JPH1016193A - インキ膜厚の制御方法 - Google Patents

インキ膜厚の制御方法

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JPH1016193A
JPH1016193A JP8167144A JP16714496A JPH1016193A JP H1016193 A JPH1016193 A JP H1016193A JP 8167144 A JP8167144 A JP 8167144A JP 16714496 A JP16714496 A JP 16714496A JP H1016193 A JPH1016193 A JP H1016193A
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JP
Japan
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ink
film thickness
roller
ink fountain
thickness distribution
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Application number
JP8167144A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiyama
博幸 杉山
Teruhiko Hama
照彦 浜
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Priority to DE69716515T priority patent/DE69716515T2/de
Priority to ES97250195T priority patent/ES2185870T3/es
Priority to EP97250194A priority patent/EP0816074B1/en
Priority to ES97250194T priority patent/ES2185869T3/es
Priority to EP97250195A priority patent/EP0816075B1/en
Priority to US08/884,348 priority patent/US5884562A/en
Priority to US08/884,349 priority patent/US5921184A/en
Publication of JPH1016193A publication Critical patent/JPH1016193A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2233/00Arrangements for the operation of printing presses
    • B41P2233/10Starting-up the machine
    • B41P2233/11Pre-inking

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「コ
ストの低減」等を実現する。 【解決手段】 インキローラ群がインキを保有していな
い場合、インキ膜厚制御画面にて「プレインキングI」
を選択する。すると、全てのインキツボキーの開度を5
0%、インキツボローラの回転量を50%として、本機
が運転され、インキ移しローラが11回呼び出し動作さ
れる。これにより、インキローラ群に印刷中に必要とさ
れる最低限のインキ膜厚分布Maが形成される。この
後、各インキツボキーの開度およびインキツボローラの
回転量が刷版の絵柄に応じた値にプリセットされ、イン
キ移しローラが6回呼び出し動作されて、インキローラ
群上のインキ膜厚分布Maに刷版の絵柄に応じたインキ
膜厚分布Mbが重畳される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インキツボ内の
インキをインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ
供給装置におけるインキ膜厚の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図10に輪転印刷機におけるインキ供給
装置の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2
はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボロ
ーラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸
方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はイ
ンキ移しローラ、6はインキローラ群、7は刷版であ
る。このインキ供給装置では、インキツボキー4−1〜
4−nの開度調整によってインキツボ1内のインキ2を
インキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3
に供給されたインキをインキ移しローラ5の呼び出し動
作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。
【0003】輪転印刷機において、刷版7を交換して新
しい刷版7’とした場合、この新刷版7’の絵柄に応じ
た値にインキツボキー4−1〜4−nの開度およびイン
キツボローラ3の回転量がプリセットされる。すなわ
ち、インキツボキー4−1〜4−nの開度およびインキ
ツボローラ3の回転量を新刷版7’の絵柄に応じた値と
して、インキツボ1内のインキ2がインキローラ群6を
介して新刷版7’へ供給される。この場合、本刷りの前
に試刷りを行って、インキ供給量を調整し、満足すべき
色調を得る。これにより、インキローラ群6には、所望
のインキ膜厚分布(インキ膜厚さの勾配)が作られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インキ供給装置では、刷版7を交換して新刷版7’とし
た場合、旧刷版7に対するインキ膜厚分布がインキロー
ラ群6に残っている。すなわち、この場合、旧刷版7に
対するインキ膜厚分布を新刷版7’に対するインキ膜厚
分布に徐々に変えて行かなければならず、満足すべき色
調を得るまでにインキ供給量の調整と試刷りを過大に必
要とし、「印刷前準備時間の増加」、「労働負荷の増
大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率の低下」、「コ
ストアップ」等の問題が生じていた。また、刷版7を交
換する前に、インキ移しローラ5の呼び出し動作をオフ
とし、白紙への印刷を行うことによってインキローラ群
6上のインキ膜厚分布を零とすることが考えられる。こ
の場合、インキローラ群6がインキを保有していない状
態となるが、インキローラ群6に対して最初から新刷版
7’に対するインキ膜厚分布を形成しなければならず、
インキ膜厚分布を平衡状態とするまでに時間がかかり、
「印刷前準備時間の増加」、「労働負荷の増大」、「印
刷資材の浪費」、「生産効率の低下」、「コストアッ
プ」等の問題は避けられない。なお、この問題は、最初
からインキローラ群6がインキを保有していない場合に
も、同様にして生じる。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、インキ供給
装置において、「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷
の軽減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、
「コストの低減」等を実現することのできるインキ膜厚
の制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、インキ
ローラ群に刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を作るに
あたって、インキローラ群がインキを保有していない場
合、全てのインキツボキーの開度を所定開度としたう
え、またインキツボローラの回転量を所定量としたう
え、本機を運転し、インキ移しローラを所定回数呼び出
し動作させて、インキローラ群に上流から下流になるに
したがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のイン
キ膜厚分布を形成するようにしたものである。この発明
によれば、インキローラ群がインキを保有していない場
合、全てのインキツボキーの開度が例えば50%とさ
れ、またインキツボローラの回転量が50%とされ、本
機が運転され、インキ移しローラが所定回数(例えば、
11回)呼び出し動作される。これによって、インキロ
ーラ群に、上流から下流になるにしたがって薄くなる印
刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布が形成され
る。
【0007】第2発明(請求項2に係る発明)は、刷版
の交換に際して、インキ移しローラの呼び出し動作をオ
フとしたうえ、交換前の刷版を装着したままの状態で本
機を運転し、所定枚数の印刷を行い、これによってイン
キローラ群に上流から下流になるにしたがって薄くなる
印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布を残すよ
うにしたものである。この発明によれば、刷版の交換に
際し、インキ移しローラの呼び出し動作がオフとされ、
交換前の刷版(旧刷版)を装着したままの状態で本機が
運転され、所定枚数(例えば、白紙10枚)の印刷が行
われる。これによって、インキローラ群に、上流から下
流になるにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布が残される。
【0008】第3発明(請求項3に係る発明)は、第1
発明によって「印刷中に必要とされる最低限のインキ膜
厚分布をインキローラ群に形成した」後、各インキツボ
キーの開度およびインキツボローラの回転量を刷版の絵
柄に応じた値にプリセットし、インキ移しローラを所定
回数呼び出し動作させて、インキローラ群に形成されて
いる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に刷
版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳するようにした
ものである。この発明によれば、第1発明によって「印
刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布がインキロ
ーラ群に形成された」後、各インキツボキーの開度およ
びインキツボローラの回転量が刷版の絵柄に応じた値に
プリセットされ、インキ移しローラが所定回数(例え
ば、6回)呼び出し動作される。これによって、インキ
ローラ群に形成されている印刷中に必要とされる最低限
のインキ膜厚分布に、刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分
布が重畳される。
【0009】第4発明(請求項4に係る発明)は、第2
発明によって「印刷中に必要とされる最低限のインキ膜
厚分布をインキローラ群に残した」後、刷版の交換を行
い、各インキツボキーの開度およびインキツボローラの
回転量を交換した新刷版の絵柄に応じた値にプリセット
したうえ、本機を運転し、インキ移しローラを所定回数
呼び出し動作させて、インキローラ群に残されている印
刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に新刷版の
絵柄に応じたインキ膜厚分布を重畳するようにしたもの
である。この発明によれば、第2発明によって「印刷中
に必要とされる最低限のインキ膜厚分布がインキローラ
群に残された」後、刷版の交換が行われ、各インキツボ
キーの開度およびインキツボローラの回転量が新刷版の
絵柄に応じた値にプリセットされ、本機が運転され、イ
ンキ移しローラが所定回数(例えば、6回)呼び出し動
作される。これにより、インキローラ群に残されている
印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に、新刷
版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が重畳される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明を適用してなるイン
キ供給装置のハード構成を示すブロック図である。同図
において、8はCPU、9はROM、10はRAM、1
1,12はインターフェイス、13はタッチパネル式の
ディスプレイ、14は印刷機械制御装置、15は呼び出
し機構ON/OFF制御装置(以下、呼出制御装置と呼
ぶ)、16はツボローラ回転量制御装置、17はインキ
キー開度制御装置、18はフロッピィ・ディスク・ドラ
イブ(以下、ドライブ装置と呼ぶ)である。
【0011】CPU8は、インターフェイス11,12
を介して与えられる各種入力情報を得て、ROM9に格
納されたプログラムに従い、RAM10にアクセスしな
がら、各種処理動作を行う。CPU8での各種処理情報
は、インターフェイス11,12を介して、ディスプレ
イ13,印刷機械制御装置14,呼出制御装置15,ツ
ボローラ回転量制御装置16,インキキー開度制御装置
17,ドライブ装置18へ出力される。
【0012】図3はディスプレイ13におけるインキ膜
厚制御画面である。ディスプレイ13は操作盤(図示せ
ず)に設けられている。このインキ膜厚制御画面には、
「プレインキングI」,「プレインキングII」,「イン
キリムービング」,「プレインキング(+)」,「プレ
インキング(−)」という具合に、インキ膜厚制御の各
名称が表示されている。
【0013】〔プレインキングI:第1発明,第3発
明〕図10において、インキローラ群6に刷版7の絵柄
に応じたインキ膜厚分布を作るにあたって、インキロー
ラ群6がインキを保有していない場合、ディスプレイ1
3上のインキ膜厚制御画面において「プレインキング
I」を選択する。すなわち、ディスプレイ13上のイン
キ膜厚制御画面において、「プレインキングI」の表示
面をタッチする。
【0014】すると、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、本機を低速回転させる(図1に示すス
テップ101)。そして、ツボローラ回転量制御装置1
6へ指令を送り、インキツボローラ3の回転量を50%
とする(ステップ102)。また、インキキー開度制御
装置17へ指令を送り、インキツボキー4−1〜4−n
の開度を50%とする(ステップ103)。そして、印
刷機械制御装置14へ指令を送り、高速運転ONとし
(ステップ104)、本機を高速運転する(ステップ1
05)。
【0015】そして、CPU8は、本機が所定運転速度
(7000rpm)に達すると、呼出制御装置15へ指
令を送り、呼び出しONとし(ステップ106)、イン
キ移しローラ5に11回呼び出し動作をさせた後(ステ
ップ107)、呼び出しOFF(ステップ108)とす
る。これにより、インキローラ群6には、図4(a)に
示すような、上流から下流になるにしたがって薄くなる
印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布、言い換
えれば絵柄がない部分のインキ膜厚分布(インキ膜厚さ
の勾配)Maが形成される。
【0016】この後、CPU8は、インキキー開度制御
装置17およびツボローラ回転量制御装置16へ指令を
送り、インキツボキー4−1〜4−nの開度およびイン
キツボローラ3の回転量を刷版7の絵柄に応じた値にプ
リセットする(ステップ109)。すなわち、CPU8
は、ドライブ装置18にセットされているフロッピィデ
ィスクからインキツボキー4−1〜4−nに対応する刷
版7の各ゾーン毎の絵柄面積率を読み出し、この絵柄面
積率に応じたインキツボキー4−1〜4−nの開度およ
びインキツボローラ3の回転量を求め、これを本刷り時
のデータとしてプリセットする。
【0017】なお、この実施の形態において、刷版7の
各ゾーン毎の絵柄面積率の測定には、本出願人による特
開昭58−201008号公報や特開昭58−2010
10号公報に示されているような「絵柄面積率測定装
置」を用いており、この「絵柄面積率測定装置」を用い
て測定した絵柄面積率をフロッピィディスクに書き込
み、この絵柄面積率が書き込まれたフロッピィディスク
をドライブ装置18にセットしている。なお、CPU8
と「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵
柄面積率測定装置」から直接、刷版7の各ゾーン毎の絵
柄面積率を取り込むようにしてもよい。
【0018】次に、CPU8は、呼出制御装置15へ指
令を送り、呼び出しONとし(ステップ110)、イン
キ移しローラ5に6回呼び出し動作をさせた後(ステッ
プ111)、呼び出しOFF(ステップ112)とす
る。これにより、インキローラ群6に形成されている印
刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Maに、図
4(b),(c)に示される如く、刷版7の絵柄に応じ
たインキ膜厚分布Mbが重畳されるものとなる。
【0019】図4(b)は、絵柄が多いゾーンのインキ
膜厚分布であり、最低限のインキ膜厚分布Maに大きな
勾配のインキ膜厚分布Mbが重畳される。図4(c)
は、絵柄が少ないゾーンのインキ膜厚分布であり、最低
限のインキ膜厚分布Maに小さな勾配のインキ膜厚分布
Mbが重畳される。
【0020】そして、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、試刷りを開始し(ステップ113)、
試刷りを10枚行った後(ステップ114)、本機を停
止させる(ステップ115)。オペレータは、この試刷
りされた印刷物について、濃度チェックを行う(ステッ
プ116)。ここで、満足すべき色調であれば、プレイ
ンキングIによるインキ膜厚制御を終了し(ステップ1
17)、本刷りをスタートさせる。
【0021】試刷りされた印刷物が満足すべき色調でな
い場合、オペレータは、ディスプレイ13上のインキ膜
厚制御画面において、プレインキング(+)あるいはプ
レインキング(−)を選択する(ステップ118)。こ
れによって、インキ供給量の微調整を行って、満足すべ
き色調に近づけることが可能となる。プレインキング
(+)、プレインキング(−)によるインキ膜厚制御に
ついては後述する。
【0022】なお、このプレインキングIでは、ステッ
プ102においてインキツボローラ3の回転量を50%
とし、ステップ103においてインキツボキー4−1〜
4−nの開度を50%としたが、この値に限られるもの
ではない。また、ステップ107,ステップ111での
呼び出し回数やステップ114での試刷りの枚数も、こ
の値に限られるものではない。これらの値は状況に応じ
て設定変更可能である。
【0023】〔インキリムービング:第2発明〕図10
において、刷版7の交換を行う場合、この刷版7の交換
に先立ってインキリムービングを選択する。すなわち、
ディスプレイ13上のインキ膜厚制御画面において、
「インキリムービング」の表示面をタッチする。する
と、CPU8は、印刷機械制御装置14へ指令を送り、
本機を低速回転させ(図5に示すステップ501)、フ
ィーダの作動を停止させる(ステップ502)。また、
呼出制御装置15へ指令を送り、呼び出しOFF(ステ
ップ503)とする。
【0024】そして、CPU8は、本機を所定の運転速
度で運転し(ステップ504)、白紙10枚に印刷を行
う(ステップ505)。ここで、インキローラ群6に
は、刷版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布が形成されて
いる。インキ移しローラ5の呼び出し動作をオフとし
て、刷版7を装着したままの状態で本機の運転を行う
と、インキローラ群6上のインキが消費され、そのイン
キ膜厚は徐々に薄くなる。この場合、絵柄の多いゾーン
ではインキが多く消費され、絵柄の少ないゾーンではイ
ンキが少なく消費される。そして、白紙10枚に印刷を
行った後には、インキローラ群6に印刷中に必要とされ
る最低限のインキ膜厚分布Ma(図4(a))が残され
る。
【0025】すなわち、この実施の形態では、ステップ
505において印刷する白紙枚数を適当に定めることに
より、インキローラ群6上の刷版7の絵柄に応じたイン
キ膜厚分布Mbを除去し、印刷中に必要とされる最低限
のインキ膜厚分布Maを残すようにしている。この場
合、ステップ505において印刷する白紙枚数は、刷版
7に対する本刷り時のプリセットデータから求めること
ができる。すなわち、本刷り時のプリセットデータから
インキの供給量が分かり、インキローラ群6上に残され
ているインキ膜厚分布Mbによるインキが刷版7の絵柄
に対して何枚分になるかが分かり、この関係をテストを
重ねて明らかとしておくことによって、印刷中に必要と
される最低限のインキ膜厚分布Maを残すためのステッ
プ505での白紙枚数を求めることができる。このステ
ップ505での白紙枚数は、テンキー等の操作によっ
て、オペレータが自由に設定変更することができる。
【0026】このようにして、インキローラ群6に印刷
中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Maが残され
た状態で、インキリムービングが終了する(ステップ5
06)。このインキリムービングの後、オペレータは、
ブランケットの洗浄を行い、刷版7を新しい刷版7’に
交換する。
【0027】〔プレインキングII:第4発明〕インキリ
ムービングによってインキローラ群6に印刷中に必要と
される最低限のインキ膜厚分布Maを残した状態で、オ
ペレータは、ブランケットの洗浄を行い、刷版7を新し
い刷版7’に交換する。この刷版の交換後、オペレータ
は、ディスプレイ13上のインキ膜厚制御画面において
「プレインキングII」を選択する。
【0028】すると、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、本機を低速回転させる(図6に示すス
テップ601)。この後、CPU8は、インキキー開度
制御装置17およびツボローラ回転量制御装置16へ指
令を送り、インキツボキー4−1〜4−nの開度および
インキツボローラ3の回転量を新刷版7’の絵柄に応じ
た値にプリセットする(ステップ602)。すなわち、
CPU8は、ドライブ装置18にセットされているフロ
ッピィディスクからインキツボキー4−1〜4−nに対
応する新刷版7’の各ゾーン毎の絵柄面積率を読み出
し、この絵柄面積率に応じたインキツボキー4−1〜4
−nの開度およびインキツボローラ3の回転量を求め、
これを本刷り時のデータとしてプリセットする。
【0029】次に、CPU8は、印刷機械制御装置14
へ指令を送り、高速運転ONとし(ステップ603)、
本機を高速運転する(ステップ604)。そして、本機
が所定運転速度(7000rpm)に達すると、呼出制
御装置15へ指令を送り、呼び出しONとし(ステップ
605)、インキ移しローラ5に6回呼び出し動作をさ
せた後(ステップ606)、呼び出しOFF(ステップ
607)とする。これにより、インキローラ群6に形成
されている印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分
布Maに、図4(b),(c)に示される如く、刷版
7’の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mbが重畳されるも
のとなる。
【0030】そして、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、試刷りを開始し(ステップ608)、
試刷りを10枚行った後(ステップ609)、本機を停
止させる(ステップ610)。オペレータは、この試刷
りされた印刷物について、濃度チェックを行う(ステッ
プ611)。ここで、満足すべき色調であれば、プレイ
ンキングIIによるインキ膜厚制御を終了し(ステップ6
12)、本刷りをスタートさせる。
【0031】試刷りされた印刷物が満足すべき色調でな
い場合、オペレータは、ディスプレイ13上のインキ膜
厚制御画面において、プレインキング(+)あるいはプ
レインキング(−)を選択する(ステップ613)。こ
れによって、インキ供給量の微調整を行って、満足すべ
き色調に近づけることが可能となる。プレインキング
(+)、プレインキング(−)によるインキ膜厚制御に
ついては後述する。
【0032】なお、このプレインキングIIでは、ステッ
プ606での呼び出し回数を6回とし、ステップ609
での試刷りの枚数を10枚としたが、この値に限られる
ものではない。これらの値は状況に応じて設定変更可能
である。
【0033】〔プレインキング(+)〕プレインキング
IやプレインキングIIにおいて、試刷りされた印刷物が
満足すべき色調でなく、「印刷の諸条件」或いは「ユー
ザの要求品質」等の理由によりその色調を高目の方向に
微調整したい場合、ディスプレイ13上のインキ膜厚制
御画面においてプレインキング(+)を選択する(図1
におけるステップ118、図6におけるステップ61
3)。この場合、プレインキング(+)の選択と併せ
て、プレインキング(+)による微調整量ΔDについて
も入力する
【0034】すると、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、本機を低速回転させる(図7に示すス
テップ701)。そして、ツボローラ回転量制御装置1
6へ指令を送り、インキツボローラ3の回転量を微調整
量ΔDに応じてアップする(ステップ702)。
【0035】次に、CPU8は、印刷機械制御装置14
へ指令を送り、高速運転ONとする(ステップ70
3)。そして、本機が所定運転速度(7000rpm)
に達すると、呼出制御装置15へ指令を送り、呼び出し
ONとし(ステップ704)、インキ移しローラ5に6
回呼び出し動作をさせた後(ステップ705)、呼び出
しOFF(ステップ706)とする。これにより、イン
キローラ群6に形成されているインキ膜厚分布(Ma+
Mb)に、微調整量ΔDに応じたインキ膜厚分布Mc
(図示せず)が重畳されるものとなる。そして、プレイ
ンキングIの場合には図1に示したステップ113へ戻
り、プレインキングIIの場合には図6に示したステップ
608へ戻り、試刷りを開始する。
【0036】なお、このプレインキング(+)による膜
厚制御中、刷版7(7’)の絵柄に対して設定されてい
たインキツボキー4−1〜4−nの開度は固定されてい
るので、刷版7(7’)の絵柄以外の不必要な箇所にイ
ンキが供給されることはない。
【0037】〔プレインキング(−)〕プレインキング
IやプレインキングIIにおいて、試刷りされた印刷物が
満足すべき色調でなく、「印刷の諸条件」或いは「ユー
ザの要求品質」等の理由によりその色調を低目の方向に
微調整したい場合、ディスプレイ13上のインキ膜厚制
御画面においてプレインキング(−)を選択する(図1
におけるステップ118、図6におけるステップ61
3)。この場合、プレインキング(−)の選択と併せ
て、プレインキング(−)による微調整量ΔDについて
も入力する
【0038】すると、CPU8は、印刷機械制御装置1
4へ指令を送り、本機を低速回転させる(図8に示すス
テップ801)。そして、ツボローラ回転量制御装置1
6へ指令を送り、インキツボローラ3の回転量を100
%とする(ステップ802)。また、インキキー開度制
御装置17へ指令を送り、インキツボキー4−1〜4−
nの開度を全て零とする(ステップ803)。
【0039】次に、CPU8は、印刷機械制御装置14
へ指令を送り、高速運転ONとする(ステップ80
4)。そして、本機が所定運転速度(7000rpm)
に達すると、呼出制御装置15へ指令を送り、呼び出し
ONとし(ステップ805)、インキ移しローラ5に2
0回呼び出し動作をさせた後(ステップ806)、呼び
出しOFF(ステップ807)とする。これにより、イ
ンキローラ群6上のインキがインキツボ1内に回収され
て行き、インキローラ群6には印刷中に必要な最低限の
インキ膜厚分布Maが残される。
【0040】ここで、ステップ806でのインキの回収
時間(インキ呼び出し回数)は、刷版7(7’)に対す
る本刷り時のプリセットデータから求めることができ
る。すなわち、本刷り時のプリセットデータからインキ
の供給量が分かり、インキローラ群6上に残されている
インキを所定の条件下でインキツボ1内に回収するには
どれだけの時間が必要かが分かり、この関係をテストを
重ねて明らかとしておくことによって、印刷中に必要と
される最低限のインキ膜厚分布Maを残すためのインキ
の回収時間を求めることができる。このインキの回収時
間は、テンキー等の操作によって、オペレータが自由に
設定変更することができる。
【0041】このようにして、インキローラ群6に印刷
中に必要な最低限のインキ膜厚分布Maを残した後、C
PU8は、ステップ109或いはステップ602で行っ
たと同様にして、本刷り時のデータをプリセットする
(ステップ808)。そして、ツボローラ回転量制御装
置16へ指令を送り、インキツボローラ3の回転量を微
調整量ΔDに応じてダウンする(ステップ809)。
【0042】次に、CPU8は、呼出制御装置15へ指
令を送り、呼び出しONとし(ステップ810)、イン
キ移しローラ5に6回呼び出し動作をさせた後(ステッ
プ811)、呼び出しOFF(ステップ812)とす
る。これにより、インキローラ群6に形成されているイ
ンキ膜厚分布Maに、微調整量ΔDに応じたインキ膜厚
分布Mcを差し引いたインキ膜厚分布Mbが重畳される
ものとなる。そして、プレインキングIの場合には図1
に示したステップ113へ戻り、プレインキングIIの場
合には図6に示したステップ608へ戻り、試刷りを開
始する。
【0043】なお、このプレインキング(−)では、先
ずインキローラ群6上の刷版7(7’)の絵柄に応じた
インキ膜厚分布Mbを除去し、印刷中に必要とされる最
低限のインキ膜厚分布Maを残し、このインキ膜厚分布
Maに微調整量ΔDに応じたインキ膜厚分布Mcを差し
引いたインキ膜厚分布Mbを重畳するようにしている。
このような措置をとることによりヤレ紙の発生を減らす
ことができる。
【0044】すなわち、一度インキが余分に出てしまう
と、白紙を印刷してもなかなか元には戻らない。よっ
て、その分、余計に白紙を印刷しなければならないが、
そうすると今度はそれだけ多くのヤレ紙が発生してしま
う。このため、プレインキング(−)では、インキツボ
ローラ3の回転量を単にダウンするだけではなく、イン
キ膜厚分布Maへのインキ膜厚分布Mbの重畳を最初か
らやり直すようにしている。
【0045】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、ディスプレイ13上のインキ膜厚制御画面におい
て「プレインキングI」を選択すると、インキを保有し
ていないインキローラ群6に上流から下流にしたがって
薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布
Maが形成され、この後、このインキ膜厚分布Maに刷
版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mbが形成されるも
のとなる。これにより、インキ膜厚分布を平衡状態とす
るまでの時間が短縮され、「印刷前準備時間の短縮」、
「労働負荷の軽減」、「印刷資材の節約」、「生産効率
の向上」、「コストの低減」等を実現することができる
ようになる。
【0046】すなわち、本刷り前に行われていた「イン
キ供給量の調整」および「試刷り」などの回数が大幅に
削減されて、印刷前準備時間が短くなる。また、作業者
はこれまで最適な印刷品質(色調)を得るために大きな
労働負荷を強いられてきたが、これから解放されて楽な
作業となる。また、試刷りの回数が大幅に減ったことに
より、これまで使用していた「印刷用紙」や「インキ
量」の消費量も大幅に少なくなる。また、作業の行程が
自動的に制御される部分が多くなり、特殊なスキルも必
要とせず、誰でもができる作業となる。これらによっ
て、生産性が向上すると共に、生産コストの低減を実現
することができる。
【0047】また、この実施の形態によれば、ディスプ
レイ13上のインキ膜厚制御画面において、刷版7を交
換する前に「インキリムービング」を選択し、刷版7を
交換した後に「プレインキングII」を選択すると、イン
キローラ群6に上流から下流にしたがって薄くなる印刷
中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Maが残さ
れ、この後、このインキ膜厚分布Maに新刷版7’の絵
柄に応じたインキ膜厚分布Mbが形成されるものとな
る。これにより、旧刷版7に対するインキ膜厚分布を新
刷版7’に対するインキ膜厚分布に変えるまでの時間が
大幅短縮され、「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷
の軽減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、
「コストの低減」等を実現することができるようにな
る。
【0048】なお、特公平4−4947号公報に記載さ
れている技術に基づき、プレインキングIにおいて、ス
テップ108と109との間で本機を一定時間空転さ
せ、インキローラ群6の全ての部分で均一な厚さのイン
キ膜厚分布Ma’を形成することが考えられる(図9
(a)参照)。しかし、この場合、呼び出しをOFFに
した後、本機を一定時間空転しなければならないため、
時間がかかる。また、図9(b),(c)と図4
(b),(c)とを対比して分かるように、本刷り時の
データをプリセットしてから供給しなければならないイ
ンキ量が多くなるため、特に絵柄の少ない部分でのイン
キの供給に時間がかかるという問題が生じる。
【0049】また、特公平7−106630号公報に記
載されている技術に基づき、プレインキング(−)にお
いて、インキツボローラ3の回転量を100%とし、呼
び出しをONにし、インキローラ群6上の全てのインキ
をインキツボ1内に戻し、前回の印刷のインキ膜厚分布
を解消し、次の印刷時のデータをセットして、次の印刷
時のインキ膜厚分布を形成することが考えられる。しか
し、この場合、全てのインキを戻し、次の印刷時のデー
タをセットして、次の印刷時のインキ膜厚分布を零から
作り直すため、時間がかかる。特に、絵柄の少ない部分
や零の部分では、インキがなかなか供給されないため時
間がかかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明,第3発明では、インキローラ
群がインキを保有していない場合、先ず、インキローラ
群に上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に
必要とされる最低限のインキ膜厚分布が形成されるの
で、インキ膜厚分布を平衡状態とするまでの時間が短縮
され、「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽
減」、「印刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「コ
ストの低減」等を実現することができるようになる。ま
た、第2,第3発明では、刷版を交換する前に、インキ
ローラ群に上流から下流になるにしたがって薄くなる印
刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布が残される
ので、旧刷版に対するインキ膜厚分布を新刷版に対する
インキ膜厚分布に変えるまでの時間が大幅に短縮され、
「印刷前準備時間の短縮」、「労働負荷の軽減」、「印
刷資材の節約」、「生産効率の向上」、「コストの低
減」等を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プレインキングIによるインキ膜厚制御動作
を説明するフローチャートである。
【図2】 本発明を適用してなるインキ供給装置のハー
ド構成を示すブロック図である。
【図3】 このインキ供給装置のディスプレイ上に出現
するインキ膜厚制御画面を示す図である。
【図4】 このインキ供給装置のインキローラ群上に形
成されるインキ膜厚分布MaおよびMbを示す図であ
る。
【図5】 インキリムービングによるインキ膜厚制御動
作を説明するフローチャートである。
【図6】 プレインキングIIによるインキ膜厚制御動作
を説明するフローチャートである。
【図7】 プレインキング(+)によるインキ膜厚制御
動作を説明するフローチャートである。
【図8】 プレインキング(−)によるインキ膜厚制御
動作を説明するフローチャートである。
【図9】 プレインキングIにおいて均一な厚さのイン
キ膜厚分布Ma’を作るようにした場合の問題を説明す
る図である。
【図10】 輪転印刷機におけるインキ供給装置の要部
を示す図である。
【符号の説明】
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、
4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移
しローラ、6…インキローラ群、7,7’…刷版、8…
CPU、9…ROM、10…RAM、11,12…イン
ターフェイス、13…ディスプレイ(タッチパネル
式)、14…印刷機械制御装置、15…呼出制御装置、
16…ツボローラ回転量制御装置、17…インキキー開
度制御装置、18…ドライブ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキツボ内のインキを
    インキツボローラに供給し、このインキツボローラに供
    給されたインキをインキ移しローラの呼び出し動作によ
    りインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装
    置において、 前記インキローラ群に前記刷版の絵柄に応じたインキ膜
    厚分布を作るにあたって、前記インキローラ群がインキ
    を保有していない場合、前記全てのインキツボキーの開
    度を所定開度としたうえ、また前記インキツボローラの
    回転量を所定量としたうえ、本機を運転し、前記インキ
    移しローラを所定回数呼び出し動作させて、前記インキ
    ローラ群に上流から下流になるにしたがって薄くなる印
    刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布を形成する
    ようにしたことを特徴とするインキ膜厚の制御方法。
  2. 【請求項2】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキツボ内のインキを
    インキツボローラに供給し、このインキツボローラに供
    給されたインキをインキ移しローラの呼び出し動作によ
    りインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装
    置において、 前記刷版の交換に際して、前記インキ移しローラの呼び
    出し動作をオフとしたうえ、交換前の刷版を装着したま
    まの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷を行い、これ
    によって前記インキローラ群に上流から下流になるにし
    たがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ
    膜厚分布を残すようにしたことを特徴とするインキ膜厚
    の制御方法。
  3. 【請求項3】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキツボ内のインキを
    インキツボローラに供給し、このインキツボローラに供
    給されたインキをインキ移しローラの呼び出し動作によ
    りインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装
    置において、 前記インキローラ群に前記刷版の絵柄に応じたインキ膜
    厚分布を作るにあたって、前記インキローラ群がインキ
    を保有していない場合、前記全てのインキツボキーの開
    度を所定開度としたうえ、また前記インキツボローラの
    回転量を所定量としたうえ、本機を運転し、前記インキ
    移しローラを所定回数呼び出し動作させて、前記インキ
    ローラ群に上流から下流になるにしたがって薄くなる印
    刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布を形成し、 この後、前記各インキツボキーの開度および前記インキ
    ツボローラの回転量を前記刷版の絵柄に応じた値にプリ
    セットし、前記インキ移しローラを所定回数呼び出し動
    作させて、前記インキローラ群に形成されている印刷中
    に必要とされる最低限のインキ膜厚分布に前記刷版の絵
    柄に応じたインキ膜厚分布を重畳するようにしたことを
    特徴とするインキ膜厚の制御方法。
  4. 【請求項4】 インキツボキーを複数備え、これらイン
    キツボキーの開度調整によってインキツボ内のインキを
    インキツボローラに供給し、このインキツボローラに供
    給されたインキをインキ移しローラの呼び出し動作によ
    りインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装
    置において、 前記刷版の交換に際して、前記インキ移しローラの呼び
    出し動作をオフとしたうえ、交換前の刷版を装着したま
    まの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷を行い、これ
    によって前記インキローラ群に上流から下流になるにし
    たがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ
    膜厚分布を残し、 この後、刷版の交換を行い、前記各インキツボキーの開
    度および前記インキツボローラの回転量を交換した新刷
    版の絵柄に応じた値にプリセットしたうえ、本機を運転
    し、前記インキ移しローラを所定回数呼び出し動作させ
    て、前記インキローラ群に残されている印刷中に必要と
    される最低限のインキ膜厚分布に前記新刷版の絵柄に応
    じたインキ膜厚分布を重畳するようにしたことを特徴と
    するインキ膜厚の制御方法。
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