JP3050067U - 包装袋 - Google Patents

包装袋

Info

Publication number
JP3050067U
JP3050067U JP1997011631U JP1163197U JP3050067U JP 3050067 U JP3050067 U JP 3050067U JP 1997011631 U JP1997011631 U JP 1997011631U JP 1163197 U JP1163197 U JP 1163197U JP 3050067 U JP3050067 U JP 3050067U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
meat
wax
wax layer
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997011631U
Other languages
English (en)
Inventor
隆一 新谷
右二 杉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Synthetic Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Synthetic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Synthetic Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Synthetic Co Ltd
Priority to JP1997011631U priority Critical patent/JP3050067U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050067U publication Critical patent/JP3050067U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温かい肉まん、餡まん等を普通の紙袋に入れ
ると、その柔らかな表皮が袋の内面に付着して取り出す
ときに剥がれたりする。また、プラスチック袋の場合に
は、肉まんから出る蒸気が外に逃げずに水滴化し、肉ま
んの表皮に滲みてベタベタと柔らかくなる。何れの場合
も食味が著しく悪くなる。 【解決手段】 紙1の一面に、温かい肉まん等の表皮が
付着することを防止するように融点が90〜120℃
で、温かい肉まん等から発生する蒸気を半分程度透過す
る透湿度・20〜50g/m2 /24hrのワックス層を
形成する。このワックス層を内面にして筒状体を形成
し、その一端部を折り畳んで角底袋にする。この袋の中
に温かい肉まんを収納すれば、肉まんの表皮が袋の内面
に付着することが無いし、その蒸気も適度に抜けて行っ
て、美味しく食べることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食品用の包装袋に関し、特には肉まん、餡まん、玄米パン、惣菜そ の他の固形状で温かな調理済食品に好適な包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸かした肉まんや餡まんを普通の包装紙に包んだり、紙袋やポリエチレ ン製袋に入れると、まんじゅうの表皮が袋の内面に付着し、食べるときにはその 滑らかな表皮が剥れて表面がガサガサした凹凸状になり、食味も落ちるし、外観 も悪くなる。 また、ポリエチレン製の袋の場合には、肉まん等から出る蒸気が袋の外へ逃げ て行かないので、袋の内面に水滴が付着し、それが肉まん等の表皮に浸みてベタ ベタと柔らかくなるから、著しく食味が悪くなってしまう。
【0003】 又、温かな肉まん等を耐油紙に包んでからポリエチレン袋に入れたりすること があるが、肉まん等の表皮が付着して皮が剥れるし、蒸気によって表皮がベタベ タと柔らかくなることを充分に防止することができない。また、ヒンジで連結さ れた合成樹脂製の蓋付容器に入れ、それを更に紙袋に封入することも行われてお り、このものでは紙袋から蒸気が抜けて行くけれども容器への収納、取出しが煩 雑である。 さらに、ポリエチレン製の袋に入れてその封をすることなく、これを紙袋に入 れることもあるが、表皮の付着と軟化は充分に防止することができない。 そして、いずれの場合も二種類の包材を使用しているので、包装に手間を要す ると共に、食べるときにも煩雑であり、また、包装費も高価になってしまう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、肉まんや餡まんなどの温かな調理済食品の表皮が剥げたり、水滴化 した蒸気によって表皮がベトついて柔らかくなるようなことを防ぎつつ、確実で 良好な包装状態を保つことができ、また、生分解性も良好で、使用後の焼却等も 容易なものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、紙の一面にワックス層を形成し、そのワックス層を内側にして袋を 形成し、上記ワックス層によって肉まん等の温かな調理済食品の付着を防止する と共に、食品から発生する蒸気も半分程度通過するように設け、温かな食品を付 着させることなく、蒸れを防ぎながら好ましい収納状態を保ち、中に収めた食品 を美味しく食べられるようにする。
【0006】
【考案の実施の形態】
上記した紙1の一面にワックス層2を形成する。この紙1には、ロ−ル紙、模 造紙等の包装紙その他の通気性を有する紙を用いることができ、厚味としては坪 量約20〜300g/m2 程度、好ましくは約30〜100g/m2 のものを用 いるとよい。 紙の片面に設けるワックス層2は、その融点を比較的高い約90〜120℃程 度にするとよい。例えば、好ましくは、高融点ワックスで融点が約100〜10 5℃程度のものを使用し、その厚味が約10〜25μ程度、好ましくは約15〜 20μ程度のワックス層を形成するとよい。
【0007】 上記ワックス層は、上記した高融点ワックス等のワックスにエチレンビニルア セテ−ト(EVA)を混合したものを使用すると更に好ましい。こうしたEVA は、共重合体におけるエチレンと酢酸ビニルの比率(重量比)が約85:15〜 65:35程度のものを使用するとよく、そのMFR (MELT FLOW RATE)値も約 13〜17程度、好ましくは約14〜16程度のものを使用するとよい。
【0008】 上記高融点ワックスに対するこのEVAの混合比率(重量比)は、約98:2 〜80:20程度と余り多く混合しない方が好ましく、上記よりも多く混合する と蒸気の透過性(透湿性)が低下するようになる。 また、必要に応じてロジン系、ポリテルペン樹脂系、石油樹脂系等の粘着付与 剤を少量の加えることができる。 こうしたワックス層2を形成した紙1は、約20〜50g/m2 /24hr(J IS・Z0208:以下同じ)程度の透湿性を持たせるようにする。
【0009】 上記ワックス層2は、紙1の片面に耳部を残して形成しており、そのワックス 層が内側になるようにして上記耳部をワックス層とは他面側に接着して筒状体を 形成し、その一端側を角底状4に折り畳んで接着し袋3を形成している。この角 底袋には、平らな底4があるので、食品を入れる際に開口部5を上に向けて立て た状態に保つことができ、食品の収納、取り出し等の取扱いが容易となる。
【0010】 上記角底袋を形成する場合、デンプン系、アクリルエマルジョン系、酢酸ビニ ル系その他の接着剤を使用して接着し製袋するとよい。 このようにして形成した袋は、ポリエチレン製の袋に対してその透湿度が約3 〜5倍程度高くなっており、適度に蒸気(湿気)を放散しつつ保温状態を維持す ることができる。
【0011】 上記角底袋3は、その開口部5を拡げて底部4を机の上などに置けば、立てた 状態に保つことができるので、温かく蒸されている肉まん6をスム−ズに収納す ることができる。中の肉まんは袋の内面に接するけれども、その内面はワックス 層2になっているので、肉まんの皮が付着することがないし、温かな肉まんから 発散される蒸気もこのワックス層2を紙1を通して適度に袋の外方へと抜けて行 くので、袋の内面に水滴を生じたりすることもなく保持することができる。袋を 開ければ表面の皮が剥けておらず、また水分によって皮がベトベトに柔らかくも なっていない、温かな肉まんをスム−ズに取出すことができて、美味しい肉まん を食べることができる。
【0012】 また、時間が経って冷えてしまった肉まんも、この袋の口を開いて袋ごと電子 レンジに入れて加熱すれば、加熱に伴って発生する蒸気も同様に水滴化すること なく発散され、表皮も袋に付着しないので、同様に温かくて美味しい肉まんを袋 から取出して食べることができる。
【0013】 この包装袋には、上記した肉まん、餡まんの他に、ハンバ−ガ−、フライドチ キン、たこ焼、しゅうまい、お好み焼き、そうざい類、その他の温かな各種調理 済食品を収納して、同様に美味しい状態に保持することができる。
【0014】
【実施例】
坪量50g/m2 の上質紙1の片面に、融点100℃の高融点ワックスとMF R15のEVA(エチレン:酢酸ビニル=70:30)を96:4の割合(重量 比)で混合したワックスを、耳部を残して厚さ20μに塗布してワックス層2を 形成した。このワックス層2を内側にして、底部4を15cm×9cmの長方形とし 、高さを28cmとする角底袋を形成した。この角底袋は酢酸ビニル系接着剤を使 用して貼り合わせ形成した。 この角底袋を形成するワックス層を有する包材の透湿度を計ったところ38g /m2 /24hrであった。
【0015】 比較例として用いた厚さ25μの高密度ポリエチレンの透湿度を測定したとこ ろ、9g/m2 /24hrであった。 また、上記実施例と同じ上質紙に、従来からパラフィン紙に用いられて来た融 点70℃のパラフィンを同じ厚さ20μに塗布した包材の透湿度は、280g/ m2 /24hrであった。 上記実施例のものは、透湿性がポリエチレン製の袋よりも約4倍程度大きく、 従前のパラフィン紙系に比べて約1/7程度低くなっていて適度の透湿性を有し ており、袋内に収納したものの蒸気を適当に透過させ、また袋に付着することも なくて良好な品質に保持することができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上記したように、肉まんなどの温かい調理済食品の表皮等が付着し てその表面を剥すようなことがないし、食品から出る蒸気も適度に透過させて袋 外に揮散させるので、袋内に収納した食品の品質を良好に維持し、何時でも美味 しく食べることができる。また、高価なシリコン系材料を使用しなくてもよいの で経済的に製造することができるし、使用後の生分解性にも優れており、環境汚 染を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の包装袋を示す斜視図である。
【図2】図1の包装袋の一部を示す端面図である。
【図3】図1の包装袋に肉まんを収納した状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 紙 2 ワックス層 3 角底袋 4 袋の底部 5 袋の開口部 6 肉まん

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の一面に温かい固形状の調理済食品の
    付着を防止するよう融点が90〜120℃で、上記食品
    から発生する蒸気の通過を半分程度許容する透湿度・2
    0〜50g/m2 /24hrのワックス層を適宜巾の耳部
    を残して形成し、上記ワックス層を内側とし上記耳部を
    ワックス層の反対面に接着して筒状体を形成し、該筒状
    体の一端側を角底状に折り畳んで接着した温かい調理済
    食品の包装袋。
  2. 【請求項2】 上記ワックス層は、ワックスとエチレン
    ビニルアセテ−トの混合物で形成されている請求項1記
    載の包装袋。
  3. 【請求項3】 上記ワックス層のワックスとエチレンビ
    ニルアセテ−トの混合比(重量比)は98:2〜80:
    20である請求項2記載の包装袋。
  4. 【請求項4】 上記ワックス層のワックスは融点が10
    0〜105℃の高融点ワックスであり、上記エチレンビ
    ニルアセテ−トのMFRは13〜17である請求項2ま
    たは3記載の包装袋。
  5. 【請求項5】 上記包装袋の紙は坪量20〜300g/
    2 である請求項1〜4のいずれかに記載の包装袋。
JP1997011631U 1997-12-19 1997-12-19 包装袋 Expired - Lifetime JP3050067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011631U JP3050067U (ja) 1997-12-19 1997-12-19 包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011631U JP3050067U (ja) 1997-12-19 1997-12-19 包装袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3050067U true JP3050067U (ja) 1998-06-30

Family

ID=43184290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997011631U Expired - Lifetime JP3050067U (ja) 1997-12-19 1997-12-19 包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050067U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4904487A (en) Uniformly-colored, cheese flavored, microwaveable popcorn
US4904488A (en) Uniformly-colored, flavored, microwaveable popcorn
US4851246A (en) Dual compartment food package
AU780703B2 (en) Packaging material and packaging product
JPH04506650A (ja) マイクロ波の料理のための剥離性シールを有する適合性包装
US9254061B2 (en) Microwavable bag or sheet material
KR20090019899A (ko) 조미 백
JP2002537199A (ja) 改良されたオリエンテーション特徴を有する電子レンジ用包装
JP4523824B2 (ja) 電子レンジ加熱用容器
WO2007146637A2 (en) Microwavable bag or sheet material
US20160295886A1 (en) Method, kit, and container for preparing a snack food
JP3050067U (ja) 包装袋
US20100012651A1 (en) Microwavable bag or sheet material
US20090200292A1 (en) Microwavable bag or sheet material
JP5667486B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装体、電子レンジを用いた揚げ物様食品の調理方法及び揚げ物様食品の調理セット
JPS63131926A (ja) 電子レンジを用いた蒸気加温方法
JP4094031B2 (ja) うなぎ焼きおにぎり及びその製造方法並びに保存方法
US20090277898A1 (en) Microwavable bag or sheet material
CN214398127U (zh) 一种用于包装炒板栗的自发热保温袋
JP3265492B2 (ja) 容器入り即席冷凍味噌汁およびその製造法
JP2002096880A (ja) 電子レンジ加熱調理用包装体と電子レンジ加熱調理用食品、及び電子レンジ加熱調理用食品の包装方法
US20090200293A1 (en) Microwavable bag or sheet material
KR100580811B1 (ko) 음식물 포장용기
JPH0737511Y2 (ja) 五平餅の半成品
KR200252113Y1 (ko) 구근류 작물 구이용 포장봉투