JP5486373B2 - 乗物用シート - Google Patents
乗物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5486373B2 JP5486373B2 JP2010074369A JP2010074369A JP5486373B2 JP 5486373 B2 JP5486373 B2 JP 5486373B2 JP 2010074369 A JP2010074369 A JP 2010074369A JP 2010074369 A JP2010074369 A JP 2010074369A JP 5486373 B2 JP5486373 B2 JP 5486373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- shaft
- vehicle seat
- seating
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 28
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 25
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 12
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 12
- 210000001364 upper extremity Anatomy 0.000 description 10
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
そこで、本発明は、上記のような不都合を解消してダンパの設置の自由度を向上した乗物用シートを提供することを目的とする。
本実施形態においては、本発明の乗物におけるシートとして、乗用車の後部座席に設けられる車両用シートを例にして説明する。
図1に示す車両用シート1R,1Lは、車両2の後部座席である。この後部座席は、左右に2分割されて構成され、一方の座席、例えば右側の車両用シート1Rの背もたれB1を前に倒した後、着座部C1を前方に起こし上げ(この動作を「タンブル」という。図3も参照。)て、右側後部の荷室を拡大できるようにしたものである。このようなシートレイアウトの変更をすることで、車両後部右側に、前後に長い収納空間Sを確保できるようになっている。また、左後部座席にあたる車両用シート1Lも、タンブル動作させることで、左側後部の荷室を拡大することができる。
次に、後脚30をタンブル動作に連動して作動させるリンク機構40について説明する。
図7および図9に示すように、取付ブラケット60は、タンブル動作の前後で姿勢の変化は無い。本実施形態では、車両用シート1R,1Lの各部位が、タンブル動作の前後で取付ブラケット60との位置関係が変わることを利用し、この位置関係の変化を、リンク機構40により後脚30に伝えている。
なお、取付ブラケット60、ブラケット62、前脚20、揺動アーム42およびロッド41は、いわゆる4節リンクを構成して回動軸63回りの着座部C1の回動を着座部C1に対するシャフト43およびセレーションシャフト46の回転に変換する変換機構の一例である。
前後リンク45の後端部は、後脚30の中央よりやや上の部分に回動可能に結合されている。
後脚30は、後ブラケット15Lに、揺動軸35の回りで揺動可能なように結合されている。
図5に示すように、前ブラケット14R(固定部の一例である)の右側(外側)には、ダンパ47が配置されている。ダンパ47は、図6に簡略化して構造を示すように第1部分の一例としての内筒部47Aと第2部分の一例としての外筒部47Bとを有し、内筒部47Aにセレーションシャフト46の右端のセレーション部46Bの末端が係合されている。そして、外筒部47Bと一体になっている取付板47Cには、円弧状の長孔47Dが前後に一対設けられ、この長孔47Dに前ブラケット14Rの右側壁に突出するように設けられた一対の係合ピン48が挿通されている。これにより、係合ピン48は、長孔47Dが許容する、シャフト43の回転方向における所定幅の遊びの範囲で自由に動くことができる。2つの係合ピン48には、それぞれナット49が螺合されて、ダンパ47が前ブラケット14Rから外れないようになっている。ダンパ47の内筒部47Aと外筒部47Bとは、互いに回転可能であるが、図示しない流体の抵抗により、所定の抵抗力を持って相対的に回転するようになっている。
以上のように構成された車両用シート1R,1Lのシートレイアウトの変更の動作について説明する。
右の車両用シート1Rを着座状態から収納する場合、図7および図8に示す状態から図示しないリクライニング機構を操作して、背もたれB1を前方に倒し、着座部C1の上に載せて折りたたむ(図示せず)。そして、ロック機構90のロックを解除するロック解除機構を操作して各ロックアーム91を各ストライカ98から外し、さらに着座部C1を持ち上げて図9および図10に示すように、車両用シート1Rをタンブルさせる。
例えば、前記した実施形態においては、ダンパ47は、前ブラケット14Rに取り付けられ、その内筒部は、セレーションシャフト46の末端に固定されていたが、図11に示す変形例のように、ダンパ147を、両側の前ブラケット14R,14Lに掛け渡されるシャフト143の途中に設けてもよい。この変形例について説明すると、ダンパ147は、図11(b)に示すように、内径部147Aと、外径部147Bを有する。図11(a)に示すように、前ブラケット14R,14Lの間には、板状の連結部材の一例として連結板148がシャフト143と平行に掛け渡されるように配置されている。詳しくは、連結板148の両端(一端のみ図示)は、後方に折り曲げられた接続片148Cを有し、左右の接続片148Cが、それぞれ前ブラケット14R,14Lに溶接またはボルト締めなどにより結合されている。連結板148の左右の両端部148Bは、中央部148Aよりも幅が狭くなっており、両端部148Bと中央部148Aの幅の違いにより、下方に切欠148Dが形成されている。この切欠148Dは、揺動アーム42やロッド41が作動するときの逃げとして機能しており、これにより、揺動アーム42やロッド41などの動く部品を左右の端に寄せることができ、中央部の足下の空間を広くとることができている。シャフト143は、右の第1シャフト143Aと左の第2シャフト143Bの2本から構成されており、これらが継ぎ手144により一体に連結されている。継ぎ手144により継がれた継ぎ目よりもロッド41(変換機構の一部)が設けられた側、つまり、第1シャフト143Aに、ダンパ147の内径部147Aが固定されている。ダンパ147の外径部147Bは、着座部C1に対し回転しないように、ボルト149により連結板148に固定(係止)されている。
なお、この変形例において、連結板148をパイプ状に構成するなど、板以外の形状にしても構わない。
2 車両
10 シートフレーム
11 クッションフレーム
12 シートバックフレーム
13 前後スライドレール
14R,14L 前ブラケット
15R,15L 後ブラケット
20 前脚
30 後脚
41 ロッド
42 揺動アーム
43 シャフト
44 リンク
45 前後リンク
46 セレーションシャフト
47 ダンパ
47D 長孔
48 係合ピン
60 取付ブラケット
87 スプリング
90 ロック機構
Claims (6)
- 乗物本体に対し、回動軸回りに着座部が回動することにより着座部を起こし上げることが可能な乗物用シートであって、
所定の抵抗力をもって相対的に回転可能な第1部分および第2部分を有するダンパと、
前記第1部分と前記第2部分の一方を前記着座部に係止する固定部と、
前記第1部分と前記第2部分の他方に固定された減衰回転軸とを備え、
前記減衰回転軸は、前記回動軸から離れて配置され、前記回動軸回りの前記着座部の回動を前記着座部に対する前記減衰回転軸の回転に変換する変換機構を備えることを特徴とする乗物用シート。 - 前記着座部を前記乗物本体の床上で支持するための脚部をさらに備え、
前記回動軸は、前記脚部における前記着座部の前縁の下方において左右方向に延びるように配置され、
前記減衰回転軸は、前記着座部の側部に配置されたサイドメンバにおいて前記回動軸より上で回転可能に支持されたことを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。 - 前記ダンパは、前記固定部に対し前記減衰回転軸の回転方向における所定幅で遊びをもって係合しており、前記着座部を回動させはじめてから所定角度範囲では前記遊びの範囲で前記第1部分と前記第2部分が一体に回転し、前記着座部を、所定角度範囲を超えて回動させると前記第1部分と前記第2部分の一方が前記着座部に対して係止されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記減衰回転軸は、2本の軸部材が継ぎ手によって1本に連結されるとともに、左右の前記サイドメンバの間で掛け渡されるように配置され、
前記ダンパの前記第1部分と前記第2部分の他方は、前記2本の軸部材の継ぎ目よりも前記変換機構が設けられた側に固定されたことを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。 - 前記ダンパの前記第1部分と前記第2部分の他方は、前記減衰回転軸の末端に固定されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 左右の前記サイドメンバの間で掛け渡されるように固定され、前記減衰回転軸と平行に延びるように設けられた連結部材をさらに備え、
前記ダンパの前記第1部分と前記第2部分の一方は、前記連結部材に係止されたことを特徴とする請求項2または請求項4に記載の乗物用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010074369A JP5486373B2 (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 乗物用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010074369A JP5486373B2 (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 乗物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011207257A JP2011207257A (ja) | 2011-10-20 |
JP5486373B2 true JP5486373B2 (ja) | 2014-05-07 |
Family
ID=44938830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010074369A Expired - Fee Related JP5486373B2 (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 乗物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5486373B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166819A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用シート |
US10086792B1 (en) | 2017-03-30 | 2018-10-02 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle Seat |
US10086723B1 (en) | 2017-03-30 | 2018-10-02 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
US10183596B2 (en) | 2017-03-30 | 2019-01-22 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4352629B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2009-10-28 | オイレス工業株式会社 | 自動車シート用のダンパ及びこのダンパを具備した自動車シート |
JP2006035965A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Suzuki Motor Corp | 車両用シート構造 |
JP2007050765A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Toyota Boshoku Corp | 車両シート用ダンパーの取り付け構造 |
JP4857068B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2012-01-18 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シートの回動機構 |
-
2010
- 2010-03-29 JP JP2010074369A patent/JP5486373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011207257A (ja) | 2011-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1729997B1 (en) | Fold in floor seat assembly having retracting front leg linkage assembly | |
JP5880312B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5998883B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6794905B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6060826B2 (ja) | シートバック連動式オットマン装置 | |
WO2015098040A1 (ja) | 乗物用シート | |
JP2009173067A (ja) | 車両用格納シート | |
JP5486373B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6237467B2 (ja) | 乗物用シート | |
KR101268179B1 (ko) | 차량 시트의 폴딩 겸용 워크인 장치 | |
JP4515300B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4096731B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2012030742A (ja) | バックル結合体を装備した車両用シート | |
KR20120072601A (ko) | 차량 시트의 폴딩 겸용 워크인 장치 | |
JP5446739B2 (ja) | 乗物シート用リクライニング装置 | |
JP4002197B2 (ja) | リア・シート・フート・レスト | |
JP7365274B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4179995B2 (ja) | 横跳ね上げシート | |
JP3645127B2 (ja) | シートバックのアームレスト取付構造 | |
CN109228972A (zh) | 座椅和汽车 | |
JP7423698B2 (ja) | 車両用シートフレーム及び車両用シート | |
CN112238800B (zh) | 具有自动收起功能的扶手 | |
JP4889374B2 (ja) | シートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置 | |
JP5317725B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP4753422B2 (ja) | 車両用横跳ね格納シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5486373 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |