JP2018092157A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色毎の閾値によりトナー像の位置を判定して色ずれ補正制御を行う画像形成装置において、トナー像の位置の検出誤差を低減させる。
【解決手段】画像形成装置は、中間転写体に形成されたカラーパターンからの反射光を測定する測定手段と、測定手段の測定結果と閾値とを比較するコンパレータと、画像形成手段を制御して異なる色を有する複数の第1カラーパターンを形成させ、測定手段による測定結果に基づいて、複数の第2カラーパターンの各々に対応する閾値を決定し、画像形成手段を制御して複数の第2カラーパターンを形成させ、色ずれ量を、測定手段による複数の第2カラーパターンの測定結果と複数の第2カラーパターンの各々に対応する閾値とをコンパレータによって比較した結果に基づいて検知し、記制御手段は、閾値を複数の第2カラーパターンの各々に対応する閾値に設定するか否かを、測定手段による複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置における色ずれ補正制御に関する。
各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置は、画像形成速度が速いという利点があるが、紙送りや画像形成のタイミングを正確に制御しないと色ずれが生じる。このため画像形成装置は、色ずれ補正制御を行う。色ずれ補正制御において、画像形成装置は、色ずれ量を検知するためのカラーパターンを例えば中間転写体に形成し、各色のカラーパターンの相対的な位置をセンサにより検出して色ずれ量を求める。そして、この色ずれ量を小さくする様に画像形成条件を制御する。
色ずれ補正制御で使用するセンサは、カラーパターンが形成された中間転写体に向けて光を照射し、その反射光の強度に対応する検出信号を出力する。画像形成装置は、この検出信号と閾値とを比較することによりカラーパターンに含まれる各トナー像の2つのエッジを検出する。そして、この2つのエッジの中央位置、つまり、トナー像の中央位置をトナー像の位置とする。ここで、トナー像の濃度が均一であると、検出信号の波形はトナー像の中央位置に対して対称となり、閾値のレベルに拘らず同じ位置がトナー像の位置として検出される。しかしながら、トナー像の濃度が不均一になると、検出信号の波形は、トナー像の中央位置に対して非対称となり、閾値のレベルにより異なる位置がトナー像の位置として検出され、色ずれ補正制御における検出誤差となる。特許文献1は、検出信号の波形がトナー像の中央位置に対して非対称であると閾値を制御することで検出誤差を減少させる構成を開示している。
特開2013−25184号公報
この様に、カラーパターンの各色のトナー像のエッジを検出するために、色毎の閾値を使用すれば、ある色のトナー像をセンサが検出した際の検出信号の波形が非対称であっても、当該トナー像の位置の検出誤差を低減することができる。この場合、画像形成装置は、センサの検出領域を通過するカラーパターンの色に応じて閾値を制御する必要がある。しかしながら、第1色のカラーパターンが検出領域を通過してから第2色のカラーパターンが検出領域に到達するまでに、閾値の変更が間に合わない可能性がある。例えば、閾値が目標閾値に安定する前に、カラーパターンがセンサの検出領域に進入した場合、カラーパターンの検出信号から閾値に基づいて変換された信号の出力時間に誤差が生じてしまう。つまり、搬送方向においてカラーパターンの前端が検出領域を通過するタイミングでの閾値と、搬送方向においてカラーパターンの後端が検出領域を通過するタイミングでの閾値とが異なってしまう。これによって、検出信号の出力時間に誤差が生じてしまう。そのため、複数のカラーパターンの相対的な位置に検出誤差が生じる。
本発明は、色毎の閾値によりトナー像の位置を判定して色ずれ補正制御を行う画像形成装置において、トナー像の位置の検出誤差を低減させる技術を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明に記載の画像形成装置は、異なる色の画像を形成する画像形成手段と、所定方向へ回転する中間転写体と、前記中間転写体に形成されたカラーパターンからの反射光を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果と閾値とを比較するコンパレータと、前記画像形成手段を制御して異なる色を有する複数の第1カラーパターンを形成させ、前記測定手段を制御して前記複数の第1カラーパターンを測定させ、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて、異なる色を有する複数の第2カラーパターンの各々に対応する閾値を決定し、前記画像形成手段を制御して前記複数の第2カラーパターンを形成させ、前記測定手段を制御して前記複数の第2カラーパターンを測定させ、前記複数の第2カラーパターンの中の基準色を有するカラーパターンと前記複数の第2カラーパターンの中の前記基準色と異なる他の色を有するカラーパターンとの相対位置に関する色ずれ量を、前記測定手段による前記複数の第2カラーパターンの測定結果と前記複数の第2カラーパターンの各々に対応する前記閾値とを前記コンパレータによって比較した結果に基づいて検知し、前記基準色の画像と前記他の色の画像との相対位置を、前記色ずれ量に基づいて補正する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記閾値を前記複数の第2カラーパターンの各々に対応する前記閾値に設定するか否かを、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて制御することを特徴とする。
本発明によると、色毎の閾値によりトナー像の位置を判定して色ずれ補正制御を行う画像形成装置において、トナー像の位置の検出誤差を低減させることができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態によるセンサの構成図。 センサによるトナー像の位置検出の説明図。 一実施形態による画像形成装置の制御構成を示す図。 一実施形態による色ずれ検出パターンと、二値化信号を示す図。 一実施形態による閾値設定処理のフローチャート。 一実施形態による閾値設定処理のフローチャート。 一実施形態による閾値設定パターンを示す図。 一実施形態によるボトムホールド回路の出力信号の説明図。 一実施形態による色ずれ補正制御のフローチャート。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置1の構成図である。画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成して中間転写ベルト8に転写する画像形成部IMG−Y、IMG−M、IMG−C、IMG−Kを備えている。なお、画像形成部IMG−Y、IMG−M、IMG−C、IMG−Kの構成は、使用するトナーの色以外は同様であり、以下では、代表して画像形成部IMG−Yについて説明する。像担持体である感光体2aは、画像形成時、矢印の方向に回転駆動される。帯電部3aは、感光体2aの表面を一様な電位に帯電させ、走査部5aは、感光体2aを露光して感光体2aの表面に静電潜像を形成する。現像部7aは、静電潜像をトナーで現像して感光体2aにトナー像を形成する。一次転写部6aは、一次転写バイアスを出力し、これにより感光体2aのトナー像を中間転写ベルト8に転写する。クリーニング部4aは、中間転写ベルト8に転写されず感光体2aに残留したトナーを除去する。
中間転写ベルト8は、ローラ10、11、21により張架され、画像形成時、図中の矢印の方向に回転駆動される。中間転写ベルト8の回転により、中間転写ベルト8に転写されたトナー像は、二次転写部22の対向位置へと搬送される。一方、給紙カセット17や給紙トレイ13の記録材Sは、中間転写ベルト8に転写されたトナー像が二次転写部22の対向位置に到達するタイミングに合わせて、二次転写部22の対向位置へと搬送される。二次転写部22は、二次転写バイアスを出力して中間転写ベルト8のトナー像を記録材Sに転写する。なお、記録材Sに転写されず、中間転写ベルト8に残留したトナーは、クリーニング部12により除去される。トナー像が転写された記録材Sは、定着部23に搬送される。定着部23は、記録材Sを加熱・加圧してトナー像を記録材Sに定着させる。トナー像の定着が行われた記録材Sは、排紙トレイ25に排紙される。また、画像形成装置1は、色ずれ量を検出するためのセンサ40を備えている。本実施形態において、センサ40は、感光体2dとローラ10との間において中間転写ベルト8と対向する様に設けられている。
図2は、センサ40の構成図である。センサ40は発光部51と受光部52とを備える。なお、センサ40はさらにレンズ53を有する構成としてもよい。センサ40の発光部51は、中間転写ベルト8に向けて光を照射する。受光部52は、発光部51が照射した光の正反射光を、レンズ53を介して受光する。センサ40は、受光部52に受光された反射光の受光強度に応じた検出信号を出力する。例えば、反射強度が増加するほど検出信号の値(出力値)も増加し、反射強度が減少するほど検出信号の値(出力値)も減少する。図3は、センサ40によるカラーパターンの位置検出の説明図である。カラーパターンでの反射率は中間転写ベルト8の表面の反射率より低く、よって、カラーパターンがセンサ40の検出領域に進入すると、センサ40が受光する正反射光の光強度は弱くなる。コンパレータ72(図4)は、検出信号を閾値と比較して二値化信号を生成する。そして、コンパレータ72(図4)は比較結果に基づいてローレベルの信号とハイレベルの信号とから構成された二値化信号を出力する。CPU70(図4)は、コンパレータ72(図4)から出力された二値化信号がローレベルからハイレベルへ変化したタイミング(立ち上がりエッジ)とハイレベルからローレベルへ変化したタイミング(立下りエッジ)を求める。そして、CPU70(図4)は立ち上がりエッジと立下りエッジとの重心位置30に基づいてカラーパターンの位置を求める。CPU70(図4)は、二値化信号の重心位置30を当該カラーパターンの位置として検出する。そして、CPU70(図4)は、センサ40が色毎のカラーパターンを測定し、各カラーパターンの重心位置に基づいて複数のカラーパターンの相対的な位置を検知する。ここで、図3(A)に示す様に、カラーパターンの濃度(トナー付着量)が均一であると、検出信号の波形は、その極小値(ボトムレベル)を中心にして左右対称な波形となる。したがって、閾値レベルに拘らず重心位置30は、カラーパターンの中央位置と同じ位置となる。一方、図3(B)に示す様に、カラーパターンの濃度(トナー付着量)が均一ではないと、検出信号の波形は、その極小値に対して左右非対称な波形となる。検出信号の波形が左右非対象である場合、二値化信号の重心位置30がカラーパターンの中央位置とは異なる位置となる。このため、検出信号の波形が左右非対称である場合には、カラーパターンの中央位置が検出できない。さらに、検出信号の極小値と閾値との差に基づいて、二値化信号の重心位置30とカラーパターンの中央位置との差が変化してしまう。そこで、本実施形態では、検出信号の波形が左右対称ではなくとも色ずれ量を高精度に検出できるように、カラーパターンの検出信号に基づいて閾値を設定する。なお、カラーパターン毎の閾値は、後述する閾値設定処理において決定される。
図4は、画像形成装置1の制御ブロック図である。CPU70は、画像形成装置1の各ユニットを制御するコントローラである。閾値設定部711はコンパレータ72の閾値を設定する。決定部713は二値化信号に基づいて各色のカラーパターンの相対的な位置を求める。発光制御部714はセンサ40を制御する。以下の説明においては、CPU70は、閾値設定部711、決定部713、発光制御部714を含む、様々な機能を実現する制御部である。コンパレータ72はセンサ40の検出信号と閾値とを比較し、比較結果に基づいて二値化信号をCPU70へ出力する。閾値設定部711は、閾値設定処理を実行して閾値を決定し、当該閾値に対応するデューティ比のパルス幅変調信号(PWM信号)を生成してRC回路77に出力する。RC回路77は、閾値設定部711からのPWM信号を平滑化し、コンパレータ72の閾値を制御する。また、センサ40が出力する検出信号は、ボトムホールド回路76に入力される。ボトムホールド回路76の出力は、後述する、閾値設定処理において使用される。
次に、図5により色ずれ補正制御について説明する。図5(A)は、色ずれ検出パターンを示している。色ずれ検出パターンは、イエローの検出パターン801及び811と、マゼンタの検出パターン802及び812と、シアンの検出パターン803及び813と、ブラックの検出パターン804及び814とを含んでいる。検出パターンは、主走査方向に対して45度の角度のライン状のトナー像であり、検出パターン801〜804と、検出パターン811〜814では傾きの方向が逆である。ここで、主走査方向とは、中間転写ベルト8が検出パターンを搬送する方向(搬送方向)に直交する方向に相当する。なお、搬送方向は副走査方向とも呼ばれる。図5(B)は、色ずれ検出パターンを検出した際の二値化信号を示している。CPU70は、イエローを基準色とし、イエローの検出パターンとイエロー以外の他の色の検出パターンとの距離を検出する。そのため、決定部713は、基準色の検出パターンに対応する二値化信号の重心位置と他の色の検出パターンに対応する二値化信号の重心位置との時間差を検出する。具体的には、決定部713は、検出パターン801と検出パターン802〜804の各々との距離m1、c1、k1と、検出パターン811と検出パターン812〜814の各々との距離m2、c2、k2を求める。なお、距離は、色ずれ検出パターンの二値化信号の重心位置の時間差と中間転写ベルト8の表面の移動速度との積で求められる。なお、重心位置は、立ち上がりエッジの検出時刻と立下りエッジの検出時刻との中間の時刻である。
例えば、マゼンタの検出パターンとイエローの検出パターンとの相対位置が理想的な位置関係に制御できている場合、m1とm2はそれぞれ理想値と同じである。ここで、マゼンタの検出パターンがイエローの検出パターンに対して副走査方向にずれると、m1とm2はそれぞれ理想値とは異なる値となる。なお、副走査方向において、図5(A)の+側にマゼンタの検出パターンがずれるとm1及びm2は理想値より大きくなり、−側にマゼンタの検出パターンがずれるとm1及びm2は理想値より小さくなる。本実施形態では、理想値とm1との差分、及び理想値とm2との差分の平均値を副走査方向の色ずれ量とする。また、マゼンタの検出パターンがイエローの検出パターンに対して主走査方向にずれると、m1及びm2のいずれか一方が理想値より大きくなり、他方が理想値より小さくなる。具体的には、主走査方向において、図5(A)の+側にマゼンタの検出パターンがずれるとm1が理想値より大きくなり、m2が理想値より小さくなる。一方、図5(A)の−側にマゼンタの検出パターンがずれるとm1が理想値より小さくなり、m2が理想値より大きくなる。本実施形態では、理想値とm1との差分の絶対値、及び理想値とm2との差分の絶対値の平均値を色ずれ量の絶対値とし、その方向を、理想値とm1との差分と、理想値とm2との差分との大小関係により判定する。他の色のパターンについても同様である。
図4に戻り、発光制御部714は、センサ40の発光部51の発光を制御する。なお、色ずれ補正における色ずれ検出パターンや、後述する閾値設定処理における閾値設定パターンの画像データは、記憶部73に保存されている。さらに、記憶部73には、コンパレータ72に設定する各色の閾値、決定部713により算出された色ずれ量などの各種データが格納される。記憶部73に格納されている色ずれ量のデータは、起動時などにCPU70によって読み出され、画像処理部74に設定される。画像処理部74は、画像形成部IMG−Y、IMG−M、IMG−C、及びIMG−Kにより形成される画像の色ずれを補正するため、画像データに画像処理を実行するASICである。画像処理部74は、例えば、画像の書き出し位置を補正するための画像処理、及び、画像の傾きを補正するための画像処理を実行する。画像処理部74から出力された画像データは走査制御部75に入力される。走査制御部75は、走査部5a〜5dを制御して感光体2a〜2dに静電潜像を形成する。画像形成装置1は、画像処理部74において画像処理を実行して色ずれを補正する他に、例えば、画像書き出しタイミングを補正してもよい。
図6は、閾値設定処理のフローチャートである。閾値設定部711は、S10で、中間転写ベルト8からの反射光をセンサ40を使用して測定する。S10において、閾値設定部711は、センサ40から出力された中間転写ベルト8の表面からの反射光に対応する検出信号のレベルを中間転写ベルト8の1周に亘りサンプリングする。そして、閾値設定部711は、サンプリング値の平均値を、中間転写ベルト8の検出結果(レベルB)として記憶部73に記憶させる。閾値設定部711は、S11で、画像形成部IMG−Y、IMG−M、IMG−C、及びIMG−Kを制御して中間転写ベルト8上に閾値設定パターンを形成する。図8は、閾値設定パターンを示している。閾値設定パターンは、イエローの閾値設定パターン901と、マゼンタの閾値設定パターン902と、シアンの閾値設定パターン903と、ブラックの閾値設定パターン904と、を含んでいる。色ずれ検出パターン801〜804と同様に、閾値設定パターン901〜904は、中間転写ベルト8の搬送方向に対して45度の角度で形成される。閾値設定パターン901〜904は色ずれ検出パターン801〜804と同じ順に形成される。なお、閾値設定パターン901〜904における色の順序は、色ずれ検出パターン801〜804における色の順序と異なるものであっても良い。また、閾値を設定するためにボトムホールド回路76(図4)が検出信号の極小値を取得するため、閾値設定パターン901〜904の形成間隔は、色ずれ検出パターン801〜804の形成間隔より長くする。つまり、閾値設定パターン901と閾値設定パターン902との間隔は、色ずれ検出パターン801と色ずれ検出パターン802との間隔よりも広い。これによって、閾値設定パターン902が閾値設定パターン901に重なってしまい、閾値設定パターン902の検出信号が取得できなくなることを抑制できる。
図4に示す様に、センサ40が出力する検出信号は、ボトムホールド回路76に出力される。ボトムホールド回路76は、リセット信号が入力されるまで、検出信号のボトムレベルを出力し続ける。図9は、閾値設定パターン901〜904を検出した際の検出信号と、ボトムホールド回路76の出力信号との関係を示している。センサ40の検出信号は、閾値設定パターン901〜904の数に対応して4回だけそのレベルが下がり、よって、4つの負の極小値を有する。閾値設定パターン901〜904がセンサ40の検出領域に進入することでセンサ40の検出信号のレベルが下がると、ボトムホールド回路76の出力もそれに応じて減少する。その後、センサ40の検出信号のレベルが上がっても、ボトムホールド回路76の出力のレベルは、検出信号のボトムレベルに維持される。ボトムホールド回路76にリセット信号が入力されると、ボトムホールド回路76の出力のレベルは、センサ40の検出信号のレベルに対応する。閾値設定部711は、S12で、センサ40によって閾値設定パターン901〜904を測定する。S12において、閾値設定部711は閾値設定パターン901〜904のボトムレベルVy、Vm、Vc、Vkを検出する。ボトムレベルVyはイエローの閾値設定パターン901の検出信号におけるボトムレベルである。ボトムレベルVmはマゼンタの閾値設定パターン902の検出信号におけるボトムレベルである。ボトムレベルVcはシアンの閾値設定パターン903の検出信号におけるボトムレベルである。ボトムレベルVkはブラックの閾値設定パターン904の検出信号におけるボトムレベルである。なお、各色のボトムレベルは、検出信号のレベルの低下がある程度収まって、ボトムホールド回路76の出力が略一定となった後に取得される。閾値設定部711は、閾値設定パターンがセンサ40の検出領域を通過する度に、ボトムホールド回路76の出力信号(ボトムレベル)を取得する。そして、閾値設定部711は、閾値設定パターンがセンサ40の検出領域を通過し終える度に、ボトムホールド回路76にリセット信号を入力する。
S13で、閾値設定部711は、各色のボトムレベルと、レベルBとの差を求め、この差に第3所定値以内のものがあるか否かを判定する。通常、パターンからの正反射光は、中間転写ベルト8の表面からの正反射光より弱い。よって、ボトムレベルVy、Vm、Vc、及びVkとレベルBとの差が第3所定値以内である場合、閾値設定パターンの形成や検出に問題があった可能性がある。したがって、この場合、閾値設定部711は、S14で、S11の処理を既に2回行ったか否かを判定する。S11の処理が2回行われていなければ、閾値設定部711は、処理をS11へ移行する。一方、S14で、S11の処理が既に2回行われていた場合、閾値設定部711は、不図示の表示部にエラーを通知して閾値設定処理を終了する。なお、第3所定値は、実験によって予め決められている。第3所定値は記憶部73に格納されている。一方、S13で、ボトムレベルVy、Vm、Vc、及びVkとレベルBとの差のいずれも第3所定値以内でなければ、閾値設定部711は、S15で各色の閾値を決定する。なお、決定した閾値は記憶部73に記憶される。
図7は、S15における閾値の決定方法を示すフローチャートである。まず、閾値設定部711は、S20で、イエローの色ずれ検出パターン801、及び811の検出信号を二値化するための閾値を以下の通り設定する。
イエローの閾値=(B−Vy)×0.5+Vy (1)
上記式(1)は、中間転写ベルト8の検出信号(レベルB)と、イエローの閾値設定パターン901の検出信号(ボトムレベルVy)との中間値(50%)をイエローの閾値に設定するものである。なお、イエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値は、中間転写ベルト8の検出信号(レベルB)とイエローの閾値設定パターン901の検出信号(ボトムレベルVy)との間であれば、中間値でなくとも良い。S21で、閾値設定部711は、イエローの閾値設定パターン901の検出信号(ボトムレベルVy)と、マゼンタの閾値設定パターン902の検出信号(ボトムレベルVm)との差の絶対値が第2所定値以下であるかを判定する。これは、イエローの色ずれ検出パターン801と、イエローの色ずれ検出パターン801に隣接するマゼンタの色ずれ検出パターン802とを、センサ40が連続して測定する場合に、閾値の切り替えが間に合うか否かを判定する処理である。これは、イエローの色ずれ検出パターン811と、イエローの色ずれ検出パターン811に隣接するマゼンタの色ずれ検出パターン812とを、センサ40が連続して測定する場合に、閾値の切り替えが間に合うか否かを判定する処理でもある。ボトムレベルVyとボトムレベルVmとの差の絶対値が第2所定値以下であると、S22で、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の検出信号を二値化するための閾値を以下のように設定する。マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の検出信号を二値化するための閾値は、式(1)のボトムレベルVyをボトムレベルVmに置き換えることで求められる。一方、イエローのボトムレベルVyとマゼンタのボトムレベルVmとの差の絶対値が第2所定値以下ではない場合、閾値の切り替えが間に合わないと判定される。そこで、閾値設定部711は、S23で、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値をイエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値と同じレベルに設定する。以下、同様に、閾値設定部711は、S24で、マゼンタの閾値設定パターン902の検出信号(ボトムレベルVm)と、シアンの閾値設定パターン903の検出信号(ボトムレベルVc)との差の絶対値が第2所定値以下であるか否かを判定する。ボトムレベルVmとボトムレベルVcとの差の絶対値が第2所定値以下であると、S25で、閾値設定部711は、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値を以下のように設定する。シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の検出信号を二値化するための閾値は、式(1)のボトムレベルVyをボトムレベルVcに置き換えることで求められる。一方、マゼンタのボトムレベルVmとシアンのボトムレベルVcとの差の絶対値が第2所定値以下ではない場合、閾値の切り替えが間に合わないと判定される。そこで、閾値設定部711は、S26で、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値をマゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値と同じレベルに設定する。ここで、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値がイエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値と同じ値に設定されていれば、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値はイエローの閾値と同じ値に設定される。さらに、閾値設定部711は、S27で、シアンの閾値設定パターン903の検出信号(ボトムレベルVc)と、ブラックの閾値設定パターン904の検出信号(ボトムレベルVk)との差の絶対値が第2所定値以下であるか否かを判定する。ボトムレベルVcとボトムレベルVkとの差の絶対値が第2所定値以下であると、S28で、閾値設定部711は、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値を以下のように設定する。ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の検出信号を二値化するための閾値は、式(1)のボトムレベルVyをボトムレベルVkに置き換えることで求められる。一方、シアンのボトムレベルVcとブラックのボトムレベルVkとの差の絶対値が第2所定値以下ではない場合、閾値の切り替えが間に合わないと判定される。そこで、閾値設定部711は、S29で、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値をシアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値と同じレベルに設定する。ここで、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値がマゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値と同じレベルに設定されていれば、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値はマゼンタの閾値と同じ値に設定される。さらに、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値がイエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値と同じレベル設定されていれば、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値はイエローの閾値と同じ値に設定される。
以下では、中間転写ベルト8の回転方向において第1色の色ずれ検出パターンの上流側に第2色のトナー像が形成される構成を例に説明する。閾値設定部711は、第2色の色ずれ検出パターンを検出するために閾値を変更するか否かを、第1色のトナーを用いて形成された閾値設定パターンの検出信号値と第2色のトナーを用いて形成された閾値設定パターンの検出信号値との差に基づいて判定する。例えば、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812を検出するために閾値を変更するか否かを、ボトムレベルVyとボトムレベルVmとの差の絶対値が第2所定値以下か否かに基づいて決定する。ボトムレベルVyとボトムレベルVmとの差の絶対値が第2所定値以下ならば、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値を、式(1)に基づいてボトムレベルVmとレベルBとから決定する。これは、第1色の検出パターンの検出波形と第2色の検出パターンの検出波形とが相似になる可能性があるからである。中間転写ベルト8に関する検出信号値(レベルB)と色毎の閾値設定パターンに関する検出信号値(ボトムレベル)との、例えば中間値に、色毎の閾値が設定された場合、決定部713は色ずれ量を高精度に求めることができる。一方、ボトムレベルVyとボトムレベルVmとの差の絶対値が第2所定値より大きければ、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値を、ボトムレベルVyと中間転写ベルト8に対応するレベルBとに基づいて設定する。つまり、閾値設定部711は、第2色の色ずれ検出パターン用の閾値を、第1色の色ずれ検出パターン用の閾値から変更しない。これは、第1色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出位置を通過してから第2色の検出パターンが検出位置に到達するまでに、閾値を切り替えることが間に合わない可能性があるからである。つまり、第1色の閾値設定パターンのボトムレベルと第2色の閾値設定パターンのボトムレベルとの差の絶対値が第2所定値より大きい場合、閾値設定部711は閾値の切り替えが間に合わないと判定し、閾値の変更を禁止する。また、閾値設定部711は、ボトムレベルVmとボトムレベルVcとの差の絶対値が第2所定値より大きい場合、シアンの色ずれ検出パターン803用の閾値をイエローの色ずれ検出パターン801用の閾値と同じ値に設定する構成としてもよい。そして、閾値設定部711は、ボトムレベルVcとボトムレベルVkとの差の絶対値が第2所定値より大きい場合、ブラックの色ずれ検出パターン804用の閾値をマゼンタの色ずれ検出パターン802用の閾値と同じ値に設定する構成としてもよい。
上述した様に、コンパレータ72は、RC回路77によって制御された閾値を用いてセンサ40の測定結果(検出信号)を二値化する。第1色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域を通過する間、閾値設定部711は、第1色の色ずれ検出パターン用の閾値に対応するPWM信号を出力する。RC回路77は、このPWM信号を平滑化し、コンパレータ72の閾値を第1色の色ずれ検出パターン用の閾値に制御する。その後、第1色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域を通過した後、閾値設定部711は、第2色の色ずれ検出パターン用の閾値に対応するPWM信号を出力する。これにより、RC回路77は、コンパレータ72の閾値を、第1色の色ずれ検出パターン用の閾値から、第2色の色ずれ検出パターン用の閾値に変更する。しかしながら、コンパレータ72の閾値が第2色の色ずれ検出パターン用の閾値に収束するまでにはある程度の時間がかかる。第1色の色ずれ検出パターン用の閾値と第2色の色ずれ検出パターン用の閾値との差が大きい場合、コンパレータ72の閾値が第2色の色ずれ検出パターン用の閾値に収束する前に、第2色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域に到達する可能性がある。この場合、第2色の色ずれ検出パターンに対応する二値化信号がローレベルからハイレベルに変化するタイミングにおける閾値と二値化信号がハイレベルからローレベルに変化するタイミングにおける閾値とが異なる。これによって、二値化信号に誤差が生じるので、色ずれ量を高精度に求めることができない。
なお、式(1)で求められる第1色の色ずれ検出パターン用の閾値と第2色の色ずれ検出パターン用の閾値との差は、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと、中間転写ベルト8に関する検出信号のレベルとの差の半分である。第2所定値は、例えば、第1色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域を通過してから、第2色の色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域に到達するまでの間にRC回路77の出力が安定可能な最大変動量(第1所定値)の2倍以下の値とする。この場合、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと第2色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルの差が第2所定値以下であれば、第1色用の閾値と、式(1)で求められる第2色用の閾値との差は第1所定値以下となる。したがって、第1色の色ずれ検出パターンの後端がセンサ40の検出領域を通過してから、第2色の色ずれ検出パターンの前端がセンサ40の検出領域に到達するまでに、RC回路77の出力は第1色用の閾値から第2色用の閾値への変更が完了する。一方、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと第2色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルの差が第2所定値より大きい場合、第1色用の閾値と式(1)で求められる第2色用の閾値との差は第1所定値より大きくなる。この場合、第1色の色ずれ検出パターンの後端がセンサ40の検出領域を通過してから、第2色の色ずれ検出パターンの前端がセンサ40の検出領域に到達するまでに、RC回路77の出力は第1色用の閾値から第2色用の閾値への変更が完了しない。そのため、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと第2色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルの差が第2所定値より大きい場合、閾値設定部711は、第2色用の閾値を第1色用の閾値と同じにする。つまり、閾値設定部711は、閾値が変更されないように、RC回路77に入力されるべきPWM信号を変更しない。これよって、コンパレータ72は、第2色の色ずれ検出パターンの検出信号を第1色用の閾値に基づいて二値化信号に変換する。従って、第2色の色ずれ検出パターンを検出している間に閾値が変化することにより生じる検出誤差を抑えることができる。
なお、式(1)は、中間転写ベルト8に関する検出信号のレベルBと閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルVyの中間値を閾値として設定するものであるので、第2所定値は、第1所定値の2倍以下の値とした。しかしながら、式(1)の乗数0.5を0.25にすると、第2所定値は、第1所定値の4倍以下の値となる。つまり、第2所定値は、第1所定値と、式(1)の乗数との関係に基づき求まる値である。なお、第1所定値は、色ずれ検出パターンの検出間隔の間に、RC回路77の出力が安定可能な最大変動量に相当する。
また、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと第2色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルとの差が第2所定値より大きい場合、第2色用の閾値は第1色用の閾値を第1所定値以下の値だけ増減させた値としてもよい。つまり、ある色の色ずれ検出パターン用の閾値と、当該ある色の色ずれ検出パターンの1つ上流に形成された他の色の色ずれ検出パターン用の閾値との差分が第1所定値以下であれば良い。第1所定値だけ第1色用の閾値を増加させるか減少させるかを、閾値設定部711は、第1色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルと第2色の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルとの大小関係により判定することができる。具体的には、ボトムレベルVmの絶対値が、ボトムレベルVyの絶対値より大きい場合、閾値設定部711は、色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値を色ずれ検出パターン801、及び811用の閾値から第1所定値分だけ減少させる。つまり、色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値は色ずれ検出パターン801、及び811用の閾値からボトムレベルVm側にシフトされる。逆に、ボトムレベルVmの絶対値が、ボトムレベルVyの絶対値より小さい場合、閾値設定部711は、色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値を色ずれ検出パターン801、及び811用の閾値から第1所定値分だけ増加させる。つまり、色ずれ検出パターン802、及び812用の閾値は色ずれ検出パターン801、及び811用の閾値からレベルB側にシフトされる。
また、図7のフローチャートで、1つ下流側の閾値設定パターンに関する検出信号のボトムレベルとの比較に基づき、閾値設定部711は、式(1)による閾値を使用するか、1つ下流側の色ずれ検出パターン用の閾値と同じ閾値を使用するかを判定する。しかしながら、ボトムレベルの差の絶対値Vy−Vm、Vm−Vc、及びVc−Vkの内の、いずれか1つが第2所定値より大きい場合、閾値設定部711は、総て同じ閾値を設定してもよい。この場合、閾値設定部711は、例えば、色ずれ検出パターン802〜804、及び812〜814用の閾値をイエローの色ずれ検出パターン801、及び811用の閾値に設定する。
図10は、色ずれ補正制御における判定処理のフローチャートである。例えば、画像形成装置1の主電源が投入された後や、前回の色ずれ補正制御が実行されてから画像形成装置1が所定枚数のシートに画像を形成した後に、CPU70は色ずれ補正制御を実行する。例えば、色ずれ補正制御が実行される場合、閾値設定処理(図6)は色ずれ補正制御(図10)に先行して実施される。そして、CPU70は、閾値設定処理において設定された閾値を、色ずれ補正制御(図10)において使用する。また、色ずれ補正制御が実行される毎に、閾値設定部711は閾値設定処理を行う構成でなくとも良い。例えば、色ずれ補正制御(図10)においては、前回の閾値設定処理(図6)において設定された閾値が使用される。
決定部713は、S30で、画像形成部IMG−Y、IMG−M、IMG−C、及びIMG−Kを制御して色ずれ検出パターン(図5A)を、中間転写ベルト8に形成する。色ずれ検出パターンは、例えば、10組形成される。このとき、発光制御部714は、センサ40を、色ずれ検出パターンを検出可能な状態に制御する。閾値設定部711は、S31で、コンパレータ72の閾値をイエローの検出パターン801用の閾値に設定する。つまり、S31において、閾値設定部711はイエローの検出パターン801用の閾値に対応するPWM信号を出力する。RC回路77は、このPWM信号を平滑化し、コンパレータ72の閾値を制御する。続いて、決定部713は、S32で、色ずれ検出パターンを検出するのに十分な時間(所定時間)が経過したか否かを判定する。S32において所定時間が経過していない場合、CPU70は、S33で、二値化信号のエッジを2回検出したかを判定する。S33において二値化信号のエッジが2回検出されなければ、決定部713は処理をS32へ移行する。S33において二値化信号のエッジが2回検出されると、閾値設定部711は、S34で、コンパレータ72の閾値をマゼンタの検出パターン802用の閾値への変更を行う。次いで決定部713は処理をS32へ移行する。つまり、閾値設定部711は、S32からS34の処理を繰り返すことによって、二値化信号のエッジが2回検出される度にコンパレータの閾値を変更する。色ずれ検出パターンがセンサ40の検出領域を通過する順序は予め決まっているので、閾値設定部711は、二値化信号のエッジが2回検出される度に、コンパレータ72の閾値を後続の色ずれ検出パターン用の閾値に変更している。S32において所定時間が経過した場合、決定部713は、S35で、二値化信号のエッジの検出回数が所定回数であるか否かを判定する。色ずれ検出パターン(図5A)が10組形成されている場合、決定部713は二値化信号のエッジの検出回数が160回であるか否かを判定する。二値化信号のエッジの検出回数が160回であれば、決定部713は、S37で、色ずれ量を算出する。なお、図5Aに示す色ずれ検出パターンが複数組形成された場合、色ずれ量は、各検出パターンで求められる色ずれ量の平均値を使用する。そして、決定部713は色ずれ補正制御の処理を終了する。また、S35で、二値化信号のエッジの検出回数が160回でない場合、決定部713は、S30の処理が2回実行されているか否かを判定する。S30の処理が2回実行されていなければ、決定部713は処理をS30へ移行する。一方、S36においてS30の処理が既に2回実行されている場合、決定部713はエラーをユーザへ通知するためのガイダンスを不図示の画面に表示して色ずれ補正制御の処理を終了する。つまり、エラーが3回連続して発生するまで、決定部713は色ずれ量の取得を試みる。なお、二値化信号のエッジの数が160回にならなければ、決定部713は色ずれ量を算出しない。この場合、画像処理部74は、記憶部73に前回記憶された色ずれ量に基づいて、画像処理を実行する。
以上、各色のパターンがセンサ40の検出領域を通過することに伴う閾値の変動が所定値以下となる様に閾値設定部711が閾値を設定することで、安価な構成で、色ずれ補正制御の検出誤差を抑えることができる。
<第二実施形態>
続いて、本実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態では、色毎に閾値を設定していた。しかしながら、有彩色の閾値設定パターン901、902、及び903に関する検出信号のボトムレベルVy、Vm、及びVcの差はそれ程大きくない。一方、ボトムレベルVy、Vm、及びVcとボトムレベルVkの差は大きい。したがって、本実施形態の閾値設定処理においては有彩色の色ずれ検出パターン801、802、803、811、812、及び813用の閾値と、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814用の閾値との2つの閾値のみを決定する。この場合、閾値設定部711は、ボトムレベルVy、Vm、Vcの平均Vymcを求め、式(1)のボトムレベルVyを平均Vymcに置き換えて求めた値を有彩色の色ずれ検出パターン801、802、803、811、812、及び813用の閾値とする。そして、閾値設定部711は、平均VymcとボトムレベルVkとの差分に基づいて、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814用の閾値をボトムレベルVkに設定するか、有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値と同じにするかを決定する。また、図10の判定処理において閾値設定部711は、最初に有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値を設定し、8回エッジを検出すると、ブラックの色ずれ検出パターン用の閾値に変更する。そして、閾値設定部711は、2回エッジを検出すると、再度、有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値に変更する。閾値設定部711は、上記閾値の変更を2回繰り返す。なお、有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値とブラックの色ずれ検出パターン用の閾値を設定する場合、閾値設定パターンとして、例えば、イエローの閾値設定パターン901とブラックの閾値設定パターン904のみを形成する構成であっても良い。この場合、式(1)に基づき求められる値を有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値とする。さらに、3つの有彩色のうちの2つの有彩色の閾値設定パターンとブラックの閾値設定パターンとが形成される構成であっても良い。なお、2つの有彩色の閾値設定パターンが形成された場合、有彩色の色ずれ検出パターン用の閾値は、2つの有彩色の閾値設定パターンのボトムレベルの平均と中間転写ベルト8に関する検出信号のレベルBとの間の値とする。
以上、各色のパターンがセンサ40の検出領域を通過することに伴う閾値の変動が所定値以下となる様に閾値設定部711が閾値を設定することで、安価な構成で、色ずれ補正制御の検出誤差を抑えることができる。
<第三実施形態>
第一実施形態に記載の閾値設定部711は、閾値設定パターン901、902、903、及び904に対応する検出信号のボトムレベルVy、Vm、Vc、及びVkに基づいて色ずれ検出パターン801−814の閾値を決定する。第二実施形態に記載の閾値設定部711は、有彩色の閾値設定パターンに対応する検出信号のボトムレベルとブラックの閾値設定パターンに対応する検出信号のボトムレベルとに基づいて閾値を決定する。
本実施形態に記載の閾値設定部711は、閾値設定パターン901、902、903、及び904の検出信号から変換された二値化信号の時間幅を比較し、比較結果に基づいて色ずれ検出パターン801−814の閾値を決定する。つまり、閾値設定部711は、閾値設定パターン901、902、903、及び904を予め決まった閾値THに基づいて二値化信号へ変換する。閾値設定部711は、二値化信号に基づいてハイレベルの信号が出力されている時間Timeを閾値設定パターン901、902、903、及び904毎に算出する。そして、閾値設定部711は、閾値設定パターン901に対応する時間Time_yと閾値設定パターン902に対応する時間Time_mとの差の絶対値が所定時間より長いか否かを判定する。時間Time_yと時間Time_mとの差の絶対値が所定時間より長い場合、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値をイエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値に設定する。なお、イエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値は、第一実施形態に記載の式(1)を用いてボトムレベルVyとレベルBとから決定される。この決定された閾値がマゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値にも設定される。
一方、時間Time_yと時間Time_mとの差の絶対値が所定時間より長くない場合、閾値設定部711は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値をボトムレベルVmとレベルBとに基づいて決定する。なお、イエローの色ずれ検出パターン801、及び811の閾値は、第一実施形態に記載の式(1)を用いてボトムレベルVyとレベルBとから決定される。一方、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値は、第一実施形態に記載の式(1)を用いてボトムレベルVmとレベルBとから決定される。
同様に、閾値設定部711は、閾値設定パターン902に対応する時間Time_mと閾値設定パターン903に対応する時間Time_cとの差の絶対値が所定値より長いか否かを判定する。時間Time_mと時間Time_cとの差の絶対値が所定時間より長い場合、閾値設定部711は、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値をマゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値に設定する。シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値は、マゼンタの色ずれ検出パターン802、及び812の閾値と同じ値に設定される。
一方、時間Time_mと時間Time_cとの差の絶対値が所定時間より長くない場合、閾値設定部711は、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値を第一実施形態に記載の式(1)を用いてボトムレベルVcとレベルBとから決定する。
同様に、閾値設定部711は、閾値設定パターン903に対応する時間Time_cと閾値設定パターン904に対応する時間Time_kとの差の絶対値が所定値より長いか否かを判定する。時間Time_cと時間Time_kとの差の絶対値が所定時間より長い場合、閾値設定部711は、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値をシアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値に設定する。つまり、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値は、シアンの色ずれ検出パターン803、及び813の閾値と同じ値に設定される。
一方、時間Time_cと時間Time_kとの差の絶対値が所定時間より長くない場合、閾値設定部711は、ブラックの色ずれ検出パターン804、及び814の閾値を第一実施形態に記載の式(1)を用いてボトムレベルVkとレベルBとから決定する。
以上、各色のパターンがセンサ40の検出領域を通過することに伴う閾値の変動が所定値以下となる様に閾値設定部711が閾値を設定することで、安価な構成で、色ずれ補正制御の検出誤差を抑えることができる。
また、画像形成装置1は閾値設定部711、決定部713、及び発光制御部714の機能がCPU70によって実現される構成に限られない。例えば、閾値設定部711、決定部713、及び発光制御部714の機能の少なくとも一部がCPU70と異なるASICによって実現されてもよい。あるいは、閾値設定部711、決定部713、及び発光制御部714の機能の全てがCPU70と異なるASICによって実現されてもよい。ここで、ASICの数は1つに限らない。つまり、画像形成装置1は、閾値設定部711の機能を実現するASIC、決定部713の機能を実現するASIC、及び発光制御部714の機能を実現するASICが異なる構成であってもよい。また、閾値設定部711、決定部713、及び発光制御部714の機能の少なくとも一部がCPU70とは異なるプロセッサによって実現されてもよい。あるいは、閾値設定部711、決定部713、及び発光制御部714の機能の全てがCPU70と異なるプロセッサを有する構成であってもよい。ここで、CPU70と異なるプロセッサの数は1つに限らない。つまり、画像形成装置1は、閾値設定部711の機能を実現するプロセッサ、決定部713の機能を実現するプロセッサ、及び発光制御部714の機能を実現するプロセッサが異なる構成であってもよい。
また、第一実施形態、第二実施形態、及び第三実施形態に記載の画像形成装置1は中間転写ベルト8を備えている。しかしながら、画像形成装置1は中間転写ベルト8を備える構成に限定されず、画像形成装置1は中間転写ドラムを備える構成としてもよい。中間転写ベルト8や中間転写ドラムは、中間転写体と呼ばれる。中間転写体は所定方向へ回転し、パターンをセンサ40の検出領域へ搬送することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
IMG−Y、IMG−M、IMG−C、IMG−K:画像形成部、40:センサ、713:決定部、711:閾値設定部

Claims (12)

  1. 異なる色の画像を形成する画像形成手段と、
    所定方向へ回転する中間転写体と、
    前記中間転写体に形成されたカラーパターンからの反射光を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定結果と閾値とを比較するコンパレータと、
    前記画像形成手段を制御して異なる色を有する複数の第1カラーパターンを形成させ、前記測定手段を制御して前記複数の第1カラーパターンを測定させ、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて、異なる色を有する複数の第2カラーパターンの各々に対応する閾値を決定し、前記画像形成手段を制御して前記複数の第2カラーパターンを形成させ、前記測定手段を制御して前記複数の第2カラーパターンを測定させ、前記複数の第2カラーパターンの中の基準色を有するカラーパターンと前記複数の第2カラーパターンの中の前記基準色と異なる他の色を有するカラーパターンとの相対位置に関する色ずれ量を、前記測定手段による前記複数の第2カラーパターンの測定結果と前記複数の第2カラーパターンの各々に対応する前記閾値とを前記コンパレータによって比較した結果に基づいて検知し、前記基準色の画像と前記他の色の画像との相対位置を、前記色ずれ量に基づいて補正する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記閾値を前記複数の第2カラーパターンの各々に対応する前記閾値に設定するか否かを、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の第2カラーパターンの内の第1色のカラーパターンに対応する第1閾値と、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第1色と異なる第2色のカラーパターンに対応する第2閾値とを、前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて決定し、
    前記第1色のカラーパターンは、前記所定方向において、前記第2色のカラーパターンの上流に隣接して形成され、
    前記制御手段は、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンに対応する閾値を前記第2閾値に設定するか否かを、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記測定手段は、前記カラーパターンからの反射光に基づき出力値を出力し、
    前記制御手段は、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンに対応する閾値を前記第2閾値に設定するか否かを、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第1色のカラーパターンの測定結果に対応する出力値と、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンの測定結果に対応する出力値とに基づいて制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第1色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値と、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値との差が所定値より小さい場合、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンに対応する前記閾値を前記第2閾値に変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第1色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値と、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値との差が所定値より大きい場合、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンに対応する前記閾値を前記第1閾値と前記第2閾値との間の他の閾値に変更することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第1色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値と、前記複数の第1カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンの測定結果に対応する前記出力値との差が所定値より大きい場合、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンに対応する前記閾値を前記第1閾値に設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数の第2カラーパターンの内の第1色のカラーパターンに対応する第1閾値、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第1色と異なる第2色のカラーパターンに対応する第2閾値、及び、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第1色と異なり、且つ前記第2色と異なる第3色のカラーパターンに対応する第3閾値を、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて決定し、
    前記第1色のカラーパターンは、前記所定方向において、前記第2色のカラーパターンの上流に隣接して形成され、
    前記第2色のカラーパターンは、前記所定方向において、前記第3色のカラーパターンの上流に隣接して形成され、
    前記制御手段は、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第3色のカラーパターンに対応する閾値を前記第3閾値へ変更するか否かを、前記測定手段による前記複数の第1カラーパターンの測定結果に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記測定手段は、前記カラーパターンからの反射光に基づき出力値を出力し、
    前記制御手段は、前記測定手段から出力された前記複数の第1カラーパターンの内の前記第2色のカラーパターンの測定結果に対応する出力値と、前記測定手段から出力された前記複数の第1カラーパターンの内の前記第3色のカラーパターンの測定結果に対応する出力値との差が所定値より大きい場合、前記複数の第2カラーパターンの内の前記第3色のカラーパターンに対応する閾値を前記第1閾値に設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定方向において前記複数の第1カラーパターンに含まれる第1色のカラーパターンと前記複数の第1カラーパターンに含まれる第2色のカラーパターンとの距離は、前記所定方向において前記複数の第2カラーパターンに含まれる前記第1色のカラーパターンと前記複数の第2カラーパターンに含まれる前記第2色のカラーパターンとの距離より長いことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1色は基準色に対応することを特徴とする請求項2乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1色は有彩色であり、
    前記第2色はブラックであることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記測定手段は、発光部と受光部とを含み、
    前記受光部は、前記カラーパターンからの正反射光を受光する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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