JPH0741390Y2 - リクライニング装置 - Google Patents
リクライニング装置Info
- Publication number
- JPH0741390Y2 JPH0741390Y2 JP8961289U JP8961289U JPH0741390Y2 JP H0741390 Y2 JPH0741390 Y2 JP H0741390Y2 JP 8961289 U JP8961289 U JP 8961289U JP 8961289 U JP8961289 U JP 8961289U JP H0741390 Y2 JPH0741390 Y2 JP H0741390Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- ratchet
- shield member
- upper bracket
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/20—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/235—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
- B60N2/2352—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with external pawls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、リクライニング装置に関するもので、車両用
シート等に利用され、特に、シートバツクの前倒し後の
復帰時においてラチエツトとポールとの噛合を所定復帰
位置まで規制する所定位置復帰機構を持つリクライニン
グ装置に関するものである。
シート等に利用され、特に、シートバツクの前倒し後の
復帰時においてラチエツトとポールとの噛合を所定復帰
位置まで規制する所定位置復帰機構を持つリクライニン
グ装置に関するものである。
（従来の技術） 従来のこの種のリクライニング装置としては、実公平1-
14207号公報に示されるものが知られている。これは、
シートバツクの前倒しによりシールド板が長穴の一端と
ピンとの係合を介してアツパブラケツトと一体回動し、
ラチエツトとポールとの間に進入してラチエツトとポー
ルとの噛合を規制する。この後、シートバツクを前倒し
状態から復帰させると、長穴の他端とピンとが係合する
までラチエツトとポールとの歯部によりシールド部材を
挟持しその摩擦力によりシールド部材の回動を規制して
シールド部材の進入によるラチエツトとポールとの噛合
規制を維持し、係合後、アツパブラケツトとシールド部
材とが一体回動し、シールド部材がラチエツトとポール
との間から摩擦力に抗して摺接しながら離脱してラチエ
ツトとポールとが噛合する。これにより、所定復帰位置
にてシートバツクの保持がなされるものであつた。
14207号公報に示されるものが知られている。これは、
シートバツクの前倒しによりシールド板が長穴の一端と
ピンとの係合を介してアツパブラケツトと一体回動し、
ラチエツトとポールとの間に進入してラチエツトとポー
ルとの噛合を規制する。この後、シートバツクを前倒し
状態から復帰させると、長穴の他端とピンとが係合する
までラチエツトとポールとの歯部によりシールド部材を
挟持しその摩擦力によりシールド部材の回動を規制して
シールド部材の進入によるラチエツトとポールとの噛合
規制を維持し、係合後、アツパブラケツトとシールド部
材とが一体回動し、シールド部材がラチエツトとポール
との間から摩擦力に抗して摺接しながら離脱してラチエ
ツトとポールとが噛合する。これにより、所定復帰位置
にてシートバツクの保持がなされるものであつた。
（考案が解決ししようとする課題） しかし、上記したリクライニング装置であると、シール
ド部材はラチエツトとポールとの歯部による挟持による
摩擦力で回動規制が成されるため、回動規制解除は、そ
の摩擦力に抗して摺接しながら強制的に解除されること
となり、この摺接によりラチエツト及びポールの歯部が
摩耗し、最悪の場合にはこの摩耗により噛合不良となる
恐れがあつた。
ド部材はラチエツトとポールとの歯部による挟持による
摩擦力で回動規制が成されるため、回動規制解除は、そ
の摩擦力に抗して摺接しながら強制的に解除されること
となり、この摺接によりラチエツト及びポールの歯部が
摩耗し、最悪の場合にはこの摩耗により噛合不良となる
恐れがあつた。
故に、本考案はラチエツトとポールの歯部の摩耗を少な
くすることを、その技術的課題とするものてある。
くすることを、その技術的課題とするものてある。
（課題を解決するための手段） 上記技術的課題を解決するために本考案において講じた
技術的手段は、ポールに形成された係合部と、枢軸に回
動可能に保持され前記係合部と係合可能なシールド部材
と、アツパブラケツトと前記シールド部材との間に配設
され前記アツパブラケツトの前倒し時において前記シー
ルド部材を前記アツパブラケツトと一体回動させ前記シ
ールド部材と前記ポールとを係合状態として前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を規制すると共に前記アツパ
ブラケツトの前記前倒し後の復帰時において前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を所定復帰位置まで規制する
連係手段と、前記ロアブラケツトに配設され前記シール
ド部材を押圧し前記シールド部材の単独回動を規制する
弾性手段とを有したことである。
技術的手段は、ポールに形成された係合部と、枢軸に回
動可能に保持され前記係合部と係合可能なシールド部材
と、アツパブラケツトと前記シールド部材との間に配設
され前記アツパブラケツトの前倒し時において前記シー
ルド部材を前記アツパブラケツトと一体回動させ前記シ
ールド部材と前記ポールとを係合状態として前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を規制すると共に前記アツパ
ブラケツトの前記前倒し後の復帰時において前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を所定復帰位置まで規制する
連係手段と、前記ロアブラケツトに配設され前記シール
ド部材を押圧し前記シールド部材の単独回動を規制する
弾性手段とを有したことである。
（作用） 上記技術的手段は次のように作用する。シールド部材
は、ポールの係合部と係合してラチエツトとポールの噛
合規制を行うと共に弾性手段の押圧による摩擦力により
その回動規制がなされ、回動規制解除及び噛合規制解除
は、弾性部材の押圧力による摩擦力に抗して強制的に摺
接することによりなされる。このため、ポール及びラチ
エツトの歯部には何ら影響を与えず、ポール及びラチエ
ツトの摩耗を少なくすることができる。
は、ポールの係合部と係合してラチエツトとポールの噛
合規制を行うと共に弾性手段の押圧による摩擦力により
その回動規制がなされ、回動規制解除及び噛合規制解除
は、弾性部材の押圧力による摩擦力に抗して強制的に摺
接することによりなされる。このため、ポール及びラチ
エツトの歯部には何ら影響を与えず、ポール及びラチエ
ツトの摩耗を少なくすることができる。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図に示されるように、シートクツシヨン１のロアブ
ラケツト２には枢軸３を介してシートバツク４に固定さ
れたアツパブラケツト５が回動可能に枢支されている。
ラケツト２には枢軸３を介してシートバツク４に固定さ
れたアツパブラケツト５が回動可能に枢支されている。
第２図ないし第５図に示されるように、アツパブラケツ
ト５には歯部6aが形成されたラチエツト６がリベツト７
により固着されている。ロアブラケツト２にはラチエツ
ト６の歯部6aと噛合可能な歯部8aが形成されたポール８
がピン９により回転可能に枢支されている。枢軸３には
操作ハンドル10及びカムプレート11が回動可能に保持さ
れている。この操作ハンドル10とカムプレート11との間
にはローラ12がピン13により保持されており、このロー
ラ12はポール８の背面に形成されたカム面8bと係合して
ラチエツト６とポール８とを噛合状態に保持可能となつ
ており、カムプレート11の回動によりカム面8bと係合又
は係合解除となる。ポール８には軸14が植設されてお
り、この軸14はカムプレート11に形成されたカム穴16に
挿通されている。このカム穴16はポール８を噛合位置及
び噛合解除位置とするように屈曲形成されており、カム
プレート11の回動によりカム穴16が移動して軸14を押し
ポール８がラチエツト６と噛合又は噛合解除となる。ピ
ン13及び軸14はロアブラケツト２に形成されたガイド穴
17に挿通されている。又、枢軸３回りには一端が枢軸３
に係止された他端がアツパブラケツト５に係止されたス
パイラルスプリング18が配設されており、アツパブラケ
ツト５を第２図示時計方向に常時付勢している。操作ハ
ンドル10とロアブラケツト２との間にはトーシヨンスプ
リング19が配設されており、操作ハンドル10を第２図示
時計方向つまりローラ12とポール８のカム面8bとが常時
係合する方向に常時付勢している。更に、ラチエツト６
とポール８との噛合部は枢軸3,ピン９及びピン20にてロ
アブラケツト２に固定されたサブプレート21により被覆
されている。
ト５には歯部6aが形成されたラチエツト６がリベツト７
により固着されている。ロアブラケツト２にはラチエツ
ト６の歯部6aと噛合可能な歯部8aが形成されたポール８
がピン９により回転可能に枢支されている。枢軸３には
操作ハンドル10及びカムプレート11が回動可能に保持さ
れている。この操作ハンドル10とカムプレート11との間
にはローラ12がピン13により保持されており、このロー
ラ12はポール８の背面に形成されたカム面8bと係合して
ラチエツト６とポール８とを噛合状態に保持可能となつ
ており、カムプレート11の回動によりカム面8bと係合又
は係合解除となる。ポール８には軸14が植設されてお
り、この軸14はカムプレート11に形成されたカム穴16に
挿通されている。このカム穴16はポール８を噛合位置及
び噛合解除位置とするように屈曲形成されており、カム
プレート11の回動によりカム穴16が移動して軸14を押し
ポール８がラチエツト６と噛合又は噛合解除となる。ピ
ン13及び軸14はロアブラケツト２に形成されたガイド穴
17に挿通されている。又、枢軸３回りには一端が枢軸３
に係止された他端がアツパブラケツト５に係止されたス
パイラルスプリング18が配設されており、アツパブラケ
ツト５を第２図示時計方向に常時付勢している。操作ハ
ンドル10とロアブラケツト２との間にはトーシヨンスプ
リング19が配設されており、操作ハンドル10を第２図示
時計方向つまりローラ12とポール８のカム面8bとが常時
係合する方向に常時付勢している。更に、ラチエツト６
とポール８との噛合部は枢軸3,ピン９及びピン20にてロ
アブラケツト２に固定されたサブプレート21により被覆
されている。
第２図ないし第４図及び第６図に示されるように、ポー
ル８には係合部22が形成されている。枢軸３にはシール
ド部材23が回動可能に保持されている。このシールド部
材23は回動によりポール８の係合部22と係合可能となつ
ており、この係合によりラチエツト６とポール８との噛
合を解除状態に保持している。ピン20には弾性体24が配
設されている。この弾性体24はシールド部材23の当接部
23aと押圧当接可能となつており、この押圧当接により
シールド部材23の回動を規制している。アツパブラケツ
ト５には係合片25,26がシールド部材23を挟んで且つ所
定の間隔を持つて配設されている。この係合片25,26は
シールド部材23の両側面に形成された係合面23b,23cと
係合可能となつており、この係合によりアツパブラケツ
ト５の回動をシールド部材23に伝達している。係合片25
は、シートバツク４の前倒しによるアツパブラケツト５
の回動時、係合片25と係合面23bとが係合してシールド
部材23を回動させシールド部材23とポール８の係合部22
とを係合させるようにすると共にシートバツク４の通常
の傾斜角度調整時において、その範囲つまり第１図示初
段ロツク位置Ａから終段ロツク位置Ｂまでの間でシール
ド部材23と係合部22とが係合しないように配置し、係合
部26は、シートバツク４の前倒し後の復帰によるアツパ
ブラケツト５の回動時、アツパブラケツト５の所定量回
動後係合片26と係合部25cとが係合してシールド部材23
を回動させシールド部材23と係合部22との係合を解除さ
せるように配置する。
ル８には係合部22が形成されている。枢軸３にはシール
ド部材23が回動可能に保持されている。このシールド部
材23は回動によりポール８の係合部22と係合可能となつ
ており、この係合によりラチエツト６とポール８との噛
合を解除状態に保持している。ピン20には弾性体24が配
設されている。この弾性体24はシールド部材23の当接部
23aと押圧当接可能となつており、この押圧当接により
シールド部材23の回動を規制している。アツパブラケツ
ト５には係合片25,26がシールド部材23を挟んで且つ所
定の間隔を持つて配設されている。この係合片25,26は
シールド部材23の両側面に形成された係合面23b,23cと
係合可能となつており、この係合によりアツパブラケツ
ト５の回動をシールド部材23に伝達している。係合片25
は、シートバツク４の前倒しによるアツパブラケツト５
の回動時、係合片25と係合面23bとが係合してシールド
部材23を回動させシールド部材23とポール８の係合部22
とを係合させるようにすると共にシートバツク４の通常
の傾斜角度調整時において、その範囲つまり第１図示初
段ロツク位置Ａから終段ロツク位置Ｂまでの間でシール
ド部材23と係合部22とが係合しないように配置し、係合
部26は、シートバツク４の前倒し後の復帰によるアツパ
ブラケツト５の回動時、アツパブラケツト５の所定量回
動後係合片26と係合部25cとが係合してシールド部材23
を回動させシールド部材23と係合部22との係合を解除さ
せるように配置する。
次に作動について説明する。
第２図はラチエツト６とポール８とが噛合してアツパブ
ラケツト５つまりシートバツク４の回動を規制している
状態である。この状態において、操作ハンドル10をテン
シヨンスプリング19の付勢力に抗して第２図示反時計方
向に回動操作すると、カムプレート11が第２図示反時計
方向に一体回動する。このカムプレート11の回動により
ローラ12とカム面8bとの係合が解除されると共にカム穴
16が移動して軸15を押す。これにより、ラチエツト６と
ポール８との噛合が解除され、アツパブラケツト５が回
動可能状態となる。この結果、シートバツク４の傾斜角
度を第１図示初段ロツク位置Ａから終段ロツク位置Ｂの
間で調整することができる。調整後、操作ハンドル10の
回動を解除すると、操作ハンドル10がテンシヨンスプリ
ング19の付勢力により元の状態に戻り、ラチエツト６と
ポール８とが噛合状態となると共にローラ12がカム面8b
と係合する。これにより、アツパブラケツト５が回動不
能となり、シートバツク４が調整された位置にロツクさ
れる。又、操作ハンドル10を回動操作してラチエツト６
とポール８との噛合を解除した状態で、スパイラルスプ
リング18の付勢力によりアツパブラケツト５が第２図示
時計方向に回動してシートバツク４が第１図示前倒し状
態Ｃ（第３図示）となると、係合片25と係合面23bとが
係合してアツパブラケツト５の回動がシールド部材23に
伝達され、シールド部材23が回動する。これにより、第
３図示の如く、シールド部材23と係合部22とが係合し、
ラチエツト６とポール８との噛合を解除状態に保持す
る。この時、シールド部材23は、当接部23aと弾性体24
との押圧当接による摩擦力によりその回動が規制され
る。この後、スパイラルスプリング18の付勢力に抗して
シートバツク４を復帰させアツパブラケツト５を第３図
示反時計方向に回動させると、アツパブラケツト５の所
定量回動後係合片26と係合面23cとが係合してアツパブ
ラケツト５の回動がシールド部材23に伝達され、シール
ド部材23が当接部23aと弾性体24との押圧当接による摩
擦力に抗して回動する。これにより、第４図示の如くシ
ールド部材23と係合部22との係合が解除されラチエツト
６とポール８とが噛合可能状態となる。この時、シール
ド部材23の回動はアツパブラケツト５の所定量回動後に
行われるため、ラチエツト６とポール８との噛合可能状
態位置は初段ロツク位置Ａより終段ロツク位置Ｂよりの
所定復帰位置Ｄとなる。これにより、シートバツク４の
前倒し復帰後、シートバツク４の傾斜角度は乗員の着座
における楽な傾斜角度となり、乗員は余裕のある楽な姿
勢で着座することができる。
ラケツト５つまりシートバツク４の回動を規制している
状態である。この状態において、操作ハンドル10をテン
シヨンスプリング19の付勢力に抗して第２図示反時計方
向に回動操作すると、カムプレート11が第２図示反時計
方向に一体回動する。このカムプレート11の回動により
ローラ12とカム面8bとの係合が解除されると共にカム穴
16が移動して軸15を押す。これにより、ラチエツト６と
ポール８との噛合が解除され、アツパブラケツト５が回
動可能状態となる。この結果、シートバツク４の傾斜角
度を第１図示初段ロツク位置Ａから終段ロツク位置Ｂの
間で調整することができる。調整後、操作ハンドル10の
回動を解除すると、操作ハンドル10がテンシヨンスプリ
ング19の付勢力により元の状態に戻り、ラチエツト６と
ポール８とが噛合状態となると共にローラ12がカム面8b
と係合する。これにより、アツパブラケツト５が回動不
能となり、シートバツク４が調整された位置にロツクさ
れる。又、操作ハンドル10を回動操作してラチエツト６
とポール８との噛合を解除した状態で、スパイラルスプ
リング18の付勢力によりアツパブラケツト５が第２図示
時計方向に回動してシートバツク４が第１図示前倒し状
態Ｃ（第３図示）となると、係合片25と係合面23bとが
係合してアツパブラケツト５の回動がシールド部材23に
伝達され、シールド部材23が回動する。これにより、第
３図示の如く、シールド部材23と係合部22とが係合し、
ラチエツト６とポール８との噛合を解除状態に保持す
る。この時、シールド部材23は、当接部23aと弾性体24
との押圧当接による摩擦力によりその回動が規制され
る。この後、スパイラルスプリング18の付勢力に抗して
シートバツク４を復帰させアツパブラケツト５を第３図
示反時計方向に回動させると、アツパブラケツト５の所
定量回動後係合片26と係合面23cとが係合してアツパブ
ラケツト５の回動がシールド部材23に伝達され、シール
ド部材23が当接部23aと弾性体24との押圧当接による摩
擦力に抗して回動する。これにより、第４図示の如くシ
ールド部材23と係合部22との係合が解除されラチエツト
６とポール８とが噛合可能状態となる。この時、シール
ド部材23の回動はアツパブラケツト５の所定量回動後に
行われるため、ラチエツト６とポール８との噛合可能状
態位置は初段ロツク位置Ａより終段ロツク位置Ｂよりの
所定復帰位置Ｄとなる。これにより、シートバツク４の
前倒し復帰後、シートバツク４の傾斜角度は乗員の着座
における楽な傾斜角度となり、乗員は余裕のある楽な姿
勢で着座することができる。
尚、係合片26の位置を可変とすることにより、使用者が
シートバツク４の前倒し復帰傾斜角度を任意の傾斜角度
に設定することができ、前倒し前の傾斜角度を記憶する
メモリー機能とすることもできる。
シートバツク４の前倒し復帰傾斜角度を任意の傾斜角度
に設定することができ、前倒し前の傾斜角度を記憶する
メモリー機能とすることもできる。
本考案は、ロアブラケツトと、該ロアブラケツトに枢軸
を介して回動可能に枢支されたアツパブラケツトと、前
記アツパブラケツトに固着されたラチエツトと、前記ロ
アブラケツトに回動可能に枢支され前記ラチエツトと噛
合可能なポールと、前記枢軸に回動可能に保持され前記
ポールに連係された操作ハンドルとを有し、該操作ハン
ドルの操作により前記ラチエツトと前記ポールとの噛合
を解除し、前記アツパブラケツトを前記ロアブラケツト
に対して回動可能状態とするリクライニング装置におい
て、前記ポールに形成された係合部と、前記枢軸に回動
可能に保持され前記係合部と係合可能シールド部材と、
前記アツパブラケツトと前記シールド部材との間に配設
され前記アツパブラケツトの前倒し時において前記シー
ルド部材を前記アツパブラケツトと一体回動させ前記シ
ールド部材と前記ポールとを係合状態として前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を規制すると共に前記アツパ
ブラケツトの前記前倒し後の復帰時において前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を所定復帰位置まで規制する
連係手段と、前記ロアブラケツトに配設され前記シール
ド部材を押圧し前記シールド部材の単独回動を規制する
弾性手段とを有してリクライニング装置を構成したの
で、シールド部材は、ポールの係合部と係合してラチエ
ツトとポールの噛合規制を行うと共に弾性手段の押圧に
よる摩擦力によりその回動規制がなされ回動規制解除及
び噛合規制解除は、弾性部材の押圧力による摩擦力に抗
して強制的に摺接することによりなされ、これにより、
ポール及びラチエツトの歯部には何ら影響を与えず、ポ
ール及びラチエツトの摩耗を少なくすることができる。
この結果、ポール及びラチエツトの歯部の摩耗による噛
合不良の発生を防止することができる。
を介して回動可能に枢支されたアツパブラケツトと、前
記アツパブラケツトに固着されたラチエツトと、前記ロ
アブラケツトに回動可能に枢支され前記ラチエツトと噛
合可能なポールと、前記枢軸に回動可能に保持され前記
ポールに連係された操作ハンドルとを有し、該操作ハン
ドルの操作により前記ラチエツトと前記ポールとの噛合
を解除し、前記アツパブラケツトを前記ロアブラケツト
に対して回動可能状態とするリクライニング装置におい
て、前記ポールに形成された係合部と、前記枢軸に回動
可能に保持され前記係合部と係合可能シールド部材と、
前記アツパブラケツトと前記シールド部材との間に配設
され前記アツパブラケツトの前倒し時において前記シー
ルド部材を前記アツパブラケツトと一体回動させ前記シ
ールド部材と前記ポールとを係合状態として前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を規制すると共に前記アツパ
ブラケツトの前記前倒し後の復帰時において前記ラチエ
ツトと前記ポールとの噛合を所定復帰位置まで規制する
連係手段と、前記ロアブラケツトに配設され前記シール
ド部材を押圧し前記シールド部材の単独回動を規制する
弾性手段とを有してリクライニング装置を構成したの
で、シールド部材は、ポールの係合部と係合してラチエ
ツトとポールの噛合規制を行うと共に弾性手段の押圧に
よる摩擦力によりその回動規制がなされ回動規制解除及
び噛合規制解除は、弾性部材の押圧力による摩擦力に抗
して強制的に摺接することによりなされ、これにより、
ポール及びラチエツトの歯部には何ら影響を与えず、ポ
ール及びラチエツトの摩耗を少なくすることができる。
この結果、ポール及びラチエツトの歯部の摩耗による噛
合不良の発生を防止することができる。
第１図は本考案のリクライニング装置を利用したシート
の側面図、第２図は本考案に係るリクライニング装置の
平面図、第３図及び第４図は第２図の差動説明図、第５
図は第２図示V-V線断面図、第６図は第２図示VI-VI線断
面図である。 ２……ロアブラケツト,3……枢軸,5……アツパブラケツ
ト,6……ラチエツト,8……ポール,10……操作ハンドル,
22……係合部,23……シールド部材,24……弾性体（弾性
手段）,25,26……係合片（連係手段）。
の側面図、第２図は本考案に係るリクライニング装置の
平面図、第３図及び第４図は第２図の差動説明図、第５
図は第２図示V-V線断面図、第６図は第２図示VI-VI線断
面図である。 ２……ロアブラケツト,3……枢軸,5……アツパブラケツ
ト,6……ラチエツト,8……ポール,10……操作ハンドル,
22……係合部,23……シールド部材,24……弾性体（弾性
手段）,25,26……係合片（連係手段）。
Claims (1)
- 【請求項１】ロアブラケツトと、該ロアブラケツトに枢
軸を介して回動可能に枢支されたアツパブラケツトと、
前記アツパブラケツトに固着されたラチエツトと、前記
ロアブラケツトに回動可能に枢支され前記ラチエツトと
噛合可能なポールと、前記枢軸に回動可能に保持され前
記ポールに連係された操作ハンドルとを有し、該操作ハ
ンドルの操作により前記ラチエツトと前記ポールとの噛
合を解除し、前記アツパブラケツトを前記ロアブラケツ
トに対して回動可能状態とするリクライニング装置にお
いて、前記ポールに形成された係合部と、前記枢軸に回
動可能に保持され前記係合部と係合可能なシールド部材
と、前記アツパブラケツトと前記シールド部材との間に
配設され前記アツパブラケツトの前倒し時において前記
シールド部材を前記アツパブラケツトと一体回動させ前
記シールド部材と前記ポールとを係合状態として前記ラ
チエツトと前記ポールとの噛合を規制すると共に前記ア
ツパブラケツトの前記前倒し後の復帰時において前記ラ
チエツトと前記ポールとの噛合を所定復帰位置まで規制
する連係手段と、前記ロアブラケツトに配設され前記シ
ールド部材を押圧し前記シールド部材の単独回動を規制
する弾性手段とを有するリクライニング装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8961289U JPH0741390Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | リクライニング装置 |
| GB9016252A GB2234288B (en) | 1989-07-28 | 1990-07-25 | Reclining seat device |
| DE19904023653 DE4023653A1 (de) | 1989-07-28 | 1990-07-25 | Vorrichtung zur rueckenlehnenverstellung eines sitzes |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8961289U JPH0741390Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | リクライニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329033U JPH0329033U (ja) | 1991-03-22 |
| JPH0741390Y2 true JPH0741390Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=13975574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8961289U Expired - Lifetime JPH0741390Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | リクライニング装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741390Y2 (ja) |
| DE (1) | DE4023653A1 (ja) |
| GB (1) | GB2234288B (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4324734C2 (de) * | 1993-07-23 | 1997-09-04 | Keiper Recaro Gmbh Co | Lehneneinstellbeschlag für Sitze, insbesondere Kraftfahrzeugsitze |
| JP4716587B2 (ja) * | 2001-02-26 | 2011-07-06 | 宣雄 杉野 | 額装品 |
| CN110001489A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-07-12 | 沈阳新阳光机电科技有限公司 | 一种客车座椅安全压杆结构 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL268477A (ja) * | 1960-12-27 | |||
| GB1569936A (en) * | 1977-05-20 | 1980-06-25 | Uop Inc | Hinge mechanism for mounting the seat back of a vehicle seat on a seat base |
| GB1567579A (en) * | 1977-10-07 | 1980-05-14 | Grinfa Sarl | Device for the preselected adjustment of a reclining seat back |
| JPS612809A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-08 | アイシン精機株式会社 | 傾角調整装置 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP8961289U patent/JPH0741390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-07-25 DE DE19904023653 patent/DE4023653A1/de not_active Withdrawn
- 1990-07-25 GB GB9016252A patent/GB2234288B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9016252D0 (en) | 1990-09-12 |
| JPH0329033U (ja) | 1991-03-22 |
| DE4023653A1 (de) | 1991-02-07 |
| GB2234288A (en) | 1991-01-30 |
| GB2234288B (en) | 1993-09-01 |
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