JP3088477U - 即席ピビンバ - Google Patents

即席ピビンバ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 韓国の伝統的な料理であるピビンバをコンビ
ニエンスストアやスーパーマーケットに販売可能にする
とともにそれらから購入して自宅に持ち帰って電子レン
ジで温めれば、即座に食することが可能な、いわゆるお
持ち帰り用即席ピビンバを提供する。 【解決手段】 本即席ピビンバは、塊状ご飯(A)と、
この塊状ご飯(A)の中に詰められるナルムを含むピビ
ンバ用の具(B)とを備え、この塊状ご飯の表層部に焦
げ目を設けて構成される。上記塊状ご飯(A)は、透明
なプレスチック製包装材に包まれていることが好まし
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、韓国の伝統的な料理であるピビンバをコンビニエンスストアやスー パーマーケットに販売可能にするとともにそれらから購入して自宅に持ち帰って 電子レンジで温めれば、即座に食することが可能な、いわゆるお持ち帰り用即席 ピビンバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から韓国料理の一種としてピビンバと称される料理は公知であり、近年、 わが国においても食されるようになってきた。この料理は基本的には、図11に 示すように、天然石から作られた丼状食器1の中に白米を炊き上げて得られたご 飯Aを入れるとともに、そのご飯A上に牛肉炒め2と、豆もやしのナルム3、人 参のナルム4、ほうれん草のナルム5、ぜんまい6又は蕨のナルム及びズッキー ニ又はきうりのナルム7等からなるナルムと、糸唐辛子8等からなるピビンバ用 の具Bを載せて前記食器1をガスの炎で加熱し、その中にあるご飯Aと具Bとを 温めとともに食器1の内面1aに接触しているご飯Aがぱちぱちと音を立てて焦 げるようにした料理である。
【0003】 このピビンバ料理を食するときは、韓国の代表的な調味料であるコチュジャン 9や松の実とともに前記ご飯A、具B及び生卵とをスプーン10によりかき混ぜ て、熱い混ぜご飯として口に運ぶのである。するとご飯の一部分が焦げてできた 焦げ飯の香ばしい味と前記調味料のぴりっとした辛さとが相俟って非常に美味し い食感を得ることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、近年、電子レンジの普及とともに種々の料理をコンパクトにセット して包装したセット料理や即席料理がコンビニエンスストアやスーパーマーケッ ト等の食品部門において販売されるようになるに及んで、前記ピビンバ料理も自 宅に持ち帰って電子レンジに温め、それを本物の料理のように一人で食べたいと いう要望されるようになった。
【0005】 そこで、本考案者は上記ピビンバ料理をコンパクトに包装して持ち帰り可能に できないか検討したところ、ピビンバの場合、ふわふわした具がご飯の上に載っ ている構造になっているので、その具をどのように包装するかという問題と、ピ ビンバ特有の焦げ飯をどのように付加するかという問題を解決する必要があるこ とが判明した。そこでさらにこれらの問題を同時に解決すべく鋭意研究したとこ ろ、ピビンバの焦げ飯をピビンバの外側に設ければよいという事実を見出し、本 考案を完成した。従って、本考案の課題は、ピビンバを包装するときその具が包 装の障害にならないようにするとともに、焦げ飯の特性を利用してピビンバをコ ンパクトに包装した構成にすることにより、コンビニエンスストアやスーパーマ ーケット等の食品部門でも取り扱いが可能な即席ビビンバにして、前記即席ビビ ンバをユーザー購入して電子レンジで加熱すれるだけで、本来のビビンバ同様に 即座にかき混ぜて美味に食することができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の即席ピビンバは、塊状ご飯と、該塊状ご飯の中に詰められるピビンバ 用の具とを備え、該塊状ご飯の表層部の少なくとも一部に焦げ目を設けたことを 特徴とする。 また、前記塊状ご飯を包装する包装材を備えることができる。また、前記塊状 ご飯が真空包装されていることができる。また、前記塊状ご飯が冷凍包装されて いることができる。 また、前記塊状ご飯を収納する容器を備えることができる。また、前記容器が 食器であることができる。 また、前記塊状ご飯が円盤状であることができる。さらに、電子レンジ用であ ることができる。
【0007】
【考案の効果】 本考案の即席ピビンバによると、塊状ご飯の中にピビンバ用の具が埋設される ので、従来のピビンバであればそれがプラスチックフィルムのような包装材で包 装される際、ピビンバの具が露出して包装しにくかったのであるが、それを回避 できる。しかも塊状ご飯の表層部には、それを構成するご飯の少なくとも一部分 が焦げ飯(焦げ目)として存在するので、その焦げ飯が包装材に対する離型材と して機能し、ユーザーがピビンバを食するときご飯が包装材に付着することなく 容易に包装材から離すことができる。その結果、コンビニエンスストアやスーパ ーマーケット等の食品部門でも取り扱うことができる即席ビビンバにして、ユー ザー購入して電子レンジで加熱すれるだけで、本来のビビンバ同様に即座にかき 混ぜて美味に食することができる等の利点を有する。
【0008】 また、前記塊状ご飯を包装する包装材を備える場合は、その包装材によって、 ピビンバに含まれる調味料や香辛料の匂いの放散を抑制できる。また、包装材に よって、真空包装や冷凍包装することができる。 また、前記塊状ご飯を収納する容器を備える場合は、その容器によって、ピビ ンバに含まれる調味料や香辛料の匂いの放散を抑制できる。さらに、前記容器が 食器である場合は、より簡易にピビンバを食することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に図面を参照しながら本考案の一実施態様を詳述すると、図1に示すように 、本考案に係る即席ピビンバ20は、ピビンバ27そのものと、そのピビンバ2 7を真空包装しているポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリオレフィン等 の透明なプラスチック包装材21と、それらを収納するプラスチック製食器1と から構成されている。また前記食器22にはコチュジャンや松の実等の調味料を 充填した調味袋23も添えられている。
【0010】 前記ピビンバ27は基本的には従来技術と同様にご飯Aとピビンバ用の具Bとか らなっている。前記ピビンバ用の具Bは、主として牛肉炒め2と、豆もやしのナ ルム3、人参のナルム4、ほうれん草のナルム5、ぜんまいのナルム6及びズッ キーニ又はきうりのナルム7等のナルムと、糸唐辛子8とから構成されているが 、その他必要に応じて白菜のキムチやカクテキ等を追加してもよい。
【0011】 しかしながら、本考案に係るピビンバ27においては、ご飯A自体が弁当箱に 入れて成形したように塊状になっており、その塊状ご飯Aの中に前記具Bが詰め 込まれている。そしてさらに塊状ご飯Aの表層部にあるご飯は焦げ目が入った焦 げ飯24になっている。前記ご飯Aの表層部のご飯が焦げ飯24にされる割合は 前記表層部の外側のご飯が全部であってもよいし一部分であってもよい。ユーザ ーが本考案に係るピビンバ27を食する際、電子レンジで再加熱に前記焦げ飯2 4が発する香ばしさと包装材21からの離型のし易さ等を考慮して決定される。 また一粒、一粒のご飯が焦げる程度も前記同様に決定される。
【0012】 前記塊状ご飯Aの形状は、ピビンバ27を製造するときの成形のし易さ、離型 のし易さ、包装のし易さ並びに食する際に電子レンジで加熱するときの加熱のし 易さ及び外観形状の見栄え等を考慮して決定される。本考案において塊状ご飯A は、例えば、図2に示すように円盤形、第3に示すように角盤形、第4図に示す ように楕円形又は図5にしめすような丼食器の内方形状に成形され、その中にピ ビンバ用の具Bが実質上外方に露出しないように詰め込まれている。また、例え ば、図2,3に示すように、盤状の塊状ご飯Aにおいて、表裏両面に焦げ目を設 けてもよいし、一方の面にのみ焦げ目を設けてもよい。さらに、塊状ご飯Aの全 面に焦げ目を設けてもよい。尚、図2〜図5中の交差線部は焦げ目を示す。
【0013】 このように構成される即席ピビンバ20の一製造方法を図6に示すフローチャ ートに基づいて説明すると、まずばらばらのご飯aとピビンバ用の具Bとを用意 する。ご飯aは通常日本人が主食にしているように白米を炊飯釜で炊いて得る( ステップS30)が、従来公知のピビンバのように前記炊飯釜の内側底面に接触 しているご飯に焦げ目を付ける必要はない。ピビンバ用の具Bは食材、調味料、 ゴマ油等を準備して調理することにより得られる(S31)。
【0014】 そして、成形型、例えば図7に示すような箱型25にご飯aを所定量充填して その上に凹部26を形成する。そしてその凹部26の中にピビンバ用の具Bを入 れてから再度前記箱型25の中にご飯aを追加充填する(S32)と、内部にピ ビンバ用の具Bが詰め込まれた塊状ご飯Aを得られる。
【0015】 続いて前記箱型25をひっくり返えすと、図8に示すようなピビンバ前駆体2 2が得られる。このピビンバ前駆体22を載置台28の上においてヒータ29に より直接加熱して塊状ご飯Aの表面に焦げ目を付ける(S33)。すると図9に 示すような表層部にあるご飯の一部が焦げ飯24になっている本考案に係るピビ ンバ27が得られる。
【0016】 次に図10に示すように、前記ピビンバ27を包装材21の筒状体に入れて、 それらを公知の真空装置を使用したり減圧された室内(図示なし)で包装したり して(S34)、元の常圧雰囲気内に出すと、包装材21が大気圧によりピビン バ27に密着して真空包装されたピビンバが得られる。これを図1に示したよう なプラスチック製の食器1に調味袋23とともに入れる(S35)と、本考案に 係る即席ピビンバ20が得られる。
【0017】 この即席ピビンバ20をコンビニエンスストアやスーパーマーケットの食品売 り場の保冷室に陳列してもピビンバ27の具Bに含まれている香辛料や調味料の 匂いは包装材21と食器22内に閉じ込められ、他の食品に伝播するようなこと はない。
【0018】 ピビンバ27を食したいユーザーが本考案に係る即席ピビンバ20を購入して 自宅に持ち帰り、食器1からピビンバ27を取り出して、包装材21に透孔をあ けてから、電子レンジで所定の温度まで加熱すれば、塊状ご飯Aとピビンバ用の 具Bが加熱され、料理された基の状態に戻る。それらを食器1に移し、その中に 同封されていた調味袋23からコチュジャン9を取り出して生卵とともにスプー ン10によりピビンバ27の上にかけ、それらを十分かけ混ぜれば、他の即席食 品と同様に、直ちに食することが可能になる。
【0019】 尚、本考案においては、前記具体的な実施例に示すものに限られず、目的、用 途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例えば、 前記食器1の中にスプーン10を詰め込んでおくことできるし、食器を、いわゆ る釜飯のように陶器にしてその陶器をガスにより加熱することにより焦げ飯を増 やして焦げ飯の香ばしさを高めることもできる。ピビンバ前駆体22の表面層に 焦げ飯24を形成するとき、前記ピビンバ前駆体22をトンネル窯内に通過させ ることによりピビンバ前駆体22の全周面に焦げ飯24を形成することができる 。また前記ピビンバ27又は即席ピビンバ20を冷凍して保管するとともに、店 先では保冷庫乃至は保冷された陳列棚で保管することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る即席ピビンバの部分破断斜視図で
ある。
【図2】本考案に係る塊状ご飯の一態様を示す斜視図で
ある。
【図3】同じく他の態様を示す斜視図である。
【図4】同じくさらに他の態様を示す斜視図である。
【図5】同じく別の態様を示す斜視図である。
【図6】本考案に係る即席ピビンバの製造方法を示すフ
ローチャーチである。
【図7】塊状ご飯の成形型の一例を示す部分破断斜視図
である。
【図8】ピビンバ前駆体に焦げ目を付ける一態様を示す
部分破断斜視図である。
【図9】ピビンバの一例を示す部分破断正面図である。
【図10】ピビンバを包装フィルムで包装する一例を示
す部分破断正面図である。
【図11】従来技術に係るピビンバを示す部分破断斜視
図である。
【符号の説明】
1:食器、20:即席ビビンバ、21:包装フィルム、
22:ピビンバ前駆体、23:調味袋24:焦げ飯、2
5:成形型(箱型)、26:凹部、27:ピビンバ、2
8:載置台、29:ヒータ、30〜35:ステップ、
A:塊状ご飯、a:ご飯、B:具。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塊状ご飯(A)と、該塊状ご飯の中に詰
    められるピビンバ用の具(B)とを備え、該塊状ご飯の
    表層部の少なくとも一部に焦げ目を設けたことを特徴と
    する即席ピビンバ。
  2. 【請求項2】 前記塊状ご飯を包装する包装材を備える
    請求項1記載の即席ピビンバ。
  3. 【請求項3】 前記塊状ご飯が真空包装されている請求
    項2記載の即席ピビンバ。
  4. 【請求項4】 前記塊状ご飯が冷凍包装されている請求
    項2記載の即席ピビンバ。
  5. 【請求項5】 前記塊状ご飯を収納する容器を備える請
    求項1乃至4のいずれか一項に記載の即席ピビンバ。
  6. 【請求項6】 前記容器が食器である請求項5記載の即
    席ピビンバ。
  7. 【請求項7】 前記塊状ご飯が円盤状である請求項1乃
    至6のいずれか一項に記載の即席ピビンバ。
  8. 【請求項8】 電子レンジ用である請求項1乃至7のい
    ずれか一項に記載の即席ピビンバ。
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