JPH0811930B2 - Sohc型多気筒内燃機関 - Google Patents

Sohc型多気筒内燃機関

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JPH0811930B2
JPH0811930B2 JP2097878A JP9787890A JPH0811930B2 JP H0811930 B2 JPH0811930 B2 JP H0811930B2 JP 2097878 A JP2097878 A JP 2097878A JP 9787890 A JP9787890 A JP 9787890A JP H0811930 B2 JPH0811930 B2 JP H0811930B2
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cam
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valve
intake
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孝俊 青木
千早 杉本
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    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4214Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F01L1/267Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
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    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、各燃焼室の上方位置で回転自在に配置され
た単一のカムシャフトと各気筒毎に配設される一対の吸
気弁との間には、各吸気弁に個別に連動、連結される一
対の駆動ロッカアームを含んで相互に隣接配置されると
ともにロッカアームシャフトで揺動自在に支承される複
数のロッカアームと、それらのロッカアームのうち隣接
相互の連結および連結解除を機関の運転状態に応じて切
換可能な連結切換機構とを備える吸気弁駆動手段が介設
され、前記カムシャフトと各気筒毎に配設される一対の
排気弁との間には、各排気弁に個別に連動、連結される
一対の排気弁側ロッカアームを備える排気弁駆動手段が
介設され、前記燃焼室の天井面略中央部に配置すべき点
火プラグを挿入するためのプラグ挿入筒部が各気筒毎に
シリンダヘッドに設けられるSOHC型多気筒内燃機関に関
する。
(2) 従来の技術 従来、かかるSOHC型内燃機関は、たとえば特開昭63−
57806号公報等により既に知られている。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来のものでは、一対の吸気弁およびカムシャフ
ト間に複数の吸気弁側ロッカアームを、また一対の排気
弁およびカムシャフト間に一対の排気弁側ロッカアーム
を介設し、各ロッカアームをカムシャフトに設けたカム
で揺動駆動することにより、一対の吸気弁および一対の
排気弁を開閉動作せしめるようにするとともに、吸気弁
の開閉作動態様を機関の運転状態に応じて変化させるこ
とにより機関の出力性能を向上させるために、各吸気弁
側ロッカアームに、相互に連結および連結解除を切換可
能にした連結切換機構を設けている。
ところが、連結切換機構を設けた部分では、各吸気弁
側ロッカアームを隣接させてはいるが、カムシャフトに
は吸気弁側ロッカアーム用のカムと排気弁側ロッカアー
ム用のカムとが軸線方向に交互に隣接するように設けら
れているので、各吸気弁側ロッカアームをコンパクトに
纒めることができず、それにより連結切換機構も大型化
して各吸気弁側ロッカアームの重量が増大するとともに
連結切換機構の寸法精度を向上させることが困難とな
り、また吸気弁側ロッカアームの揺動軸線にほぼ直交す
る平面内にカムへの摺接部と吸気弁への連動、連結位置
とをともに配置することが困難となり、吸気弁側ロッカ
アームに偏荷重が作用することになる。
ところで、かかる内燃機関において一対の排気弁の作
動特性を機関の運転状態に応じて変更しない場合には、
排気弁駆動手段における一対の排気弁側ロッカアームを
相互に離隔した位置に配置することが可能であり、プラ
グ挿入筒部を両排気弁側ロッカアーム間に配置すること
も可能となる。しかるに、プラグ挿入筒部により両排気
弁側ロッカアームを揺動自在に支承するロッカアームシ
ャフトの軸線が分断されると、各排気弁側ロッカアーム
を個別に支承するロッカアームシャフトが必要となり、
部品点数の増加を招くことになるとともに、それらのロ
ッカアームシャフトを支持するホルダの設置個所が増加
して動弁系の構造が複雑になるとともに大型化すること
になる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
一対の吸気弁および一対の排気弁を有するSOHC型内燃機
関において、吸気弁の開閉作動態様を機関の運転状態に
応じて変更可能としながら吸気弁駆動手段をコンパクト
に構成し、しかも部品点数の増加や動弁系の構造複雑化
および大型化を招くことなくプラグ挿入筒部を配設する
ことを可能としたSOHC型多気筒内燃機関を提供すること
を目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴によ
れば、吸気弁駆動手段の各ロッカアームがカムシャフト
に対応する位置で相互に隣接配置されるとともに、排気
弁駆動手段の両排気弁側ロッカアームが、カムシャフト
に対応する位置で吸気弁駆動手段の両側に配置され、排
気弁駆動手段の両排気弁側ロッカアームを共通に支承す
るロッカアームシャフトが、両排気弁側ロッカアームの
両側でシリンダヘッドにそれぞれ設けられたホルダで支
持され、排気弁駆動手段側のロッカアームシャフトとの
干渉を避けるべく上方に向かうにつれてカムシャフトか
ら離反する側に傾斜した軸線を有するプラグ挿入筒部
が、両排気弁の弁軸間でリンダヘッドに配設される。
また本発明の第2の特徴によれば、上記第1の特徴の
構成に加えて、前記吸気弁駆動手段は、両吸気弁に個別
に連動、連結されて相互に隣接配置される第1および第
2駆動ロッカアームを備え、第1駆動ロッカアームには
カムシャフトに設けられたカムに摺接するローラが軸支
され、前記第2駆動ロッカアームには前記カムに隣接し
てカムシャフトに設けられた***部に摺接するスリッパ
が設けられ、前記***部は、第2駆動ロッカアームに連
動、連結される吸気弁を、第2駆動ロッカアームの第1
駆動ロッカアームとの連結解除時の開弁タイミングで実
質的には休止させる程度のわずかなリフト量で開弁させ
る形状に形成される。
さらに本発明の第3の特徴によれば、上記第1の特徴
の構成に加えて、前記吸気弁駆動手段は、両吸気弁に個
別に連動、連結される第1および第2駆動ロッカアーム
と、両吸気弁に対して自由となることを可能として両駆
動ロッカアーム間に配置される自由ロッカアームとを備
え、カムシャフトには、主として機関高速時に対応可能
な第1カムと、主として機関低速時に対応可能にして第
1カムに隣接する第2カムと、第2カムとは反対側で第
1カムに隣接する***部とが設けられ、自由ロッカアー
ムには前記1第カムに摺接するカムスリッパが設けら
れ、前記第1駆動ロッカアームには前記第2カムに摺接
するローラが軸支され、前記第2駆動ロッカアームには
前記***部に摺接するスリッパが設けられ、前記***部
は、第2駆動ロッカアームに連動、連結される吸気弁
を、第2駆動ロッカアームの自由ロッカアームとの連結
解除時の開弁タイミングで実質的には休止させる程度の
わずかなリフト量で開弁させる形状に形成される。
(2) 作用 上記第1の特徴の構成によれば、吸気弁駆動手段にお
いては機関の運転状態に応じた連結切換機構の作動によ
って複数のロッカアームの連結および連結解除を切換え
ることにより、吸気弁の開閉作動態様を機関の運転状態
に応じて変更し、機関出力の向上に寄与することができ
る。しかもカムシャフトに対応する位置では吸気弁駆動
手段を構成する複数のロッカアームを相互に隣接させる
ことにより吸気弁駆動手段をコンパクトに構成可能であ
り、それに伴って吸気弁駆動手段に設けられる連結切換
機構もコンパクトに構成することができる。また両排気
弁の弁軸間にプラグ挿入筒部が配置されることにより、
カムシャフトに対応する位置で吸気弁駆動手段の両側に
両排気弁側ロッカアームが配置されることにより生じた
スペースを有効に利用してプラグ挿入筒部を配置するこ
とができ、しかも該プラグ挿入筒部が、上方に向かうに
つれてカムシャフトから離反する側に傾斜した軸線を有
し、排気弁駆動手段側のロッカアームシャフトとの干渉
が避けられることにより、相互間にプラグ挿入筒部が存
在するにもかかわらず両排気弁側ロッカアームを共通の
ロッカアームシャフトで支承することが可能であり、該
ロッカアームシャフトが支持されるホルダ間に動弁系を
コンパクトに構成することが可能となる。
また上記第2の特徴の構成によれば、第1および第2
駆動ロッカアームが相互に連結されたときには両吸気弁
がカムのカムプロフィルに応じた開閉作動態様で開閉作
動し、第1および第2駆動ロッカアームの連結が解除さ
れたときには、カムに摺接した第1駆動ロッカアームに
より一方の吸気弁がカムのカムプロフィルに応じた態様
で開閉作動し、***部に摺接した第2駆動ロッカアーム
すなわち他方の吸気弁が実質的に休止状態となる。而し
て機関全体の摩擦損失のうち動弁系の摩擦損失が占める
割合が大きくなる低速域で作動状態にある第1駆動ロッ
カアームがローラを介してカムに摺接することにより、
低速域での動弁系摩擦損失低減すなわち機関全体の摩擦
損失低減に寄与することができ、また第2駆動ロッカア
ームはスリッパを介して***部に摺接しており、そのス
リッパの幅を前記ローラの幅よりも狭くすることが可能
であるので、吸気弁駆動手段をよりコンパクトに構成す
ることができる。
さらに上記第3の特徴の構成によれば、自由ロッカア
ームに第1および第2駆動ロッカアームが連結されたと
きには両吸気弁が第1カムのカムプロフィルに応じた開
閉作動態様で開閉作動し、第1および第2駆動ロッカア
ームと自由ロッカアームとの連結が解除されたときに
は、第2カムに摺接した第1駆動ロッカアームにより一
方の吸気弁が第2カムのカムプロフィルに応じた態様で
開閉作動し、***部に摺接した第2駆動ロッカアームす
なわち他方の吸気弁が実質的に休止状態となる。而して
機関全体の摩擦損失のうち動弁系の摩擦損失が占める割
合が大きくなる低速域で作動状態にある第1駆動ロッカ
アームがローラを介して低速用カムに摺接することによ
り、低速域での動弁系摩擦損失低減すなわち機関全体の
摩擦損失低減に寄与することができ、また第2駆動ロッ
カアームはスリッパを介して***部に摺接し、自由ロッ
カアームはカムスリッパを介して高速用カムに摺接して
おり、スリッパの幅を前記ローラの幅よりも狭くするこ
とが可能であるので、吸気弁駆動手段をよりコンパクト
に構成することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示すものであ
り、第1図は要部縦断面図、第2図は第1図のII−II線
断面図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は
第1図のIV−IV線拡大断面図である。
先ず第1図において、SOHC型多気筒内燃機関における
機関本体の主要部はシリンダブロック1と該シリンダブ
ロック1の上面に結合されるシリンダヘッド2とから構
成され、シリンダブロック1に設けられたシリンダ3に
は、上面に窪み4aを有するピストン4が摺動可能に嵌合
され、該ピストン4の上面およびシリンダヘッド2間に
燃焼室5が形成される。
第2図を併せて参照して、燃焼室5の天井面に開口す
るようにして、一対の吸気弁口6および一対の排気弁口
7がシリンダヘッド2に設けられており、両吸気弁口6
はシリンダヘッド2の一側面に開口する単一の吸気ポー
ト8に連なり、両排気弁口7はシリンダヘッド2の他側
面に開口する単一の排気ポート9に連なる。両排気弁口
6を個別に開閉可能な一対の吸気弁VI1,VI2は、シリン
ダヘッド2に配設された一対のガイド筒10にそれぞれ摺
動可能に嵌合されており、各ガイド筒10から突出した各
吸気弁VI1,VI2の上端部にそれぞれ固定されたリテーナ1
1とシリンダヘッド2との間には各吸気弁VI1,VI2を囲繞
するコイル状の弁ばね12,12が介設され、それらの弁ば
ね12,12により各吸気弁VI1,VI2は上方すなわち閉弁方向
に付勢される。また両排気弁口7を個別に開閉可能な一
対の排気弁VE1,VE2は、シリンダヘッド2に配設された
一対のガイド筒13にそれぞれ摺動可能に嵌合されてお
り、各ガイド筒13から突出した各排気弁VE1,VE2の上端
部にそれぞれ固定されたリテーナ14とシリンダヘッド2
との間には各排気弁VE1,VE2を囲繞するコイル状の弁ば
ね15,15が介設され、それらの弁ばね15,15により各排気
弁VE1,VE2は上方すなわち閉弁方向に付勢される。
上記両吸気弁VI1,VI2と、図示しないクランク軸に1/2
の減速比で連動、連結される単一のカムシャフト16との
間には、カムシャフト16の回転運動を吸気弁VI1,VI2
開閉運動に変換する吸気弁駆動手段171が介設され、上
記両排気弁VE1,VE2と前記カムシャフト16との間には、
カムシャフト16の回転運動を排気弁VE1,VE2の開閉運動
に変換する排気弁駆動手段181が介設される。
第3図を併せて参照して、カムシャフト16は、シリン
ダヘッド2と各シリンダ3の両側でシリンダヘッド2に
結合されるホルダ20とで、シリンダ3の軸線の直交する
水平な軸線を有しながら回転自在に支承される。このカ
ムシャフト16には、高速用カム21が一体的に設けられる
とともに該高速用カム21の両側に隣接して低速用カム2
2,22が一体的に設けられ、さらに両低速用カム22,22の
両側に排気弁用カム23,23が一体的に設けられる。高速
用カム21は、機関の高速運転域で両吸気弁VI1,VI2を開
閉作動せしめるための形状を有するものであり、ベース
円部21aと、該ベース円部21から半径方向外方に張出す
高位部21bとを有する。また両低速用カム22は、機関の
低速運転域で両吸気弁VI1,VI2を開閉作動せしめるため
の形状を有するものであり、ベース円部22aと、カムシ
ャフト16の半径方向外方への張出量を高速用カム21の高
位部21bよりも小としかつその高位部21bよりも狭い中心
角範囲にわってベース円部22aから張出した高位部22bを
それぞれ有する。さらに、排気弁用カム23は、機関の運
転状態にかかわらず両排気弁VE1,VE2を開閉作動せしめ
るための形状を有する。
一方、吸気弁駆動手段171は、一方の吸気弁VI1に連
動、連結される第1駆動ロッカアーム241と、他方の吸
気弁VI2に連動、連結される第2駆動ロッカアーム25
1と、両駆動ロッカアーム241,251間に隣接配置される自
由ロッカアーム261とを備え、それらのロッカアーム2
41,251,261は、カムシャフト16の上方位置で該カムシャ
フト16と平行な軸線を有しながらホルダ20に固定的に支
持されたロッカアームシャフト27で揺動自在に支承され
る。また排気弁駆動手段181は、各排気弁VE1,VE2に個別
に連動、連結されながら前記カムシャフト16の上方位置
で前記ロッカアームシャフト27と平行してホルダ20に固
定的に支持されたロッカアームシャフト28に揺動自在に
支承される一対の排気弁側ロッカアーム291,301を備え
る。
吸気弁駆動手段171において、第1駆動ロッカアーム2
41の一端には、カムシャフト16に設けられた低速用カム
22に摺接するカムスリッパ31が設けられ、第2駆動ロッ
カアーム251の一端には、カムシャフト16に設けられた
低速用カム22に摺接するカムスリッパ(図示せず)が設
けられ、自由ロッカアーム261にはカムシャフト16に設
けられた高速用カム21に摺接するカムスリッパ(図示せ
ず)が設けられる。また両排気弁側ロッカアーム291,30
1の一端には、カムシャフト16に設けられた排気弁用カ
ム23,23に摺接するカムスリッパ34がそれぞれ設けられ
る。
吸気弁駆動手段171における第1および第2駆動ロッ
カアーム241,251の他端には、各吸気弁VI1,VI2の上端に
当接するタペットねじ35がそれぞれ進退自在に螺合され
ており、両駆動ロッカアーム241,251の揺動作動に応じ
て各吸気弁VI1,VI2が開閉作動することになる。また排
気弁駆動手段181における両ロッカアーム291,301の他端
には、各排気弁VE1,VE2の上端に当接するタペットねじ3
6がそれぞれ進退自在に螺合されており、両ロッカアー
ム291,301の揺動作動に応じて各排気弁VE1,VE2が開閉作
動することになる。
再び第1図において、隣接するシリンダ3相互間に対
応する位置でシリンダヘッド2にそれぞれ立設されてい
るホルダ20上には、両ロッカアームシャフト27,28を覆
うようにして支持板37が固定されており、この支持板37
には、自由ロッカアーム261を高速用カム22に向けて弾
発付勢するロストモーション機構38が設けられる。
ロストモーション機構38は、支持板37に嵌合される有
底円筒状のガイド部材39と、ガイド部材39に摺動可能に
嵌合されるとともに自由ロッカアーム261側の端部には
自由ロッカアーム261に当接する当接部40aが先細り状に
形成されるピストン40と、ピストン40に係合すべくガイ
ド部材39の開口端寄り内面に着脱可能に固着されるスト
ッパ41と、ピストン40を自由ロッカアーム261に当接す
る方向に弾発付勢すべくピストン40およびガイド部材39
間に介装される第1および第2ばね42,43とを備える。
支持板37には、自由ロッカアーム261に対応する位置
で下方に向けて開放した有底円筒部37aが設けられてお
り、ガイド部材39は、その開口端を下方位置としながら
該有底円筒部37aに嵌合される。ピストン40およびガイ
ド部材39間にはばね室44が画成され、このばね室44内に
収納されたリテーナ45とピストン40との間にばね定数を
比較的小さくした第1ばね42が縮設され、またリテーナ
45とガイド部材39の閉塞端との間にばね定数を比較的大
きくした第2ばね43が縮設される。
ピストン40の閉塞端内面には有底の小径穴40bが同軸
に穿設されており、ばね定数の比較的小さい第1ばね42
は該小径穴40bに収容され、これにより第1ばね42の倒
れが防止される。またピストン40の当接部40aには、ピ
ストン40の摺動作動時にばね室44内が加圧および減圧さ
れることを防止するために、ばね室44を外部に連通する
エア抜き孔46が当接部40aの外側面に開口する十字状に
穿設される。
さらに支持板37上には、有底円筒部37aの基端部に隣
接して前記カムシャフト16と平行に延びる油溝47が設け
られており、有底円筒部37aの基端部およびガイド部材3
9には、油溝47を流れる油をばね室44内に導く油路48が
設けられる。而して油溝47に潤滑油を流通させることに
より、ピストン40およびガイド部材39間に潤滑油を給油
することが可能となる。
第4図において、吸気弁駆動手段171には、ロッカア
ーム241〜261の連結および連結解除を機関の運転状態に
応じて切換可能な連結切換機構50が設けられる。
この連結切換機構50は、第1駆動ロッカアーム241
よび自由ロッカアーム261を連結可能な第1連結ピスト
ン51と、自由ロッカアーム261および第2駆動ロッカア
ーム251を連結可能な第2連結ピストン52と、第1およ
び第2連結ピストン51,52の移動を規制する規制部材53
と、各ピストン51,52および規制部材53を連結解除側に
付勢する戻しばね54とを備える。
第1駆動ロッカアーム241には、自由ロッカアーム261
側に開放した有底の第1ガイド穴55がロッカアームシャ
フト27と平行に穿設されており、この第1ガイド穴55に
第1連結ピストン51が摺動可能に嵌合され、第1連結ピ
ストン51の一端と第1ガイド穴55の閉塞端との間に油圧
室56が画成される。また第1駆動ロッカアーム241には
油圧室56に連通する連通路57が穿設され、ロッカアーム
シャフト27内には図示しない油圧供給源に通じる油圧供
給路58が設けられ、この油圧供給路58は第1駆動ロッカ
アーム241の揺動状態に拘らず前記連通路57すなわち油
圧室56に常時連通する。
自由ロッカアーム261には、第1ガイド穴55に対応す
るガイド孔59がロッカアームシャフト27と平行にして両
側面間にわたって穿設されており、前記第1連結ピスト
ン51の他端に一端が当接される第2連結ピストン52がガ
イド孔59に摺動可能に嵌合される。
第2駆動ロッカアーム251には、前記ガイド孔59に対
応する有底の第2ガイド穴60が自由ロッカアーム261
に開放してロッカアームシャフト27と平行に穿設されて
おり、第2連結ピストン52の他端に当接する有底円筒状
の規制部材53が第2ガイド穴60に摺動可能に嵌合され
る。この規制部材53は、その開口端を第2ガイド穴60の
閉塞端側に向けて配置されるものであり、その開口端部
で半径方向外方に張出した鍔部53aが第2ガイド穴60の
内面に摺接する。戻しばね54は、第2ガイド穴60の閉塞
端および規制部材53の閉塞端間に縮設されており、この
戻しばね54のばね力により相互に当接した前記各ピスト
ン51,52および規制部材53が油圧室56側に付勢される。
しかも第2ガイド穴60の閉塞端には、空気および油抜き
用の連通孔61が穿設される。
また第2ガイド穴60の内面には、規制部材53の鍔部53
aに係合可能な止め輪62が嵌着されており、この止め輪6
2により規制部材53の第2ガイド穴60から抜け出しが阻
止される。しかも止め輪62の嵌着位置は、規制部材53が
自由ロッカアーム261および第2駆動ロッカアーム251
に対応する位置で自由ロッカアーム261に当接している
状態からさらに自由ロッカアーム261側に移動するのを
阻止するように設定される。
かかる連結切換機構50において、ロッカアームシャフ
ト27に各ロッカアーム241〜261を組付けた状態で第1お
よび第2連結ピストン51,52が第1駆動ロッカアーム241
および自由ロッカアーム261から脱落することを阻止す
るために、第1および第2駆動ロッカアーム241,251
自由ロッカアーム261に対向する側面には、それらの駆
動ロッカアーム241,251の自由ロッカアーム261との相対
揺動を許容しながら自由ロッカアーム261に係合するス
プリングピン63がそれぞれ植設される。
再び第1図および第2図において、燃焼室5の天井面
中央部には点火プラグ64が配設されるものであり、該点
火プラグ64を挿入するためのプラグ挿入筒部としてのプ
ラグパイプ65がシリンダヘッド2に配設される。而して
排気弁駆動手段181を構成する一対の排気弁側ロッカア
ーム291,301は、吸気弁駆動手段171を構成すべく相互に
隣接して配置される各ロッカアーム241〜261の両側で、
カムシャフト16の排気弁用カム23,23に摺接するように
配設されている。これにより両排気弁用ロッカアーム29
1,301相互間に比較的広いスペースを確保することが可
能であり、また両排気弁VE1,VE2もそれらの間の間隔を
比較的広くして配設可能である。このため、プラグパイ
プ65は、両排気弁VE1,VE2の弁軸相互間に軸線を配置す
るようにして、すなわち両排気弁VE1,VE2相互間、なら
びに両排気弁側ロッカアーム291,301相互間に位置する
ようにしてシリンダヘッド2に配設され、このプラグパ
イプ65に挿入された点火プラグ64が、燃焼室5の天井面
中央部に臨むようにしてシリンダヘッド2に螺着され
る。しかもプラグパイプ65は、上方に向かうにつれてカ
ムシャフト16から離反する側に傾斜されており、排気弁
駆動手段181の両排気弁側ロッカアーム291,301を共通に
支承するロッカアームシャフト28とプラグパイプ65との
相互干渉が回避される。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、機関
の低速運転時には吸気弁駆動手段171において、連結切
換機構50の油圧室56の油圧は解放されており、各ピスト
ン51,52および規制部材53は戻しばね54のばね力により
油圧室56側に最大限移動した連結解除状態にある。この
状態では、第1および第2連結ピストン51,52の当接面
は第1駆動ロッカアーム241および自由ロッカアーム261
間に対応する位置にあり,第2連結ピストン52および規
制部材53の当接面は自由ロッカアーム261および第2駆
動ロッカアーム251間に対応する位置にある。したがっ
て各ロッカアーム241,251,261は相互に相対角変位可能
な状態にある。
かかる連結解除状態にあっては、カムシャフト16の回
転作動により第1および第2駆動ロッカアーム241,251
は低速用カム22,22との摺接に応じて揺動し、したがっ
て両吸気弁VI1,VI2は低速用カム22,22の形状に応じたタ
イミングおよびリフト量で開閉作動する。この際、自由
ロッカアーム261は高速用カム21との摺接に応じて揺動
するが、その揺動動作は第1および第2駆動ロッカアー
ム241,251に何らの影響も及ぼさない。また排気弁VE1,V
E2は排気弁用カム23,23の形状に応じたタイミングおよ
びリフト量で開閉作動する。
機関の高速運転時には油圧室56に高油圧が供給され
る。これにより吸気弁駆動手段171の連結切換機構50に
おいて第1および第2連結ピストン51,52ならびに規制
部材53は戻しばね54のばね力に抗して連結位置側へと移
動し、第1連結ピストン51がガイド孔59に嵌合するとと
もに第2連結ピストン52が第2ガイド穴60に嵌合し、各
ロッカアーム241〜261が連結される。このとき高速用カ
ム21に摺接している自由ロッカアーム261の揺動量が最
も大きいので、第1および第2駆動ロッカアーム241,25
1は自由ロッカアーム261とともに揺動し、両吸気弁VI1,
VI2は高速用カム21の形状に応じたタイミングおよびリ
フト量で開閉作動せしめられる。
しかもこの高速運転時に排気弁駆動手段181における
両排気弁側ロッカアーム291,301は、低速運転時と同様
に排気弁用カム23,23の形状に応じたタイミングおよび
リフト量で両排気弁VE1,VE2を開閉作動せしめる。
このようにして機関の高速運転時と低速運転時とで吸
気弁VI1,VI2の開閉作動態様を変更することにより、機
関の運転状態に適応した動弁特性にして機関出力の向上
を図ることができる。
かかる内燃機関において、カムシャフト16に対応する
位置では、吸気弁駆動手段171を構成する各ロッカアー
ム241〜261が相互に隣接して配置されることになり、そ
れらのロッカアーム241〜261をコンパクトにまとめて配
設することができる。これにより連結切換機構50もコン
パクトに構成されることになり、連結切換機構50の作動
を円滑に行なうために連結切換機構50の構成要素の寸法
精度向上が容易に可能となるだけでなく、各ロッカアー
ム241〜261の重量低減に寄与することができる。しかも
第1および第2駆動ロッカアーム241,251の低速用カム2
2,22への摺接位置と、吸気弁VI1,VI2への連動、連結位
置とを、ロッカアームシャフト27の軸線にほぼ直交する
平面内に配置することが可能となり、第1および第2駆
動ロッカアーム241,251に偏荷重が作用することを極力
回避することができる。
また吸気弁駆動手段171の両側に排気弁側ロッカアー
ム291,301を配置することにより生じたスペースを有効
に活かして、両排気弁VE1,VE2の弁軸間に軸線を配置す
るようにしてプラグパイプ65がシリンダヘッド2に配設
されるので、全体配置をよりコンパクトにすることがで
きる。しかもプラグパイプ65がロッカアームシャフト28
の軸線と干渉しないように傾斜されていることにより、
両排気弁側ロッカアーム291,301を単一のロッカアーム
シャフト28で共通に支承することが可能となり、シリン
ダ3の両側でシリンダヘッド2に設けられているホルダ
20によりロッカアームシャフト27,28が支持されること
と合わせて、部品点数を低減した簡単な構成で動弁系全
体をコンパクトに構成することができ、多気筒である内
燃機関全体の小型化を図ることができる。
第5図および第6図は本発明の第2実施例を示すもの
であり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照
符号を付す。
シリンダヘッド2には、各シリンダ3両側にホルダ2
0′が一体に設けられており、それらのホルダ20′と、
各ホルダ20′上に結合されるカムホルダ71とでカムシャ
フト16が回転自在に支承されており、このカムシャフト
16には、上記第1実施例の第3図で示したと同様の配列
で、高速用カム21と、該高速用カム21の両側に隣接する
低速用カム22,22と、両低速用カム22,22の両側に隣接す
る排気弁用カム23,23とが一体的に設けられる。またカ
ムシャフト16の下方位置でホルダ20′には該カムシャフ
ト16と平行なロッカアームシャフト70が固定的に支持さ
れる。而して両吸気弁VI1,VI2とカムシャフト16との間
にはカムシャフト16の回転運動を各吸気弁VI1,VI2の開
閉運動に変換する吸気弁駆動手段172が設けられ、両排
気弁VE1,VE2とカムシャフト16との間にはカムシャフト1
6の回転運動を各排気弁VE1,VE2の開閉運動に変換する排
気弁駆動手段182が設けられる。
吸気弁駆動手段172は、一方の吸気弁VI1に連動、連結
される第1駆動ロッカアーム242と、他方の吸気弁VI2
連動、連結される第2駆動ロッカアーム252と、両駆動
ロッカアーム242,252間に隣接配置される自由ロッカア
ーム262とを備え、それらのロッカアーム242,252,262
基端部がロッカアームシャフト70で揺動自在に支承され
る。また排気弁駆動手段182は、各排気弁VE1,VE2に個別
に連動、連結されながら基端部が前記ロッカアームシャ
フト70で揺動自在に支承される排気弁側ロッカアーム29
2,302を備える。
吸気弁駆動手段172において、第1駆動ロッカアーム2
42の中間上部には低速用カム22(第3図参照)に摺接す
るカムスリッパ72が設けられ、第2駆動ロッカアーム25
2の中間上部には低速用カム22(第3図参照)に摺接す
るカムスリッパ73が設けられ、自由ロッカアーム262
は高速用カム21(第3図参照)に摺接するカムスリッパ
74が設けられる。また両排気弁側ロッカアーム292,302
の中間上部には排気弁用カム23,23(第3図参照)に摺
接するカムスリッパ75,76がそれぞれ設けられる。
またシリンダヘッド2には、前記吸気弁駆動手段172
における自由ロッカアーム262をカムシャフト16側に向
けて弾発付勢すべく、上記第1実施例のロストモーショ
ン機構38と基本的に同一の構成を有するロストモーショ
ン機構38′が設けられる。
さらに吸気弁駆動手段172には、上記第1実施例の連
結切換機構50と基本的に同一の構成を有する連結切換機
構(図示せず)がロッカアーム242〜262の連結および連
結解除を機関の運転状態に応じて切換えるべく設けられ
る。
さらにロッカアームシャフト70には、油圧供給路58と
平行にして潤滑油給油路77が穿設されており、各ロッカ
アーム242〜262,292,302の基部には、潤滑油給油路77の
潤滑油をカムシャフト16との摺接部に向けて噴出すべ
く、それらのロッカアーム242〜262,292,302の揺動姿勢
に応じて潤滑油供給路77に連通するようにして噴出ノズ
ル78がそれぞれ穿設される。
ところで、排気弁駆動手段182を構成する一対の排気
弁側ロッカアーム292,302は、カムシャフト16に対応す
る位置では吸気弁駆動手段172の両側に位置するように
配置されており、上記第1実施例と同様に両排気弁側ロ
ッカアーム292,302相互間に比較的広いスペースを確保
することが可能であり、また両排気弁VE1,VE2もそれら
の間の間隔を比較的広くして配設可能であり、プラグパ
イプ65は、両排気弁VE1,VE2相互間、ならびに両排気弁
側ロッカアーム292,302相互間に位置するようにしてシ
リンダヘッド2に配設される。
このような第2実施例によっても、吸気弁駆動手段17
2に連結切換機構を設けたにもかかわらず、全体配置を
コンパクトにしてプラグパイプ65の配置スペースを確保
することが可能となる。
第7図および第8図は本発明の第3実施例を示すもの
であり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。
シリンダヘッド2と該シリンダヘッド2に結合される
ホルダ20とでカムシャフト16が回転自在に支承されてい
る。このカムシャフト16と、両吸気弁VI1,VI2との間に
はカムシャフト16の回転運動を各吸気弁VI1,VI2の開閉
運動に変換する吸気弁駆動手段173が設けられ、両排気
弁VE1,VE2とカムシャフト16との間にはカムシャフト16
の回転運動を各排気弁VE1,VE2の開閉運動に変換する排
気弁駆動手段183が設けられる。
吸気弁駆動手段173は、一方の吸気弁VI1に連動、連結
される第1駆動ロッカアーム243と、他方の吸気弁VI2
連動、連結されながら第1駆動ロッカアーム243に隣接
配置される第2駆動ロッカアーム253とを備え、それら
のロッカアーム243,253の中間部がロッカアームシャフ
ト27で揺動自在に支承される。また排気弁駆動手段183
は、各排気弁VE1,VE2に個別に連動、連結されながら中
間部がロッカアームシャフト28で揺動自在に支承される
排気弁側ロッカアーム293,303を備える。
吸気弁駆動手段173には、ロッカアーム243,253の連結
および連結解除を切換可能な連結切換機構50′が設けら
れており、該連結切換機構50′は、ロッカアームシャフ
ト27に設けられている油圧供給路58からの油圧に応じて
第1および第2駆動ロッカアーム243,253を連結する位
置およびその連結を解除する位置間で移動可能な連結ピ
ストン83と、該連結ピストン83に当接しながら第2駆動
ロッカアーム253に摺動可能に嵌合される規制部材84
と、連結ピストン83および規制部材84を連係解除側に付
勢すべく規制部材84および第2駆動ロッカアーム253
に介設される戻しばね85とを備える。
吸気弁駆動手段173において、第1駆動ロッカアーム2
43の一端にはカムシャフト16に一体的に設けられたカム
79に摺接するローラ81が軸支され、第2駆動ロッカアー
ム253の一端には前記カム79に隣接してカムシャフト16
に一体的に設けられた***部80に摺接するスリッパ82が
設けられる。該***部80は、基本的にはカムシャフト16
の軸線を中心とする円形の外面を有するように形成され
るのであるが、第2駆動ロッカアーム253が第1駆動ロ
ッカアーム243と連結されていない状態で、第1駆動ロ
ッカアーム243で一方の吸気弁VI1が開弁作動せしめる際
に、他方の吸気弁VI2を実質的には閉弁状態としながら
わずかに開弁方向に作動せしめるような形状を有するよ
うに形成される。しかもカムシャフト16の軸線に沿う方
向での該***部80の幅は比較的狭いものであり、第2駆
動ロッカアーム253に設けられるスリッパ82の幅も該隆
起部80に対応して狭く形成される。
排気弁駆動手段183における両排気弁側ロッカアーム2
93,303の一端には、相互に隣接してカムシャフト16に設
けられた上記カム79および***部80の両側でカムシャフ
ト16に設けられた排気弁用カム23,23に摺接するローラ8
6,87がそれぞれ軸支される。
而して、排気弁駆動手段183を構成する一対の排気弁
側ロッカアーム293,303は、カムシャフト16に対応する
位置では吸気弁駆動手段173の両側に位置するように配
置されており、両排気弁用ロッカアーム293,303相互間
に比較的広いスペースを確保することが可能であり、ま
た両排気弁VE1,VE2もそれらの間の間隔を比較的広くし
て配設可能であり、プラグパイプ65は、両排気弁VE1,V
E2相互間、ならびに両排気弁側ロッカアーム293,303
互間に位置するようにしてシリンダヘッド2に配設され
る。
このような第3実施例によれば、機関の高速運転状態
には、第1および第2駆動ロッカアーム243,253を相互
に連結して両吸気弁VI1,VI2をカム79の形状に応じたタ
イミングおよびリフト量で開閉作動することができる。
また機関の低速運転状態には、第1および第2駆動ロッ
カアーム243,253の連結を解除し、カム79に摺接した第
1駆動ロッカアーム243により一方の吸気弁VI1をカム79
の形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動
し、***部80に摺接した第2駆動ロッカアーム253を実
質的に休止状態とし、他方の吸気弁VI2を実質的に休止
させることができる。しかも吸気弁VI2は完全に休止す
るのではなく、一方の吸気弁VI1が開弁するときには開
弁方向にわずかに作動するので、完全な閉弁状態を保っ
たときに生じる吸気弁VI2の弁座への固着を防止するこ
とができる。
ところで、機関全体の摩擦損失のうち動弁系の摩擦損
失が占める割合が大きくなる低速域で作動状態にある第
1駆動ロッカアーム243はローラ81を介してカム79に摺
接しているので、低速域での動弁系摩擦損失低減すなわ
ち機関全体の摩擦損失低減に寄与することができる。し
かも排気弁駆動手段183を構成する両排気弁側ロッカア
ーム293,303もローラ86,87を介して排気弁用カム23,23
に摺接しているので、低速域での摩擦損失をより低減す
ることができる。
さらに第2駆動ロッカアーム253はスリッパ83を介し
て***部80に摺接しており、そのスリッパ83の幅は前記
ローラ81の幅よりも狭くすることが可能である。しかも
吸気弁駆動手段173は一対の駆動ロッカアーム243,253
構成されているので、上記第1および第2実施例のよう
に3つのロッカアームで吸気弁駆動手段を構成するもの
に比べると、カムシャフト16の軸線に沿って吸気弁駆動
手段173をよりコンパクトに構成することができる。
しかも吸気弁駆動手段173に連結切換機構50′に設け
たにもかかわらず、全体配置をコンパクトにし得るの
は、上記各実施例と同様である。
第9図および第10図は本発明の第4実施例を示すもの
であり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。
カムシャフト16と、両吸気弁VI1,VI2との間にはカム
シャフト16の回転運動を各吸気弁VI1,VI2の開閉運動に
変換する吸気弁駆動手段174が設けられ、両排気弁VE1,V
E2とカムシャフト16との間にはカムシャフト16の回転運
動を各排気弁VE1,VE2の開閉運動に変換する排気弁駆動
手段184が設けられる。
吸気弁駆動手段174は、一方の吸気弁VI1に連動、連結
される第1駆動ロッカアーム244と、他方の吸気弁VI2
連動、連結される第2駆動ロッカアーム254と、吸気弁V
I1,VI2に対して自由となることを可能としながら前記両
駆動ロッカアーム244,254間に配置される自由ロッカア
ーム264とを備え、それらのロッカアーム244,254,264
中間部がロッカアームシャフト27で揺動自在に支承され
る。また排気弁駆動手段184は、各排気弁VE1,VE2に個別
に連動、連結されながら中間部がロッカアームシャフト
28で揺動自在に支承される排気弁側ロッカアーム294,30
4を備える。
吸気弁駆動手段174には、ロッカアーム244,254,264
連結および連結解除を切換可能な連結切換機構50が設け
られる。またカムシャフト16には、主として機関高速時
に対応した第1カムとしての高速用カム21と、主として
機関低速時に対応すべく形成されながら高速用カム21に
隣接する第2カムとしての低速用カム22と、低速用カム
22とは反対側で高速用カム21に隣接する***部80とが一
体的に設けられる。さらに吸気弁駆動手段174におい
て、第1駆動ロッカアーム244の一端には低速用カム22
に摺接するローラ89が軸支され、自由ロッカアーム264
の一端には高速用カム21に摺接するカムスリッパ90が設
けられ、第2駆動ロッカアーム254の一端には前記***
部80に摺接するスリッパ91が設けられる。しかもカムシ
ャフト16の軸線に沿う方向での***部80の幅は比較的狭
いものであり、第2駆動ロッカアーム254に設けられる
スリッパ91の幅も該***部80に対応して狭く形成され
る。
排気弁駆動手段184における両排気弁側ロッカアーム2
94,304の一端には、上記低速用カム22および***部80の
両側でカムシャフト16に設けられた排気弁用カム23,23
に摺接するローラ86,87がそれぞれ軸支される。
而して、排気弁駆動手段184を構成する一対の排気弁
側ロッカアーム294,304は、カムシャフト16に対応する
位置では吸気弁駆動手段174の両側に位置するように配
置されており、両排気弁側ロッカアーム294,304相互間
に比較的広いスペースを確保することが可能であり、ま
た両排気弁VE1,VE2もそれらの間の間隔を比較的広くし
て配設可能であり、プラグパイプ65は、両排気弁VE1,V
E2相互間、ならびに両排気弁側ロッカアーム294,304
互間に位置するようにしてシリンダヘッド2に配設され
る。
このような第4実施例によれば、機関の高速運転状態
には、第1および第2駆動ロッカアーム244,254ならび
に自由ロッカアーム264を相互に連結して両吸気弁VI1,V
I2を高速用カム21の形状に応じた応じたタイミングおよ
びリフト量で開閉作動することができる。また機関の低
速運転状態には、第1駆動ロッカアーム244および自由
ロッカアーム264、ならびに自由ロッカアーム264および
第2駆動ロッカアーム254の連結を解除し、低速用カム2
2に摺接した第1駆動ロッカアーム244により一方の吸気
弁VI1を低速用カム22の形状に応じたタイミングおよび
リフト量で開閉作動し、***部80に摺接した第2駆動ロ
ッカアーム254を実質的に休止状態とし、他方の吸気弁V
I2を実質的に休止させることができる。
また低速域で作動状態にある第1駆動ロッカアーム24
4はローラ89を介して低速用カム22に摺接しているの
で、低速域での動弁系摩擦損失低減すなわち機関全体の
摩擦損失低減に寄与することができ、両排気弁側ロッカ
アーム294,304もローラ86,87を介して排気弁用カム23,2
3に摺接しているので、低速域での摩擦損失をより低減
することができる。
さらに第2駆動ロッカアーム254はスリッパ91を介し
て***部80に摺接しており、そのスリッパ91の幅は前記
ローラ89の幅よりも狭くすることが可能である。したが
って上記第1および第2実施例のものに比べると、カム
シャフト16の軸線に沿って吸気弁駆動手段174をよりコ
ンパクトに構成することができる。
しかも吸気弁駆動手段174に連結切換機構50を設けた
にもかかわらず、、全体配置をコンパクトにし得るの
は、上記各実施例と同様である。
以上の各実施例では、吸気弁駆動手段を構成するロッ
カアームに、それらのロッカアーム全体の連結および連
結解除を切換える連結切換機構を設けた場合について説
明したが、連結切換機構が隣接するロッカアームの連結
および連結解除を切換えるべく構成されていてもよい。
C.発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、吸気弁駆
動手段における各ロッカアームの連結および連結解除を
切換えることにより機関出力の向上に寄与することがで
き、カムシャフトに対応する位置では吸気弁駆動手段の
各ロッカアームの両側に排気弁側ロッカアームを配置し
て吸気弁駆動手段を構成する各ロッカアームをコンパク
トに構成することができ、各ロッカアームの重量低減お
よび連結切換機構の寸法精度向上の容易化を図ることが
でき、吸気弁に連動、連結されているロッカアームへの
偏荷重の作用を極力回避することができる。また両排気
弁の軸弁間に生じたスペースを有効に活用してプラグ挿
入筒部を配設することができ、しかもこのプラグ挿入筒
部は、両排気側ロッカアームの揺動軸線との干渉を避け
るように傾斜されるので両排気弁側ロッカアームを共通
のロッカアームシャフトで支承するようにして部品点数
の低減を図るとともに、排気弁駆動手段のロッカアーム
シャフトを両排気弁駆動手段の両側のホルダで支持する
ようにして動弁系全体の構成の単純化およびコンパクト
化に寄与することができ、多気筒である内燃機関の小型
化に寄与することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、上記第1の特徴の
効果に加えて、両吸気弁のうち一方を機関の運転状態に
よって実質的に休止させることを可能とするとともに、
機関全体の摩擦損失のうち動弁系の摩擦損失が占める割
合が大きくなる低速域で作動状態にある第1駆動ロッカ
アームがローラを介してカムに摺接することにより機関
全体の摩擦損失低減に寄与することができ、しかも一対
の駆動ロッカアームで吸気弁駆動手段が構成されてお
り、***部に摺接するスリッパの幅を狭くすることがで
きるので、吸気弁駆動手段をよりコンパクトに構成する
ことができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば、上記第1の特徴
の効果に加えて、両吸気弁のうち一方を機関の運転状態
によって実質的に休止させることを可能とするととも
に、機関全体の摩擦損失のうち動弁系の摩擦損失が占め
る割合が大きくなる低速域で作動状態である第1駆動ロ
ッカアームがローラを介して低速用カムに摺接すること
により機関全体の摩擦損失低減に寄与することができ、
しかも***部に摺接するスリッパの幅を狭くして吸気弁
駆動手段をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示すものであ
り、第1図は要部縦断面図であって第2図のI−I線断
面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1
図のIII−III線断面図、第4図は第1図のIV−IV線拡大
断面図、第5図および第6図は本発明を第2実施例を示
すもので、第5図は第1図に対応した要部縦断面図、第
6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図および第8図は
本発明の第3実施例を示すもので、第7図は第1図に対
応した要部縦断面図、第8図は第7図のVIII−VIII線断
面図、第9図および第10図は本発明の第4実施例を示す
もので、第9図は第1図に対応した要部縦断面図、第10
図は第9図のX−X線断面図である。 2……シリンダヘッド、5……燃焼室、16……カムシャ
フト、171,172,173,174……吸気弁駆動手段、181,182,1
83,184……排気弁駆動手段、20,20′……ホルダ、21…
…第1カムとしての高速用カム、22……第2カムとして
の低速用カム、241,242,243,244,251,252,253,254……
駆動ロッカアーム、261,263,264……自由ロッカアー
ム、291,292:293,294,301,302,303,304……排気弁側ロ
ッカアーム、50,50′……連結切換機構、64……点火プ
ラグ、65……プラグ挿入筒部としてのプラグパイプ、79
……カム、80……***部、81,89……ローラ、82,91……
スリッパ、90……カムスリッパ、VE1,VE2……排気弁、V
I1,VI2……吸気弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−167107(JP,A) 特開 昭63−268908(JP,A) 特開 昭63−100210(JP,A) 特開 昭61−81507(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各燃焼室(5)の上方位置で回転自在に配
    置された単一のカムシャフト(16)と各気筒毎に配設さ
    れる一対の吸気弁(VI1,VI2)との間には、各吸気弁に
    個別に連動、連結される一対の駆動ロッカアーム(241,
    251;242,252;243,253;244,254)を含んで相互に隣接配
    置されるとともにロッカアームシャフト(27,70)で揺
    動自在に支承される複数のロッカアーム(241,251,261;
    242,252,262;243,253;244,254,264)と、それらのロッ
    カアームのうち隣接相互の連結および連結解除を機関の
    運転状態に応じて切換可能な連結切換機構(50,50′)
    とを備える吸気弁駆動手段(171,172,173,174)が介設
    され、前記カムシャフトと各気筒毎に配設される一対の
    排気弁(VE1,VE2)との間には、各排気弁に個別に連
    動、連結される一対の排気弁側ロッカアーム(291,301;
    292,302;293,303;294,304)を備える排気弁駆動手段(1
    81,182,183,184)が介設され、前記燃焼室の天井面略中
    央部に配置すべき点火プラグ(64)を挿入するためのプ
    ラグ挿入筒部(65)が各気筒毎にシリンダヘッド(2)
    に設けられるSOHC型多気筒内燃機関において、吸気弁駆
    動手段の各ロッカアームがカムシャフトに対応する位置
    で相互に隣接配置されるとともに、排気弁駆動手段の両
    排気弁側ロッカアームが、カムシャフトに対応する位置
    で吸気弁駆動手段の両側に配置され、排気弁駆動手段の
    両排気弁側ロッカアームを共通に支承するロッカアーム
    シャフト(28,70)が、両排気弁側ロッカアームの両側
    でシリンダヘッドにそれぞれ設けられたホルダ(20,2
    0′)で支持され、排気弁駆動手段側のロッカアームシ
    ャフトとの干渉を避けるべく上方に向かうにつれてカム
    シャフトから離反する側に傾斜した軸線を有するプラグ
    挿入筒部が、両排気弁の弁軸間でリンダヘッドに配設さ
    れることを特徴とするSOHC多気筒型内燃機関。
  2. 【請求項2】前記吸気弁駆動手段(173)は、両吸気弁
    (VI1,VI2)に個別に連動、連結されて相互に隣接配置
    される第1および第2駆動ロッカアーム(243,253)を
    備え、第1駆動ロッカアーム(243)にはカムシャフト
    (16)に設けられたカム(79)に摺接するローラ(81)
    が軸支され、前記第2駆動ロッカアーム(253)には前
    記カム(79)に隣接してカムシャフト(16)に設けられ
    た***部(80)に摺接するスリッパ(82)が設けられ、
    前記***部(80)は、第2駆動ロッカアーム(253)に
    連動、連結される吸気弁(VI2)を、第2駆動ロッカア
    ーム(253)の第1駆動ロッカアーム(243)との連結解
    除時の開弁タイミングで実質的には休止させる程度のわ
    ずかなリフト量で開弁させる形状に形成されることを特
    徴とする請求項第項記載のSOHC型多気筒内燃機関。
  3. 【請求項3】前記吸気弁駆動手段(174)は、両吸気弁
    (VI1,VI2)に個別に連動、連結される第1および第2
    駆動ロッカアーム(244,254)と、両吸気弁(VI1,VI2
    に対して自由となることを可能として両駆動ロッカアー
    ム(244,254)間に配置される自由ロッカアーム(264
    とを備え、カムシャフト(16)には、主として機関高速
    時に対応可能な第1カム(21)と、主として機関低速時
    に対応可能にして第1カム(21)に隣接する第2カム
    (22)と、第2カム(22)とは反対側で第1カム(21)
    に隣接する***部(80)とが設けられ、自由ロッカアー
    ム(264)には前記第1カム(21)に摺接するカムスリ
    ッパ(90)が設けられ、前記第1駆動ロッカアーム(24
    4)には前記第2カム(22)に摺接するローラ(89)が
    軸支され、前記第2駆動ロッカアーム(254)には前記
    ***部(80)に摺接するスリッパ(91)が設けられ、前
    記***部(80)は、第2駆動ロッカアーム(254)に連
    動、連結される吸気弁(VI2)を、第2駆動ロッカアー
    ム(254)の自由ロッカアーム(264)との連結解除時の
    開弁タイミングで実質的には休止させる程度のわずかな
    リフト量で開弁させる形状に形成されることを特徴とす
    る請求項第項記載のSOHC型多気筒内燃機関。
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