JPH0342433A

JPH0342433A - 吸着具

Info

Publication number: JPH0342433A
Application number: JP9314689A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Makinodan; 牧之段　勝美
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1991-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈従来の技術〉一般に、紙や板あるいは機械、電子部品等を搬送する場
合に真空吸着力を利用して各部品を吸着保持した状態で
移動することが考えられる。即ち、先端部にゴム製の吸
着パットが取付けられた吸着具に真空ポンプ及びコンプ
レッサーを接続し、この真空ポンプ及びコンプレッサー
によって発生した真空圧により吸着パットが各種物品を
吸着して移動を行う。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来の吸着具において、この吸着共は取付ア
ームに支持、されており、真空圧が必要となるため、吸
気用のホースを介して真空ポンプ及びコンプレッサーが
接続されている。従って、吸着具による物品の吸着を保
持するには真空ポンプ及びコンプレッサーを継続して作
動させていなければならず、作業効率が良くなかった。

本発明はこのような問題点を解決するものであって、作
業効率の向上を図った吸着具を提供することを目的とす
る。

く課題を解決するための手段〉上述の目的を達成するための本発明の吸着具は吸気通路
が形成された吸着具本体の先端部に吸着面が該吸気通路
に連通ずる吸着パットを取付けると共に、前記吸着具本
体に真空ポンプを介してエアコンプレッサーが接続され
た吸着具において、前記吸着パットの吸気通路に該吸気
通路を閉鎖する作動弁を設けると共に前記吸着面の真空
圧を検出する真空圧検出器を設ける一方、該真空圧検出
器に基づいて前記エアコンプレッサーのエア供給を停止
する電磁弁を設けたことを特徴とするものである。

く作用〉コンプレッサーから供給された空気によって真空ポンプ
が作動して真空圧を発生させ、この真空圧によって物品
が吸着パットに吸引される。そして、吸引された物品と
吸着面との間の空間が真空状態となると物品は吸着パッ
トに完全に吸着され、それによって作動弁が吸気通路を
閉鎖する。すると、真空圧検出器は物品と吸着面との間
の空間が真空状態となったことを検出し、電磁弁によっ
てエアコンプレッサーによるエア供給が停止される。

く実　施　例〉以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例に係る吸着具の断面図、第２
図は第１図の■−■断面図、第３図は吸着パットの断面
図、第４図はその下面図、第５図は吸着パットの作用説
明図である。

第１図及び第２図に示すように、吸着具本体１は円筒状
をなし、上部にはエア供給管２が位置し、その段付部３
が軸方向摺動自在に嵌合している。そして、このエア供
給管２はその基端部に配管継手４が取付けられ、この配
管継手４にはエアホース５によって電磁弁６を介してコ
ンプレッサー７が接続されている。一方、このエア供給
管２の先端部外周にはねじ部８が形成されている。

吸着具本体１の下部内側には円筒状をなすケース９が軸
方向移動自在に嵌合しており、ケース９の上部がエア供
給管２のねじ部８に螺合している。そして、このケース
９内には真空ポンプが内蔵されている。

即ち、ケース９の上部にはエア供給管２に連通ずる噴射
孔１１を有するエア供給ノズル１２が固定されている。

また、ケース９の内部にはこのケース９の内周面との間
に負圧室１３を形成するように排気管１４が取付けられ
ている。排気管１４は上部がエア供給ノズル１２の噴射
孔１１に対向している一方、排気管１４の下部は折り曲
がりケース９の側面部から貫通して外方に開口している
。そして、この排気管１４の下部開口には消音材１５が
設けられている。

ケース９の下部には吸着パット１６の取付部１７が密着
し、中央部に軸方向の貫通孔１８が形成された固定ねじ
１９によってこの吸着パット１６がケース９の下部に取
付けられる。

更に、この吸着パット１６には吸気通路を閉鎖する作動
弁２０及び吸着パット１６と吸着される物品５０との間
の真空圧を検出する真空圧検出器２１が設けられている
。即ち、吸着パット１６には吸気通路２２が形成される
一方、吸着パット１６には負圧室１３に挿通する貫通孔
１８の下方に位置して弾性を有し接点となる検出板２３
．２４が上下に並んで取付けられている。そして、この
検出板２３゜２４の下方には負圧室１３と吸着パット１
６の吸着面２５とを連通ずるテーパ状の吸気通路２２が
形成され、下側の検出板２４にはこの吸気道＄２２を閉
鎖可能な作動弁２０が固定されている。

また、吸着具本体１の内側にはエア供給ノズル１２とエ
ア供給管２の段付部３との間に位置してストッパ２６が
形成され、このストッパ２６とケース９との間にはスプ
リング２７が介装されている。従って、ケース９は吸着
具本体１に対して第１図下方に常時付勢されており、こ
れによって、ケース９、即ち吸着パット１６は、通常、
ケース９に取付けられたエア供給管２の段付部３がスト
ッパ２６に当接した第１図に示す突出位置に位置してい
る。

なお、吸着パット１６の吸着面２５には負圧室１３内へ
の塵埃の侵入を防止するフィルター２８及び、紙など剛
性のない物品を吸着するときにこの物品の破損等を防止
する規制プレート２９が取付けられている。

また、吸着具本体１の外周面にはねじが切られ２つのナ
ツト３０．３１が螺合しており、これによって、吸着具
本体１を図示しない取付アームに固定できるようになっ
ている。

而して、取付アームによって吸着具本体１を移動させ、
吸着する物品の表面に吸着パット１６の吸着面２５を押
付ける。このとき、スプリング２７によって本体１に対
してケース９が後退することで物品に与える衝撃力が緩
和されろ。

そして、コンプレッサー７を作動して空気をエアホース
５を介してエア供給管２７に供給する。すると、このエ
ア供給管２に供給された空気は噴射孔１１から排気管１
４に向かって噴射され、この排気管１４内を通って下部
開口から外部に排出される。

このとき、インジェクタ作用によって排気管１４とケー
ス９との間の負圧室１３内の空気が排気ＩＷ：Ｓ内に吸
入されて噴射ノズル６から噴射された空気と共にケース
２の外部に排出される。従って、この負圧室１３は真空
状態となり、この真空圧が貫通孔１８を通って吸着パッ
ト１６の吸着面２５に達することで紙や板あるいは機械
、電子部品等各種物品を吸着することができる。

更に、このとき、検出板２４が上方に撓んで作動弁２０
が上昇し吸気通路２２を閉鎖して再検出板２３．２４が
接触する。真空圧検出器２１はこのことを検出し、電磁
弁６によってコンプレッサー７による吸着具への空気の
供給を停止させる。従って、吸着面２５と物品５０との
間に形成された空間は真空状態が維持されることで吸着
具による物品の吸着状態が保持され、この吸着具に吸着
された物品を移動することができる。

なお、排気管１４内の空気を排出する際には消音材１５
によって消音されるので騒音が外部に漏れることはない
。また、このフィルター２８によって塵埃等が除去され
るので、この塵埃等が負圧室１３や排気管１４内に入っ
て吸着具の作動に支障を来たすことはない。

そして、吸着した物品を離脱する場合には、コンプレッ
サー７によって図示しないエア供給路から吸着パット１
６の吸着面２５と物品５０との間の空間に空気を供給す
ることでその空間の真空状態が解除され、物品が吸着パ
ット１６から離脱すると共に作動弁２０が元の位置に戻
る。

また、吸着パット１６に作動弁２０を設けたことで、吸
着する物品５０に穴がおいていた場合であってもこの作
動弁２０の下面で穴を塞ぐことでこれを吸着することが
できる。

なお、上述の実施例においては、ケース９内にエア供給
管２、エア供給ノズル１２、排気管１４等からなる真空
ポンプを内蔵した吸着具として説明したが、本発明の吸
着具はこれに限るものではなく、真空ポンプを外部で接
続したものであってもよいものである。また、本体１に
対してケース９が着脱自在となっているので、本体１か
らケース９及び吸着パット１６を取外した状態で使用す
ることもできろ。

〈発明の効果〉以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本発明の吸
着具は、吸着パットの吸気通路にその吸気通路を閉鎖す
る作動弁を設けると共に吸着面の真空圧を検出する真空
圧検出器を設ける一方、その真空圧検出器に基づいてエ
アコンプレッサーのエア供給を停止する電磁弁を設けた
ので、吸着パットによる物品の吸着中にはエアコンプレ
ッサーを作動させる必要がなくなって作業の効率を向上
させるこ４とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る吸着具の断面図、第２
図は第１図の■−■断面図、第３図は吸着パットの断面
図、第４図はその下面図、第５図は吸着パットの作用説
明図である。図　面　中、１は吸着具本体、２はエア供給管、６は電磁弁、７はコンプレッサー９はケース、１２はエア供給ノズル、１３は負圧室、１４は排気管、１６は吸着パット、２０は作動弁、２１は真空圧検出器、２２は吸気通路、２３．２４は検出板、５（よ吸着面である。特許出願人株式会社陽１申代理人

Claims

【特許請求の範囲】

吸気通路が形成された吸着具本体の先端部に吸着面が該
吸気通路に連通する吸着パットを取付けると共に、前記
吸着具本体に真空ポンプを介してエアコンプレッサーが
接続された吸着具において、前記吸着パットの吸気通路
に該吸気通路を閉鎖する作動弁を設けると共に前記吸着
面の真空圧を検出する真空圧検出器を設ける一方、該真
空圧検出器に基づいて前記エアコンプレッサーのエア供
給を停止する電磁弁を設けたことを特徴とする吸着具。