JPH0737511Y2 - 五平餅の半成品 - Google Patents

五平餅の半成品

Info

Publication number
JPH0737511Y2
JPH0737511Y2 JP1992022075U JP2207592U JPH0737511Y2 JP H0737511 Y2 JPH0737511 Y2 JP H0737511Y2 JP 1992022075 U JP1992022075 U JP 1992022075U JP 2207592 U JP2207592 U JP 2207592U JP H0737511 Y2 JPH0737511 Y2 JP H0737511Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice cake
mochi
sauce
semi
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992022075U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0722688U (ja
Inventor
一郎 服部
Original Assignee
株式会社山平ゑびすや
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社山平ゑびすや filed Critical 株式会社山平ゑびすや
Priority to JP1992022075U priority Critical patent/JPH0737511Y2/ja
Publication of JPH0722688U publication Critical patent/JPH0722688U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737511Y2 publication Critical patent/JPH0737511Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、米飯のもちを串に取
り付けて成形し、たれで味付けしている五平餅を提供す
るための半成品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、五平餅は、うるち米100%で作
った米飯のもちを串上に取り付けて、扁平に成形し、こ
れを素焼することによって表面を固化し、串ともちの取
り付けを固定し、もちが串から脱落することを防いでい
る。次に素焼したもちに、しょうゆ、味噌、砂糖、その
他を混合した液状たれをつけて表面を焼き、これを数回
繰り返して、たれが表面に浸透した、こうばしい五平餅
を提供している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】五平餅は素朴な郷土料
理として観光地のみやげ、家庭料理として好まれている
が、串上に取り付けたもちの素焼には7〜8分の時間が
掛り、みやげ店では多勢の来客には応じきれない問題が
あった。また、液状たれを素焼したもち表面に浸透させ
るには、焼きとたれ塗りを数回繰り返す必要があって、
調理が面倒であった。五平餅をみやげ用として袋に詰め
たものが売られているが、液状たれを表面に付けた状態
で袋中に挿入する際、袋のフィルムがもち表面に付着す
るため、袋詰め作業には手間が掛った。本考案は調理が
手軽で、短時間で作ることができ、袋詰めも容易にでき
る五平餅のための半成品を明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、うるち米に
餅米を混合した米飯のもちを扁平に成形して、串上に固
定し、もち表面には液状のたれに代えて、粉末しょう
ゆ、粉末味噌を主成分とする粉末のたれを付着させ、こ
れを袋に密封すると共に、袋中を真空にして袋を構成す
るフィルムによってもち表面を圧迫させた。もち表面か
らは水分が浸出するから、浸出水分により粉末たれを溶
解させて、もち表面に濃厚な液状たれを自然に形成し、
もち表面に浸透させて、五平餅の半成品を構成した。
【0005】
【作用及び効果】五平餅の米飯のもちは、うるち米に餅
米を混合しているから、串に刺して成形するだけで串上
に固定でき、従来の如く、素焼して表面を固化する必要
はない。袋に密封した半成品の状態では、たれは液化
し、もち内部に浸透しているが、もちの澱粉はベータ状
態に戻って固く、そのままでは食べ難い。食事に供する
には、密封のままで熱湯に漬けて米飯を温め、澱粉をア
ルファ化してから開封し、取り出せば、直ちに食べ得る
五平餅が完成する。なお、食べる前に1〜2分間、五平
餅を火で焼いて表面を焦がすと、たれと焼米のこうばし
い香りが生じるから、従来の焼き上がり直後の五平餅と
同じ風味が味わえる。なお、袋に密封した半成品は、先
づ開封して電子レンジで1〜2分間加温しても、五平餅
を完成できる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の五平餅の半成品の実施例に基
づき、図面に沿って詳述する。五平餅のもち1は、うる
ち米70%、餅米30%の割合で混合して炊飯し、握り
飯の大きさに塊めて串2に刺し、扁平に成形する。もち
1は餅米を含んでいるから、その粘着力によって串2に
固定でき、不意に脱落することはない。
【0007】粉末たれ3は、水分を含まない点の他は、
従来の液状のたれと同じ成分であって、例えば次の粉末
成分によって構成されている。粉末しょうゆ10%、粉
末味噌7%、ピーナッツ粉8%、胡桃5%、いり胡麻5
%、砂糖60%、カラメル2%、グルタミン酸3%上記
の粉末たれ3を3〜4g、串2に固定された成形もち1
の表面に撤いて付着させる。
【0008】次に粉末たれ3を付着させた状態で包装袋
4に挿入して、密封し、袋4内を真空にする。もち1は
表面が粉末たれ3で覆われているから半乾燥状態であっ
て、袋4中へは容易に挿入できる。袋4内を真空にする
と、包装袋4を構成するフィルム5は大気圧によって、
もち1の表面を圧迫する。この状態で半日程経過すると
フィルム5による圧迫によって、もち1の内部から水分
が浸出してきて、粉末たれ3を溶かし、もち1の表面に
濃厚な液状たれの層が形成させる。濃厚な液状たれの層
は、浸透圧と毛細管現象により、もち1の内部に浸み込
み、厚さ約1mmのたれの層5を形成する。
【0009】上記真空パック状態の半成品は、そのまま
では食用に供し難いが、長期保存用に適している。食事
に際しては、包装状態のままで熱湯に漬けて、もち1内
部まで温め、または袋から出して、電子レンジによっ
て、1〜2分間加温し、もち1をアルファ化すればよい
から、調理は極めて手軽である。本考案の半成品を多数
用意しておけば、みやげ店では多勢の客が集中しても、
客を長時間待たせずに接待できる。
【0010】上記実施例の説明は、本考案を説明するた
めのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考
案を限定し或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
また、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新
案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が
可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】五平餅の半成品の斜面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
(1)米飯もち (2)串 (3)粉末のたれ (4)真空の包装袋 (5)浸透層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】うるち米と餅米を混合した米飯のもちを扁
    平に成形して、串上に固定し、もち表面には粉末しょう
    ゆ、粉末味噌を主成分とす粉末たれを付着させ、粉末た
    れが付着した上記もち及び串を包装袋中に密封し、袋内
    を真空にして包装袋を構成するフィルムによって、もち
    表面を圧迫して、水分を浸出させると共に、浸出水分に
    より粉末たれを溶解させ、もち表面に溶解した粉末たれ
    の浸透層を形成している五平餅の半成品。
JP1992022075U 1992-04-09 1992-04-09 五平餅の半成品 Expired - Lifetime JPH0737511Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022075U JPH0737511Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 五平餅の半成品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022075U JPH0737511Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 五平餅の半成品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722688U JPH0722688U (ja) 1995-04-25
JPH0737511Y2 true JPH0737511Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=12072776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992022075U Expired - Lifetime JPH0737511Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 五平餅の半成品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737511Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0722688U (ja) 1995-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3615711A (en) Package for storing and heating food and method of forming same
US4299851A (en) Flavoring dispenser
JPH0951767A (ja) 具材を有する食品及び食品容器
CN103340418B (zh) 一种土家烤腊肉的制作方法
JPH0737511Y2 (ja) 五平餅の半成品
US3415664A (en) Method of preparing a frozen food package
JPS63131926A (ja) 電子レンジを用いた蒸気加温方法
JP4094031B2 (ja) うなぎ焼きおにぎり及びその製造方法並びに保存方法
JPH10167342A (ja) 食べ頃表示機能付きカップメン
JPH0410791Y2 (ja)
JP3073851U (ja) バター等をペースト状の芋等で包んだ饅頭
JP3450977B2 (ja) レトルト食品の製造方法
JP3058210U (ja) 大根おろしと調味料が別封入された調味袋
JP2559256B2 (ja) 食品調味材
JPH065754Y2 (ja) 餅入り簡易ぜんざい
JPS6193068A (ja) 蒸し器と一体化した冷凍食品
JPS58126745A (ja) 木の葉味噌焼き御握り
JPH0427357Y2 (ja)
JP3088797U (ja) 即席カップスープライス
JP3265492B2 (ja) 容器入り即席冷凍味噌汁およびその製造法
JP3088477U (ja) 即席ピビンバ
JPS6135028Y2 (ja)
Taylor et al. The New Pie: Modern Techniques for the Classic American Dessert: A Baking Book
JPH08294377A (ja) パウチ詰惣菜
JP3050067U (ja) 包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960227