JP6648922B2 - 放射線撮影システム、制御装置、放射線撮像装置、及び放射線撮影システムの制御方法 - Google Patents

放射線撮影システム、制御装置、放射線撮像装置、及び放射線撮影システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮影システム、制御装置、放射線撮像装置、及び放射線撮影システムの制御方法に関する。
放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線の強度分布に基づく放射線画像をデジタル化して画像処理を施し鮮明な放射線画像を生成する放射線撮像装置を用いた放射線撮影システムがある。また、放射線撮像装置に無線通信機能を付加し、生成した放射線画像の画像データを画像処理や保存のために放射線撮影システムの制御コンピュータに無線通信で転送する放射線撮像装置が開発されている。
無線通信機能が付加された放射線撮像装置は、複数の放射線撮影室を移動し使用されることがあり、使用する放射線撮影室を変更する場合、無線通信に係る設定や、通信する制御コンピュータとの関連付けを行う。また、1つの制御コンピュータに複数の放射線撮像装置が関連付けられている場合、撮影に使用する放射線撮像装置を指定して撮影を行う。放射線撮像装置を移動し放射線撮影室を変更した際に、無線通信に係る設定及び制御コンピュータとの関連付けを行い、次の撮影に使用する放射線撮像装置を指定して放射線撮影を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−6413号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では次のような課題があった。操作者Aが制御コンピュータAと放射線撮像装置Aとを用いて被写体を撮影する直前に、操作者Bが制御コンピュータAと関連付いている放射線撮像装置Bを制御コンピュータBと関連付けずに、放射線撮像装置Bの撮影可能状態遷移スイッチを押下したとする。撮影可能状態遷移スイッチは、押下されることによって放射線撮像装置を撮影可能な状態に遷移させるスイッチである。
この場合、操作者Bが操作した放射線撮像装置Bが撮影可能な状態になり、操作者Aが撮影に使おうとしていた放射線撮像装置Aが撮影不可な状態になる。このことに気付かずに操作者Aが被写体への放射線照射を指示すると、被写体は放射線を受けるが、放射線撮像装置Aとは別の放射線撮像装置Bで無効な画像が生成され、放射線撮像装置Aにより撮影されるはずであった被写体は無効被曝してしまう。本発明の目的は、撮影に使用する放射線撮像装置を撮影可能な状態にした後に、撮影可能な放射線撮像装置を切り替えられてしまうことを防止することである。
本発明に係る放射線撮影システムは、各々が放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する複数の放射線撮像装置と、前記複数の放射線撮像装置を制御する制御装置とを有し、前記複数の放射線撮像装置と前記制御装置とが通信可能な放射線撮影システムであって、放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するための遷移要求を放射線撮像装置から受けて、当該放射線撮像装置を前記撮影可能状態に遷移させる制御手段と、前記放射線撮像装置からの前記遷移要求による前記撮影可能状態への遷移を抑止する抑止手段と、前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止手段による抑止を行う判定する判定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影に使用する放射線撮像装置を撮影可能な状態にした後に、撮影可能な放射線撮像装置を切り替えられてしまうことを防止することができる。
本発明の実施形態における放射線撮影システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態における放射線撮影システムの機能構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるコンソールの構成例を示す図である。 第1の実施形態における放射線撮像装置のセンサの構成例を示す図である。 第1の実施形態における放射線撮影システムの動作を説明する図である。 第1の実施形態における各装置の状態の遷移を示す図である。 第1の実施形態における動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における放射線撮影システムの機能構成例を示す図である。 第2の実施形態における動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態における放射線撮影システムの構成例を示す図である。本実施形態における放射線撮影システムは、放射線撮像装置及びそれを制御する制御コンピュータを有し、複数の放射線撮像装置と通信可能な放射線撮影システムである。図1において、コンソール103、113は、放射線撮像装置101、102、111、112を制御するコンピュータ(制御コンピュータ)である。放射線撮像装置101、102、111、112は、放射線を検出するセンサを有し、放射線発生装置104、114から照射される放射線を検出して放射線画像を生成する。また、放射線撮像装置101、102、111、112は、無線通信機能を有し、例えば放射線画像の画像データや各種コマンドを無線通信で送受信することが可能である。
放射線発生装置104、114は、放射線を発生する装置であり、入力される指示に応じて放射線を照射する。インタフェース(IF)変換装置105、115は、放射線発生装置104、114と、放射線撮像装置101、102、111、112やコンソール103、113との間で行う通信におけるインタフェース変換を行う。IF変換装置105、115は、例えばパラレル信号とイーサネット(登録商標)パケットとの変換を行う機能を有する。無線アクセスポイント(AP)106、116は、無線通信の中継を行う機器である。ネットワークスイッチ(Hub)107、117は、データ通信の中継を行う機器である。
放射線発生装置104、114と放射線撮像装置101、102、111、112とは、IF変換装置105、115等を介して通信を行い、放射線発生装置による放射線照射と放射線撮像装置での撮影タイミングとをあわせて撮影を行う。なお、放射線発生装置104、114と放射線撮像装置101、102、111、112とが通信を行わず、放射線撮像装置101、102、111、112は放射線を受信したことを判定して撮影を開始する放射線検知撮影を行う構成であっても良い。
ここで、放射線撮像装置101、102、111、112は、放射線撮影室A及び放射線撮影室Bの間を移動し、どちらの放射線撮影室でも使用可能である。異なる放射線撮影室に移動した場合、その放射線撮影室に対応するコンソールと放射線撮像装置との関連付けを行う。関連付けを行う方法としては、赤外線通信、有線ケーブルの接続又はBluetooth(登録商標)通信等がある。図1に示した放射線撮影システムは一例であり、放射線撮像装置の数や放射線撮影室の数等は任意である。
図1に示した放射線撮影システムにおいて、放射線撮像装置を撮影可能な状態(撮影可能状態)に遷移させるときの動作例について説明する。以下では、図1に示したように放射線撮影室Aに、コンソールA103に関連付けられている放射線撮像装置A101及び放射線撮像装置B102があり、放射線撮像装置A101を撮影可能状態に遷移させる場合を例に説明する。撮影可能状態とは、放射線撮像装置内のセンサで放射線を検出して放射線画像を生成できる状態であり、撮影不可な状態(撮影不可状態)とは、放射線の検出及び放射線画像の生成を行わない状態である。
まず、操作者が放射線撮像装置A101に対して撮影可能状態にするための所定の操作(放射線撮像装置A101の所定のボタンの押下や所定のスイッチの操作等)を行う。放射線撮像装置A101は、撮影可能状態にするための所定の操作が行われたことを検出すると、撮影可能状態への遷移を要求するコマンド(以下、「遷移要求コマンド」と称す。)121をコンソールA103に送信する。
遷移要求コマンド121を受信したコンソールA103は、関連付けられている他の放射線撮像装置のそれぞれに、放射線撮像装置を撮影不可状態に遷移させるコマンド(以下、「撮影不可遷移コマンド」と称す。)を送信する。この例では、コンソールA103は、放射線撮像装置B102に撮影不可遷移コマンド122を送信する。撮影不可遷移コマンド122を受信した放射線撮像装置B102は撮影不可状態に遷移する。
次に、コンソールA103は、遷移要求コマンド121の送信元である放射線撮像装置A101に、放射線撮像装置を撮影可能状態に遷移させるコマンド(以下、「撮影可能遷移コマンド」と称す。)123を送信する。撮影可能遷移コマンド123を受信した放射線撮像装置A101は撮影可能状態に遷移する。
図2は、第1の実施形態における放射線撮影システムの機能構成例を示す図である。図2には一例として、放射線撮像装置A101、放射線撮像装置B102、コンソールA103、放射線発生装置A104、及びIF変換装置105を有する放射線撮影システムを示している。放射線撮像装置A101、放射線撮像装置B102、コンソールA103、及びIF変換装置105は、図1に示した無線アクセスポイントやネットワークスイッチ等を含む通信路61を介して通信可能に接続される。
放射線撮像装置A101及び放射線撮像装置B102の各々は、制御部11、撮像部12、コマンド送信部13、コマンド受信部14、及び操作部15を有する。制御部11は、放射線撮像装置内の各機能部を制御する。制御部11は、例えばコマンド受信部14が受信したコマンドに応じて、放射線撮像装置を撮影可能状態にしたり撮影不可状態にしたりする。
撮像部12は、放射線撮像装置が撮影可能状態であるとき、放射線発生装置104から照射される放射線をセンサで検出して補正処理等の処理を適宜施して放射線画像を生成する。撮像部12によって得られた放射線画像の画像データは、例えば図示しない記憶部に記憶されたり、図示しない通信部を介してコンソールに転送されたりする。
コマンド送信部13は、制御部11による制御に応じて、通信路61を介して接続される他の装置にコマンドを送信する。本実施形態において、コマンド送信部13が送信するコマンドには、例えば遷移要求コマンドがある。コマンド受信部14は、通信路61を介して接続される他の装置から送信されたコマンドを受信する。操作部15は、操作者が放射線撮像装置に対して指示を入力するためのものである。コマンド受信部14で受信したコマンドや操作部15に対する操作に応じた制御処理が制御部11により実行される。
コンソールA103は、制御部31、コマンド送信部32、コマンド受信部33、装置管理部34、操作部35、及び表示部36を有する。制御部31は、コンソールA103内の各機能部を制御する。制御部31は、コマンド受信部33が受信したコマンドや操作部35に対する操作等に応じた制御処理を実行する。制御部31は、例えば放射線撮像装置からの遷移要求コマンドを受けた場合、それに対する応答として撮影可能遷移コマンドや撮影不可遷移コマンドの送信をコマンド送信部32に指示する。
また、制御部31は、判定部38及び時間計測部39を有する。判定部38は、遷移要求コマンドを受付不可な状態(受付不可状態)にコンソールを遷移させるコマンド(以下、「受付不可設定コマンド」と称す。)を受信したかを判定する。また、判定部38は、遷移要求コマンドを受付可能な状態(受付可能状態)にコンソールを遷移させるコマンド(以下、「受付不可解除コマンド」と称す。)を受信したかを判定する。時間計測部39は、コンソールA103が遷移要求コマンドの受付不可状態であるとき、遷移要求コマンドの受付不可状態になってからの時間を計測する。
コマンド送信部32は、制御部31による制御に応じて、通信路61を介して接続される他の装置にコマンドを送信する。本実施形態において、コマンド送信部32が送信するコマンドには、例えば撮影可能遷移コマンド及び撮影不可遷移コマンドがある。コマンド受信部33は、通信路61を介して接続される他の装置から送信されたコマンドを受信する。コマンド受信部33は、遷移要求コマンドの受信を行う遷移要求コマンド受信部37を有する。遷移要求コマンド受信部37は、コンソールA103が遷移要求コマンドの受付不可状態である場合、放射線撮像装置からの遷移要求コマンドの受け付けが制御部31により抑止される。
装置管理部34は、コンソールA103に関連付けられている放射線撮像装置や、その状態(撮影可能状態であるか撮影不可状態であるか等)を管理する。操作部35は、操作者がコンソールA103に対して指示を入力するためのものであり、表示部36は、放射線撮影システムにおける操作画面、状態表示画面や撮影された放射線画像を表示するためのものである。
放射線発生装置A104は、制御部41、操作部42、及び照射部43を有する。制御部32は、操作部42に対する操作やIF変換装置105からの信号に応じて放射線発生装置A104を制御する。操作部42は、操作者が放射線発生装置A104に対して指示を入力するためのものである。照射部43は、制御部41による制御に応じて、放射線を照射する。
操作部42は、放射線照射の準備開始を指示するための第1のスイッチ44と、放射線照射を指示するための第2のスイッチ45とを有する。第1のスイッチ44が押下されると、制御部41は、照射部43に放射線照射の準備を開始させ、照射予告信号を外部に出力する。また、第1のスイッチ44が押下された後、さらに第2のスイッチ45が押下されると、制御部41は、照射部43に放射線照射を行わせ、照射予告解除信号を外部に出力する。
IF変換装置105は、通信路61を介して接続される他の装置に対するコマンドの送受信を行うコマンド送受信部51を有する。コマンド送受信部51は、通信路61を介して接続される他の装置から送信されたコマンドを受信し、受信したコマンドに応じた信号を放射線発生装置A104に出力する。また、コマンド送受信部51は、放射線発生装置A104から出力された信号に応じたコマンドを、通信路61を介して接続される他の装置に送信する。
本実施形態において、コマンド送受信部51が送信するコマンドには、例えば受付不可設定コマンド及び受付不可解除コマンドがある。放射線発生装置A104からの照射予告信号を受けると、コマンド送受信部51は受付不可設定コマンドを送信し、放射線発生装置A104からの照射予告解除信号を受けると、コマンド送受信部51は受付不可解除コマンドを送信する。
図3は、本実施形態におけるコンソールの構成例を示す図である。図3には、コンソールA103を一例として示すが、他のコンソールも同様である。コンソールA103は、CPU141と、ROM142と、RAM143とを有する。また、操作部(CONS)149のコントローラ(CONSC)145と、表示部としてのディスプレイ(DISP)150のディスプレイコントローラ(DISPC)146とを有する。さらに、ハードディスク(HD)151、及びフレキシブルディスク等の記憶デバイス(STD)152のコントローラ(DCONT)147と、ネットワークインタフェースカード(NIC)148とを有する。それら機能部141、142、143、145、146、147、148は、システムバス144を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU141は、ROM142又はHD151に記憶されたソフトウェア、又はSTD152より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス144に接続された各構成部を総括的に制御する。RAM143は、CPU141の主メモリ又はワークエリア等として機能する。本実施形態では、CPU141が後述するような動作を行うための処理プログラムをROM142等から読み出して実行することで、例えば制御手段、抑止手段、及び判定手段等の機能が実現可能である。
CONSC145は、CONS149からの指示入力を制御する。DISPC146は、DISP150の表示を制御する。DCONT147は、ブートプログラム、種々のアプリケーション(処理プログラム)、ユーザファイル、及びネットワーク管理プログラム等を記憶するHD151及びSTD152とのアクセスを制御する。NIC148はネットワーク153上の他の装置(放射線撮像装置やIF変換装置等)と双方向にデータをやりとりする。
図4は、放射線撮像装置内のセンサの構成例を示す図である。2次元センサアレイ201には、光電変換素子206及びTFTトランジスタ207をそれぞれ有する複数の画素205が行列状(マトリクス状)に配置されている。TFTトランジスタ207のゲートがドライバ回路202により駆動されるゲート線GLに接続され、光電変換素子206がTFTトランジスタ207を介して対応する列の信号線SLに接続される。
2次元センサアレイ201上のある行上の各画素205は、ドライブ回路202により全画素同時にアドレシングされ、行上の各画素205の電荷はサンプルホールド回路203に保持される。その後、保持された画素出力の電荷はマルチプレクサ204を介して順次読み出され、アンプ210により増幅された後、アナログ−デジタル変換器(A/D変換器)211によりデジタル値に変換される。各行の走査が終了する毎に、ドライブ回路202が順次センサアレイ201上の次の各行をドライブして走査を行い、最終的にすべての画素出力の電荷がデジタル値に変換される。
これにより放射線画像データを読み出すことができる。この際、各列信号線SLに印加する電圧を特定値に固定しながら走査し、取得した電荷を読み捨てることにより、暗電荷が吐き出され、センサ初期化の走査となる。これらのセンサ部の駆動、読み出し動作等の制御は、駆動制御部220により行われる。デジタル値に変換された放射線画像データから放射線を照射せずに暗電荷成分のみから取得したオフセット画像データを減算するオフセット補正を行うことで、不要な暗電荷成分を除去した撮影画像を得ることができる。
図5は、第1の実施形態における放射線撮影システムの動作を説明する図である。放射線撮影室Aに放射線撮像装置A101及び放射線撮像装置B102があり、放射線撮像装置A101及び放射線撮像装置B102はコンソールA103と関連付けられているものとする。前述したように放射線発生装置A104は、放射線照射の準備開始を指示するための第1のスイッチ44と放射線照射を指示するための第2のスイッチ45とを有しており、第1のスイッチ44が押下されたときに照射予告信号301を送信する。
放射線撮像装置A101が撮影可能状態になっているときに、照射予告信号301を受けたIF変換装置105は、受付不可設定コマンド302をコンソールA103に送信する。その後、受付不可設定コマンド302を受けたコンソールA103は、遷移要求コマンドを受け付けられない状態(受付不可状態)になる。
このときに放射線撮像装置B102を放射線撮影室Bに移動し、コンソールB113と関連付けせずに放射線撮像装置B102で撮影可能状態にするための操作が行われた場合、放射線撮像装置B102はコンソールA103に対し遷移要求コマンドを送信する。しかし、コンソールA103が遷移要求コマンドを受け付けないため、放射線撮像装置B102は撮影可能状態に遷移しない。放射線撮像装置A101の操作者が、第1のスイッチ44の押下に続いて第2のスイッチ45を押下することにより、放射線発生装置A104から放射線が照射され放射線撮像装置A101で撮影が行われる。
操作者が第1のスイッチ44を離したとき又は放射線の照射が完了したとき、放射線発生装置A104は、照射予告解除信号をIF変換装置105に送信する。照射予告解除信号を受けたIF変換装置105は、受付不可解除コマンドをコンソールA103に送信する。受付不可解除コマンドを受けたコンソールA103は、遷移要求コマンドを受け付け可能な状態(受付可能状態)に遷移する。
図6は、放射線撮影システムでの各装置の状態の遷移の例を示す図である。図6(A)には第1の実施形態における制御動作を適用しない場合の例を示しており、図6(B)には第1の実施形態における制御動作を適用した場合の例を示している。放射線撮像装置A及び放射線撮像装置Bは、コンソールAと関連付けられているものとする。
図6(A)に示す例では、放射線撮像装置Aが遷移要求コマンド121をコンソールAに送信し、その応答としてコンソールAが撮影可能遷移コマンド123を放射線撮像装置Aに送信し、放射線撮像装置Aは撮影可能状態に遷移する(321)。なお、放射線撮像装置BにはコンソールAから撮影不可遷移コマンドが送信され、放射線撮像装置Bは撮影不可状態に遷移する。
次に、放射線撮像装置Aを使用して撮影する直前に、放射線撮像装置Bが遷移要求コマンド121をコンソールAに送信する。このとき、放射線撮像装置Bからの遷移要求コマンド121に対する応答として、コンソールAが撮影可能遷移コマンド123を放射線撮像装置Bに送信し、放射線撮像装置Bは撮影可能状態に遷移する(322)。
また、このとき、放射線撮像装置AにはコンソールAから撮影不可遷移コマンドが送信され、放射線撮像装置Aは撮影不可状態に遷移する。このことに気づかず放射線を照射する(320)と、意図した放射線撮像装置Aとは別の放射線撮像装置Bで撮影を行い、放射線撮像装置Aで撮影されようとした被写体は放射線を受けるが、放射線撮像装置Bの無効画像が得られ無効な放射線照射となってしまう。
一方、図6(B)に示す例では、放射線撮像装置Aが遷移要求コマンド121をコンソールAに送信し、その応答としてコンソールAが撮影可能遷移コマンド123を放射線撮像装置Aに送信し、放射線撮像装置Aは撮影可能状態に遷移する(332)。なお、放射線撮像装置BにはコンソールAから撮影不可遷移コマンドが送信され、放射線撮像装置Bは撮影不可状態に遷移する。
次に、放射線撮像装置Aを使用して撮影するために放射線発生装置Aの第1のスイッチが押下されたときに(331)、放射線発生装置Aが照射予告信号をIF変換装置に送信する。その照射予告信号を受けたIF変換装置が受付不可設定コマンドをコンソールAに送信し、コンソールAは遷移要求コマンドを受け付けられない状態(受付不可状態)に遷移する(333)。
このときに放射線撮像装置Bが遷移要求コマンド121をコンソールAに送信すると、コンソールAが遷移要求コマンド121を受け付けないため、放射線撮像装置Bは撮影可能状態に遷移せず、放射線撮像装置Aは撮影可能状態に維持される。そして、放射線を照射する(330)と、放射線撮像装置Aで撮影が行われ有効な放射線画像が得られる。放射線照射後に放射線発生装置Aが照射予告解除信号をIF変換装置に送信し、それを受けたIF変換装置が受付不可解除コマンドをコンソールAに送信し、コンソールAは遷移要求コマンドを受け付け可能な状態(受付可能状態)に遷移する。
図7は、前述した遷移要求コマンドの受付可能状態と受付不可状態との切り替えを実行する第1の実施形態におけるコンソールの動作例を示すフローチャートである。ステップS401にて、コンソールの制御部31は、受付不可設定コマンドを受信したかを判定部38で判定する。
受付不可設定コマンドを受信していないと判定した場合、ステップS401の処理を再び行う。一方、受付不可設定コマンドを受信したと判定した場合、ステップS402にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付不可状態にして、時間計測部39による時間の計測を開始させる。なお、遷移要求コマンドの受付不可状態であっても、コンソールの操作によって放射線撮像装置を撮影可能状態に遷移させることは可能である。
次に、ステップS403にて、制御部31は、時間計測部39により計測された時間を基に、遷移要求コマンドの受付不可状態になってから予め指定した時間が経過したかを判定する。遷移要求コマンドの受付不可状態になってから所定の時間が経過したと判定した場合、ステップS405にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付可能状態にしてステップS401に戻る。
一方、遷移要求コマンドの受付不可状態になってから所定の時間が経過していないと判定した場合、ステップS404にて、制御部31は、受付不可解除コマンドを受信したかを判定部38で判定する。受付不可解除コマンドを受信したと判定した場合、ステップS405にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付可能状態にしてステップS401に戻る。一方、受付不可解除コマンドを受信していないと判定した場合、ステップS402戻る。
第1の実施形態によれば、例えば放射線撮像装置A101が撮影可能状態になっているときに、放射線発生装置A104の第1のスイッチ44が押下されると、コンソールA103が遷移要求コマンドを受け付けられない受付不可状態になる。このときに放射線撮像装置B102を放射線撮影室Bに移動し、コンソールB113と関連付けせずに放射線撮像装置B102で撮影可能状態にするための操作が行われても、コンソールA103は遷移要求コマンドを受け付けない。そのため、放射線撮像装置B102は撮影可能状態に遷移せず、放射線撮像装置A101を撮影可能状態に維持できる。そして、放射線撮像装置A101の操作者が、第1のスイッチ44に続き第2のスイッチ45を押下することにより、意図した放射線撮像装置A101での撮影が行われる。
このように、放射線撮像装置A101を使用し撮影する直前に、放射線撮像装置B102で撮影可能状態にするための操作が行われた場合でも、放射線撮像装置A101を撮影可能状態に維持できる。したがって、撮影に使用する放射線撮像装置を撮影可能状態にした後に、意図せず撮影可能な放射線撮像装置を切り替えられてしまうことを防止することができる。
本実施形態では、放射線発生装置が有するスイッチの操作により照射予告信号、照射予告解除信号が送信される例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、コリメータの操作により放射線の照射位置と範囲を確認するための可視光の照射時に照射予告信号を送信し、可視光の停止時に照射予告解除信号を送信してもよい。また、放射線撮影室の扉を閉めたときに照射予告信号を送信し、扉を開けたときに照射予告解除信号を送信してもよい。
また、放射線発生装置がIF変換装置に照射予告信号、照射予告解除信号を送信し、それを受けたIF変換装置がコンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、放射線発生装置が直接コンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信してもよい。また、コンソールが別のコマンドを受信したときに、受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを受信したものとして処理してもよい。
また、照射予告信号、照射予告解除信号の有無にかかわらず、放射線撮像装置が遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有し、そのボタンが操作されたときに、コンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信してもよい。また、照射予告信号、照射予告解除信号の有無にかかわらず、放射線撮像装置に接続したリモートスイッチの遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンが操作されたときに、コンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信してもよい。
また、IF変換装置に接続したリモートスイッチが遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有し、そのボタンが操作されたときに、コンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信してもよい。また、遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有する機器のボタンが操作されたときに、コンソールに受付不可設定コマンド、受付不可解除コマンドを送信してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態において、放射線撮影システムにおける放射線撮像装置の各々は、遷移要求コマンドの送信が可能な状態(送信可能状態)と遷移要求コマンドの送信を抑止する状態(送信不可状態)とを有する。放射線撮像装置は、遷移要求コマンドの送信不可状態であるときには、操作者が放射線撮像装置で撮影可能状態にするための操作を行っても遷移要求コマンドをコンソールに送信しない。
第2の実施形態では、IF変換装置は、照射予告信号を受信したときに、通信可能なすべての放射線撮像装置に対して遷移要求コマンドの送信を抑止する状態(送信不可状態)に遷移させるコマンド(以下、「送信不可状態設定コマンド」と称す。)を送信する。送信不可状態設定コマンドを受けた放射線撮像装置は、遷移要求コマンドの送信を行えない状態(送信不可状態)になる。
また、IF変換装置は、照射予告解除信号を受信したときに、通信可能なすべての放射線撮像装置に対して遷移要求コマンドの送信が可能な状態(送信可能状態)に遷移させるコマンド(以下、「送信不可状態解除コマンド」と称す。)を送信する。送信不可状態解除コマンドを受けた放射線撮像装置は、遷移要求コマンドを送信できる状態(送信可能状態)になる。
第2の実施形態における放射線撮影システムの全体構成は、第1の実施形態における放射線撮影システムと同様であるので、説明は省略する。図8は、第2の実施形態における放射線撮影システムの機能構成例を示す図である。図8には一例として、放射線撮像装置A101、放射線撮像装置B102、コンソールA103、放射線発生装置A104、及びIF変換装置105を有する放射線撮影システムを示している。この図8において、図2に示した構成要素と同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
放射線撮像装置A101及び放射線撮像装置B102の各々は、制御部11、撮像部12、コマンド送信部13、コマンド受信部14、及び操作部15を有する。制御部11は、放射線撮像装置内の各機能部を制御する。制御部11は、コマンド受信部14が受信したコマンドや操作部15に対する操作等に応じた制御処理を実行する。
制御部11は、例えばコマンド受信部14が撮影可能遷移コマンドを受信した場合、放射線撮像装置を撮影可能状態にし、撮影不可遷移コマンドを受信した場合、放射線撮像装置を撮影不可状態にする。また、制御部11は、例えばコマンド受信部14が送信不可状態設定コマンドを受信した場合、放射線撮像装置を遷移要求コマンドの送信不可状態にし、送信不可状態解除コマンドを受信した場合、放射線撮像装置を遷移要求コマンドの送信可能状態にする。
また、制御部11は、判定部16及び時間計測部17を有する。判定部16は、送信不可状態設定コマンドを受信したかを判定したり、送信不可状態解除コマンドを受信したかを判定したりする。時間計測部17は、放射線撮像装置が遷移要求コマンドの送信不可状態であるとき、遷移要求コマンドの送信不可状態になってからの時間を計測する。
コマンド送信部13は、制御部11による制御に応じて、通信路61を介して接続される他の装置にコマンドを送信する。コマンド送信部13は、遷移要求コマンドの送信を行う遷移要求コマンド送信部18を有する。遷移要求コマンド送信部18は、放射線撮像装置が遷移要求コマンドの送信不可状態である場合、遷移要求コマンドの送信が制御部11により抑止される。
本実施形態において、IF変換装置105のコマンド送受信部51が送信するコマンドには、例えば送信不可状態設定コマンド及び送信不可状態解除コマンドがある。放射線発生装置A104からの照射予告信号を受けると、コマンド送受信部51は送信不可状態設定コマンドを送信し、放射線発生装置A104からの照射予告解除信号を受けると、コマンド送受信部51は送信不可状態解除コマンドを送信する。
図9は、前述した遷移要求コマンドの送信可能状態と送信不可状態との切り替えを実行する第2の実施形態における放射線撮像装置の動作例を示すフローチャートである。ステップS501にて、放射線撮像装置の制御部11は、送信不可状態設定コマンドを受信したかを判定部16で判定する。
送信不可状態設定コマンドを受信していないと判定した場合、ステップS501の処理を再び行う。一方、送信不可状態設定コマンドを受信したと判定した場合、ステップS502にて、制御部31は、放射線撮像装置を遷移要求コマンドの送信不可状態にして、時間計測部17による時間の計測を開始させる。この遷移要求コマンドの送信不可状態では、放射線撮像装置で撮影可能状態にするための操作が行われても、放射線撮像装置はコンソールに遷移要求コマンドを送信しない。
次に、ステップS503にて、制御部11は、時間計測部17により計測された時間を基に、遷移要求コマンドの送信不可状態になってから予め指定した時間が経過したかを判定する。遷移要求コマンドの送信不可状態になってから所定の時間が経過したと判定した場合、ステップS505にて、制御部11は、放射線撮像装置を遷移要求コマンドの送信可能状態にしてステップS501に戻る。
一方、遷移要求コマンドの送信不可状態になってから所定の時間が経過していないと判定した場合、ステップS504にて、制御部11は、送信不可状態解除コマンドを受信したかを判定部16で判定する。送信不可状態解除コマンドを受信したと判定した場合、ステップS505にて、制御部11は、放射線撮像装置を遷移要求コマンドの送信可能状態にしてステップS501に戻る。一方、送信不可状態解除コマンドを受信していないと判定した場合、ステップS502に戻る。
第2の実施形態によれば、例えば放射線撮像装置A101が撮影可能状態になっているときに、放射線発生装置A104の第1のスイッチ44が押下されると、各放射線撮像装置が遷移要求コマンドの送信を行えない送信不可状態になる。このときに放射線撮像装置B102を放射線撮影室Bに移動し、コンソールB113と関連付けせずに放射線撮像装置B102で撮影可能状態にするための操作が行われても、放射線撮像装置B102はコンソールA103に対し遷移要求コマンドを送信しない。そのため、放射線撮像装置B102は撮影可能状態に遷移せず、放射線撮像装置A101を撮影可能状態に維持できる。そして、放射線撮像装置A101の操作者が、第1のスイッチ44に続き第2のスイッチ45を押下することにより、意図した放射線撮像装置A101での撮影が行われる。
このように、放射線撮像装置A101を使用し撮影する直前に、放射線撮像装置B102で撮影可能状態にするための操作が行われた場合でも、放射線撮像装置A101を撮影可能状態に維持できる。したがって、撮影に使用する放射線撮像装置を撮影可能状態にした後に、意図せず撮影可能な放射線撮像装置を切り替えられてしまうことを防止することができる。
本実施形態では、IF変換装置が照射予告信号、照射予告解除信号を受信したとき、通信可能なすべての放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、コンソールが照射予告信号、照射予告解除信号を受信し、コンソールが各放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。また、照射予告信号、照射予告解除信号を受信したIF変換装置が1つの放射線撮像装置にコマンドを送信し、そのコマンドを受信した放射線撮像装置が他のすべての放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。
また、各放射線撮像装置が遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有し、そのボタンが操作されたときに、他の放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。また、各放射線撮像装置に接続したリモートスイッチが有する遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンが操作されたときに、他の放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。
また、IF変換装置に接続したリモートスイッチが遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有し、そのボタンが操作されたときに、各放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。また、遷移要求コマンドの無効ボタン、無効解除ボタンを有する機器のボタンが操作されたときに、各放射線撮像装置に送信不可状態設定コマンド、送信不可状態解除コマンドを送信してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態において、放射線撮影システムにおける各コンソールは、遷移要求コマンドを受付可能な状態(受付可能状態)と遷移要求コマンドを受付不可な状態(受付不可状態)とを有し、コンソールに対する操作により状態の切り替えを行う。コンソールは、遷移要求コマンドの受付不可状態であるときには、操作者が放射線撮像装置で撮影可能状態にするための操作を行い遷移要求コマンドが送信されても、その遷移要求コマンドを受け付けない。以下では、第3の実施形態における放射線撮影システムにおいて、前述した第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図10は、遷移要求コマンドの受付可能状態と受付不可状態との切り替えを実行する第3の実施形態におけるコンソールの動作例を示すフローチャートである。ステップS601にて、コンソールの制御部31は、操作部35が有する遷移要求コマンドの受付不可ボタンが押下されたかを判定する。
遷移要求コマンドの受付不可ボタンが押下されていないと判定した場合、ステップS601の処理を再び行う。一方、遷移要求コマンドの受付不可ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS602にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付不可状態にして、時間計測部39による時間の計測を開始させる。
次に、ステップS603にて、制御部31は、時間計測部39により計測された時間を基に、遷移要求コマンドの受付不可状態になってから予め指定した時間が経過したかを判定する。遷移要求コマンドの受付不可状態になってから所定の時間が経過したと判定した場合、ステップS605にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付可能状態にしてステップS601に戻る。
一方、遷移要求コマンドの受付不可状態になってから所定の時間が経過していないと判定した場合、ステップS604にて、制御部31は、遷移要求コマンドの受付不可解除ボタンが押下されたかを判定する。遷移要求コマンドの受付不可解除ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS605にて、制御部31は、コンソールを遷移要求コマンドの受付可能状態にしてステップS601に戻る。一方、遷移要求コマンドの受付不可解除ボタンが押下されていないと判定した場合、ステップS602戻る。
第3の実施形態によれば、コンソールを遷移要求コマンドの受付可能状態に設定可能とすることで、撮影に使用する放射線撮像装置を撮影可能状態にした後に、意図せず撮影可能な放射線撮像装置を切り替えられてしまうことを防止することができる。
本実施形態では、コンソールの遷移要求コマンドの受付不可ボタン、遷移要求コマンドの受付不可解除ボタンが操作されたときに状態を切り替える例を示したが、これに限定されるものではない。コンソールの別の機能に割り当てられたボタン、スイッチ等の操作が行われたときに、遷移要求コマンドの受付不可ボタン、遷移要求コマンドの受付不可解除ボタンが操作されたときと同様の動作をしてもよい。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101、102、103、104:放射線撮像装置 103、113:コンソール 104、114:放射線発生装置 105、115:インタフェース(IF)変換装置 11、31、41:制御部 12:撮像部 13、32:コマンド送信部 14、33:コマンド受信部 16、38:判定部 17、39:時間計測部 18:遷移要求コマンド送信部 37:遷移要求コマンド受信部 44:第1のスイッチ 45:第2のスイッチ 51:コマンド送受信部

Claims (12)

  1. 各々が放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する複数の放射線撮像装置と、前記複数の放射線撮像装置を制御する制御装置とを有し、前記複数の放射線撮像装置と前記制御装置とが通信可能な放射線撮影システムであって、
    放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するための遷移要求を放射線撮像装置から受けて、当該放射線撮像装置を前記撮影可能状態に遷移させる制御手段と、
    前記放射線撮像装置からの前記遷移要求による前記撮影可能状態への遷移を抑止する抑止手段と、
    前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止手段による抑止を行う判定する判定手段と
    を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記抑止手段は、前記放射線撮像装置が送信した前記遷移要求の受け付けを抑止することを特徴とする請求項1記載の放射線撮影システム。
  3. 前記抑止手段は、前記遷移要求の前記放射線撮像装置からの送信を抑止することを特徴とする請求項1記載の放射線撮影システム。
  4. 前記判定手段は、前記放射線発生装置による放射線の照射の予告を解除する照射予告解除信号が出力されたことに応じて前記抑止手段による抑止を行わないと判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記放射線撮影システムは、放射線を照射する放射線発生装置をさらに有し、
    前記放射線発生装置は、
    放射線の照射の準備開始を指示するための第1のスイッチと、
    放射線の照射を指示するための第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチが押下されたときに前記照射予告信号を出力し、
    前記第1のスイッチが離されたとき又は放射線の照射が完了したときに前記照射予告解除信号を出力することを特徴とする請求項4記載の放射線撮影システム。
  6. 前記放射線撮影システムは、放射線を照射する放射線発生装置をさらに有し、
    前記放射線発生装置は、
    放射線の照射位置と範囲を確認するための可視光の照射時に前記照射予告信号を出力し、
    前記可視光の停止時に前記照射予告解除信号を出力することを特徴とする請求項4記載の放射線撮影システム。
  7. 前記照射予告信号を受けて前記抑止手段に抑止する動作を行わせる指示を送信し、前記照射予告解除信号を受けて前記抑止手段に抑止する動作を行わせない指示を送信する送信手段を有し、
    前記判定手段は、前記送信手段からの指示に基づいて前記抑止手段による抑止を行うか否かを判定することを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記判定手段は、前記放射線撮像装置に対する操作及び放射線撮影システムに接続された機器に対する操作の少なくとも一方に基づいて前記抑止手段による抑止を行うか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  9. 各々が放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する放射線撮像装置を複数、通信可能に接続できる放射線撮影システムにて、前記複数の放射線撮像装置を制御する制御装置であって、
    放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するための遷移要求を放射線撮像装置から受けて、当該放射線撮像装置を前記撮影可能状態に遷移させる制御手段と、
    前記放射線撮像装置が送信した前記遷移要求の受け付けを抑止する抑止手段と、
    前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止手段による抑止を行う判定する判定手段と
    を有することを特徴とする制御装置。
  10. 複数の放射線撮像装置を制御する制御装置に前記複数の放射線撮像装置が通信可能に接続できる放射線撮影システムにて使用され得る、放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する放射線撮像装置であって、
    放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するために送信した遷移要求に対する、前記制御装置からの応答を受けて前記撮影可能状態に遷移させる制御手段と、
    前記制御装置への前記遷移要求の送信を抑止する抑止手段と、
    前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止手段による抑止を行う判定する判定手段と
    を有することを特徴とする放射線撮像装置。
  11. 各々が放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する複数の放射線撮像装置と、前記複数の放射線撮像装置を制御する制御装置とを有し、前記複数の放射線撮像装置と前記制御装置とが通信可能な放射線撮影システムの制御方法であって、
    放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するための遷移要求を放射線撮像装置から受けて、当該放射線撮像装置を前記撮影可能状態に遷移させる制御工程と、
    前記放射線撮像装置からの前記遷移要求による前記撮影可能状態への遷移を抑止する抑止工程と、
    前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止工程での抑止を行う判定する判定工程と
    を有することを特徴とする放射線撮影システムの制御方法。
  12. 各々が放射線発生装置から照射される放射線を検出し放射線画像を生成する複数の放射線撮像装置と、前記複数の放射線撮像装置を制御する制御装置とを有し、前記複数の放射線撮像装置と前記制御装置とが通信可能な放射線撮影システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    放射線を検出し放射線画像を生成できる撮影可能状態に遷移するための遷移要求を放射線撮像装置から受けて、当該放射線撮像装置を前記撮影可能状態に遷移させる制御ステップと、
    前記放射線撮像装置からの前記遷移要求による前記撮影可能状態への遷移を抑止する抑止ステップと、
    前記放射線発生装置による放射線の照射を予告する照射予告信号が出力されたことに応じて前記抑止ステップでの抑止を行う判定する判定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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