JPH09323233A - 円形薄板状物の支持治具 - Google Patents

円形薄板状物の支持治具

Info

Publication number
JPH09323233A
JPH09323233A JP16678496A JP16678496A JPH09323233A JP H09323233 A JPH09323233 A JP H09323233A JP 16678496 A JP16678496 A JP 16678496A JP 16678496 A JP16678496 A JP 16678496A JP H09323233 A JPH09323233 A JP H09323233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
jig
circular thin
wafer
support jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16678496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3623315B2 (ja
Inventor
Michio Hasegawa
教夫 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Nagano Electronics Industrial Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Nagano Electronics Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd, Nagano Electronics Industrial Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP16678496A priority Critical patent/JP3623315B2/ja
Priority to US08/867,450 priority patent/US5791357A/en
Priority to TW086107630A priority patent/TW349887B/zh
Priority to EP97303878A priority patent/EP0812008A3/en
Publication of JPH09323233A publication Critical patent/JPH09323233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623315B2 publication Critical patent/JP3623315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/673Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere using specially adapted carriers or holders; Fixing the workpieces on such carriers or holders
    • H01L21/67313Horizontal boat type carrier whereby the substrates are vertically supported, e.g. comprising rod-shaped elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S134/00Cleaning and liquid contact with solids
    • Y10S134/902Semiconductor wafer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Weting (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 円形薄板状物、特に半導体ウエーハを、垂直
に立てた状態で上部が振動しないように安定して保持で
き、かつ、表面張力を受ける範囲が小さい円形薄板状物
を提供する。 【解決手段】 円柱の側面に円柱の中心軸に対して直角
方向に断面略V字形の凹部を有している円柱2つと、こ
れらの円柱を所要位置に固定するための手段からなり、
円柱のそれぞれの凹部に円形薄板状物が挿入されること
により円形薄板状物を支持する円形薄板状物の支持治具
において、支持する円形薄板状物の中心と円柱の中心軸
とを結ぶ垂線に対して左右対称に、凹部を形成している
側壁部に切り欠きを設けたことを特徴とする、円形薄板
状物の支持治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形薄板状物、特
に精密円形薄板状物、例えば半導体ウエーハ、液晶パネ
ルなどを液体処理または搬送する際に使用する、複数枚
の円形薄板状物を支持できる、円形薄板状物の支持治
具、ならびにこの支持治具が備えられた円形薄板状物の
液体処理槽および保持治具に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体鏡面ウエーハは、通常、シリコン
等の単結晶棒をスライシングし、得られた半導体ウエー
ハに面取り加工、ラッピング、洗浄、エッチング、洗
浄、鏡面研磨、洗浄等の多数の工程を経て製造される。
【0003】このような半導体鏡面ウエーハの製造にお
いて、エッチングや洗浄のような液体処理や搬送は、複
数枚のウエーハを垂直に立てた状態で行われることが多
く、そのために複数枚のウエーハを垂直に立てた状態で
保持できるウエーハの支持治具が使用される。半導体ウ
エーハの洗浄において、ウエーハの支持治具として、従
来、搬送の治具を兼ねたキャリア(バスケット)が用い
られ、このキャリアにウエーハを挿入し、複数の槽に入
った洗浄液の中でウエーハを洗浄するために、キャリア
でウエーハを液中や空中を移動させることが一般的であ
った。
【0004】しかし、このキャリアとウエーハの間の隙
間に洗浄液が溜まり易く、この隙間に溜まった洗浄液に
よって次の洗浄液が汚染され、洗浄効率が低下するた
め、近年においては、洗浄槽内にウエーハを垂直に立て
た状態に保持できる治具を設置し、ウエーハの搬送は別
の治具によって行う、いわゆるカセットレス洗浄が主流
となりつつある。
【0005】カセットレス洗浄において使用されるウエ
ーハの支持治具で、ウエーハを保持した状態の一例を図
10に示す。図10に示すように、カセットレス洗浄に
おいて使用されている従来のウエーハの支持治具21
は、断面略V字形の凹部26を側面に有している円柱2
7、別の言い方をすれば、算盤の珠を串に刺して連ねた
ような形状の棒体2つを、凹部の位置を対応させて平行
に並べた状態で動かないように固定させたものである。
この支持治具は、通常洗浄槽の底部に設置され、ウエー
ハ22は、この2つの円柱27,27を跨ぐように、各
々の凹部26に1枚ずつ挿入され、その際、凹部26に
挿入されたウエーハ22の中心と円柱27の中心軸とを
結ぶ垂線上で、図11に示すように、凹部を形成する側
壁部25とウエーハ22の側面24が接触することによ
って、ウエーハは洗浄槽内に垂直に立てた状態で保持さ
れる。
【0006】しかし、このようなウエーハの支持治具で
ウエーハを保持すると、支持治具は、上述したように通
常洗浄槽の底部に設置されているので、垂直に立てられ
たウエーハの極めて下側に偏った位置でウエーハを支持
し、しかもウエーハと支持治具との接触点は、図11に
示すように支持治具を構成する一方の円柱あたり2点、
従って合計4点と極めて少ないために、ウエーハが安定
して保持され難く、例えば、ウエーハの洗浄時の洗浄槽
の振動、ウエーハの周りの洗浄液の流れなどによって、
図12に示すように、支持治具21の上でウエーハ22
の上部が振動を起こし、隣接するウエーハ22同士が互
いに接触し、ウエーハ22の表面に擦れ傷を発生しやす
いという問題がある。
【0007】支持治具をより高い位置に設置し、より高
い位置で、垂直に立てられたウエーハと接触するように
すれば、ウエーハを上部の振動なく安定して垂直に立て
ることができるのであるが、そのようにすると、支持治
具が障害となって、図13に示すような、カセットレス
洗浄で通常使用されているウエーハの搬送治具(カセッ
トレスアーム)23を用いることができなくなってしま
う。従って、カセットレス洗浄で使用可能な、ウエーハ
を上部の振動なく安定して垂直に立てた状態で保持でき
るウエーハの支持治具が所望されている。
【0008】さらに、洗浄やエッチングなどの液体処理
の際に使用されるウエーハの支持治具については、搬送
の治具を兼ねたものを含めて、ウエーハとの接触点がよ
り少ないことが求められている。これは、ウエーハ全体
を均等に液体処理するためには、洗浄液などの処理液が
できる限り均等な流れをなすように装置を構成しなけれ
ばならないが、その時に、ウエーハと支持治具とが接触
していると、その近傍では、液体とウエーハの表面張力
によって、処理液の流れが阻害され易いからである。
【0009】また、ウエーハの支持治具が搬送の治具を
兼ねている場合、凹部にウエーハを挿入した状態で支持
治具を液中から空中に出すと、ウエーハと支持治具とが
接触している近傍では、表面張力によってウエーハと支
持治具との間に処理液が停滞し、その後の工程に深刻な
汚染の問題を引き起こす。そのため、ウエーハと支持治
具との接触点を少なくし、表面張力の影響を受ける範囲
を極力小さくし、停滞する処理液の量をできる限り少な
くすることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、半
導体ウエーハを、垂直に立てた状態で上部が振動しない
ように安定して保持でき、かつ、表面張力を受ける範囲
が小さいウエーハ支持治具を提供することを課題とす
る。しかし、表面張力を受ける範囲を小さくしようとす
ると通常ウエーハと支持治具との接触点を少なくしなけ
ればならず、支持治具とウエーハとの接触点を少なくす
れば、ウエーハの支持は不安定になるので、この課題は
2つの矛盾する要素を含むものと考えられた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために種々検討を重ねた結果、上記支持治具の
凹部を形成する側壁部に切り欠きを設けることによって
解決できることを見いだした。すなわち、カセットレス
洗浄で従来使用されている上述したような円柱2つから
なるウエーハの支持治具とウエーハとは、上述したよう
に合計4点で接触するのであるが、それらの接触点のと
ころを中心として、凹部を形成する側壁部に切り欠きを
設けて、切り欠きの両端面に現出する断面略V字形の凹
部を形成する側壁部で支持治具とウエーハとを接触させ
ることによって、一方の円柱あたり4点、従って合計8
点で支持治具とウエーハとが接触するようになり、ウエ
ーハの支持治具は、ウエーハを、上部が振動しないよう
に安定して支持できるようになる。それと共に、切り欠
きを設けることによって従来よりも表面張力の影響を受
ける範囲を小さくすることができ、それによって、処理
液の流れの阻害や処理液の停滞を軽減することができ
る。
【0012】そしてこの支持治具は、半導体ウエーハの
みならず、円形の薄板状の物体であれば、いずれも支持
可能であり、このような円形薄板状物、特に、表面の均
一、清浄な処理が要求される精密円形薄板状物の洗浄、
エッチングなどの液体処理の際に、円形薄板状物を、液
体処理槽中で保持するために使用することができる。さ
らに、この支持治具は、ウエーハを上部が振動しないよ
うに安定して支持できることから、支持治具に持ち手を
取り付けるだけで、搬送の治具を兼ねた支持治具として
も使用することができる。
【0013】すなわち、本発明のうち請求項1に記載の
発明は、円柱の側面に円柱の中心軸に対して直角方向に
断面略V字形の凹部を有している円柱2つと、これらの
円柱を所要位置に固定するための手段からなり、円柱の
それぞれの凹部に円形薄板状物が挿入されることにより
円形薄板状物を支持する円形薄板状物の支持治具におい
て、支持する円形薄板状物の中心と円柱の中心軸とを結
ぶ垂線に対して左右対称に、凹部を形成している側壁部
に切り欠きを設けたことを特徴とする、円形薄板状物の
支持治具である。
【0014】このように切り欠きを設けて、切り欠きの
両端面に現出する断面略V字形の凹部を形成する側壁部
で支持治具と円形薄板状物とを接触させることによっ
て、円形薄板状物が合計8点で支持治具と接触するよう
になって、安定して支持治具に保持されると共に、切り
欠きがあることによって、表面張力の影響を受ける範囲
が小さくなって、処理液の流れが均一になり、また、停
滞する処理液の量が非常に軽減される。従って、上記支
持治具を、例えば洗浄機や搬送機中で、従来使用されて
いた支持治具の代わりに用いることによって、例えば半
導体ウエーハを表面に擦れ傷を付けることなく、また、
その表面を均一に、高い洗浄効率で洗浄することができ
る。
【0015】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、上記支持治具が備えられた、円形薄板状物の液体処
理槽である。この液体処理槽は、例えばカセットレスア
ームを用いて半導体ウエーハを洗浄する際に使用するこ
とができる。その際、洗浄槽が振動したり、ウエーハの
周りの洗浄液が流動しても、隣接するウエーハ同士が衝
突することがなく、ウエーハは洗浄槽内で安定して保持
され、ウエーハの表面に擦れ傷が付くことを防止でき
る。
【0016】さらに、本発明のうち請求項4に記載の発
明は、上記支持治具に、持ち手が取り付けられた、搬送
の治具を兼ねた円形薄板状物の保持治具である。上記切
り欠きを設けた支持治具によって円形薄板状物を安定し
て保持できるので、他の支持部材をさらに設ける必要が
なく、上記支持治具に持ち手を取り付けるだけで、搬送
の治具を兼ねた支持治具として利用できる。このため、
この搬送の治具を兼ねた支持治具では、従来使用されて
いるキャリアと比べて、表面張力の影響を受ける範囲が
ずっと小さく、円形薄板状物全体のより均一な液体処理
が可能であるし、また、停滞する処理液の量は少なく、
次の液体処理槽の汚染を抑制できる。
【0017】そして、これらの発明は、円形薄板状物
が、半導体ウエーハである場合に、特に有効である。半
導体ウエーハでは表面のごく僅かな汚れや擦れ傷でも問
題になるし、また、その表面が極めて均一に液体処理さ
れることが所望されるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。円形薄板状物を保持した状態にある本発明
の支持治具の一例を図1に示す。図1に示されている通
り、本発明の支持治具1は、断面略V字形の凹部11を
側面に有している円柱8,8と、これらの円柱8,8を
所要位置に固定するための手段10からなり、円柱8,
8のそれぞれの凹部11に円形薄板状物3を1枚ずつ挿
入して円形薄板状物3を支持するものであって、支持す
る円形薄板状物3の中心と支持治具を構成する円柱8,
8の中心軸とを結ぶ垂線に対して左右対称に、凹部11
を形成している側壁部5に切り欠き6が設けられている
ものである。
【0019】本発明の支持治具において、円形薄板状物
は、切り欠きの両端面に現出する断面略V字形の凹部を
形成する側壁部で支持治具と接触する。図2(a)〜
(c)に、円形薄板状物3と支持治具1との接触の状態
の例を示す。図2(a)〜(c)に示されているような
側壁部5が、切り欠きの両端面に現出し、円形薄板状物
は、その側面13で支持治具1の側壁部5と接触する
(図2(a)または(c))か、または、側面13と主
面14の境界で接触する(図2(b))。
【0020】切り欠きは、図3に示すように、切り欠き
6の両端面に現出する側壁部でのみ円形薄板状物3が支
持治具1と接触し、凹部に挿入された円形薄板状物3の
中心と円柱8の中心軸とを結ぶ垂線上で円形薄板状物3
と支持治具1とが接触しない幅の範囲内で、側壁部5に
設ける必要がある。すなわち、切り欠き部6の幅が大き
すぎると、前記垂線上で円形薄板状物と支持治具とが接
触してしまうからである。なお、図3中、9は、円形薄
板状物と支持治具との接触点を示す。
【0021】図4に、本発明の支持治具1が備えられた
液体処理槽2の一例を示す。液体処理槽2中の支持治具
1には、図4に示すようなカセットレスアーム4によっ
て、円形薄板状物3、例えば半導体ウエーハが、支持治
具1の略V字形の凹部11に挿入され、保持される。図
5に、本発明の液体処理槽2に備えられた支持治具に円
形薄板状物3が保持されている状態の一例を示す。液体
処理槽としては、例えば洗浄槽、エッチング槽などが挙
げられる。本発明の支持治具1は、液体処理槽2の底部
に、はめ込むなどによって動かないように固定される。
【0022】図6に、本発明の支持治具1に、持ち手7
が取り付けられた、搬送の治具を兼ねた円形薄板状物の
保持治具12の一例を示す。さらに、図7に、この保持
治具12に円形薄板状物3が保持されている状態の一例
を示す。この保持治具12は、図8に示すように、円形
薄板状物3を保持した状態で、液体処理槽2中に入れら
れ、その中で円形薄板状物3は、液体処理に付される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに詳細に
説明する。実施例1 図6に示すような切り欠きのある本発明の搬送の治具を
兼ねた支持治具と、切り欠きのない搬送の治具を兼ねた
支持治具にウエーハを入れ、これらを、洗浄液の入った
洗浄槽に入れ、次いで引き上げて、ウエーハに付着した
洗浄液の状態を観察した。結果を図9(a)および
(b)に示す。図9(a)および(b)に示されるよう
に、洗浄液の付着面積(図中斜線の部分)は、本発明の
支持治具を用いた場合(図9(a))、切り欠きのない
支持治具を用いた場合(図9(b))に比べてかなり小
さくなっている。従って、本発明の支持治具を用いる
と、洗浄効率が向上することがわかる。
【0024】実施例2 図4に示すような本発明の支持治具を備えた洗浄槽と、
切り欠きのない支持治具を備えた洗浄槽に、カセットレ
スアームによって、ウエーハをそれぞれ8枚ずつ入れ、
次いで洗浄槽に純水を入れ、超音波をかけた後、ウエー
ハの表面の状態を調べた。その結果、切り欠きのない支
持治具を用いた場合、ウエーハのほぼ全数に、ウエーハ
の表面に擦れ傷を発生していたが、本発明の支持治具を
用いた場合、ウエーハの全数で、表面に擦れ傷は見られ
なかった。また、本発明の支持治具または切り欠きのな
い支持治具を用いて、それぞれ3000枚ずつのウエー
ハを洗浄し、支持治具とウエーハの接触点の近傍の汚れ
の発生の有無を調べたところ、切り欠きのない支持治具
を用いた場合には150枚のウエーハに汚れが発生して
いたが、本発明の支持治具を用いた場合には14枚のウ
エーハにしか汚れが発生していなかった。すなわち、支
持治具とウエーハの接触点の近傍の汚れの発生率は、切
り欠きのない支持治具を用いた場合には、5.0%であ
ったが、本発明の支持治具を用いた場合には0.5%以
下と非常に小さかった。
【0025】なお、本発明は、上記実施の形態および実
施例に限定されるものではない。上記実施の形態および
実施例は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載さ
れた技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作
用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明
の技術的範囲に包含される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、円形薄板状物との接触
点の数が増大するので、円形薄板状物、特に半導体ウエ
ーハを、垂直に立てた状態で安定して保持でき、液体処
理や搬送中に擦れ傷を発生することを避けることができ
ると共に、円形薄板状物と保持治具の表面張力を受ける
範囲が小さくなり、従って、円形薄板状物の表面全体を
均等に、かつ、高い効率で液体処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の円形薄板状物の支持治具の一例を示
す概略図である。
【図2】 (a)〜(c)は円形薄板状物と本発明の支
持治具との接触の状態の例を示す部分断面図である。
【図3】 本発明の支持治具と円形薄板状物の接触の状
態を示す概略図である。
【図4】 本発明の支持治具が備えられた液体処理槽の
概略図である。
【図5】 円形薄板状物が保持されている状態の、図4
に示す液体処理槽の概略図である。
【図6】 本発明の搬送の治具を兼ねた保持治具の一例
を示す概略図である。
【図7】 円形薄板状物が保持されている状態の、図6
に示す保持治具の概略図である。
【図8】 図7に示す保持治具を液体処理槽中に入れた
状態を示す概略図である。
【図9】 実施例1の結果を示す図である。 (a)本発明の支持治具を用いた場合 (b)切り欠きのない支持治具を用いた場合
【図10】 半導体ウエーハが保持されている状態の、
カセットレス洗浄で使用されている従来のウエーハの支
持治具を示す概略図である。
【図11】 ウエーハと支持治具との接触の状態を示す
説明図である。
【図12】 従来のウエーハの支持治具では半導体ウエ
ーハが安定して保持できないことを示す概略図である。
【図13】 ウエーハの搬送治具(カセットレスアー
ム)とウエーハとウエーハの支持治具との位置関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…本発明の支持治具、 2…液体処理
槽、3…円形薄板状物、 4…カセッ
トレスアーム、5…側壁部、
6…切り欠き、7…持ち手、
8…円柱、9…接触点、10…円柱を所要位置に固定す
るための手段、11…凹部、12…搬送の治具を兼ねた
円形薄板状物の保持治具、13…側面、
14…主面、21…従来のウエーハの支持治
具、 22…ウエーハ、23…ウエーハの搬送治具
(カセットレスアーム)、24…ウエーハの側面、
25…側壁部、26…凹部、
27…円柱。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱の側面に円柱の中心軸に対して直角
    方向に断面略V字形の凹部を有している円柱2つと、こ
    れらの円柱を所要位置に固定するための手段からなり、
    円柱のそれぞれの凹部に円形薄板状物が挿入されること
    により円形薄板状物を支持する円形薄板状物の支持治具
    において、支持する円形薄板状物の中心と円柱の中心軸
    とを結ぶ垂線に対して左右対称に、凹部を形成している
    側壁部に切り欠きを設けたことを特徴とする、円形薄板
    状物の支持治具。
  2. 【請求項2】 円形薄板状物が半導体ウエーハであるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の支持治具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の支持治具が備
    えられた、円形薄板状物の液体処理槽。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の支持治具に、
    持ち手が取り付けられた、搬送の治具を兼ねた円形薄板
    状物の保持治具。
JP16678496A 1996-06-06 1996-06-06 円形薄板状物の支持治具 Expired - Lifetime JP3623315B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16678496A JP3623315B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 円形薄板状物の支持治具
US08/867,450 US5791357A (en) 1996-06-06 1997-06-02 Support jig for thin circular objects
TW086107630A TW349887B (en) 1996-06-06 1997-06-03 Support jig for thin circular objects, solution-processing bath equipped with the same and retaining jig comprising the same
EP97303878A EP0812008A3 (en) 1996-06-06 1997-06-05 Support jig for thin circular objects

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16678496A JP3623315B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 円形薄板状物の支持治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09323233A true JPH09323233A (ja) 1997-12-16
JP3623315B2 JP3623315B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=15837619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16678496A Expired - Lifetime JP3623315B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 円形薄板状物の支持治具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5791357A (ja)
EP (1) EP0812008A3 (ja)
JP (1) JP3623315B2 (ja)
TW (1) TW349887B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012204712A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板保持具および基板処理装置
JP2018040060A (ja) * 2011-11-08 2018-03-15 トーソー エスエムディー,インク. 特別な表面処理及び優れた粒子性能を有するシリコンスパッターターゲットの製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6767840B1 (en) 1997-02-21 2004-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Wafer processing apparatus, wafer processing method, and semiconductor substrate fabrication method
SG63810A1 (en) * 1997-02-21 1999-03-30 Canon Kk Wafer processing apparatus wafer processing method and semiconductor substrate fabrication method
US5988191A (en) * 1997-11-19 1999-11-23 Coburn Optical Industries, Inc. Holder for ophthalmic lenses and lens blocks
US6047717A (en) * 1998-04-29 2000-04-11 Scd Mountain View, Inc. Mandrel device and method for hard disks
US6340090B1 (en) * 1999-01-07 2002-01-22 Tooltek Engineering Corporation Substrate fixturing device
US6418945B1 (en) * 2000-07-07 2002-07-16 Semitool, Inc. Dual cassette centrifugal processor
US7201639B2 (en) * 2001-04-24 2007-04-10 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Powder for disks
US7415985B2 (en) * 2003-09-24 2008-08-26 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate cleaning and drying apparatus
JP4999808B2 (ja) * 2008-09-29 2012-08-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
CN108213017B (zh) * 2018-01-17 2021-01-08 安徽机电职业技术学院 一种双工位浇灌清洗用运载装置
TWI786544B (zh) * 2021-02-18 2022-12-11 日商華爾卡股份有限公司 支撐治具、支撐治具組及桶槽物件的清洗方法
CN114310367B (zh) * 2021-12-23 2023-08-01 上海新力动力设备研究所 一种大长径比薄壁壳体减振工装
CN114589150B (zh) * 2022-01-14 2023-03-24 浙江阿凡特精密设备制造有限公司 一种油缸活塞杆清洗装置及其使用方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2555594A (en) * 1948-09-13 1951-06-05 Victor S Markovitz Phonograph disk record package
US3923156A (en) * 1974-04-29 1975-12-02 Fluoroware Inc Wafer basket
JPS53144265A (en) * 1977-05-23 1978-12-15 Hitachi Ltd Etching device
US4669612A (en) * 1985-02-20 1987-06-02 Empak Inc. Disk processing cassette
JPS61284927A (ja) * 1985-06-11 1986-12-15 Toshiba Corp 半導体ウエ−ハ洗滌方法
JPS62283632A (ja) * 1986-05-31 1987-12-09 Toshiba Corp ウエハ処理装置
JPH03116731A (ja) * 1989-09-28 1991-05-17 Dan Kagaku:Kk 半導体ウエハ用移送装置
JPH03233930A (ja) * 1990-02-08 1991-10-17 Fujitsu Ltd 半導体装置の洗浄方法
JPH0456321A (ja) * 1990-06-26 1992-02-24 Fujitsu Ltd 半導体ウエハの洗浄装置
JPH0547738A (ja) * 1991-07-15 1993-02-26 Fujitsu Ltd 基板のウエツト処理方法
JP2696017B2 (ja) * 1991-10-09 1998-01-14 三菱電機株式会社 洗浄装置及び洗浄方法
JP3110218B2 (ja) * 1992-09-25 2000-11-20 三菱電機株式会社 半導体洗浄装置及び方法、ウエハカセット、専用グローブ並びにウエハ受け治具
JP2609815B2 (ja) * 1994-07-22 1997-05-14 九州日本電気株式会社 ウェット処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012204712A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板保持具および基板処理装置
JP2018040060A (ja) * 2011-11-08 2018-03-15 トーソー エスエムディー,インク. 特別な表面処理及び優れた粒子性能を有するシリコンスパッターターゲットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0812008A2 (en) 1997-12-10
EP0812008A3 (en) 2001-04-18
JP3623315B2 (ja) 2005-02-23
TW349887B (en) 1999-01-11
US5791357A (en) 1998-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3623315B2 (ja) 円形薄板状物の支持治具
JPH06252119A (ja) 1個の半導体ウェーハを一度に洗浄するための装置および方法
US6520191B1 (en) Carrier for cleaning silicon wafers
JP4332867B2 (ja) ウェーハの支持装置及び該装置を備えた移送装置
JP4767769B2 (ja) 超音波洗浄装置
JPH0322547A (ja) 基板ホルダ
JPS5947457B2 (ja) 半導体ウェファ−の洗浄方法
JP2767165B2 (ja) ウエーハ洗浄槽
KR100933593B1 (ko) 습식세정장치의 웨이퍼 지지구조
JP2840799B2 (ja) 枚葉式洗浄方法及び装置
JPH06286869A (ja) 基板保持具
JPS5938051Y2 (ja) 半導体製造治具
JPH05102121A (ja) 枚葉式洗浄方法及び装置
KR20010075619A (ko) 실리콘 웨이퍼들을 세정하기 위한 캐리어
JPS6345875B2 (ja)
JP3105722B2 (ja) 基板保持具洗浄装置
KR200226346Y1 (ko) 웨이퍼 캐리어
JP2002134457A (ja) ウェハー洗浄槽及びウェハー保持機構
JPH03148127A (ja) 半導体湿式処理装置
KR200164444Y1 (ko) 반도체세정장비의파트홀딩암
JPS63107030A (ja) ウエハ洗浄方法およびそれに用いるウエハ洗浄治具
JPH0974078A (ja) 洗浄処理装置
JPH0845887A (ja) ウェハ洗浄方法
JPH11307617A (ja) 半導体基板用製造治具
JPH0653200A (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term