JP2002013510A - メカニカルクランプ - Google Patents

メカニカルクランプ

Info

Publication number
JP2002013510A
JP2002013510A JP2000198956A JP2000198956A JP2002013510A JP 2002013510 A JP2002013510 A JP 2002013510A JP 2000198956 A JP2000198956 A JP 2000198956A JP 2000198956 A JP2000198956 A JP 2000198956A JP 2002013510 A JP2002013510 A JP 2002013510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
gas spring
clamp arm
clamped
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000198956A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kimura
清二 木村
Ichiro Kitaura
一郎 北浦
Hiroshi Miyazawa
洋 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pascal KK
Original Assignee
Pascal KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pascal KK filed Critical Pascal KK
Priority to JP2000198956A priority Critical patent/JP2002013510A/ja
Publication of JP2002013510A publication Critical patent/JP2002013510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット等に固定的に取り付ける取り付け高
さ位置を設定する自由度を高め、順次異なるクランプ対
象物の被クランプ部をクランプする際における被クラン
プ部の厚さ方向位置のバラツキを簡単に特別の操作なし
に吸収可能にすることができるメカニカルクランプを提
供する。 【解決手段】 トグルクランプ1のクランプアーム3が
クランプ位置のとき、ピン36,37の中心同士を結ぶ
直線Lに対してピン38の中心位置が同一直線上または
僅かに前側に位置してトグル機構5が安定状態となる。
クランプアーム3の出力部に圧縮ガスを封入したガスス
プリング7が固定的に設けられ、クランプアーム3がク
ランプ位置に位置しトグル機構5が安定状態となったと
き、ガススプリング5を介してワークW等のクランプ対
象物をクランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はメカニカルクラン
プに関し、特に、クランプアームの出力部に圧縮ガスを
封入したガススプリングを固定的に設けたメカニカルク
ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、トグルクランプは、クランプア
ームと操作レバーとトグル機構を備えメカニカルクラン
プであり、手動により駆動される操作レバーを介してク
ランプアームを駆動してクランプ対象物をクランプす
る。クランプアームがクランプ対象物をクランプする
と、トグル機構が安定状態となり、クランプアームが外
力を受けてクランプ解除側へ移動しなくなる。
【0003】従来のトグルクランプ100 は、図18に示
すようにクランプアーム101 と操作レバー102 とトグル
機構103 を備え、クランプアーム101 の基端部の下部が
ベース部材104 に回動可能に連結され、クランプアーム
101 の基端部の上部と操作レバー102 の先端部が回動可
能に連結され、操作レバー102 の先端部付近がベース部
材104 にリンク105 を介して連結されている。クランプ
レバー101 の先端部に出力ロッド106 が固定されその出
力ロッド106 に調整具107 が螺着されている。
【0004】操作レバー102 の操作により、クランプア
ーム101 が図13のクランプ位置と斜め上方へ退避した
解除位置とに亙って揺動する。クランプアーム101 がク
ランプ位置のとき、クランプアーム101 と操作レバー10
2 を連結するピン110 、操作レバー102 とリンク105 を
連結するピン111 、リンク105 とベース部材104 を連結
するピン112 が略一直線上に位置してトグル機構103 が
安定状態となり、操作レバー102 を操作しない限り、ク
ランプアーム101 が外力を受けて解除位置側へ揺動しな
くなる。
【0005】このトグルクランプ100 では、前記ピン11
0,111,112 が略一直線状になった場合にクランプ機能を
発揮する。そのため、クランプ対象物Waを確実にクラ
ンプできるように、出力ロッド106 の調整具107 の位置
をクランプ対象物Waに合うように調整してからクラン
プする必要がある。尚、従来のメカニカルクランプに
は、クランプアームの先端部にバネ部材を介して出力部
材を装着し、この出力部材とバネ部材を介してクランプ
対象物をクランプするトグルクランプは実用に供されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述のように、従来
のドグルクランプでは、前記3つのピンをほぼ一直線に
揃えた状態でクランプさせるようにする為に、ベース部
材の取り付け位置を精密に設定したり、出力ロッドにお
ける調整具の高さ位置を精密に調整する必要があり、そ
の作業が非常に面倒であった。一方、複数のトグルクラ
ンプを用いて、機械加工に供する1つのワークをワーク
パレットやベース板等に固定し、その固定状態で機械加
工を行い、これを順々に繰り返して多数のワークを機械
加工することが多い。このような場合に、各ワークの製
作誤差や撓み等により、トグルクランプでクランプされ
る被クランプ部の厚さ方向位置にバラツキが生じる場合
が多く、特に鋳造品のワークではバラツキが生じやす
い。
【0007】そのため、ワークを固定する毎に、複数の
トグルクランプにおいて夫々調整具の位置調節が必要と
なる。この調整具の位置調節は手動工具により手作業に
て行うことになるので、ワークの固定の都度、複数のト
グルクランプについて夫々調整具の位置を調節する作業
は多くの労力と時間を要し、クランプ作業の能率を高め
るのが難しい。
【0008】本発明の目的は、メカニカルクランプを固
定的にパレット等に取り付ける取り付け高さ位置を設定
する自由度を高めること、同じメカニカルクランプで順
次異なるクランプ対象物の被クランプ部をクランプする
際における被クランプ部の厚さ方向位置のバラツキを簡
単に特別の操作なしに吸収可能にすること、メカニカル
クランプでクランプする際のクランプ作業の能率を高め
ることなどである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1のメカニカル
クランプは、クランプアームと操作レバーとトグル機構
とを備えたメカニカルクランプにおいて、前記クランプ
アームの出力部に圧縮ガスを封入したガススプリングを
固定的に設け、このガススプリングを介してクランプ対
象物をクランプするように構成したことを特徴とするも
のである。
【0010】操作レバーを操作することにより、クラン
プアームをクランプ位置と解除位置とに亙って揺動させ
て位置切換え可能である。クランプアームがクランプ位
置のときトグル機構が安定状態となり、クランプアーム
が外力により解除位置側へ揺動しなくなる。このメカニ
カルクランプでは、クランプアームの出力部に圧縮ガス
を封入したガススプリングが固定的に設けられ、このガ
ススプリングを介してクランプ対象物をクランプするよ
うになっている。
【0011】従って、メカニカルクランプの取り付け高
さ位置(ベース部材の取り付け高さ位置)を精密に設定
しなくとも、その取り付け高さ位置のバラツキをガスス
プリングにより吸収しつつ、メカニカルクランプをクラ
ンプ位置に切り換えることができるから、クランプ作業
の能率を高めることができる。一方、同じ形状・構造の
複数のクランプ対象物を順々に繰り返しクランプするよ
うな場合に、クランプ対象物の被クランプ部の厚さ方向
位置がクランプ対象物毎に所期の位置(予め設定された
平均的な位置)からかなりズレたとしても、そのズレを
ガススプリングで確実に吸収してクランプすることがで
きる。また、メカニカルクランプのベース部材を取り付
ける取り付け位置を設定する自由度も大きくなる。その
結果、メカニカルクランプを用いてクランプ対象物を固
定するクランプ作業の作業能率を一著しく高めることが
できる。
【0012】請求項2のメカニカルクランプは、請求項
1の発明において、前記ガススプリングのシリンダ本体
がクランプアームの出力部に固定され、このシリンダ本
体に可動に装着され圧縮ガスのガス圧を受ける出力ロッ
ドを介してクランプするように構成したことを特徴とす
るものである。シリンダ本体に対して圧縮ガスのガス圧
を受けて進退する出力ロッドを介して、クランプ対象物
を確実にクランプすることができる。
【0013】請求項3のメカニカルクランプは、請求項
1又は2の発明において、前記ガススプリングの出力ロ
ッドに、シリンダ本体のガス収容部に連通するガス収容
孔を形成したことを特徴とするものである。そのため、
出力ロッド内のデッドスペースを有効活用してガス収容
ボリュームを大きくすることができるから、圧縮ガスの
リークが生じてもガス圧の低下が小さくなり、ガススプ
リングの耐久を高めることができる。
【0014】請求項4のメカニカルクランプは、請求項
1〜3の何れか1項の発明において、前記クランプアー
ムの基端部の第1の連結部をベース部材に回動可能に連
結するとともに、クランプアームの基端部の第2の連結
部と操作レバーの先端部を回動可能に連結し、操作レバ
ーの先端部付近をベース部材にリンクを介して連結した
ことを特徴とするものである。操作レバーを操作するこ
とにより、クランプアームをクランプ位置と解除位置と
に亙って確実に揺動させることができるとともに、操作
レバーを操作しない限り、クランプ位置のクランプアー
ムが外力を受けて解除位置側へ揺動しないように構成す
ることができる。
【0015】請求項5のメカニカルクランプは、請求項
1〜3の何れか1項の発明において、前記クランプアー
ムの基端部をベース部材に回動可能に連結するととも
に、操作レバーの基端部をベース部材に回動可能に連結
し、クランプアームと操作レバーの長さ方向途中部同士
をリンクを介して連結したことを特徴とするものであ
る。操作レバーを操作することにより、クランプアーム
をクランプ位置と解除位置とに亙って確実に揺動させる
ことができるとともに、操作レバーを操作しない限り、
クランプ位置のクランプアームが外力を受けて解除位置
側へ揺動しないように構成することができる。
【0016】請求項6のメカニカルクランプは、請求項
1〜5の何れかの発明において、前記クランプアームの
出力部にガススプリングを内嵌状に螺合して位置調節可
能に取付けたことを特徴とするものである。
【0017】クランプアームに対してガススプリングを
回動させて位置調節を容易に行うことができ、これによ
り、クランプ対象物の被クランプ部の厚さ方向位置がク
ランプ対象物毎に所期の位置からズレている場合、その
ズレをガススプリングで吸収できるズレ吸収量を増大で
き、クランプ対象物を簡単・確実にクランプできる。
【0018】請求項7のメカニカルクランプは、請求項
1〜6の何れかの発明において、前記クランプアーム又
はガススプリングのシリンダ本体に弾性連結部材を介し
て連結されたプレート部材であって、クランプ時にガス
スプリングの出力ロッドによりクランプ対象物に押圧固
定されると共に出力ロッド先端部の摺動を許容するプレ
ート部材を設けたことを特徴とするものである。
【0019】クランプ時、ガススプリングの出力ロッド
により、プレート部材がクランプ対象物に押圧固定さ
れ、クランプアームの揺動によりガススプリングの姿勢
が変化して出力ロッドがズレた場合でも、プレート部材
はクランプ対象物上を摺動せずに出力ロッド先端部の摺
動を許容する。クランプ時、ガススプリングの出力ロッ
ドで直接クランプ対象物を押圧するものでは、出力ロッ
ドがずれるとクランプ対象物に傷を付ける虞があるが、
これを確実に防止することができる。
【0020】請求項8のメカニカルクランプは、クラン
プアームと操作レバーを備え、手動により駆動される操
作レバーを介してクランプアームを駆動してクランプ対
象物をクランプするメカニカルクランプにおいて、前記
クランプアームの出力部に圧縮ガスを封入したガススプ
リングを固定的に設け、このガススプリングを介してク
ランプするように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0021】手動により駆動される操作レバーを介して
クランプアームがクランプ位置と解除位置とに亙って揺
動駆動される。ここで、クランプ位置のクランプアーム
を解除位置側へ揺動させないようにする何らかのクラン
プ維持機構(例えば、トグル機構)を設け、この状態
で、ガススプリングを介してクランプ対象物をクランプ
するように構成することが望ましい。
【0022】このメカニカルクランプでは、クランプす
るクランプ対象物の被クランプ部の厚さ方向位置が所期
の位置とズレている場合でも、ガススプリングを介して
そのズレを吸収して確実にクランプすることができる。
しかも、ガススプリングの構造及びガススプリングに封
入するガスのガス圧の設定等により、クランプ対象物を
適当なクランプ力でクランプすることができる。その他
請求項1の作用と同様である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、クラン
プアームと操作レバーとトグル機構とを備えたメカニカ
ルクランプ(通称、トグルクランプ)に、本発明を適用
した場合の一例である。
【0024】図1、図2は、複数のトグルクランプ1を
用いて、機械加工に供するワークW(クランプ対象物)
をベース板8に固定した状態を示している。ワークWの
形状に合わせて、ベース板8上にクランプ取付体8aが
組立てられ、そのクランプ取付体8aに複数のトグルク
ランプ1が夫々ブロック8bを介して取付けられてい
る。このように、ワークWをクランプした状態で機械加
工を行ってから、そのワークWを取外し、次のワークW
を同様にクランプするのを繰り返していく。つまり、複
数のトグルクランプ1の取付け位置はそのままにして、
複数の同じワークWが順々にベース板8に固定される。
【0025】トグルクランプ1について、図3〜図8を
参照して説明する。但し、図3の上下前後左右を上下前
後左右として説明する。図3〜図7に示すように、トグ
ルクランプ1(例えば、全長;約180mm )は、ベース部
材2とクランプアーム3と操作レバー4とトグル機構5
などを備えている。クランプアーム3の前端部側の出力
部3aに、圧縮ガス(例えば、圧縮窒素ガス)を封入し
たガススプリング7が固定的に設けられ、トグルクラン
プ1はこのガススプリング7を介してワークWをクラン
プするように構成されている。
【0026】ベース部材2は左右対称のL形部材10か
らなり、これらL形部材10の水平板部11が夫々ボル
ト13でブロック8bに固定されている。1対の鉛直板
部12同士は接触し、それらの上部のうち、前端部にク
ランプアーム3の後端連結部22の下部(第1の連結
部)がピン35を介して連結され、後端部に1対のリン
ク6の下端部がピン36を介して連結されている。
【0027】クランプアーム3は左右1対のアーム部材
20からなり、これらアーム部材20のストレート部2
1の間に、ガススプリング7のシリンダ本体40から後
方へ延びる連結板部41aが挟着され、ボルト23とピ
ン24により固定されている。1対のアーム部材20の
後端連結部22の下部(第1の連結部)が、ベース部材
2を挟むようにしてその上前端部にピン35により回動
自在に連結されている。1対の後端連結部22の上部
(第2の連結部)とそれらの内側に位置する操作レバー
4の前端部とがピン37を介して回動自在に連結されて
いる。
【0028】操作レバー4は、ゴム製の把持カバー32
が装着された操作用把持部30と、この操作用把持部3
0に対して少し上方へ傾斜した前端連結部31を有す
る。前端連結部31の前端部がクランプアーム3に連結
され、前端連結部31の下端部(操作レバー4の先端部
付近)が1対のリンク6の上端部にピン38を介して回
動自在に連結されている。前端連結部31の下端部がベ
ース部材2の上後端部に1対のリンク6を介して連結さ
れている。
【0029】上記のように各部材を連結することによ
り、操作レバー4を操作して、クランプアーム3を図4
のクランプ位置と例えば図5の解除位置とに亙って揺動
させ、位置を切換えることができる。図4のクランプ状
態から水平姿勢の操作レバー4を引上げるように駆動操
作すると、リンク6がピン36回りに上側へ回動すると
ともに、クランプアーム3がピン37を介して操作レバ
ー4から駆動力を受け、ピン35の回りに上側(解除位
置側)へ回動する。図5のクランプ解除状態から操作レ
バー4を押下げ側へ駆動操作すると、リンク6がピン3
6の回りに下側へ回動するとともに、クランプアーム3
がピン37を介して操作レバー4から駆動力を受け、ピ
ン35の回りに下側(クランプ位置側)へ回動する。
【0030】図4に示すように、クランプアーム3がク
ランプ位置のとき、ピン36,37の中心同士を結ぶ直
線Lに対してピン38の中心位置が同一直線上または僅
かに前側に位置してトグル機構5が安定状態となる。こ
の安定したクランプ状態において、ベース部材2の上後
端部(ピン36を枢支する枢支部)の上端と操作レバー
4との間に隙間が殆生じないようになっており、ピン3
6〜38がほぼ直線状に並ぶようになっている。尚、上
記の安定したクランプ状態において、操作レバー4を上
方へ回動操作しない限り、クランプアーム3が外力によ
り解除位置側へ揺動することはない。
【0031】図7、図8に示すように、ガススプリング
7は、クランプアーム3の出力部3aに固定されたシリ
ンダ本体40と、シリンダ本体40に可動に装着され圧
縮ガスのガス圧を受ける出力ロッド60(例えば、直
径;約10mm)を有する。トグルクランプ1は、このガス
スプリング7の出力ロッド60を介してワークWをクラ
ンプするように構成されている。
【0032】シリンダ本体40は、シリンダ孔を形成す
る本体部材41と、シリンダヘッド42と、シリンダエ
ンド部材43と、ロッドガイド44を有し、本体部材4
1に一体形成されてその上部から後方へ延びる連結板部
41aがクランプアーム3に連結されている。本体部材
41の上端部分にシリンダヘッド42の下部が内嵌螺合
され、本体部材42の下端部分にシリンダエンド部材4
3の上部が内嵌螺合されている。本体部材41とシリン
ダヘッド42の間にシール部材45が装着されている。
【0033】本体部材41の上下方向中央部に内側へ張
出す段部41bが形成され、シリンダ本体40の内部に
おいて段部41bの下側に、ロッドガイド44が本体部
材41とシリンダエンド部材43により固定されてい
る。出力ロッド60はロッドガイド44に摺動自在にガ
イドされ、出力ロッド60の上端の鍔部60aが段部4
1bの上側に位置している。
【0034】本体部材41の段部41b及びその下部付
近とロッドガイド44の鍔部44aとで形成された環状
凹部47aに、出力ロッド60が摺動するシール部材4
7が装着され、シリンダエンド部材43に形成された環
状凹部48aに、出力ロッド60に付着したゴミや埃を
取り除くダストシール部材48が装着されている。本体
部材41、シリンダヘッド42、シール部材47、出力
ロッド60で囲まれた部分に、圧縮ガスを収容するガス
収容部50が形成されている。出力ロッド60には、こ
のガス収容部50に連通するガス収容孔51が形成され
ている。このガス収容部50とガス収容孔51には、圧
縮窒素ガス(例えば、圧力約14MPa)が充填されて
いる。
【0035】図9に示すように、シリンダヘッド42に
は、ガス収容部50と外部とを連通するガス通路孔55
aが形成されている。このガス通路孔55aには、チェ
ック弁55を内臓した栓部材がガス密に螺着され、この
チェック弁55により、ガス収容部50内のガスが外部
へ漏れ出ないようにするとともに、外部のガス供給源か
らガス収容部50への圧縮ガスの供給を可能にする。
【0036】出力ロッド60は、鍔部60aが段部41
bに係合する突出位置と突起部42aに接触する退入位
置とに亙って所定ストローク(例えば、4mm)上下動可
能である。クランプ解除状態では、出力ロッド60はガ
ス収容部50内の圧縮ガスのガス圧を受けて突出位置に
位置し、この状態におけるガス圧がP1(例えば、約1
4MPa)であり、出力ロッド60が退入位置に位置す
ると、ガス圧がP2(例えば、約22MPa)に昇圧す
る。
【0037】上記トグルクランプ1の作用・効果につい
て説明する。操作レバー4を操作することより、クラン
プアーム3は図4のクランプ位置と図5の解除位置とに
亙って揺動させて位置切換え可能である。クランプアー
ム3がクランプ位置のとき、ピン36,37の中心同士
結ぶ直線Lに対してピン38の中心が同一直線上又は僅
かに前側に位置してトグル機構5が安定状態となり、ガ
スシリンダ7の出力ロッド60でワークWをクランプす
るクランプ状態を維持できるようになる。操作レバー4
を操作しない限り、クランプ位置のクランプアーム3は
外力を受けて解除位置側へ揺動することはない。
【0038】各トグルクランプ1は、クランプ状態のと
きのピン36〜38の位置関係が図4、図8に示す状態
となるように、ベース板8上の所定の位置にクランプ取
付体8aとブロック8bを介して取付けられる。ワーク
Wの各被クランプ部の厚さ方向位置が予め設定された所
期の位置(複数ワークの当該被クランプ部についての平
均的位置)である場合に、クランプアーム3をクランプ
位置にして当該被クランプ部をクランプしたときに、ガ
ススプリング7の出力ロッド60が、突出位置と退入位
置の間の中間位置(例えば、突出位置から2mm退入した
位置)になってワークWをクランプするように取付けら
れる。
【0039】それ故、ワークWの製作誤差などのために
ワークW毎の被クランプ部の厚さ方向位置が所期の位置
とズレている場合でも、ガススプリング60のシリンダ
本体41に対して進退可能な出力ロッド60を介して、
そのズレをある程度(例えば、±2mmの幅)吸収して確
実にクランプすることができる。しかも、ガススプリン
グ60のサイズや構造及びガススプリング60に封入す
るガスのガス圧の設定を変更することで、或いは、出力
ロッド60のクランプ状態における進出量を調整するこ
とで、クランプ力を大きく又は小さく変更することもで
きるから、汎用性に優れる。
【0040】特に、図1、図2に示すように、複数のト
グルクランプ1を用いて、ワークWを1つずつベース板
8に固定してから機械加工に供するようにし、その加工
完了毎に次のワークWを順々にクランプし機械に供して
いくような場合、各ワークW毎に各被クランプ部の厚さ
方向位置にバラツキ(平均的位置からのズレ)が生じて
も、各被クランプ部を固定するトグルクランプ1のガス
スプリング7により被クランプの厚さ方向位置のバラツ
キを吸収して、ワークWを簡単且つ確実にクランプでき
るため、ワークWを固定するクランプ作業を著しく簡単
化しその作業能率を高めることができる。
【0041】但し、トグルクランプ1を単独で使用して
ワーク等をクランプする場合でも、ワークに応じてベー
ス部材2の取り付け位置を精密に設定しなくとも、その
取り付け高さ位置のバラツキや誤差分をガススプリング
により吸収しつつ、ドグルクランプをクランプ位置に切
り換えることができるから、クランプ作業の能率を高め
ることができる。
【0042】ガススプリング7の出力ロッド60に、シ
リンダ本体40のガス収容部50に連通するガス収容孔
51を形成したので、出力ロッド60内のデッドスペー
スを有効活用してガススプリング7にガスを封入するガ
ス収容ボリュームを多くすることができるため、ガスス
プリング7の小型化を図ることができ、圧縮ガスのリー
クによるガス圧低下も小さくなり、ガススプリング7の
耐久性(ガス充填からガス充填までの期間を長くでき
る)も向上する。
【0043】次に、変更形態について説明する。 1〕図10〜図12に示すように、トグルクランプ1A
は、ベース部材72とクランプアーム73と操作レバー
74とトグル機構75等を備え、クランプアーム73の
出力部73に圧縮ガスを封入したガススプリング7が固
定的に設けられ、このガススプリング7を介してワーク
Wをクランプするように構成されている。尚、ガススプ
リング7は前記実施形態のものと同じであるので説明を
省略する。
【0044】クランプアーム73の後端部が、ベース部
材72の上部後端部にピン80を介して回動可能に連結
され、操作レバー74の下端部が、ピン80の前方斜め
下側に位置するピン81を介してベース部材72に回動
可能に連結されている。クランプアーム73の長さ方向
途中部にリンク76の一端部がピン83を介して連結さ
れ、操作レバー74の長さ方向途中部にリンク76の他
端部がピン84を介して連結されされている。つまり、
クランプアーム73と操作レバー74の長さ方向途中部
同士がリンク76を介して連結されている。
【0045】図11のクランプ状態から鉛直姿勢の操作
レバー74をピン81回りに後方へ駆動操作すると、ク
ランプアーム73がリンク76を介して操作レバー74
から駆動力を受け、ピン80回りに上側(解除位置側)
へ回動する。図12のクランプ解除状態から操作レバー
4をピン81回りに上方へ駆動操作すると、クランプア
ーム73がリンク76を介して操作レバー74から駆動
力を受け、ピン80回りに下側(クランプ位置側)へ回
動する。
【0046】クランプアーム73がクランプ位置のと
き、ピン81,84の中心同士を結ぶ直線に対してピン
83の中心位置が同一直線上又は僅かに前側に位置し
て、トグル機構75が安定状態となり、操作レバー74
を操作しない限り、クランプアーム73は外力により解
除位置側へ揺動しなくなる。このトグルクランプ1Aに
よれば、クランプアーム73がクランプ位置のとき、操
作レバー74が鉛直姿勢(クランプアーム73の長さ方
向とと直交する方向)になるため、取付位置によって、
操作レバー74を操作する上で便利になる場合がある。
その他、基本的には、前記実施形態と同様の作用・効果
を奏する。
【0047】2〕図13に示すように、このトグルクラ
ンプ1Bでは、ガスプリング7Bのシリンダ本体40B
の外周部にネジ部90が形成されいる。クランプアーム
3の出力部3aにシリンダ取付部材91が固定され、そ
のシリンダ取付部材91にナット部材92が内嵌状に固
定されている。このナット部材92にガスプリング7B
が内嵌状に螺合されて上下位置を調節可能に取付けられ
ている。
【0048】このトグルクランプ1Bでは、クランプア
ーム3に対してガススプリング7Bを回動させて上下位
置を容易に調節することができ、これにより、ワークW
の被クランプ部の厚さ方向位置がクランプ対象物毎に所
期の位置からズレている場合、そのズレをガススプリン
グ7Bで吸収できるズレ吸収量を増大でき、ワークWを
簡単・確実にクランプできる。
【0049】3〕図14〜図16に示すように、このト
グルクランプ1Cは、前記トグルクランプ1Aにおい
て、クランプアーム73に弾性連結部材95を介して連
結されたプレート部材96であって、クランプ時にガス
スプリング7の出力ロッド60によりワークWに押圧固
定されると共に出力ロッド60の先端部の摺動を許容す
るプレート部材96を設けたものである。
【0050】弾性連結部材95は側面視にてS形に形成
され、その上後端部がクランプアーム73の先端部に正
面視L形の取付部材97を介して固定されている。弾性
連結部材95の下端部に、出力ロッド70の下側に配設
されたプレート部材96が固着されている。弾性連結部
材95の途中部は左右に分かれた2股に形成され、その
うちの上部の間を出力ロッド70が上下に通って延びて
いる。
【0051】このトグルクランプ7では、クランプ時、
ガススプリング7の出力ロッド70により、プレート部
材96がワークWに押圧固定され、図14、図15に示
すように、クランプアーム73の揺動によりガススプリ
ング7の姿勢が変化して出力ロッド70がズレた場合で
も、プレート部材96はワークW上を摺動せずに出力ロ
ッド70先端部の摺動を許容する。従って、クランプ
時、出力ロッド70がワークWに傷を付けるのを確実に
防止することができる。尚、前記実施形態と基本的に同
じものは同一符号を付して説明を省略する。
【0052】4〕図17に示すように、このトグルクラ
ンプ1Dは、前記トグルクランプ1Cにおいてプレート
部材96を連結する弾性連結部材95を変更したもので
ある。トグルクランプ1Dの弾性連結部材98は側面視
にてC形に形成され、簡単な構造で出力ロッド70と相
互干渉しないように配設でき、構造及びコスト的に有利
になる。その他、トグルクランプ1Cと同様の作用・効
果を奏する。
【0053】尚、前記トグルクランプ1,1Aにおいて
は、ガススプリングのサイズや構造、ガススプリングに
封入するガスのガス圧、ガススプリングの出力ロッドの
進退ストローク等々は適宜変更可能である。例えば、ガ
ススプリングの出力ロッドをクランプアームに固定し、
シリンダ本体でクランプ対象物を押圧する構成にするこ
とも可能である。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で、前記実施形態や変更形態に種々の変更を付加した
形態で実施することも可能であるし、トグル機構の代わ
りに、クランプアームをクランプ位置に保持できる何ら
かの機構を備えたメカニカルクランプに、本発明を適用
することが可能である。
【0054】
【発明の効果】 請求項1のメカニカルクランプによれ
ば、クランプアームの出力部に圧縮ガスを封入したガス
スプリングを固定的に設け、このガススプリングを介し
てクランプ対象物をクランプするように構成したので、
クランプ対象物の被クランプ部の位置に合わせてメカニ
カルクランプの取り付け位置(つまり、ベース部材の取
り付け位置)を精密に設定しなくとも、その取り付け位
置のバラツキや誤差分をガススプリングにより吸収しつ
つクランプすることができる。
【0055】特に、複数のメカニカルクランプを用い
て、クランプ対象物をワークパレットやベース板等に固
定するのを複数のワークについて繰り返すような場合
に、クランプ対象物の被クランプ部の位置にバラツキや
誤差が生じても、ガススプリングによりそのバラツキや
誤差を吸収しながら、簡単にかつ確実にクランプできる
ため、クランプ対象物をクランプするクランプ作業を著
しく簡単化しその作業能率を高めることができる。ガス
スプリングとしては非常に小型のものでよいので、メカ
ニカルクランプの重量がサホト゛ 増すこともなく、製作費
も僅かに増加するだけである。また、ガススプリングの
サイズや構造やガススプリングに封入するガスのガス圧
の設定、出力ロッドの突出量の設定などを適宜設定する
ことで、クランプ力をある程度調整可能である。
【0056】結局のところ、メカニカルクランプをパレ
ット等に取り付ける取り付け高さ位置を設定する自由度
を高めることができ、同じメカニカルクランプで順次異
なるクランプ対象物の被クランプ部をクランプする際に
おける被クランプ部の厚さ方向位置のバラツキを簡単に
特別の操作なしに吸収可能であり、メカニカルクランプ
でクランプする際のクランプ作業の能率を高めることが
できる。
【0057】請求項2のメカニカルクランプによれば、
ガススプリングのシリンダ本体をクランプアームの出力
部に固定し、このシリンダ本体に可動に装着され圧縮ガ
スのガス圧を受ける出力ロッドを介してクランプするよ
うに構成したので、クランプ対象物に対してクランプア
ームの出力部の位置調節を正確に行わなくても、ンダ本
体に対して圧縮ガスのガス圧を受けて進退する出力ロッ
ドを介して、クランプ対象物を確実にクランプすること
ができる。
【0058】請求項3のメカニカルクランプによれば、
ガススプリングの出力ロッドに、シリンダ本体のガス収
容部に連通するガス収容孔を形成したので、ガススプリ
ングにガスを封入するガス収容ボリュームを増大させる
ことができ、これにより、ガスの体積変化量に対して、
ガス圧即ちクランプ力の変化量を低減でき、安定したク
ランプ力でクランプ対象物をクランプすることができ
る。
【0059】請求項4のメカニカルクランプによれば、
クランプアームの基端部の第1の連結部をベース部材に
回動可能に連結するとともに、クランプアームの基端部
の第2の連結部と操作レバーの先端部を回動可能に連結
し、操作レバーの先端部付近をベース部材にリンクを介
して連結したので、操作レバーを操作することにより、
クランプアームをクランプ位置と解除位置とに亙って確
実に揺動させることができるとともに、操作レバー102
を操作しない限り、クランプ位置のクランプアームが外
力を受けて解除位置側へ揺動しないように構成すること
ができる。
【0060】請求項5のメカニカルクランプによれば、
クランプアームの基端部をベース部材に回動可能に連結
するとともに、操作レバーの基端部をベース部材に回動
可能に連結し、クランプアームと操作レバーの長さ方向
途中部同士をリンクを介して連結したので、操作レバー
を操作することにより、クランプアームをクランプ位置
と解除位置とに亙って確実に揺動させることができると
ともに、操作レバー102 を操作しない限り、クランプ位
置のクランプアームが外力を受けて解除位置側へ揺動し
ないように構成することができる。
【0061】請求項6のメカニカルクランプによれば、
クランプアームの出力部にガススプリングを内嵌状に螺
合して位置調節可能に取付けたので、クランプ対象物の
被クランプ部の厚さ方向位置がクランプ対象物毎に所期
の位置からズレている場合、そのズレをガススプリング
で吸収できるズレ吸収量を増大でき、クランプ対象物を
簡単・確実にクランプできる。
【0062】請求項7のメカニカルクランプによれば、
プレート部材がクランプアーム又はガススプリングのシ
リンダ本体に弾性連結部材を介して連結され、クランプ
時に、プレート部材がガススプリングの出力ロッドによ
りクランプ対象物に押圧固定され、クランプアームの揺
動によりガススプリングの姿勢が変化して出力ロッドが
ズレた場合でも、プレート部材が出力ロッド先端部の摺
動を許容するため、クランプ対象物に傷を付けるのを確
実に防止することができる。
【0063】請求項8のメカニカルクランプによれば、
クランプアームの出力部に圧縮ガスを封入したガススプ
リングを固定的に設け、このガススプリングを介してク
ランプするように構成したので、クランプするクランプ
対象物の被クランプ部の位置が所期の位置とズレている
場合でも、ガススプリングを介してそのズレを吸収して
確実にクランプすることができ、しかも、ガススプリン
グの構造及びガススプリングに封入するガスのガス圧の
設定等により、クランプ対象物を適当なクランプ力でク
ランプすることができる。その他請求項1の効果と同様
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複数のトグルクランプ
を用いてベース板にワークを固定した状態との斜視図で
ある。
【図2】図1のワークと複数のトグルクランプの別の角
度からの斜視図である。
【図3】トグルクランプの斜視図である。
【図4】トグルクランプ(クランプ状態)の側面図であ
る。
【図5】トグルクランプ(クランプ解除状態)の側面図
である。
【図6】トグルクランプの平面図である。
【図7】トグルクランプの縦断面図である。
【図8】ガススプリングの縦断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】第1変更形態に係るトグルクランプの斜視図
である。
【図11】トグルクランプ(クランプ状態)の側面図で
ある。
【図12】トグルクランプ(クランプ解除状態)の側面
図である。
【図13】第2変更形態に係るトグルクランプの要部側
面図である。
【図14】第3変更形態に係るトグルクランプ(クラン
プ直前状態)の側面図である。
【図15】トグルクランプ(クランプ直前状態)の側面
図である。
【図16】トグルクランプの背面図である。
【図17】第4変更形態に係るトグルクランプの要部側
面図である。
【図18】従来技術に係るトグルクランプの斜視図であ
る。
【符号の説明】
W ワーク 1,1A〜1D トグルクランプ 2,72 ベース部材 3,73 クランプアーム 3a 出力部 4,74 操作レバー 5,75 トグル機構 6,76 リンク 7,7B ガススプリング 40,40B シリンダ本体 50 ガス収容部 51 ガス収容孔 60 出力ロッド 95,98 弾性連結部材 96 プレート部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 9/32 L (72)発明者 宮澤 洋 伊丹市鴻池字街道下9番1 パスカル株式 会社内 Fターム(参考) 3C016 AA01 BA05 CA04 CA09 CB02 CB13 CC03 CD01 3J022 DA11 EA08 EA11 EB03 EC03 ED02 FA01 FB07 FB12 GA06 GA18 GB29 3J069 AA06 CC10 CC13 DD48

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプアームと操作レバーとトグル機
    構とを備えたメカニカルクランプにおいて、 前記クランプアームの出力部に圧縮ガスを封入したガス
    スプリングを固定的に設け、このガススプリングを介し
    てクランプ対象物をクランプするように構成したことを
    特徴とするメカニカルクランプ。
  2. 【請求項2】 前記ガススプリングのシリンダ本体がク
    ランプアームの出力部に固定され、このシリンダ本体に
    可動に装着され圧縮ガスのガス圧を受ける出力ロッドを
    介してクランプするように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のメカニカルクランプ。
  3. 【請求項3】 前記ガススプリングの出力ロッドに、シ
    リンダ本体のガス収容部に連通するガス収容孔を形成し
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載のメカニカル
    クランプ。
  4. 【請求項4】 前記クランプアームの基端部の第1の連
    結部をベース部材に回動可能に連結するとともに、クラ
    ンプアームの基端部の第2の連結部と操作レバーの先端
    部を回動可能に連結し、操作レバーの先端部付近をベー
    ス部材にリンクを介して連結したことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載のメカニカルクランプ。
  5. 【請求項5】 前記クランプアームの基端部をベース部
    材に回動可能に連結するとともに、操作レバーの基端部
    をベース部材に回動可能に連結し、クランプアームと操
    作レバーの長さ方向途中部同士をリンクを介して連結し
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の
    メカニカルクランプ。
  6. 【請求項6】 前記クランプアームの出力部にガススプ
    リングを内嵌状に螺合して位置調節可能に取付けたこと
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のメカニカル
    クランプ。
  7. 【請求項7】 前記クランプアーム又はガススプリング
    のシリンダ本体に弾性連結部材を介して連結されたプレ
    ート部材であって、クランプ時にガススプリングの出力
    ロッドによりクランプ対象物に押圧固定されると共に出
    力ロッド先端部の摺動を許容するプレート部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のメカニ
    カルクランプ。
  8. 【請求項8】 クランプアームと操作レバーを備え、手
    動により駆動される操作レバーを介してクランプアーム
    を駆動してクランプ対象物をクランプするメカニカルク
    ランプにおいて、 前記クランプアームの出力部に圧縮ガスを封入したガス
    スプリングを固定的に設け、このガススプリングを介し
    てクランプするように構成したことを特徴とするメカニ
    カルクランプ。
JP2000198956A 2000-06-30 2000-06-30 メカニカルクランプ Pending JP2002013510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198956A JP2002013510A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 メカニカルクランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000198956A JP2002013510A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 メカニカルクランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013510A true JP2002013510A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18697043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000198956A Pending JP2002013510A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 メカニカルクランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013510A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209638A (ja) * 2002-12-30 2004-07-29 General Electric Co <Ge> ツーリング装置
JP2004223704A (ja) * 2002-12-30 2004-08-12 General Electric Co <Ge> ツーリング装置を用いる製造セル
JP2004232631A (ja) * 2002-12-30 2004-08-19 General Electric Co <Ge> 金属加工用モジュール式ツーリング装置
JP2006275098A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Toa Kogyo Kk ガススプリング
JP2013000830A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 House Bm Co Ltd 固定治具
JP2015500144A (ja) * 2011-12-05 2015-01-05 イェルク レーヴェンシュタインLOEWENSTEIN, Joerg 鋳物部品製造用鋳型
CN104551766A (zh) * 2015-01-04 2015-04-29 苏州市新鸿基精密部品有限公司 位置度测试的快速装夹定位夹具
CN105479224A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 天津正本自控***有限公司 一种肘夹装配结构
CN111678751A (zh) * 2020-04-30 2020-09-18 中国航发南方工业有限公司 一种剪切试片打磨夹具
US11413724B2 (en) 2018-10-05 2022-08-16 Smc Corporation Clamping device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0271944A (ja) * 1988-09-02 1990-03-12 Isao Shoda 工作機の多列クランプ装置
JPH0650373A (ja) * 1992-04-09 1994-02-22 Diebolt Internatl Inc ガススプリング
JPH11207641A (ja) * 1998-01-26 1999-08-03 Eikichi Nishimura トグル機構を備えたクランプ器具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0271944A (ja) * 1988-09-02 1990-03-12 Isao Shoda 工作機の多列クランプ装置
JPH0650373A (ja) * 1992-04-09 1994-02-22 Diebolt Internatl Inc ガススプリング
JPH11207641A (ja) * 1998-01-26 1999-08-03 Eikichi Nishimura トグル機構を備えたクランプ器具

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671598B2 (ja) * 2002-12-30 2011-04-20 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ツーリング装置
JP2004223704A (ja) * 2002-12-30 2004-08-12 General Electric Co <Ge> ツーリング装置を用いる製造セル
JP2004232631A (ja) * 2002-12-30 2004-08-19 General Electric Co <Ge> 金属加工用モジュール式ツーリング装置
JP2004209638A (ja) * 2002-12-30 2004-07-29 General Electric Co <Ge> ツーリング装置
JP4575662B2 (ja) * 2002-12-30 2010-11-04 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 金属加工用モジュール式ツーリング装置
JP4671599B2 (ja) * 2002-12-30 2011-04-20 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ツーリング装置を用いる製造セル
JP2006275098A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Toa Kogyo Kk ガススプリング
JP2013000830A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 House Bm Co Ltd 固定治具
JP2015500144A (ja) * 2011-12-05 2015-01-05 イェルク レーヴェンシュタインLOEWENSTEIN, Joerg 鋳物部品製造用鋳型
CN104551766A (zh) * 2015-01-04 2015-04-29 苏州市新鸿基精密部品有限公司 位置度测试的快速装夹定位夹具
CN105479224A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 天津正本自控***有限公司 一种肘夹装配结构
US11413724B2 (en) 2018-10-05 2022-08-16 Smc Corporation Clamping device
CN111678751A (zh) * 2020-04-30 2020-09-18 中国航发南方工业有限公司 一种剪切试片打磨夹具
CN111678751B (zh) * 2020-04-30 2023-07-25 中国航发南方工业有限公司 一种剪切试片打磨夹具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4496138A (en) Power operated clamp
JP4053906B2 (ja) 作業ロボット用ハンド装置
JP2002013510A (ja) メカニカルクランプ
JP5537942B2 (ja) 同様の好ましくは同一のフレームを有する、板をクランプするプライヤー群およびその群からのプライヤー
JP4127898B2 (ja) クランプ装置
JP2000084883A (ja) チャッキング装置
US6877730B2 (en) Powered clamp
US3116058A (en) Cylinder operated power clamp
US4570914A (en) Power operated clamp
CN200988177Y (zh) 板材气动夹紧机械装置
CN210908783U (zh) 转向管总成的焊接夹具
CN112917085A (zh) 一种用于异形工件焊接的工装
JP3608672B2 (ja) クランプ装置
JP4859134B2 (ja) クランプ装置
KR100747046B1 (ko) 조향장치조립용 클램핑 회전장치
CN209998790U (zh) 一种自定心夹具
JP2002187037A (ja) クランプ装置
CN209850246U (zh) 一种汽车点焊用夹持装置
JP4474205B2 (ja) ワーク位置決め装置
CN102554345A (zh) 工具固定装置
JP2002059294A (ja) クランプ装置
CN218193887U (zh) 一种气动夹具
CN215789248U (zh) 夹具结构
CN219703930U (zh) 一种焊接工装及其夹紧机构
CN218051076U (zh) 焊接固定夹具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100930