JP6674180B2 - 放射線照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリから電力の供給を受ける放射線源を有する放射線照射装置に関するものである。
従来、手術室、検査室または入院患者の病室などにおいて患者の放射線画像を撮影する場合に用いられる可搬型の放射線照射装置が種々提案されている。
この可搬型の放射線照射装置は、基本的に、車輪により走行可能とされた脚部と、放射線源駆動用のバッテリおよび放射線源の駆動に関わる電気回路等からなる制御部を収容して脚部の上に保持された本体部と、本体部に接続されたアーム部とを備え、アーム部の先端に放射線源を取り付けることにより構成されている。
このような放射線照射装置の使用時には、まず、放射線照射装置を患者のベッドの近くまで移動する。次いで、放射線源を所望とする位置に移動し、かつ放射線検出器を被検体の背後の所望とする位置に移動する。そして、この状態において、放射線源を駆動して被検体に放射線を照射し、被検体を透過した放射線を放射線検出器により検出して、被検体の放射線画像を取得する。
ここで、従来、可搬型の放射線照射装置においては、バッテリとして鉛蓄電池が用いられていた。しかしながら、鉛蓄電池は、頻繁に充電を行った場合、メモリ効果によって電池の劣化が早くなり、また、エネルギー密度が小さいため重量が重くなるという問題がある。
そこで、放射線照射装置のバッテリとして、リチウムイオンバッテリを用いることが提案されている(たとえば特許文献1〜特許文献3参照)。
特開2013−180059号公報 特開2010−273827号公報 特開2014−150948号公報
しかしながら、リチウムイオンバッテリを用いる場合でも、いつくかの問題点がある。リチウムイオンバッテリは、リチウムイオン電池を直列接続したものであるため、内部抵抗が大きい。したがって、放射線を発生させる際、放射線源に大電流を流した場合には、リチウムイオンバッテリの電圧降下が大きくなり、電池定格に下限値以下となってリチウムイオンバッテリの寿命が短くなってしまう。
また、リチウムイオンバッテリを直列接続して数を増やせば各リチウムイオンバッテリの電流値を抑えることができるが、直列化によって内部抵抗が大きくなり電圧降下が増加する。
本発明は、上記の問題に鑑み、放射線を発生した際に流れる大電流に起因するバッテリの劣化を防止することができる放射線照射装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線照射装置は、放射線を発生する放射線発生部と、放射線発生部に電力を供給するバッテリ部と、放射線発生部からの放射線の出射指示を受け付ける出射指示受付部とを備え、バッテリ部が、蓄電池と、蓄電池に並列接続されたコンデンサと、蓄電池からコンデンサに対して電力供給する状態から、コンデンサから放射線発生部に対して電力供給する状態に切り替える切替部とを有し、切替部が、出射指示受付部において受け付けられた指示に応じて、電力供給の状態を切り替える。
また、上記本発明の放射線照射装置において、切替部は、蓄電池とコンデンサとの間に接続されたスイッチ素子を有することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、出射指示受付部は、放射線の出射準備指示および放射線の出射指示の2段階の指示を受け付け、切替部は、出射準備指示に応じて、蓄電池からコンデンサに対して電力供給する状態にすることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、蓄電池からコンデンサへの充電が完了したことを報知する報知部を備えることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、報知部は、蓄電池からコンデンサへの充電が完了した時点で発光する発光部を備えることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、コンデンサから蓄電池への逆流電流を抑制する逆流電流抑制部を備えることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、逆流電流抑制部は、ダイオード素子を有することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、蓄電池からコンデンサへの突入電流を抑制する突入電流抑制部を備えることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、突入電流抑制部は、抵抗素子を有することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、コンデンサとして、電気2重層コンデンサを用いることが好ましい。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、蓄電池として、リチウムイオン電池を用いることが好ましい。
本発明の放射線照射装置によれば、バッテリ部が、蓄電池と、蓄電池に並列接続されたコンデンサと、蓄電池からコンデンサに対して電力供給する状態から、コンデンサから放射線発生部に対して電力供給する状態に切り替える切替部とを有し、切替部が、出射指示受付部において受け付けられた指示に応じて、電力供給の状態を切り替える。したがって、放射線発生部から放射線を発生させる際、蓄電池から放射線発生部に対して直接電力を供給するのではなく、コンデンサの放電電圧によって放射線発生部に電力を供給するようにしたので、蓄電池の電圧降下による劣化を防止することができる。
また、出射指示受付部において受け付けられた指示に応じて電力供給の状態を切り替えるようにしたので、ユーザの所望のタイミングでコンデンサの放電電圧を放射線発生部に供給することができる。
本発明の放射線照射装置の一実施形態の全体形状を示す斜視図 本発明の放射線照射装置の一実施形態の使用時の状態を示す図 脚部を下方から見た図 バッテリ部および放射線発生部の電気的な構成を示す模式図 バッテリ部のコンデンサへの充電から放射線の曝射までの動作を説明するためのタイミングチャート バッテリ部のその他の実施形態を示す図 スイッチ素子に印加されるゲート電圧の一例を示す図 バッテリ部のその他の実施形態を示す図 図1に示す放射線照射装置を前方から見た図 放射線検出器を放射線の検出面側から見た外観斜視図
以下、本発明の放射線照射装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、放射線照射装置における放射線発生部への電力供給の構成に特徴を有するものであるが、まずは、放射線照射装置の全体構成について説明する。図1は、本実施形態の放射線照射装置の非使用時における全体形状を示す斜視図であり、図2は、本実施形態の放射線照射装置の使用時の状態を示す側面図である。なお、以下において、たとえば医療機関の床等の装置載置面上に放射線照射装置が載置された状態において、鉛直方向上側および下側をそれぞれ「上」および「下」といい、また、同じ状態において鉛直方向に対して直角となる方向を「水平」方向という。また、以下に説明する図中においては、鉛直方向をz方向とし、放射線照射装置の左右方向をx方向とし、放射線照射装置の前後方向をy方向として設定している。なお、ここでいう前方とは、装置使用時に放射線照射装置の本体部からアーム部が延伸している側のことをいう。
本実施形態の放射線照射装置1は、図1および図2に示すように、脚部10と、本体部20と、支持部材30と、アーム部40と、放射線発生部50とを備える。
脚部10は、装置載置面2上を走行可能なものであり、本体部20が載置される板状の台座部11と、台座部11から前方に向かって延設されたフットアーム部12とから構成されている。図3は、脚部10を下方から見た図である。図3に示すように、フットアーム部12は、前方に向かって左右方向に広がるV字型に形成されている。そして、フットアーム部12の前方の2つの先端部12aの底面に第1のキャスター10aがそれぞれ設けられており、台座部11の後方の2つの隅の底面に第2のキャスター10bがそれぞれ設けられている。上述したようにフットアーム部12をV字型とすることによって、たとえば脚部10全体を矩形に形成した場合と比較すると、脚部10を回転させた際に、その縁部が周囲の障害物にぶつかりにくいので、取り回しやすくできる。また、軽量化も図ることができる。
第1のキャスター10aは、上下方向に延びる軸を有し、その軸を中心として、水平面内において車輪の回転軸が旋廻可能にフットアーム部12に取り付けられている。また、第2のキャスター10bも、上下方向に延びる軸を有し、その軸を中心として、水平面内において車輪の回転軸が旋回可能に台座部11に取り付けられている。なお、ここでいう車輪の回転軸とは、車輪が回転して走行する際の回転軸のことである。第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bによって、脚部10は、装置載置面2上を任意の方向に走行可能に構成されている。
また、脚部10の後方には、図1に示すように、ペダル部13が設けられている。ペダル部13は、第1のペダル13aと第2のペダル13bとの2つのペダルから構成されている。第1のペダル13aは、第2のキャスター10bを旋廻不可能な状態とするためのペダルである。ユーザが第1のペダル13aを踏むことによって、第2のキャスター10bの旋廻がロック機構によってロックされ、旋廻不可能な状態となるように構成されている。
また、第2のペダル13bは、第2のキャスター10bを旋廻不可能な状態から旋廻可能な状態とするためのペダルである。ユーザが第2のペダル13bを踏むことによって、ロック機構による第2のキャスター10bのロックが解除され、再び旋廻可能な状態となるように構成されている。
第2のキャスター10bの旋廻をロックするロック機構については、公知の構成を用いることができ、たとえば第2のキャスター10bの車輪の両サイドを板状の部材で挟むようにして旋廻をロックするようにしてもよいし、第2のキャスター10bが有する上下方向に延びる軸の回転を停止させる部材を設けることによって旋廻をロックするようにしてもよい。
本体部20は、脚部10の台座部11に載置されたものであり、筐体21を備える。筐体21内には、放射線照射装置1の駆動を制御する制御部22および電力供給部60が収容されている。
制御部22は、放射線発生部50における管電流、照射時間および管電圧等の放射線の発生および照射に関する制御、並びに後述する放射線検出器により取得された放射線画像に対する画像処理等の放射線画像の取得に関する制御を行うものである。制御部22は、たとえば制御のためのプログラムをインストールしたコンピュータ、専用のハードウェア、または両者を組み合わせて構成される。
電力供給部60は、放射線発生部50、モニタ23および後述するクレードル25内に収容された放射線検出器に対して電力を供給するものである。なお、モニタ23は、本体部20に対して着脱可能に構成するようにしてもよく、その場合、電力供給部60は、モニタ23に内蔵されたバッテリに対して電力を供給して充電する。また、放射線検出器もバッテリを内蔵したものであり、電力供給部60は、その内蔵されたバッテリに対して電力を供給して充電する。
図4は、電力供給部60および放射線発生部50の電気的な構成を示す模式図である。電力供給部60は、図4に示すように、バッテリ部61、インバータ回路部62および第1の昇圧回路部63を備えている。
バッテリ部61は、リチウムイオンバッテリ61aと、コンデンサ61bと、スイッチ素子61cと、バッテリ制御部64とを備えている。
リチウムイオンバッテリ61aは、本発明の蓄電池に相当するものであり、複数のリチウムイオン電池を直列および並列接続してセル化したものである。本実施形態のリチウムイオンバッテリ61aは、48Vの電圧を出力するものである。リチウムイオンバッテリ61aから出力される電圧は48Vに限られるものではないが、60V以下であることが望ましい。60以下とすることによって、絶縁沿面空間距離を小さくすることができ、小型化を図ることができる。
また、本実施形態においては、1つのリチウムイオンバッテリを用いるようにしたが、これに限らず、2以上のリチウムイオンバッテリを並列接続して用いるようにしてもよい。この場合、複数のリチウムイオンバッテリは同極同士を短絡することが好ましい。このように接続することによってノイズを低減することができる。
また、このようにリチウムイオンバッテリを並列接続することによって、直列接続する場合と比較すると絶縁沿面空間距離を小さくすることができ、小型化を図ることができる。ただし、2以上のリチウムイオンバッテリを直列接続するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、軽量化および取扱いが容易という観点から蓄電池としてリチウムイオンバッテリを用いるようにしたが、これに限らず、ニッケル水素電池からなるバッテリ、NaS電池からなるバッテリおよび燃料電池からなるバッテリなどを用いることができる。なお、蓄電池は、必ずしも本体部20内に設置されたものでなくてもよく、たとえば電気自動車の蓄電池を用いるようにしてもよい。
コンデンサ61bは、リチウムイオンバッテリ61aに並列接続され、リチウムイオンバッテリ61aによって充電されるものである。コンデンサ61bとしては、電気2重層コンデンサを用いることが好ましいが、これに限らず、電解コンデンサを用いるようにしてもよい。コンデンサ61bの容量としては、電力供給部60からの出力される電圧が、リチウムイオンバッテリ61aの出力電圧の4倍以上6倍以下となるような容量とすることが望ましい。
電力供給部60からの出力される電圧をリチウムイオンバッテリ61aの出力電圧の4倍以上とすることによって、後述するケーブル部70を経由する際における外部からのノイズに対して強くすることができる。また、電力供給部60からの出力される電圧をリチウムイオンバッテリ61aの出力電圧の6倍以下とすることによって、ケーブル部70として高圧ケーブルを用いる必要がなく、コストの削減を図ることができる。さらに、ケーブル部70の配線被覆を薄くすることができるので、ケーブル部70の自由度を向上させることができる。これによりケーブル部70が内部に延設される後述するアーム部40の動きをスムーズにすることができる。具体的には、電力供給部60からの出力される電圧は、60V以上300V以下であることが望ましい。本実施形態においては、電力供給部60からの出力される電圧は250Vとする。
スイッチ素子61cは、リチウムイオンバッテリ61aとコンデンサ61bとの間に接続されるものであり、後述する曝射スイッチ90の操作に応じてオンおよびオフするものである。スイッチ素子61cとしては、たとえばFET(Field effect transistor)スイッチのような半導体スイッチを用いることが好ましい。ただし、これに限らず、リレーのようなメカニカルスイッチを用いてもよい。
スイッチ素子61cがオンしている間、リチウムイオンバッテリ61aによってコンデンサ61bが充電され、スイッチ素子61cがオフした際、コンデンサ61bに充電された電圧が放電される。
バッテリ制御部64は、曝射スイッチ90の操作に応じてスイッチ素子61cのオンおよびオフを制御するものである。具体的には、本実施形態においては、スイッチ素子61cとしてFETスイッチを用い、バッテリ制御部64は、曝射スイッチ90の操作に応じてFETスイッチのゲートに対してゲート電圧を印加するものである。なお、本実施形態においては、スイッチ素子61cおよびバッテリ制御部64が、本発明の切替部に相当するものである。
インバータ回路部62は、バッテリ部61のコンデンサ61bから放電された直流電圧を交流電圧に変換するものである。具体的には、インバータ回路部62は、正極側インバータ回路62aと負極側インバータ回路62bとを備えている。なお、インバータ回路の回路構成としては、図4に示す回路構成に限らず、その他の公知なインバータ回路を採用するようにしてもよい。
第1の昇圧回路部63は、インバータ回路部62から出力された交流電圧を昇圧するものである。具体的には、第1の昇圧回路部63は、正極側第1の昇圧回路63aと負極側第1の昇圧回路63bとを備えている。そして、本実施形態の正極側第1の昇圧回路63aは、正極側インバータ回路62aから出力される交流電圧を昇圧するものであり、たとえば4倍以上6倍以下の交流電圧に昇圧するものである。本実施形態においては、正極側第1の昇圧回路63aは、正極側インバータ回路62aから出力された48Vの交流電圧を250Vの交流電圧に昇圧する。
一方、負極側第1の昇圧回路63bは、負極側インバータ回路62bから出力される交流電圧を昇圧するものであり、正極側第1の昇圧回路63aと同様に、たとえば4倍以上6倍以下の交流電圧に昇圧するものである。本実施形態においては、負極側第1の昇圧回路63bは、負極側インバータ回路62bから出力された48Vの交流電圧を250Vの交流電圧に昇圧する。負極側第1の昇圧回路63bから出力される交流電圧についても、60V以上300V以下であることが望ましい。なお、第1の昇圧回路部63の具体的な回路構成については、種々の公知な回路構成を採用することができる。
なお、電力供給部60のリチウムイオンバッテリ61aは、図示省略したコネクタを介して外部電源と接続され、外部電源からの電力の供給を受けてリチウムイオンバッテリ61aが充電される。
そして、電力供給部60の第1の昇圧回路部63から出力された交流電圧は、ケーブル部70を介して放射線発生部50に供給される。ケーブル部70は、本体部20内に設けられた電力供給部60とアーム部40の先端に設けられた放射線発生部50とを電気的に接続するものであり、正極側電力供給配線70aと負極側電力供給配線70bとを備えている。正極側電力供給配線70aと負極側電力供給配線70bは、それぞれ導電性部材を絶縁性部材で被覆したものであり、支持部材30内部およびアーム部40内部に延設されたものである。ケーブル部70の長さは、たとえば3m程度であり、配線抵抗は、たとえば約75mΩである。また、図示省略したが、ケーブル部70は、正極側電力供給配線70aおよび負極側電力供給配線70bの他に、制御部22から出力された制御信号を放射線発生部50に供給する制御信号配線も備えている。
放射線発生部50は、筐体51(図1参照)内に放射線源、昇圧回路および倍電圧整流回路などが設けられたものであり、いわゆるモノタンクである。本実施形態の放射線発生部50は、図4に示すように、放射線源としてのX線管52と、第2の昇圧回路部53と、倍電圧整流回路部54とを備えている。
第2の昇圧回路部53は、ケーブル部70を経由して入力された交流電圧を昇圧するものである。具体的には、第2の昇圧回路部53は、正極側第2の昇圧回路53aと負極側第2の昇圧回路53bとを備えている。そして、本実施形態の正極側第2の昇圧回路53aは、正極側電力供給配線70aから供給される交流電圧を昇圧するものであり、たとえば50倍以上の交流電圧に昇圧するものである。本実施形態の正極側第2の昇圧回路53aは、正極側電力供給配線70aから供給された250Vの交流電圧を12.5kVの交流電圧に昇圧する。
一方、負極側第2の昇圧回路53bは、負極側電力供給配線70bから供給される交流電圧を昇圧するものであり、正極側第2の昇圧回路53aと同様に、たとえば50倍以上の交流電圧に昇圧するものである。本実施形態の負極側第2の昇圧回路53bは、負極側電力供給配線70bから供給された250Vの交流電圧を12.5kVの交流電圧に昇圧する。なお、第2の昇圧回路部53の具体的な回路構成については、種々の公知な回路構成を採用することができる。
また、本実施形態においては、上述したように第1の昇圧回路部63と第2の昇圧回路部53の2つの昇圧回路部を設けるようにしたが、必ずしもこのような構成に限らず、いずれか一方のみの昇圧回路部を設け、これにより昇圧するようにしてもよい。
倍電圧整流回路部54は、第2の昇圧回路部53から出力された交流電圧を倍電圧整流するものである。具体的には、倍電圧整流回路部54は、正極側倍電圧整流回路54aと負極側倍電圧整流回路54bとを備えている。そして、正極側倍電圧整流回路54aは、正極側第2の昇圧回路53aから出力される交流電圧を倍電圧整流するものであり、たとえば4倍の正の直流電圧に整流するものである。本実施形態の正極側倍電圧整流回路54aは、正極側第2の昇圧回路53aによって昇圧された12.5kVの交流電圧を50kVの直流電圧に整流するものである。
一方、負極側倍電圧整流回路54bは、負極側第2の昇圧回路53bから出力される交流電圧を倍電圧整流するものであり、たとえば4倍の負の直流電圧に整流するものである。本実施形態の負極側倍電圧整流回路54bは、負極側第2の昇圧回路53bによって昇圧された12.5kVの交流電圧を−50kVの直流電圧に整流するものである。なお、倍電圧整流回路部54の具体的な回路構成については、図4に示す回路構成に限らず、種々の公知な回路構成を採用することができる。
X線管52は、倍電圧整流回路部54から出力された直流電圧が印加されることによって放射線を発生するものである。本実施形態においては、上述したように正極側倍電圧整流回路54aによって50kVの直流電圧がX線管52の正極側に供給され、かつ負極側倍電圧整流回路54bによって−50kVの直流電圧がX線管52の負極側に供給され、その結果、X線管52には、100kVの直流電圧が印加されることになる。
曝射スイッチ90は、放射線発生部50からの放射線の出射(曝射)指示を受け付けるものである。なお、本実施形態においては、曝射スイッチ90が、本発明の出射指示受付部に相当するものである。本実施形態の曝射スイッチ90は、図4に示すように、曝射SW1と曝射SW2とを備えている。曝射SW1は、放射線の出射準備指示を受け付けるものであり、曝射SW2は、放射線の出射指示を受け付けるものである。
ユーザによって曝射SW1がオンされた場合には、バッテリ制御部64によってスイッチ素子61cがオンされ、これによりリチウムイオンバッテリ61aによってコンデンサ61bが充電される。また、ユーザによって曝射SW2がオンされた場合には、バッテリ制御部64によってスイッチ素子61cがオフされ、これによりコンデンサ61bから放電電圧が出力される。
なお、本実施形態においては、曝射SW1と曝射SW2の2つの別のスイッチを設けるようにしたが、曝射スイッチ90の構成としてはこれに限らず、たとえば半押しと全押しの2段階の押下状態を受け付けるスイッチを用い、半押しされた場合には、スイッチ素子61cをオンし、全押しされた場合には、スイッチ素子61cをオフするようにしてもよい。
また、曝射スイッチ90は、後述するモニタ23における入力部24に設けるようにしてもよいし、モニタ23とは別に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ユーザによる曝射SW1および曝射SW2の操作に応じて、リチウムイオンバッテリ61aによるコンデンサ61bへの充電およびコンデンサ61bからの放電を切り替えるようにしたが、これに限らず、技師が登録する撮影メニューを判断して、リチウムイオンバッテリ61aとコンデンサ61bとの接続を切り替える制御機能を付加してもよい。撮影メニューとしては、たとえば短時間のX線撮影を短時間で複数回行う撮影メニューなどがある。この撮影メニューが選択された場合には、リチウムイオンバッテリ61aとコンデンサ61bとを接続したままの状態で、すなわち充電状態のままでコンデンサ61bから放電させて放射線曝射を行うことが望ましい。なお、この場合、コンデンサ61bの容量については、コンデンサ61bからの放電時に発生する電源供給側の電圧ドロップが、リチウムイオンバッテリ61aの使用可能範囲に収まるように設計することが望ましい。
また、バッテリ制御部64は、コンデンサ61bの端子電圧を監視するものである。そして、スイッチ素子61cがオンされてコンデンサ61bが充電され、コンデンサ61bの端子電圧が予め設定された閾値以上となった場合には、発光部91を発光させる。発光部91が発光することによって、ユーザに対してコンデンサ61bの充電が完了したことが知らせることができる。したがって、ユーザは、発光部91の発光を確認して曝射SW2をオンすることができ、コンデンサ61bへの充電と放射線の曝射とを効率良く行うことができる。発光部91としては、たとえばLED(light emitting diode)を用いることができる。なお、本実施形態においては、コンデンサ61bの端子電圧を監視して発光部91を発光させるようにしたが、これに限らず、たとえ曝射SW1がオンされてからの時間を計測し、計測された時間が予め設定された閾値以上となった場合に発光部91を発光させるようにしてもよい。計測時間の閾値は、コンデンサ61bへの充電速度およびコンデンサ61bの容量にもよるが、0.8秒以上4秒以下であることが望ましい。
また、上記説明では、コンデンサ61bの充電が完了した場合に発光部91を点灯させるようにしたが、コンデンサ61bへの充電完了だけでなく、たとえばフィラメントへの電圧印加などのその他の放射線曝射準備動作が完了したことを検出した場合に発光部91を発光させるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、発光部91が、本発明の報知部に相当するものであるが、報知部の構成はこれに限らず、たとえばコンデンサ61bの充電が完了した際に音を発するものでもよいし、モニタ23にメッセージを表示させるものでもよい。
ここで、バッテリ部61のコンデンサ61bへの充電から放射線の曝射までの放射線照射装置1の動作を、図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、ユーザによって曝射SW1がオンされ、これに応じてスイッチ素子61cがオンし、コンデンサ61bの充電が開始される。コンデンサ61bの充電が進み、コンデンサ61bの端子電圧が閾値電圧以上となった場合には、バッテリ制御部64によって発光部91が制御され、発光部91が点灯する。
そして、ユーザは、発光部91の点灯を確認した後、曝射SW2をオンする。曝射SW2のオンによってスイッチ素子61cがオフし、これによりコンデンサ61bの放電電圧が放射線発生部50に供給され、放射線発生部50から放射線が曝射される。
なお、バッテリ部61については、コンデンサ61bに充電された電荷がリチウムイオンバッテリ61a側に逆流しないように、図6に示すようにダイオード素子61dをさらに設けるようにしてもよい。ダイオード素子61dは、本発明の逆流電流抑制部に相当するものであるが、逆流電流抑制部としては、ダイオード素子61dに限らず、その他の公知な素子または回路を用いることができる。
また、リチウムイオンバッテリ61aからコンデンサ61bに充電する際の突入電流を減らすため、電流制限を行うようにしてもよい。具体的には、バッテリ制御部64によってスイッチ素子61cに印加されるゲート電圧を、図7の実線で示すように時間の経過に応じて徐々に増加させるようにしてもよい。ゲート電圧の波形を図7の実線で示すように制御することによって、コンデンサ61bに流れる電流の波形を図7の点線で示すように制御することができ、コンデンサ61bへの突入電流を抑制することができる。
また、スイッチ素子61cとしてリレースイッチを用いる場合には、リチウムイオンバッテリ61aからコンデンサ61bに充電する際の突入電流を減らすため、図8に示すように抵抗素子61eをコンデンサ61bに直列に接続するようにしてもよい。
なお、上述したゲート電圧を印加するバッテリ制御部64および抵抗素子61eは、本発明の突入電流抑制部に相当するものであるが、突入電流抑制部としては、これに限らず、その他の公知な素子または回路を用いることができる。
図1および図2に戻り、アーム部40の先端(一端)には、L字形状の線源取付部32が設けられている。放射線発生部50は、アーム部40の一端に対して、線源取付部32を介して取り付けられている。そして、図1および図2に示すように、アーム部40の一端から取り出されたケーブル部70がコネクタを介して放射線発生部50に接続されている。
放射線発生部50は、線源取付部32に対して、軸AX2を回動軸として回動可能に接続されている。回動軸AX2は、左右方向(x方向)に延びる軸である。なお、線源取付部32は、摩擦機構を介して放射線発生部50が回動するように放射線発生部50を保持している。このため、放射線発生部50は、ある程度強い外力が加えられることによって回動可能であり、外力が加えられない限り回動せず、アーム部40に対する相対角度を維持する。
また、筐体21の上面にはモニタ23が取り付けられている。また、筐体21の上部には、放射線照射装置1を押したり引いたりするためのハンドル部26が取り付けられている。ハンドル部26は、筐体21を一周するように設けられており、放射線照射装置1の後ろ側だけでなく、前側や側方側からも握ることができるように構成されている。図9は、放射線照射装置1を前方から見た図である。図9に示すように、ハンドル部26は、本体部20の前側まで回り込んで設けられている。
モニタ23は液晶パネル等からなり、被検体の撮影により取得された放射線画像、および放射線照射装置1の制御に必要な各種情報を表示する。また、モニタ23はタッチパネル方式の入力部24を備えており、放射線照射装置1の操作に必要な各種指示の入力を受け付ける。具体的には、撮影条件の設定のための入力、および撮影すなわち放射線の出射のための入力を受け付けることができる。モニタ23は、表示面の水平方向に対する傾きおよび回転位置を変更可能に筐体21の上面に取り付けられている。また、タッチパネル方式の入力部24に代えて、各種操作を行うためのボタン等を入力部として備えるものとしてもよい。
アーム部40の他端には、支持部材30の一端が接続されている。アーム部40は、支持部材30に対して、軸AX1を回動軸として回動可能に接続されている。回動軸AX1は、左右方向(x方向)に延びる軸である。アーム部40は、回動軸AX1を中心として、支持部材30となす角度が変更されるように、図2に示す矢印A方向に回動する。
回動軸AX1を有する回動部31は、摩擦機構を介してアーム部40が回動するようにアーム部40を保持している。このため、アーム部40は、ある程度強い外力が加えられることによって回動可能であり、外力が加えられない限り回動せず、支持部材30に対する相対角度を維持する。
なお、アーム部40および放射線発生部50の回動について、摩擦機構を介するものとしているが、公知のロック機構により回動位置を固定するものとしてもよい。この場合、ロック機構を解除することにより、アーム部40および放射線発生部50の回動が可能となる。そして、所望とする回動位置においてロック機構をロックすることにより、回動位置を固定することができる。
支持部材30の他端は、本体部20の前方側の面に接続されている。支持部材30は、本体部20に対して固定して設けられており、本体部20に対して回転不能に取り付けられている。本実施形態においては、上述したように第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bの旋廻によって、本体部20と一緒にアーム部40の向きを自由に変更することができるので、支持部材30に自由度を持たせる必要がなく、より簡略な構成とすることができる。ただし、これに限定されず、取り回し性を重視して、支持部材30を回転するように構成してもよい。すなわち、支持部材30が、支持部材30の本体部20に対する接続部分の中心を通り、かつ鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転可能に構成するようにしてもよい。
本実施形態において、被検体の撮影時には、図2に示すように、ベッド3に仰臥している被検体Hの下に放射線検出器80を配置し、放射線発生部50から出射した放射線を被検体Hに照射することにより行われる。なお、放射線検出器80および放射線照射装置1は、有線あるいは無線により接続されている。これにより、放射線検出器80により取得された被検体Hの放射線画像は、放射線照射装置1に直接入力される。
ここで、図10を参照して放射線検出器80について簡単に説明する。図10は放射線検出器を放射線の検出面側である前面から見た外観斜視図である。図10に示すように放射線検出器80は、矩形平板形状を有し、検出部81を収容する筐体82を備えたカセッテ型の放射線検出器である。検出部81は、周知のように、入射した放射線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)、およびTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板を備える。TFTアクティブマトリクス基板上には、シンチレータからの可視光に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配列された矩形状の撮像領域が形成される。
筐体82は、四隅がR面取りされた金属製の枠を備え、その内部には検出部81の他に、TFTのゲートにゲートパルスを与えてTFTをスイッチングさせるゲートドライバ、および画素に蓄積された電荷を、X線画像を表すアナログの電気信号に変換して出力する信号処理回路等を備えた撮影制御部等が内蔵されている。また、筐体82は、例えば、フイルムカセッテ、IP(Imaging Plate)カセッテ、あるいはCR(Computed Radiography)カセッテとほぼ同様の、国際規格ISO(International Organization for Standardization)4090:2001に準拠した大きさである。
筐体82の前面には、放射線を透過させる透過板83が取り付けられている。透過板83は、放射線検出器80における放射線の検出領域とほぼ一致するサイズであり、軽量で剛性が高く、かつ放射線透過性が高いカーボン材料から形成されている。なお、検出領域の形状は、筐体82の前面の形状と同様の長方形である。また、放射線検出器80の厚さ方向において、筐体82の枠の部分は透過板83よりも突出している。このため、透過板83が傷つきにくいものとなっている。
筐体82の前面の四隅には、放射線検出器80を識別するための識別情報を表すマーカ84A〜84Dが付与されている。本実施形態においては、マーカ84A〜84Dは、それぞれ直交する2つのバーコードからなる。
また、筐体82のマーカ84C,84D側の側面には、放射線検出器80を充電するためのコネクタ85が取り付けられている。
本実施形態による放射線照射装置1の使用時においては、操作者は図1に示すアーム部40の初期位置から、アーム部40を図示反時計回り方向に回動軸AX1の周りに回動させることにより、図2に示すように、被検体Hの真上の目標位置に放射線発生部50を移動させる。そして、放射線発生部50を目標位置に移動させた後、入力部24からの指示により放射線発生部50を駆動して、被検体Hに放射線を照射し、被検体Hを透過した放射線を放射線検出器80により検出して、被検体Hの放射線画像を取得することができる。
なお、放射線検出器80としては、上述したようにシンチレータと受光素子を備えたTFTアクティブマトリクス基板とを積層したものであって、かつTFTアクティブマトリクス基板側(シンチレータ側とは反対側)から放射線の照射を受けるものを用いることが望ましい。このような高感度な放射線検出器80を用いることによって、放射線発生部50として低出力線源を用いることができ、放射線発生部50の重量を軽くすることができる。なお、一般的に放射線発生部50の線源出力と放射線発生部50の重量とは比例関係にある。
そして、上述したように放射線発生部50の重量を軽くすることができるので、放射線照射装置1全体の重量も軽くすることができる。これにより、本実施形態の放射線照射装置1のように第2のキャスター10b(後輪)として旋廻キャスターを用いることによって、放射線照射装置1の旋回性能を向上させることができ、著しくハンドリングを良くすることができる。
なお、放射線発生部50の線源出力は、15kW以下であることが好ましく、4kW以下であることがさらに好ましい。また、放射線照射装置1全体の重量は、120kg以下であることが好ましく、90kg以下であることがさらに好ましい。
次に、本体部20における放射線検出器80を収容可能な構成について説明する。図1および図2に示すように、本体部20の筐体21は、支持部材30が取り付けられた側とは反対側の面に、支持部材30の側に傾斜する平坦面21aを有し、この平坦面21aにクレードル25が設けられている。
クレードル25の上面には、放射線検出器80を挿入するための挿入口25aが形成されている。挿入口25aは、放射線検出器80が嵌め合うサイズの細長形状を有する。本実施形態においては、放射線検出器80のコネクタ85を有する側の一端部側から挿入口25aに挿入され、これにより、この一端部がクレードル25の底部に支持されて、放射線検出器80がクレードル25に保持される。この際、放射線検出器80の前面は、平坦面21aの側に向けられる。
クレードル25の底部にはコネクタ25bが取り付けられている。コネクタ25bは、放射線検出器80がクレードル25に保持された際に、放射線検出器80のコネクタ85と電気的に接続する。コネクタ25bは、バッテリ部61のリチウムイオンバッテリ61aと電気的に接続されている。したがって、放射線検出器80がクレードル25に保持された際には、放射線検出器80のコネクタ85とクレードル25のコネクタ25bを介して、リチウムイオンバッテリ61aによって放射線検出器80が充電される。
なお、本実施形態においては、リチウムイオンバッテリ61aによって放射線検出器80を充電可能に構成したが、上述したようにモニタ23をリチウムイオンバッテリ61aによって充電可能に構成してもよく、さらに、本体部20に対して外部コネクタをさらに設け、モニタ以外の外部機器を接続可能に構成してもよい。そして、外部コネクタを介して、リチウムイオンバッテリ61aによって外部機器に電力を供給し充電可能に構成するようにしてもよい。外部機器としては、たとえばコンソールとして使用されるノート型のコンピュータなどがある。
なお、本発明の放射線照射装置は、上記実施形態の放射線照射装置1のような脚部10を必ずしも備えてなくてもよい。また、支持部材30およびアーム部40の構成は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、その他の構成としてもよい。
1 放射線照射装置
2 装置載置面
3 ベッド
10 脚部
10a 第1のキャスター
10b 第2のキャスター
11 台座部
12 フットアーム部
12a 先端部
13 ペダル部
13a 第1のペダル
13b 第2のペダル
20 本体部
21 筐体
21a 平坦面
22 制御部
23 モニタ
24 入力部
25 クレードル
25a 挿入口
25b コネクタ
26 ハンドル部
30 支持部材
31 回動部
32 線源取付部
40 アーム部
50 放射線発生部
51 筐体
52 X線管
53 第2の昇圧回路部
53a 正極側昇圧回路
53b 負極側昇圧回路
54 倍電圧整流回路部
54a 正極側倍電圧整流回路
54b 負極側倍電圧整流回路
60 電力供給部
61 バッテリ部
61a リチウムイオンバッテリ
61b コンデンサ
61c スイッチ素子
61d ダイオード素子
61e 抵抗素子
62 インバータ回路部
62a 正極側インバータ回路
62b 負極側インバータ回路
63 第1の昇圧回路部
64 バッテリ制御部
70 ケーブル部
70a 正極側電力供給配線
70b 負極側電力供給配線
80 放射線検出器
81 検出部
82 筐体
83 透過板
85 コネクタ
90 曝射スイッチ
91 発光部
AX1 回動軸
AX2 回動軸
H 被検体
84A-84D マーカ

Claims (8)

  1. 放射線を発生する放射線発生部と、
    前記放射線発生部に電力を供給するバッテリ部と、
    前記放射線発生部からの前記放射線の出射指示を受け付ける出射指示受付部とを備え、
    前記バッテリ部が、蓄電池と、前記蓄電池に並列接続されたコンデンサと、前記蓄電池から前記コンデンサに対して電力供給する状態から、前記コンデンサから前記放射線発生部に対して電力供給する状態に切り替える切替部とを有し、
    前記切替部が、前記蓄電池と前記コンデンサとの間に接続されたスイッチ素子としてのFETスイッチと、バッテリ制御部とを備え、前記出射指示受付部において受け付けられた指示に応じて、前記バッテリ制御部が前記スイッチ素子のオンオフを制御して前記電力供給の状態を切り替え、かつ、前記コンデンサに対して電力供給するに際して前記スイッチ素子に印加されるゲート電圧を時間の経過に応じて徐々に増加させる放射線照射装置。
  2. 前記出射指示受付部が、前記放射線の出射準備指示および前記放射線の出射指示の2段階の指示を受け付け、
    前記切替部が、前記出射準備指示に応じて、前記蓄電池から前記コンデンサに対して電力供給する状態にする請求項1記載の放射線照射装置。
  3. 前記蓄電池から前記コンデンサへの充電が完了したことを報知する報知部を備えた請求項1または2記載の放射線照射装置。
  4. 前記報知部が、前記蓄電池から前記コンデンサへの充電が完了した時点で発光する発光部を備えた請求項記載の放射線照射装置。
  5. 前記コンデンサから前記蓄電池への逆流電流を抑制する逆流電流抑制部を備えた請求項1からいずれか1項記載の放射線照射装置。
  6. 前記逆流電流抑制部が、ダイオード素子を有する請求項記載の放射線照射装置。
  7. 前記コンデンサが、電気2重層コンデンサである請求項1からいずれか1項記載の放射線照射装置。
  8. 前記蓄電池が、リチウムイオン電池である請求項1からいずれか1項記載の放射線照射装置。
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