JPH09257285A - 湿度発生装置 - Google Patents

湿度発生装置

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Publication number
JPH09257285A
JPH09257285A JP9360496A JP9360496A JPH09257285A JP H09257285 A JPH09257285 A JP H09257285A JP 9360496 A JP9360496 A JP 9360496A JP 9360496 A JP9360496 A JP 9360496A JP H09257285 A JPH09257285 A JP H09257285A
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JP
Japan
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tank
saturating
temperature
humidifying
saturation
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Pending
Application number
JP9360496A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Kosei Aikawa
孝生 相川
Mitsuo Ishige
光雄 石毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型、コンパクト、高精度の湿度発生装置を提
供する。 【解決手段】2圧力法による湿度発生装置において、飽
和槽2と加湿槽9との間に加湿槽で発生した加湿空気を
室温に近づけ飽和させるための予備飽和槽10を設ける
ようにした湿度発生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湿度計を校正す
るために湿度を発生する湿度発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】湿度計を校正するために使用する湿度発
生装置には、飽和槽の飽和空気と乾燥空気を混合させる
分流式を用いたもの、あるいは水蒸気が飽和している飽
和槽の温度、圧力と、目的とする湿度を得るための測定
・試験槽の温度、圧力との比を利用して所定の湿度を発
生する2温度法、2圧力法、2温度2圧力法を用いたも
の等がある。
【0003】分流式では、飽和空気と乾燥空気との混合
比の精度の確保が難しく、又、2温度法、2圧力法で
は、0.1℃の温度差が湿度1%RHであることから、
2温度法では、飽和槽、試験槽の各温度を精密に維持す
る必要があり、槽の温度を変化させるに時間を要するも
のであり、又、2圧力法では圧力の切換で済むので応答
は速いが、通常大きな恒温槽を必要とする。
【0004】つまり、こうした湿度発生装置には、加湿
槽からの加湿空気から恒温恒湿の飽和空気を得るための
飽和槽(飽和器、飽和装置)等が用いられ、これにより
得られた飽和空気を試験槽に供給してるが、通常は飽和
槽や試験槽は大型の水温槽内に設置して一定温度とし所
望の飽和空気等を得るようにしている(これらの点につ
いては、JIS Z8806−1981、B7920−
1994等を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水温槽を用いると、水温槽全体の温度制御を必要と
し制御対象の熱容量が大きく、制御が困難で、また、均
一な温度分布を得るために水温槽全体を攪拌する等の必
要があり、温度分布の評価が難しく、かつ装置や付帯設
備が大型で複雑なものとなる問題点があった。
【0006】この発明の目的は、以上の点に鑑み、簡単
な構成で、小形、コンパクト、高精度の湿度発生装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、2圧力法に
よる湿度発生装置において、飽和槽と加湿槽との間に加
湿槽で発生した加湿空気をほぼ飽和させるための予備飽
和槽を設けるようにした湿度発生装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(a)は、この発明の一実施
例を示す2圧力法による湿度計校正用の湿度発生装置で
ある。
【0009】図において、試験槽5、飽和槽2の下部に
上下垂直、直列的に、予備飽和槽10、加湿槽9が設け
られている。最も下に設けられた加湿槽9はたとえばバ
ブリング槽で、水Wを収容し下部よりコンプレッサ等で
導入され加圧されたエアAは、多孔性を有する焼結金属
91等から水Wの中をバブリングされほぼ飽和に近い湿
潤した加湿空気Aoとなって、配管92を介して予備飽
和槽10の下部に導入される。この加湿槽9の上部に直
列的に設けられた予備飽和槽10は、外側にフィン状の
放熱体10aを有し外気との熱交換を促進し加湿空気A
oの温度を室温に近づけてなじませ、ほぼ飽和空気とし
予備飽和槽2の上部に直列的に設けられた飽和槽2に導
入する。
【0010】この飽和槽2は、アルミニウム、銅等の熱
伝導の良好な金属ブロック等の高熱伝導体1の内部の下
方に設けられ、又、高熱伝導体1の内部の上方に試験槽
5が一体的に上下に直列的に設けられている。つまり、
飽和槽2、試験槽5は、高熱伝導体1内に、例えば、く
りぬき、又は密着組み合わせ等で一体化して形成する。
この飽和槽2は、高熱伝導体1内に密閉空間を形成し、
その内部の空間の底面を水Wを収容する水盤状とされ、
下部より導入された空気A0を水Wの表面を通過させる
構造で外方から温度T1、圧力P1の100%RHの十
分な飽和空気A1を取り出す。なお、高熱伝導体1を構
成するアルミニウム、銅の熱伝導率は、水の約420〜
720倍で、極めて熱伝導が高く、全体として0.1℃
以内の均熱性が容易に得られる。
【0011】そして、飽和槽2からの飽和空気A1は、
圧力調整弁3で減圧され、断熱膨脹による温度低下を防
止するための加温手段4を有する配管31を介し、この
減圧された空気は、飽和槽2の上部に設けられた試験槽
5の外周に螺旋状に形成された熱伝導体1内の通路51
を上方から下方に通過して試験槽5に供給される。試験
槽5の蓋等で密閉された空間50に空気A2の圧力は減
圧されたP2、温度はT2(T1=T2)で室温、飽和
槽2、試験槽5の圧力P1、P2は圧力計61、62で
測定される。なお、切換手段により1個の圧力計62の
みで、飽和槽2の圧力、及び試験槽5の圧力を測定で
き、簡素化ができる。又、飽和槽2の圧力のみを測定す
るようにし、これと試験槽5の圧力と同等の大気圧とを
1個の圧力計61で切換測定してもよい。
【0012】そして、加湿槽9の温度T0は温度計71
で検出され、又、飽和槽2又は試験槽5の温度T2(=
T1)は高熱伝導体1内に設けられた温度センサ72で
検出され、両温度T0,T2は制御手段7に入力され、
制御手段7は、温度センサ71で検出した加湿槽1の温
度T0が、温度センサ72で検出した室温T2よりもや
や高くなるよう(T0>T2)に操作端8でヒータ70
に供給する電源Eを制御する。そこで湿度計等を試験槽
5の空間50に挿入し、湿度計の校正が行われる。又、
飽和槽2、予備飽和槽10等でやや冷却されて発生する
余分な水Wは、垂直的に直列配置された予備飽和槽1
0、加湿槽9へと流下、落下し、途中で停滞する等の不
都合を生じることがなく、ポンプ等による循環等は不要
で、加湿槽9を設けることで加湿された飽和空気を大量
に発生でき、長期運転に好適である。
【0013】つまり、一般に相対湿度Uは次式で与えら
れる。
【0014】 U=(P2/P1)・(e1/e2)×100 (1) ここでP1は飽和槽2の圧力、P2は試験槽5の圧力、
e1は飽和槽2の温度T1における飽和水蒸気圧、e2
は試験槽5の温度T2における飽和水蒸気圧である。
【0015】この図1では2圧力法で、温度T1、温度
T2は室温で等温なので、e1=e2で、圧力P1、P
2を用い、次式から100%RH以下の相対湿度が得ら
れる。
【0016】 U=(P2/P1)×100 (2) 図1(b)は、予備飽和槽10のやや詳細な一実施例を
示す構成説明図で、図1と同一符号は同等の構成要素を
示す。この予備飽和槽10は、金属円筒の本体の外周に
下方から上方に螺旋状の通路10bが密閉されて形成さ
れ、その外側に放射状に複数のフィン状の放熱体10a
設け、加湿空気Aoの温度を室温T1に近づけ、螺旋状
に形成された通路10bを加湿槽9からの加湿空気A0
を下方から上方に通過させ室温になじませ飽和状態とし
上部に直列的に設けられた飽和槽2に導入する。
【0017】なお、予備飽和槽10は、加湿槽9と飽和
槽2との間にあれば、垂直配置でなく、どのような配置
であっても、同等の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、2圧力
法による湿度発生装置において、飽和槽と加湿槽との間
に加湿槽で発生した加湿空気をほぼ飽和させるための予
備飽和槽を設けるようにした湿度発生装置である。この
ため、小形、コンパクトで簡易な構成とでき、大型の恒
温水槽が不要で、きわめて正確な湿度を発生させること
ができ、湿度計の校正に好適である。又、飽和槽と加湿
槽との間に加湿槽で発生した加湿空気を室温に近づけ飽
和させるための予備飽和槽を設けるようにしたので、加
湿空気は十分に室温になじむことができ、更に、外方に
放熱体を設けたり、螺旋状に形成された通路を加湿槽か
らの加湿空気を下方から上方に通過させることにより、
いっそう室温の十分な飽和空気とできる。更に、飽和槽
の下方に予備飽和槽、予備飽和槽の下方に加湿槽を例え
ば直列的に設けているので、飽和槽、予備飽和槽で冷却
されて発生する余分な水は、直列配置された加湿槽、予
備飽和槽へと流下、落下し、途中で停滞する等の不都合
を生じることがなく、ポンプによる循環等は不要であ
る。又、加湿槽を設けることで、いっそう加湿された飽
和空気を大量に発生でき、長期運転に好適である。全体
として、恒温水槽のような大型の装置は不要で、湿度計
校正装置として小型、コンパクト化を図ることができ、
また、2圧力法以外の装置にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1 高熱伝導体 2 飽和槽 3 圧力調整弁 4 加熱手段 5 試験槽 61、62 圧力計 7 制御手段 70 ヒータ 8 操作端 9 加湿槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2圧力法による湿度発生装置において、飽
    和槽と加湿槽との間に加湿槽で発生した加湿空気をほぼ
    飽和させるための予備飽和槽を設けたことを特徴とする
    湿度発生装置。
  2. 【請求項2】前記予備飽和槽は、外方に放熱体を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の湿度発生装置。
  3. 【請求項3】前記予備飽和槽は、螺旋状に形成された通
    路を加湿槽からの加湿空気を下方から上方に通過させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の湿度発生
    装置。
JP9360496A 1996-03-22 1996-03-22 湿度発生装置 Pending JPH09257285A (ja)

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JP9360496A JPH09257285A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 湿度発生装置

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JP9360496A JPH09257285A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 湿度発生装置

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JPH09257285A true JPH09257285A (ja) 1997-09-30

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JP9360496A Pending JPH09257285A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 湿度発生装置

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