路で、ファン3の周囲に渦巻き状に形成されている。
第1通路15は、メイン通路14を通って供給された送
風空気をデフロスタ吹出口10、センタフェイス吹出口
11、及びサイドフェイス吹出口12に供給する通路で
ある。第2通路16は、メイン通路14を通って供給さ
れた送風空気をフット吹出口13に供給する通路であ
る。
【0011】バイパス通路17は、メイン通路14を流
れる送風空気の一部を第1通路15をバイパスしてサイ
ドフェイス吹出口12に供給する通路である。このバイ
パス通路17は、図3に示す様に、ユニットケース5の
内部に組み込まれる中ケース18の両外側に形成されて
いる。中ケース18は、ユニットケース5と同様に、左
右二分割された左ケース18Aと右ケース18B(図4
参照)とを組み合わせて構成され、ユニットケース5の
送風通路に挿入される。この中ケース18は、図5の模
式図に示す様に、ユニットケース5のメイン通路14に
開口する流入口18aを有し、その流入口18aの下流
側が分岐して設けられ、一方側が前記第1通路15、他
方側が前記第2通路16として形成されている。即ち、
前記第1通路15と第2通路16は、この中ケース18
の内側に形成されている。また、サイドフェイス吹出口
12は、図2に示す様に、中ケース18によって形成さ
れる第1通路15と、中ケース18の両外側に形成され
るバイパス通路17との両方に跨がって開口している。
以下、第1通路15に開口するサイドフェイス吹出口1
2の開口部を第1開口部12a、バイパス通路17に開
口するサイドフェイス吹出口12の開口部を第2開口部
12bとして説明する。
【0012】ヒータコア6は、メイン通路14の一部に
介在され、温水パイプ19を通じてエンジンの冷却水回
路(図示しない)に接続されている。このヒータコア6
は、内部を流れる温水(エンジン冷却水)との熱交換に
よって、ヒータコア6を通過する空気を加熱する。エア
ミックスドア7は、メイン通路14を流れる空気のう
ち、ヒータコア6を通過する空気量とヒータコア6をバ
イパスする空気量との割合を調節するもので、ユニット
ケース5に支持された回転軸7Aを中心として、ヒータ
コア6の上流側コア面を閉塞する位置(図1の破線位
置)と、ヒータコア6をバイパスする通路を閉塞する位
置(図1の二点鎖線位置)との間で回動可能に設けられ
ている。
【0013】吹出口切替ドア8、9は、吹出口モード
(下述する)を切り替えるもので、メイン通路14の下
流端に配されたフットドア8と、第1通路15の下流端
に配されたデフ/フェイス切替ドア9(以下、D/F切
替ドア9と言う)とを有する。フットドア8は、図1に
示す様に、回転軸8Aに対して2枚のドア8a、8bを
略への字型に組み合わせて構成され、回転軸8Aを中心
として、一方のドア8aが第1通路15を閉じる位置
(図1の二点鎖線位置)と、他方のドア8bが第2通路
16を閉じる位置との間で回動可能に設けられている。
D/F切替ドア9は、ユニットケース5に支持された回
転軸9Aを中心として、センタフェイス吹出口11とサ
イドフェイス吹出口12の一部(第1開口部12a)を
閉じる位置(図1の二点鎖線位置)と、デフロスタ吹出
口10を閉じる位置との間で回動可能に設けられてい
る。図2にD/F切替ドア9がセンタフェイス吹出口1
1とサイドフェイス吹出口12の第1開口部12aを閉
じた状態を示す。なお、フットドア8とD/F切替ドア
9は、図示しないリンク機構により連動して開閉動作を
行うことができる。
【0014】吹出口モードは、フットドア8が第1通
路15を開いた状態(第2通路16を閉じている)で、
D/F切替ドア9がデフロスタ吹出口10を閉じるフェ
イスモード、フットドア8が第1通路15と第2通路
16とを共に半分程度開いた状態で、D/F切替ドア9
がデフロスタ吹出口10を閉じるB/L(バイレベル)
モード、フットドア8が第1通路15を閉じるフット
モード(この時、D/F切替ドア9はセンタフェイス吹
出口11とサイドフェイス吹出口12の第1開口部12
aを閉じる)、フットドア8が第1通路15と第2通
路16とを共に半分程度開いた状態で、D/F切替ドア
9がセンタフェイス吹出口11とサイドフェイス吹出口
12の第1開口部12aを閉じるF/D(フットデフ)
モード、フットドア8が第1通路15を開いた状態
(第2通路16を閉じている)で、D/F切替ドア9が
センタフェイス吹出口11とサイドフェイス吹出口12
の第1開口部12aを閉じるデフロスタモードが設定さ
れている。なお、フットモードの時は、送風機1より送
られた空気の一部がフットドア8(一方のドア8a)を
バイパスできる様に、一方のドア8aと中ケース18の
壁面との間に隙間(図示しない)が確保されている。従
って、フットドア8が第1通路15を閉じるフットモー
ド時でも、一方のドア8aをバイパスした空気(バイパ
ス通路17を流れる空気とは別である)が第1通路15
を通ってデフロスタ吹出口10へ供給される。
【0015】次に、本実施例の作動を説明する。送風機
1の作動により、エバポレータを通過した空気が空気導
入口より導入され、メイン通路14を流れる際にエアミ
ックスドア7の開度に応じてヒータコア6を通過して加
熱された空気とヒータコア6をバイパスした空気とが混
合して温度調節される。但し、最大冷房時にはエアミッ
クスドア7がヒータコア6の上流側コア面を全閉するた
め、送風機1より送られた空気は全てヒータコア6をバ
イパスして流れる。一方、最大暖房時にはエアミックス
ドア7がヒータコア6をバイパスする通路を全閉するた
め、送風機1より送られた空気は全てヒータコア6を通
過して加熱される。温度調節された空気は、吹出口モー
ドに応じて開口する吹出口より車室内へ吹き出される。
【0016】以下に、フェイスモード、フットモード、
及びデフロスタモードの時の空気の流れを説明する。 a)フェイスモードが選択された場合。 フットドア8が第1通路15を開くと共に、D/F切替
ドア9がデフロスタ吹出口10を閉じることにより、送
風機1より送られた空気の多くが第1通路15を通って
センタフェイス吹出口11とサイドフェイス吹出口12
の第1開口部12aより吹き出され、残りの空気がバイ
パス通路17を通ってサイドフェイス吹出口12の第2
開口部12bより吹き出される。 b)フットモードが選択された場合。 フットドア8が第1通路15を閉じると共に、D/F切
替ドア9がセンタフェイス吹出口11とサイドフェイス
吹出口12の第1開口部12aを閉じることにより、送
風機1より送られた空気の略半分が第2通路16を通っ
てフット吹出口13より吹き出される。残りの半分は、
多くの空気がバイパス通路17を通ってサイドフェイス
吹出口12の第2開口部12bより吹き出され、一部の
空気がフットドア8の一方のドア8aをバイパスし、第
1通路15を通ってデフロスタ吹出口10より吹き出さ
れる。
【0017】c)デフロスタモードが選択された場合。 フットドア8が第1通路15を開くと共に、D/F切替
ドア9がセンタフェイス吹出口11とサイドフェイス吹
出口12の第1開口部12aを閉じることにより、送風
機1より送られた空気の多くが第1通路15を通ってデ
フロスタ吹出口10より吹き出され、残りの空気がバイ
パス通路17を通ってサイドフェイス吹出口12の第2
開口部12bより吹き出される。ここで、吹出口モード
毎に各吹出口より吹き出される風量割合の一例を図6に
示す(なお、図中の数字は%単位である)。この図6か
らも分かる様に、全ての吹出口モードにおいてサイドフ
ェイス吹出口12より空気が吹き出されている。
【0018】(本実施例の効果)本実施例では、メイン
通路14を流れる送風空気の一部を第1通路15をバイ
パスして直接サイドフェイス吹出口12に供給するバイ
パス通路17を設け、且つそのバイパス通路17に開口
するサイドフェイス吹出口12の第2開口部12bを常
時開口している(D/F切替ドア9がセンタフェイス吹
出口11を閉じた時でも開口している)ため、全ての吹
出口モードにおいてサイドフェイス吹出口12から空気
を吹き出すことができる。これにより、特に車室内暖房
時に選択されるフットモード時、あるいはフロントガラ
スの曇りを防止する時に選択されるデフロスタモード時
においてもサイドフェイス吹出口12の第2開口部12
bから車両のサイドガラスに向けて温風を吹き出すこと
ができるため、サイドガラスの曇りを防止できる。
【0019】また、サイドフェイス吹出口12は、第1
通路15に開口する第1開口部12aとバイパス通路1
7に開口する第2開口部12bとを有し、第1開口部1
2aのみがD/F切替ドア9によって開閉される。即
ち、第2開口部12bは常時開口している。この場合、
例えばD/F切替ドア9がセンタフェイス吹出口11と
ともにサイドフェイス吹出口12の第1開口部12aを
閉じていても、バイパス通路17を通って供給された空
気をサイドフェイス吹出口12の第2開口部12bより
車室内へ吹き出すことができる。一方、D/F切替ドア
9がセンタフェイス吹出口11とともにサイドフェイス
吹出口12の第1開口部12aを開くと、バイパス通路
17を通って供給された空気と第1通路15を通って供
給された空気を第1開口部12aと第2開口部12bの
両方より車室内へ吹き出すことができる。従って、D/
F切替ドア9がセンタフェイス吹出口11を閉じる場合
と開く場合とで、サイドフェイス吹出口12より吹き出
される風量割合を変化させることができる。具体的に
は、D/F切替ドア9がセンタフェイス吹出口11を開
く時にサイドフェイス吹出口12(第1開口部12aと
第2開口部12b)より吹き出される風量の方が、D/
F切替ドア9がセンタフェイス吹出口11を閉じる時に
サイドフェイス吹出口12(第2開口部12b)より吹
き出される風量より多くすることができる(図6参
照)。
【0020】なお、本実施例のサイドフェイス吹出口1
2は、各吹出口モードにおいて常時開口している第2開
口部12bを有するが、この第2開口部12bの開口面
積は、各吹出口モード毎の風量割合目標値により任意に
決定しても良い。また、フェイスモードが選択された時
に、センタフェイス吹出口11とサイドフェイス吹出口
12との風量割合が大きく異なると、乗員に不快感を与
える恐れがあるため、センタフェイス吹出口11の吹出
風量とサイドフェイス吹出口12の吹出風量とが略均等
になる様に、センタフェイス吹出口11とサイドフェイ
ス吹出口12の吹出面積を設定することが望ましい。
【0021】(他の実施例)上記実施例では、常時開口
しているサイドフェイス吹出口12の第2開口部12b
に空気を供給するために、ユニットケース5内に中ケー
ス18を組み込んで第1通路15の両外側にバイパス通
路17を設けているが、必ずしも第1通路15の外側に
バイパス通路17を設ける必要はない。例えば、D/F
切替ドア9がセンタフェイス吹出口11を閉じた時にサ
イドフェイス吹出口12の一部(あるいは全部)を開口
する構成とし、フットドア8(一方のドア8a)の隙間
から洩れた風を常時開口しているサイドフェイス吹出口
12の開口部より吹き出す様にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機一体型ヒータユニットの側面図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】ユニットケースと中ケースをそれぞれ分割した
状態を示す斜視図である。
【図5】中ケースの通路構成を表す模式図である。
【図6】吹出口モード毎に各吹出口より吹き出される風
量割合を示す図である。
【図7】従来の送風機一体型ヒータユニットの側面図で
ある。
【符号の説明】
1 送風機 2 ヒータユニット 8 フットドア(第1ドア) 9 D/F切替ドア(第2ドア) 10 デフロスタ吹出口 11 センタフェイス吹出口 12 サイドフェイス吹出口 12a 第1開口部(サイドフェイス吹出口) 12b 第2開口部(サイドフェイス吹出口) 13 フット吹出口 15 第1通路 16 第2通路 17 バイパス通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風機を一体的に組込んだヒータユニット
    を備える車両用空調装置であって、 前記ヒータユニットは、 車両のフロントガラスに向けて送風空気を吹き出すデフ
    ロスタ吹出口と、 乗員の上半身に向けて送風空気を吹き出すセンタフェイ
    ス吹出口と、 車両のサイドガラスに向けて送風空気を吹き出すことの
    できるサイドフェイス吹出口と、 乗員の足元に向けて送風空気を吹き出すフット吹出口
    と、 前記送風機より送風された空気を前記デフロスタ吹出
    口、前記センタフェイス吹出口、及び前記サイドフェイ
    ス吹出口に供給する第1通路と、 前記送風機より送風された空気を前記フット吹出口に供
    給する第2通路と、 前記第1通路と前記第2通路とを選択的に開閉する第1
    ドアと、 前記デフロスタ吹出口と前記センタフェイス吹出口とを
    選択的に開閉し、且つ前記サイドフェイス吹出口の少な
    くとも一部を常時開口する第2ドアとを備え、 前記第1ドアが前記第1通路を閉じている時に、前記第
    1ドアの上流側より前記第1ドアをバイパスして少なく
    とも前記サイドフェイス吹出口に送風空気が供給される
    様に構成したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】前記第1ドアの上流側より前記第1通路を
    バイパスして前記サイドフェイス吹出口に連通するバイ
    パス通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載した
    車両用空調装置。
  3. 【請求項3】前記サイドフェイス吹出口は、前記第1通
    路に通じる第1開口部と、前記バイパス通路に通じる第
    2開口部とを有し、 前記第2ドアは、前記センタフェイス吹出口を閉じた状
    態で、前記第1開口部を閉塞し、且つ前記第2開口部を
    開口していることを特徴とする請求項2に記載した車両
    用空調装置。
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