JPH0974078A - 洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理装置

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JPH0974078A
JPH0974078A JP25021895A JP25021895A JPH0974078A JP H0974078 A JPH0974078 A JP H0974078A JP 25021895 A JP25021895 A JP 25021895A JP 25021895 A JP25021895 A JP 25021895A JP H0974078 A JPH0974078 A JP H0974078A
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wafer
cleaning
processing
rods
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JP25021895A
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Yoshiyuki Honda
儀幸 本田
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Kyushu Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Kyushu Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理体を安定保持した状態で洗浄処理し、
被処理体と処理液とを均一に接触させて処理能率の向上
及び歩留りの向上を図ること。 【解決手段】 処理槽15A内に複数のウエハWを並列
に立設させ処理液に浸漬させた状態で保持するウエハボ
ート30を、ウエハWの両側下部をそれぞれ保持する第
1及び第2の保持棒32,33と、ウエハWに設けられ
たオリフラWoの両側近傍をそれぞれ保持する第3及び
第4の保持棒34,35とで構成する。第1及び第2の
保持棒32,33に、ウエハWの重量を支持する保持溝
32a,33aを長手方向に列設し、第3及び第4の保
持棒34,35には、ウエハWの転倒を防止する保持溝
34a,35a長手方向に列設する。これにより複数枚
のウエハWを所定の間隔をおいて安定した状態で保持す
ることができ、ウエハWと処理液との接触を均一にする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程においては、被処
理体である半導体ウエハ(以下にウエハという)の表面
に付着したパーティクル、有機汚染物、金属不純物等の
コンタミネーションあるいは表面に形成された自然酸化
膜等を除去するために洗浄処理装置が使用されている。
この種の洗浄処理装置は、例えばウエハをアンモニア、
フッ酸等のアルカリ性薬液や酸性薬液等及び純水等の処
理液に順次浸漬してウエハの表面を洗浄処理するもの
で、例えば直線状に配置される各処理液を収容した処理
槽と、ローダ部に搬入された未処理のウエハを保持して
順次処理槽に搬送する搬送・保持手段であるウエハチャ
ックを有するウエハ搬送装置と、ウエハチャックにて搬
送されたウエハを保持してウエハを処理槽内に浸漬され
た状態で保持する保持手段であるウエハボートとを具備
してなる。
【0003】上記のように構成される洗浄処理装置にお
いて、上記ウエハボートは、図6(a)に示すように、
対向して設けられた一対の支持板aの間に3本の棒状保
持部材b,c,dが架設して構成されている。このう
ち、左右の保持部材b,cは、ウエハWの両側下部を保
持し、また、保持部材dはウエハWの下端をそれぞれ保
持するためのものであり、その上面には保持部材b,
c,dの横幅全体に渡って切り込まれた保持溝e,f,
gが長手方向に平行に多数配列された櫛歯状に形成され
ている。このうち、保持部材b,cに設けられた保持溝
e,fは、ウエハWの重量を支持し、保持部材dに設け
られた保持溝gは、ウエハWの転倒を防止するように構
成されている。
【0004】上記のように構成されるウエハボートを用
いてウエハWを複数枚例えば50枚を間隔をおいて立設
保持した状態で薬液や純水等の処理液を例えば下方から
処理槽内に供給して、処理液中にウエハWを浸漬して適
宜洗浄処理例えば薬液によるエッチング、純水によるリ
ンス処理等が施される。処理が施されたウエハWはウエ
ハチャックにて引き上げられて次工程の処理工程に搬送
されるか、あるいは、ウエハボートごと引き上げられて
次工程の処理工程に搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハWに
は、結晶方向や伝導型の判別及び位置合せを容易にする
ために外周の一部にフラットなオリフラWoが設けられ
ており、このオリフラWoが洗浄処理の際に下方に位置
させたい場合がある。しかしながら、従来の洗浄処理装
置においては、上述したように3本の保持部材a,b,
cにてウエハWを保持する構造であるため、オリフラW
oが下方に位置すると、図6(b)に示すように保持部
材dの保持溝fにてウエハWが十分に保持されない状態
となり、そのためウエハWが転倒して隣接するウエハW
に接触し、洗浄処理に支障をきたすという問題がある。
【0006】また、3本の保持部材b,c,dは例えば
50枚のウエハWを保持するため、強度を有する必要が
あり、そのためには、保持部材b,c,dの径や幅を大
きくしなければならない。特に保持部材b,c,dを合
成樹脂製部材にて形成する場合は幅を広くする必要があ
る。そのため、保持部材b,c,dとウエハWとの接触
部分が多くなり、接触によるパーティクルの発生が生じ
易くなる。また、保持部材b,c,dとウエハWとの接
触面積が多くなると、ウエハWの保持部付近において、
図6(a)に示すように処理液の淀みが生じ、処理液と
ウエハWとの均一な接触が得られず処理能力の低下を招
くという問題もある。更に、ウエハWと保持溝e,f,
gとの間の処理液の液流れが悪くなるため、ウエハボー
トを処理液から引き上げる方式においては、保持溝e,
f,g内に液滴が溜り易く、この液滴がウエハWに付着
して次工程に搬送される虞れがあり、結果として、リン
ス処理を終了したウエハWにパーティクルが付着し易く
なり、歩留りの低下を招くという問題もある。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理体を安定保持した状態で洗浄処理し、被処理
体と処理液とを均一に接触させて処理能率の向上及び歩
留りの向上を図れるようにした洗浄処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の洗浄処理装置は、被処理体を浸漬
処理する処理液を収容する処理槽と、この処理槽内に複
数の上記被処理体を並列に立設させ処理液に浸漬させた
状態で保持する保持手段とを具備する洗浄処理装置を前
提とし、上記保持手段は、上記被処理体の両側下部をそ
れぞれ保持する第1及び第2の保持棒と、上記第1及び
第2の保持棒より下部に位置して上記被処理体の下端部
の両側をそれぞれ保持する第3及び第4の保持棒とから
なり、上記第1及び第2の保持棒は、上記被処理体の重
量を支持する保持溝を長手方向に列設し、上記第3及び
第4の保持棒は、上記被処理体の転倒を防止する保持溝
を長手方向に列設してなることを特徴とするものである
(請求項1)。
【0009】この発明の第2の洗浄処理装置は、ウエハ
を浸漬処理する処理液を収容する処理槽と、この処理槽
内に複数の上記ウエハを並列に立設させ処理液に浸漬さ
せた状態で保持する保持手段とを具備する洗浄処理装置
を前提とし、上記保持手段は、上記ウエハの両側下部を
それぞれ保持する第1及び第2の保持棒と、上記ウエハ
に設けられたオリフラの両側近傍をそれぞれ保持する第
3及び第4の保持棒とからなり、上記第1及び第2の保
持棒は、上記ウエハの重量を支持する保持溝を長手方向
に列設し、上記第3及び第4の保持棒は、上記ウエハの
転倒を防止する保持溝を長手方向に列設してなることを
特徴とするものである(請求項2)。この場合、上記第
3の保持棒と第4の保持棒の間隔は、上記ウエハのオリ
フラ部の長さより長くする方が好ましい(請求項3)。
【0010】この発明において、上記第1ないし第4の
保持棒は、それぞれ棒状の基部と、この基部の横幅より
もその横幅が狭くなるように基部の上面から上方に突出
して設けられる複数の保持溝を長手方向に並列に列設し
た櫛歯状の溝部とからなり、上記基部は、上記溝部から
下方に延びる首部と、この首部から下方に向って傾斜す
る肩部を形成すると共に、底面が下方に向って凸状に形
成されている方が好ましい(請求項4)。
【0011】上記のように構成されるこの発明の洗浄処
理装置によれば、保持手段を、被処理体(ウエハ)の両
側下部をそれぞれ保持する第1及び第2の保持棒と、被
処理体(ウエハ)の下端部の両側をそれぞれ保持する第
3及び第4の保持棒とで構成し、第1及び第2の保持棒
に、被処理体(ウエハ)の重量を支持する保持溝を長手
方向に列設し、第3及び第4の保持棒には、被処理体
(ウエハ)の転倒を防止する保持溝を長手方向に列設す
ることにより、オリフラ等の位置に関係なく被処理体
(ウエハ)を安定した状態で保持できると共に処理液に
浸漬させることができる(請求項1,2,3)。
【0012】また、第1ないし第4の保持棒を、それぞ
れ棒状の基部と、この基部の横幅よりもその横幅が狭く
なるように基部の上面から上方に突出して設けられる複
数の保持溝を長手方向に並列に列設した櫛歯状の溝部と
で構成し、基部に、溝部から下方に延びる首部と、この
首部から下方に向って傾斜する肩部を形成すると共に、
底面を下方に向って凸状に形成することにより、被処理
体(ウエハ)と保持棒との重畳部分を可及的に少なくす
ることができ、処理液の淀みによる液溜りを抑制するこ
とができると共に、処理液と被処理体(ウエハ)との接
触を均一にすることができる(請求項4)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施形態を図面
に基いて詳細に説明する。ここでは、この発明の洗浄処
理装置を半導体ウエハの洗浄装置に適用した場合につい
て説明する。
【0014】半導体ウエハの洗浄装置は、図1に示すよ
うに、未処理の被処理体である半導体ウエハW(以下に
ウエハという)を収容する搬入部1と、ウエハ搬送装置
2によって搬送されるウエハWを薬液処理、水洗処理等
の洗浄処理を行う洗浄処理部3と、洗浄後のウエハWを
収容する搬出部4とで主要部が構成されている。
【0015】搬入部1は、ウエハWを収納するキャリア
Cの待機部6と、キャリアCからのウエハWの取り出
し、オリフラ合せ及びウエハWの枚葉検出等を行うロー
ダ部5と、外部から搬入されるキャリアCの待機部6へ
の搬送及び待機部6とローダ部5間のキャリアCの移送
を行うキャリア搬送アーム7とを具備する。
【0016】また、洗浄処理部3の上方には、上記ウエ
ハ搬送装置2によってウエハWが取り出された後の空の
キャリアCを洗浄、乾燥処理するキャリア洗浄・乾燥ラ
イン8が上記洗浄処理部3に沿って配設されている。そ
して、このキャリア洗浄・乾燥ライン8には昇降機構9
を介して空のキャリアCをローダ部5から持ち上げて供
給するように構成されている。また、搬出部4側にも同
様の昇降機構(図示せず)が配設され、この昇降機構を
介して洗浄、乾燥後のキャリアCを搬出部4へ供給する
ように構成されている。なお、洗浄処理部3の背面側に
は薬液等の処理液を収容するタンクや配管群(図示せ
ず)を含む処理液タンク・配管領域10が設けられてい
る。
【0017】一方、上記洗浄処理部3は、ウエハ搬送装
置2と、このウエハ搬送装置2のウエハチャック20を
洗浄、乾燥するチャック洗浄・乾燥処理槽11と、この
チャック洗浄・乾燥処理槽11の下流側に順次配設され
かつウエハW表面の有機汚染物、金属不純物あるいはパ
ーティクル等の不要物質を洗浄により処理する第1の薬
液洗浄装置12a、薬液処理後のウエハWを水洗する2
つの第1及び第2の水洗洗浄装置13a,13b、上記
第1の薬液洗浄装置12aとは別の薬液処理を行う第2
の薬液洗浄装置12b、2つの第3及び第4の水洗洗浄
装置13c,13dと、ウエハチャック20を洗浄、乾
燥するチャック洗浄・乾燥処理槽11と、不純物質が除
去されたウエハWを例えばイソプロピルアルコール(I
PA)等で蒸気乾燥する乾燥処理槽14とを具備してな
る。そして、上記第1及び第2の薬液洗浄装置12a,
12b及び第1ないし第4の水洗洗浄装置13a〜13
dは、それぞれ洗浄処理液がオーバーフローし、水洗処
理の場合は、そのオーバーフローした洗浄処理液を排出
し、薬液処理の場合は、オーバーフローした洗浄処理液
を循環させて蓄積された不純物を除去して循環使用する
処理槽15(具体的には薬液処理槽とリンス処理槽とに
区別される)を具備している。
【0018】上記ウエハ搬送装置2は、例えば50枚の
ウエハWを一括して保持する保持手段であるウエハチャ
ック20と、このウエハチャック20を水平方向(X,
Y方向)及び昇降方向(Z方向)に移動させる駆動機構
21と、複数の処理槽15に沿って配設される搬送路2
2とを有し、搬送路22に沿って往復移動するように構
成されている。なお、ウエハチャック20と駆動機構2
1との間には、内部で発生したパーティクルが外部へ飛
散するのを防止するためのベローズ23が被着されてい
る。
【0019】上記ウエハチャック20は、図2に示すよ
うに、ウエハ搬送装置2本体から水平に突出すると共に
水平方向に回転可能な2本の回転アーム24と、これら
回転アーム24の両端部から下方に向って突出する2本
のブラケット25と、ブラケット25,25間に架設さ
れると共にウエハWを保持する複数の保持溝26a,2
6bを適宜間隔をおいて列設した2本の保持棒26A,
26Bとで構成されており、駆動機構21の駆動によっ
て回転アーム24,24が接離移動することによりウエ
ハWの縁部を保持溝内に保持し得るように構成されてい
る。この場合、上方側の保持棒26Aの保持溝26aは
断面が略Y字形に形成されて、ウエハWの倒れを防止す
るようになっている。また、下方側の保持棒26Bの保
持溝26bは断面略V字形に形成されて、ウエハWの重
量を支持し得るようになっている。
【0020】一方、上記処理液を収容する処理槽15内
には、ウエハWを保持するウエハボート30が配置され
ている(図3及び図4参照)。このウエハボート30
は、処理槽15の対向する両側壁に沿って配置される一
対の逆T字形の支持部材31と、これら支持部材31の
下部両側に位置してウエハWの両側下部を保持すべく架
設される第1及び第2の保持棒32,33及び支持部材
31の下端辺部に位置してウエハWのオリフラWoの両
側を保持すべく架設される第3及び第4の保持棒34,
35とで構成されている。これら第1ないし第4の保持
棒32〜35は、それぞれ棒状の基部40と、この基部
40の横幅よりもその横幅が狭くなるように基部40の
上面から上方に突出して設けられる複数の保持溝32
a,33a,34a,35aを長手方向に並列に列設し
た櫛歯状の溝部41とからなる。
【0021】また、基部には、溝部41から下方に延び
る首部42と、この首部42から下方に向って傾斜する
肩部43が形成されると共に、底面44が下方に向って
凸状に形成されている(図5(a)参照)。このように
形成することにより、処理液の淀みによる液溜りを抑制
することができる。なおこの場合、下面44の凸状は三
角形状となっているが、流線形状にしてもよい。このよ
うに構成される支持部材31及び保持棒32〜35は、
例えば石英製部材あるいはPEEK(ポリエーテル・エ
ーテル・ケトン)等の合成樹脂製部材にて形成されてい
る。
【0022】この場合、保持溝32a〜35aのうち、
第1及び第2の保持棒32,33に設けられる保持溝3
2a,33aは、図5(b)に示すように、ウエハWの
重量を支持するもので断面略V字形に形成されている。
また、第3及び第4の保持棒34,35に設けられる保
持溝34a,35aは、図5(c)に示すように、ウエ
ハWの面方向への傾斜を規制すべく幅の狭い細溝部36
aと幅の広い開口部36bを有する2段溝にて形成され
ている。
【0023】上記のようにウエハボート30に4本の保
持棒32〜35を具備することにより、従来の3本の保
持棒を有するものに比べてウエハWを安定した状態で保
持することができ、また、ウエハWに設けられたオリフ
ラWoを下方に位置させて保持する場合にも同様に安定
した状態でウエハWを保持することができる。更に、ウ
エハWと保持棒32〜35との間の重畳部分を少なくす
ることができるので、処理液とウエハWとの接触を均一
にすることができる。
【0024】一方、上記処理槽15のうちの薬液処理槽
15Aは、図3に示すように、上端開口部に溢流用の三
角状切欠(図示せず)を設けた内槽16aと、この内槽
16aの外側にオーバーフロー槽16bを有し、このオ
ーバーフロー槽16bの下部に設けられた排出口16c
と内槽16aの下部に設けられた処理液供給口16dと
を循環管路17にて連結し、そして、循環管路17に
は、オーバーフロー槽側から順に吸引ポンプ18a、流
量制御弁18b及びフィルタ18cを介設して、内槽1
6aからオーバーフローした処理液をオーバーフロー槽
16bから再び内槽16a内に循環供給し得るように構
成されている。また、内槽16a内の下部には複数の小
孔19aを設けた整流板19が配置されており、処理液
供給口15aから供給される処理液をウエハボート30
にて保持されるウエハWに均一に接触させるようにして
ある。なおこの場合、整流板19の両側に上方に向う傾
斜片19bを設けることにより、処理液の流れを円滑に
して更に均一な処理を行うことができる。
【0025】また、リンス処理槽15Bは、図4に示す
ように、上記薬液処理槽15Aと同様に、内槽16a
と、この内槽16aからオーバーフローしたリンス液を
受けるオーバーフロー槽16bと、リンス液を均一にウ
エハWに流す整流板19とを具備している。また、内槽
16aの底部にはポンプ18d,流量制御弁18e及び
フィルタ18fが介設されたリンス液例えば純水を内槽
16a内に供給するための純水供給路17Aが接続され
ている。また、オーバーフロー槽16bに設けられた排
出口16cには純水を排出するための排液管17Bが接
続されている。
【0026】次に、上記のように構成された洗浄処理装
置2を組込んだ半導体ウエハの洗浄装置の動作について
説明する。まず、25枚単位でキャリアCに収納された
ウエハWを搬入部1へ供給すると、キャリア搬送アーム
7が駆動して供給されたキャリアCを2個単位でローダ
部5へ移送する。そして、その後に供給されたキャリア
Cについてキャリア搬送アーム7によって待機部6へ移
載し、待機部6でその後のキャリアCのウエハWを一時
的に保管する。
【0027】上記ローダ部5に2個のキャリアCが供給
されると、ローダ部5が駆動して2個のキャリアC内の
ウエハWのオリフラWoを一方向に揃えて50枚のウエ
ハWを位置決めする一方、ウエハ搬送装置2が駆動して
ウエハチャック20をローダ部5の上に移動させる。こ
のとき、ウエハ搬送装置2の駆動機構21の駆動により
回転アーム24が回転すると共に、左右のブラケット2
5が開く。次に、ローダ部5が駆動して2個のキャリア
CからウエハWを一括して持ち上げ、ウエハチャック2
0とウエハWが相対的に接近して保持棒26の保持溝2
6a内にウエハWを把持する。
【0028】ウエハWを把持したウエハチャック20
は、ウエハ搬送装置2の駆動によって搬送路22に沿っ
て第1の薬液洗浄装置12aへ移動した後、その位置で
ウエハチャック20を下降させて第1の薬液洗浄装置1
2aの処理槽15A内のウエハボート30へ50枚のウ
エハWを引き渡して洗浄処理液に浸漬する。
【0029】第1の薬液洗浄装置12aでのウエハWの
洗浄処理が終了すると、上述の場合と逆の動作によって
ウエハ搬送装置2のウエハチャック20がウエハボート
30からウエハWを一括して受け取り、次の第1の水洗
洗浄装置13aのウエハボート30へ移載して上述と同
様の動作によって水洗処理を行い、更に次の第2の水洗
洗浄装置13bで同様の水洗処理を行って洗浄処理を完
了する。その後、必要に応じて薬液処理及び水洗処理が
繰り返し行われて、洗浄処理後のウエハWは搬出部4を
介して次工程へキャリア単位で排出される。
【0030】なお、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置を半導体ウエハの洗浄装置に適用する場合につ
いて説明したが、その他の例えばLCDガラス基板等の
洗浄装置やエッチング装置等にも適用できることは勿論
である。
【0031】
【発明の効果】
1)請求項1,2及び3記載の洗浄処理装置によれば、
オリフラ等の位置に関係なく被処理体(ウエハ)を安定
した状態で保持できると共に処理液に浸漬させることが
できるので、処理能率の向上を図ることができる。
【0032】2)請求項4記載の洗浄処理装置によれ
ば、被処理体(ウエハ)と保持棒との重畳部分を可及的
に少なくすることができ、処理液の淀みによる液溜りを
抑制することができると共に、処理液と被処理体(ウエ
ハ)との接触を均一にすることができるので、上記1)
に加えて被処理体(ウエハ)へのパーティクルの付着を
く制することができ、歩留りの向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄処理装置を適用する半導体ウエ
ハの洗浄装置を示す斜視図である。
【図2】この発明におけるウエハの搬送状態を示す斜視
図である。
【図3】この発明における薬液処理槽を示す断面図であ
る。
【図4】この発明におけるリンス処理槽を示す断面図で
ある。
【図5】この発明における第1ないし第4の保持棒の拡
大断面図(a)、第1及び第2の保持棒の保持溝の拡大
断面図(b)及び第3及び第4の保持棒の保持溝の拡大
断面図(c)である。
【図6】従来のウエハボートの別の保持状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
15 処理槽 15A 薬液処理槽 15B リンス処理槽 30 ウエハボート(保持手段) 32 第1の保持棒 33 第2の保持棒 34 第3の保持棒 35 第4の保持棒 32a〜35a 保持溝 40 基部 41 溝部 42 首部 43 肩部 44 下面 W 半導体ウエハ(被処理体) Wo オリフラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を浸漬処理する処理液を収容す
    る処理槽と、この処理槽内に複数の上記被処理体を並列
    に立設させ処理液に浸漬させた状態で保持する保持手段
    とを具備する洗浄処理装置において、 上記保持手段は、上記被処理体の両側下部をそれぞれ保
    持する第1及び第2の保持棒と、上記第1及び第2の保
    持棒より下部に位置して上記被処理体の下端部の両側を
    それぞれ保持する第3及び第4の保持棒とからなり、 上記第1及び第2の保持棒は、上記被処理体の重量を支
    持する保持溝を長手方向に列設し、上記第3及び第4の
    保持棒は、上記被処理体の転倒を防止する保持溝を長手
    方向に列設してなることを特徴とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 ウエハを浸漬処理する処理液を収容する
    処理槽と、この処理槽内に複数の上記ウエハを並列に立
    設させ処理液に浸漬させた状態で保持する保持手段とを
    具備する洗浄処理装置において、 上記保持手段は、上記ウエハの両側下部をそれぞれ保持
    する第1及び第2の保持棒と、上記ウエハに設けられた
    オリフラの両側近傍をそれぞれ保持する第3及び第4の
    保持棒とからなり、 上記第1及び第2の保持棒は、上記ウエハの重量を支持
    する保持溝を長手方向に列設し、上記第3及び第4の保
    持棒は、上記ウエハの転倒を防止する保持溝を長手方向
    に列設してなることを特徴とする洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の洗浄処理装置において、 上記第3の保持棒と第4の保持棒の間隔は、上記ウエハ
    のオリフラ部の長さより長いことを特徴とする洗浄処理
    装置。
  4. 【請求項4】 第1ないし第4の保持棒は、それぞれ棒
    状の基部と、この基部の横幅よりもその横幅が狭くなる
    ように基部の上面から上方に突出して設けられる複数の
    保持溝を長手方向に並列に列設した櫛歯状の溝部とから
    なり、 上記基部は、上記溝部から下方に延びる首部と、この首
    部から下方に向って傾斜する肩部を形成すると共に、底
    面が下方に向って凸状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の洗浄処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09148289A (ja) * 1995-09-20 1997-06-06 Tokyo Electron Ltd 洗浄装置
KR100473929B1 (ko) * 1998-02-18 2005-03-07 동경 엘렉트론 주식회사 피처리기판 반송장치 및 반송방법
KR100480606B1 (ko) * 2002-08-01 2005-04-06 삼성전자주식회사 아이피에이 증기 건조 방식을 이용한 반도체 웨이퍼 건조장치

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