JPH081335A - 芯出し位置決め器具 - Google Patents

芯出し位置決め器具

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JPH081335A
JPH081335A JP13975894A JP13975894A JPH081335A JP H081335 A JPH081335 A JP H081335A JP 13975894 A JP13975894 A JP 13975894A JP 13975894 A JP13975894 A JP 13975894A JP H081335 A JPH081335 A JP H081335A
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JP
Japan
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plate
centering
boss
center
hole
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JP13975894A
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Yoshihisa Nishikawa
善久 西川
Shoji Kushimoto
彰司 櫛本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法誤差のある板でも正確な芯出しを容易に
行える芯出し位置決め器具を提供する。 【構成】 接続板50に吸着可能な吸着パッド2と、吸
着パッド2を介して接続板50に取り付けられると共に
中心部に突部3bを形成したボスプレート3と、ボスプ
レート3と連結可能なセンタリングプレート1と、セン
タリングプレート1から左右両側へ接続板50に沿って
伸長するガイドパイプ10,11と、ガイドパイプ1
0,11の両端側にそれぞれ挿入されたロッド13〜1
6と、ロッド13,15及びロッド14,16の先端側
を連結する連結プレート17、18と、連結プレート1
7,18にそれぞれ設けられて接続板50の角部に係合
する爪17a,18aと、ロッド13,15及びロッド
14,16を伸縮させるターンバックルナット19とを
備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯出し位置決め器具に
関し、特に、板の周縁を全周溶接する自動溶接装置の位
置決めに用いて有用なものである。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガスの地下タンクなど、大型容
器の底部のライニング材は、底部の周縁板の上に方形の
接続板を重ね合わせて全周溶接している。この際の全周
溶接は、施行する箇所が多数あるため、溶接効率の向上
が求められている。このため、現在、各種の自動溶接装
置の開発が行われている。
【0003】その自動溶接装置の一例を図6に示す。図
6に示すように、ベースプレート31には、先端に位置
決め爪33を設けた位置決めプレート32が折りたたみ
可能に設けられている。ベースプレート31上には、両
端側に溶接トーチ35を設けた伸縮可能なスライドプレ
ート34がベースプレート31の中心を軸心として旋回
するように設けられている。
【0004】このような溶接装置による自動溶接は、下
記のように行われる。位置決めプレート32を倒して位
置決め爪33を接続板50の直交する一辺に係合させる
ことにより、接続板50とベースプレート31との中心
位置を一致させる。次いで、スライドプレート34を旋
回、伸縮させながら溶接トーチ35を作動させる。これ
により、二電極同時の全周溶接が行われるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような二電極同時
の全周溶接においては、接続板50とベースプレート3
1との中心位置を一致させることが必須条件となる。こ
のため、接続板50の寸法に誤差があると、接続板50
とベースプレート31との中心位置がずれてしまい、溶
接を適切に行うことが困難になってしまう。また、位置
決め時にスライドプレート34が障害になりやすく、位
置決め作業が繁雑になってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明による芯出し位置決め器具は、板に吸着可
能な吸着手段と、前記吸着手段と連結可能なセンタリン
グプレートと、前記センタリングプレートから左右両側
へ前記板に沿って伸長し、当該センタリングプレートの
中心を通る一直線上を伸縮するよう同量ずつ移動可能な
一対のアームと、前記アームの先端部にそれぞれ設けら
れ且つ前記板の角部にそれぞれ係合する爪とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】ここで、前記吸着手段は、内側と外側とを
連通する孔部が形成された吸着パッドと、前記吸着パッ
ドに載せられ且つ中心部に突部が形成されると共に当該
突部の先端と当該吸着パッドの前記孔部とを連通する孔
部が形成され、この孔部の当該突部側に吸引手段が連結
可能なボスプレートと、前記ボスプレートの前記孔部に
設けられた開閉弁と、を備えてなる。
【0008】また、前記ボスプレートの前記突部を軸心
とする軸まわりで溶接トーチを旋回移動させると共に当
該突部を中心として放射状に当該溶接トーチを伸縮移動
させる自動溶接装置が前記ボスプレートに載置可能であ
る。
【0009】
【作用】前述したように構成された本発明による芯出し
位置決め器具では、吸着手段及びセンタリングプレート
を板の中心と思われる位置に設置し、対をなすアームを
同量ずつ伸縮させることにより、爪を板の一方の対角に
それぞれ係合させると、センタリングプレート及び吸着
手段が板の中心位置に配置される。次に、センタリング
プレートの向きを変え、上述と同様に操作することによ
り、爪を板の他方の対角にそれぞれ係合させると、セン
タリングプレート及び吸着手段の位置が補正される。
【0010】また、開閉弁を開け、吸着手段で吸着パッ
ドの内側を吸引した後、開閉弁を閉じることにより、吸
着パッドの内側及びボスプレートの孔部が減圧状態とな
り、吸着パッド及びボスプレートが板に取り付けられ
る。次いで、開閉弁を開けることにより、吸着パッドの
内側及びボスプレートの孔部が常圧状態となり、吸着パ
ッド及びボスプレートが板から外れる。
【0011】そして、ボスプレートに自動溶接装置を載
置することにより、自動溶接装置が板の中心位置に設置
される。
【0012】
【実施例】本発明による芯出し位置決め器具の一実施例
を図1〜5に基づいて説明する。なお、図1は、その平
面図、図2は、図1のII−II線断面矢視図、図3は、図
1のIII −III 線断面矢視図、図4は、図3の矢視IV部
の作動を説明する抽出拡大図、図5は、自動溶接装置を
取り付けた状態を表す想定図である。
【0013】図1〜3に示すように、四方形の接続板5
0の中心部分には、箱状をなすセンタリングプレート1
が開口部分を接続板50へ向けて載せられる。図2,3
に示すように、センタリングプレート1の内部には、下
端面の周縁に沿ってスカート部2bを形成したゴムや樹
脂などの弾性体からなる吸着パッド2が設けられる。吸
着パッド2の上面には、ボスプレート3が載せられてい
る。
【0014】図3に示すように、センタリングプレート
1の中央部分には、センタリングプレート1の内部と外
部とを連通する孔部1aが形成されている。吸着パッド
2の中央部分には、吸着パッド2の内側と外側とを連通
する孔部2aが形成されている。ボスプレート3の中央
部分には、センタリングプレート1の孔部1aから突出
する突部3bが形成されている。ボスプレート3には、
突部3bの上端側と吸着パッド2の孔部2aとを連通す
る孔部3aが形成されている。
【0015】図3に示すように、センタリングプレート
1の孔部1aには、プランジャピン1bが周壁に沿って
複数埋設されている。センタリングプレート1の孔部1
aと当接するボスプレート3の突部3bの下端部の周面
には、溝部3cが周方向に沿って形成されており、プラ
ンジャピン1bが係合するようになっている。従って、
ボスプレート3の溝部3cに位置決めケース1のプラン
ジャピン1bが係合することにより、ボスプレート3
は、吸着パッド2に押し付けられるのである。
【0016】図3に示すように、センタリングプレート
1の角部近傍には、センタリングプレート1の内部と外
部とを連通する孔部1cが形成されている。ボスプレー
ト3のセンタリングプレート1の孔部1cの近傍には、
センタリングプレート1の孔部1cと嵌合するピン3d
が設けられている。また、図1に示すように、センタリ
ングプレート1の孔部1cと隣接する一方の角部近傍に
も、孔部1cが形成されている。従って、ボスプレート
3は、センタリングプレート1に所定の方向で連結され
るので、センタリングプレート1の位置決めに伴い、ボ
スプレート3も位置決めされるのである。
【0017】センタリングプレート1の孔部1aから突
出するボスプレート3の突部3bの上端側には、図4に
示すように、当該突部3bを囲み込む円筒状のケース4
が取り付けられている。ケース4の内側には、円筒状の
ソケット5が上下動可能に嵌合しており、ソケット5の
内部には、ボスプレート3の突部3bの上端側が嵌合さ
れている。これにより、ソケット5は、ボスプレート3
の突部3b及びケース4に対して、上下動可能となるよ
うに保持されるのである。
【0018】図4に示すように、ケース4の周壁の上方
側には、ケース4の内側と外側を連通する溝部4aが長
手方向を上下へ向けて周方向に複数形成されている。ソ
ケット5の外壁には、ピン5aがケース4の溝部4aか
ら突出するよう周方向に複数埋設されている。従って、
ソケット5の上下動範囲は、ピン5aの溝部4a内での
上下動範囲内に拘束され、ソケット5は、ケース4から
外れてしまうことがないのである。
【0019】図4に示すように、ソケット5の内壁の下
端側には、ボールベアリング5cが埋設されている。ソ
ケット5の外壁の中ほどには、ケース4側へ突出する段
部5bが周方向に形成されている。ケース4の内壁の下
方側には、ソケット5側へ突出する段部4bが形成され
ている。ケース4の段部4bとソケット5の段部5bと
の間には、コイルスプリング6がソケット5に嵌合する
ように設けられている。従って、ソケット5は、コイル
スプリング6の反発力により、ソケット5のピン5aと
ケース4の溝部4aの上端とが当接するように付勢され
るのである。
【0020】図4に示すように、ソケット5の内壁の中
ほどには、溝部5dが周方向に沿って形成されている。
この溝部5dの下端には、環状をなすパッキン7が取り
付けられている。パッキン7の孔部7aには、円柱状の
バルブ8が上下動可能に嵌合している。バルブ8の中ほ
どには、パッキン7の上端面に当接するフランジ部8a
が形成されている。バルブ8の周面の下方側には、くび
れるように段部8bが周方向に形成されており、バルブ
8の下端側は、ボスプレート3の突部3bの孔部3a内
に前記段部8bまでが入り込めるようになっている。バ
ルブ8の周面の下方側には、その下端とフランジ部8a
の近傍とを結ぶように溝部8cが周方向に複数形成され
ている。バルブ8の周面のフランジ部8a上端面近傍に
は、溝部8dが周方向に沿って形成されている。バルブ
8の溝部8dとソケット5の溝部5dの上端との間に
は、コイルスプリング9が設けられている。
【0021】従って、図4(a)に示すように、ソケッ
ト5を押し込むと、ソケット5は、コイルスプリング6
を押し縮めながら、その下端がボスプレート3に当接
し、ボスプレート3の突部3bは、その上端がパッキン
7に当接するのである。さらに、ソケット5を押し込む
と、ボスプレート3は、押されて吸着パッド2に密接
し、バルブ8は、その下端がプレート3の突部3bの孔
部3a内に段部8bまで入り込むのである。バルブ8の
段部8bは、ボスプレート3の突部3bによる抗力を受
け、コイルスプリング6を押し縮めながら、パッキン7
に対して相対的に上方へ移動するのである。これによ
り、パッキン7とバルブ8のフランジ部8aとの間に隙
間が発生し、ソケット5の内部は、バルブ8の溝部8c
を介して、ボスプレート3の突部3bの孔部3aと連通
するのである。
【0022】次いで、図4(b)に示すように、ソケッ
ト5を押し込みから開放すると、ソケット5は、コイル
スプリング6の反発力により、ソケット5のピン5aが
ケース4の溝部4aの上端に当接するまで押し戻され
る。これに伴って、パッキン7も上方へ移動し、パッキ
ン7とバルブ8のフランジ部8aとが当接して、パッキ
ン7とフランジ部8aとの間の隙間が塞がれる。さらに
パッキン7が上方へ移動することにより、バルブ8は、
ボスプレート3の突部3bの孔部3aから抜き去られ、
コイルスプリング9により、パッキン7とバルブ8のフ
ランジ部8aとが密接するように付勢されるのである。
これにより、ソケット5の内部とボスプレート3の突部
3bの孔部3aとは、完全に遮断されるのである。
【0023】なお、本実施例では、パッキン7、バルブ
8、コイルスプリング9などにより、開閉弁を構成して
いる。
【0024】また、図4に示すように、ソケット5の内
壁の上端側には、ボールベアリング5eが埋設されてお
り、ソケット5の上端側には、ホース20を介して、図
示しない吸引手段である真空ポンプが連結するようにな
っている。
【0025】一方、図1〜3に示すように、センタリン
グプレート1上には、センタリングプレート1の孔部1
c同士を結ぶ線に沿って長手方向を向けたガイドパイプ
10,11がボスプレート3の突部3bを挟んで対向す
るように設けられており、これらガイドパイプ10,1
1は、脚部10a,11aを介してセンタリングプレー
ト1にそれぞれ固定されると共に、補強プレート12を
介して互いに連結固定されている。ガイドパイプ10の
両端側には、ロッド13,14がそれぞれ摺動可能に差
し込まれ、ガイドパイプ11の両端側には、ロッド1
5、16がそれぞれ摺動可能に差し込まれている。ロッ
ド13の先端側とロッド15の先端側とは、連結プレー
ト17で連結され、ロッド14の先端側とロッド16の
先端側とは、連結プレート18で連結されている。従っ
て、ロッド13とロッド15とは、ガイドパイプ10,
11に対して一体的に伸縮移動し、ロッド14とロッド
16とは、ガイドパイプ10,11に対して一体的に伸
縮移動するのである。
【0026】図1に示すように、ガイドパイプ10は、
その中ほどで分割されており、ロッド13,14の基端
側がそれぞれ露出するようになっている。このロッド1
3の基端側には、左ねじ部13aが形成され、ロッド1
4の基端側には、右ねじ部14aが形成されている。こ
のロッド13の左ねじ部13a及びロッド14の右ねじ
部14aには、ロッド13側に左ねじを有し、ロッド1
4側に右ねじを有するターンバックルナット19がロッ
ド13とロッド14とを連結するように螺合している。
従って、ターンバックルナット19を回転させることに
より、ロッド13,15とロッド14,16とは、互い
に等寸で接近離隔するように伸縮移動するのである。
【0027】なお、本実施例では、ガイドパイプ10,
11、補強プレーロ12、ロッド13〜16、連結プレ
ート17,18、ターンバックルナットなどにより、一
対のアームを構成している。
【0028】図1,2に示すように、連結プレート1
7,18には、接続板50の角部に係合する爪17a,
18aがそれぞれ設けられている。従って、連結プレー
ト17,18の爪17a,18aを接続板50の対角に
それぞれ係合するようターンバックルナット19を回転
すると、位置決めケース1は、爪17a,18aが係合
する接続板50の対角を結ぶ線上の中心に位置するので
ある。
【0029】このような芯出し位置決め器具は、次のよ
うに用いられる。接続体50の中心と思われる部分に吸
着パッド2を載せ、吸着パッド2上にボスプレート3を
載せ、ボスプレート3のピン3dとセンタリングプレー
ト1の一方の孔部1cとが嵌合するようセンタリングプ
レート1をボスプレート3上に載せる。連結プレート1
7,18の爪17a,18aが接続板50の一組の対角
にそれぞれ係合するようボスプレート3、センタリング
プレート1を動かしながら、ターンバックルナット19
を回転させる。
【0030】連結プレート17,18の爪17a,18
aが接続板50の対角にそれぞれ係合したら、ソケット
5をケース4内へ押し込むことにより、ボスプレート3
を吸着パッド2に押し付けると共に、バルブ8を開放し
て、ソケット5と吸着パッド2の内部とを連通させる。
ソケット5にホース20を連結し、前記真空ポンプを稼
動してい、吸着パッド2を接続板50に吸着させると共
に、ボスプレート3を吸着パッド2に吸着させる。ソケ
ット5を押し込みながら開放することにより、バルブ8
を閉鎖して、吸着パッド2及びボスプレート3を接続板
50に対して固定し、ソケット5からホース20を外す
と共に、前記真空ポンプを停止する。これにより、セン
タリングプレート1及びボスプレート3は、接続板50
の一方の対角線上の中心に取り付けられるのである。
【0031】次いで、ターンバックルナット19を回転
して、接続板50の対角にそれぞれ係合する連結プレー
ト17,18の爪17a,18aを外す。センタリング
プレート1をボスプレート3上から取り外し、ボスプレ
ート3のピン3dと位置決めケース1の他方の孔部1c
とが嵌合するようセンタリングプレート1をボスプレー
ト3上に再び載せる。連結プレート17,18の爪17
a,18aが接続板50の他の組の対角にそれぞれ係合
するよう再びターンバックルナット19を回転させる。
【0032】その結果、連結プレート17,18の爪1
7a,18aが接続板50の当該対角に無理なく係合す
れば、接続板50の寸法の誤差はなく、センタリングプ
レート1及びボスプレート3は、接続板50の中心に位
置していることになる。一方、接続板50の寸法に誤差
があれば、連結プレート17,18の爪17a,18a
のどちらか一方側と接続板50との間に隙間が発生す
る。この場合には、ソケット5をケース4内へ押し込ん
で、吸着パッド2の接続板50への吸着を解放し、以
下、前述と同様に操作することにより、この対角線上の
中心にセンタリングプレート1及びボスプレート3を取
り付け、微調整を行うのである。これにより、センタリ
ングプレート1及びボスプレート3は、接続板50の中
心に正確に取り付けられるのである。
【0033】そして、ターンバックルナット19を回転
して、接続板50の対角にそれぞれ係合する連結プレー
ト17,18の爪17a,18aを外し、センタリング
プレート1をボスプレート3上から取り外す。続いて、
図5に示すように、自動溶接装置21のターンテーブル
22の中心部分に形成された穴部をボスプレート3の突
部3bに差し込み、ボスプレート3のピン3dとターン
テーブル22とを係合させて、ボスプレート3と溶接装
置21とを固定する。ターンテーブル22上のスライド
プレート23の両端側に設けられた溶接トーチ24を作
動して、溶接を開始すると共に、ターンテーブル22を
回転させながらスライドプレート23を伸縮させる。こ
れにより、接続板50に二電極同時の全周自動溶接を何
ら問題なく実施することができるのである。
【0034】従って、接続板50の芯出し基準を接続板
50の辺ではなく角部で行うので、接続板50の芯出し
が高精度となり、接続板50の二電極同時の全周自動溶
接を高精度で行うことができるのである。また、接続板
50の芯出しを行った後に芯出し位置決め器具に自動溶
接装置21を取り付けるので、芯出し作業時にスライド
プレート23などの部材が障害になることがなく、芯出
し作業を容易に行うことができるのである。
【0035】なお、前述した実施例では、四方形の接続
板50の芯出しを行ったが、これに限らず、正六角形や
正八角形、正十二角形などの偶数角を有する正多角形の
板であれば、前述した実施例と同様に芯出しを行うこと
ができる。前述した実施例では、接続板50の二電極同
時の全周溶接を行うため、ボスプレート3の突部3bに
自動溶接装置21を取り付けたが、これに限らず、任意
の部材を板の中心位置に設定することが可能である。
【0036】
【発明の効果】前述したように、本発明による芯出し位
置決め器具では、アームを伸縮して爪を板の対角にそれ
ぞれ係合させることにより、センタリングプレート及び
吸着手段を板の中心に配置している。即ち、板の対角線
の中心から板の芯出しを行うので、板の寸法に誤差があ
っても、高精度な芯出しを行うことができる。また、複
数の対角線の中心から板の芯出しを行うことにより、よ
り高精度な芯出しを行うことができる。
【0037】また、開閉弁を開け、吸引手段で吸着パッ
ドの内側を吸着した後、開閉弁を閉じることにより、吸
着パッド及びボスプレートを板に取り付けるので、ボス
プレートは、吸着パッドを介して板に容易に取り付ける
ことができる。このため、芯出し作業を迅速に行うこと
ができる。
【0038】また、ボスプレートに自動溶接装置が載置
可能なので、板の全周自動溶接を高精度に行うことがで
きる。この芯出し位置決め器具と自動溶接装置とは、着
脱可能なので、板の芯出し時に自動溶接装置が障害とな
ることはなく、芯出しをスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による芯出し位置決め器具の一実施例の
平面図である。
【図2】図1のII−II線断面矢視図である。
【図3】図1のIII −III 線断面矢視図である。
【図4】図3の矢線IV部の作動を説明する抽出拡大図で
ある。
【図5】自動溶接装置を取り付けた状態を表す想定図で
ある。
【図6】方形の接続板の全周溶接を行う自動溶接装置の
一例である。
【符号の説明】
1 センタリングプレート 1a 孔部 1c 孔部 2 吸着パッド 2a 孔部 3 ボスプレート 3a 孔部 3b 突部 3d ピン 4 ケース 5 ソケット 6 コイルスプリング 7 パッキン 8 バルブ 8a フランジ部 9 コイルスプリング 10,11 ガイドパイプ 13,14、15,16 ロッド 13a 左ねじ部 14a 右ねじ部 17,18 連結プレート 17a,18a 爪 19 ターンバックルナット 50 接続板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板に吸着可能な吸着手段と、 前記吸着手段と連結可能なセンタリングプレートと、 前記センタリングプレートから左右両側へ前記板に沿っ
    て伸長し、当該センタリングプレートの中心を通る一直
    線上を伸縮するよう同量ずつ移動可能な一対のアーム
    と、 前記アームの先端部にそれぞれ設けられ且つ前記板の角
    部にそれぞれ係合する爪とを備えたことを特徴とする芯
    出し位置決め器具。
  2. 【請求項2】 前記吸着手段は、 内側と外側とを連通する孔部が形成された吸着パッド
    と、 前記吸着パッドに載せられ且つ中心部に突部が形成され
    ると共に当該突部の先端と当該吸着パッドの前記孔部と
    を連通する孔部が形成され、この孔部の当該突部側に吸
    引手段が連結可能なボスプレートと、 前記ボスプレートの前記孔部に設けられた開閉弁と、 を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の芯出し
    位置決め器具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の芯出し位置決め器具で
    あって、 前記ボスプレートの前記突部を軸心とする軸まわりで溶
    接トーチを旋回移動させると共に当該突部を中心として
    放射状に当該溶接トーチを伸縮移動させる自動溶接装置
    が前記ボスプレートに載置可能であることを特徴とする
    請求項2に記載の芯出し位置決め器具。
JP13975894A 1994-06-22 1994-06-22 芯出し位置決め器具 Withdrawn JPH081335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113814537A (zh) * 2021-10-13 2021-12-21 中国化学工程第六建设有限公司 针对小直径焊接的埋弧自动焊小车
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