JPH0351058Y2 - - Google Patents

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JPH0351058Y2
JPH0351058Y2 JP1985114804U JP11480485U JPH0351058Y2 JP H0351058 Y2 JPH0351058 Y2 JP H0351058Y2 JP 1985114804 U JP1985114804 U JP 1985114804U JP 11480485 U JP11480485 U JP 11480485U JP H0351058 Y2 JPH0351058 Y2 JP H0351058Y2
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cutting edge
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blade
protruding
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、肩壁切削用の転削工具に用いられる
スローアウエイチツプに関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種のスローアウエイチツプとして
は、第11図に示すものがある。このスローアウ
エイチツプAは、平面視における形状が正三角形
状に形成されたものであつて、すくい面1の各辺
稜に主切刃2が形成され、2つの主切刃2,2の
間に一方の主切刃2から他方の主切刃2へ向けて
順次、アール刃(コーナー刃)3と、一方の主切
刃2と直交する方向に向かう副切刃4とが形成さ
れてなるものである。なお、アール刃3に代えて
直線刃をコーナー刃としたものもある。
第12図は、上記構成のスローアウエイチツプ
Aが工具本体Kの先端部外周に着脱自在に取り付
けられた直角肩壁切削用転削工具をしめすもので
あつて、スローアウエイチツプAは、一つの主切
刃2を工具本体Bの軸線Oと同方向に向け、かつ
副切刃4を軸線Oと直交する方向に向けて取り付
けられている。そして、この切削工具は、一の主
切刃2および副切刃4によつてワークWを切削し
て直交する2つの壁部WaおよびWbからなる直
角肩壁Wrを形成するものである。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記のようなスローアウエイチツプ
を用いて直角肩壁Wrを切削加工する場合には、
アール刃3が早期に摩耗するという問題があつ
た。
すなわち、ワール刃3は2つの壁部Wa,Wb
が交差する部分Wcを切削するものであるため、
主切刃2や副切刃4に比して早期に摩耗し易い。
この早期摩耗を防止するためには、アール刃3の
曲率半径を大きくすればよい。ところが、アール
刃3の曲率半径を大きくした場合には、それに対
応して交差部Wcの曲率半径が大きくなり、直角
肩壁Wrに他の部材を組み付ける場合に、その交
差部Wcが邪魔になつてしまう。また、これを防
止するために、直角肩壁Wrに組み付けるべき部
材のコーナー部に、そのコーナー部が交叉部Wc
と各壁部Wa,Wbとの接点S1,S2に接触しない
よう、大きな面取りを形成しなければならず、そ
の作業に多大の手間を要する。このため、アール
刃3の曲率半径を大きくすることができず、結局
アール刃3の早期摩耗を防止することができなか
つたのである。
「考案の目的」 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、コ
ーナー刃の早期摩耗を防止することができ、しか
も切削形成した肩壁における2つの壁部の交差部
が他の部材の邪魔になるのを防止することができ
る、肩壁切削用の転削工具に用いられるスローア
ウエイチツプを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、上記の目的を達成するために、各主
切刃と隣接する他の主切刃との間にコーナー刃が
形成されたチツプの主切刃のすくい面側からの平
面視においてコーナー刃の反時計方向側端部に連
なる部分を、該主切刃と直交する方向に向つて
0.5mm以下の範囲内において突出させてこの主切
刃と平行な突出刃を形成するとともに、この突出
刃と上記主切刃とを結ぶ稜線が突出刃と鈍角をな
すように形成した 「実施例」 以下、本考案の実施例について第1図ないし第
10図を参照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すものであ
る。この図に示すスローアウエイチツプBは、平
面視略正三角形をなす平板状に形成されたもので
あつて、そのすくい面11の各辺稜に主切刃12
が形成されている。任意の2つの主切刃12,1
2間には、一方の主切刃12から他方の主切刃1
2へ向つて順次時計方向に、一方の主切刃12に
滑らかに連なるアール刃(コーナー刃)13と、
このアール刃13に滑らかに連なり、一方の主切
刃13と直行する方向に延びる副切刃14が形成
されている。
以上の構成は、上記従来のスローアウエイチツ
プAと同様であるが、このスローアウエイチツプ
Bにおいては、主切刃12のアール刃13に続く
端部が、副切刃14から離間する方向、つまり当
該主切刃12と直交する方向に所定量Xだけ突出
せしめられて主切刃12と平行な突出刃12aと
されている。ここで、この突出刃12aと上記主
切刃12とを結ぶ稜線は、突出刃12aを鈍角を
なすように形成されている。また、上記所定量X
は、0.5mm以下の範囲内とされている。
第2図および第3図は、上記構成のスローアウ
エイチツプBが装着された直角肩壁切削用カツタ
を示すものであつて、スローアウエイチツプBは
棒状をなす工具本体Kの先端部にシートQを介し
て楔Rによつて着脱自在に固定されている。この
固定状態において、スローアウエイチツプBはそ
の一つの主切刃12を工具本体Kの軸線Oと同方
向に向けるとともに、副切刃14を軸線Oと直交
する方向に向けて配置されている。なお、図中符
号SはシートQを固定するための楔である。
しかして、上記構成のカツタによつて直角肩壁
Wを切削加工した場合には、第4図に示すよう
に、主切刃12によつて垂直壁Waが切削加工さ
れる一方、副切刃14によつて水平壁Wbが切削
加工されるのであるが、垂直壁Waの水平壁Wb
側端部には、突出端12aの突出量に対応した深
さの凹部Wdが形成される。これに伴つて、スロ
ーアウエイチツプBのアール刃13によつて形成
されるアール部Wcと水平壁Wbとの接点Pが凹
部Wdの垂直壁Wa側へ接近することになる。し
たがつて、直角肩壁Wに他の部材を組み付ける際
に、その部材にアール部Wcが邪魔になるのを軽
減することができる。換言すれば、接点Pの位置
を一定にした場合には、アール部Wcを形成する
ためのアール刃13の曲率半径を大きくすること
ができる。例えば、従来のスローアウエイチツプ
ではアール部の曲率半径が0.4mmに制限されてい
る場合であつても、本考案のスローアウエイチツ
プAによれば0.8mmまで大きくすることができる。
したがつて、アール刃13の早期摩耗を防止する
ことができる。また、アール刃13の曲率半径を
大きくしたとしても、直角肩壁Wに組み付ける部
材のコーナー部に大きな面取りを形成する必要が
なく、したがつて面取り形成作業に要する手間を
軽減することができる。
さらに、突出刃12aと主切刃12とを結ぶ稜
線が、突出刃12aと鈍角をなすように形成して
いるから、大きな切削力が作用する上記突出刃1
2aの強度を向上させることができ、切削時の欠
けの発生を防止することができる。
なお、アール刃13の曲率半径を大きくするに
は、突出量Xを大きくすればよいが、過度に大き
くすると、シートQに対する突出刃12aのオー
バーハング量が大きくなつて、突出刃12aが欠
損しやすくなる。このような点から、突出量Xと
しては、0.5mm以下の範囲内とする。
次に、本考案の他の実施例について説明する。
なお、以下に述べる実施例においても上記実施例
と同様な効果が得られるのは勿論である。
第5図に示すスローアウエイチツプCは、アー
ル刃13と主切刃12との間に副切刃を形成する
ことなく、主切刃12をアール刃13に直接連ね
て形成したものである。
第6図に示すスローアウエイチツプDは、平面
視略平行四辺形をなし、鋭角をなす2つの主切刃
12の一方に突出刃12aを形成したものであ
る。
第7図および第8図に示すスローアウエイチツ
プEは、平面視略長方形をなすものであつて、長
辺稜に主切刃12が形成され、この主切刃12の
一端部に形成された突出刃12aと副切刃14と
の間には、コーナー刃としてそれら突出刃12a
および副切刃14と交叉する直線刃15が形成さ
れている。また、その内部には一側面から他側面
まで貫通する取付孔16が形成されており、この
取付孔16の両端部は内側へ向かうにしたがつて
漸次径が小さくなるテーパ部16aとされてい
る。
第9図および第10図は、上記のスローアウエ
イチツプEが取り付けられたサイドカツタを示す
ものであつて、スローアウエイチツプEはリング
状をなすカツタ本体Kの外周部の一端側に締付け
ボルトRによつて固定されており、主切刃12お
よび副切刃14によつて直角肩壁Wrを切削する
ようになつている。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のスローアウエイ
チツプによれば、主切刃のすくい面側からの平面
視においてコーナー刃の反時計方向側端部に連な
る部分を、該主切刃と直交する方向に向つて0.5
mm以下の範囲内において突出させてこの主切刃と
平行な突出刃を形成するとともに、この突出刃と
上記主切刃とを結ぶ稜線が突出刃と鈍角をなすよ
うに形成しているから、コーナー刃やこれに連な
る切刃部分の早期摩耗や欠けの発生を防止するこ
とができ、しかも切削形成した肩壁における2つ
の壁部の交差部が他の部材の邪魔になるのを防止
することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図および第3図は第1図に示すスローアウエイチ
ツプAが取り付けられた直角肩壁切削用カツタを
示し、第2図はその一部を省略して示す一部切欠
正面図、第3図は第2図の矢視図、第4図は第
2図および第3図に示す直角肩壁切削用カツタに
よる切削加工状況を示す図、第5図は本考案の他
の実施例を示す一部省略平面図、第6図、第7図
はそれぞれ本考案のさらに他の実施例を示す平面
図、第8図は第7図に示すスローアウエイチツプ
Eの側面図、第9図および第10図は第7図およ
び第8図に示すスローアウエイチツプEが取り付
けられたサイドカツタを示し、第9図はその一部
を省略して示す正断面図、第10図は第9図のX
矢視図、第11図は従来のスローアウエイチツプ
の一例を示す平面図、第12図は第11図に示す
スローアウエイチツプが取り付けられた直角肩壁
切削用カツタの一部を省略して示す一部切欠正面
図、第13図は第12図に示すカツタによる切削
加工状況を示す図である。 11……すくい面、12……主切刃、12a…
…突出刃、13……アール刃(コーナー刃)、1
4……副切刃、15……直線刃(コーナー刃)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面視における形状が多角形状をなし、上面に
    すくい面が形成されるとともに前記すくい面の各
    辺稜に主切刃が形成され、各主切刃と隣接する他
    の主切刃との間にコーナー刃が形成されてなる肩
    壁切削用の転削工具に用いられるスローアウエイ
    チツプにおいて、前記主切刃の前記すくい面側か
    らの平面視において前記コーナー刃の反時計方向
    側の端部に連なる部分を、前記主切刃と直交する
    方向に向つて0.5mm以下の範囲内において突出さ
    せて前記主切刃と平行な突出刃を形成するととも
    に、前記突出刃と前記主切刃とを結ぶ稜線を、前
    記突出刃と鈍角をなすように形成したことを特徴
    とするスローアウエイチツプ。
JP1985114804U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0351058Y2 (ja)

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JPS62100815U JPS62100815U (ja) 1987-06-26
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JPS62100815U (ja) 1987-06-26

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