JP6498551B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図9を用いて説明する。先ず、図1を参照しながら、シート1の基本構成について説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の右側座席として構成されている。上記シート1は、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、を備えた構成となっている。上述したシートバック2は、シートクッション3の後端部に連結されて設けられている。また、シートクッション3は、車両のフロア(乗物本体)上に連結されて設けられている。また、ヘッドレスト4は、シートバック2の上部に装着されて設けられている。
以下、上述した位置決め構造の具体的な構成について、各部の具体的な構成と併せて詳しく説明していく。先ず、シートバック2の構成について説明する。図1に示すように、シートバック2は、その骨格を成すバックフレーム2Fが、正面視逆U字状の形に組まれた構成とされている。具体的には、上記バックフレーム2Fは、左右一対の縦長状の鋼板材から成るサイドフレーム2F1と、各サイドフレーム2F1の上端部間に一体的に架橋される形に結合されたアッパパイプ2F2と、によって正面視逆U字状の形に組まれた構成とされている。更に、上記バックフレーム2Fは、上述した各サイドフレーム2F1の中間部間に補強パイプ2F3が幅方向に一体的に架橋されて補強された構成となっている。
次に、各リクライナ5の構成について説明する。なお、各リクライナ5は、特開2011−116303号公報等の文献に開示された公知の構成となっているため、以下ではその主要部の構造のみを簡潔に説明することとする。図4に示すように、各リクライナ5は、上述したシートバック2の各サイドフレーム2F1と、その幅方向の外側に向かい合って配置される各リクライニングプレート3Rと、の間に挟まれて配置されており、これらを互いに相対回転させられる形に連結した状態となっている。
次に、各リクライニングプレート3Rの構成について説明する。各リクライニングプレート3Rは、上述した各リクライナ5を介して重量物たるシートバック2を下方側から強く支えることができるよう、シートバック2の各サイドフレーム2F1よりも厚手の構造強度の高い鋼板材により形成されている。このような厚手の各リクライニングプレート3Rに各リクライナ5が結合されていることにより、これらリクライナ5とリクライニングプレート3Rとの結合強度も高く確保されている。したがって、シートバック2に掛けられる背凭れ荷重や各種衝突荷重によって、シートバック2から各側のリクライナ5を介して各リクライニングプレート3Rに曲げモーメント等の大きな負荷が掛けられても、これらの負荷が上述した各リクライナ5とこれらに結合された各リクライニングプレート3Rとにおいて強く受け止められるようになっている。
解除アーム6は、図2に示すように、1本の長尺な板状部材によって形成されている。上記解除アーム6は、その長手方向の中央部が、前述したように、ピン6Aによって車両内側のリクライニングプレート3Rから切り起こされた切起し片3R3の外側面部に回転可能に連結されている。そして、上記解除アーム6は、その後下方向に延びる一方側のアーム部にケーブル7の端部が繋がれており、その反対側の前上方向に延びる他方側のアーム部が、前述したシートバック2のサイドフレーム2F1に結合されたL字板状のストッパブラケット2Bの幅方向の外側に張り出す他片の回転軌跡上の位置に張り出した状態となって設けられている。上記連結により、解除アーム6は、図3に示すように、シートバック2が前側に折り畳まれる位置まで倒し込まれることにより、上記ストッパブラケット2Bによって押し蹴られる形で回転し、ケーブル7の図示された一端を上方側に牽引操作するようになっている。
図2及び図9に示すように、ケーブル7は、管状のアウタケーブル7Aの内部に線状のインナケーブル7Bが挿通された内外の2重構造から成る構成となっている。上記アウタケーブル7Aは、その図示された一端部が、車両内側のリクライニングプレート3Rの外側面部に結合された固定ブラケット8の固定片8Aに横から嵌め込まれて引掛けられた状態に固定され、不図示の他端部が、前述した図示しない着座ロック部のベースに固定された状態とされている。また、インナケーブル7Bは、その図示されたアウタケーブル7Aの一端部から繰り出された先の端部が、上述した解除アーム6の一方側のアーム部にピン連結され、図示しないアウタケーブル7Aの他端部から繰り出された先の端部が、前述した図示しない着座ロック部のロックの解除部材に連結された構成とされている。
固定ブラケット8は、図7及び図9に示すように、1枚の鋼板材がプレス加工されて形成されている。上記固定ブラケット8は、上述した車両内側のリクライニングプレート3Rの外側面部に互いの板形状を重ね合わせるように幅方向に面当接した形にあてがわれて溶接により強固に一体的に結合された状態として設けられている。上記固定ブラケット8は、図7に示すように、その下端部に、幅方向の外側に直角に折り曲げられた固定片8Aが形成され、上端部に、幅方向の内側に直角に折り曲げられた張出部8Cが形成された、クランク状に折り曲げられた形状とされている。また、上記固定ブラケット8は、その上縁部近くの領域上に、前後方向に延びる長孔形状に貫通した孔部8Bが形成された構成とされている。
次に、シートクッション3の構成について説明する。図1及び図5に示すように、シートクッション3は、その骨格を成すクッションフレーム3Fが、平面視四角枠状の形に組まれた構成とされている。具体的には、上記クッションフレーム3Fは、左右一対の前後方向に長尺な鋼板材から成るサイドフレーム3F1と、各サイドフレーム3F1の前端部間に一体的に架橋される形に結合されたフロントパイプ3F2と、各サイドフレーム3F1の後端部間に一体的に架橋される形に結合されたリヤパイプ3F3と、によって平面視四角枠状の形に組まれた構成とされている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートバック2が乗物本体(フロア)上のベースフレーム(シートクッション3のサイドフレーム3F1)に連結されたシート1であって、シートバック2のフレーム(サイドフレーム2F1)と一体的関係を成してベースフレーム(シートクッション3のサイドフレーム3F1)と連結される連結フレーム(リクライニングプレート3R)と、連結フレーム(リクライニングプレート3R)又はベースフレーム(シートクッション3のサイドフレーム3F1)の一方(リクライニングプレート3R)に設けられて他方(シートクッション3のサイドフレーム3F1)との当接により互いの連結位置の位置決めを行う位置決め部材(固定ブラケット8)と、を有するものである。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートの構成は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
2 シートバック
2F バックフレーム
2F1 サイドフレーム
2F2 アッパパイプ
2F3 補強パイプ
2S スパイラルスプリング
2B ストッパブラケット
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3F1 サイドフレーム(ベースフレーム)
3F1a 押出し部
3F1b 張出片
3F1c スリット
3F1d ウェルドナット
3F2 フロントパイプ
3F3 リヤパイプ
3R リクライニングプレート(連結フレーム)
3R1 前側係止突起
3R2 後側係止突起
3R3 切起し片
3R4 ボルト
3R5 貫通孔
4 ヘッドレスト
5 リクライナ
5A ラチェット
5B ガイド
5C 外周リング
5D ロック構造
5E 操作軸
5F ロックスプリング
5P 抑え板
R コネクティングロッド
6 解除アーム
6A ピン
7 ケーブル(シート装備品)
7A アウタケーブル
7B インナケーブル
8 固定ブラケット(位置決め部材、ブラケット)
8A 固定片
8B 孔部
8C 張出部
Claims (6)
- シートバックが乗物本体上のベースフレームに連結された乗物用シートであって、
前記シートバックのサイドフレームの外側部に連結されて前記ベースフレームと連結されるリクライニングプレートと、
該リクライニングプレート又は前記ベースフレームの一方に設けられて他方との当接により互いの連結位置の位置決めを行う位置決め部材と、を有し、
前記リクライニングプレートと前記ベースフレームとが互いに高さ方向に組み合わされて幅方向に重ねられた状態に連結される構成とされ、
前記位置決め部材が前記一方から前記他方に向けて幅方向に張り出して該他方との高さ方向の当接により前記連結位置の位置決めを行う構成とされ、
前記位置決め部材が前記一方に幅方向にあてがわれて結合されて幅方向に張り出す形に折り曲げられた形状を持つ板材により形成され、
前記ベースフレームが前記リクライニングプレートの内側部に重ねられて連結される構成とされ、前記位置決め部材が前記リクライニングプレートの外側部に結合された板材として構成されて幅方向に折り曲げられた板状の張出部が前記リクライニングプレートに形成された貫通孔から内側へと通されて幅方向に張り出す構成とされている乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記位置決め部材が前記リクライニングプレートの外側部にシート装備品を固定するために結合された板状のブラケットにより構成されている乗物用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記リクライニングプレートと前記ベースフレームとが前後方向の2箇所で互いに連結される構成とされ、
前記位置決め部材と前記他方とが前記2箇所の間の位置で当接するようになっている乗物用シート。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記位置決め部材が前記他方に形成された高さ方向に凹んだ凹部内に入り込んで該凹部の底面と当接する構造となっている乗物用シート。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記位置決め部材が前記他方に面当接して1箇所で位置決めを行う構成とされている乗物用シート。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記リクライニングプレートと前記ベースフレームとの連結構造が幅方向に一対で設けられており、
前記位置決め部材が前記一対のいずれかにのみ設定されている乗物用シート。
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