JP2017195959A - 放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法 - Google Patents

放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の放射線撮影装置に対する有効化又は無効化の制御を行う放射線撮影システム及び放射線撮影装置の制御方法を提供する。
【解決手段】 放射線を検出する複数の放射線撮影装置102、103と、複数の放射線撮影装置102、103を制御する制御装置100からなる放射線撮影システムにおいて、複数の放射線撮影装置102、103は、それぞれの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行う有効化指示部107を有し、有効化指示部107から1つの放射線撮影装置102を有効化する有効化指示を行った場合、制御装置100は、当該有効化指示後の所定の期間、他の放射線撮影装置103における有効化を制限する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線を用いて被検者を撮影する放射線撮影装置を用いた放射線撮影システムと放射線撮影装置の制御方法に関するものである。
従来、放射線発生装置から放射線を被検者に照射し、当該被検者を透過した放射線の強度分布である放射線画像を生成する放射線撮像装置を有した放射線撮影システムがある。
また、近年、放射線発生装置と照射タイミングの同期を取らなくとも、放射線を自動検知することで放射線画像を取得することができ放射線撮影装置が開発されている。この放射線撮影装置は、放射線発生装置との同期のためのケーブルが不要である。
放射線撮影装置は、大角(35cm×35cm)、フル(43cm×43)、大四つ(27cm×35cm)など種々なサイズがある。また、放射線撮影装置がスタンドに据え付けられたり、ベッドに据え付けられたりして種々の撮影手技による撮影が行われる。例えば、手指の撮影では、大四つサイズの放射線撮影装置が使用される。腹部の撮影では、フルサイズの放射線撮影装置が使用される。また、被検者の足腰が悪く立位での撮影ができない場合、撮影時に被検者の容態をみてスタンド型からベッド型に変更する。このときの放射線撮影装置の切り替えは、制御装置に接続されたオペレーションユニットを介して行われる。
このように、複数の放射線撮影装置を切り替えて撮影が行われるが、一般的に、放射線を制御する操作卓や、放射線撮影装置を操作するオペレーションユニットは撮影を行う撮影室とは別の操作室にある。
操作者は、操作室にあるオペレーションユニットで、撮影手技に適した放射線撮影装置に切り替えた後、撮影室に戻り、選択されている放射線撮影装置に対して被検者の位置合わせを行う。この時、例えば放射線撮影装置のサイズが適切でなく、放射線撮影装置を切り換える場合は、操作室に戻って操作しなければならなかった。
そこで、放射線撮影装置に選択ボタンを設けて、撮影に使用する放射線撮影装置を選択し、被検者情報を結びつけることが行われている。(例えば、特許文献1)
特開2015−6413号公報
特許文献1では、複数の放射線撮影装置に対する有効化又は無効化の制御については記載されていない。例えば、撮影の準備ができていない無効状態の放射線撮影装置を誤って使用して撮影してしまう可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数の放射線撮影装置に対する有効化又は無効化の制御を適切に行う放射線撮影システム及び放射線撮影装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、複数の放射線撮影装置は、それぞれの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行う有効化指示部を有し、有効化指示部から1つの放射線撮影装置を有効化する有効化指示を行った場合、制御装置は、当該有効化指示後の所定の期間、他の放射線撮影装置における有効化を制限する。また、有効化指示部から1つの放射線撮影装置を有効化する場合、制御装置は、他の放射線撮影装置を無効化する無効化処理を行う。
本発明の放射線撮影システム及び放射線撮影装置の制御方法では、複数の放射線撮影装置に対する有効化又は無効化の制御を適切に行うことができる。
本発明の放射線撮影システムの概略構成を示すブロック図。 本発明の放射線撮影システムの撮影準備画面の一例を示す図。 本発明の放射線撮影システムの撮影画面の一例を示す図。 本発明の放射線撮影装置の切換ウインドウの一例を示す図。 本発明の実施例1の構成を示すブロック図。 本発明の放射線撮影装置の状態に基づくテーブルを示す図。 本発明のダイアログの一例を示す図。 本発明の実施例1の動作手順を示すシーケンス図。 本発明の実施例1の動作手順を示すフローチャート。 本発明の実施例2の構成を示すブロック図。 本発明の実施例2の動作手順を示すフローチャート。 本発明の実施例3の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4の構成を示すブロック図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
以下、本発明に関わる放射線撮影システム及び放射線撮影装置の制御方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施例1の放射線撮影システムの概略構成を図1に示す。放射線撮影システムは、放射線を発生させる放射線発生装置105と、被検者を透過した放射線を検出して放射線画像を生成する放射線撮影装置102、103とを備える。また、放射線撮影システムは、放射線画像を表示するとともに、操作を行う表示・操作装置101と、各構成要素を制御する制御装置100とを備えている。
撮影室には、放射線発生装置105と放射線撮影装置102、103が設置され、操作室には、表示・操作装置101と制御装置100が設置されている。
放射線発生部105は、放射線を発生するものであり、放射線を照射する管球及び放射線の照射領域を制限するための絞り等を備えている。操作者が管電圧、管電流を含む撮影条件を放射線発生装置105に対して設定し、照射スイッチ(図示しない。)を押下することで、放射線発生装置105から放射線を照射することができる。
放射線撮影装置102、103(FPD:フラットパネルディテクタ)は、放射線エネルギーに応じて発光するシンチレータと、光を電気信号に変換する光電変換部とを有している。放射線撮影装置102、103は、放射線を電気信号に直接変換する方式であってもよい。放射線撮影装置102、103は、有線又は無線の通信手段(図示しない。)を介して制御装置100に通信可能に接続されている。放射線撮影装置102、103は、被検者の撮影部位に応じて、ベッドの上面若しくは内部に設置されて使用される。
放射線撮影装置102は、放射線撮影装置Aである。放射線撮影装置103は、放射線撮影装置Bである。放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bは、被検者を透過した放射線を検出して、放射線の分布を放射線画像として出力する。放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bは、サイズが異なるが、同じ機能を有している。放射線撮影装置Aは、横27cm、縦35cmの大四つサイズであり、放射線撮影装置Bは横43cm、縦43cmの半切サイズである。指や四肢など撮影領域が狭い場合は、放射線撮影装置Aを用い、胸部、腹部など広い場合は、放射線撮影装置Bを用いて撮影が行われる。
制御装置100は、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bと表示・操作装置101を制御する。制御装置100は、病院内ネットワーク104を介して被検者情報、検査情報、放射線画像のデータの通信を行う。操作者の指示に応じて、制御装置100は、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bに対して、有効状態又は無効状態に遷移させる。制御装置100は、放射線撮影装置Aを有効化して有効状態にすることにより、放射線撮影装置Aを用いて撮影することができる。同様にして、制御装置100は、放射線撮影装置Bを有効化して有効状態にすることにより、放射線撮影装置Bを用いて撮影することができる。
制御装置100は、放射線撮影装置A、放射線撮影装置Bから伝達される放射線画像に対して、オフセット補正、ゲイン補正などの補正処理、階調変換などの画像処理を施して画像を生成する。表示・操作装置101は、制御装置100から出力される画像を表示する。
ここで、有効状態とは、放射線撮影装置の読み取り回路が駆動していて放射線の照射に対して放射線画像のデータを取得することができる状態を示している。放射線を自動的に検知する自動検知タイプの放射線撮影装置では、放射線を検知できる状態が有効状態である。有効状態は、いわゆるReady状態である。Ready状態は、放射線の蓄積と読み出しの駆動を1サイクルとして、サイクルを繰り返して行っている状態である。放射線の放射がされていないときは、読出しの駆動(空読み)を行い、暗電流を放出する。Ready状態では、蓄積と読み出しを繰り返し行うことで、放射線撮影装置の暗電流のレベルを安定させることができる。
一方、無効状態とは、読み取り回路に電源が供給されていない、又は、低電流状態など、放射線を照射しても放射線画像のデータを取得することができない状態を示している。無効状態は、いわゆるSleep状態である。Sleep状態は、放射線への印加電圧が低電圧であり、撮影の準備が完了していない状態である。Sleep状態は、バイアス配線をグランドレベルにすることで、すべての共通電極の電位をグランドレベルにした状態である。なお、放射線を自動的に検知する自動検知タイプの放射線撮影装置では、放射線を検知することができない状態が無効状態に相当する。
放射線撮影装置A、放射線撮影装置Bは、電力消費を抑え、放射線画像を生成することができない無効状態(Sleep状態)と、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)の何れかの状態で動作することができる。
放射線撮影装置Aは、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)を示す状態表示部106と、放射線撮影装置Aを有効化させ、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)に遷移させる有効化指示部107とを備えている。放射線撮影装置Bは、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)を示す状態表示部106と、放射線撮影装置Bを有効化させ、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)に遷移させる有効化指示部107とを備えている。
また、放射線撮影装置Aは、放射線撮影装置Aを無効化させ、放射線画像を生成することができない無効状態(Sleep状態)に遷移させる無効化指示部108を備えている。放射線撮影装置Bは、放射線撮影装置Bを無効化させ、放射線画像を生成することができない無効状態(Sleep状態)に遷移させる無効化指示部108を備えている。
放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bにおける状態表示部106は、例えば、緑色に点灯するランプである。有効化指示部107と無効化指示部108は、ボタンとしてそれぞれ設置されている。有効化指示部107と無効化指示部108は、それぞれ放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bに設置されているが、1つのボタンのON、OFFによって、放射線撮影装置の有効化と無効化を切り換えてもよい。また、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bは、有効化指示部107のみ設置されていてもよい。
図1に示すように、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bは、それぞれ、同じ場所に状態表示部106、有効化指示部107、無効化指示部108が設置されている。
放射線撮影装置Aの有効化指示部107を押すと、放射線撮影装置Aが有効化されて有効状態に遷移し、状態表示部106が緑色に点灯する。放射線撮影装置Aの無効化指示部108を押すと、放射線撮影装置Aが無効化されて無効状態に遷移し、状態表示部106が消灯する。操作者は、状態表示部106の点灯状態によって、放射線撮影装置Aが有効状態であるのか、無効状態であるのか把握することができる。
同様にして、放射線撮影装置Bの有効化指示部107を押すと、放射線撮影装置Bが有効化されて有効状態に遷移し、状態表示部106が緑色に点灯する。放射線撮影装置Bの無効化指示部108を押すと、放射線撮影装置Bが無効化されて無効状態に遷移し、状態表示部106が消灯する。操作者は、状態表示部106の点灯状態によって、放射線撮影装置A若しくは放射線撮影装置Bが有効状態であるのか、無効状態であるのか把握することができる。
表示・操作装置101は、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bで撮影された放射線画像を表示する。また、表示・操作装置101は、放射線撮影システム、放射線撮影装置A、放射線撮影装置Bの操作を行う。表示・操作装置101には、タッチパネルモニタが一般的に使用されるが、マウス、キーボード、磁気カード、バーコードなどの入力デバイスと組み合わせてもよい。
図2と図3は、表示・操作装置101に表示されたGUIの画面の一例を示したものである。図2は撮影準備画面、図3は撮影後の撮影画面を示している。
図2は、ネットワーク104を介して、放射線情報システム(RIS)から送られてきた、被検者情報と検査情報を撮影オーダーリスト200として表示・操作装置101が表示している状態である。操作者は、撮影オーダーリスト200から被検者を選択して、被検者情報の表示領域202及び、プロトコルの表示領域205で確認して、撮影開始ボタン206を押す。プロトコルの表示領域205は、撮影順にプロトコルが並んでおり、上から順に実行される。プロトコルは、撮影する部位と撮影方向、及び使用する放射線撮影装置の組み合わせで構成されている。操作者がプロトコルを指定すると、制御装置100は、撮影する部位と撮影方向、撮影で使用する放射線撮影装置を決定する。そして、制御装置100は、放射線画像に使用する画像処理や放射線撮影装置毎のキャリブレーションデータを決定する。
なお、リスト更新ボタン201は、撮影オーダーリスト200を更新するためのボタンである。リスト更新ボタン201を押すことにより、放射線情報システム(RIS)から送られてくる撮影オーダーリスト200を更新することができる。
図3は、放射線画像を表示・操作装置101に表示した状態を示している。画像表示領域212に、撮影した放射線画像が表示される。ツールボックス213内の各種画像処理を調整することで、画像のコントラスト、濃度、鮮鋭度などを調整することができる。プロトコルの表示領域205は、上段の胸部P−Aの撮影が終わり画像表示領域に放射線画像を表示していることを示している。下段の手指A−Pはフォーカスが当たっており、これから手指A−Pの撮影を行うことを意味している。またプロトコル編集ボタン210はフォーカスが当たっているプロトコルの放射線撮影装置を変更することが可能である。プロトコル編集ボタン210を押すと、図4に示す放射線撮影装置の切換ウインドウが呼び出され、操作者は放射線撮影装置を選択する。ここでは、放射線撮影装置Aの選択ボタン221又は放射線撮影装置Bの選択ボタン222を選択することができる。OKボタン223を押すことにより、選択ボタンの選択が確定する。Cancelボタン224を押すと、選択ボタン221と選択ボタン222の選択が解除される。制御装置100は、選択ボタン221と選択ボタン222によって選択された放射線撮影装置を有効化して、放射線画像を生成することができる有効状態(Ready状態)にする。つまり、操作者は、撮影に使用する放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bを表示・操作装置101から切り換えることができる。操作者は、撮影に使用する放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bを表示・操作装置101から有効化又は無効化することができる。
図5は、本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。図5は、それぞれの放射線撮影装置の状態を示している。ここでは、図示簡略のため、放射線撮影装置A(放射線撮影装置102)が無効状態(Sleep状態)であり、放射線撮影装置B(放射線撮影装置103)が有効状態(Ready状態)である形態を示している。
放射線撮影装置Aは、無効状態である放射線撮影装置Aを有効化するための有効化指示を行う有効化指示部107と、放射線撮影装置Aを有効化させる信号を制御装置100に送信する有効化指示送信部501とを有している。
放射線撮影装置Aは、制御装置100が有効化指示送信部501からの有効化指示をキャンセルした場合、制御装置100からキャンセル応答を受信するキャンセル受信部502を有している。また、放射線撮影装置Aは、制御装置100からのキャンセル応答に基づき、放射線撮影装置Aを有効化することをキャンセルするキャンセル処理部503を有している。
放射線撮影装置Aは、制御装置100が有効化指示送信部501からの有効化指示を受理(許可)した場合、制御装置100から有効化命令を受信する有効化命令受信部504を有している、また、放射線撮影装置Aは、放射線撮影装置Aに対して有効化を行なって有効状態にする有効化部505と、放射線撮影装置Aに対して有効化が行われたことを示す有効応答信号を制御装置100に送信する有効応答送信部506とを有している。制御装置100は、放射線撮影装置Aから送信される有効応答信号により放射線撮影装置Aが有効状態になったことを把握することができる。
放射線撮影装置Bは、制御装置100が有効化指示送信部501からの有効化指示を受理した場合、制御装置100から無効化命令を受信する無効化命令受信部511を有している。また、放射線撮影装置Bは、放射線撮影装置Bに対して無効化して、無効状態にする無効化部510と、放射線撮影装置Bに対して無効化が行われたことを示す無効応答信号を制御装置100に送信する無効応答送信部512とを有している。制御装置100は、放射線撮影装置Bから送信される無効応答信号により放射線撮影装置Bが無効状態になったことを把握することができる。
なお、放射線撮影装置Aが無効状態であり、放射線撮影装置Bが有効状態である形態を示したが、放射線撮影装置Bが無効状態であり、放射線撮影装置Aが有効状態であってもよい。図示簡略のために、図5に示す形態を用いたが、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bは、有効化指示部107、有効化指示送信部501、キャンセル受信部502、キャンセル処理部503、有効化命令受信部504、有効化部505、有効応答送信部506、無効化部510、無効化命令受信部511、無効応答送信部512をそれぞれ有している。
制御装置100は、放射線撮影装置Aを有効化させる有効化指示に関する信号を受信する指示受信部520を有している。また、制御装置100は、制御装置100が有効化指示送信部501からの有効化指示をキャンセルした場合、キャンセル応答を放射線撮影装置Aに送信するキャンセル応答送信部523と、有効化命令を放射線撮影装置Aに送信する有効化命令送信部524とを有している。また、制御装置100は、無効化命令を放射線撮影装置Bに送信する無効化命令送信部525を有している。制御装置100は、有効応答送信部506から放射線撮影装置Aに対して有効化が行われて有効状態になったこと、無効応答送信部512から放射線撮影装置Bに対して無効化が行われて無効状態になったことを受信する有効/無効応答受信部526と、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bの状態を管理する撮影装置状態管理部527を有している。また、制御装置100は、放射線撮影装置Aと放射線撮影装置Bの情報を記憶する撮影装置情報記憶部522とを有している。
表示・操作装置101は、撮影に使用する放射線撮影装置を選択する撮影装置選択部540と、制御装置100におけるキャンセル応答に基づき有効化のキャンセルを行うキャンセル処理部541とを有している。撮影装置選択部540は、制御装置100に接続され、放射線を検出する複数の放射線撮影装置の内、1つの放射線撮影装置を選択する。つまり、本実施例における放射線撮影システムでは、放射線撮影装置102、103における有効化指示部107と、表示・操作装置101とから、撮影に使用する放射線撮影装置を選択することができる。
制御装置100は、撮影装置選択部540からの選択情報を受信する選択受信部529と、制御装置100が撮影装置選択部540からの選択指示をキャンセルした場合、キャンセル応答を表示・操作装置101に送信するキャンセル応答送信部531とを有している。なお、制御部521は、制御装置100における構成要素を制御する。
ここで、本発明の撮影手技について具体的に説明する。操作者は、図2の撮影準備画面で被検者を選択し、撮影開始ボタン206を押下すると、一番目の胸部P−Aプロトコルが自動的に押下される。撮影画面に遷移するとともに、放射線撮影装置Bが有効化され放射線撮影装置BのReadyランプ106が点灯する。操作者は、撮影室において、放射線撮影装置Bと被検者の相対的な位置が適切になるように被検者の位置合わせを行う。そして、操作者は、撮影室から操作室へ行き、放射線発生装置の操作卓で撮影条件が正しいか確認する。撮影条件が正しい場合、操作者は照射スイッチを押下して放射線を照射する。
被検者を透過した放射線は放射線撮影装置Bで検出され、画像データとして制御装置100へ送られる。制御装置100は、放射線撮影装置Bに対応したキャリブレーションデータを使って補正処理を行った後、コントラスト、濃度、鮮鋭度、ダイナミック圧縮など各種の画像処理を行って放射線画像を生成する。生成された放射線画像は、表示・操作装置101へ送られ、図3の撮影画面の画像表示領域212に表示される。
同時に、次の撮影プロトコルである手指A−Pにフォーカスが移り、次の撮影が可能になる。そこで操作者は、撮影室へ戻り有効状態にある放射線撮影装置Bを使って、被検者の手指の撮影を行うための位置合わせを行なう。被検者の手指は撮影領域が狭いため、43cm×43cmのサイズは必要ない。そこで、操作者は同じ撮影室にある、一回り小さい大四つサイズの放射線撮影装置Aに切り替える。操作者は、放射線撮影装置Aに取り付けられている有効化指示部107のボタンを押下する。有効化指示部107は、図5に示す有効化指示部107で示された手段の1つであり、ボタンの代わりにスイッチでも、音声入力装置でも、有効化が指示できるものであればよい。
有効化指示部107に対して、放射線撮影装置Aを有効化するための入力があると、制御装置100に対して、放射線撮影装置Aを有効化させる有効化指示に関する信号が送信される。送信された信号は指示受信部520によって受信される。制御部521は、放射線撮影装置Aを有効化させることが可能かどうか判定する。制御部521は、他の放射線撮影装置が制御中(使用中)でなければ、放射線撮影装置Aを有効化させることを許可する。他の放射線撮影装置Bが制御中(使用中)であれば、制御部521は、他の放射線撮影装置Bを無効化した後に有効化指示を受けた放射線撮影装置Aを有効化する。
もし、制御部521が放射線撮影装置Aを有効化させることを許可しなかった場合、キャンセル応答送信部523によりキャンセル応答が、放射線撮影装置Aに送信される。キャンセル応答送信部523より送信されたキャンセル応答は、キャンセル受信部502により受信される。キャンセル処理部503は、放射線撮影装置Aの有効化についてキャンセル処理する。すなわち、放射線撮影装置Aは無効状態となる。キャンセル処理部503は、放射線撮影装置Aの有効化がキャンセルされたキャンセル情報を放射線撮影装置Aに提示させる。例えば、キャンセル処理部503は、“ピ”というような電子音を放射線撮影装置Aから発生させ、有効化指示部107の押下が動作しなかったことについて操作者にフィードバックを行う。また、表示・操作装置101は、放射線撮影装置Aの有効化がキャンセルされたキャンセル情報を提示してもよい。
放射線撮影装置Aの有効化が許可された場合、制御部521は、他の放射線撮影装置の遷移要求が割り込まないように、排他処理を行う。制御部521は、例えば、セマフォやミューテックスを使って排他処理を行う。つまり、有効化指示部107から1つの放射線撮影装置を有効化する有効化処理を行った場合、制御装置100は、当該有効化処理後の所定の期間、他の放射線撮影装置における有効化処理を制限する。
図6は、放射線撮影装置の状態を示すテーブルである。撮影装置情報記憶部522に記憶されている放射線撮影装置の情報により図6に示すテーブル230に基づいて、制御装置100は、有効状態の放射線撮影装置Bを無効化することもできる。具体的には、無効化命令送信部525より無効化命令が送信される。送信された無効化命令は、放射線撮影装置Bの無効化命令受信部511で受信される。無効化命令は無効化部510へ送られ、無効化部510は放射線撮影装置Bを無効状態に遷移させる。放射線撮影装置Bは、Readyランプ106を消灯する。つまり、有効化指示部107から1つの放射線撮影装置Aを有効化する有効化処理を行った場合、制御装置100は、他の放射線撮影装置Bを無効化する無効化処理を行う。
放射線撮影装置Bの無効化が完了すると、放射線撮影装置Bを無効状態になったことを示す無効応答が無効応答送信部512から制御装置100に送信される。制御装置100では、送信された無効応答を有効/無効応答受信部526で受信する。有効/無効応答受信部526での受信を確認した後、有効化命令送信部524から、放射線撮影装置Aを有効化するための有効化命令が放射線撮影装置Aに対して送信される。そして、撮影装置状態管理部527から撮影装置情報記憶部522の情報を更新する。放射線撮影装置Aでは、有効化部505が有効化命令受信部504から有効化命令を受けて、放射線撮影装置Aが有効状態に遷移する。放射線撮影装置Aが有効状態になると、Readyランプ106が点灯する。放射線撮影装置Aの有効応答が有効応答送信部506から制御装置100に対して送信される。つまり、制御装置100は、他の放射線撮影装置Bを無効化した後に有効化指示を受けた放射線撮影装置Aを有効化する。複数の放射線撮影装置が同時に有効化されないようになっている。複数の放射線撮影装置が同時にReady状態になることを避けることができる。
制御装置100は、有効応答を有効/無効応答受信部526により受信して、制御部521で排他処理を完了するとともに、撮影装置状態管理部527で撮影装置情報記憶部522の記憶内容を更新する。
このような構成によって、放射線撮影装置Aが有効化されて有効状態になり、放射線撮影装置Aで被検者の手指撮影を行うことが可能になるとともに、使用しない放射線撮影装置Bが無効化されて無効状態になる。
また、図3に示す撮影画面においてプロトコル編集ボタン210を押下して、図4に示す放射線撮影装置切替ウインドウ220で放射線撮影装置を選択することが可能である。もし、撮影室で放射線撮影装置Aの有効化指示部107を押下し、放射線撮影装置の切り替え処理中に、選択ボタン221又は選択ボタン222が押下された場合は、その操作はキャンセルされる。つまり、制御装置100は、放射線撮影装置Aの有効化処理後の所定の期間、他の放射線撮影装置における有効化を制限する。ここでは、制御装置100は、先に入力された放射線撮影装置Aの有効化を優先して処理する。
表示・操作装置101の撮影装置選択部540である、放射線撮影装置Aの選択ボタン221か放射線撮影装置Bの選択ボタン222を押下すると、放射線撮影装置の選択コマンドが制御装置100に対して送信される。制御部521は、他の放射線撮影装置Bを無効化した後に表示・操作装置101によって選択された放射線撮影装置Aを有効化する。複数の放射線撮影装置が同時に有効化されないようになっている。複数の放射線撮影装置が同時にReady状態になることを避けることができる。
また、送信された放射線撮影装置選択コマンドは選択受信部529で受信されて、制御部521が放射線撮影装置A又は放射線撮影装置Bが排他処理中かどうか判定する。排他処理中の場合は、キャンセル応答送信部531よりキャンセル応答が表示・操作装置101に対して送信される。キャンセル処理部541は、キャンセル応答を受信しキャンセル処理を行う。表示・操作装置101は、キャンセル処理の一例として、図7のようなアラートダイアログを表示する。
図8は本発明の放射線撮影システムのシーケンスを示す。図9は、本発明の放射線撮影システムのフローチャートを示す。
図8のように、操作者は、有効化したい放射線撮影装置Aの有効化指示部107を押すと放射線撮影装置Aから制御装置100に対して、有効化指示が送信される。制御装置100は、S1000で放射線撮影装置からの有効化指示があった場合、次にS1001で、制御装置100は放射線撮影システムが他の放射線撮影装置の遷移要求を割り込ませない排他処理中か確認する。
放射線撮影システムが排他処理を行っている場合、S1002において制御装置100は依頼元へキャンセル通知を行い、有効化処理は受け入れられなかったことを操作者に通知する。具体的には、制御装置100は、有効化指示部107が押された放射線撮影装置Aに対してキャンセル通知を行う。つまり、放射線撮影装置Aを有効化することができない。
放射線撮影システムが排他処理を行っていない場合、S1005において制御装置100は排他処理を開始する。制御装置100は、排他処理が完了するまで、放射線撮影装置の有効化指示及び無効化指示を受け付けないようにする。つまり、制御装置100は、有効化指示部107の有効化指示後の所定の期間では、他の放射線撮影装置における有効化をキャンセルする。言い換えれば、制御装置100は、有効化指示部107の有効化指示後の所定の期間の経過後に、他の放射線撮影装置における有効化を許可する。
次に、S1006にて有効状態の放射線撮影装置に無効命令を送信する。放射線撮影装置Bでは放射線撮影装置を無効化し、無効状態に遷移したら無効化応答を送信する。S1007で無効応答を受信したら、S1008で依頼元である放射線撮影装置Aに対して有効命令を送信する。放射線撮影装置Aでは、有効化を行い有効状態に遷移したら有効化応答を送信する。制御装置100は、放射線撮影装置Aを有効化することによって、有効化指示部107から指示された放射線撮影装置Aが放射線を検知できる状態に遷移させる。S1009にて有効応答を受信したら、S1010にて撮影装置情報記憶部522の情報を更新して、S1011で排他処理を終了する。
具体的には、有効化指示部107によって、1つの放射線撮影装置Aの有効化指示を行った直後に、撮影装置選択部540によって、他の放射線撮影装置Bを選択した場合、制御装置100は、他の放射線撮影装置Bの選択をキャンセルする。また、撮影装置選択部540によって、1つの放射線撮影装置Aを選択した直後に、他の放射線撮影装置Bの有効化指示部107によって、他の放射線撮影装置Bを有効化させるための有効化指示を行った場合、制御装置100は、有効化指示をキャンセルする。
言い換えれば、有効化指示部107によって有効化指示が行われ、放射線撮影装置Aの有効化が完了する前は、制御装置100は、他の放射線撮影装置Bにおける有効化をキャンセルする。有効化指示部107によって有効化指示が行われた放射線撮影装置Aの有効化が完了した後、制御装置100は、他の放射線撮影装置Bにおける有効化を許可する。
S1000で放射線撮影装置からの有効依頼がなかった場合は、S1003で表示・操作装置からの放射線撮影装置の選択コマンドがあるかどうか確認する。なければ、S1000に戻り、ある場合はS1004で排他処理中かどうか確認され、排他処理中の場合はS1002で表示・操作装置101へキャンセル通知を行なう。排他処理中でない場合は、S1005以降に処理が進み、放射線撮影装置の切り替えが行われる。
上記のような手順により、放射線撮影装置A、放射線撮影装置B同時に有効状態になることなく、放射線撮影装置側から切り替えを行うことが可能になる。また、放射線撮影装置の有効化指示部の押下と表示・操作装置の放射線撮影装置の選択ボタンを同時に押下した場合でも適切に処理できることが示されている。この実施例では、2つの放射線撮影装置を切り替える例を説明したが、放射線撮影装置の数は2つ以上でも適用可能である。
以上、本実施例によれば、放射線を検出する複数の放射線撮影装置102、103と、複数の放射線撮影装置102、103を制御する制御装置100からなる放射線撮影システムにおいて、複数の放射線撮影装置102、103は、それぞれの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行う有効化指示部107を有している。そして、有効化指示部107から1つの放射線撮影装置102を有効化する有効化指示を行った場合、制御装置100は、当該有効化指示後の所定の期間、他の放射線撮影装置103における有効化を制限する。また、有効化指示部107から1つの放射線撮影装置102を有効化する場合、制御装置100は、他の放射線撮影装置103を無効化する。具体的には、有効化指示部107から有効化指示を受けた放射線撮影装置102を有効化する場合、制御装置100は、他の放射線撮影装置103を無効化した後に有効化指示を受けた放射線撮影装置102を有効化する
よって、複数の放射線撮影装置に対する有効化又は無効化の制御を適切に行うことができる。
本発明の実施例2を図10、図11を用いて説明する。図5と重複する構成要素については、同様であるため、説明を省略する。
実施例1において手指撮影を行い、操作者は撮影画像を表示・操作装置101で確認する。問題がなければ、被検者に対するすべての撮影プロトコルが完了し、撮影画面の検査終了ボタン211を押下して検査を終了する。検査終了すると、撮影画像や実施済み撮影条件は病院内ネットワークを介してPACSやRISへ転送され、そこで診断や会計処理が行われる。
一方、特に自動検出タイプの放射線撮影装置については、しばらく検査を行わない場合や、特定の放射線撮影装置を使わない場合はその放射線撮影装置を無効にして、誤った放射線画像のデータが送信されないようにすることが重要である。
ここでは、放射線撮影装置Bを無効化する形態を説明する。放射線撮影装置Bにつけられている無効化指示部108のボタンを押下して、放射線撮影装置Bを無効化する。無効化指示部108は、図10で示されている無効化指示部108の1つであり、ボタンの代わりにスイッチでも、音声入力装置でも、無効化が指示できるものであればよい。
無効化指示部108から入力があると、無効要求送信部601によって、制御装置100に対して、無効要求が送信される。送信された無効要求は指示受信部520によって受信され、制御部602で無効化可能かどうか判断される。制御部602は、他の放射線撮影装置の状態遷移中でないか確認し、状態遷移中でなければ無効化を許可する。状態遷移中とは、放射線撮影装置A又は放射線撮影装置Bが排他処理中ということである。
もし、放射線撮影装置Bの無効化が許可されなかった場合は、キャンセル応答送信部523によりキャンセル応答が、放射線撮影装置Bに送信される。送信されたキャンセル応答は、キャンセル受信部502により受信され、キャンセル処理部503でキャンセル処理される。キャンセル処理部503は、例えば、“ピ”というような電子音を発生し無効化ボタン押下が動作しなかったフィードバックを行う。
制御部602は、放射線撮影装置Bの無効化が許可された場合は、排他制御部530により他の状態遷移要求が割り込まないように、例えば、プログラム上では、セマフォやミューテックスを使って排他処理を行う。次に、無効化命令送信部525より無効化命令が送信される。送信された無効化命令は、放射線撮影装置Bの無効化命令受信部511で受信され、無効化部510へ送信される。放射線撮影装置Bが無効状態に遷移して、Readyランプ106が消灯する。
放射線撮影装置Bの無効化が完了すると無効化部510から無効応答が無効応答送信部512から、制御装置100に対して送信される。制御装置100では、送信されてきた無効応答を有効/無効応答受信部526で受け取り、撮影装置状態管理部527から撮影装置情報記憶部522の情報を更新する。
このような構成をとることで、放射線撮影装置の無効化指示部108におけるボタンを押下することで放射線撮影装置を無効化することができる。
次に図11を用いて実施例2の処理の流れを説明する。操作者は、無効化したい放射線撮影装置Bの無効化ボタンを押下すると放射線撮影装置B103から制御装置100に対して、無効要求が送信される。制御装置100はS2000で放射線撮影装置からの無効依頼があった場合、次にS2001で、排他処理中か確認する。排他処理を行っている場合はS2002で依頼元へキャンセル通知を行い、無効化依頼は受け入れられなかったことを通知する。
排他処理中でなかった場合は、S2005で排他処理を開始し、以降は排他処理が完了するまで、他の有効依頼、無効依頼を受け付けないようにする。次に、S2006にて有効状態の放射線撮影装置に無効命令を送信する。放射線撮影装置Bでは放射線撮影装置を無効化し、無効状態に遷移したら無効化応答を送信する。S2007で無効応答を受信したら、放射線撮影装置情報230を更新して、S2009で排他処理を終了する。なお、S2003、S2004、S2008は、図9におけるS1003、S1004、S1010と同様である。
上記のような手順により、有効状態の放射線撮影装置Bを適切に無効状態に遷移させることが可能になる。
図12は、本発明の実施例3の構成を示すブロック図である。実施例1、実施例2では、放射線撮影装置と制御装置はイーサネット(登録商標)ケーブルで接続されており、有効要求、無効要求、有効化命令、無効化命令、有効化応答、無効化応答などのコマンドや画像データはケーブルを通して通信されていた。
一方、図12では、放射線撮影装置と制御装置の接続を物理的なケーブルではなく、無線通信によって通信している。アクセスポイントであるAP122を介して、ワイヤレス放射線撮影装置Aあるいはワイヤレス放射線撮影装置Bと制御装置100が通信を行う。AP122と制御装置100とは、イーサネットケーブルによって接続されている。放射線撮影装置とAP間が無線通信になるものの、本発明を達成する構成およびフローおよびシーケンスに変わりはない。
図13は、本発明の実施例4の構成を示すブロック図である。実施例1、実施例2では、カセッテ型放射線撮影装置である、放射線撮影装置上に有効化指示部、若しくは無効化指示部のボタンを設けていた。架台にカセッテを取り付けると取り付け位置によってはボタンが押下しにくい場合がある。そこで、本実施例では、放射線撮影装置を取り付けた架台に有効化指示部、若しくは無効化指示部のボタンを設けている。
立位型の架台であるスタンド130に対して、有効化指示部のボタン132が、臥位形の架台であるベッド133に対して、有効化指示部のボタン135が取り付けられている。有効化指示部、若しくは無効化指示部のボタンの機能については、実施例1、実施例2と同様である。
100 制御装置
101 表示・操作装置
102 放射線撮影装置A
103 放射線撮影装置B
104 病院内ネットワーク
105 放射線発生部
106 状態表示部
107 有効化指示部
108 無効化指示部

Claims (13)

  1. 放射線を検出する複数の放射線撮影装置と、複数の放射線撮影装置を制御する制御装置からなる放射線撮影システムにおいて、
    複数の放射線撮影装置は、それぞれの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行う有効化指示部を有し、前記有効化指示部から1つの放射線撮影装置を有効化する有効化指示を行った場合、前記制御装置は、当該有効化指示後の所定の期間、他の放射線撮影装置における有効化を制限することを特徴とすることを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記制御装置は、前記所定の期間では、他の放射線撮影装置における有効化をキャンセルすることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記制御装置は、前記所定の期間の経過後に、他の放射線撮影装置における有効化を許可することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記制御装置は、他の放射線撮影装置を無効化する無効化処理を行った後、前記有効化指示部から指示された放射線撮影装置を有効化することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記制御装置は、有効化指示された放射線撮影装置を有効化することによって、前記有効化指示部から指示された放射線撮影装置が放射線を検知できる状態に遷移させることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記制御装置に接続され、放射線を検出する複数の放射線撮影装置から1つの放射線撮影装置を選択する選択部を備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記選択部によって、1つの放射線撮影装置を選択した直後に、他の放射線撮影装置の有効化指示部によって、他の放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行った場合、前記制御装置は、前記有効化指示をキャンセルすることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記有効化指示部によって、1つの放射線撮影装置の有効化指示を行った直後に、前記選択部によって、他の放射線撮影装置を選択した場合、前記制御装置は、他の放射線撮影装置の選択をキャンセルすることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記有効化指示部によって前記有効化指示が行われた放射線撮影装置の有効化が完了する前は、前記制御装置は、他の放射線撮影装置における有効化をキャンセルすることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記有効化指示部によって前記有効化指示が行われた放射線撮影装置の有効化が完了した後、前記制御装置は、他の放射線撮影装置における有効化を許可することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  11. 放射線を検出する複数の放射線撮影装置と、複数の放射線撮影装置を制御する制御装置からなる放射線撮影システムにおいて、
    複数の放射線撮影装置は、それぞれの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行う有効化指示部を有し、前記有効化指示部から有効化指示を受けた放射線撮影装置を有効化する場合、前記制御装置は、他の放射線撮影装置を無効化した後に前記有効化指示を受けた放射線撮影装置を有効化することを特徴とすることを特徴とする放射線撮影システム。
  12. 放射線を検出する複数の放射線撮影装置を制御する放射線撮影装置の制御方法において、
    複数の放射線撮影装置の内、1つの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行うステップと、前記有効化指示に基づき1つの放射線撮影装置を有効化する場合、当該有効化指示後の所定の期間、他の放射線撮影装置における有効化を制限するステップとを有することを特徴とすること放射線撮影装置の制御方法。
  13. 放射線を検出する複数の放射線撮影装置を制御する放射線撮影装置の制御方法において、
    複数の放射線撮影装置の内、1つの放射線撮影装置を有効化させるための有効化指示を行うステップと、
    有効化指示を受けた放射線撮影装置を有効化する場合、他の放射線撮影装置を無効化するステップと、
    他の放射線撮影装置を無効化した後に前記有効化指示を受けた放射線撮影装置を有効化するステップとを有することを特徴とすること放射線撮影装置の制御方法。
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