JPH0937080A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH0937080A
JPH0937080A JP7184198A JP18419895A JPH0937080A JP H0937080 A JPH0937080 A JP H0937080A JP 7184198 A JP7184198 A JP 7184198A JP 18419895 A JP18419895 A JP 18419895A JP H0937080 A JPH0937080 A JP H0937080A
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Japan
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density
pattern
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unit
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JP7184198A
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Koji Amamiya
幸司 雨宮
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Canon Inc
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルカラーにより画像形成を行う際に、長期
に亙り階調性が優れ、かつカラーバランスの良好な画像
を形成することを目的とする。 【構成】 3a〜3dはそれぞれイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックに対応するトナー像濃度測定部であ
り、例えばトナー像濃度測定部3a内でLED8aによ
って感光ドラム上に形成されたイエロートナー像を照射
し、その反射光をフォトセンサ9aで検出した際の輝度
信号は、プリンタ制御ユニット201内のI/O制御部
213を介して輝度濃度変換回路42に入力され、濃度
信号に変換された後、CPU43に渡される。そして、
フォトセンサ9aよりの信号に基づいて、イエローに対
して濃度補正処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法に関し、例えば複数の像形成体によって画像形成を行
う画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フルカラーの画像形成が可能
である画像形成装置においては、画像形成部内の像担持
体上に複数色のトナー像を形成し、それを記録媒体上に
順次重ねて転写することによりフルカラー画像を形成し
ている。従って出力画像の画質を安定させるために、重
畳して転写される各トナーは常に安定した濃度バランス
を保つ必要がある。
【0003】出力画像の濃度バランスを安定させる方法
として、以下に述べる方法が知られている。
【0004】例えば、画像形成装置を起動直後のウォー
ムアップ終了後に特定パターンを像担持体上に形成し、
該特定パターンの各色毎に所定のLEDの反射光を光感
度のピーク値の異なる各フォトダイオード等のセンサで
それぞれ測定することにより、各トナー濃度が検知でき
る。そしてその測定結果により各トナー濃度の安定が崩
れていると判断される場合に、γ補正等の画像形成条件
に測定結果をフィードバックさせることにより、最終的
な出力画像品位の安定性を向上させる方法がある。
【0005】更に、種々の環境変動等により画像形成特
性が変化した場合においても、その環境変動量に応じて
特定パターンを像担持体上に形成し、上述した場合と同
様に該特定パターンの濃度を読み取ってγ補正等の画像
形成条件にフィードバックさせることにより、やはり出
力画像品位の安定性を向上させる手法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように像担持体上の特定パターンの濃度を読みとる方
法を仮に複数色のトナー像を形成する複数の像担持体を
有する画像形成装置に用いるとすると、それぞれの像担
持体上の特定パターンのトナー像からの反射光を読み取
る手段(以下、トナー像読み取り手段)の特性が各色に
ついて絶対的に同等である必要がある。
【0007】ここで、絶対的に同等とは、例えば像形成
に用いられるイエロー、マゼンタ、シアンのトナーから
の反射光をそれぞれ読みとる各トナー像読み取り手段
が、該3色の均等な重畳により形成された無彩色のグレ
イスケールを読みとった場合に、それぞれの検知する濃
度値が等しくなる状態をさす。
【0008】この各トナー像読み取り手段が各色につい
て絶対的に同等でない場合には、カラーバランスの崩れ
た画像が出力されることになってしまう。
【0009】トナー像読み取り手段を各色について絶対
的に同等となるように調整することは、画像形成装置の
組立時においてはある程度可能であるが、その後、例え
ばある色に対するトナー像読み取り手段を故障等の理由
により交換を行なった場合には、該交換されたトナー像
読み取り手段の特性と、その他のトナー像読み取り手段
の特性とを絶対的に同等とすることは極めて困難であ
る。
【0010】また各画像形成部についても、長期に亙る
使用に伴って、各像担持体(感光体ドラム)上の特定パ
ターンを読み取った濃度と実際に記録媒体(紙)上に出
力された画像の濃度とが必ずしも一致しなくなってく
る。
【0011】例えば、転写の際に像担持体上に残ったト
ナーをクリーニングするために、クリーニングブレード
を像担持体に接触させて擦ることを長期にわたってに行
うことにより、像担持体の表面が粗れてしまい、トナー
の付着量と反射光量との関係が初期状態からは変化して
しまう。これは、トナー像読み取り手段において、例え
ば光学素子を保護する光学窓へのトナー、ゴミ等の付着
により、その光学的特性が変化することによっても、起
こりうる。
【0012】従って、複数の画像形成部を有する画像形
成装置において、その各トナー像読み取り手段そのもの
の特性、及びその相互関係を厳密に補正する手段が必要
である。画像形成装置がこの補正手段を有しない場合に
は、トナー像読み取り手段を交換した場合や、また、長
期間に亙り使用した場合等には、最適なカラーバランス
の出力画像が得られないという問題点が生じてしまう。
【0013】以下に、上述した問題点を、1つの画像形
成部を有するフルカラー画像形成装置を例として更に詳
細に説明する。。
【0014】画像形成部が1つである画像形成装置とし
ては、即ち像担持体が1つで、例えば転写ドラムを有
し、該像担持体上に順次形成される各色のトナー像を転
写ドラム上に担持された記録材上に順次転写して出力す
る画像形成装置について考える。このような画像形成装
置においてはトナー像読み取り手段も1つのみであり、
従って所定の光感度範囲内において各色を読みとるた
め、検出された濃度は各色によって相対的に比較できる
ものではない。
【0015】従って、1つのトナー像読み取り手段によ
って読み取った各色のトナー濃度により、以下に示す濃
度補正の制御を行う場合を考える。
【0016】(1)像担持体上に形成されるトナー像の
各色毎の最大濃度を決定する。
【0017】(2)像担持体上に形成されるトナー像の
レーザ発光時間(又は発光量)に対するトナー像濃度の
直線性を各色毎に維持する。
【0018】(3)像担持体上に形成されるトナー像へ
の各色毎のトナー付着量(カブリ量)を制御する。
【0019】以上3つの制御のうち、1つのトナー像読
み取り手段によっても(2)の対発光時間濃度比につい
ては十分に達成できるため、例えば無彩色のグレイスケ
ールを形成することは容易に達成される。
【0020】しかしながら、(1)の最大トナー濃度値
決定、(3)のカブリ量制御については、各色の絶対量
による評価が行えないため、各色トナーの画像中最大濃
度及びカブリ量の適切な補正は行われない。
【0021】一方、色毎の複数の画像形成部を有する画
像形成装置においては、各画像形成部におけるトナー像
読み取り手段を構成するフォトダイオード等の構成要素
について、それぞれ公差内ではあるが差を有するため
に、各色の画像形成部において上述した(1)の最大ト
ナー濃度値は異なり、(2)の対発光時間濃度比につい
ても十分には維持できず、従って無彩色のグレイスケー
ルを形成することも困難である。また、(3)のカブリ
量制御も十分ではなく、例えばグレイスケールの像形成
に対して有彩色のカブリとなってしまう場合もある。
【0022】従って本発明においては上述した課題を解
決するために、カラーバランス、及び階調性に優れた画
像形成を長期に亙り維持することができる画像処理装置
及び方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成を備える。
【0024】即ち、それぞれが所定色で画像形成を行う
画像形成部を複数備える画像処理装置において、各画像
形成部に特定パターンデータを出力してパターン像を形
成するパターン形成手段と、各画像形成部に形成された
前記パターン像の濃度を測定する第1の濃度測定手段
と、前記第1の濃度測定手段による測定結果に応じて、
各画像形成部に出力する画像データの階調補正を行う階
調補正手段とを有することを特徴とする。
【0025】また、マニュアルで指定された色について
のパターン像を対応する画像形成部に形成して記録媒体
上に前記パターン像を出力する画像出力手段と、前記画
像出力手段により記録媒体上に出力されたパターン像を
読みとって画像信号を入力する画像入力手段と、前記画
像入力手段により入力された画像信号より濃度を測定す
る第2の濃度測定手段とを更に有し、前記階調補正手段
は前記第2の濃度測定手段による測定結果と前記第1の
濃度測定手段による測定結果との関係に応じて階調補正
を行うことを特徴とする。
【0026】更に、複数色についてのパターン像を対応
する画像形成部に形成して記録媒体上に前記パターン像
を出力する画像出力手段と、前記画像出力手段により記
録媒体上に出力されたパターン像を読みとって画像信号
を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入
力された画像信号より濃度を測定する第2の濃度測定手
段とを有し、前記階調補正手段は前記第2の濃度測定手
段による測定結果と前記第1の濃度測定手段による測定
結果との関係に応じて階調補正を行うことを特徴とす
る。
【0027】例えば、前記階調補正手段は更新可能なγ
補正テーブルにより階調補正を行うことを特徴とする。
【0028】更に、前記第1の濃度測定手段による測定
結果を変換テーブルを参照することにより濃度データに
変換する濃度変換手段を有し、前記階調補正手段は前記
第2の濃度測定手段による測定結果と前記第1の濃度測
定手段による測定結果との関係に応じて前記変換テーブ
ルを更新することにより更新された特性で階調補正を行
うことを特徴とする。
【0029】例えば、前記画像形成部はイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの4色に対してそれぞれ1つず
つ備えられていることを特徴とする。
【0030】例えば、前記第1の濃度測定手段は各画像
形成部に隣接してそれぞれ1つずつ備えられていること
を特徴とする。
【0031】例えば、前記パターン形成手段は少なくと
も1つの階調による特定パターンを形成することを特徴
とする。
【0032】また、それぞれが所定色で画像形成を行う
画像形成部を複数備えるカラー画像処理装置において、
原稿を読取り、カラー画像データを発生する読取り手段
と、前記カラー画像データを処理し、それぞれが前記画
像形成部のそれぞれに対応する複数の色成分データを出
力する処理手段と、前記複数の色成分データの階調特性
を補正する補正手段と、前記複数の画像形成部によりカ
ラー画像が形成された媒体を出力する出力手段と、前記
複数の画像形成部に対して基準パターン信号を供給する
供給手段と、前記基準パターンに基づき前記画像形成部
により基準カラー信号が形成された媒体を前記読取り手
段で読取り、発生したカラー画像データに基づいて前記
補正手段による階調補正特性を制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0033】例えば、前記供給手段は、前記複数の画像
形成部の相互の距離に応じて、基準パターン信号を供給
することを特徴とする。
【0034】例えば、前記カラー画像データはR,G,
Bの色成分から構成され、前記複数の色成分データは、
Y,M,C,Kのデータであることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。
【0036】<第1実施形態>図1は、複数の画像形成
部を有する本実施形態の画像形成装置であるプリンタ1
00の断面図である。
【0037】図1において、プリンタ100はレーザビ
ームプリンタ(LBP)であり、原稿読み取り部202
によって読み取られた原稿の画像信号に基づいて、記録
媒体上に画像を形成する。300は操作のための各種ス
イッチ及びLED表示器等が配されている操作パネル、
201はプリンタ100全体の制御及び不図示のホスト
コンピュータ等から供給される文字情報等を解析するプ
リンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット
201では本実施形態における階調補正処理を行うと共
に、画像信号を半導体レーザ103の駆動用信号に変換
して、レーザドライバ102に出力する。レーザドライ
バ102は半導体レーザ103を駆動するための回路で
あり、入力された原稿画像信号に応じて半導体レーザ1
03のオン/オフを切り替えたり、またレーザ点灯時間
の制御を行なっている。また、レーザドライバ102及
び半導体レーザ103は、Y,M,C,Kの各色につい
て1組ずつ設けられている。
【0038】1a,1b,1c,1dはそれぞれイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)のトナー像を形成する感光ドラム、2a,2b,
2c,2dはそれぞれのトナー像を現像する現像器、3
a,3b,3c,3dは本実施形態において感光ドラム
上のトナー濃度を測定するトナー像濃度測定部、4a,
4b,4c,4dは記録媒体に転写されずに残ったトナ
ーを除去するクリーニングブレードである。本実施形態
においては、例えば1a、2a,3a,4aをまとめ
て、1つの画像形成部と呼ぶ。即ち、プリンタ100に
は、4つの画像形成部が備えられている。
【0039】半導体レーザ103から発射されたレーザ
光は回転多面鏡11で左右方向に振られ、複数のミラー
を介して感光ドラム1a〜1d上を走査し、各静電潜像
を形成する。静電潜像が形成された感光ドラム1a〜1
dは、図中に示す矢印の方向に回転し、それぞれの現像
器2a〜2dによってトナー像として可視像化される。
【0040】一方、記録紙カセット61に格納されてい
る記録紙等の記録媒体6は転写ベルト31に載置され、
Y、M、C、Kの順番にそれぞれの感光ドラム1a〜1
d上に形成されたトナー像の転写が行なわれ、搬送ベル
ト62に搬送される。尚、両面複写を行う場合には、分
離板64を図中下方に下げることにより、搬送ベルト6
2によって記録媒体が反転され、再度転写ベルト31上
へ搬送される。
【0041】転写が終了すると、記録媒体6は転写ベル
ト31から離れ、定着部5において定着ローラ対51及
び52によってトナー像が定着され、排紙部63に排出
される。以上説明したようにして、プリンタ100にお
いてフルカラーの画像が記録媒体6上に完成する。
【0042】次に、上述した3a〜3dのトナー像濃度
測定部の詳細構成について、図2を参照して説明する。
図2は、上述した図1に示すイエローの画像形成部にお
けるトナー像濃度測定部3aを詳細に説明するための図
である。図2において、トナー濃度測定部3a内にはL
ED8a、フォトセンサ9a、及びD/A変換器10
a,A/D変換器11aが備えられている。
【0043】トナー像濃度測定部3aにおいては、まず
所定のデジタル信号値がD/A変換器10aに入力され
てアナログ信号値に変換され、そのアナログ信号値に基
づいて、LED8aにより感光ドラム1a上に形成され
たトナー像を照射する。そしてイエローの反射光をフォ
トセンサ9aで輝度を示すアナログ信号として検知し、
検知されたアナログ信号はA/D変換器11aによって
デジタル信号に変換される。詳細については後述する
が、このフォトセンサ9aにより検知された信号に基づ
いて、イエローのトナー濃度を測定する。
【0044】図1に示す他のトナー像濃度測定部3b〜
3dも、図2に示すトナー濃度測定部3aの構成と同様
である。但し、各トナー像濃度測定部3a〜3dによ
り、各LED8a〜8d、及びフォトセンサ9a〜9b
は、その出力、及び検出の光波長のピーク値をそれぞれ
のトナー色に応じて、最適な値に設定しておく。
【0045】次に、各トナー濃度測定部3a〜3dを用
いた階調制御を行うプリンタ制御ユニット201につい
て説明する。図3は、プリンタ制御ユニット201のブ
ロック構成を示す図である。
【0046】図3において、43はマイクロプロセッサ
等より構成されるCPUで、後述の制御プログラムを実
行する。210はCPU43の制御プログラムや各種デ
ータを記憶するROM、211はCPU43のワークエ
リアとして使用されるRAM212、42は後述する輝
度濃度変換を行う輝度濃度変換部、213は上述した各
トナー像濃度測定部3a〜3dとCPU43とのデータ
のやり取りを制御するI/O制御部、291〜294
は、各々Y,M,C,Kの各色についてγ補正を行うγ
補正部である。
【0047】γ補正部291〜294は、それぞれ入力
された画像データに対して濃度特性の補正を行うγ−L
UT44,パッチパターンを表わすパターン信号を発生
するパターンジェネレータ45,γ−LUT44の出力
とパターンジェネレータ45の出力とを、CPU43の
指示に従って選択するセレクタ46,セレクタ46の出
力に対して、所定の周期の三角波との比較に基づくパル
ス幅変調を行うパルス幅変調部47を有する。
【0048】γ−LUT44はRAMによって構成さ
れ、その補正特性はCPU43によって設定される。パ
ターンジェネレータ45は、画像の先端の書き出しタイ
ミングを示すITOP信号に同期して、後述のパッチパ
ターンを形成すべく、パターン信号を発生する。また、
セレクタ46は、後述の階調特性安定化制御を行うモー
ドがCPU43によって設定されている場合にはA側
を、実際の原稿再生を行う通常モードが設定されている
場合にはB側を選択する。
【0049】1021〜1024は、それぞれY,M,
C,Kの画像を形成するためにレーザを駆動するための
レーザドライバである。
【0050】図3に示すプリンタ制御ユニット201に
おいて、原稿読み取り部202でCCDセンサ21によ
り読み取られた原稿画像の画像信号は、γ補正部291
〜294により後述するように階調補正され、記録紙上
の画像形成に用いられる。その後、カラー画像が形成さ
れた記録紙がプリンタ部100から出力される。
【0051】一方、例えばトナー像濃度測定部3a内で
フォトセンサ9aにより検出されたイエロートナーの反
射光の輝度信号は、プリンタ制御ユニット201内のI
/O制御部213を介して輝度濃度変換回路42に入力
され、濃度信号に変換された後、CPU43に渡され
る。そして、フォトセンサ9aよりの信号に基づいて、
イエローに対して後述する濃度補正パラメータが設定さ
れる。
【0052】図4は、本実施形態の画像処理部の概略構
成を示す図である。
【0053】図4において、原稿読取部202は、CC
Dラインセンサ21,A/D変換部22,シェーディン
グ補正部23,LOG変換部24,色変換部25,圧縮
部26,記憶部27,伸長部281〜284から構成さ
れる。
【0054】図4において、原稿読取部202内のCC
D21により読み取られた原稿画像のR,G,Bの輝度
信号はA/D変換部22に入力され、R,G,Bのデジ
タル輝度信号に変換される。このデジタル輝度信号はシ
ェーディング補正部23に送られ、CCD21の個々の
素子の感度バラツキ及び光量ムラがシェーディング補正
される。シェーディング補正部23で補正されたR,
G,Bの輝度信号は、更にLOG変換部24によりLO
G変換され、C,M,Yの信号に変換される。
【0055】LOG変換部24から出力されたC,M,
Yの画像信号は、色変化部25においてL*a*b*の輝
度色度信号に変換され、圧縮部26において、所定サイ
ズの2次元ブロック単位でベクトル量子化等の多値画像
データ符号化方法を用いて圧縮される。圧縮されたデー
タは、記憶部27にCCD21による1スキャン分格納
される。
【0056】画像形成時には、伸長部281〜284に
よって記憶部27に記憶されたL*a*b*の圧縮データ
を読み出し、それぞれY,M,C,Kの記録色成分信号
に変換して、プリンタ制御ユニット201に供給する。
このとき、本実施形態のプリンタは、Y,M,C,Kの
各感光ドラム1a〜1dによるトナー像の転写位置がず
れている関係上、伸長部281〜284は、空間上異な
る位置の画像データを並行してプリンタ制御ユニット2
01に供給できる。
【0057】伸長部281〜284によって伸長された
Y,M,C,K信号はγ補正部291〜294に送ら
れ、γ−LUT44を用いて、後述の様に特性を設定す
ることにより、プリンタ装置100の初期設定時(安定
化制御時)において、原稿画像濃度とγ特性に従って処
理された出力画像濃度とが一致するように、画像信号を
変換する。
【0058】こうしてγ補正部291〜294に入力さ
れた画像信号はパルス幅変調部47でパルス幅変調され
た信号となってレーザドライバ1021〜1024に入
力され、図1に示す半導体レーザ103を駆動する。
【0059】本実施形態では、全色とも画素が副走査方
向に並ぶパルス幅変換処理による階調再現手段を用い、
レーザ光の走査により各感光ドラム1a〜1d上にはド
ット面積変化による階調特性を有する静電潜像が形成さ
れ、現像、転写、定着といった過程を経て階調画像が得
られる。
【0060】次に、図5に原稿画像の濃度再生のための
特性を示すチャートを示す。
【0061】図5において、第1領域は原稿濃度を濃度
信号に変換する原稿読取部202の特性を示し、第2領
域は濃度信号をレーザ出力信号に変換するためのγ−L
UT44の特性を示している。
【0062】また、第3領域はレーザ出力信号からプリ
ンタ出力濃度に変換するプリンタ100の特性を示し、
第4領域は原稿濃度とプリンタ出力濃度の関係を示して
おり、即ち第4領域に示される特性は、本実施形態のプ
リンタ100における全体的な階調特性を表している。
【0063】本実施形態では、階調特性を図5の第4領
域に示されるように線型にするために、第3領域に示さ
れるプリンタ特性の歪を、第2領域に示されるγ−LU
T44によって補正している。
【0064】なお、本実施形態では画像信号を8ビット
のデジタル信号として処理しているため、階調数は25
6階調である。
【0065】次に、図2及び3に示した各フォトセンサ
9a〜9dにより検知された各トナーの輝度信号をCP
U43に濃度信号としてとり込む様子を図6を参照して
説明する。図6は、イエロートナーの反射光に対応する
フォトセンサ9aからの信号がCPU43に入力される
様子を例として説明するための図である。
【0066】図6において、42は輝度濃度変換部であ
り、変換テーブル42a〜42dを有している。各変換
テーブル42a〜42dはRAMで構成され、それぞれ
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの輝度信号を各
々色成分の特性に応じて濃度信号に変換するためのテー
ブルがCPU43によって形成されている。
【0067】フォトセンサ9aに入射されたイエロート
ナーの反射光である近赤外光は、フォトセンサ9aによ
り電気信号に変換され、次にA/D変換器11aにより
「0〜5」Vの出力電圧が「0〜255」レベルのデジ
タル信号に変換される。そして、デジタル輝度信号は輝
度濃度変換部42において、変換テーブル42aを用い
て濃度信号に変換され、CPU43に入力される。この
濃度データを、「第1の濃度データ(Dn1)」とす
る。
【0068】以下、上述した輝度濃度変換部42内の変
換テーブル42a〜42dについて、説明する。
【0069】図7〜図9に、イエロー、マゼンタ、シア
ントナーの分光特性を示す。図7〜図9に示される通
り、各トナー共に近赤外光(960nm)の反射率が8
0%以上得られる。また、本実施形態ではこれら各色ト
ナーの画像形成において、色純度、透過性に有利な2成
分現像方式を採用している。尚、本実施形態で使用する
イエロー、マゼンタ、シアンの色トナーは、スチレン系
共重合樹脂をバインダーとし、各色の色材を分散させて
形成されている。
【0070】一方、本実施形態では、ブラックトナーは
モノクロコピー用としてランニングコストの低減に実績
のある1成分磁性トナーを使用している。図10に、ブ
ラックトナーの分光特性を示す。図10に示す通り、ブ
ラックトナーにおける近赤外光(960nm)の反射率
は10%程度である。本実施形態においてブラックトナ
ーは1成分ジャンピング現像方式を採用したが、例えば
ブラックの2成分トナーであってもかまわない。
【0071】また、本実施形態における感光ドラム1a
〜1dはOPCドラムであり、近赤外光(960nm)
の反射率は約40%である。尚、感光ドラム1a〜1d
はアモルファスシリコン系ドラム等であってもかまわな
い。
【0072】図11に、感光ドラム1a〜1d上の各色
トナー画像濃度を面積階調により段階的に変えていった
時の、レーザ出力信号とフォトセンサ9a〜9dの出力
との関係を示す。図11において、各トナーが感光ドラ
ム1a〜1dに付着していない状態における各フォトセ
ンサ9a〜9dの出力を「2.5」V、即ち、「12
8」レベルに設定した。
【0073】図11からわかるように、レーザ出力信号
の増加に伴いイエロー、マゼンタ、シアンの各色トナー
が感光ドラム1a〜1cを覆う面積被覆率が大きくな
り、それに従って感光ドラム1a〜1cの単体の場合よ
りもフォトセンサ9a〜9cの出力が大きくなる。一
方、ブラックトナーが感光ドラム1dを覆う面積被覆率
が大きくなるに従い、感光ドラム1d単体の場合よりも
フォトセンサ9dの出力が小さくなる。
【0074】従って以上説明した各トナーの特性を考慮
すると、輝度濃度変換部42が保有する変換テーブル4
2a〜42dの内容は図12に従う。図12において縦
軸は第1の濃度データ(Dn1)、横軸がフォトセンサ
9a〜9dの出力であり、イエローの特性が変換テーブ
ル42aに対応し、マゼンタの特性が変換テーブル42
b、シアンの特性が変換テーブル42c、ブラックの特
性が変換テーブル42dにそれぞれ対応する。図12に
示すような変換テーブル42a〜42dを使用すること
により、各色共に高精度で濃度信号を読み取ることが可
能となる。
【0075】以下、図13のフローチャートをを参照し
て本実施形態における階調特性制御、即ちCPU43に
よるγ−LUT44の設定の過程を説明する。
【0076】図13において、まずステップS1でメイ
ン電源スイッチを「オン」にする。次にステップS2
で、定着ローラ対51,52の温度、即ち定着温度が1
50℃以下であるか否かを判断する。150℃以下であ
った場合、階調特性制御を行う必要があるとして処理は
ステップS3に進むが、150℃以下でない場合には直
前まで使用されていたと判断されるため、階調特性制御
を行わずにステップS10へ進む。
【0077】ステップS3では、定着ローラの温度が所
定の温度になり、半導体レーザ103のレーザ温度も温
調点に達してスタンバイ状態になるのを待つ。このとき
併せて、画像の安定化制御の1つである電位制御を行
う。即ち、感光ドラムの1a〜1dの各々について備え
られている不図示の電位センサによるドラム表面の電位
測定によって得られたデータに基づき、1次帯電器の放
電量の変化と感光ドラムの感度劣化を補正すべく、グリ
ッドバイアスと現像バイアスの初期レベルの制御を行
う。
【0078】また、フォトセンサ9a〜9dにより、各
感光ドラムからの反射光を測定し、各センサの表面の汚
れ(所謂センサ窓の汚れ)を補正するためのデータを得
ておく。
【0079】そしてステップS4に進み、レーザ出力信
号が「255」の時の最大濃度値であるイエローのパッ
チパターンを対応する感光ドラム1a上に形成する。
尚、パッチパターンを表わすパターン信号は、図4に示
すパターンジェネレータ29により生成される。
【0080】感光ドラム1a上に形成されるイエローの
パッチパターンの例を図14に示す。図14において、
感光ドラム1a上に形成された130が最大濃度のパッ
チパターン、8aはLED、9aはイエローのフォトセ
ンサである。
【0081】そして処理はステップS5に進み、ステッ
プS4で各感光ドラム1aに形成されたイエローの最大
濃度のパッチパターンをLED8aで照射し、フォトセ
ンサ9aで読み込む。そしてステップS6において、上
述したようにしてイエローの濃度信号に変換する。
【0082】処理はステップS7に進み、ステップS6
で得られた濃度信号とプリンタ100の設定最大濃度値
との差を調べ、その差に応じてコントラスト電位を算出
し、グリッドバイアスと現像バイアスの値を修正する。
【0083】次にステップS8において、パターンジェ
ネレータ45によりパターン信号を出力し、イエローの
複数階調のパッチパターンを感光ドラム1a上に形成す
る。
【0084】感光ドラム1a上に形成されたイエローの
複数階調のパッチパターンの例を図15の(a)に示
す。本実施形態において、複数階調のパッチパターンは
半導体レーザ103出力レベルに応じて、「16」,
「32」,「48」,「64」,「80」,「96」,
「112」,「128」,「144」,「160」,
「176」,「192」,「208」,「224」,
「240」,「255」の16レベルに対応する16階
調である。図15の(a)に示すパッチパターンは、図
15の(b)に示すように感光ドラム1aの周方向に連
続的に形成される。尚、図15の(b)において、8a
はLEDであり、9aはイエローのフォトセンサであ
る。
【0085】そして処理はステップS9に進み、図15
に示す各階調のパッチパターンをLED8aで照射し、
フォトセンサ9aで読み込む。そしてステップS10に
おいて、上述したようにしてそれぞれイエローの濃度信
号に変換する。
【0086】以上の処理により、半導体レーザ103の
出力信号と第1の濃度データ(Dn1)との関係、即
ち、上述した図5の第3領域に示すプリンタ特性を、記
録媒体に転写して定着・出力すること無く、正確に求め
ることができる。
【0087】次にステップS11において、プリンタ特
性を補正するために、図3に示すγ―LUT44を求め
る。
【0088】上述したように本実施形態では、プリンタ
100の階調特性を図5の第4領域に示されるような直
線にするために、第3領域に示されるプリンタ部の記録
特性の歪を、第2領域に示される特性のγ−LUT44
によって補正している。
【0089】従ってステップS11において、ステップ
S10で得られた図5の第3領域に示されるプリンタ特
性の入出力関係を互いに入れ換えることにより、第2領
域に示すプリンタのγ補正の特性を各濃度毎に決定し、
256階調分の全てのγ−LUT44を設定することが
できる。以上のγ−LUT44の特性は、CPU43に
より演算され、設定される。
【0090】以上説明したようにしてCPU43により
設定されたγ−LUT44を使用してγ補正を行うこと
により、現在のプリンタ特性を考慮した最適なイエロー
の濃度補正が可能となる。
【0091】以上説明したステップS4〜S11の処理
を、図13には図示していないがマゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色についてもイエローと並行して同様に行
う。
【0092】即ち、感光ドラム1a〜1dへのパッチ形
成、パッチ読取り等の動作は、各色同時に行われる。
【0093】そして、得られた各色濃度データに基づ
き、CPU43は各γ−LUTデータを順次算出し、γ
−LUT44に設定する。
【0094】このような各色について並行した動作を行
う事により、感光ドラムを複数有するタイプのプリンタ
においても、階調特性安定化制御を高速に行うことがで
きる。
【0095】全ての色についての処理が終了すると、処
理はS12に進み、”コピーできます”のメッセージを
操作パネル300上に表示して操作者に報知することに
より、コピースタンバイとなる。以上が階調特性安定化
制御モードにおける処理手順である。
【0096】そして、以降は通常の画像形成処理が開始
されるのであるが、画像形成時に上述したように第1の
濃度データ(Dn1)を使用して得られたγ―LUT4
4を設定することにより、本実施形態においては各色共
に原稿濃度に対してリニアな階調性が得られ、高画質の
画像形成が可能となる。
【0097】以上説明したように本実施形態において
は、第1の濃度データDn1用いた階調補正制御を行な
うことにより、長期に亙り階調性が優れた画像を形成す
ることが可能となる。
【0098】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態におけるハー
ド構成は上述した第1実施形態と同様であるため、説明
を省略する。
【0099】プリンタ100の長期間に亙る使用によ
り、感光ドラム1a〜1d上のパターンを読み取った濃
度と、実際にプリントアウトされた画像の濃度とが一致
しなくなる場合が生じてくる。例えば、感光ドラム1a
〜1d上に転写の際に残ったトナーを除去するため、感
光ドラム1a〜1dにクリーニングブレードを接触させ
て擦ることを長期間続けることにより、感光ドラム1a
〜1dの表面が粗れてしまい、従って散乱光成分が増え
ることにより、フォトセンサ9a〜9dの出力と形成さ
れた画像濃度との関係が初期状態から変化してしまう。
【0100】図16に、イエローの場合を例として、フ
ォトセンサ9aの出力と、実際に出力される画像濃度と
の関係を示す。図中の曲線140は上述した図12と同
様、理想的な関係を示すが、曲線141は10000枚
の画像形成を行った後の関係を示す。即ち、プリンタ1
00の使用を重ねると、出力される画像濃度は低くなる
傾向がある。
【0101】フォトセンサ9aの出力と実際に出力され
る画像濃度との関係が図16の曲線141で示されるよ
うになっている場合に、上述した第1実施形態で説明し
た階調補正制御を行なっても、良好な階調性は得られな
い。
【0102】従って第2実施形態においては、上述した
第1実施形態に加えて、更にプリンタ100の長期使用
による出力画像濃度の低下を防ぐことを目的とする。
【0103】以下、図17のフローチャートを参照して
第2実施形態におけるCPU43による変換テーブル4
2a〜42dの設定の過程を説明する。
【0104】図17のフローチャートは、第1の実施形
態における図13のフローチャートのステップS3の
前、又は後で実行されるべき処理の手順を示すものであ
る。
【0105】即ち、図6に示される変換テーブル42a
〜42dの特性を良好なものに設定し直すことにより、
後のパッチパターン読取りの際の各色のバランスを合わ
せることができる。
【0106】以下、具体的に説明する。
【0107】図17において、まずステップS21で、
図1に示す操作パネル300から操作者が変換特性を補
正したいと判断した色(例えば階調特性に以上があると
判断した色)を不図示の操作部から指定して、変換テー
ブル更新モードのスタートスイッチを「オン」にする。
以降、ステップS21においてイエローが選択された場
合を例として説明する。
【0108】続いてステップS22に進み、図4に示し
たパターンジェネレータ29により、ステップS21で
指定された色の複数階調のパッチパターンを感光ドラム
1a上に形成し、記録媒体に転写・出力する。ステップ
S21で出力された記録媒体上のパッチパターンの例
を、図18に示す。
【0109】次にステップS23で、ステップS22に
おいて出力された図18に示す階調パッチパターンを原
稿読み取り部202で読み込ませ、CCD21で輝度信
号に変換する。そして輝度信号を図4に示すLOG変換
部24においてLOG変換し、C,M,Yの濃度データ
としてCPU43が取り込む。この濃度データを「第2
の濃度データ(Dn2)」とする。
【0110】次にステップS24において、パッチパタ
ーンの各階調毎にレーザ出力レベルと、読み取った各階
調パッチパターンの濃度値である第2の濃度データ(D
n2)との関係、即ち、図6に示す輝度濃度変換部42
の変換テーブル42aの内容を座標と対応させて求め、
RAM212に格納する。
【0111】一般にCCD21を使用した光学系は、シ
ェーディング補正を行なうことにより測定再現性は良い
ことが知られている。従って、読み取った第2の濃度デ
ータの精度は高いものであるため、ステップS25にお
いて第2の濃度データ(Dn2)に基づいて図12に示
すフォトセンサ9aの出力を画像濃度値に変換する変換
テーブル42aを生成し、更新する。
【0112】ここで、ステップS25における変換テー
ブル42aの更新処理について、詳細に説明する。
【0113】第1実施形態で説明した第1の濃度データ
(Dn1)と、第2の濃度データ(Dn2)において、
Dn2が現在の実効濃度値を示しているため、Dn2と
Dn1との間に、ずれが生じてくる。このずれをkとす
ると、kは以下の式で示される16階調毎の比率として
表わされる。
【0114】k=Dn1/Dn2 この比率kを、フォトセンサ9aの出力信号を濃度信号
に変換する変換テーブル42aに反映させることによ
り、フォトセンサ9aの出力信号は、実効濃度値に対し
てより絶対的に補正される。
【0115】図19を参照して、変換テーブル42aの
更新について、更に詳細に説明する。図19は、上述し
た図12に示す変換テーブル42a〜dのうち、イエロ
ーに対応する42aのみを抽出した図である。図中実線
で示される曲線aがk=1の場合の変換テーブル42a
であり、これをk<1の場合には1点鎖線で示される曲
線bに、k>1の場合には2点鎖線で示される曲線cに
なるように、フォトセンサ10aの出力信号値を移動さ
せる。即ち、曲線a,b,c上の、画像濃度D=1.0
に変換されるそれぞれの点をd0,d1,d2とすると、
k<1の時にd0をd1 へ、k>1の時にd0 をd2 へ
移動させるように、変換テーブル42aを更新する。
【0116】更に詳しく説明すると、図19においてイ
エローに対応するフォトセンサ9aの出力は「128」
〜「255」の範囲で画像濃度に対応するため、k=1
を示す実線について、そのフォトセンサ9aの出力をx
とすると、 x′=(x―128)×k+128 となるような処理を施せばよい。これにより、変換テー
ブル42aを示すk=1の実線は、k<1の場合は1点
鎖線で示すように左側へ、k>1の場合は2点鎖線で示
すように右側へ移動することにより、フォトセンサ9a
の読み取り値がずれても、その変換される濃度値は適切
に補正される。尚、上述した変換テーブル42aの更新
処理は、上記式に基づいて、画像形成装置内部で自動的
に行われる。
【0117】尚、上述した例では画像濃度D=1.0の
1点における補正例を示したが、図15の(a)で示さ
れる16階調のパッチパターン全ての濃度について補正
を行って補間し、必要であればスムージング処理を施し
ても良い。従って、変換テーブル42aは、256階調
分をデータとして持つことができる。もちろん、精度を
向上させるために高次補間や高次近似を行なうことは更
に好ましい。
【0118】以上の変換テーブル42の更新を、必要な
色について繰り返し行う。
【0119】そして、ステップS25で更新した変換テ
ーブル42を使用して図13のステップS4以降の処理
を行うことにより、図5の第3象限に示したプリンタ特
性を求める。そしてこのプリンタ特性の入出力関係を互
いに入れ換えることにより、第2象限に示すプリンタの
γ補正の特性を各濃度毎に決定し、256階調分の全て
のγ−LUT25を設定する。即ち、第1の実施形態に
おける第1の濃度データ(Dn1)を用いて、γ―LU
T44を生成する。
【0120】尚、上述した例では、イエローを例として
説明を行ったが、この処理を全ての色、即ち各色に対応
するフォトセンサ9a〜9dの全てに対して行うことに
より、カラーバランスも良好に維持できる。
【0121】以上説明したようにして設定されたγ−L
UT44を使用して画像形成を行うことにより、測定部
3a〜3dによる読取り特性等の変化に関らず、現在の
プリンタ特性を考慮した濃度補正が可能となる。
【0122】尚、第2実施形態に示す処理は、装置の組
み立て調整時、又はフォトセンサ9a〜9dを交換した
時にのみ行えばよいが、先に述べたように、長期に亙る
使用の場合には、フォトセンサ9a〜9dの経時的な特
性変化が個々で異なるため、適当な期間毎に行うことが
望ましい。
【0123】以上説明したように第2実施形態において
は、第1の濃度データDn1、及び第2の濃度データD
n2を用いた階調補正制御を行なうことにより、長期に
亙り階調性が優れ、カラーバランスの良好な画像を形成
することが可能となる。
【0124】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。第3実施形態におけるハー
ド構成は上述した第1実施形態と同様であるため、説明
を省略する。
【0125】上述した第2実施形態においては、プリン
タ100を長期に渡って使用した場合に発生する形成画
像濃度の低下を、操作者が指定した単色について補正制
御(第2の階調特性制御)を行なうことにより防止する
例について説明した。
【0126】しかし、長期使用による形成画像濃度の低
下は、もちろん全色のトナーについて起こりうる。従っ
て、第3実施形態においては、第2実施形態において指
定色にのみ施していた処理を、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの全ての色に関して、一度に第2の階調
特性制御を行う例について説明する。
【0127】以下、図20のフローチャートをを参照し
て第3実施形態における第2の階調特性制御、即ちCP
U43によるγ−LUT25の設定の過程を説明する。
【0128】図20において、まずステップS31で、
図1に示す操作パネル300から操作者が変換テーブル
の更新モードのスタートスイッチを「オン」にする。
【0129】続いてステップS32に進み、図4に示し
たパターンジェネレータ29により、使用している全色
の複数階調のパッチパターンをそれぞれ対応する感光ド
ラム1a〜1d上に形成し、1枚の記録媒体に転写・出
力する。ステップS32において出力された記録媒体上
のパッチパターンの例を図21に示す。
【0130】次にステップS33で、ステップS32に
おいて出力された図21に示す階調パッチパターンを原
稿読取部202で読み込ませ、CCD21で輝度信号に
変換する。そして輝度信号を図4に示すLOG変換部2
4においてLOG変換し、Y,M,Cの濃度データとし
てCPU43が取り込む。このY,M,Cの濃度データ
を「第2の濃度データ(Dn2)」とする。
【0131】そして、ステップS34以降の処理を上述
した第2実施形態の図17に示すステップS24以降の
処理と同様に行うことにより、現在のフォトセンサ9a
〜9dの読取り特性やプリンタ特性を考慮した濃度補正
が可能となる。
【0132】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、第2の濃度データDn2を用いた階調補正制御を全
色に対して一度に行うことにより、一度の処理で全色に
対して階調性を保つことができ、更にこの処理を定期的
に行なうことにより、長期に亙り階調性が優れ、カラー
バランスの良好な画像を形成することが可能となる。
【0133】<第4実施形態>上述した第1の実施形態
においては、感光ドラム上にパッチパターンを形成し
て、これを読み取ることによってγ補正特性を設定した
が、第4実施形態では、記録紙上にパッチパターンを形
成し、CCDセンサ21でそのパターンを読み取ること
により、記録紙上への像形成条件やCCDセンサ21に
よる原稿読取り特性を考慮してγ補正特性を設定する。
これを、以下テストプリントモードという。
【0134】以下、図22のフローチャートを用いて具
体的に説明する。
【0135】第4実施形態の構成は、上述した第1実施
形態の図3及び図4に示した構成とほぼ同様であるた
め、共通点については説明を省略する。
【0136】まず、第4実施形態のテストプリントモー
ドを選択し(ステップS41)、コピーキーが押される
のを待って(ステップS42)、テストプリント1を出
力する(ステップS43)。テストプリント1は図23
の(a)に示すように、Y,M,C,Kの各色について
最大濃度のパッチを記録紙上に形成したものである。次
に、テストプリント1を、原稿読取部202の原稿台上
に置き、CCD21によって各色パッチを読み取る(ス
テップS44)。そして、順次処理されて伸長部281
〜284から出力されたY,M,C,KデータがCPU
43に送られ、それに基づき第1実施形態の図3に示し
た電位制御に用いるコントラスト電位を各色像形成部に
ついて求める(ステップS45)。
【0137】次にコピーキーが押されるのを待って(ス
テップS46)、テストプリント2を出力する(ステッ
プS47)。テストプリント2は、図23の(b)に示
す様に、Y,M,C,Kの各色について16段階の階調
パッチパターンを記録紙上に形成したものである。テス
トプリント2は、ステップS45で求められた像形成条
件により形成される。次にテストプリント2について、
ステップS44と同様に読取りを行い(ステップS4
8)、伸長部281〜284から得られたY,M,C,
Kの各色パッチ読取りデータがCPU43に送られ、γ
−LUT44のデータが算出され、γ−LUT44に設
定される(ステップS49)。以上の処理が終了する
と、「コピーできます」の表示を行い(ステップS5
0)、通常のコピーモードに復帰する。
【0138】第4実施形態のテストプリント1,2も、
図3のパターンジェネレータ45から発生したパターン
データに基づいて形成される。但し、第1実施形態の階
調特性安定化モードにおいては、各色パッチパターンを
同一濃度につき並行して形成する様にパターンジェネレ
ータ45をITPO信号に対応して各色同時に動作させ
たが、第4実施形態においては、記録紙上に像形成を行
う関係上、感光ドラム1a〜1d相互間の距離を考慮し
て、ITPO信号に対してY,M,C,Kの順にパター
ンジェネレータ45を動作させる。
【0139】以上のように第4実施形態によれば、記録
紙上への像形成特性、CCD21による原稿読取り特
性、圧縮部26による圧縮特性を考慮したγ補正特性の
設定が可能となる。またその際、Y,M,C,Kの各色
像形成部によって形成されたパッチパターンを共通の読
取り手段であるCCD21により読み取ることにより、
カラーバランスを良好にすることができる。
【0140】また、各色パッチパターンを共通の記録紙
上に形成することにより、高速のLUT設定処理が可能
となる。
【0141】尚、第4実施形態のテストプリントモード
は、上述した第1実施形態の制御に加えて付加機能とし
て設けても良い。
【0142】尚、本発明は、イメージスキャナ、プリン
タ等の複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、単体の複写機等の1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置に上述の
処理を行うためのプログラムをフロッピーディスク等の
記録媒体から供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ルカラーにより画像形成を行う際に、長期に亙り階調性
が優れ、かつカラーバランスの良好な画像を形成するこ
とが可能となる。
【0144】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の画像形成装置の断
面図である。
【図2】本実施形態におけるトナー像濃度測定部の詳細
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるプリンタ制御ユニットの詳
細構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における画像読取部202の詳細構
成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態における階調再現特性を示す4限チ
ャート図である。
【図6】イエロートナーの反射光に対応するフォトセン
サからの信号処理を示す図である。
【図7】本実施形態におけるイエロートナー分光特性の
一例を示す図である。
【図8】本実施形態におけるマゼンタトナー分光特性の
一例を示す図である。
【図9】本実施形態におけるシアントナー分光特性の一
例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるブラックトナー(1成分
磁性)分光特性の一例を示す図である。
【図11】本実施形態におけるレーザ出力信号と各フォ
トセンサ出力との関係を示す図である。
【図12】本実施形態における各フォトセンサ出力を濃
度信号に変換するテーブル内容を示す図である。
【図13】本実施形態における第1の階調補正処理を示
すフローチャートである。
【図14】本実施形態における最大濃度パッチデータを
示す図である。
【図15】本実施形態における複数階調パッチデータを
示す図である。
【図16】本発明に係る第2実施形態において長期の使
用によりフォトセンサ出力に対する画像濃度の低下の様
子を示す図である。
【図17】第2実施形態における第2の階調補正処理を
示すフローチャートである。
【図18】第2実施形態におけるパッチデータの出力例
を示す図である。
【図19】第2実施形態における変換テーブルの更新例
を示す図である。
【図20】本発明に係る第3実施形態の階調補正処理を
示すフローチャートである。
【図21】第3実施形態におけるパッチデータの出力例
を示す図である。
【図22】本発明に係る第4実施形態の階調補正処理を
示すフローチャートである。
【図23】第4実施形態におけるパッチデータの出力例
を示す図である。
【符号の説明】
100 プリンタ 1a〜1d 感光ドラム 2a〜2d 現像器 3a〜3d トナー像濃度測定部 4a〜4d クリーニングブレード 8a〜8d LED 9a〜9d フォトセンサ 10a〜10d D/A変換器 11a〜11d A/D変換器 31 転写ベルト 62 搬送ベルト 5 定着部 51,52 定着ローラ 63 排紙部 102 レーザドライバ 103 半導体レーザ 300 操作部 201 プリンタ制御ユニット 202 原稿読み取り部 42 輝度濃度変換部 43 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/46 1/46 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが所定色で画像形成を行う画像
    形成部を複数備える画像処理装置において、 各画像形成部に特定パターンデータを出力してパターン
    像を形成するパターン形成手段と、 各画像形成部に形成された前記パターン像の濃度を測定
    する第1の濃度測定手段と、 前記第1の濃度測定手段による測定結果に応じて、各画
    像形成部に出力する画像データの階調補正を行う階調補
    正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 マニュアルで指定された色についてのパ
    ターン像を対応する画像形成部に形成して記録媒体上に
    前記パターン像を出力する画像出力手段と、 前記画像出力手段により記録媒体上に出力されたパター
    ン像を読みとって画像信号を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像信号より濃度を
    測定する第2の濃度測定手段とを更に有し、 前記階調補正手段は前記第2の濃度測定手段による測定
    結果と前記第1の濃度測定手段による測定結果との関係
    に応じて階調補正を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 複数色についてのパターン像を対応する
    画像形成部に形成して記録媒体上に前記パターン像を出
    力する画像出力手段と、 前記画像出力手段により記録媒体上に出力されたパター
    ン像を読みとって画像信号を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像信号より濃度を
    測定する第2の濃度測定手段とを更に有し、 前記階調補正手段は前記第2の濃度測定手段による測定
    結果と前記第1の濃度測定手段による測定結果との関係
    に応じて階調補正を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記階調補正手段は更新可能なγ補正テ
    ーブルにより階調補正を行うことを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の濃度測定手段による測定結果
    を変換テーブルを参照することにより濃度データに変換
    する濃度変換手段を更に有し、 前記階調補正手段は前記第2の濃度測定手段による測定
    結果と前記第1の濃度測定手段による測定結果との関係
    に応じて前記変換テーブルを更新することにより更新さ
    れた特性で階調補正を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成部はイエロー、マゼンタ、
    シアン、ブラックの4色に対してそれぞれ1つずつ備え
    られていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の濃度測定手段は各画像形成部
    に隣接してそれぞれ1つずつ備えられていることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記パターン形成手段は少なくとも1つ
    の階調による特定パターンを形成することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 それぞれが所定色で画像形成を行う画像
    形成部を複数備えるカラー画像処理装置における画像処
    理方法であって、 各画像形成部に特定パターンデータを出力してパターン
    像を並行して形成するパターン形成工程と、 各画像形成部に形成された前記パターン像の濃度を測定
    する第1の濃度測定工程と、 前記第1の濃度測定工程による測定結果に応じて、各画
    像形成部に出力する画像データの階調補正を行う階調補
    正工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 マニュアルで指定された色についての
    パターン像を対応する画像形成部に形成して記録媒体上
    に前記パターン像を出力する画像出力工程と、 前記画像出力工程により記録媒体上に出力されたパター
    ン像を読みとって画像信号を入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像信号より濃度を
    測定する第2の濃度測定工程とを更に有し、 前記階調補正工程は前記第2の濃度測定工程による測定
    結果と前記第1の濃度測定工程による測定結果との関係
    に応じて階調補正を行うことを特徴とする請求項9記載
    の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 複数色についてのパターン像を対応す
    る画像形成部に形成して記録媒体上に前記パターン像を
    出力する画像出力工程と、 前記画像出力工程により記録媒体上に出力されたパター
    ン像を読みとって画像信号を入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像信号より濃度を
    測定する第2の濃度測定工程とを更に有し、 前記階調補正工程は前記第2の濃度測定工程による測定
    結果と前記第1の濃度測定工程による測定結果との関係
    に応じて階調補正を行うことを特徴とする請求項9記載
    の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記階調補正工程は更新可能なγ補正
    テーブルにより階調補正を行うことを特徴とする請求項
    9記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の濃度測定工程による測定結
    果を変換テーブルを参照することにより濃度データに変
    換する濃度変換工程を更に有し、 前記階調補正工程は前記第2の濃度測定工程による測定
    結果と前記第1の濃度測定工程による測定結果との関係
    に応じて前記変換テーブルを更新することにより更新さ
    れた特性で階調補正を行うことを特徴とする請求項9記
    載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記パターン形成工程では少なくとも
    1つの階調による特定パターンを形成することを特徴と
    する請求項9記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 それぞれが所定色で画像形成を行う画
    像形成部を複数備えるカラー画像処理装置において、 原稿を読取り、カラー画像データを発生する読取り手段
    と、 前記カラー画像データを処理し、それぞれが前記画像形
    成部のそれぞれに対応する複数の色成分データを出力す
    る処理手段と、 前記複数の色成分データの階調特性を補正する補正手段
    と、 前記複数の画像形成部によりカラー画像が形成された媒
    体を出力する出力手段と、 前記複数の画像形成部に対して基準パターン信号を供給
    する供給手段と、 前記基準パターンに基づき前記画像形成部により基準カ
    ラー信号が形成された媒体を前記読取り手段で読取り、
    発生したカラー画像データに基づいて前記補正手段によ
    る階調補正特性を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記供給手段は、前記複数の画像形成
    部の相互の距離に応じて、基準パターン信号を供給する
    ことを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記カラー画像データはR,G,Bの
    色成分から構成され、前記複数の色成分データは、Y,
    M,C,Kのデータであることを特徴とする請求項15
    記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 それぞれが所定色で画像形成を行う画
    像形成部を複数備えるカラー画像処理装置における画像
    処理方法であって、 原稿を読取り、カラー画像データを発生する読取り工程
    と、 前記カラー画像データを処理し、それぞれが前記画像形
    成部のそれぞれに対応する複数の色成分データを出力す
    る処理工程と、 前記複数の色成分データの階調特性を補正する補正工程
    と、 前記複数の画像形成部によりカラー画像が形成された媒
    体を出力する出力工程と、 前記複数の画像形成部に対して基準パターン信号を供給
    する供給工程とを備え、 前記基準パターンに基づき前記画像形成部により基準カ
    ラー信号が形成された媒体を前記読取り手段で読取り、
    発生したカラー画像データに基づいて前記補正手段によ
    る階調補正特性を制御することを特徴とする画像処理方
    法。
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