JP2007030348A - 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 - Google Patents

印刷機のインキ供給量調整方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インキの供給量の調整を短時間で完了し、損紙の発生を少なくする。
【解決手段】印刷物(例えば、校正刷り)の濃度値を測定し、測定濃度値と基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量に予め定められた補正係数を乗じて補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加え、予備呼出し時のインキツボキーの開き量とする。インキツボキーの開き量を予備呼出し時の開き量とした状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作を所定回数行う。なお、基準の補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えて予備呼出し時のインキツボキーの開き量とするなどとしてもよい。
【選択図】 図1

Description

この発明は、インキツボキーの開き量を調整することによって刷版へのインキの供給量を調整する印刷機のインキ供給量調整方法および装置に関するものである。
図42に輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置(インカー)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はインキ移しローラ、6はインキローラ群、7は版胴8に装着された刷版であり、刷版7には絵柄が焼き付けられている。
このインキ装置では、インキツボキー4−1〜4−nとインキツボローラ3との間よりインキツボ1内のインキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3に供給されたインキをインキ移しローラ5の呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。この刷版7に供給されたインキが図示されていないゴム胴を介して印刷用紙に印刷される。
図43にこの印刷機によって印刷された印刷物を示す。印刷物9には、絵柄領域9−1を除く余白部に、帯状のカラーバー9−2が印刷される。カラーバー9−2は、一般の4色刷りの場合、墨(スミ)、シアン(アイ)、マゼンタ(アカ)、イエロー(キ)の濃度測定用のパッチ(網点面積率100%のベタパッチ)9a1,9a2,9a3,9a4を含む領域S1〜Snから構成される。領域S1〜Snは、印刷機における各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nのキーゾーンに対応している。
〔色合わせ〕
各色の印刷ユニットに対しては基準の濃度値が予め設定されている。すなわち、スミ,アイ,アカ,キの各色に対して基準の濃度値が予め設定されており、印刷物9の印刷に際しては、各色の濃度値をこの基準濃度値に一致させるような色合わせ作業が行われる。この色合わせ作業は、印刷物9に印刷されたカラーバー9−2における各色の濃度測定用のパッチ9a(9a1,9a2,9a3,9a4)の濃度に基づき、試刷りや校正刷りなどの印刷を行う場合にインキ供給量調整装置によって行われる。
例えば、印刷物9における領域S1を代表して説明すると、試刷りや校正刷りなどの印刷中に抜き取った印刷物9の各色の濃度測定用のパッチ9aの濃度値を測定し、この測定した各色の濃度値と予め設定されている各色の基準濃度値との濃度差を求め、この求めた各色の濃度差より各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量の補正量(領域S1へのインキ供給量の補正量)を求め、この求めた補正量をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1の開き量を調整する。
同様にして、領域S2〜Snについても、各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量の補正量(領域S2〜Snへのインキ供給量の補正量)を求め、この求めた補正量をフィードバック量として各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−2〜4−nの開き量を調整する。そして、このインキツボキー4−1〜4−nの開き量を調整した状態で、直ぐに試刷りや校正刷りなどの印刷を再開し、各色の濃度値が基準の濃度値となるまで同様動作を繰り返す(特許文献1参照)。
特開2003−118077号公報 特開平10−16193号公報 特開昭58−201008号公報 特開昭58−201010号公報
しかしながら、上述した従来のインキ供給量調整方法では、インカー内のインキ搬送経路(インキツボローラからゴム胴までの搬送経路)が長いため、印刷物へのインキ供給量を調整する場合、インキ供給量の調整結果が実際の印刷物に反映され、補正した濃度で安定した状態になるまでに、インキ供給量が調整されてから約100枚の印刷を必要とする。
特に、数枚の正常に印刷された印刷物を得る校正刷りの印刷を行う場合には、数枚の正常に印刷された印刷物を印刷するのに対して、非常に多くの時間がかかると共に大量の損紙が発生するという問題が生じていた。
このため、本出願人は、校正刷りの印刷においては、インキツボキーの開き量の補正量を大きくして(補正量が正の場合にはより大きく開くようにし、負の場合にはより小さく開くようにする)、印刷物の濃度変化を大きくし、印刷物の濃度が変化している間、すなわち印刷物の濃度が安定する前に印刷を行い、その印刷された印刷物の中から丁度良い濃度の印刷物を選び、校正刷りとしている。
しかし、この方法では、うまく必要な枚数の校正刷りが得られなかった場合、校正刷りの印刷を再開することになるが、通常よりも大きめにインキ供給量を補正したため、その後の印刷物の濃度が正常な濃度より外れた濃度で安定してしまう。このため、また同じことを繰り返さなければならず、時間がかかり、印刷資材も無駄となる。
なお、他の方法として特許文献2に示された「プレインキング(+)」のように、次の試刷りの開始前に濃度差分だけインキツボローラの回転量を大きくし、その状態で不足分のインキを供給することが行われているが、紙面全体に対して同じ割合でインキが供給され、部分的な調整ができず、特にインキが余分に供給されている部分と不足している部分が混在している場合、うまく調整することができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、インキの供給量の調整を短時間で完了し、損紙の発生を少なくすることができる印刷機のインキ供給量調整方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって少なくとも1つのインキローラを介して刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整方法において、印刷された印刷用紙の濃度値を測定する濃度値測定工程と、測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差に基づいてインキツボキーの開き量を補正するインキツボキー開き量補正工程と、インキツボキーの開き量が補正された状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作を行わせ、少なくとも1つのインキローラ上に残るインキにインキを重畳させる又は少なくとも1つのインキローラ上に残るインキをインキツボに戻す予備呼出し工程とを設けたものである。なお、本発明は、この方法を適用した装置としても構成することができる。
この発明によれば、印刷された印刷用紙(印刷物)の濃度値が測定され、この測定された印刷物の濃度値(測定濃度値)と基準濃度値との差に基づいてインキツボキーの開き量が補正される。ここで、インキツボキーの開き量の補正後、従来は直ぐに印刷を再開するようにしていたが、本発明では、インキツボキーの開き量が補正された状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作を行わせる。この場合、測定濃度値が基準濃度値よりも小さければ、インキツボキーの開き量が大きくされ、不足分のインキがインキ搬送経路に供給されて、印刷を再開する場合の印刷濃度の反応を速くすることが可能となる。また、測定濃度値が基準濃度値よりも大きければ、インキツボキーの開き量が小さくされ、余分なインキがインキ搬送経路からインキツボ内に戻され、印刷を再開する場合の印刷濃度の反応を速くすることが可能となる。
なお、本発明では、測定濃度値と基準濃度値との差に基づいてインキツボキーの開き量を補正するが、測定濃度値と基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えるようにしてもよく、基準の補正量をその正負方向が同じでかつ絶対値が大きい補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えるようにしてもよい。また、測定濃度値と基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量に予め定められた係数を乗じて補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えるようにしてもよい。本発明において、インキツボキーの開き量に加える補正量は、正の値をとることもあるし、負の値をとることもある。補正量が正であった場合、現在のインキツボキーの開き量は大きくなり、補正量が負であった場合、現在のインキツボキーの開き量は小さくなる。
本発明によれば、インキツボキーの開き量が補正された状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラの呼出し動作を行わせるようにしたので、不足分のインキをインキ搬送経路に供給するようにしたり、余分なインキをインキ搬送経路からインキツボ内に戻すようにして、試刷りや校正刷りの印刷を再開する場合の印刷濃度の反応を速くすることが可能となり、インキの供給量の調整を短時間で完了し、損紙の発生を少なくすることができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明の実施に用いる校正刷り制御装置のブロック図である。この校正刷り制御装置10は、CPU10A、RAM10B、ROM10C、入力装置10D、表示器10E、出力装置10F、メモリ10G、測色計10H、測色計移動用モータ10I、測色計移動用モータ用のロータリーエンコーダ10J、測色計移動用のモータドライバ10K、測色計現在位置測定用のカウンタ10L、A/D変換器10M、D/A変換器10N、測色計原点位置検出器10P、内部クロックカウンタ10Q、印刷機の原動モータ10R、印刷機の原動モータ用のドライバ10S、印刷機の原動モータ用のロータリーエンコーダ10T、F/V変換器10U、A/D変換器10V、印刷機の原点位置検出器10W、印刷機の総回転数カウント用のカウンタ10X、給紙装置10Yおよび入出力インターフェイス(I/O,I/F)10−1〜10−11を備えている。
CPU10Aは、インターフェイス10−1〜10−11を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM10Bやメモリ10Gにアクセスしながら、ROM10Cに格納されたプログラムに従って動作する。入力装置10Dには、校正刷りプリセットスイッチSW1、校正刷りスタートスイッチSW2、校正刷り再プリセットスイッチSW3、制御終了スイッチSW4などが設けられている。
ロータリーエンコーダ10Jは、測色計移動用モータ10Iの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してカウンタ10Lに出力する。ロータリーエンコーダ10Tは、印刷機の原動モータ10Rの所定回転数(角度)毎に回転パルスを発生してF/V変換器10Uおよび原動モータドライバ10Sに出力する。
なお、図1において、13(13−1〜13−m)は各色の印刷ユニット、14(14−1〜14−m)は各色のインキ呼出し装置、15(15−1〜15−m)は各色のインキツボローラ制御装置、16(16−1〜16−n)は各色の各インキツボキー制御装置である。
インキ呼出し装置14(14−1〜14−m)は、図42に示した各色のインキ移しローラ5に対応して各個に設けられている。インキツボローラ制御装置15(15−1〜15−m)は、図42に示した各色のインキツボローラ3に対応して各個に設けられている。インキツボキー制御装置16(16−1〜16−n)は、図42に示した各色の各インキツボキー4(4−1〜4−n)に対応して各個に設けられている。
図2および図3にメモリ10Gの内容を分割して示す。メモリ10GにはメモリM1〜M28が設けられる。メモリM1には校正刷りの枚数が記憶される。メモリM2には各色の正方向の補正値に対する補正係数(>1)が記憶される。メモリM3には各色の負方向の補正値に対する補正係数(>1)が記憶される。メモリM4には各色の予備呼出し回数が記憶される。メモリM5には測色計によって測定すべき校正刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置が記憶される。メモリM6には校正刷りの各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率が記憶される。
メモリM7には各色のインキツボローラの基準の回転量が記憶される。メモリM8には各色のインキツボローラの回転量が記憶される。メモリM9には各色の絵柄面積率とインキツボキーの開き量との関係を示す各色の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルが記憶される。メモリM10には各インキツボキーの開き量が記憶される。メモリM11には印刷機の設定速度1(低速)が記憶される。メモリM12には印刷機の設定速度2(高速)が記憶される。メモリM13には印刷機の原動モータ用のロータリーエンコーダに接続されたF/V変換器の出力が記憶される。
メモリM14には現在の印刷機の回転速度が記憶される。メモリM15には印刷機の総回転数カウント用のカウンタの値が記憶される。メモリM16には測色計の現在位置測定用のカウンタの値が記憶される。メモリM17には測色計の現在位置が記憶される。メモリM18には測色計からの色データが記憶される。メモリM19には校正刷りサンプルの各色の各パッチの濃度値が記憶される。メモリM20には、カラーバーの各色の基準濃度値が記憶される。
メモリM21には校正刷りサンプルの各色の各パッチの濃度値と各色の基準濃度値との差(測定濃度差)が記憶される。メモリM22には各色の濃度差とインキツボキーの開き量の補正量との関係を示す各色の濃度差−インキツボキー開き量の補正量変換テーブルが記憶される。メモリM23には各色の各インキツボキーの開き量の基準の補正量が記憶される。メモリM24には予備呼出し時の各色の各インキツボキーの開き量の補正量が記憶される。
メモリM25には校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量が記憶される。メモリM26には予備呼出し時の各色の各インキツボキーの開き量が記憶される。メモリM27には第1待機時間のカウント値が記憶される。メモリM28には第2待機時間のカウント値が記憶される。
測色計10Hは、図4に示すように、支柱17−1,17−2間に設けられたボールネジ(送りねじ)17−3に取り付けられている。ボールネジ17−3は測色計移動用モータ10Iによって正/逆回転する。このボールネジ17−3の正/逆回転により、ボールネジ17−3に案内されながら、測色計10Hが支柱17−1,17−2間を移動する。測色計10Hのヘッド部10H1 は測定台17−4の測定対象が置かれる面17−4aに向けられている。
〔実施の形態1の概略的な動作〕
実施の形態1の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略について説明しておく。
(1)各データを入力する。
(2)校正刷りプリセットスイッチSW1をオンとし、入力された絵柄面積率より各インキツボキーの開き量を求め、設定すると共に、各インキツボローラの送り量を基準値に設定する。
(3)印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(4)校正刷りスタートスイッチSW2をオンとし、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、設定された枚数の校正刷りを行い、その後、印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(5)校正刷り再プリセットスイッチSW3をオンとし、印刷された校正刷りの各カラーパッチの濃度を測定し、測定した各カラーパッチの濃度と基準濃度との濃度差を求める。
(6)求めた濃度差より各インキツボキーの開き量の基準の補正量および予備呼出し時の補正量を求める。
(7)各インキツボキーの現在の開き量に基準の補正量を加算し、校正刷り時の各インキツボキーの開き量を求めると共に、各インキツボキーの現在の開き量に予備呼出し時の補正量を加算し、予備呼出し時の各インキツボキーの開き量を求める。
(8)各インキツボローラの送り量を基準値に設定すると共に、各インキツボキーの開き量を(7)で求めた予備呼出し時の開き量に設定し、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、その状態で印刷機を設定された第1待機時間の間空転させる。
(9)インキ呼出し装置を設定された回数だけ動作させて(予備呼出しを行い)、印刷機のインキ装置にインキを供給し、その後、印刷機を設定された第2待機時間の間空転させる。
(10)印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定すると共に、各インキツボキーの開き量を(7)で求めた校正刷り時の開き量に設定する。
(11)校正刷りスタートスイッチSW2を再度オンとし、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、設定された枚数の校正刷りを行い、その後、印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(12)満足できる校正刷りが得られるまで、(5)〜(11)の動作を繰り返す。
〔実施の形態1の詳細な動作〕
〔データの入力〕
オペレータは、校正刷りの印刷に先立って、校正刷りの枚数を入力装置10Dから入力する(図5:ステップ101)。また、各色の正方向の補正値に対する補正係数、各色の負方向の補正値に対する補正係数、各色の予備呼出し回数、校正刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置を入力装置10Dから入力する(ステップ103、105、107、109)。
CPU10Aは、入力された校正刷りの枚数をメモリM1に格納し(ステップ102)、各色の正方向の補正値に対する補正係数をメモリM2に格納し(ステップ104)、各色の負方向の補正値に対する補正係数をメモリM3に格納し(ステップ106)、各色の予備呼出し回数をメモリM4に格納する(ステップ108)。
また、入力された校正刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置に基づき、測色計によって測定すべき校正刷りサンプルのカラーバーの各色の各パッチの位置、すなわちカラーバーにおける濃度測定用の各色の各パッチの位置(測定位置)を演算し、演算した測定位置をメモリM5に格納する(ステップ110、111)。
次に、オペレータは、校正刷りの各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率、すなわち各色の各インキツボキーに対応する校正刷りを行おうとする印刷物の各刷版の各ゾーン毎の絵柄面積率を入力する(ステップ112)。この例では、出力装置10Fに、各色の各インキツボキーに対応する各刷版の各領域毎の絵柄面積率が書き込まれたフレキシブルディスクをセットする。CPU10Aは、この出力装置10Fにセットされたフレキシブルディスクから各色の各インキツボキーに対応する各刷版の各領域毎の絵柄面積率を読み出し、メモリM6に格納する。
なお、この実施の形態において、刷版の各ゾーン毎の絵柄面積率の測定には、本出願人による特許文献3や特許文献4に示されているような「絵柄面積率測定装置」を用いており、この「絵柄面積率測定装置」を用いて測定した絵柄面積率をフレキシブルディスクに書き込み、この絵柄面積率が書き込まれたフレキシブルディスクを出力装置10Fにセットする。なお、CPU10Aと「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵柄面積率測定装置」から直接、新刷版の各ゾーン毎の絵柄面積率を取り込むようにしてもよい。
〔校正刷りのプリセット〕
次に、オペレータは、校正刷りプリセットスイッチSW1をオンとする。校正刷りプリセットスイッチSW1がオンとされる(図6:ステップ114)、CPU10Aは、メモリM7より各色のインキツボローラの基準の回転量を読み出し(ステップ115)、校正刷り時の各色のインキツボローラの回転量としてメモリM8にセットすると共に(ステップ116)、各色のインキツボローラ制御装置15に送信する(ステップ117)。これにより、各色の印刷ユニット13において、インキツボローラ3の回転量が基準の回転量とされる。
また、CPU10Aは、メモリM6より校正刷りの各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を読み出し(ステップ118)、メモリM9中の各色の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを用いて、校正刷りの各色の各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率より、各色の各インキツボキーの開き量を求め、校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量(1回目)としてメモリM10にセットすると共に(ステップ119,120)、各色の各インキツボキー制御装置16に送信する(ステップ121)。これにより、各色の印刷ユニット13において、インキツボキー4−1〜4−nの開き量が校正刷り時の開き量とされる。
CPU10Aは、全てのインキツボキー制御装置16からインキツボキーの開き量の校正刷り時の開き量への修正完了信号を受けると(図7:ステップ122のYES)、メモリM11より印刷機の設定速度1を読み出し(ステップ123)、印刷機の原動モータドライバ10Sへ与える(ステップ124)。そして、F/V変換器10Uの出力電圧を読み取り(ステップ125)、このF/V変換器10Uの出力電圧より現在の印刷機の回転数を算出し(ステップ126)、メモリM11から読み出した設定速度1と比較する(ステップ127)。このステップ124〜127の動作を繰り返すことにより、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする。
〔校正刷りのスタート〕
次に、オペレータは、校正刷りスタートスイッチSW2をオンとする。校正刷りスタートスイッチSW2がオンとされる(図6:ステップ128)、CPU10Aは、メモリM12より印刷機の設定速度2を読み出し(図8:ステップ129)、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とする(ステップ130〜133)。
そして、各色のインキ呼出し装置14に動作指令を送り(ステップ134)、各色の印刷ユニット13に印刷開始指令を送り(ステップ135)、給紙装置10Yに給紙開始指令を送る(ステップ136)。また、印刷機の総回転数カウント用のカウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップ137)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップ138)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、校正刷りが開始される。
そして、CPU10Aは、メモリM1から校正刷りの枚数を読み出し(ステップ139)、カウンタ10Xのカウント値(印刷枚数)がメモリM1から読み出した校正刷りの枚数と等しくなれば(ステップ141のYES)、給紙装置10Yに給紙停止指令を送り(図9:ステップ142)、各色の印刷ユニット13に印刷停止指令を送り(ステップ143)、各色のインキ呼出し装置14に停止指令を送り(ステップ144)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)として(ステップ145〜149)、校正刷りの印刷を終了する。
〔校正刷りの再プリセット〕
オペレータは、刷り上がった印刷物(校正刷り)の中からその1枚を抜き取り、測定台17−4(図4)上に校正刷りのサンプル9’としてセットする。このセット状態において、校正刷りサンプル9’のカラーバー9−2は、測色計10Hのヘッド部10H1 の下面に位置する。
〔色データの採取〕
この状態で、オペレータは、校正刷り再プリセットスイッチSW3をオンとする。この校正刷り再プリセットスイッチSW3のオンにより(図6:ステップ150のYES)、CPU10Aは、測色計移動用モータ10Iを正転させる(図10:ステップ151)。測色計移動用モータ10Iの正転によりボールネジ17−3が正転し、このボールネジ17−3に案内されて測色計10Hが支柱17−1に接する原点位置から支柱17−2方向へ向けて移動する。
CPU10Aは、測色計現在位置測定用のカウンタ10Lのカウント値を読み込み(ステップ152)、この読み込んだカウント値より測色計10Hの現在位置を演算し(ステップ153)、この現在位置がメモリM5に記憶されている最初の測定位置に達したときに(ステップ155のYES)、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Hにより採取し、採取した色データをメモリM18に格納する(ステップ156,157)。
以下同様にして、CPU10Aは、メモリM5に記憶されている測定位置に達するごとに、その測定位置に位置するパッチ9aの色データを測色計10Hにより採取し、採取した色データをメモリM18に格納して行く。すなわち、CPU10Aは、測色計10Hを自動走査制御することによって、校正刷りサンプル9’のカラーバー9−2の濃度測定用の各色の各パッチ9aの色データを次々に採取して行く。
CPU10Aは、校正刷りサンプル9’のカラーバー9−2の全てのパッチ9aの色データ採取が完了したか否かを判断し(ステップ158)、採取完了により、測色計移動用モータ10Iの正転を停止させる(図11:ステップ159)。次に、測色計移動用モータ10Iを逆転させ(ステップ160)、測色計10Hを原点位置へ復帰させた後(ステップ161のYES)、測色計移動用モータ10Iの逆転を停止させる(ステップ162)。
〔濃度差の算出〕
CPU10Aは、メモリM18に格納された各色の各パッチ9aの色データより各色の各パッチ9aの濃度値を算出し、これを測定濃度値としてメモリM19に格納する(ステップ163)。本実施の形態では、測色計10Hとして分光計を使用しており、濃度計で各色のベタパッチを測定する時に用いるフィルタの各波長の透過率を分光計からの各波長の出力値に掛け、それらを合計することによって各色の濃度値を求めるようにしている。
そして、メモリM20から各色の基準濃度値を読み出し(ステップ164)、各色の基準濃度値よりメモリM19に格納されている各色の各パッチ9aの測定濃度値を減算し、これを校正刷りサンプル9’の各色の各パッチ9aの測定濃度差としてメモリM21に格納する(ステップ165)。
〔インキツボキーの開き量の基準の補正量および予備呼出し時の補正量の算出〕
次に、CPU10Aは、メモリM22より最初の色の濃度差−インキツボキー開き量の補正量変換テーブルを読み出し(図12:ステップ166)、メモリM21より校正刷りサンプル9’の最初の色の最初のパッチの測定濃度差を読み出し(ステップ167)、最初の色の濃度差−インキツボキー開き量の補正量変換テーブルを用いて、校正刷りサンプル9’の最初の色の最初のパッチの測定濃度差より、最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量を求め、メモリM23に格納する(ステップ168)。
そして、その最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量の正/負をチェックし(ステップ169)、正(≧0)である場合には、メモリM2より最初の色の正方向の補正値に対する補正係数(>1)を読み出し(ステップ170)、この補正係数を最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量に乗じ、予備呼出し時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量の補正量としてメモリM24に格納する(ステップ171)。
ステップ169において、最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量が負(<0)である場合には、メモリM3より最初の色の負方向の補正値に対する補正係数(>1)を読み出し(ステップ172)、この補正係数を最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量に乗じ、予備呼出し時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量の補正量としてメモリM24に格納する(ステップ173)。
次に、CPU10Aは、メモリM21より校正刷りサンプル9’の最初の色の次のパッチの測定濃度差を読み出し(図13:ステップ174)、最初の色の濃度差−インキツボキー開き量の補正量変換テーブルを用いて、校正刷りサンプル9’の最初の色の次のパッチの測定濃度差より、最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を求め、メモリM23に格納する(ステップ175)。
そして、最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量の正/負をチェックし(ステップ176)、正(≧0)である場合には、メモリM2より最初の色の正方向の補正値に対する補正係数(>1)を読み出し(ステップ177)、この補正係数を最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量に乗じ、予備呼出し時の最初の色の次のインキツボキーの開き量の補正量としてメモリM24に格納する(ステップ178)。
ステップ176において、最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量が負(<0)である場合には、メモリM3より最初の色の負方向の補正値に対する補正係数(>1)を読み出し(ステップ179)、この補正係数を最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量に乗じ、予備呼出し時の最初の色の次のインキツボキーの開き量の補正量としてメモリM24に格納する(ステップ180)。
CPU10Aは、ステップ174〜181の処理を、メモリM21中の校正刷りサンプル9’の最初の色の全てのパッチの測定濃度差について繰り返す。そして、最初の色と同様にして、メモリM21中の校正刷りサンプル9’の全ての色の全てのパッチの測定濃度差について、インキツボキーの開き量の基準の補正量を求め、その基準の補正量の正/負を判断し、正/負方向に応じた補正係数を乗じ、予備呼出し時のインキツボキーの補正量としてメモリM24に格納する(ステップ182〜199(図14、図15))。
〔予備呼出し時のインキツボキーの開き量および校正刷り時のインキツボキーの開き量の算出〕
そして、CPU10Aは、メモリM10より最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(図16:ステップ200)、メモリM23より最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量を読み出し(ステップ201)、最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量を加算し、校正刷り時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量としてメモリM25に格納する(ステップ202)。
また、メモリM10より最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(ステップ203)、メモリM24より予備呼出し時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量の補正量を読み出し(ステップ204)、最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に予備呼出し時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量の補正量を加算し、予備呼出し時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量としてメモリM26に格納する(ステップ205)。
次に、CPU10Aは、メモリM10より最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(ステップ206)、メモリM23より最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を読み出し(ステップ207)、最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を加算し、校正刷り時の最初の色の次のインキツボキーの開き量としてメモリM25に格納する(ステップ208)。
また、メモリM10より最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(ステップ209)、メモリM24より予備呼出し時の最初の色の次のインキツボキーの開き量の補正量を読み出し(ステップ210)、最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に予備呼出し時の最初の色の次のインキツボキーの開き量の補正量を加算し、予備呼出し時の最初の色の次のインキツボキーの開き量としてメモリM26に格納する(ステップ211)。
CPU10Aは、ステップ206〜212の処理を、メモリM10中の最初の色の全てのインキツボキーの開き量(現在の開き量)に対して繰り返す。そして、最初の色と同様にして、メモリM10中の全ての色の全てのインキツボキーの開き量(現在の開き量)について、校正刷り時のインキツボキーの開き量を求めてメモリM25に格納し、予備呼出し時のインキツボキーの開き量を求めてメモリM26に格納する(ステップ213〜227(図17))。
〔予備呼出し時の開き量への修正〕
全ての色について処理が完了すると(ステップ227のYES)、CPU10Aは、メモリM7より各色のインキツボローラの基準の回転量を読み出し、各色のインキツボローラ制御装置15に送信することにより、各色の印刷ユニット13におけるインキツボローラ3の回転量を基準の回転量とする(図18:ステップ228〜230)。
また、メモリM26より予備呼出し時の各色の各インキツボキーの開き量を読み出し、この予備呼出し時の各色のインキツボキーの開き量をメモリM10にセットすると共に、各色の各インキツボキー制御装置16に送信することにより、各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開き量を予備呼出し時の開き量に修正する(ステップ231〜233)。
CPU10Aは、全てのインキツボキー制御装置16からインキツボキーの開き量の予備呼出し時の開き量への修正完了信号を受けると(ステップ234のYES)、メモリM12より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップ235)、印刷機の回転速度を設定速度2(高速)とする(ステップ236〜239)。
そして、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(図19:ステップ240)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせる(ステップ241)。そして、メモリM27より第1待機時間のカウント値を読み出し(ステップ242)、内部クロックカウンタ10Qのカウント値が第1待機時間のカウント値に達するまで待つ(ステップ243、244)。これにより、第1待機時間の間、印刷機は設定速度2(高速)とされた状態で空転する。
〔予備呼出し〕
第1待機時間が経過すると、CPU10Aは、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップ245)、各色のインキ呼出し装置14に動作指令を送る(ステップ246)。また、印刷機の総回転数カウント用のカウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップ247)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップ248)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、各色の印刷ユニット13においてインキ移しローラ5の呼出し動作が開始される。すなわち、各色の印刷ユニット13において、インキツボキー4−1〜4−nの開き量が予備呼出し時の開き量とされた状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラ5の呼出し動作(予備呼出し動作)が開始される。
CPU10Aは、この各色のインキ移しローラ5の呼出し動作中、各色の予備呼出し回数をメモリM4から読み出し、カウンタ10Xのカウント値と比較する(ステップ249〜251)。そして、カウンタ10Xのカウント値がどれかの色の予備呼出し回数と等しくなれば(ステップ251のYES)、対応する色のインキ呼出し装置14に停止指令を送る(ステップ252)。以下同様にして、カウンタ10Xのカウント値が全ての色の予備呼出し回数と等しくなるまで、ステップ249〜253の動作を繰り返す。
これにより、各色の印刷ユニット13において、測定濃度値が基準濃度値よりも小さい領域では、インキツボキー4の開き量が大きくされ、不足分のインキがインキローラ群6に供給されるものとなる。また、測定濃度値が基準濃度値よりも大きい領域では、インキツボキー4の開き量が小さくされ、余分なインキがインキローラ群6からインキツボ1内に戻されるものとなる。
すなわち、測定濃度値が基準濃度値よりも小さい領域ではインキローラ群6上に残るインキに更にインキを重畳させ、インキローラ群6上のインキを増加させ、測定濃度値が基準濃度値よりも大きい領域ではインキローラ群6上に残るインキの一部をインキツボ2に戻し、インキローラ群6上のインキを減少させる。
全ての色の印刷ユニット13において予備呼出し動作が完了すると(ステップ253のYES)、CPU10Aは、全てのインキ呼出し装置14に停止指令を出力した後(ステップ253のYES)、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(図20:ステップ254)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせ(ステップ255)、メモリM28より第2待機時間のカウント値を読み出し(ステップ256)、第2待機時間の間、印刷機を空転させる(ステップ257、258)。
〔校正刷り時の開き量への修正〕
CPU10Aは、第2待機時間の経過後(ステップ258のYES)、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップ259)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする(ステップ260〜264)。
そして、メモリM25より校正刷り時の各色のインキツボキーの開き量を読み出し(ステップ265)、これを2回目の校正刷り時の各色のインキツボキーの開き量としてメモリM10にセットすると共に(ステップ266)、各色の各インキツボキー制御装置16に送信する(ステップ267)。これにより、各色の印刷ユニット13において、インキツボキー4−1〜4−nの開き量が2回目の校正刷り時の開き量とされる。
〔校正刷りのスタート(2回目)〕
この後、オペレータは、校正刷りスタートスイッチSW2を再度オンとする。校正刷りスタートスイッチSW2がオンとされる(図6:ステップ128)、CPU10Aは、印刷機の回転数を設定速度2(高速)とし(図8:ステップ129〜133)、2回目の校正刷りの印刷を行い(ステップ134〜144)、その後、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする(ステップ145〜149)。
以下同様にして、満足できる校正刷りが得られるまで、「校正刷りの再プリセット」、「校正刷りのスタート」を繰り返す。本実施の形態において、再度行う校正刷りの印刷では、その前の「校正刷りの再プリセット」によって、各色の印刷ユニット13において、測定濃度値が基準濃度値よりも小さい領域では不足分のインキがインキローラ群6に供給されており、測定濃度値が基準濃度値よりも大きい領域では余分なインキがインキローラ群6からインキツボ1内に戻されている。したがって、校正刷りの印刷を再開する場合の印刷濃度の反応が早くなり、インキの供給量の調整を短時間で完了し、損紙の発生を少なくすることができる。
特に、この実施の形態で1は、インキツボキーの開き量の基準の補正量に予め定められた補正係数(>1)を乗じて補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えて予備呼出し時のインキツボキーの開き量としているので、すなわち基準の補正量が正の場合にはインキツボキーをより大きく開くようにし、基準の補正量が負の場合にはインキツボキーをより小さく開くようにするようにしているので、より迅速に正常な校正刷りを得ることができるという利点がある。
なお、基準の補正量に予め定められた補正係数を乗じるのではなく、基準の補正量に予め定められた値を加えるなどして、その正負方向が同じでかつ絶対値が大きい補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えて予備呼出し時のインキツボキーの開き量とするようにしてもよい。
〔インキツボローラ制御装置〕
図21にインキツボローラ制御装置15(15−1〜15−n)の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置15は、CPU15A、RAM15B、ROM15C、インキツボローラ駆動用モータ15D、インキツボローラ駆動用モータドライバ15E、インキツボローラ駆動用モータ用のロータリーエンコーダ15F、F/V変換器15G、A/D変換器15H、入出力インターフェイス(I/O,I/F)15I,15J、メモリ15K,15Lを備えており、インターフェイス15Jを介して校正刷り制御装置10と接続されている。メモリ15Kには受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ15Lには目標とするインキツボローラの送り量が記憶される。
CPU15Aは、校正刷り制御装置10よりインキツボローラの回転量が送られてくると(図22:ステップ301のYES)、その受信した回転量をメモリ15Kに記憶する(ステップ302)。また、受信したインキツボローラの回転量を目標とするインキツボローラの送り量(目標回転量)としてメモリ15Lに記憶する。そして、メモリ15Lから目標回転量を読み出し(ステップ304)、インキツボローラ駆動用モータドライバ15Eへ送り、インキツボローラ駆動用モータ15Dの回転量を目標回転量に合わせ込む(ステップ306)。
〔インキツボキー制御装置〕
図23にインキツボキー制御装置16(16−1〜16−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置16は、CPU16A、RAM16B、ROM16C、インキツボキー駆動用モータ16D、インキツボキー駆動用モータドライバ16E、インキツボキー駆動用モータ用のロータリーエンコーダ16F、カウンタ16G、入出力インターフェイス(I/O,I/F)16H,16I、メモリ16J〜16Mを備えており、インターフェイス16Iを介して校正刷り制御装置10と接続されている。メモリM16Jには受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ16Kには目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ16Lにはカウンタ16Gのカウント値が記憶される。メモリ16Mには現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
CPU16Aは、校正刷り制御装置10よりインキツボキーの開き量が送られてくると(図24:ステップ401のYES)、その受信した開き量をメモリ16Jに記憶するとともに(ステップ402)、その受信した開き量を目標とする開き量としてメモリ16Kに記憶する(ステップ403)。そして、カウンタ16Gのカウント値を読み取り(ステップ404)、この読み取ったカウンタ16Gのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を求め(ステップ405)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じであれば(図25:ステップ406のYES)、直ちにステップ414へ進み、校正刷り制御装置10へインキツボキーの開き量の修正完了信号を出力する。
現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じでない場合には(ステップ406のNO)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量(修正された開き量)と同じになるまでインキツボキー駆動用モータ16Dを駆動した後(ステップ407〜413)、校正刷り制御装置10へインキツボキーの開き量の修正完了信号を出力する(ステップ414)。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、インキツボキーの開き量の基準の補正量に予め定められた補正係数(>1)を乗じて補正量とし、この補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えて予備呼出し時のインキツボキーの開き量とするようにした。これに対して、実施の形態2では、インキツボキーの開き量の基準の補正量を現在のインキツボキーの開き量に加えて予備呼出し時のインキツボキーの開き量とする。この場合、予備呼出し時の各色の各インキツボキーの開き量と次回行う校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量とは同じとなり、予備呼出し後にインキツボキーの開き量を修正する必要はない。
〔実施の形態2の概略的な動作〕
(1)各データを入力する。
(2)校正刷りプリセットスイッチSW1をオンとし、入力された絵柄面積率より各インキツボキーの開き量を求め、設定すると共に、各インキツボローラの送り量を基準値に設定する。
(3)印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(4)校正刷りスタートスイッチSW2をオンとし、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、設定された枚数の校正刷りを行い、その後、印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(5)校正刷り再プリセットスイッチSW3をオンとし、印刷された校正刷りの各カラーパッチの濃度を測定し、測定した各カラーパッチの濃度と基準濃度との濃度差を求める。
(6)求めた濃度差より各インキツボキーの開き量の基準の補正量を求める。
(7)各インキツボキーの現在の開き量に基準の補正量を加算し、予備呼出し及び校正刷り時の各インキツボキーの開き量を求める。
(8)各インキツボローラの送り量を基準値に設定すると共に、各インキツボキーの開き量を(7)で求めた予備呼出し及び校正刷り時の開き量に設定し、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、その状態で印刷機を設定された第1待機時間の間空転させる。
(9)インキ呼出し装置を設定された回数だけ動作させて(予備呼出しを行い)、印刷機のインキ装置にインキを供給し、その後、印刷機を設定された第2待機時間の間空転させる。
(10)印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(11)校正刷りスタートスイッチSW2を再度オンとし、印刷機の回転数を設定速度2(高速)に設定し、設定された枚数の校正刷りを行い、その後、印刷機の回転数を設定速度1(低速)に設定する。
(12)満足できる校正刷りが得られるまで、(5)〜(11)の動作を繰り返す。
参考として、図28〜図41に、実施の形態2のフローチャートを示す。この実施の形態2では、図1に示した校正刷り制御装置10のメモリ10Gの内容を図26および図27に分割して示すように、各色の正方向の補正値に対する補正係数記憶用のメモリM2、各色の負方向の補正値に対する補正係数記憶用のメモリM3、校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量記憶用のメモリM25、予備呼出し時の各色の各インキツボキーの開き量記憶用のメモリM26を省略し、メモリM24に代えて予備呼出し及び校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量記憶用のメモリM24’を用いる。
図28〜図41に示したフローチャートにおいて、ステップ501〜549(図28〜図32)の処理は、実施の形態1におけるステップ101〜149(図5〜図9)の処理に対応している。実施の形態2においても、実施の形態1と同様にして、「データの入力」、「校正刷りのプリセット」、「校正刷りのスタート」を行う。実施の形態1と異なるところは、「校正刷りの再プリセット」であり、ステップ550(図26)以降の処理内容が一部異なっている。
ステップ550以降の処理において、ステップ551〜568(図33〜図35)までの処理は実施の形態1におけるステップ151〜168(図10〜図12)までの処理動作に対応しており、ステップ569以降の処理が実施の形態1と異なっている。以下、ステップ569以降の処理について説明する。
CPU10Aは、メモリM21から校正刷りサンプル9’の最初の色の次のパッチの測定濃度差を読み出し(ステップ569)、最初の色の濃度差−インキツボキー開き量の補正量変換テーブルを用いて、校正刷りサンプル9’の最初の色の次のパッチの測定濃度差より、最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を求め、メモリM23に格納する(ステップ570)。
CPU10Aは、ステップ569〜571の処理を、メモリM21中の校正刷りサンプル9’の最初の色の全てのパッチの測定濃度差について繰り返す。そして、最初の色と同様にして、メモリM21中の校正刷りサンプル9’の全ての色の全てのパッチの測定濃度差について、インキツボキーの開き量の基準の補正量を求め、メモリM23に格納する(ステップ572〜579(図36))。
〔予備呼出し及び校正刷り時のインキツボキーの開き量の算出〕
そして、CPU10Aは、メモリM10より最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(図37:ステップ580)、メモリM23より最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量を読み出し(ステップ581)、最初の色の最初のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に最初の色の最初のインキツボキーの開き量の基準の補正量を加算し、予備呼出し及び校正刷り時の最初の色の最初のインキツボキーの開き量としてメモリM24’に格納する(ステップ582)。
次に、CPU10Aは、メモリM10より最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)を読み出し(ステップ583)、メモリM23より最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を読み出し(ステップ584)、最初の色の次のインキツボキーの開き量(現在の開き量)に最初の色の次のインキツボキーの開き量の基準の補正量を加算し、予備呼出し及び校正刷り時の最初の色の次のインキツボキーの開き量としてメモリM24’に格納する(ステップ585)。
CPU10Aは、ステップ583〜586の処理を、メモリM10中の最初の色の全てのインキツボキーの開き量(現在の開き量)に対して繰り返す。そして、最初の色と同様にして、メモリM10中の全ての色の全てのインキツボキーの開き量(現在の開き量)について、基準の補正量を加算して予備呼出し及び校正刷り時のインキツボキーの開き量としてメモリM24’に格納する(ステップ587〜595(図38))。
〔予備呼出し及び校正刷り時の開き量への修正〕
全ての色について処理が完了すると(ステップ595のYES)、CPU10Aは、メモリM7より各色のインキツボローラの基準の回転量を読み出し、各色のインキツボローラ制御装置15に送信することにより、各色の印刷ユニット13におけるインキツボローラ3の回転量を基準の回転量とする(図39:ステップ596〜598)。
また、メモリM24’より予備呼出し及び校正刷り時の各色の各インキツボキーの開き量を読み出し、この予備呼出し及び校正刷り時の各色のインキツボキーの開き量をメモリM10にセットすると共に、各色の各インキツボキー制御装置16に送信することにより、各色の印刷ユニットにおけるインキツボキー4−1〜4−nの開き量を予備呼出し及び校正刷り時の開き量に修正する(ステップ599〜601)。
CPU10Aは、全てのインキツボキー制御装置16からインキツボキーの開き量の予備呼出し及び校正刷り時の開き量への修正完了信号を受けると(ステップ602のYES)、メモリM12より印刷機の設定速度2を読み出し(ステップ603)、印刷機の回転速度を設定速度2(高速)とする(ステップ603〜607)。
そして、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(図40:ステップ608)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせる(ステップ609)。そして、メモリM27より第1待機時間のカウント値を読み出し(ステップ610)、内部クロックカウンタ10Qのカウント値が第1待機時間のカウント値に達するまで待つ(ステップ611、612)。これにより、第1待機時間の間、印刷機は設定速度2(高速)とされた状態で空転する。
〔予備呼出し〕
第1待機時間が経過すると、CPU10Aは、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップ613)、各色のインキ呼出し装置14に動作指令を送る(ステップ614)。また、印刷機の総回転数カウント用のカウンタ10Xにリセット信号およびイネーブル信号を送り(ステップ615)、カウンタ10Xのカウント動作をスタートさせる(ステップ616)。これにより、カウンタ10Xのカウント値を零として、各色の印刷ユニット13においてインキ移しローラ5の呼出し動作が開始される。すなわち、各色の印刷ユニット13において、インキツボキー4−1〜4−nの開き量が予備呼出し及び校正刷り時の開き量とされた状態で、かつ印刷を行わない状態で、インキ移しローラ5の呼出し動作が開始される。
CPU10Aは、この各色のインキ移しローラ5の呼出し動作中、各色の予備呼出し回数をメモリM4から読み出し、カウンタ10Xのカウント値と比較する(ステップ617〜619)。そして、カウンタ10Xのカウント値がどれかの色の予備呼出し回数と等しくなれば(ステップ619のYES)、対応する色のインキ呼出し装置14に停止指令を送る(ステップ620)。以下同様にして、カウンタ10Xのカウント値が全ての色の予備呼出し回数と等しくなるまで、ステップ617〜621の動作を繰り返す。
全ての色の印刷ユニット13において予備呼出し動作が完了すると(ステップ621のYES)、CPU10Aは、内部クロックカウンタ10Qにリセット信号およびイネーブル信号を送り(図41:ステップ622)、内部クロックカウンタ10Qのカウント動作をスタートさせ(ステップ623)、メモリM28より第2待機時間のカウント値を読み出し(ステップ624)、第2待機時間の間、印刷機を空転させる(ステップ625、626)。そして、第2待機時間経過後(ステップ626のYES)、内部クロックカウンタ10Qへのイネーブル信号を停止し(ステップ627)、印刷機の回転数を設定速度1(低速)とする(ステップ628〜632)。
なお、上述した実施の形態1や実施の形態2では校正刷りの印刷を行う場合を例にとって説明したが、試刷りなどの印刷を行う場合にも同様にして適用することが可能である。
また、輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置の構成としては、図42のように、インキローラ群6が複数のインキローラから構成されるもので説明したが、インキローラ群6がただ1つのインキローラから構成されるインキ装置でも良いことは、言うまでもない。
本発明の実施に用いる校正刷り制御装置のブロック図である。 実施の形態1の校正刷り制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 実施の形態1の校正刷り制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 測色計の設置状況を示す側面図である。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボローラ制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボローラ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボキー制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボキー制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボキー制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 実施の形態2の校正刷り制御装置におけるメモリの内容を分割して示す図である。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の校正刷り制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ供給装置の要部を示す図である。 印刷機により印刷された印刷物および校正刷りの概略を示す平面図である。
符号の説明
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、8…版胴、9’…校正刷りサンプル、9−2…カラーバー、9a(9a1,9a2,9a3,9a4)…濃度測定用のパッチ、10…校正刷り制御装置、10A…CPU、10B…RAM、10C…ROM、10D…入力装置、10G…メモリ、10H…測色計、SW1…校正刷りプリセットスイッチ、SW2…校正刷りスタートスイッチ、SW3…校正刷り再プリセットスイッチ、SW4…制御終了スイッチ、M1〜M28…メモリ、13(13−1〜13−m)…印刷ユニット、14(14−1〜14−m)…インキ呼出し装置、15(15−1〜15−m)…インキツボローラ制御装置、16(16−1〜16−n)…インキツボキー制御装置。

Claims (12)

  1. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって少なくとも1つのインキローラを介して刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記印刷された印刷用紙の濃度値を測定する濃度値測定工程と、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差に基づいて前記インキツボキーの開き量を補正するインキツボキー開き量補正工程と、
    前記インキツボキーの開き量が補正された状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせ、前記少なくとも1つのインキローラ上に残るインキにインキを重畳させる又は前記少なくとも1つのインキローラ上に残るインキをインキツボに戻す予備呼出し工程と
    を備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  2. 請求項1に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記インキツボキー開き量補正工程は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  3. 請求項1に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記インキツボキー開き量補正工程は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量をその正負方向が同じでかつ絶対値が大きい補正量とし、この補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする
    印刷機のインキ供給量調整方法。
  4. 請求項1に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記インキツボキー開き量補正工程は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量に予め定められた係数を乗じて補正量とし、この補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする
    印刷機のインキ供給量調整方法。
  5. 請求項4に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記基準の補正量に乗じる係数は、1より大きい値である
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  6. 請求項1に記載された印刷機のインキ供給量調整方法において、
    前記印刷は、校正刷りの印刷である
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整方法。
  7. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの供給量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ移しローラの呼出し動作によって少なくとも1つのインキローラを介して刷版へ供給し、この刷版へ供給されたインキを印刷用紙に印刷する印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記印刷された印刷用紙の濃度値を測定する濃度値測定手段と、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差に基づいて前記インキツボキーの開き量を補正するインキツボキー開き量補正手段と、
    前記インキツボキーの開き量が補正された状態で、かつ印刷を行わない状態で、前記インキ移しローラの呼出し動作を行わせ、前記少なくとも1つのインキローラ上に残るインキにインキを重畳させる又は前記少なくとも1つのインキローラ上に残るインキをインキツボに戻す予備呼出し手段と
    を備えたことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  8. 請求項7に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記インキツボキー開き量補正手段は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  9. 請求項7に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記インキツボキー開き量補正手段は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量をその正負方向が同じでかつ絶対値が大きい補正量とし、この補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  10. 請求項7に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記インキツボキー開き量補正手段は、
    前記測定された印刷用紙の濃度値と予め設定されている基準濃度値との差を零とすべき基準の補正量を求め、この基準の補正量に予め定められた係数を乗じて補正量とし、この補正量を現在の前記インキツボキーの開き量に加える
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  11. 請求項10に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記基準の補正量に乗じる係数は、1より大きい値である
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
  12. 請求項7に記載された印刷機のインキ供給量調整装置において、
    前記印刷は、校正刷りの印刷である
    ことを特徴とする印刷機のインキ供給量調整装置。
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