JP3450977B2 - レトルト食品の製造方法 - Google Patents

レトルト食品の製造方法

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浩 五阿彌
清次 宮崎
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  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、製造が容易で食べ
易くしかもおいしいレトルト食品の製造方法に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら飯をどこにででも食べられるようにしようという発想
は、弁当,おにぎりなどとして実施されていたが、飯を
ハンバーガーやサンドイッチやホットドックなどのファ
ーストフードように気軽に食べようとする発想はなかっ
た。 【0003】また、カレーライス,ドライカレー,ピラ
フ,炒飯,チキンライスなどのまぜご飯をおにぎりのよ
うにどこででも食べようとする場合、まぜご飯はぼろぼ
ろと型くずれし易いため、従来は弁当という形で容器詰
めして持ち運びされていたが、弁当ではファーストフー
ドようにどこででも気軽に食べる訳にはいかず、若い日
本人のご飯離れの原因ともなっていた。 【0004】一方、長期間保存が可能で、しかもお湯や
電子レンジなどで温めるだけで手軽に食べることができ
る即席食品がブームとなっている。そして、飯の即席食
品も市場に流通しており、電子レンジに3分温めるだけ
で直ちに食べられるご飯が好評を博している。 【0005】しかし、この従来のご飯の即席食品は、弁
当のように容器に入れられており、ご飯を炊くことを厄
介に思う独身者や単身のサラリーマンなどが家庭料理を
作りながらご飯だけは即席ご飯を使用するというに止ま
り、料理は別に用意する必要がある。 【0006】本発明は、車の中や屋外など温めることの
できるところなら、どこでも例えば祭りの出店や高速道
路のパーキングエリアのような所で調理せずに気軽に立
ち食いもできるレトルト食品を提供しようとするもので
ある。 【0007】 【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。 【0008】米若しくはカレーライス,ドライカレー,
ピラフ,炒飯,チキンライスなどの米を主成分とする食
材を使用したレトルト食品1であって、火の通りにくい
一部の原料には調理加工を施した食品原料2を可食性フ
ィルム3内に入れ、一旦食品原料2が半生となるまで蒸
し、その後30℃程度以下に冷却して外装フィルム4に
入れ、調理した後若しくは調理と同時にレトルト殺菌処
理を行うことを特徴とするレトルト食品の製造方法に係
るものである。 【0009】 【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。 【0010】例えば、肉類などの火の通りにくい一部
原料を炒めたり、香辛料などの調味料を加えたりした
、米を主原料とした食品原料2を充填フィルム3内に
入れ、一旦蒸した後冷却して外装フィルム4に入れ、調
理した後若しくは調理と同時にレトルト殺菌処理を行う
から、次のような特徴を発揮する。 【0011】 一旦充填フィルム3内に詰入した食品
原料2を蒸すからおいしく食べられる食品となる。 【0012】 充填フィルム3に入れた調理された食
品原料2は、充填フィルム3により形状保持されてお
り、食べるときに外装フィルム4から取り出しても変
形,型くずれなどをおこすことがない。 【0013】また、充填フィルム3として可食性フィル
ムを使用するから、食品原料2が調理された食品原料2
を外装フィルム4から取り出して、例えば手で持ってそ
のまま食べたりすることができる。尚、充填フィルム3
は、レトルト殺菌処理の温度,圧力に耐えられるものを
使用する。 【0014】また、食品原料2として米若しくはカレー
ライス,ドライカレー,ピラフ,炒飯,チキンライスな
どの米を主成分とする食材を使用するから、持ち運びが
容易でファーストフードのようにどこででも気軽に食べ
ることができるご飯系のレトルト食品1を製造すること
ができる。 【0015】また、食品原料2を充填フィルム3内に入
れ、食品原料2が半生となるまで蒸し、その後30℃程
度に冷却して外装フィルム4に入れ、必要に応じて調理
した後若しくは調理と同時にレトルト殺菌処理を行うか
ら、前記作用効果に更に次の作用効果も付加され
る。 【0016】 半生で常温近くに冷却してから外装フ
ィルム4の詰入を行うから食品原料2が充填フィルム3
や外装フィルム4にべとついたりせず、製造が容易で、
しかも食べるときにも手がべたつかない実用性に秀れた
レトルト食品1を製造することができる。 【0017】 【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。 【0018】本実施例は、チキンライスのレトルト食品
1の製造方法であって、調理加工を施した食品原料2を
可食性を有する充填フィルム3内に入れ、食品原料2が
半生となるまで蒸し、その後冷却して外装フィルム4に
入れ、調理と同時にレトルト殺菌処理を行うレトルト食
品の製造方法に係るものである。 【0019】以下、更に詳述する。 【0020】米は、洗米した後、水浸漬し、適宜時間後
に水切りする。 【0021】具は、レトルト加熱だけではおしいしく食
べることのできない肉類などを炒めたあと、野菜などの
他の具材や調味料を添加して良く撹拌し、30℃以下に
冷却しておく。 【0022】この具と米とを良く撹拌して混合して、食
品原料2を形成する。 【0023】続いて、食品原料2を充填フィルム3内に
詰入する。この際炒めたりした食品原料2を冷却してか
ら充填フィルム3に入れるから、充填フィルム3内への
詰入が容易に行われることになる。 【0024】同時に冷却されたものだけにご飯が潰れに
くい。 【0025】この点、ご飯以外でも、形のある食品原料
2はすべて冷却しない場合よりも潰れにくくなり、何が
混入されているかが解るからそれだけ食欲をそそること
になり、且つ咀嚼が必要となり、おいしく食することが
できる。 【0026】その上、後述するようにこの食品原料2を
充填フィルム3に詰入することが容易となり、生産コス
トも安価になる。 【0027】また、食品原料2が潰れにくいために連続
式充填機5などを利用した機械詰入も可能となり、多量
生産することができる。 【0028】この食品原料2の充填フィルム3への詰入
は、手詰めしても良いが連続式充填機5などを使用して
能率化をはかることも望ましい。 【0029】充填フィルム3はウインナースタイルなど
の製造に使用される可食性フィルムを使用し、食品原料
2は、ご飯を入れたカレーライス,ドライカレー,ピラ
フ,炒飯,チキンライスなど(本実施例ではチキンライ
ス)をソーセージ状に詰入する。 【0030】可食性の充填フィルム3は伸縮自在にして
下記のようなものを使用する。 【0031】 【表1】 【0032】この食品原料2を詰入した充填フィルム3
を食品原料2が半生の状態に蒸される温度に加熱し、常
温近くまで冷却し、これを外装フィルム4で密封包装
し、加熱調理並びに殺菌を行ってレトルト食品1とす
る。 【0033】また、本実施例の製造工程を更に詳しく示
すと次の通りである。 【0034】米→洗米→水浸漬→水切り。 【0035】肉類を炒める→各調味料で味付けする(9
0℃程度に加熱)→撹拌(パインエースを水に溶い加え
る)→撹拌(95℃)→冷却(30℃程度以下)→ここ
に水切り洗米を入れて撹拌する→ホッパーに入れる→充
填フィルム3に食品原料2を詰入する→蒸す(77℃−
30分)→冷却(30℃以下)→外装フィルム4に入れ
脱気する→調理殺菌(115℃程度で40分)→余水検
知,金属探知を行う→賞味期限印字→ダンボールに詰
入。 【0036】 【発明の効果】本発明は上述のように、一旦充填フィル
ム内に詰入した食品原料を蒸すからおいしく食べられる
食品となり、しかも充填フィルムに入れた調理された食
品原料は、充填フィルムにより形状保持されており、食
べるときに外装フィルムから取り出しても変形,型くず
れなどをおこすことがなく、従って、どこでも例えば祭
りの出店や高速道路のパーキングエリアのような所で調
理せずに気軽に立ち食いもできる極めて秀れた新しいレ
トルト食品の製造方法となる。 【0037】また、充填フィルムとして可食性フィルム
を使用するから、食品原料が調理された食品原料を外装
フィルムから取り出して、例えば手で持ってそのまま食
べたりすることができる。 【0038】また、食品原料として米若しくはカレーラ
イス,ドライカレー,ピラフ,炒飯,チキンライスなど
の米を主成分とする食材を使用するから、持ち運びが容
易でファーストフードのようにどこででも気軽に食べる
ことができるご飯系のレトルト食品を製造することがで
きる。 【0039】また、半生で常温近くに冷却してから外装
フィルムの詰入を行うから食品原料が充填フィルムや外
装フィルムにべとついたりせず、製造が容易で、しかも
食べるときにも手がべたつかない実用性に秀れたレトル
ト食品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施例の一部を切り欠いた食品原料を充填フ
ィルムに詰入した状態の正面図である。 【図2】本実施例の充填装置である。 【図3】本実施例の外装フィルムに包装した斜視図であ
る。 【符号の説明】 1 レトルト食品 2 食品原料 3 可食性フィルム(充填フィルム) 4 外装フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−83968(JP,A) 特開 昭53−24044(JP,A) 実開 平2−55584(JP,U) 実開 平6−79291(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 米若しくはカレーライス,ドライカレ
    ー,ピラフ,炒飯,チキンライスなどの米を主成分とす
    る食材を使用したレトルト食品であって、火の通りにく
    い一部の原料には調理加工を施した食品原料を可食性フ
    ィルム内に入れ、一旦食品原料が半生となるまで蒸し、
    その後30℃程度以下に冷却して外装フィルムに入れ
    調理した後若しくは調理と同時にレトルト殺菌処理を行
    うことを特徴とするレトルト食品の製造方法。
JP35849696A 1996-12-30 1996-12-30 レトルト食品の製造方法 Expired - Fee Related JP3450977B2 (ja)

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WO2009069978A2 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Cj Cheiljedang Corporation A method for preparing stick shaped instant flavored glutinous rice by using retort process

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