JPH086572B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH086572B2
JPH086572B2 JP2409609A JP40960990A JPH086572B2 JP H086572 B2 JPH086572 B2 JP H086572B2 JP 2409609 A JP2409609 A JP 2409609A JP 40960990 A JP40960990 A JP 40960990A JP H086572 B2 JPH086572 B2 JP H086572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端がカムシャフトに
連動、連結されるとともに他端には機関弁に当接するタ
ペット間隙調整機構が設けられるロッカアームを含む複
数のロッカアームが、前記機関弁およびカムシャフト間
に配置されて各ロッカアームの長さ方向中間部を貫通す
ロッカシャフトで揺動可能に支承される内燃機関の動
弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特開
昭59−231120号公報によって公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる動弁装置では、
カムシャフトの回転作動に応じた各ロッカアームの揺動
作動により機関弁を開閉駆動するようにしている。とこ
ろで、本出願人は、隣接するロッカアームの連結および
連結解除を油圧の作用に応じて切換えるようにした連結
切換機構を複数のロッカアームに設け、その連結切換機
構の連結および連結解除を機関の運転状態に応じて制御
することにより、機関弁の開閉作動態様を機関の運転状
態に対応させることにより燃費の低減および機関出力の
向上を図るようにした動弁装置を既に提案(特開昭63
−57805号公報)しており、本願発明が対象とする
動弁装置にそのような連結切換機構を適用することによ
っても燃費の低減および機関出力の向上を図り得るであ
ろう。
【0004】しかるに、連結切換機構をロッカアームに
設けると、その連結切換機構を配設する分だけロッカア
ームの大型化および大重量化が避けられないので、連結
切換機構の配設位置によってはロッカアームのロッカシ
ャフトまわりのバランスがくずれ、バルブジャンプ回転
限界が低下し、高回転、高出力化に対応できなくなるお
それがある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ロッカアームのロッカシャフトまわりのバラ
ンスを高めて連結切換機構を配設し、機関の高回転、高
出力化に対応可能とした内燃機関の動弁装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明によれば、一端がカムシャフトに連動、連
結されるとともに他端には機関弁に当接するタペット間
隙調整機構が設けられるロッカアームを含む複数のロッ
カアームが、前記機関弁およびカムシャフト間に配置さ
れて各ロッカアームの長さ方向中間部を貫通するロッカ
シャフトで揺動可能に支承される内燃機関の動弁装置に
おいて、油圧室の油圧に応じて相互に隣接するロッカア
−ムを連結する位置とその連結を解除する位置との間で
移動可能なピストンを備えるとともに前記油圧室は該油
圧室が設けられたロッカアームに穿設された油路を介し
てロッカシャフト内の油圧供給路に連通されて成る連結
切換機構が、前記各ロッカアームの、ロッカシャフトよ
りカムシャフト側に偏位した部分に配設される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明すると、図1は本発明の一実施例の縦断側面図であ
って図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2
線に沿う断面図、図3はロッカアームと機関弁との当接
部の拡大断面図である。
【0008】先ず図1および図2において、機関本体E
に配設された機関弁としての一対の吸気弁V1,V2
は、機関の回転に同期して1/2の回転比で駆動される
カムシャフトCSに一体に設けられたカムCと、カムシ
ャフトCSと平行な軸線まわりに揺動自在な第1および
第2ロッカアーム3,4と、両ロッカアーム3,4に設
けられた連結切換機構5との働きにより、両吸気弁V
1,V2が開閉作動する状態と、一方の吸気弁V1のみ
が開閉作動する状態とを切換えて開閉作動する。また機
関本体Eには、図示しない一対の排気弁が備えられてお
り、これらの排気弁も前述の吸気弁V1,V2と同様に
開閉作動される。
【0009】カムシャフトCSは機関本体1の上方で回
転自在に配設されており、カムCは一方の吸気弁V1に
対応する位置でカムシャフトCSに一体的に設けられ
る。また他方の吸気弁V2に対応する位置でカムシャフ
トCSには同心円状の***部6が一体的に設けられてお
り、この***部6の半径はカムCにおけるベース円部7
の半径と同一に設定される。さらに第1ロッカアーム3
の一端下部にはカムCに摺接するカムスリッパ8が一体
的に設けられ、第2ロッカアーム4の一端下部には***
部6に摺接し得るスリッパ9が一体的に設けられる。し
たがって両ロッカアーム3,4の一端はカムシャフトC
Sに連動、連結されることになる。
【0010】機関本体EにはカムシャフトCSと平行な
軸線を有するロッカシャフト10が固定されており、相
互に隣接する両ロッカアーム3,4の長さ方向中間部が
該ロッカシャフト10で揺動自在に貫通枢支される。
【0011】各ロッカアーム3,4の他端部にはタペッ
ト間隙調整機構としての油圧タペットT1,T2がそれ
ぞれ設けられる。それらの油圧タペットT1,T2は基
本的に同一の構造を有しており、以下、一方の油圧タペ
ットT2についてのみ、その構造を詳述する。
【0012】図3において、油圧タペットT2は、吸気
弁V2に当接する方向にばね13で付勢されたプランジ
ャ14の背部に臨んで油圧室15が設けられ、図示しな
い給油源に常時連通する油溜室16と前記油圧室15と
の間にチエックバルブ17が介装されて成る。
【0013】第2ロッカアーム4の他端部には、吸気弁
V2側に開放した有底穴18が穿設されており、この有
底穴18内には、閉塞端に球状頭部19を備える有底円
筒状プランジャ14がその球状頭部19を吸気弁V2側
にして摺合される。有底穴18の開放端内面にはリング
20が嵌着されており、プランジャ14の有底穴18か
らの脱落は前記リング20によって阻止される。
【0014】またプランジャ14内には、油溜室16を
画成する円筒部材21が摺合されており、この円筒部材
21の一端とプランジャ14との間には、プランジャ1
4の背部に臨む油圧室15が画成される。油圧室15内
には、ばね13で円筒部材21に押付けられたバルブケ
ージ22が収容されており、このバルブケージ22内に
球状のチエックバルブ17が浮動状に収容される。また
円筒部材21の一端には、油溜室16に連通する弁孔2
3が、前記チエックバルブ17により油圧室15との連
通状態を遮断されるようにして穿設される。
【0015】円筒部材21の外面には油溜室16に連通
する環状溝24が設けられ、プランジャ14の外面に
は、円筒部材21とプランジャ14との相対移動に拘わ
らず、前記環状溝24に連通する環状溝25が設けられ
る。また円筒部材21の他端はばね13のばね力によ
り、有底穴18の閉塞端に当接すべく付勢されている
が、この円筒部材21の他端には油溜室16に連通する
透孔26が穿設される。さらに、有底穴18、プランジ
ャ14および円筒部材21によって環状室27が画成さ
れ、第2ロッカアーム4には、環状室27内の加,減圧
によりプランジャ14の移動が阻害されることを防止す
るために、環状室27内を外部に開放する開放孔28が
穿設される。
【0016】ロッカシャフト10内には、軸方向に延び
る隔壁36が圧入、固定あるいは一体成形される。これ
により、ロッカシャフト10内には隔壁36を間に介在
させて第1油圧供給路37および第2油圧供給路38が
隔設される。これらの第1油圧供給路37および第2油
圧供給路38は対応する油圧供給源(図示せず)に個別
に接続されるものであり、第1油圧供給路37には比較
的低圧の油圧が供給され、第2油圧供給路38には比較
的高圧の油圧が供給される。
【0017】第2ロッカアーム4には、ロッカシャフト
10を囲繞する環状溝39が設けられており、ロッカシ
ャフト10には第1油圧供給路37をその環状溝39に
連通せしめる連通孔40が穿設される。また第2ロッカ
アーム4には、前記環状溝39と、油圧タペットT2に
おけるプランジャ14の環状溝25とを結ぶ油路31が
設けられており、この油路31の途中には絞り32が設
けられる。すなわち油圧タペットT2の油溜室16は第
1油圧供給路37に常時連通しており、絞り32は第1
油圧供給路37からの給油速度を制限する機能を果す。
さらに第2ロッカアーム4における他端上部には、透孔
26に連通する絞り33が穿設されており、この絞り3
3は油溜室16からの排油速度を制限する機能を果す。
これらの絞り32,33の働きにより、油溜室16内の
油圧が急激に変化することが避けられる。
【0018】第1ロッカアーム3には、第1油圧供給路
37に連通する環状溝41が設けられることともに、油
圧タペットT1と該環状溝41とを結ぶ油路42が設け
られる。この油路42の途中には前記絞り32と同様に
絞り(図示せず)が設けられる。
【0019】一方、両吸気弁V1,V2の上部には鍔部
34,35が設けられる。これらの鍔部34,35と機
関本体Eとの間には、吸気弁V1,V2を囲繞する弁ば
ねS1,S2が介装されており、弁ばねS1,S2によ
り各吸気弁V1,V2は閉弁方向すなわち上方に向けて
付勢されている。
【0020】第1および第2ロッカアーム3,4は、相
互に摺接されており、それらの相対角変位を可能とする
状態と、両ロッカアーム3,4を一体的に連結する状態
とを切換可能な連結切換機構5が、各ロッカアーム3,
4の、ロッカシャフト10およびカムシャフトCS間に
対応する部分、換言すれば各ロッカアーム3,4の、ロ
ッカシャフト10よりカムシャフトCS側に偏位した部
に設けられる。
【0021】連結切換機構5は、両ロッカアーム3,4
を連結する位置と、その連結状態を解除する位置との間
で、ロッカシャフト10と平行な軸線に沿って移動可能
なピストン51と、そのピストン51の移動を規制する
ストッパ52と、ピストン51を連結解除位置側に移動
させるべくストッパ52を付勢するばね53とを備え
る。
【0022】第1ロッカアーム3には、第2ロッカアー
ム4側に向けて開放するとともにロッカシャフト10と
平行な第1ガイド穴54が穿設されており、この第1ガ
イド穴54の底部には段部55を介して小径部56が設
けられる。第1ガイド穴54にはピストン51が摺合さ
れ、これによりピストン51と第1ガイド穴54の底面
との間に油圧室57が画成される。また第1ロッカアー
ム3には油圧室57に連通する第2油路58が穿設さ
れ、この第2油路58は、ロッカシャフト10の側壁に
穿設された透孔59を介してロッカシャフト10内の第
2油圧供給路38に常時連通する。
【0023】ピストン51の軸方向長さは、その一端が
段部55に当接したときに、その他端が第1ロッカア−
ム3の第2ロッカア−ム4側に臨む側面から突出しない
ように設定される。
【0024】第2ロッカア−ム4には、第1ロッカア−
ム3の第1ガイド穴54に対応して、第1ガイド穴54
と同径の第2ガイド穴60が第1ロッカア−ム3側に向
けて開放して穿設され、この第2ガイド穴60に円板状
のストッパ52が摺合される。第2ガイド穴60の底部
側には規制段部61を介して小径部62が設けられる。
また第2ガイド穴60の底部と外側面との間にわたっ
て、第2ロッカア−ム4には第2ガイド穴60と同心で
かつ小径の挿通孔63が穿設されており、ストッパ52
に一体的かつ同心に設けられた小径の案内棒64が挿通
孔63に挿通される。さらに、ストッパ52と第2ガイ
ド穴60の底面との間には、案内棒64を囲繞するコイ
ル状のばね53が介装される。
【0025】このような連結切換機構5において、第1
および第2ガイド穴54,60は、第1ロッカアーム3
のカムスリッパ8がカムCのベース円部7に摺接し、か
つ第2ロッカアーム4のスリッパ9が***部6に摺接し
ているときに、同心となるように定められている。
【0026】次にこの実施例の作用について説明する
と、機関の低速運転時には、連結切換機構5の油圧室5
7には作動油が供給されない。これにより、ストッパ5
2はばね53によって第1ロッカアーム3側に押され、
ピストン51は段部55に当接する。この状態で、ピス
トン51およびストッパ52の当接面は、第1および第
2ロッカアーム3,4の摺接面に対応する位置になる。
したがって、第1および第2ロッカアーム3,4は相互
に摺接するとともに、ピストン51およびストッパ52
を摺接させて相対角変位可能な状態にある。
【0027】連結切換機構5の連結解除状態において、
カムシャフトCSの回転動作により、第1ロッカアーム
3はカムCによって揺動動作し、一方の吸気弁V1がカ
ムCの形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作
動する。一方、第2ロッカアーム4は、そのスリッパ9
が***部6に摺接した状態にあり、他方の吸気弁V2は
閉弁したままである。
【0028】機関の高速運転に際しては、連結切換機構
5の油圧室57に比較的高圧の作動油が供給される。こ
れによりピストン51はストッパ52が規制段部61に
当接するまでばね53を収縮しながら第2ガイド穴60
内に移動し、ピストン51により第1および第2ロッカ
アーム3,4が連結される。
【0029】このように、第1および第2ロッカアーム
3,4が一体的に連結された状態では、カムCの回転に
応じて第1および第2ロッカアーム3,4がともに揺動
し、両吸気弁V1,V2がともに開閉作動せしめられ
る。
【0030】このような連結切換機構5の連結作動時に
おいて、両吸気弁V1,V2が閉弁状態になるときに
は、油圧タペットT1,T2の働きにより、第1ロッカ
アーム3はカムスリッパ8がカムCのベース円7に摺接
する方向、また第2ロッカアーム4はスリッパ9が***
部6に摺接する方向にそれぞれ付勢されている。したが
って第1および第2ガイド穴54,60の軸線が一致し
ているので、ピストン51の移動が円滑に行なわれ、連
結切換機構5の確実な連結作動が行なわれる。
【0031】このようにして、機関の運転状態に応じて
両吸気弁V1,V2の開閉作動態様が変化せしめられる
ことにより、燃費の低減および機関出力の向上を図るこ
とがてき、しかも各油圧タペットT1,T2には比較的
低圧の油圧が供給され、連結切換機構5には比較的高圧
の油圧が供給されるので、油圧タペットT1,T2およ
び連結切換機構5は適切な油圧でそれぞれ作動すること
になる。
【0032】また連結切換機構5に対応する部分で両ロ
ッカアーム3,4の大型化および大重量化は避けられ
ず、さらに油圧タペットT1,T2を設けた部分で両ロ
ッカアーム3,4の大型化および大重量化は避けられな
いが、連結切換機構5および油圧タペットT1,T2は
ロッカシャフト10の両側でロッカアーム3,4に配設
されている。このようにすると、ロッカシャフト10の
一側で連結切換機構5および両油圧タペットT1,T2
を両ロッカアーム3,4に設けたものに比べると、両ロ
ッカアーム3,4のロッカシャフト10まわりのバラン
スが良くなり、それによってバルブジャンプ回転限界を
向上することができ、その結果、機関の高回転、高出力
化に対応することができる。
【0033】しかも連結切換機構5を、ロッカシャフト
10よりカムシャフトCS側に偏位させたことで、隣接
するロッカアーム3,4間が連結された切換状態(即ち
連結切換機構5の連結作動状態)ではカムシャフトCS
から第1ロッカアーム3の一端に集中的に伝達された複
数の吸気弁V1,V2に対する開弁駆動力を、カムシャ
フトCSに比較的近い部位で複数のロッカアーム3,4
の他端部側に分散して伝達することができるから、その
分散伝達位置(即ち連結切換機構5の位置)と第1ロッ
カアーム3の一端との距離を極力短くして該第1ロッカ
アーム3一端部の荷重負担の軽減を図ることができ、そ
れだけ該ロッカアーム3が軽量化されてその慣性質量を
軽減することができる。
【0034】しかもまたロッカシャフト10に設けられ
ている第1および第2油圧供給路37,38から油を供
給すべき油圧タペットT1,T2ならびに連結切換機構
5がロッカシャフト10の両側に配設されることによ
り、31,42,58を単純化して油路形成を容易とす
ることができる。
【0035】本発明は、上記実施例のように一対のロッ
カアームを機関弁に個別に対応させたものだけでなく、
本出願人が特願昭61−200955号で既に提案して
いる動弁装置のように、機関弁に対して自由となり得る
ロッカアームの両側に機関弁にそれぞれ連動、連結され
たロッカアームを配置し、隣接するロッカアームの連結
および連結解除を切換えるようにした動弁装置について
も適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のロ
ッカアームが、該ロッカアームの長さ 方向中間部を貫通
するロッカシャフトに揺動可能に支承されるセンターピ
ボット形式の動弁装置において、相互に隣接するロッカ
ア−ムを連結する位置とその連結を解除する位置との間
で移動可能な油圧応動式のピストンを内蔵した連結切換
機構が、各ロッカアームの、ロッカシャフトよりカムシ
ャフト側に偏位した部分に配設されるので、慣性質量た
るタペット間隙調整機構および連結切換機構をロッカシ
ャフトの長さ方向両側に分散配置して、ロッカシャフト
回りのロッカアームの質量バランスを向上させることが
でき、それによりバルブジャンプ回転限界を高め、機関
の高回転、高出力化に対応することができる。
【0037】しかも連結切換機構をカムシャフト側に偏
位させたことで、隣接するロッカアーム間が連結された
切換状態ではカムシャフトから一つのロッカアームの一
端に集中的に伝達された複数の機関弁に対する開弁駆動
力を、カムシャフトに比較的近い部位で複数のロッカア
ームの他端部側に分散して伝達することが可能となるか
ら、その分散伝達位置(即ち連結切換機構の位置)と該
1つのロッカアームの一端との距離を極力短くして該1
つのロッカアームの荷重負担の軽減を図ることができ、
それだけ該ロッカアームが軽量化されてその慣性質量を
一層軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の縦断側面図であって図2の1−1線
に沿う断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】ロッカアームと機関弁との当接部の拡大断面図
である。
【符号の説明】
3,4 ロッカアーム 5 連結切換機構 10 ロッカシャフト 38 油圧供給路 51 ピストン 57 油圧室 58 油路 CS カムシャフト T1,T2 タペット間隙調整機構としての油圧タペ
ット V1,V2 機関弁としての吸気弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 11/06 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がカムシャフト(CS)に連動、連
    結されるとともに他端には機関弁(V1,V2)に当接
    するタペット間隙調整機構(T1,T2)が設けられる
    ロッカアーム(3,4)を含む複数のロッカアーム
    (3,4)が、前記機関弁(V1,V2)およびカムシ
    ャフト(CS)間に配置されて各ロッカアーム(3,
    4)の長さ方向中間部を貫通するロッカシャフト(1
    0)で揺動可能に支承されてなる、内燃機関の動弁装置
    において、 油圧室(57)の油圧に応じて相互に隣接するロッカア
    −ム(3,4)を連結する位置とその連結を解除する位
    置との間で移動可能なピストン(51)を備えるととも
    に前記油圧室(57)は該油圧室(57)が設けられた
    ロッカアーム(3)に穿設された油路(58)を介して
    ロッカシャフト(10)内の油圧供給路(38)に連通
    されて成る連結切換機構(5)が、前記各ロッカアーム
    (3,4)の、ロッカシャフト(10)よりカムシャフ
    ト(CS)側に偏位した部分に配設されることを特徴と
    する、内燃機関の動弁装置。
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