JP5867309B2 - シートバックフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックフレームに関する。詳しくは、背凭れとなるシートバック本体と、シートバック本体のサイド部に延長して設けられる延長部分と、を備える車両用シートのシートバックフレームに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックが、着座乗員の背凭れとして使用されるシートバック本体と、シートバック本体のサイド部に延長して設けられた延長部分と、を有して構成されたものが知られている(特許文献1)。上記シートバック本体は、その骨格が、フロア上に固定された高い構造強度を備える本体フレームにより構成されている。また、延長部分は、その骨格が、上記構造強度の高い本体フレームのサイド部に片持ち状に支持されて設けられた延長フレームにより構成されている。上記延長フレームと本体フレームとの連結構造は、両者の丸パイプ同士が接合される部分間に跨って鋼板のブラケットが後方側からあてがわれて接合された連結構造とされている。
特開2008−194289号公報
しかし、上記延長フレームと本体フレームとの連結構造では、延長部分に前方側から入力される荷重には強いが、後方側から入力される荷重には弱い。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートバック本体のサイド部に延長して設けられる延長部分の構造強度を高めることにある。
上記課題を解決するために、本発明のシートバックフレームは次の手段をとる。
第1の発明は、背凭れとなるシートバック本体と、シートバック本体のサイド部に延長して設けられる延長部分と、を備える車両用シートのシートバックフレームである。シートバックフレームは、シートバック本体の骨格を成すフロア上に固定された本体フレームと、本体フレームの側部に連結されて延長部分の骨格を成す延長フレームと、延長フレームを本体フレームに連結する連結部材と、を有する。連結部材は、両フレームに後方側からあてがわれて一体的に結合される後方支持部材と、両フレームに前方側からあてがわれて一体的に結合される前方支持部材と、を有する。
この第1の発明によれば、延長フレームが本体フレームに対して前方支持部材と後方支持部材とによって前後両側から支持された状態に連結されることで、前後両側からの入力荷重に強い構造により連結された状態となる。したがって、上記連結構造により、延長部分の構造強度を高めることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、後方支持部材と前方支持部材とが、互いに異なる高さ方向の位置に設けられているものである。
この第2の発明によれば、後方支持部材と前方支持部材とを互いに高さ方向にずらして配置することにより、両者に前後方向の折曲げ部や突出部を設けても、互いの構成部位が干渉し合いにくくなる。したがって、シートバックフレームの前後方向の厚みをコンパクトにすることができる。
第3の発明は、後方支持部材が、両フレームの上部同士を連結するように設けられ、前方支持部材が、両フレームの高さ方向の中間部同士を連結するように設けられているものである。
この第3の発明によれば、延長部分にシート前方側から掛けられる荷重が、より低い位置で前方支持部材を介してシートバック本体に伝達されて支えられるようになる。したがって、延長部分の構造強度を更に高めることができる。
実施例1のシートバックフレームの概略斜視図である。 シートバックフレーム単体の斜視図である。 シートバックフレームの背面図である。 シートバックフレームの要部を背面側から拡大して表した斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシートバックフレーム10の構成について、図1〜図4を用いて説明する。本実施例のシートバックフレーム10は、図1に示すように、自動車の運転席シートとして構成された車両用シート1のシートバック2の骨組みを構成するものとなっている。上記車両用シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭の凭れ掛け部となるヘッドレスト4と、を有して構成されている。
シートバック2は、背凭れとして機能するシートバック本体2Aと、シートバック本体2Aから車両内側(図示向かって右側)に形状を延ばす延長部分2Bと、を有する形に形成されている。上記延長部分2Bは、シートバック本体2Aから面一状にシート幅方向に延びて、シートバック本体2Aと同じ縦断面形状をもつような一体感のある縦長な外観形状に形成されている。上記延長部分2Bは、シートバック本体2Aとその横隣に位置する図示しない助手席シートのシートバックとの間を外観的に一体感のある状態に繋ぐように機能するものとなっている。
上記シートバック2は、上述したシートバック本体2Aの左右両サイドの下端部(両サイドフレーム11の下端部)が、それぞれ、シートクッション3の左右両サイドの後端部(両サイドフレーム3Aの後端部)に対して、回転止め可能な回転軸装置として機能する円盤状のリクライニング装置5を間に介して連結された状態とされている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対して、背凭れ角度の調節が行えるように連結された状態とされている。
上述した各リクライニング装置5は、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に保持されており、シートクッション3の車両外側(図示向かって左側)の側部に設けられた解除レバー5Cが引き上げ操作されることでそれらのロック状態が解除されるようになっている。具体的には、各リクライニング装置5は、それらの中心部に挿通された操作軸5A同士が、コネクティングロッド5Bにより互いに一体的となって回転することができるように連結されており、解除レバー5Cが引き上げられて車両外側の操作軸5Aが解除操作方向に回されることにより、車両内側の操作軸5Aも一緒になって解除操作方向に回されて、両リクライニング装置5のロック状態が一斉に解除されるようになっている。
上記解除操作により、各リクライニング装置5は、シートバック2の背凭れ角度を前後方向に自由に変えられる状態に切り替えられる。そして、シートバック2の背凭れ角度を所望の角度位置に調節した後に、上記解除レバー5Cの操作をやめることにより、各リクライニング装置5が再びロック状態に戻されて、シートバック2の背凭れ角度がその調節された角度位置にて固定された状態となる。なお、各リクライニング装置5の基本構造は、特開2011−116303号公報等の文献に開示されたものと同じ公知の構成となっているため、具体的な説明は省略することとする。
ここで、上記シートバック2とシートクッション3との間の左右両側部には、シートバック2に対して常時、シート前方側への回転附勢力をかける渦巻きばね6が掛着されている。これら渦巻きばね6の附勢力により、シートバック2は、その背凭れ角度の固定状態が解かれることで、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員の背部が前後に傾動される動きに追従してその背凭れ角度位置が変動される構成となっており、シートバック2の背凭れ角度の調節操作が簡便に行えるようになっている。
シートクッション3は、車両のフロア上に、図示しない左右一対のスライド装置を間に介して設けられている。これにより、シートクッション3は、フロアに対して前後方向の設置位置の調節が行えるように設けられた状態とされている。なお、上記図示しないスライド装置の基本構造は、特開2010−221935号公報等の文献に開示されたものと同じ構成となっているため、これについての具体的な説明は省略することとする。上記シートクッション3は、上述したシートバック2の延長部分2Bを有した横長状の形状に合わせて、延長部分2Bと同じシート幅方向に延びる延長部分3Bを有した横長な形状とされており、同延長部分3Bの上面部には、ドリンクや小物を入れて保持することのできる凹状のカップホルダー3Cが形成されている。
ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に上方側から装着されて設けられている。具体的には、ヘッドレスト4は、その下部から突き出る2本の棒状のステー(図示省略)が、それぞれ、後述するシートバックフレーム10のアッパフレーム12上に固定された2本の角筒状のホルダー15内にそれぞれ装着されている図示しない筒状のサポート部材にそれぞれ上方側から差し込まれて装着されることにより、シートバック2の上部に固定された状態として設けられている。なお、上記ヘッドレスト4の装着構造は、特開2008−239075号公報等の文献に開示されたものと同じ構成となっているため、これについての具体的な説明も省略することとする。
以下、図1〜図3を参照しながら、シートバックフレーム10の具体的な構成について詳しく説明する。図1〜図2に示すように、シートバックフレーム10は、シートバック本体2Aの骨格を成す本体フレーム10Aと、延長部分2Bの骨格を成す延長フレーム10Bと、延長フレーム10Bを本体フレーム10Aに連結する連結部材16と、を有する。本体フレーム10Aは、左右一対の縦長板状のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の上端部間に架け渡された逆U字のパイプ形状のアッパフレーム12と、アッパフレーム12上の左右2箇所の位置に設けられた角筒形状のホルダー15と、アッパフレーム12の左右の脚部間に架け渡された横長板状の上部補強板13と、各サイドフレーム11の下部間に架け渡された横長板状の下部補強板14と、が一体的に組み付けられた構成となっている。
各サイドフレーム11は、それぞれ、プレス加工により、一枚の鋼板材を縦長状の形にカットした後、その前側と後側の各縁部をそれぞれシート内側にフランジ状に折り曲げることにより形成されている。これにより、各サイドフレーム11は、そのプレス曲げされた各縁部の構成により、それ自体の曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部(前後側やシート外側)に対して角張らない形に形成された構成とされている。各サイドフレーム11は、シートバック本体2Aの左右両サイド部の骨格を成すものとして、シートバック本体2Aの各サイド位置に、互いの板面がシート幅方向に対向するように配置された状態とされている。
アッパフレーム12は、プレス加工により、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、これを逆向きのU字形状に折り曲げることにより形成されている。上記アッパフレーム12は、そのU字の両脚部が、上述した各サイドフレーム11の上端部にあてがわれて溶接されることにより、これらサイドフレーム11に強固に一体的に結合された状態とされている。ここで、各サイドフレーム11の上端部は、上記アッパフレーム12の各脚部の外周面と形状が合致するように半円筒状に曲げられた形に形成されている。これにより、アッパフレーム12の各脚部が、上記各サイドフレーム11の半円筒状に曲げられた各上端部に対して、広く面当接した状態にあてがわれて、広い範囲に亘って溶接されて強固に一体的に結合された状態とされている。
各ホルダー15は、それぞれ、角筒状の鋼管材を所定の長さにカットすることにより形成されている。各ホルダー15は、それぞれ、上述したアッパフレーム12のシート幅方向に延びる中央部と、後述する上部補強板13と、の間の前面部に高さ方向に架け渡されて設けられており、溶接によりこれらに強固に一体的に結合された状態とされている。これにより、各ホルダー15は、これらに装着されて設けられるヘッドレスト4(図1参照)を、上記アッパフレーム12と上部補強板13とによって支えられた高い構造強度によって支えられるようになっている。
上部補強板13は、プレス加工により、一枚の鋼板材を横長状の形にカットした後、その上側と下側の各縁部をそれぞれシート前方側にフランジ状に折り曲げることにより形成されている。これにより、上部補強板13は、そのプレス曲げされた各縁部の構成により、それ自体の曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部(シート後方側)に対して角張らない形に形成された構成とされている。上記上部補強板13は、その左右両側の各端部が、上述したアッパフレーム12の両脚部にシート後方側からあてがわれて溶接されることにより、これらアッパフレーム12の両脚部に強固に一体的に結合された状態とされている。ここで、上部補強板13の各端部は、上記アッパフレーム12の各脚部の外周面と形状が合致するように半円筒状に曲げられた形に形成されている。これにより、上部補強板13の各端部が、アッパフレーム12の各脚部に対して、シート後方側から広く面当接した状態にあてがわれて、広い範囲に亘って溶接されて強固に一体的に結合された状態とされている。
下部補強板14は、プレス加工により、一枚の鋼板材を横長状の形にカットした後、その上側と下側の各縁部をそれぞれシート前方側にフランジ状に折り曲げることにより形成されている。これにより、下部補強板14は、そのプレス曲げされた各縁部の構成により、それ自体の曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部(シート後方側)に対して角張らない形に形成された構成とされている。上記下部補強板14は、その左右両側の各端部が、上述した各サイドフレーム11の下部の、シート内側に折り曲げられた後縁部にそれぞれシート前方側からあてがわれて溶接されることにより、これらサイドフレーム11の下部に強固に一体的に結合された状態とされている。
次に、延長フレーム10Bは、上述したアッパフレーム12と同じ、一本の円鋼管材を所定の長さにカットした後、これを、横向きのU字形状に折り曲げることにより形成されている。上記延長フレーム10Bは、そのU字の開口が本体フレーム10Aの方を向く配置とされて、その上端部10B1が、後述する連結部材16の後方支持部材16Aによって本体フレーム10Aのアッパフレーム12の肩口部に一体的に結合され、下端部10B2が、本体フレーム10Aのサイドフレーム11に貫通して差し込まれて溶接により一体的に結合され、更に、中間部10B3が、連結部材16の前方支持部材16Bにより本体フレーム10Aのアッパフレーム12の脚部(部分12B)に一体的に結合された状態とされている。これにより、延長フレーム10Bは、その本体フレーム10Aに結合された片側の側部が本体フレーム10Aによって支えられる態様で、本体フレーム10Aからシート幅方向に延びるように一体的に設けられた状態とされている。
詳しくは、延長フレーム10Bは、本体フレーム10Aにおいて、シート幅方向に板面が向けられた状態とされたサイドフレーム11に対しては、サイドフレーム11に丸孔を空けて延長フレーム10Bの下端部10B2を差し込んで溶接する簡単な構成により、下端部10B2を本体フレーム10Aに強固に一体的に結合することができるようになっている。しかし、延長フレーム10Bは、本体フレーム10Aにおいて、円鋼管材が曲げられた形となっているアッパフレーム12の肩口部に対しては、これに貫通孔を空けて上端部10B1を差し込んで結合するような簡単な構成を採ることができないようになっている。そこで、このような箇所に対して本体フレーム10Aの構造強度を下げることなく、延長フレーム10Bを比較的簡単な構成により強固に一体的に結合できるようにするために、これらの連結構造として橋渡し材となる連結部材16が設けられている。
以下、連結部材16の構成について詳しく説明する。図2〜図4に示すように、連結部材16は、延長フレーム10Bの上端部10B1をアッパフレーム12の肩口部に連結するためにこれらに後方側からあてがわれて結合される平板状の鋼板材より成る後方支持部材16Aと、延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3をアッパフレーム12の下方側に延びる脚部(部分12B)に連結するためにこれらに前方側からあてがわれて結合される円鋼管材より成る前方支持部材16Bと、から成る。
後方支持部材16Aは、図3〜図4に良く示されるように、延長フレーム10Bのシート幅方向に延びる上端部10B1と、アッパフレーム12の肩口部のシート幅方向に延びる部分12Aと、同部分12Aから下方側に折れ曲がって延びる部分12Bと、の3つの部分に跨って後方側からあてがわれた状態として設けられており、これら3つの部分にそれぞれ溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。これにより、後方支持部材16Aは、アッパフレーム12に対して、シート幅方向に延びる部分12Aを支点にシート前後方向に回転するようにバタついたり、或いは下方側に折れ曲がって延びる部分12Bを支点にシート幅方向に回転するようにバタついたりすることなく、これら両部分12A,12Bに跨って強固に一体的に結合された状態とされている。したがって、このアッパフレーム12の肩口部に強固に一体的に設けられる後方支持部材16Aに対して、延長フレーム10Bの上端部10B1が一体的に結合されることにより、延長フレーム10Bが後方支持部材16Aを介してアッパフレーム12の肩口部に強固に一体的に結合された状態として設けられるようになっている。
ここで、上記後方支持部材16Aは、そのアッパフレーム12のシート幅方向に延びる部分12Aと延長フレーム10Bとにあてがわれる各上縁部16A1が、これら円鋼管材の外周面の形状に合致するように半円筒状に曲げられた形に形成されている。これにより、後方支持部材16Aは、その半円筒状に曲げられた各上縁部16A1が、上記アッパフレーム12のシート幅方向に延びる部分12Aと延長フレーム10Bとに広く面当接した状態にあてがわれて、広い範囲に亘って溶接されて強固に一体的に結合された状態とされている。詳しくは、上記後方支持部材16Aの半円筒状に曲げられた各上縁部16A1は、アッパフレーム12のシート幅方向に延びる部分12Aと延長フレーム10Bとに対して、シート前方側からも当接するようにシート前方側に延びる半円筒状の形に形成されている。これにより、後方支持部材16Aは、アッパフレーム12のシート幅方向に延びる部分12Aと延長フレーム10Bとに対して、シート後方側とシート前方側とからそれぞれ当接してこれらを支持した状態となっている。
前方支持部材16Bは、一本のストレートな円鋼管材により形成されており、その両端部16B1が平らな形に押し潰されて、延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3と、アッパフレーム12の下方側に延びる部分12Bと、にそれぞれ前方側からあてがわれて溶接により強固に一体的に結合された状態として設けられている。ここで、上記前方支持部材16Bは、その中央の円鋼管部分が、延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3と、アッパフレーム12の下方側に延びる部分12Bと、にシート前後方向に配置が重なるようにシート幅方向に並んで設けられた状態とされており、その両端部16B1が、延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3と、アッパフレーム12の下方側に延びる部分12Bとの、各前方側の外周面の形状に合致するように前方側に押し潰されて湾曲した形に形成されている。これにより、前方支持部材16Bは、その湾曲した形に押し潰された各端部16B1が、それぞれ、延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3と、アッパフレーム12の下方側に延びる部分12Bと、に広く面当接した状態にあてがわれて、広い範囲に亘って溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。上記前方支持部材16Bは、詳しくは、上述した本体フレーム10Aのアッパフレーム12の両脚部間にシート後方側からあてがわれて溶接された上部補強板13と高さ方向で重複する位置に配置されている。これら前方支持部材16Bと上部補強板13とによる前後方向からの支えにより、本体フレーム10Aや延長フレーム10Bが前後方向に撓んだり捩れたりしにくいように強固に支えられた状態とされている。
このように、上記後方支持部材16Aと前方支持部材16Bとから成る連結部材16を介して、延長フレーム10Bが本体フレーム10Aに対して前後方向からそれぞれ支持された状態として連結されていることにより、延長フレーム10Bが本体フレーム10Aに対して前後両側からの入力荷重に強い状態に連結された状態とされている。したがって、上記連結構造により、シートバック2が背凭れとして使用される際に、延長部分2Bにシート前後側からそれぞれ押される荷重が入力されたり、或いはシートバック2が前倒しされて畳み込まれた際に、延長部分2Bの背面に上方側から荷重が入力されたりする種々の使用荷重に対して耐えられるように、延長部分2Bの構造強度を高めることができる。
また、後方支持部材16Aと前方支持部材16Bとが互いに高さ方向にずれた位置に配置されていることにより、前述したように後方支持部材16Aに半円筒状に曲げられた上縁部16A1を形成したり、前方支持部材16Bをアッパフレーム12と延長フレーム10Bとにシート前後方向に配置が重なるように設けたりしても、後方支持部材16Aと前方支持部材16Bとが互いに干渉することがない。したがって、シートバックフレーム10の前後方向の厚みをコンパクトにすることができる。
また、後方支持部材16Aが、アッパフレーム12の肩口部と延長フレーム10Bの上端部10B1とを連結する高い位置に設けられ、前方支持部材16Bが、アッパフレーム12の下方側に延びる部分12Bと延長フレーム10Bの下方側に延びる中間部10B3とを連結する低い位置に設けられていることにより、次の効果も得られる。すなわち、延長部分2Bにシート前方側から掛けられる荷重が、前方支持部材16Bを介してより低い位置でシートバック本体2Aに伝達されて支えられるようになる。したがって、延長部分2Bの構造強度を更に高めることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、上記実施例では、本発明の「シートバックフレーム」として、自動車の運転席シートのシートバックの骨組みに適用したものを例示したが、他のシートのシートバックの骨組みに適用してもよい。また、自動車以外にも、鉄道車両等の様々な車両用に供されるシートのシートバックの骨組みに適用してもよい。また、本発明の「シートバック本体のサイド部に延長して設けられる延長部分」は、上記実施例で示したように、シートバック本体とこれに隣接するシートのシートバックとの間を外観的に一体感のある状態に繋ぐように機能するものであってもよいが、延長部分自体でもシートバック本体とは別の背凭れとして機能するように構成されるものであってもよい。
また、延長フレームが連結部材を介して本体フレームに連結される部分の構成について、上記実施例では、延長フレームと本体フレーム(アッパフレーム)とが共に円鋼管材により構成されたものを例示したが、双方は共に、鋼板材や角鋼管材など、どのような部材の組み合わせで構成されるものであってもよい。また、連結部材を構成する後方支持部材や前方支持部材についても、上記実施例で示した構成に限定されることなく、双方共にどのような部材の組み合わせで構成されるものであってもよい。
また、連結部材を構成する後方支持部材や前方支持部材の本体フレームや延長フレームに対する結合方法として、上記実施例では溶接を例示したが、ボルト締結やかしめ等の溶接以外の方法によるものであってもよい。また、連結部材を構成する後方支持部材と前方支持部材とが、互いに同じ高さ位置に設定される構成であってもよい。また、後方支持部材が前方支持部材より下方側に配置設定される構成であってもよい。
また、上記実施例では、シートバック本体の本体フレームがシートクッションにリクライニング可能に連結されたものを例示したが、シートクッションに一体的に固定された状態に連結されていてもよい。または、シートバック本体の本体フレームは、シートクッション以外のフロア上に固定される何らかのベース部材に対してリクライニング可能もしくは一体的に固定された状態に連結されていてもよい。
1 車両用シート
2 シートバック
2A シートバック本体
2B 延長部分
3 シートクッション
3A サイドフレーム
3B 延長部分
3C カップホルダー
4 ヘッドレスト
5 リクライニング装置
5A 操作軸
5B コネクティングロッド
5C 解除レバー
6 渦巻きばね
10 シートバックフレーム
10A 本体フレーム
10B 延長フレーム
10B1 上端部
10B2 下端部
10B3 中間部
11 サイドフレーム
12 アッパフレーム
12A 部分
12B 部分
13 上部補強板
14 下部補強板
15 ホルダー
16 連結部材
16A 後方支持部材
16A1 上縁部
16B 前方支持部材
16B1 端部

Claims (3)

  1. 背凭れとなるシートバック本体と、該シートバック本体のサイド部に延長して設けられる延長部分と、を備える車両用シートのシートバックフレームであって、
    前記シートバック本体の骨格を成すフロア上に固定された本体フレームと、
    該本体フレームの側部に連結されて前記延長部分の骨格を成す延長フレームと、
    該延長フレームを前記本体フレームに連結する連結部材と、を有し、
    前記連結部材は、
    前記両フレームに後方側から連結され後方支持部材と、
    前記両フレームに前方側から連結され前方支持部材と、を有し、
    前記前方支持部材は、その前記両フレームに前方側から連結される両端部が前後方向に潰された形状とされていることを特徴とするシートバックフレーム。
  2. 請求項1に記載のシートバックフレームであって、
    前記後方支持部材と前記前方支持部材とが、互いに異なる高さ方向の位置に設けられていることを特徴とするシートバックフレーム。
  3. 請求項2に記載のシートバックフレームであって、
    前記後方支持部材が、前記両フレームの上部同士を連結するように設けられ、前記前方支持部材が、前記両フレームの高さ方向の中間部同士を連結するように設けられていることを特徴とするシートバックフレーム。
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