JP5700721B2 - 端子板付き電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、相対する端部それぞれに外部電極を有する電子部品と、各外部電極に接合された端子板を備え、両端子板を用いて基板等の実装相手への実装を行うように構成された端子板付き電子部品に関する。
前述の端子板付き電子部品に関し、下記特許文献1には、相対する端部それぞれに外部電極を有する積層セラミックコンデンサ(以下、単にコンデンサと言う)と、各外部電極に接合された端子板を備え、各端子板が、各外部電極の端面にハンダ(以下、第1のハンダと言う)を介して接合された板状接合部と、板状接合部と連続した板状脚部と、板状脚部と連続した板状取付部を有する、端子板付きコンデンサが記載されている。この端子板付きコンデンサは、両端子板の板状取付部を第1のハンダと同一組成又は異組成のハンダ(以下、第2のハンダと言う)を介してパッド等の被接合箇所に接合することによって基板等の実装相手に実装される。
前記端子板付きコンデンサは、実装相手の熱膨張収縮に基づく外力を両端子板の板状脚部の可撓性によって吸収できるため、外力がコンデンサに伝わることにより生じ得る亀裂等の損傷の発生を抑制できる。また、実装後の電圧印加によってコンデンサに電歪現象を生じた場合でも、電歪現象による振動を両端子板の板状脚部の可撓性によって吸収できるため、振動が実装相手に伝わることにより生じ得る音鳴き現象を抑制できる。
ところで、前記端子板付きコンデンサにあっては、両端子板の板状取付部を第2のハンダを介してパッド等の被接合箇所に接合するときにリフロー法を採用すると、リフロー時に第1のハンダが溶融してコンデンサが両端子板からずり落ちる恐れがある。
前記恐れを回避する1つの手法として、第1のハンダとして第2のハンダよりも融点が高いものを用いる手法が挙げられる。
第1のハンダと第2のハンダには自然環境への悪影響を回避するために鉛を含まない鉛フリーハンダが一般に使用されており、しかも、鉛フリーハンダの中でも実用に適した鉛フリーハンダの種類は限られている。つまり、第1のハンダと第2のハンダに異組成の鉛フリーハンダを用いても両者の融点差異はさほど大きなものにならないことから、前記手法によって前記恐れを回避することは現実的に難しい。
一方、前記恐れを回避する他の手法として、リフロー時に第1のハンダが溶融してもコンデンサがずり落ちることを防止するための部位を両端子板に設ける手法が挙げられる。この手法に関し、下記特許文献2には、各端子板にコンデンサ側に突出した2個の棚状部分を設けて、計4個の棚状部分でコンデンサを下側から支えるように構成されたものが記載されている。
下記特許文献2に記載されている棚状部分は、板状基材(折り曲げ前の端子板を指す)の両側部にL字形の切り込みを入れ、切り込みの内側部分を板状基材のコンデンサ側の面と90度を成すように折り曲げることによって形成されている。そのため、各棚状部分の折り曲げ角度並びに折り曲げ後の復元を正確に管理しないと、コンデンサを計4個の棚状部分によって下側から支えることは困難である。
例えば、計4個の棚状部分のうちの1個の折り曲げ角度が90度を越えるか又は90度未満であると、リフロー時に第1ハンダが溶融してコンデンサがずり落ち挙動を生じたときに、折り曲げ角度の相違に起因してコンデンサに傾きが発生し、この傾きによってコンデンサのずり落ちが促進されてしまう。つまり、下記特許文献2に記載されているような棚状部分によって前記恐れを回避することは構造的に難しい。
尚、前記恐れは、前記端子板付きコンデンサのコンデンサを他の種類の電子部品に変えた場合でも同様に生じ得る。
特開2004−273935号公報 特開平11−251176号公報
本発明の目的は、各端子板の板状接合部がハンダを介して各外部電極の端面に接合された構成であっても、ハンダの溶融を原因として電子部品が両端子板からずり落ちることを確実に抑制できる端子板付き電子部品を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、相対する端部それぞれに外部電極を有する電子部品と、前記各外部電極に接合された端子板を備え、前記両端子板を用いて基板等の実装相手への実装を行うように構成された端子板付き電子部品において、前記各端子板は、前記各外部電極の端面にハンダを介して接合された板状接合部と、前記板状接合部と連続した板状脚部と、前記板状脚部と連続した板状取付部と、前記板状脚部と連続した2個の板状支持部を有すると共に、前記2個の板状支持部は、前記板状脚部の両側縁から外側に向けて線対称形に張り出した2個の板状部分を各々の電子部品側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分が前記電子部品の下側に位置するように折り曲げることによって形成されており、前記電子部品は、前記計4個の板状支持部における電子部品側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分によって下側から支えられている。
本発明によれば、各端子板の板状接合部がハンダを介して各外部電極の端面に接合された構成であっても、ハンダの溶融を原因として電子部品が両端子板からずり落ちることを確実に抑制できる。
本発明の前記目的及び他の目的と、各目的に応じた特徴と効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1は本発明を適用した端子板付き電子部品(第1実施形態)の幅方向から見た側面図である。 図2は図1に示した端子板付き電子部品の長さ方向から見た側面図である。 図3は図1に示した端子板付き電子部品の上面図である。 図4は図1に示した端子板付き電子部品の下面図である。 図5は図3から電子部品とハンダを除外した図である。 図6は図1に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図7(A)は図1に示した端子板を作製する際に用いられる材料板の層構成を示す要部縦断面図、図7(B)は図1に示した端子板を作製する際に用いられる材料板の他の層構成を示す要部縦断面図、図7(C)は図1に示した端子板を作製する際に用いられる材料板のさらに他の層構成を示す要部縦断面図、図7(D)は図1に示した端子板を作製する際に用いられるの材料板のさらに他の層構成を示す要部縦断面図、図7(E)は図1に示した端子板を作製する際に用いられる材料板のさらに他の層構成を示す要部縦断面図、図7(F)は図1に示した端子板を作製する際に用いられるの材料板のさらに他の層構成を示す要部縦断面図である。 図8(A)は図7(C)、図7(D)、図7(E)又は図7(F)に示した材料板を採用した場合の補足説明図、図8(B)は図7(E)又は図7(F)に示した材料板を採用した場合の補足説明図である。 図9(A)は図7(A)に示した材料板を採用した場合の補足説明図、図9(B)は図7(B)に示した材料板を採用した場合の補足説明図、図9(C)は図7(C)に示した材料板を採用した場合の補足説明図、図9(D)は図7(D)に示した材料板を採用した場合の補足説明図、図9(E)は図7(E)又は図7(F)に示した材料板を採用した場合の補足説明図である。 図10は図1に示した端子板付き電子部品を基板に実装した状態を示す幅方向から見た側面図である。 図11(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第2実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図11(B)は図11(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図12(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第3実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図12(B)は図12(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図13(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第4実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図13(B)は図13(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図14(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第5実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図14(B)は図14(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図15(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第6実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図15(B)は図15(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図16(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第7実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図16(B)は図16(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図17(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第8実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図17(B)は図17(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。 図18(A)は本発明を適用した端子板付き電子部品(第9実施形態)の幅方向から見た部分側面図、図18(B)は図18(A)に示した端子板となる板状基材の内面図である。
《第1実施形態》
以下、図1〜図10を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第1実施形態)について説明する。
図1〜図4に示した端子板付き電子部品は、長さ方向の端部それぞれに外部電極12を有する積層セラミックコンデンサ(以下、単にコンデンサと言う)10と、各外部電極12にハンダ30を介して接合された端子板20を備え、両端子板20を用いて基板等の実装相手への実装を行うように構成されている。
コンデンサ10は、略直方体状の本体11と、本体11の長さ方向の端部それぞれに設けられた外部電極12を有しており、全体が長さ>幅=高さ又は長さ>幅>高さの寸法関係を有する略直方体状を成している。因みに、コンデンサ10の長さは図1の左右寸法を指し、幅は図1の前後寸法(紙面の手前から奥の寸法)を指し、高さは図1の上下寸法を指す。
図示を省略したが、部品本体11は多数(例えば100以上)の内部電極層が誘電体層を介して高さ方向又は幅方向に積層された構造を有している。多数の内部電極層が誘電体層を介して高さ方向に積層されている場合を例に挙げれば、最上位の内部電極層の上側と最下位の内部電極層の下側と各内部電極層の幅方向一側と幅方向他側には誘電体層のみからなるマージンが存在する。また、上から奇数番目の内部電極層の長さ方向一端縁は図1中の一方の外部電極12に電気的に接続され、上から偶数番目の内部電極層の長さ方向一端縁は図1中の他方の外部電極12に電気的に接続されている。
各内部電極層は例えばニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等から成り、各々の厚さ及び組成と形状(略矩形)は略同じである。また、各誘電体層は、マージンを構成する誘電体層も含め、例えばチタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、ジルコン酸カルシウム、チタン酸ジルコン酸カルシウム、ジルコン酸バリウム、酸化チタン等から成り、各々の厚さ及び組成と形状(略矩形)は略同じである。因みに、各誘電体層の形状は各内部電極層の形状よりも長さ及び幅が大きい。
各外部電極12は、本体11の長さ方向の端面及び端面と隣接する4側面の一部を覆っている。図示を省略したが、各外部電極12は、本体11の外面に密着した下地膜と、下地膜の外面に密着した表面膜との2層構造、或いは、下地膜と表面膜との間に少なくとも1つの中間膜を有する多層構造を有している。下地膜は例えばニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等から成り、表面膜は例えばスズ、パラジウム、金、亜鉛等から成り、中間膜は例えば白金、パラジウム、金、銅、ニッケル等から成る。
各端子板20は、各外部電極12の長さ方向の端面にハンダ30を介して接合された板状接合部21と、板状接合部21と連続した板状脚部22と、板状脚部22と連続した板状取付部23と、板状脚部22と連続した2個の板状支持部24を有している。
板状接合部21の幅及び高さは、外部電極12の長さ方向の端面の幅及び高さよりも僅かに大きいか、或いは、外部電極12の長さ方向の端面の幅及び高さと略同じである。板状脚部22の幅は板状接合部21の幅と略同じであり、その内面及び外面は板状接合部21の内面及び外面と同一平面上にある。板状取付部23の幅は板状脚部22の幅と略同じであり、板状取付部23は板状脚部22に対して略90度(図1の角度θ1を参照)を成すように内側に折り曲げられている。また、板状接合部21の幅方向の中央には、開口形状が略矩形を成す縦長の貫通孔21aが板状脚部22に及んで形成されている。さらに、板状取付部23の下面端部の幅方向の中央には、内側端と下面を開口した略矩形状の凹部23が形成されている。
尚、図1〜図4には板状取付部23と板状脚部22との境界部分に丸みが形成されるように折り曲げたものを示したが、板状取付部23と板状脚部22との境界部分に角が形成されるように折り曲げても良い。
2個の板状支持部24は、板状脚部22の幅方向の両側縁から外側に向けて線対称形に張り出した2個の板状部分を各々のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分24aがコンデンサ10の外部電極12の下側に位置するように折り曲げることによって形成されている(図5を参照)。また、2個の板状支持部24の形状は側方から見て略L状であり、各板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの先端部分24aの高さは他の部分よりも高くなっている。
尚、図1〜図4には板状支持部24の折り曲げ角度を略105度としたものを示したが、前掲を満足すれば折り曲げ角度は105度よりも小さくても良いし大きくても良い。換言すれば、図5の角度θ2が鋭角範囲内となるように適宜折り曲げれば、各板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分24aがコンデンサ10の外部電極12の下側に位置する。
つまり、コンデンサ10は、計4個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの先端部分24aによって下側から支えられている。各先端部分24aは面積を有する略矩形を成しているため、各先端部分24aは面接触状態(完全な面接触状態と不完全な面接触状態の両方を意味する)でコンデンサ10の外部電極12の下面に接している。また、計4個の板状支持部24が側方から見て略L状であるため、計4個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面の先端部分24aを除く部分とコンデンサ10の外部電極12の下面との間には、縦寸法DY1及び横寸法DX1によって定められた隙間CLが存在している(図1を参照)。
ここで、端子板20の好ましい作製方法について図6〜図9を適宜引用して説明する。作製に際しては、先ず、図7(A)に示した材料板MP1を用意する。この材料板MP1は、ハンダ30の濡れ性が低い主金属層LY1と、主金属層LY1の両面を覆うハンダ30の濡れ性が高い第1副金属層LY2と、第1副金属層LY2の表面を覆うハンダ30の濡れ性が高い第2副金属層LY3を厚さ方向に有している。主金属層LY1は例えばステンレス、鉄、銅、これらの合金等から成り、第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3は例えばニッケル、スズ等から成る。また、材料板MP1の厚さは所期の可撓性を確保できる数値範囲内、好ましくは0.05〜0.2mmの範囲内にある。
続いて、プレス加工やレーザ加工等を利用して、材料板MP1から図6に示した板状基材P20を作製する。図6から分かるように、2個の板状支持部24となる板状部分は、板状脚部22となる板状部分の幅方向の両側縁から外側に向けて線対称形に張り出している。因みに、板状基材P20において各板状支持部24となる板状部分の基端に形成した切り欠きNOは、各板状支持部24となる板状部分を折り曲げたときに各板状支持部24の折り曲げ端が板状脚部22の幅方向の両側縁から突出しないようにするための配慮である。
続いて、板状基材P20の2個の板状支持部24となる板状部分それぞれを折り曲げ線BL1(板状脚部22となる板状部分の両側縁と平行)を境として図6の手前側に折り曲げると共に、板状取付部23となる板状部分を折り曲げ線BL2(板状取付部23となる板状部分の下縁と平行)を境として図6の手前側に折り曲げる。各々の折り曲げ角度は先に述べた通りである。材料板MP1は5層構成(図7(A)参照)であるため、折り曲げにより形成された2個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面には、図9(A)に示したように、主金属層LY1と2つの第1副金属層LY2と2つの第2副金属層LY3が露出する。
図7(B)、図7(C)、図7(D)、図7(E)及び図7(F)は、図7(A)に示した材料板MP1の代わりに使用可能な材料板MP2、MP3、MP4、MP5及びMP6の層構成を示す。
図7(B)に示した材料板MP2は2つの第2副金属層LY3を有しない点において図7(A)に示した材料板MP1と層構成を異にする。この材料板MP2を採用した場合には、折り曲げにより形成された2個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面には、図9(B)に示したように、主金属層LY1と2つの第1副金属層LY2が露出する。
図7(C)に示した材料板MP3と図7(D)に示した材料板MP4は、端子板20の内面となる面(各図の左面)の一部、即ち、板状接合部21となる部分の内面のみ(図8(A)を参照)に第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3、或いは、第1副金属層LY2が設けられている。端子板20の外面となる面(各図の右面)には、その全体に第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3、或いは、第1副金属層LY2が設けられている。この材料板MP3又はMP4を採用した場合には、折り曲げにより形成された2個の板状支持部24の内側に第1副金属層LY2と第2副金属層LY3が存在しないため、2個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面には、図9(C)と図9(D)に示したように、主金属層LY1と1つの第1副金属層LY2と1つの第2副金属層LY3、或いは、主金属層LY1と1つの第1副金属層LY2が露出する。
図7(E)に示した材料板MP5と図7(F)に示した材料板MP6は、端子板20の内面となる面(各図の左面)の一部、即ち、板状接合部21となる部分の内面のみ(図8(A)を参照)に第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3、或いは、第1副金属層LY2が設けられている。また、端子板20の外面となる面(各図の右面)の一部、即ち、板状取付部23となる部分の外面のみ(図8(B)を参照)に、第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3、或いは、第1副金属層LY2が設けられている。この材料板MP5又はMP6を採用した場合には、折り曲げにより形成された2個の板状支持部24の内側と外側に第1副金属層LY2と第2副金属層LY3が存在しないため、2個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面には、図9(E)に示したように、主金属層LY1のみが露出する。
尚、図7(C)〜図7(F)を採用した場合において、板状接合部21の内面に存する第1副金属層LY2及び第2副金属層LY3、或いは、第1副金属層LY2の領域は、図8(A)に示したように、板状接合部21の内面全体でも良いし、外部電極12の長さ方向の端面と略同じ面積の領域AR1、或いは、外部電極12の長さ方向の端面よりも僅かに小さい面積の領域AR2であっても良い。
図1〜図4に示した端子板付き電子部品を作製するときには、先ず、コンデンサ10と、前記のようにして作製された2つの端子板20を用意する。続いて、2つの端子板20を、各板状接合部21及び各板状脚部22の内面がコンデンサ10の長さよりも僅かに大きな間隔をおいて略平行に向き合うように、且つ、各板状取付部23が内側を向くように配置する。続いて、各外部電極12の長さ方向の端面が各板状接合部21の内面と向き合うように2つの板状接合部21の間にコンデンサ10を挿入して、一方の外部電極12の下面を一方の端子板20の2個の板状支持部24の先端部分24aの上に載置すると共に他方の外部電極12の下面を他方の端子板20の2個の板状支持部24の先端部分24aの上に載置する。続いて、コンデンサ10の各外部電極12の長さ方向の端面と各板状接合部21の内面をハンダ30によって接合する。因みに、ハンダ30は例えばスズ−アンチモン系、スズ−銀−銅系等から成る。
図1〜図4に示した端子板付き電子部品をリフロー法を用いて基板等の実装相手、例えば基板に実装するときには、図10に示したように、例えばスズ−アンチモン系、スズ−銀−銅系、スズ−亜鉛系等から成るクリームハンダ、好ましくはハンダ30よりも融点が低いクリームハンダを基板SUの各パッドPA上に塗布し、塗布されたクリームハンダそれぞれの上に各端子板20の板状取付部23の下面を押し付けて端子板付き電子部品を載置する。続いて、端子板付き電子部品が載置された基板SUをリフロー炉に投入してクリームハンダを溶融し、溶融ハンダを硬化させて各端子板20の板状取付部23をハンダSOを介して各パッドPAに接合する。因みに、各板状取付部23の下面に存する凹部23aは、各板状取付部23の下面をパッドPAに接合するときにハンダSOの余剰分を回収する役目とハンダSO中の気泡を受容する役目を果たす。
図10に示した実装状態にあっては、基板SUの熱膨張収縮に基づく外力を両端子板20の板状脚部21の可撓性によって吸収できるため、外力がコンデンサ10に伝わることにより生じ得る亀裂等の損傷の発生を抑制できる。また、電圧印加によってコンデンサ10に電歪現象(図10の白抜き矢印を参照)を生じた場合でも、電歪現象による振動を両端子板20の板状脚部21の可撓性によって吸収できるため、振動が基板SUに伝わることにより生じ得る音鳴き現象を抑制できる。
ところで、背景技術の項目でも述べたように、両端子板20の板状取付部23をハンダSOを介して基板SUのパッドPAに接合するときにリフロー法を採用すると、リフロー時にハンダ30が溶融してコンデンサ10が両端子板20からずり落ちる恐れがある。
けれども、図1〜図4に示した端子板付き電子部品にあっては、各端子板20の2個の板状支持部24が、板状脚部22の幅方向の両側縁から外側に向けて線対称形に張り出した2個の板状部分を各々のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分24aがコンデンサ10の外部電極12の下側に位置するように折り曲げることによって形成されていて、コンデンサ10は計4個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの先端部分24aによって下側から支えられている。
つまり、各板状支持部24の折り曲げ角度並びに折り曲げ後の復元を正確に管理しなくても、コンデンサ10を計4個の板状支持部24aの先端部分24aによって確実に支えることができるため、リフロー時にハンダ30が溶融してもこれを原因としてコンデンサ10が両端子板20からずり落ちることを確実に抑制できる。
例えば、計4個の板状支持部24のうちの1個の折り曲げ角度が他の3個の折り曲げ角度と異なっていても、この1個の板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分24aがコンデンサ10の外部電極12の下側に位置していれば、コンデンサ10を計4個の板状支持部24aの先端部分24aによって確実に支えることができる。要するに、計4個の板状支持部24の少なくとも1個の折り曲げ角度に相違があったとしても、折り曲げ角度の相違に起因してコンデンサ10に傾きが発生することがないため、従前のような傾きがコンデンサ10に生じ難く、勿論、傾きによってコンデンサ10のずり落ちが促進されることはない。
また、図1〜図4に示した端子板付き電子部品にあっては、計4個の板状支持部24が、各々のコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの先端部分24aを面接触状態でコンデンサ10の外部電極12の下面に接しており、しかも、計4個の板状支持部24におけるコンデンサ10側の厚さ規定面のうちの先端部分24aを除く部分とコンデンサ10の外部電極12の下面との間には隙間CLが存在している。
つまり、リフロー時にハンダ30が溶融しても、溶融したハンダ30が各板状支持部24の先端部分24aに到達することを隙間CLによって抑止できるため、各板状支持部24の先端部分24aがハンダ30によって外部電極12に接合されることは無く、この接合によって各板状脚部22の可撓性が損なわれることも無い。
前記隙間CLは、図7(A)に示した材料板MP1又は図7(B)に示した材料板MP2を用いて端子板20を作製した場合に特に有用である。つまり、材料板MP1又はMP2を用いた場合、各板状支持部24のコンデンサ10側の厚さ規定面には、図9(A)及び図9(B)に示したように、主金属層LY1の両側に副金属層LY2及びLY3、或いは副金属層LY2がそれぞれ露出する。副金属層(LY2、LY3)はハンダ30の濡れ性が高いために溶融したハンダ30が先端部分24aに向かって伝わり易いが、前記隙間CLはこの伝わりを抑制する働きをするため、各板状支持部24の先端部分24aがハンダ30によって外部電極12に接合されることは無い。
《第2実施形態》
以下、図11を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第2実施形態)について説明する。
図11(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図11(B)に示した板状基材P20-1における2個の板状支持部24-1となる板状部 分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加して、図11(A) に示したように、各端子板20-1の板状支持部24-1の先端部分24aがコンデンサ1 0の各外部電極12の下面と接する位置を板状接合部21及び板状脚部22から遠ざけ た点
にある。
図11(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
《第3実施形態》
以下、図12を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第3実施形態)について説明する。
図12(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図12(B)に示した板状基材P20-2における2個の板状支持部24-2となる板状部 分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部 分の先端部分24aの高さを増加して、図12(A)に示したように、各端子板20-2 の板状支持部24-2の先端部分24aをコンデンサ10の本体11の下面に面接触状態 で接するようにした点
にある。
図12(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図12(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、各板状支持部24-2の先端部分24aがコンデンサ10の本体11の下面(非金属)に接しているため、万が一リフロー時に溶融したハンダ30が各板状支持部24-2の先端部分24aに到達しても、各先端部分24aがハンダ30によって本体12に接合されることは無い。
《第4実施形態》
以下、図13を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第4実施形態)について説明する。
図13(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図13(B)に示した板状基材P20-3における2個の板状支持部24-3となる板状部 分の先端部分24a-1を先細り形状として、図13(A)に示したように、各端子板2 0-3の板状支持部24-3の先端部分24a-1をコンデンサ10の各外部電極12の下面 に線接触状態(完全な線接触状態と不完全な線接触状態の両方を意味する)で接するよ うにした点
にある。
図13(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図13(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、コンデンサ10の各外部電極12の下面と接する各板状支持部24-3の先端部分24a-1の摩擦抵抗を低減できるため、この摩擦抵抗によって各板状脚部22の可撓性が損なわれることを極力防止できる。
《第5実施形態》
以下、図14を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第5実施形態)について説明する。
図14(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図14(B)に示した板状基材P20-4における2個の板状支持部24-4となる板状部 分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部 分の先端部分24a-1を先細り形状としてその高さを増加して、図14(A)に示した ように、各端子板20-4の板状支持部24-4の先端部分24a-1をコンデンサ10の本 体11の下面に線接触状態で接するようにした点
にある。
図14(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図14(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、コンデンサ10の本体11の下面と接する各板状支持部24-4の先端部分24a-1の摩擦抵抗を低減できるため、この摩擦抵抗によって各板状脚部22の可撓性が損なわれることを極力防止できる。
さらに、図14(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、各板状支持部24-4の先端部分24a-1がコンデンサ10の本体11の下面(非金属)に接しているため、万が一リフロー時に溶融したハンダ30が各板状支持部24-4の先端部分24a-1に到達しても、各先端部分24a-1がハンダ30によって本体12に接合されることは無い。
《第6実施形態》
以下、図15を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第6実施形態)について説明する。
図15(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図15(B)に示した板状基材P20-5における2個の板状支持部24-5となる板状部 分の先端を除く部分を斜め上向きの帯状として、図15(A)に示したように、各端子 板20-5の板状支持部24-5の先端部分24aをコンデンサ10の各外部電極12の下 面に面接触状態で接するようにした点
にある。
図15(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図15(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、隙間CLを定める縦寸法DY1を増加して隙間CLを拡大できるため、リフロー時にハンダ30が溶融しても、溶融したハンダ30が各板状支持部24の先端部分24aに到達することを隙間CLによってより確実に抑止できる。
尚、図15(A)に示した端子板付き電子部品において、板状基材P20-5における2個の板状支持部24-5となる板状部分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部分の先端部分24aの高さを増加して、各板状支持部24-5の先端部分24aをコンデンサ10の本体11の下面に面接触状態で接するようにすれば、前記《第3実施形態》の最後に述べた効果と同様の効果を得ることができる。
《第7実施形態》
以下、図16を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第7実施形態)について説明する。
図16(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図16(B)に示した板状基材P20-6における2個の板状支持部24-6となる板状部 分の先端を除く部分を斜め上向きの帯状とし、且つ、各板状部分の先端部分24a-1を 先細り形状として、図16(A)に示したように、各端子板20-6の板状支持部24-6 の先端部分24a-1をコンデンサ10の各外部電極12の下面に線接触状態で接するよ うにした点
にある。
図16(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図16(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、コンデンサ10の各外部電極12の下面と接する各板状支持部24-6の先端部分24a-1の摩擦抵抗を低減できるため、この摩擦抵抗によって各板状脚部22の可撓性が損なわれることを極力防止できる。
さらに、図16(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、隙間CLを定める縦寸法DY1を増加して隙間CLを拡大できるため、リフロー時にハンダ30が溶融しても、溶融したハンダ30が各板状支持部24の先端部分24a-1に到達することを隙間CLによってより確実に抑止できる。
尚、図16(A)に示した端子板付き電子部品において、板状基材P20-6における2個の板状支持部24-6となる板状部分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部分の先端部分24a-1の高さを増加して、各板状支持部24-6の先端部分24a-1をコンデンサ10の本体11の下面に線接触状態で接するようにすれば、前記《第5実施形態》の最後に述べた効果と同様の効果を得ることができる。
《第8実施形態》
以下、図17を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第8実施形態)について説明する。
図17(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図17(B)に示した板状基材P20-7における2個の板状支持部24-7となる板状部 分の先端を除く部分を斜め上向きの帯状とし、且つ、各板状部分の先端部分24aの高 さを減少して、図17(A)に示したように、各端子板20-7の板状支持部24-7の先 端部分24aをコンデンサ10の各外部電極12の下面に面接触状態で接するようにした点
にある。
図17(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
尚、図17(A)に示した端子板付き電子部品において、板状基材P20-7における2個の板状支持部24-7となる板状部分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部分の先端部分24aを除く部分の傾斜角度を増加して、各板状支持部24-7の先端部分24aをコンデンサ10の本体11の下面に面接触状態で接するようにすれば、前記《第3実施形態》の最後に述べた効果、並びに、前記《第6実施形態》の最後に述べた効果と同様の効果と同様の効果を得ることができる。
《第9実施形態》
以下、図18を引用して、本発明を適用した端子板付き電子部品(第9実施形態)について説明する。
図18(A)に示した端子板付き電子部品が、図1〜図4に示した端子板付き電子部品と異なるところは、
・図18(B)に示した板状基材P20-8における2個の板状支持部24-8となる板状部 分の先端を除く部分を斜め上向きの帯状とし、且つ、各板状部分の先端部分24a-1を 先細り形状としてその高さを減少して 図18(A)に示したように、各端子板20-8 の板状支持部24-8の先端部分24a-1をコンデンサ10の各外部電極12の下面に線 接触状態で接するようにした点
にある。
図18(A)に示した端子板付き電子部品であっても、前記《第1実施形態》で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
また、図18(A)に示した端子板付き電子部品にあっては、コンデンサ10の各外部電極12の下面と接する各板状支持部24-8の先端部分24a-1の摩擦抵抗を低減できるため、この摩擦抵抗によって各板状脚部22の可撓性が損なわれることを極力防止できる。
尚、図18(A)に示した端子板付き電子部品において、板状基材P20-8における2個の板状支持部24-8となる板状部分の張り出し長さ(隙間CLを定める横寸法DX1に相当)を増加し、且つ、各板状部分の先端部分を除く部分の傾斜角度を増加して、各板状支持部24-8の先端部分24a-1をコンデンサ10の本体11の下面に線接触状態で接するようにすれば、前記《第5実施形態》の最後に述べた効果と同様の効果、並びに、前記《第7実施形態》の最後に述べた効果と同様の効果を得ることができる。
《他の実施形態》
(1)前述の第1実施形態〜第9実施形態では、電子部品としてコンデンサ10を用いた端子板付きコンデンサを示したが、コンデンサ10を他の種類の電子部品に変えた場合でも前記同様の効果を得ることができる。
(2)前述の第1実施形態〜第9実施形態では、各端子板20、20-1、20-2、20-3、20-4、20-5、20-6、20-7及び20-8として切り欠きNOを有し、且つ、凹部23aを有するものを示したが、切り欠きNOを排除しても前記同様の効果を得ることができるし、凹部23aを排除して各板状取付部23を平坦化しても前記同様の効果を得ることができる。
10…コンデンサ、11…本体、12…外部電極、20,20-1,20-2,20-3,20-4,20-5,20-6,20-7,20-8…端子板、21…板状接合部、22…板状脚部、23…板状取付部、24,24-1,24-2,24-3,24-4,24-5,24-6,24-7,24-8…板状支持部、24a,24a-1…先端部分、30…ハンダ、LY1…主金属層、LY2,LY3…副金属層、CL…隙間。

Claims (5)

  1. 相対する端部それぞれに外部電極を有する電子部品と、前記各外部電極に接合された端子板を備え、前記両端子板を用いて基板等の実装相手への実装を行うように構成された端子板付き電子部品において、
    前記各端子板は、前記各外部電極の端面にハンダを介して接合された板状接合部と、前記板状接合部と連続した板状脚部と、前記板状脚部と連続した板状取付部と、前記板状脚部と連続した2個の板状支持部を有すると共に、
    前記2個の板状支持部は、前記板状脚部の両側縁から外側に向けて線対称形に張り出した2個の板状部分を各々の電子部品側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分が前記電子部品の下側に位置するように折り曲げることによって形成されており、
    前記電子部品は、前記計4個の板状支持部における電子部品側の厚さ規定面のうちの少なくとも先端部分によって下側から支えられている、
    ことを特徴とする端子板付き電子部品。
  2. 前記計4個の板状支持部は、各々の電子部品側の厚さ規定面のうちの先端部分を面接触状態又は線接触状態で前記電子部品の下面に接している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子板付き電子部品。
  3. 前記計4個の板状支持部における電子部品側の厚さ規定面のうちの先端部分を除く部分と前記電子部品の下面との間には隙間が存在している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の端子板付き電子部品。
  4. 前記各先端部分が接する前記電子部品の下面は、前記電子部品の外部電極の下面である、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の端子板付き電子部品。
  5. 前記各先端部分が接する前記電子部品の下面は、前記電子部品の外部電極を除く部分の下面である、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の端子板付き電子部品。
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