JPH05289754A - 恒温恒湿槽の結露防止方法 - Google Patents

恒温恒湿槽の結露防止方法

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JPH05289754A
JPH05289754A JP4094588A JP9458892A JPH05289754A JP H05289754 A JPH05289754 A JP H05289754A JP 4094588 A JP4094588 A JP 4094588A JP 9458892 A JP9458892 A JP 9458892A JP H05289754 A JPH05289754 A JP H05289754A
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Takeyasu Yamamoto
武靖 山本
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YOSHIDA ENG KK
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  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 恒温恒湿槽内での結露を防止しつつ恒温恒湿
槽内の雰囲気を急速に冷却しまた恒温恒湿槽内の雰囲気
温度をサイクリックに迅速に変化させる。 【構成】 槽本体12内に熱交換器の熱交換部52a を設
け、槽本体12を熱媒18で覆う。槽本体12内の雰囲気Aの
温度を冷却する場合に次のa)〜c)を満足させつつ雰
囲気Aを冷却することにより目的を達成する。a)熱交
換部52a を流れる熱媒体の温度を飽和槽28、66 の内部温
度と等しいかそれよりも0.5 〜1℃程度高くする。b)
熱媒18の温度を雰囲気Aの温度と等しいかそれよりも0.
5 〜1℃程度高くする。c)雰囲気Aの温度を飽和槽2
8、66 の内部温度と等しいかそれよりも高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、恒温恒湿槽の結露防
止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度及び湿度を管理した雰囲
気中において、試料例えば各種材料、半導体素子等の特
性が経時的にどのように変化するかを調べる特性試験が
行なわれている。通常は、二点温度法、二点圧力法或は
分流法を用いて飽和気体から所望の相対湿度を有する気
体を生成しこの気体を恒温恒湿槽内に保持することによ
り、恒温恒湿槽内に特性試験のための雰囲気を形成す
る。
【0003】図2は二点温度法の実施に用いる従来装置
の構成を概略的に示す図である。同図において10は二
点温度法の実施に用いる恒温恒湿槽を示す。この恒温恒
湿槽10は槽本体12、外槽14、断熱材16及び熱媒
ジャケット18を備える。外槽14内に槽本体12を設
け、外槽14の外壁を断熱材16で覆う。また外槽14
と槽本体12との間に空間Sを形成し、この空間Sに熱
媒ジャケット18例えば空気を充満させ槽本体12を熱
媒ジャケット18で覆う。そして空間S内に冷却器20
の熱交換部20aとヒータ21の発熱部21aと送風機
22の羽根車22aとを設ける。冷却器20、ヒータ2
1及び送風機22により熱媒ジャケット18を冷却或は
加熱し攪拌することにより、槽本体12内の雰囲気Aの
温度を調整する。また槽本体12内にヒーター24の発
熱部24aと送風機26の羽根車26aとを設け、ヒー
ター24及び送風機26により雰囲気Aを加熱及び攪拌
する。このように雰囲気Aを冷却或は加熱し、雰囲気A
の温度を調整する。
【0004】28は二点温度法の実施に用いる飽和槽を
示す。この飽和槽28の下部に、水30例えば純水を溜
め気体導入部28aを設けると共に、飽和槽28の上部
に、気体32を溜め気体導出部28bを設ける。気体導
入部28aを介して原料気体例えば空気を飽和槽28外
部から内部へ導入する。気体導入部28aは飽和槽28
内部に配置したフィルタFを備え、飽和槽28外部から
の原料気体例えば空気を、フィルタFが備える多数の細
孔により細かい気泡にして水30中を通し、これにより
飽和気体を生成する。この飽和気体を飽和槽28上部に
溜める。気体導出部28bと槽本体12とを流路34に
より接続し、飽和槽28上部に溜めた気体32を流路3
4を介して槽本体12内部に導入する。そして飽和槽2
8の任意好適箇所に水注入部28cを設けると共に飽和
槽28の下部に水排出部28dを設ける。
【0005】36は水温調整器を示し、この水温調整器
36は水槽38、冷却器40、ヒーター42及びポンプ
44を備える。飽和槽28の水注入部28c及び水排出
部28dをそれぞれ流路46及び48を介し水槽38と
接続し、流路46にポンプ44を設ける。水槽38内に
水30を溜め、ポンプ44により、水30を水槽38か
ら飽和槽28へさらに飽和槽28から水槽38へと還流
させる。そして水槽38内に冷却器40の熱交換部40
aとヒーター42の発熱部42aとを設ける。熱交換部
40a及び発熱部42aにより水30を加熱或は冷却す
る。気体32の露点は水30の温度にほぼ等しい。
【0006】二点温度法によれば、雰囲気Aの相対湿度
は気体32の温度における飽和水蒸気圧と雰囲気Aの温
度における飽和水蒸気圧との比で表せる。従って水30
及び雰囲気Aの温度を調整することにより雰囲気Aの温
度及び湿度を調整できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置にお
いて、槽本体12内の雰囲気Aの温度を降下させる際に
は、槽本体12内に導入する気体32の温度を降下させ
ればよいが、それだけでは雰囲気Aの温度を急冷するこ
とは難しく、また雰囲気Aの温度をサイクリックに変化
させて特性試験を行なう場合に特性試験に要する時間が
長くなる。
【0008】そこで熱媒ジャケット18を雰囲気Aの温
度よりも低くするように冷却して雰囲気Aの温度降下速
度を速めることも考えられるが、この場合には、熱媒ジ
ャケット18の温度が雰囲気Aの温度よりも低いがため
に槽本体12の内壁面に結露を生じてしまう。
【0009】また槽本体12内に冷却器を設けこの冷却
器により雰囲気Aの温度を降下させることも考えられる
が、通常行なわれる如く、冷却器を流れる熱媒体の温度
を雰囲気Aの温度よりも低くするとこの場合にも槽本体
12内で結露を生じてしまう。
【0010】この発明の目的は、上述した従来の問題点
を解決し、雰囲気Aの温度を急速に冷却しても結露を防
止できる恒温恒湿槽の結露防止方法を提供することにあ
【課題を解決するための手段】上述した従来の問題点を
解決するため、この発明の恒温恒湿槽の結露防止方法
は、槽本体及び槽本体を覆う熱媒ジャケットを備えて成
る恒温恒湿槽の、前記槽本体内に飽和槽からの飽和気体
を導入するに当たり、槽本体内に熱交換器を設け熱交換
器を流れる熱媒体の温度を最小でも飽和槽の内部温度と
し、かつ、熱媒ジャケットの温度を最小でも槽本体の雰
囲気温度とすることを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成によれば、熱交換器を槽本体内
に設けるので、槽本体外に熱交換器を設ける場合より
も、槽本体内の雰囲気Aを迅速に或は急速に冷却するこ
とができる。
【0012】また槽本体内に設けた熱交換器により雰囲
気Aを冷却する場合、熱交換器を流れる熱媒体の温度が
飽和槽の内部温度(或は飽和気体の露点、或は飽和槽内
に溜める水の温度、或は飽和槽内に溜める気体の温度)
よりも低くなると、熱交換器近傍で結露を生じる。しか
し熱交換器を流れる熱媒体の温度を飽和槽内部の温度と
等しいかそれよりも高くしつつ、熱交換器を流れる熱媒
体の温度を低下させて雰囲気Aを冷却することにより、
熱交換器近傍での結露を防止できる。
【0013】また槽本体内の雰囲気Aを冷却する場合、
槽本体の外部温度が雰囲気Aの温度よりも低くなると、
これに起因して槽本体の内壁面に結露を生じる。しかし
槽本体を熱媒ジャケットで覆い、この熱媒ジャケットの
温度(≒槽本体の内壁面温度)を雰囲気Aの温度と等し
いかそれよりも高くしつつ、雰囲気Aを冷却することに
より、槽本体の内壁面での結露を防止できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照し、この発明の実施例につ
き説明する。尚、図面はこの発明が理解できる程度に概
略的に示してあるにすぎず、従ってこの発明を図示例に
限定するものではない。
【0015】まずこの発明の実施に用いて好適な装置の
構成につき説明する。図1はこの発明の実施に用いて好
適な装置の構成を概略的に示す図である。図中、従来の
構成成分に対応する構成成分については同一の符号を付
して示し、従来と同様の点についてはその詳細な説明を
省略する。
【0016】同図にも示すように、恒温恒湿槽10は槽
本体12、外槽14、断熱材16及び熱媒ジャケット1
8を備える。そして槽本体12及び外槽14の間の空間
S内に熱交換器50例えば潜熱を利用した熱交換器の熱
交換部50aとヒーター51の発熱部51aと送風機2
2の羽根車22aとを設ける。熱交換器50及びヒータ
ー51の双方又は一方を用いて熱媒ジャケット18を冷
却或は加熱することにより、槽本体12内の雰囲気A若
しくは槽本体12の壁を冷却或は加熱する。また槽本体
12内に熱交換器52例えば顕熱を利用した熱交換器の
熱交換部52aとヒーター53の発熱部53aと送風機
26の羽根車26aとを設ける。熱交換器52及びヒー
ター53の双方又は一方を用いることにより雰囲気Aを
冷却或は加熱する。
【0017】また54は熱媒槽を示し、熱媒槽54内に
流す熱媒体例えば水56を溜める。水56の変わりに不
凍液或はシリコンオイルを用いることもある。熱媒槽5
4内に熱交換器58例えば潜熱を利用した熱交換器の熱
交換部58aとヒーター59の発熱部59aとを設け
る。熱交換器58及びヒーター59の双方又は一方を用
いて、水56を冷却或は加熱することにより水56の温
度を精密にまたアナログ的に制御できる。そして熱媒槽
54を流路60及び62を介して槽本体12内に設けた
熱交換器52の熱交換部52aと接続し流路62にポン
プ64を設け、水56を熱媒槽54から熱交換部52a
へさらに熱交換部52aか熱媒槽54へと還流させる。
【0018】また66は飽和槽28とは別の飽和槽を示
し、飽和槽28を高露点の飽和気体例えば露点が1〜8
5℃の飽和気体を発生するのに用い及び別の飽和槽66
を低露点の飽和気体例えば露点が−30〜1℃の飽和気
体を発生するのに用いる。飽和槽28からの気体32を
流路70を介して飽和槽66内に導入する。飽和槽66
内には熱交換器68例えば顕熱を利用した熱交換器の熱
交換部68aを設け、熱交換器68により気体32を冷
却して低露点の飽和気体を生成する。そして飽和槽66
を流路72を介し流路34の槽本体側部分と接続し飽和
槽66内で冷却した気体32を流路72及び34を介し
槽本体12内に導入する。流路70及び72の間の流路
34部分にバルブ74を設け、流路70及び72にそれ
ぞれバルブ76及び78を設ける。高露点の飽和気体を
槽本体12内に導入するときは、バルブ74を開くと共
にバルブ76及び78を閉じ、また低露点の飽和気体を
槽本体12内に導入するときは、バルブ74を閉じると
共にバルブ76及び78を開く。さらに飽和槽66内に
設けた熱交換器68の熱交換部68aを流路80及び8
2を介して流路62及び60と接続する。そして流路8
0にポンプ84及びバルブ86を設け、水56を熱媒槽
54から飽和槽66内の熱交換部68aへさらに熱交換
部68aから熱媒槽54へと還流させる。従って槽本体
12内に設けた熱交換部52aと飽和槽66内に設けた
熱交換部68aとにそれぞれ等しい温度の水56を供給
することとなり、その結果、槽本体12内の熱交換部5
2aを流れる熱媒体としての水56の温度は飽和槽66
内部の温度(=飽和槽66内に溜めた気体32の温度)
と等しくなる。低露点の飽和気体を槽本体12内に導入
するときはバルブ86を開くと共にバルブ49を閉じ、
高露点の飽和気体を槽本体12内に導入するときはバル
ブ86を閉じておくと共にバルブ49を開いておく。
【0019】88は熱交換器例えば顕熱を利用した熱交
換器を示す。この例では水温調整器36を設けず、熱交
換器88の熱交換部88aを飽和槽28内に設け、熱交
換器88により飽和槽28内に溜める水30を冷却或は
加熱する。また熱交換部88aを流路46を介し熱媒槽
54の流路80に接続すると共に熱交換部88aを流路
48を介し熱媒槽54の流路60に接続し、熱媒槽54
の水56を熱媒槽54から熱交換部88aへさらに熱交
換部88aから熱媒槽54へ還流させる。流路46にポ
ンプ47及びバルブ49を設ける。従って槽本体12内
の熱交換部52a、飽和槽66内の熱交換部68a及び
飽和槽28内の熱交換部88aに等しい温度の水56が
供給される。
【0020】90は飽和槽28の内部温度例えば飽和槽
28内に溜めた水30の温度を計測するための温度セン
サを示し、温度センサ90を飽和槽28内部に設ける。
飽和槽28に溜めた気体32が理想的な飽和状態であれ
ば、飽和槽28から導出される気体32の露点は水30
の温度に等しく、従って飽和槽28内に溜めた水30の
温度を調整することにより飽和槽28から導出される気
体32の露点を調整できる。91は飽和槽66の内部温
度例えば飽和槽66内に溜めた気体32の温度を計測す
るための温度センサを示す。
【0021】92は熱媒ジャケットの温度を計測するた
めの温度センサを示し、温度センサ92を空間S内に設
ける。94は槽本体12内の雰囲気Aの温度を計測する
ための温度センサを示し、温度センサ94を槽本体12
内に設ける。
【0022】96は熱媒槽54に溜めた水56の温度を
計測するための温度センサを示し、温度センサ96を熱
媒槽54内に設ける。熱媒槽54に溜めた水56の温度
は、槽本体12内に設けた熱交換部52aを流れる水5
6の温度と、飽和槽66内部の温度(=飽和槽66から
導出される気体32の温度)と、飽和槽28の内部温度
とに等しい。
【0023】尚、飽和槽28、66から導出された気体
32を、温度センサ90により計測される飽和槽28、
66の内部温度に等しい温度に保ちながら流路34、7
0、72を流すのが好ましい。このようにすることによ
り、飽和槽28から導出された気体32の含有水分量の
変動を防止する。また熱媒槽54から導出された水56
を、温度センサ96により計測される熱媒槽54の内部
温度に等しい温度に保ちながら流路46、48、60、
62、80及び82を流すのが好ましい。
【0024】次にこの発明の実施例として、図1に示す
装置において、槽本体12内に飽和気体を導入する際の
結露を防止する方法につき説明する。
【0025】飽和気体を槽本体12内に導入しておき槽
本体12内の雰囲気Aの温度を下げる或は上げる場合に
は、次のa)〜c)を満足するようにしつつ雰囲気Aの
温度を下げ或は上げる。このようにすることにより、雰
囲気Aの温度を急速に下げる場合の槽本体12内におけ
る結露を防止でき、また雰囲気Aの温度をサイクリック
に変化させる場合特に高温から低温へ温度を変化させる
場合に槽本体12内における結露を防止しつつ雰囲気A
の温度を迅速に変化させることができる。a)槽本体1
2内に設けた熱交換部52aを流れる水56の温度を、
飽和槽28及び66の内部温度と等しいかそれよりも高
くなるようにする(槽本体12内に設けた熱交換部52
aを流れる水56の温度を最小でも飽和槽28及び66
の内部温度となるようにする)。熱交換部52aを流れ
る水56と飽和槽28及び66の内部温度との温度差
は、雰囲気Aの温度に実質的に影響を与えない程度例え
ば0.5℃〜1℃程度とするのがよい。b)熱媒ジャケ
ット18の温度(≒槽本体12の内壁面温度)を、槽本
体12の雰囲気Aの温度と等しいかそれよりも高くなる
ようにする(最小でも槽本体12の雰囲気Aの温度とす
る)。熱媒ジャケット18及び槽本体12の雰囲気Aの
温度差は、雰囲気Aの温度に実質的に影響を与えない程
度例えば0.5℃〜1℃程度とするのがよい。c)槽本
体12の雰囲気Aの温度を、飽和槽28及び66の内部
温度と等しいかそれよりも高くなるようにする(最小で
も飽和槽28及び66の内部温度とする)。
【0026】例えば、槽本体12内の温度及び相対湿度
を80℃及び90%RHから20℃及び90%RHまで
急冷する場合、熱媒槽54内に溜めた水56の温度を7
7.4℃から18.3℃まで下げればよい。
【0027】またこの実施例によれば、槽本体12、飽
和槽28及び66内にそれぞれ顕熱を利用した熱交換器
52、68及び88を設けると共にこれら熱交換器にそ
れぞれ同一の熱媒槽54から供給される水56を流し、
しかも水56の温度を一定に保つようにしながらこれら
熱交換器へと導くので、槽本体12内、飽和槽28及び
66内の温度を精度良く等しくすることができる。
【0028】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の形状、配設位置、
寸法、数値条件及びそのほかを任意好適に変更できる。
【0029】例えば、飽和槽66内の熱交換部68a或
は飽和槽28内の熱交換部88aに、熱媒槽54の水と
は別に温度制御された熱媒体を流すようにしてもよい。
また熱媒槽54内に溜めた水を飽和槽28へさらに飽和
槽28から熱媒槽54へと還流させるようにしてもよ
い。また飽和槽66を設けずに、飽和槽28により低露
点及び高露点の飽和気体を生成するようにしてもよい。
【0030】またこの発明を分流法、二点圧力法に応用
してもよい。
【0031】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の恒温恒湿槽の結露防止方法によれば、熱交換器
を槽本体内に設けるので、槽本体内の雰囲気Aを迅速に
或は急速に冷却することができる。
【0032】そして熱交換器を流れる熱媒体の温度を飽
和槽内部の温度と等しいかそれよりも高くしつつ、熱交
換器を流れる熱媒体の温度を低下させて雰囲気Aを冷却
するので、熱交換器近傍での結露を防止できる。
【0033】しかも槽本体を熱媒ジャケットで覆い、こ
の熱媒ジャケットの温度(≒槽本体の内壁面温度)を雰
囲気Aの温度と等しいかそれよりも高くしつつ、雰囲気
Aを冷却するので、槽本体の内壁面での結露を防止でき
る。
【0034】従って雰囲気Aの温度を急速に下げる場合
の槽本体内における結露を防止でき、また雰囲気Aの温
度をサイクリックに変化させる場合特に高温から低温へ
温度を変化させる場合に槽本体内における結露を防止し
つつ雰囲気の温度を迅速に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に用いて好適な装置構成を概略
的に示す図である。
【図2】従来の二点温度法の実施に用いる装置構成を概
略的に示す図である。
【符号の説明】
10:恒温恒湿槽 12:槽本体 18:熱媒ジャケット 28、66:飽和槽 52:熱交換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽本体及び該槽本体を覆う熱媒ジャケッ
    トを備えて成る恒温恒湿槽の、前記槽本体内に飽和槽か
    らの飽和気体を導入するに当たり、 前記槽本体内に熱交換器を設け、該熱交換器を流れる熱
    媒体の温度を、最小でも飽和槽の内部温度とし、 前記熱媒ジャケットの温度を、最小でも槽本体の雰囲気
    温度とすることを特徴とする恒温恒湿槽の結露防止方
    法。
  2. 【請求項2】 槽本体の雰囲気温度を、最小でも飽和槽
    の内部温度とすることを特徴とする請求項1記載の恒温
    恒湿槽の結露防止方法。
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