JPH0428244Y2 - - Google Patents

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JPH0428244Y2
JPH0428244Y2 JP1986022811U JP2281186U JPH0428244Y2 JP H0428244 Y2 JPH0428244 Y2 JP H0428244Y2 JP 1986022811 U JP1986022811 U JP 1986022811U JP 2281186 U JP2281186 U JP 2281186U JP H0428244 Y2 JPH0428244 Y2 JP H0428244Y2
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JP
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duct
defrost
switching damper
air
outlet
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はデフロストモードで頭寒足熱型の空調
が損われないようにした、自動車用空調装置に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、自動車用空調装置は外気または内気
(車室空気)をケース内部の冷媒蒸発器に導いて
冷却しまた冷却しないで、その一部または全部を
加熱器に、残部をバイパス通路にそれぞれ導いた
後、両者を混合して下方吹出口から乗員の足下
に、上方吹出口から乗員の胸元にそれぞれ吹き出
している。
冷媒蒸発器には機関により駆動される冷媒圧縮
機を含む冷凍サイクルの冷媒が貫流される一方、
加熱器に機関の冷却水(温水)が貫流される。高
温の暖気が下方吹出口と上方吹出口から吹き出さ
れる暖気モードでは、対流現象により車室上方部
の温度が高くなりがちである。特に、窓ガラスか
ら陽光が車室へ差し込む場合にこの傾向が強い。
そこで、下方吹出口よりも低温の暖気を上方吹出
口から吹き出して、頭寒足熱型の空調を行うもの
が知られている。
ところで、自動車用空調装置では窓ガラスの霜
や曇りを取り除くために、窓ガラスに沿つて配設
したデフロスト吹出口から高温多量の暖気を吹き
出すことができるようになつている。したがつ
て、このデフロスト吹出口からの暖気を吹き出す
デフロストモードでは、上述の場合と同様に、車
室上方部の温度が高くなり、乗員の不快感をもた
らす。
従来、このような問題を解決するものとして、
実開昭60−151713号公報に開示されるように、加
熱器の側方に配設したダンパにより加熱器を通ら
ない冷気をデフロスト吹出口へ導くと同時に、加
熱器の出口側に配設したダンパより加熱器を通過
した暖気をデフロスト吹出口へ導くものが提案さ
れてはいるが、これは2つの手動のダンパを配設
しなければならず、構成が複雑になり、操作が煩
雑である。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、構成が簡単
で操作が容易であり、デフロストモードで加熱器
からの暖気に加熱器を通らない冷気を混合してデ
フロスト吹出口の吹出温度を低くすることにより
頭寒足熱型の空調を維持する、自動車用空調装置
を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は加
熱器の入口側から分岐したバイパスダクトを、下
方吹出ダクトとデフロストダクトとの分岐部でデ
フロストダクト側へ接続し、デフロストの該分岐
部に配設した回動軸に、暖房モードでデフロスト
ダクトを閉じデフロストモードでデフロストダク
トを開く第1の切換ダンパを結合し、暖房モード
でバイパスダクトを閉じデフロストモードでバイ
パスダクトを開く第2の切換ダンパを第1の切換
ダンパと一体的に設けて連動するようにしたもの
である。
[作用] 暖房モードでは切換ダンパ36,37によりバ
イパスダクト23とデフロストダクト16が閉じ
られ、加熱器9を通過した暖気は下方吹出ダクト
15を経て下方吹出口15aから車室へ吹き出さ
れる。
一方、デフロストモードでは切換ダンパ36,
37が軸35を中心として反時計方向に回動さ
れ、バイパスダクト23と下方吹出ダクト15が
デフロストダクト16に連通される。したがつ
て、加熱器9を通過した暖気が下方吹出ダクト1
5からデフロストダクト16へ流れ、また加熱さ
れない冷気がバイパスダクト23からデフロスト
ダクト16へ流れ、暖気と互いに混合されてデフ
ロスト吹出口16aから吹き出される。
切換ダンパ37により下方吹出口15aからの
吹出量が絞られるが、下方吹出口15aの吹出温
度よりもデフロスト吹出口16aの吹出温度が低
くなるので、頭寒足熱型の暖房運転が維持され
る。
[考案の実施例] 第1図に示すように、ケース7の始端部に外気
取入口2と内気取入口3が備えられ、切換ダンパ
4により選択された外気または内気が送風機5に
より吸引され、冷媒蒸発器6へ導入される。ここ
で冷却されまたは冷却されない(冷媒蒸発器の非
作動時)空気は、その一部または全部が加熱器9
で加熱され、残部は加熱器9の側路10を通り、
加熱器9を通過した暖気と混合され、ケース7の
終端部に設けた下方吹出口15aまたは上方吹出
口13aから車室へ吹き出される。これらの吹出
口は切換ダンパ12により切り換えられる。
切換ダンパ12はリンク28を介してモータア
クチユエータ25の腕26と連結され、腕26を
支持する軸27がモータにより回動されると、切
換ダンパ12が回動されるようになつている。
一般に、暖房モードでは外気取入口2から外気
が吸い込まれ、非作動状態にある冷媒蒸発器6を
通過してエアミツクスドア8の開度θに応じて加
熱器9を通る空気量と側路10を通る空気量との
割合が加減され、これにより吹出温度が調節され
る。したがつて、エアミツクスドア8を実線で示
す位置よりも反時計方向に幾分回動するととも
に、切換ダンパ12を僅かに反時計方向へ回動す
ると、外気取入口2からケース7へ吸引された空
気は、側路10を経て上方吹出口13aから吹き
出されることとなり、これにより下方吹出口15
aからは高温の暖気が、上方吹出口13aからは
下方吹出口15aよりも低温の暖気がそれぞれ吹
き出される。
下方吹出ダクト15にデフロストダクト16が
分岐され、この分岐部に回動軸35により切換ダ
ンパ37が支持され、切換ダンパ37により通常
はデフロストダクト16が閉じられている。この
状態で最大暖房能力が発揮される。このような構
成については従来のものとほぼ同様である。
本考案によれば、加熱器9の入口付近にケース
7からバイパスダクト23が分岐され、下方吹出
ダクト15から分岐されたデフロストダクト16
の分岐部へ接続される。そして、バイパスダクト
を開閉する第2の切換ダンパ36が、前述の第1
の切換ダンパ37と一体的に、つまり連動するよ
うに設けられる。具体的には、図示の実施例では
第1、第2の切換ダンパ37,36が共通の回動
軸35に結合される。切換ダンパ37とモータア
クチユエータ29の腕31とがリンク32により
連結される。モータアクチユエータ29は前述し
たモータアクチユエータ25と同様のものであ
り、腕31を支持する軸30がモータにより駆動
されると、回動軸35と一緒に切換ダンパ37,
36が回動されるようになつている。
次に、本考案による自動車用空調装置の作動に
ついて説明する。最大暖房能力を必要とする暖房
モードでは、切換ダンパ4により外気取入口2を
閉じ、エアミツクスドア8の開度θを最大とし、
切換ダンパ12により上方吹出口13aを閉じ、
切換ダンパ37によりデフロストダクト16を閉
じ、切換ダンパ36によりバイパスダクト23を
閉じると、内気取入口3から送風機5によりケー
ス7へ吸引された空気が、非作動状態にある冷媒
蒸発器6を通り、その全量が加熱器9で加熱され
て、下方吹出口15aから乗員の足下へ吹き出さ
れる。
このような最大暖房運転後、まもなく車室の空
気が窓ガラスで冷却されて窓ガラスが曇ることが
ある。このような場合に、モータアクチユエータ
29により切換ダンパ37と切換ダンパ36を第
2図に示すように反時計方向に回動し、デフロス
トダクト16を開き、バイパスダクト23を開く
と、加熱器9で加熱された暖気が下方吹出ダクト
15から下方吹出口15aへ吹き出される一方、
デフロストダクト16には下方吹出ダクト15か
らの暖気とバイパスダクト23からの冷気が混合
され、デフロスト吹出口16aから窓ガラスに沿
つて吹き出されるので、窓ガラスの曇りを取り除
くことができる。そして、下方吹出口15aの吹
出温度よりもデフロスト吹出口16aの温度が低
いので、車室に頭寒足熱型の温度分布が得られ、
乗員に不快を与えることがない。
なお、第2図に示す状態よりもさらに切換ダン
パ37,36を反時計方向へ回動し、下方吹出口
15aを閉じると、下方吹出ダクト15の暖気は
全てデフロストダクト16へ送られるとともに、
バイパスダクト23の冷気が混合され、吹出量が
増加し、効果的に窓ガラスの曇りを取り除くこと
ができる。この場合も、デフロストダクト16に
は加熱器9で加熱された暖気と加熱器9の入口側
からバイパスダクト23を流れる加熱されない冷
気とが混合され、吹出温度が低くなるので、車室
上方部の温度上昇が抑えられ、乗員の不快感が解
消される。
第3図に示す実施例では、下方吹出ダクト15
に対するデフロストダクト16とバイパスダクト
23の接続部に、切換ダンパ37とバイパスダク
ト23を2段階に開閉する切換ダンパ36,38
とが回動軸35により支持される。その他の構成
については、第1図に示す実施例と同様である。
この実施例によれば、最大暖房モードで切換ダ
ンパ37によりデフロストダクト16が閉じら
れ、切換ダンパ36によりバイパスダクト23が
閉じられ、加熱器9を通過した暖気が下方吹出ダ
クト15を経て下方吹出口15aから車室へ吹き
出される。
第4図に示すように、切換ダンパ37に連動さ
せて切換ダンパ36,38を反時計方向へ回動す
ると、デフロストダクト16とバイパスダクト2
3が開かれ、加熱器9で加熱された暖気が下方吹
出口15aから吹き出されるとともに、加熱器9
で加熱された下方吹出ダクト15からの暖気とバ
イパスダクト23からの加熱されない冷気とがデ
フロストダクト16で混合され、デフロスト吹出
口16aから窓ガラスに沿つて吹き出される。
第5図に示すように、切換ダンパ37に連動さ
せて切換ダンパ36,38をさらに反時計方向に
回動すると、切換ダンパ37により下方吹出口1
5aが閉じられ、切換ダンパ38によりバイパス
ダクト23が閉じられる。加熱器9で加熱された
暖気だけが下方吹出ダクト15とデフロストダク
ト16を経て、デフロスト吹出口16aから窓ガ
ラスに沿つて吹き出されるので、この場合は窓ガ
ラスの霜を効果的に取り除くことができる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、加熱器の入口側から分
岐したバイパスダクトを、下方吹出ダクトとデフ
ロストダクトとの分岐部でデフロストダクト側へ
接続し、デフロストダクトの該分岐部に配設した
回動軸に、暖房モードでデフロストダクトを閉じ
デフロストモードでデフロストダクトを開く第1
の切換ダンパを結合し、暖房モードでバイパスダ
クトを閉じデフロストモードでバイパスダクトを
開く第2の切換ダンパを第1の切換ダンパと一体
的に設けて連動するようにしたものであり、窓ガ
ラスの曇りを取り除くためにデフロストダクトを
開くと、デフロストダクトへ加熱器で加熱された
暖気と加熱器の入口側からバイパスダクトへ流入
した冷気とが送られるので、デフロスト吹出口の
吹出温度は下方吹出口の吹出温度よりも低く保た
れる。
つまり、デフロスト運転モードでも、頭寒足熱
の空調を保つことができ、車室上方部への暖気の
停滞による乗員の不快感を解消でき、また運転者
の眠けを防止し安全運転を促すことができる。
デフロスト運転モードで第1、第2の切換ダン
パの開度を増加しても、デフロスト吹出口の温度
は殆ど変化せず、風量が増加するだけであり、従
来例のように2つの切換ダンパを別々に操作する
ものに比べて、構成が簡単であり、操作が容易で
ある。
また、回動軸にデフロストモードで第1の切換
ダンパが下方吹出ダクトの吹出口側を閉じる時バ
イパスダクトを閉じる第3の切換ダンパを、第1
の切換ダンパと一体的に設けて連動させれば、加
熱器で加熱された暖気だけを下方吹出ダクトとデ
フロストダクトを経てデフロスト吹出口から窓ガ
ラスに沿つて吹き出すことにより、窓ガラスの霜
を効果的に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る自動車用空
調装置の概略構成図、第2図は同装置のデフロス
トモードにおける要部の構成図、第3図は本考案
の第2実施例に係る自動車用空調装置の概略構成
図、第4図および第5図は同装置のデフロストモ
ードにおける要部の構成図である。 9……加熱器、13……上方吹出ダクト、15
……下方吹出ダクト、16……デフロストダク
ト、23……バイパスダクト、35……軸、3
6,37,38……切換ダンパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱器の入口側から分岐したバイパスダクト
    を、下方吹出ダクトとデフロストダクトとの分
    岐部でデフロストダクト側へ接続し、デフロス
    トダクトの該分岐部に配設した回動軸に、暖房
    モードでデフロストダクトを閉じデフロストモ
    ードでデフロストダクトを開く第1の切換ダン
    パを結合し、暖房モードでバイパスダクトを閉
    じデフロストモードでバイパスダクトを開く第
    2の切換ダンパを第1の切換ダンパと一体的に
    設けて連動するようにしたことを特徴とする、
    自動車用空調装置。 (2) デフロストモードで第1の切換ダンパが下方
    吹出ダクトの吹出口側を閉じる時バイパスダク
    トを閉じる第3の切換ダンパを、第1の切換ダ
    ンパと一体的に設けて連動するようにした、実
    用新案登録請求の範囲(1)に記載の自動車用空調
    装置。
JP1986022811U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH0428244Y2 (ja)

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JP1986022811U JPH0428244Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JP1986022811U JPH0428244Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62135609U JPS62135609U (ja) 1987-08-26
JPH0428244Y2 true JPH0428244Y2 (ja) 1992-07-08

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JP1986022811U Expired JPH0428244Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110512A (ja) * 1985-11-08 1987-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車輌用空気調和装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110512A (ja) * 1985-11-08 1987-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車輌用空気調和装置

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JPS62135609U (ja) 1987-08-26

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