JPH05215667A - 防曇観測窓 - Google Patents

防曇観測窓

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JPH05215667A
JPH05215667A JP2149692A JP2149692A JPH05215667A JP H05215667 A JPH05215667 A JP H05215667A JP 2149692 A JP2149692 A JP 2149692A JP 2149692 A JP2149692 A JP 2149692A JP H05215667 A JPH05215667 A JP H05215667A
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JP
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temperature
test chamber
space
outside
test
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JP2149692A
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Inventor
Hiroto Otsuki
浩人 大槻
Ikuo Kanamori
郁夫 金森
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Tabai Espec Co Ltd
Original Assignee
Tabai Espec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス等に火傷を生じたりその光透過率を低
下させることなく、防曇観測窓の外界側又は試験室側の
面の結露を防止する。 【構成】 槽外側ガラス1、槽内側ガラス2及び中間ガ
ラス3を枠4で囲い、窒素ガス発生装置17で発生させ
た乾燥窒素ガスをガスヒータ18で加熱し、電磁弁19
又は20及び21又は22を切り換え、外界側空間11
又は試験室側空間12に加熱窒素ガスを選択的に流せる
ようにする。ガスヒータでは、槽外側ガラス1又は槽内
側ガラス2が外界8又は試験槽7の露点温度より高い温
度になるように窒素ガスを加熱する。 【効果】 ガラスの火傷や光透過率の低下なく、防曇観
測窓の結露を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度又は湿度を制御さ
れる試験室を備えた環境試験装置の試験室と外界との境
に取り付けられた防曇観測窓に関し、特にその窓面の結
露防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】環境試験装置は、例えば、電気・電子分
野、自動車部品、各種材料、液晶ディスクプレイパネル
等に温湿度を加えたときの影響を調べるのに用いられる
が、それらの試験室内での状態変化、形状変化等を観察
するために観測窓を備えている。このような観測窓とし
ては、従来、例えば図3に示すような構造のものが一般
的に用いられている。
【0003】この観測窓は、槽外側ガラス1と槽内側ガ
ラス2とその中間に設けられた中間ガラス3とが枠4に
嵌められた構造になっている。そして低温時の霜付及び
湿度運転時の結露防止のために、槽外側ガラス1及び槽
内側ガラス2の内側に電気的に加熱される発熱体5、6
を取り付け、試験槽7内が低温の時には、発熱体5を加
熱して空気層9を温めて槽外側ガラス1の外界8側の霜
付を防止し、試験槽7内が湿度運転状態にある時には、
発熱体6を加熱して空気層10を温め、槽内側ガラス2
の試験槽7側の結露を防止するようにしている。
【0004】しかしながら、このように発熱体5、6を
電気的に加熱する方法では、ガラス面を直接加熱すると
共に、発熱体5、6は通常ガラス面に一定のピッチで配
列されるので、発熱体5、6で発生した熱の伝達により
ガラスのピッチ間又は空気層内を所定の温度まで昇温す
る必要があるため、発熱部を局部的に高温にする必要が
あり、ガラスに火傷を生ずる場合がある。又、ガラス面
に発熱体があるために光の透過率が低下し、観測窓とし
ての機能が低下するという問題がある。例えば、厚み5
mmのガラスの場合、可視光線の透過率は、発熱体がな
い場合には89%であるが、発熱体がある場合には79
%に低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、ガラス等の透明な部材に火傷を
生したりその光透過率を低下させることなく、部材面の
結露を防止できる防曇観測窓を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、、温度又は湿度を制御される試験室を備え
た環境試験装置の前記試験室と外界との境に取り付けら
れた防曇観測窓において、請求項1の発明は、間隔を隔
てて相対向する透明な外界側板状部材及び透明な試験室
側板状部材と、前記間隔の周囲を閉鎖する閉鎖部材と、
前記閉鎖された空間に気体が入る入口側開口及び気体が
出る出口側開口と、前記入口側開口から乾燥した気体を
供給する乾燥気体供給手段と、前記乾燥気体を所定温度
以上に加熱する加熱手段と、を有し、前記所定温度は、
前記乾燥気体が前記空間を流れるときに前記外界側板状
部材の外界側面を外界の露点温度より高くする温度又は
前記試験室側板状部材の試験室側面を該試験室の露点温
度より高くする温度である、ことを特徴とし、請求項2
の発明は、間隔を隔てて相対向する透明な外界側板状部
材及び透明な試験室側板状部材並びにその間に配設され
る透明な中間板状部材と、前記間隔の周囲を閉鎖する閉
鎖部材と、前記閉鎖された外界側空間又は試験室側空間
に気体が入る入口側開口及び気体が出る出口側開口と、
前記入口側開口から乾燥した気体を供給する乾燥気体供
給手段と、前記乾燥気体を所定温度に加熱する加熱手段
と、該加熱した乾燥空気を前記外界側空間又は前記試験
室側空間の何れに入れるかを切り換える切換え手段と、
を有し、前記所定温度は、前記乾燥気体が前記外界側空
間を流れるときに前記外界側板状部材の外界側面を外界
の露点温度より高くする温度又は前記乾燥気体が前記試
験室側空間を流れるときに前記試験室側板状部材の試験
室側面を該試験室の露点温度より高くする温度である、
ことを特徴とし、請求項3の発明は、請求項2の発明の
特徴に加えて、前記試験室内の温度を検出する温度検出
手段と、露点温度が0°Cになる程度の水蒸気が試験室
内にあるかどうかを検出する湿度検出手段と、制御手段
と、を有し、前記制御手段は、試験室内の温度が外界最
大温度以下になったことを前記温度検出手段が検出した
ときには前記外界側空間に前記乾燥気体を流すように前
記切換え手段を制御し、露点温度が0°C以下になる程
度以上の水蒸気が試験室内にあることを前記湿度検出手
段が検出したときには前記試験室側空間に前記乾燥気体
を流すように前記切換え手段を制御することを特徴とす
る。
【0007】
【作 用】請求項1の発明によれば、乾燥気体供給手段
とその加熱手段とを設け、外界側板状部材の外界側面が
外界の露点温度より高くなるか、又は試験室側板状部材
の試験室側面が試験室の露点温度より高くなるように、
板状部材の空間内に加熱した乾燥気体を流すので、それ
ぞれの面に結露が発生することがない。そしてこの場
合、板状部材は気体流により全面一様に加熱されるの
で、加熱面が直接且つ局部的に加熱されることがなく、
板状部材の高温化が防止される。又、流す気体が乾燥気
体であるから、仮に流す前に空間内に湿り空気が入って
いても、入口側開口から流入した乾燥気体が出口側開口
から湿り空気を排出し、空間内は乾燥気体で置換され、
板状部材間の空間にも結露を生じることがない。なお、
以上のような乾燥気体の温度条件は、各種試験によって
生ずる試験室内の温度及び湿度条件の範囲と、気体流
量、気体と試験室内との間の熱伝達特性等から、計算、
実験等により定めることができる。又、加熱手段により
このような温度まで加熱するには、例えば気体の流量と
温度から加熱熱量を求め、必要となる電気、燃料等の供
給量を計算し、そのような量を加熱手段に供給すればよ
い。但し、必要によっては、加熱気体の温度を一定にす
るように燃料等の供給量を制御するようにしてもよい。
【0008】請求項2の発明によれば、外界側板状部材
及び試験室側板状部材の間に中間板状部材を設けると共
に、これらで形成される外界側空間又は試験室側空間の
何れに乾燥気体を入れるかを切り換える切換え手段を設
けるので、外界側又は試験室側の何れの側がより厳しい
結露条件にあるかによって、切換え手段を切り換えて何
れか又は両方の空間に乾燥気体を流し、効率的に結露防
止を図ることができる。そしてこの場合、乾燥気体を流
さない空間は、断熱層として有効に作用し、その結果、
乾燥気体の加熱温度を下げたり流量を少なくすることが
可能となる。
【0009】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
に加えて、試験室内の温度を検出する温度検出手段と、
露点温度が0°Cになる程度の水蒸気が試験室内にある
かどうかを検出する湿度検出手段と、制御手段とを設
け、試験室内の温度が外界最大温度以下になったことを
温度検出手段が検出したときには、外界側空間に乾燥気
体を流すように切換え手段を制御し、露点温度が0°C
以下になる程度以上の水蒸気が試験室内にあることを湿
度検出手段が検出したときには、試験室側空間に乾燥気
体を流すように切換え手段を制御するので、人が切換え
手段を切り換える操作をしなくても、試験室内の全ての
試験条件において、外界側又は試験室内側の結露を防止
することができる。即ち、試験室内の温度が外界最大温
度以下になったときには外界側空間に加熱した乾燥気体
を流すので、外界側の板状部材が外界の温度以下に低下
することがなくなり、従って板状部材の外界側面が外界
の露点温度以下にならず、この面の結露が防止される。
又、露点温度が0°Cになる程度以上の水蒸気が試験室
内にあるときには、試験室側空間に加熱した乾燥気体を
流すので、外界の温度が0°C程度まで下がるとすれ
ば、外界の温度が露点温度より低くなるときには常に加
熱された乾燥気体が試験室側空間に流れていることにな
るので、試験室側の板状部材の試験室側面の温度が試験
室の露点温度より低くなることがなく、その面で結露が
発生することはない。なお、露点温度が0°Cになる程
度の水蒸気が試験室内にあるかどうかを検出する湿度検
出手段としては、湿球温度センサや乾湿球温度センサ、
試験室内を除湿する効果のある冷凍機の運転信号などを
用いることができる。
【0010】
【実 施 例】図1は本発明の実施例の防曇観測窓の概
略構成を示す。防曇観測窓は、環境試験装置一例である
恒温・恒湿装置において、温度又は湿度を制御される試
験室としての恒温・恒湿試験層7と外界8との境に取り
付けられ、間隔を隔てて相対向して配設され例えばガラ
ス、透明プラスチック等でできた外界側板状部材として
の槽外側ガラス1及び試験室側板状部材としての槽内側
ガラス2並びにその間に配設される中間板状部材として
の中間ガラス3と、これらの周囲を閉鎖する閉鎖部材で
ある枠4と、枠とガラスとで閉鎖された外界側空間11
又は試験室側空間12に気体が入る入口側開口13、1
4及び気体が出る出口側開口15、16と、入口側開口
から乾燥した気体を供給する乾燥気体供給手段の一例で
ある窒素ガス発生装置17と、乾燥気体を所定温度に加
熱する加熱手段としてのガスヒータ18と、加熱した乾
燥空気を外界側空間11又は試験室側空間12の何れに
入れるかを切り換える切換え手段としての電磁弁19、
20と、更に本実施例では窒素ガスの排出を切り換える
電磁弁21、22と、を備えている。
【0011】窒素ガス発生装置17で製造される窒素ガ
スは、空気中の酸素ガス、炭酸ガス、水分及び水蒸気等
を除去したガスで、99%以上の純度のものを製造する
ことができる。但し、このような高純度のものでなくて
もよく、又、乾燥気体は窒素ガスに限られず、水分又は
容易に液化する性質の気体を殆ど含まない気体であれば
よい。なお、窒素ガス発生装置17に代えて、窒素ガス
ボンベのような乾燥気体貯蔵器から乾燥気体を供給する
ようにしてもよい。
【0012】次に上記所定温度は、まず外界側空間11
に窒素ガスを流すときには、このときに槽外側ガラス1
の層外側面1aを外界の露点温度より高くするような温
度である。例えば、外界の限界条件を温度30°C、相
対湿度85%、露点約27.2°Cと想定し、試験槽7
内で−70°Cまでの低温試験をするものとし、又流す
ガス量を一定とすれば、窒素ガスの加熱温度は、外界側
空間11から中間ガラス3、試験室側空間12及び槽内
側ガラス2を通過して試験槽7内に流れる熱量及び外界
8側に放出される熱量を計算し、これらの熱損失に対応
して外界8の露点温度27.2°Cより高い温度とし、
例えば50°C程度にする。そしてガスヒータ18に
は、これに対応する熱量を窒素ガスに与えることができ
るだけの燃料ガスを供給する。
【0013】一方、試験室側空間12に窒素ガスを流す
ときには、上記所定温度は、このときに槽内側ガラス2
の試験槽7側2aを層内の露点温度より高くするような
温度である。例えば、試験槽7内で温度85°C、相対
湿度98%、露点約85°Cまでの高湿度試験を行うも
のとし、外界の最低温度を0°Cとし、又流すガス量を
一定とすれば、窒素ガスの温度は、試験室側空間12か
ら中間ガラス3、外界側空間11及び槽外側ガラス1を
通過して外界8に放出される熱量及び試験室側空間12
から試験槽7に流れる熱量を計算し、これらに対応して
試験槽7の露点温度より高い温度とし、例えば100°
C程度にする。そしてガスヒータ18には、これに対応
する熱量を窒素ガスに与えることができるだけの燃料ガ
スを供給する。但し、操作を簡単にするために、ガスヒ
ータ18では、何れの空間に窒素ガスを流すときにも、
外界及び試験条件から必要とされる最も高い温度(上記
の例では100°C)に窒素ガスを加熱するようにして
もよい。
【0014】表1は、試験槽7内の温度及び湿度条件
と、外界側空間11又は試験室側空間12の何れか又は
双方に窒素ガスを流す場合との関連の一例を示す。
【0015】
【表1】
【0016】温度−70°C〜40°Cで湿度0%の条
件では、冷凍機が常に運転されるので、試験槽7内の露
点温度が−20°C以下になるため、試験室側空間12
への窒素ガスを停止する。又、温度40°C以上で湿度
0%の条件でも上記と同様であるが、温度60°C以上
では、冷凍機の運転ができないので、除湿能力がなくな
るため試験室側空間12に窒素ガスを流す。なお、表1
では外界温度を5°C乃至40°Cと想定している。
【0017】図2は、以上のような操作を自動的に行わ
せる場合の実施例である。本実施例では、図1の実施例
の装置に加えて、試験室内の温度を検出する温度検出手
段としての温度センサ23と、露点温度が0°Cになる
程度の水蒸気が試験室内にあるかどうかを検出する湿度
検出手段の一例である恒温・恒湿装置の冷凍機の運転信
号24と、制御手段の一例である恒温・恒湿装置自体の
制御も行うCPU25とが設けられている。CPU25
は、試験槽7の温度が外界最大温度例えば35°C以下
になったことを温度センサ23が検出したときには、外
界側空間11に窒素ガスを流すように電磁弁19、21
を開き、冷凍機が運転されていないことを運転信号24
が検出すると試験室側空間12に窒素ガスを流すように
電磁弁20、22を開にする。このようにすれば、人が
操作をしなくても、試験槽7の全ての試験条件におい
て、外界8側又は試験槽7側の結露を防止することがで
きる。即ち、例えば試験槽7内の温度が外界最大温度3
5°C以下の10°Cになったとすると、外界の露点温
度が10°C以上であるような場合には、熱伝達によっ
て槽外側ガラス1の外界側が露点温度以下になるが、本
発明によればこのときには外界側空間11に加熱窒素ガ
スを流すので、槽外側ガラス1の外界側の結露が防止さ
れる。なお、外界8にも露点温度を検出するセンサを設
け、試験槽7内の温度が外界露点温度以下になったとき
に、外界側空間11に加熱窒素ガスを流すようにするこ
とも可能であり、そのようにすれば、実際に必要な時に
のみ加熱窒素ガスを流すことになり、その消費量を節約
することができる。
【0018】一方、冷凍機が運転されれば、その除湿能
力により試験槽7内は少なくとも0°C以下の露点温度
になり、外界温度はこれより低くならないが、冷凍機が
運転されない場合には、試験槽7内の露点は通常0°C
以上になり、このとき外界が0°C位の温度になるとす
れば、熱伝達により槽内側ガラス2の試験槽7側が露点
温度以下になってその面に結露を生ずるが、このような
場合には、試験室側空間12に加熱窒素ガスを流すの
で、結露が防止される。なおこのような制御をするとき
に、ガスヒータ18で窒素ガスを加熱する温度を、外界
側空間11又は試験室側空間12の流す側に対応した温
度に制御するようにしてもよい。
【0019】なお、以上では観測窓が中間ガラス3を備
えている場合について説明したが、構造及び操作もしく
は制御を簡単にするために、試験条件等によっては、中
間ガラス3を設けない構造にすることもできる。但しこ
の場合には、外界側空間11又は試験室側空間12の何
れかが無くなるので、その断熱効果が無くなり、窒素ガ
スを加熱する熱量従って供給燃料ガス量を多くする必要
がある。
【0020】又、以上では、ガスヒータ18で窒素ガス
を加熱する温度の上限を特に制御していないが、本発明
の如く乾燥ガスを媒体としてガラスを加熱する方法を用
いると、例えば加熱ガスとバイパスガスとを混合する等
の方法により、従来の熱線による電気的加熱方法に較べ
て温度制御が容易になる。そしてこのように温度の上限
も制御するようにすれば、槽内側ガラス2の温度が不必
要に高くなることがなく、試験槽7内に余分の熱を与え
ず、試験槽7の温度、湿度からなる試験条件に与える影
響を低減することができ、環境試験装置の能力低下を防
止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、ガラス等の透明な板状部材間に加熱し
た乾燥気体を流すので、部材に火傷を生ずることなく、
又、板状部材の光透過率を低下させることなく外界側及
び試験室側の結露を防止することができる。
【0022】請求項2の発明においては、外界側と試験
室側との板状部材の間に中間部材を入れ、その両側の空
間に選択的に加熱乾燥気体を流せるようにするので、気
体を流さない方の空間は断熱層となり、請求項1の発明
よりも更に効果的に結露を防止することができる。
【0023】請求項3の発明においては、自動的に何れ
かの空間に加熱乾燥気体を流すようにするので、請求項
2の発明の効果に加えて、人による操作が不要になり省
力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の環境試験装置の防曇観測窓の説明図で
ある。
【図2】他の実施例の環境試験装置の防曇観測窓の説明
図である。
【図3】従来の環境試験装置の防曇観測窓の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 槽外側ガラス(外界側板状部材) 2 槽内側ガラス(試験室側板状部材) 3 中間ガラス(中間板状部材) 4 枠(閉鎖部材) 7 試験槽(試験室) 8 外界 11 外界側空間 12 試験室側空間 13 入口側開口 14 入口側開口 15 出口側開口 16 出口側開口 17 窒素ガス発生装置(乾燥気体供給手段) 18 ガスヒータ(加熱手段) 19 電磁弁(切換え手段) 20 電磁弁(切換え手段) 23 温度センサ(温度検出手段) 24 冷凍機運転信号(湿度検出手段) 25 CPU(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度又は湿度を制御される試験室を備え
    た環境試験装置の前記試験室と外界との境に取り付けら
    れた防曇観測窓において、 間隔を隔てて相対向する透明な外界側板状部材及び透明
    な試験室側板状部材と、前記間隔の周囲を閉鎖する閉鎖
    部材と、前記閉鎖された空間に気体が入る入口側開口及
    び気体が出る出口側開口と、前記入口側開口から乾燥し
    た気体を供給する乾燥気体供給手段と、前記乾燥気体を
    所定温度以上に加熱する加熱手段と、を有し、前記所定
    温度は、前記乾燥気体が前記空間を流れるときに前記外
    界側板状部材の外界側面を外界の露点温度より高くする
    温度又は前記試験室側板状部材の試験室側面を該試験室
    の露点温度より高くする温度である、ことを特徴とする
    防曇観測窓。
  2. 【請求項2】 温度又は湿度を制御される試験室を備え
    た環境試験装置の前記試験室と外界との境に取り付けら
    れた防曇観測窓において、 間隔を隔てて相対向する透明な外界側板状部材及び透明
    な試験室側板状部材並びにその間に配設される透明な中
    間板状部材と、前記間隔の周囲を閉鎖する閉鎖部材と、
    前記閉鎖された外界側空間又は試験室側空間に気体が入
    る入口側開口及び気体が出る出口側開口と、前記入口側
    開口から乾燥した気体を供給する乾燥気体供給手段と、
    前記乾燥気体を所定温度に加熱する加熱手段と、該加熱
    した乾燥空気を前記外界側空間又は前記試験室側空間の
    何れに入れるかを切り換える切換え手段と、を有し、前
    記所定温度は、前記乾燥気体が前記外界側空間を流れる
    ときに前記外界側板状部材の外界側面を外界の露点温度
    より高くする温度又は前記乾燥気体が前記試験室側空間
    を流れるときに前記試験室側板状部材の試験室側面を該
    試験室の露点温度より高くする温度である、ことを特徴
    とする防曇観測窓。
  3. 【請求項3】 前記試験室内の温度を検出する温度検出
    手段と、露点温度が0°Cになる程度の水蒸気が試験室
    内にあるかどうかを検出する湿度検出手段と、制御手段
    と、を有し、前記制御手段は、試験室内の温度が外界最
    大温度以下になったことを前記温度検出手段が検出した
    ときには前記外界側空間に前記乾燥気体を流すように前
    記切換え手段を制御し、露点温度が0°C以下になる程
    度以上の水蒸気が試験室内にあることを前記湿度検出手
    段が検出したときには前記試験室側空間に前記乾燥気体
    を流すように前記切換え手段を制御する、ことを特徴と
    する請求項2に記載の防曇観測窓。
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