JPH0283149A - 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置 - Google Patents

磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置

Info

Publication number
JPH0283149A
JPH0283149A JP23222288A JP23222288A JPH0283149A JP H0283149 A JPH0283149 A JP H0283149A JP 23222288 A JP23222288 A JP 23222288A JP 23222288 A JP23222288 A JP 23222288A JP H0283149 A JPH0283149 A JP H0283149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
polishing
grindstone
alloy
thin strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23222288A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Tanji
丹治 雍典
Tadahiko Horiguchi
堀口 忠彦
Nobuhiro Abe
信博 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP23222288A priority Critical patent/JPH0283149A/ja
Publication of JPH0283149A publication Critical patent/JPH0283149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数10 kllz〜数Mllzの高周波領域で
使用されるトランス、チョークコイル、ノイズフィルタ
等の磁心材に用いられる磁性金属又は合金薄帯、その表
面研磨方法、及び表面加工装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に高周波に於ける鉄損は渦電流損失が支配的である
が、板厚d1磁区幅2Lにおいて2L>dを満足し、且
つ動作状態に於ける磁束密度B1が飽和磁束密度B と
の間に33  <<B  なる関係Sl!lS が成立するとき、鉄損P、は次式で与えられる(R,H
,Pry and  C,P、Bean:JAP、29
(1958)532.)PL / f 鴫a + (π
d B、 ) 2x1.63×2LX f/6ρ ・ 
d  ・・・(1)ここに於いてρ:密度、f:周波数
である〇液体超急冷法によって製造される非晶質合金薄
帯等は、板厚が50〜10μmと薄く、2L>dの条件
を十分に満足している。
(1)式から明らかな様に、上記磁性薄帯の高周波鉄損
PLを低減させるためには磁区の微細化を計ることが有
効である。
[発明が解決しようとする課題] 上述の様に磁区を微細化するために、(イ)斜め磁場中
熱処理、(ロ)スクラッチの導入、(lX)部分結晶化
の導入、(ニ)低磁歪、(ホ)粒子分散などの方策が試
みられている。
上記の方策の中、(ロ)スクラッチの導入の場合、R,
F、Krause and P、E、Werner(l
EEE、Trans、Mag、MAG−17(1981
)、268B)によって、渦電流損失が著しく減少する
事が報告されている。
本発明の技術課題は、上記(ロ)スクラッチ法の原理を
発展させ、より能率的に機能させる技術を提供する事に
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、長尺状の磁性金属又は合金を含む材料
よりなり、長さ方向に全体に渡って、幅方向の研磨によ
るスクラッチを有することを特徴とする磁性金属又は合
金薄帯が得られる。
本発明によれば、長尺状の金属又は合金を含む薄帯を長
手方向に移動させながらこの薄帯表面を、この薄帯の移
動方向と反対方向に回転する円柱状砥石周面に接触させ
て研磨する円柱状砥石を有する磁性金属又は合金薄帯の
表面研出装置において、前記円柱状砥石は、端面に対し
て斜めに切り落とされる形状の傾斜面を有し、この傾斜
面は、W−D tanθ≧W(但し、θは砥石端面の傾
斜角度、合金薄帯の表面研磨装置が得られる。
本発明の金属又は合金薄帯の表面研磨装置においては、
長尺状の金属又は合金を含む薄帯を一定の張力で供給す
る供給部と、前記薄帯を研磨する研磨部と、前記研磨部
により研磨された薄帯を巻き取る巻取部とを有し、前記
研磨部は、前記薄帯の裏面を研磨する第1の砥石と前記
薄帯の表面を研磨する第2の砥石とを有することをか好
ましい。
[作 用] 本発明の金属又は金属薄帯の表面研磨装置においては、
供給部により長尺状の金属又は合金を含む薄帯一定の張
力で供給され、長子方向に移動する。円柱状砥石は二〇
薄帯の表裏面の移動方向に対向するように接触しながら
研磨する。即ち、円柱状砥石は、−様でない幅の研磨面
、例えばW−D Lanθ≧ω(但し、θは砥石端面の
傾斜角度、Wは砥石幅、Dは砥石直径、ωは薄帯の幅を
表す。)の関係を満たす砥石など、を有することにより
金属合金薄帯を、その長手方向に交差する方向に研磨す
る。また、表裏夫々研磨する円筒状砥石を一対設け、一
方の砥石を薄帯の裏面を研磨する第1の砥石及び他方の
砥石を薄帯の表面を研磨する第2の砥石とすることによ
り、この薄帯を、長手方向及びこの長子方向に交差する
方向に研磨することが出来る。このように、研磨された
薄帯は巻取部によって巻き取られる。
[実施例コ 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
9第1図は本発明の実施例に係る磁性金属又は合金薄帯
研磨装置を示す側面図、第2図は第1図の磁性金属又は
合金薄帯研磨装置の平面図である。
これらの図において、薄帯研磨装置は、長尺状の薄帯1
を供給する供給部20と、この薄帯1を研磨する研磨部
30と、研磨された薄帯1を巻き取る巻取部40とを併
設することにより構成されている。薄帯供給部20は、
研磨される薄帯を収容している薄帯リール21と、張力
制御器22と、薄帯リール21を一端に有し他端は張力
制御器22に接続され、軸受け24及び25に回転自在
に支持された回転軸26とを有する。張力制御器22は
回転軸の他端に側を圧接することにより、薄帯リールか
ら供給される薄帯1を一定の張力に調節する。張力調節
は張力調節ばね23によって行われる。
研磨部30は、薄帯の裏面1aを研磨するロール状の砥
石I (31)と、ロール状の砥石1 (31)とに併
設され、供給された薄帯の表面1bを研磨するロール状
の砥石n(32)とを有する。
砥石31は、シャフト33と、ギヤボックス34を介し
て接続された駆動モータ35により薄帯の被研磨面の移
動方向と反対方向に回転する。
シャフト33は、駆動モータを取り付ける取り付は台3
6に設けられた軸受け37a及び37bにより支持され
ている。砥石32は砥石31と同様にシャフト33′と
、ギヤボックス34′を介して接続された駆動モータ3
5′により回転する。
シャフト33′は、駆動モータを取り付ける取り付は台
36′に設けられた軸受け37a及び37bにより支持
されている。
巻取部40は、巻取モータ41の駆動軸41aに軸着さ
れた巻取りリール42をHし、研磨された薄帯が予め定
められた速度で巻取られる。
第3図(a)は第1図のA−8断面図で、薄帯研磨部3
0を示している。
この図において、本体取り付は台51に固定さ11取り
付は台36に駆動モータ35及び軸受け37a及び37
bが固定されている。シャフト11の一端に砥石Iが固
定板39で固定されており、他端はギアボックス34を
介してモータ駆動軸に接続される。移動する薄帯lは押
さえ付はロール38により、砥石1の周面に圧接される
第3図(b)は砥石・の形状を示す図である。この図の
ように、実施例に係る砥石は両端面が互いに11行でな
い円柱状を有する。砥石端面の傾斜角度をθ、砥石幅を
W1砥石直径をD1薄帯の幅をωと置くと、 W=DLan θ≧ω の関係を満たす。
この砥石を軸を中心にして回転させると、傾斜した端面
はW方向に、この砥石の回転周期と一致した周期で正弦
曲線を描く。
実施例に係る金属又は合金薄帯研磨装置により、合金薄
帯を研磨する場合には、薄帯リールに巻かれている薄帯
1は、張力制御器22により一定め張力を付与され、そ
の搬送路4に沿って、薄帯の被研磨面の移動方向と反対
方向即ち左方向52に回転する砥石Iの周面上部に接触
し裏面1aを研磨され、続いて薄帯の被研磨面の移動方
向と反対方向即ち右方向53に回転する砥石Hの周面上
部に接触し表面2aを研磨されて、巻取リール42に巻
き取られる 尚、研磨中等に合金薄帯表面に摩擦熱が加わると、筒状
に反り曲がることある。この場合、搬送路4を長くする
こと、搬送路4中に合金薄帯の冷却装置を設けること等
によって、合金薄帯を十分に冷却することで、反り曲が
りを防止することができる。
第4図は実際に用いられた砥石I及び■の組合せによる
表面研磨状態の比較を示す図である。この図から明らか
な様に前段および後段砥石の組合せ方によって表面スク
ラッチの様子を自由に変える事が出来る。
研磨表面の粗さは砥石の種類によって、板幅方向のスク
ラッチのピッチは砥石の回転速度、薄帯移動速度を適当
に変える事によって調整する事が出来る。砥石の粒度は
細かくし仕上げ而粗さとして最大2〜3μmが好ましい
6研磨量は1回研磨でり1μm1この研磨を何回か繰り
返えす事によって、漸次薄くしていく。
表1.実施条件 表  2 CO基及びFe基本アモルファス合金を表1で示す条件
で研磨して、その仕上面の粗さを調べた。
その最終仕上げ板厚は約10μmまで可能であった。そ
の結果は表2に示す通りである。
第5図には、本発明の実施例に係る表面研磨装置により
CO基アモルファス合金薄帯の長手方向および幅方向に
スクラッチを入れた場合の鉄損P、の周波数fを依存性
を示す図である。
この図において、Oを含む実線11は長手方向にスクラ
ッチを入れた場合、・で示される実線12は幅方向にス
クラッチを入れた場合、Xで示される実線13はスクラ
ッチを入れる前の状態を示す。
図から明らかな様に、スクラッチを入れる前の状態(実
線13)と長子方向にスクラッチを入れた場合(実線1
1)では殆ど変わらないが、幅方向にスクラッチを入れ
る実線12とPt、は著しく低減する。特に高周波帯域
に於いてその特徴は大きくなる。
本発明の実施例に係る研磨装置に用いられる砥石の回転
軸軸に直角でない面を有する砥石については、この直角
でない面を樹脂ブロックで補填し、両端面平行な円板形
状に保つ事も出来る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、磁性金属又は合金
薄帯の表裏面を必要に応じて幅方向及び長子方向にスク
ラッチを設けることが出来る。
また、金属合金薄帯の幅方向にスクラッチを設けること
で、鉄損を減少させることができ、これは工業上きわめ
て有益である。
【図面の簡単な説明】
第1−図は、本発明の実施例に係る磁性金属又は合金薄
帯研磨装置を示す側面図、第2図は第1図の磁性金属又
は合金薄帯研磨装置の・]之而面図第3図(a)は第1
図のA−B右断面図、第3図(b)は第3図(a)の砥
石の形状の説明に供する図、第4図は本発明の実施例に
係る磁性金属又は合金薄帯研磨装置の砥石I及び砥石■
の組み合わせ形式及び研心後の薄帯表面状態を模式的に
示す図、第5図は本発明の実施例に係る金属又は合金薄
帯研磨装置によって研磨されたアモルファス合金薄帯の
スクラッチの状態と、鉄損との関係を示す図である。 図中、1は磁性金属又は合金薄帯、1aは薄帯の裏面、
1bは薄帯の表面、4は搬送路、20は供給部、21は
薄帯リール、22は張力制御器、23は張力調節ばね、
24及び25は軸受け、26は回転軸、30は研心部、
31は砥石I、32は砥石■、33及び33′はシャフ
ト、34及び34′はギアボックス、35及び35′は
駆動モータ、36及び36′は取り付は台、37a。 37b、37a’及び37b′は軸受け、38及び38
′は押さえ付はロール、39及び39′は固定板、40
は巻取部、41は巻取モータ、41aは駆動軸、42は
巻取リリール、51は本体取り付は台、52及び53は
回転の方向を示す矢印である。 第3図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、長尺状の磁性金属又は合金を含む材料よりなり、長
    さ方向に全体に渡って、幅方向の研磨によるスクラッチ
    を有することを特徴とする磁性金属又は合金薄帯。 2、長尺状の金属又は合金を含む薄帯を長手方向に移動
    しながら、該薄帯の表面を砥石に接触させて研磨する磁
    性金属又は合金薄帯の表面研磨方法において、上記砥石
    を上記薄帯の長手方向に交差する方向に相対的に移動し
    て研磨することを特徴とする磁性金属又は合金薄帯の表
    面研磨方法。 3、長尺状の金属又は合金を含む薄帯を長手方向に移動
    する該薄帯表面を、該薄帯の移動方向と反対方向に回転
    する円柱状砥石周面に接触させて研磨する円柱状砥石を
    有する磁性金属又は合金薄帯の表面研磨装置において、
    前記円柱状砥石は、端面に対して斜めに切り落とされる
    形状の傾斜面を有し、該傾斜面は、W=Dtanθ≧ω
    (但し、ωは砥石端面の傾斜角度、Wは砥石幅、Dは砥
    石直径、ωは薄帯の幅を表す。)の関係を満たすことを
    特徴とする磁性金属又は合金薄帯の表面研磨装置。
JP23222288A 1988-09-19 1988-09-19 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置 Pending JPH0283149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23222288A JPH0283149A (ja) 1988-09-19 1988-09-19 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23222288A JPH0283149A (ja) 1988-09-19 1988-09-19 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0283149A true JPH0283149A (ja) 1990-03-23

Family

ID=16935898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23222288A Pending JPH0283149A (ja) 1988-09-19 1988-09-19 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0283149A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014919A (ja) * 2003-10-23 2011-01-20 Toshiba Corp インダクタンス素子とその製造方法
US9812320B1 (en) 2016-07-28 2017-11-07 Asm Ip Holding B.V. Method and apparatus for filling a gap

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62235422A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Nippon Steel Corp 方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍設備

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62235422A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Nippon Steel Corp 方向性電磁鋼板の脱炭連続焼鈍設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014919A (ja) * 2003-10-23 2011-01-20 Toshiba Corp インダクタンス素子とその製造方法
US9812320B1 (en) 2016-07-28 2017-11-07 Asm Ip Holding B.V. Method and apparatus for filling a gap

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7776793B2 (en) System and method for polishing surface of tape-like metallic base material
US4930259A (en) Magnetic disk substrate polishing assembly
JP5005645B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
JPH05177523A (ja) 張設された微小研磨剤小板、および改良されたウエハー支持ヘッドを備えた研磨装置
JPH0283149A (ja) 磁性金属又は合金薄帯,その表面研磨方法,及び研磨装置
JP4905238B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板の研磨方法
JPH07134823A (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体の製造方法
JP2004174695A (ja) 研磨方法及び研磨装置並びに磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP4472694B2 (ja) 直進型研磨方法
JP2009064524A (ja) 磁気ディスク用基板及び磁気ディスク
WO2014148421A1 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
JPS6239172A (ja) 磁気研磨装置
JP2001250224A (ja) 磁気記録媒体用基板とその製造方法および磁気記録媒体
TW536446B (en) Polishing device
JP3457972B2 (ja) 表面研磨仕上装置
WO2013099082A1 (ja) Hdd用ガラス基板の製造方法
JPS61182748A (ja) 薄帯の研磨方法
JPH08118241A (ja) 研摩テープ
JPH02143917A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH0631604A (ja) 研磨装置および研磨方法
JP2004268179A (ja) 研磨装置
JPH07182615A (ja) 磁気ヘッド装置用磁気コアーブロックの研磨加工方法及びその研磨加工装置
JPS6377651A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH01271157A (ja) 磁気ディスク媒体の製造方法
JPH0553008B2 (ja)