JPS6137458Y2 - - Google Patents

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JPS6137458Y2
JPS6137458Y2 JP11179283U JP11179283U JPS6137458Y2 JP S6137458 Y2 JPS6137458 Y2 JP S6137458Y2 JP 11179283 U JP11179283 U JP 11179283U JP 11179283 U JP11179283 U JP 11179283U JP S6137458 Y2 JPS6137458 Y2 JP S6137458Y2
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JP
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wall
arcuate
throw
chip
flat
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JP11179283U
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JPS6022216U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ボールエンドミル等に用いるのに
好適なスローアウエイチツプに関する。
この種のスローアウエイチツプとして、本出願
人は第1図ないし第3図に示すものを先に提案し
た。(特願昭57−18529号参照)この先の提案に係
るスローアウエイチツプ1は、全体が平板状とさ
れ、その上面11と下面12との間に、平面とさ
れた側面13と、この側面13に接してそこから
周方向に沿つて形成された略四半分の円弧面14
とを2組点対称的に有し、一方の組の側面13と
他方の組の円弧面14との間に上面11から下面
12へ向かつて延在する断面略V字状の切欠き部
15が形成され、この切欠き部15を画成する2
つの壁面のうち、側面13側の壁面が平坦面16
とされるとともに、円弧面14側の壁面と上面1
1とのなす交叉部が切り落とされて、そこに一端
部が上面11に接し、他端部が下面12と交叉す
る凸曲面17が形成され、この凸曲面17および
上面11と円弧面14および側面13とのなす稜
に切刃18が形成されてなるものである。
そして、このスローアウエイチツプ1は、第4
図ないし第7図に示すように、エンドミル本体A
のチツプ座Bに載置され、その側面13および切
欠き部15の平坦面16をチツプ座Bの側壁にそ
れぞれ当接させて、締付けボルトCによつて締付
け固定されるものである。なお、この固定状態に
おいては、凸曲面17、円弧面14および下面1
2の交点、すなわち切刃18の内端縁Pがエンド
ミル本体Aの軸線O上に存するようになつてい
る。
上記のように構成されたスローアウエイ式ボー
ルエンドミルによつて切削加工を行つた場合に
は、切刃18の切削箇所がエンドミルの回転に伴
なつて内端縁Pから外周側へ徐々に移行するか
ら、切削加工中に衝撃荷重が発生することがな
い。したがつて、切削加工がスムースに行われる
ことになり、この結果切削速度の向上および被削
面の精度向上を図ることができる。また、スロー
アウエイチツプ1は2つの切刃18を有している
から、一方の切刃18が摩耗した場合には他方の
切刃18を用いればよく、したがつてチツプ費が
割安なものとなる。
しかしながら、上記のスローアウエイチツプ1
においては、チツプ座Bに対する固定状態が不安
定であるという問題があつた。すなわち、スロー
アウエイチツプ1を安定よく固定するためには、
その側方を向く面のうち、エンドミルの切削刃と
される切刃18を構成する部分以外の部分全体を
チツプ座Bの側壁に面接触させることが望まし
い。しかし、スローアウエイチツプ1の側方を向
く面の大部分は円弧面14によつて占められてい
る。このような円弧面14にチツプ座の側壁を面
接触させるには多大な困難性が伴ない、チツプを
交換する毎にそれらが接触状態となつたり、非接
触状態となつたりして、逆にチツプ1の取り付け
精度を悪化させかねない。このため、スローアウ
エイチツプ1においては、側面13と切欠き部1
5の平坦面16との2箇所しかチツプ座Bの側壁
に面接触させることができず、チツプ座Bに対す
る固定状態が不安定になつていたのである。
また、多大なスラスト荷重が作用する中心部に
位置する内端縁Pがいわゆる尖点となつているた
め、その近傍部分の強度が低く、内端縁P近傍部
分が欠損し易いという問題があつた。
この考案は、上記問題を解消するためになされ
たもので、チツプ座に対する取付け安定性を向上
させることができ、しかも切刃の内端縁の強度向
上を図ることができるスローアウエイチツプを提
供することを目的とする。
この考案の特徴は、前述したスローアウエイチ
ツプの凸曲面が切欠き部の円弧面側の壁面全体に
亘つて形成されているのに対し、円弧面側の壁面
の上端部から上面にかけて凸曲面を形成する一
方、その壁面の下端部を凸曲面に接する平坦面と
なした点にある。
以下、この考案の一実施例について第8図ない
し第14図を参照して説明する。なお、上記従来
例と同様な部分には、同一符号を付してその説明
を省略する。
第8図ないし第10図に示すように、この考案
に係るスローアウエイチツプ2においては、切欠
き部15を画成する2つの壁面のうち円弧面14
側の壁面の上端部と上面11とのなす交叉部が切
り落とされて、そこに上端部が上面11に接する
凸曲面27が形成されている。一方、円弧面14
側の壁面の下端部は、凸曲面27に接してそこか
ら下面12に向つて延在する平坦面29とされて
いる。この平坦面29は、このチツプ2が載置固
定されるチツプ座の側壁を形成するに際し、それ
を容易に行い得るように、下面12に垂直な面と
し、またチツプ座の側壁との接触面積を確保する
ために、下面12から0.5mmないし3mm程度の長
さを有するものとするのが望ましい。
そして、上記のように構成されたスローアウエ
イチツプ2は、第11図ないし第14図に示すよ
うに、エンドミル本体Aのチツプ座Bに載置さ
れ、締付けボルトCによつて固定される。この固
定状態においては、切刃18と平坦面29との接
点、つまり切刃18の内端縁Pがエンドミル本体
Aの軸線O上に位置させられている。
ここで、このスローアウエイチツプ2において
は、切欠き部15の円弧面14側の壁面の下端部
を平坦面29となしているから、側面13および
平坦面16に加えて平坦面29をもチツプ座Bの
側壁に面接触させることができ、チツプ座Bの側
壁に対する面接触箇所が3箇所となる。したがつ
て、チツプ2の取付け安定性を大幅に向上させる
ことができる。
また、凸曲面27に接する平坦面29を形成し
ているから、内端縁Pがいわゆる尖点でなくな
り、凸曲面27および平坦面29と円弧面14と
のなす連続した稜線上の1点になるから、強度が
向上し、したがつてその近傍部分の欠損を防止す
ることができる。
なお、上記においては、スローアウエイチツプ
2をエンドミル本体に取り付ける場合について説
明したが、たとえば第15図に示すように、側フ
ライスに用いてもよい。
以上説明したように、この考案のスローアウエ
イチツプによれば、円弧面側の壁面の上端部から
上面にかけて凸曲面を形成する一方、その壁面の
下端部を凸曲面に接する平坦面となしているか
ら、チツプ座に対する取付け安定性を大幅に向上
させることができ、しかも切刃の内端縁近傍の強
度を向上させてその欠損を防止することができる
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来のスローアウエイチ
ツプの一例を示し、第1図は平面図、第2図は側
面図、第3図は正面図、第4図ないし第7図は従
来のスローアウエイチツプを用いたエンドミルを
示し、第4図は平面図、第5図は一部を省略して
示す一部切欠き正面図、第6図は第4図の矢視
図、第7図は第4図の−線矢視断面図、第8
図ないし第10図はこの考案の一実施例を示し、
第8図は平面図、第9図は側面図、第10図は正
面図、第11図ないし第14図はこの考案に係る
スローアウエイチツプを用いたボールエンドミル
を示し、第11図は平面図、第12図は一部を省
略して示す一部切欠き正面図、第13図は第11
図の〓矢視断面図、第14図は第11図のXI−
XI線矢視断面図、第15図はこの考案に係るス
ローアウエイチツプを用いた側フライスを示し、
Aは一部省略平面図、Bは一部省略側面図であ
る。 2……スローアウエイチツプ、11……上面、
12……下面、13……側面、14……円弧面、
15……切欠き、16……平坦面、18……切
刃、27……凸曲面、29……平坦面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体が平板状をなし、上面11と下面12との
    間に、平面とされた側面13と、この側面13に
    接してそこから周方向に沿つて形成された略四半
    分の円弧面14とを2組点対称的に有し、一方の
    組の側面13と他方の円弧面14との間に上面1
    1から下面12へ向つて延在する断面略V字状の
    切欠き部15を形成し、この切欠き部15を画成
    する2つの壁面のうち、側面13側の壁面を平坦
    面16となすとともに、円弧面14側の壁面の上
    端部と上面11との交叉部を切り落として、そこ
    に上端部が上面11に接する凸曲面27を形成
    し、かつ円弧面14側の壁面の下端部を凸曲面2
    7に接して、そこから下面12へ向つて延在する
    平坦面29となし、凸曲面27および上面11と
    円弧面14および側面13とのなす稜に切刃18
    を形成してなることを特徴とするスローアウエイ
    チツプ。
JP11179283U 1983-07-19 1983-07-19 スロ−アウエイチツプ Granted JPS6022216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11179283U JPS6022216U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 スロ−アウエイチツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11179283U JPS6022216U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 スロ−アウエイチツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6022216U JPS6022216U (ja) 1985-02-15
JPS6137458Y2 true JPS6137458Y2 (ja) 1986-10-30

Family

ID=30259415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11179283U Granted JPS6022216U (ja) 1983-07-19 1983-07-19 スロ−アウエイチツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6022216U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9180398B2 (en) 1999-11-05 2015-11-10 Donaldson Company, Inc. Filter element, air cleaner, and methods
US9415336B2 (en) 2009-10-02 2016-08-16 Donaldson Company, Inc. Filter cartridge with centerboard, dust collectors, and methods

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9180398B2 (en) 1999-11-05 2015-11-10 Donaldson Company, Inc. Filter element, air cleaner, and methods
US9415336B2 (en) 2009-10-02 2016-08-16 Donaldson Company, Inc. Filter cartridge with centerboard, dust collectors, and methods

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6022216U (ja) 1985-02-15

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