JP5624342B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽を弾性支持するサスペンションのダンパを洗濯性能の向上に役立たせるようにしたドラム式洗濯機に関する。
従来より、ドラム式洗濯機においては、外箱の内部に水槽が位置し、この水槽の内部にドラムが位置していて、このドラムが水槽外のモータにより回転駆動されるようになっている。又、水槽は、外箱の底板上にサスペンションにより弾性支持して設けられており、そのサスペンションに、ドラムの振動に伴う水槽の振動を減衰するダンパが具えられている。
図8は、当該ダンパの一例を示すものであり、主部材として、シリンダ1とシャフト2とを有している。このうち、シリンダ1は上端部に有した連結部材3によって水槽(図示省略)に取付けられ、シャフト2は下端部の連結部2aによって外箱の底板が有する取付板(図示省略)に取付けられる。
シリンダ1は、詳細には、外筒1a及び内筒1bを有する二重筒から成っており、それらの両筒1a,1bは、上端部が外端蓋4及び内端蓋5により閉塞され、下端部が外スリーブ6及び内スリーブ7により閉塞されている。このシリンダ1の内筒1b内には、オイル8が充填されている。
シリンダ1の内筒1b内には又、ピストンバルブ9が収納されている。このピストンバルブ9は短円柱状のもので、前記シャフト2の上端部に設けられており、外周面が内筒1bの内周面に相対的に上下に往復動可能に密接されている。又、このピストンバルブ9の外周面近くには、軸方向に貫通する複数のオリフィス孔10が形成されている。
シャフト2は、上記ピストンバルブ9が設けられた上端部より下方の部分がシリンダ1の前記内スリーブ7、外スリーブ6、及びシール部材11を貫通してシリンダ1外の下方に突出されており、かくしてダンパ12が構成されている。
このダンパ12のシャフト2の下部には、ばね受け座13が固着されており、このばね受け座13と前記外スリーブ6との間にコイルばね14が伸縮自在に介在され、かくして、水槽を弾性支持するサスペンション15が構成されている。
如上のサスペンション15において、水槽が上下方向に振動すると、それと一体にダンパ12のシリンダ1もコイルばね14の伸縮を伴いつつ軸方向の上下に往復動する。このとき、シリンダ1内のオイル8中をピストンバルブ9が相対的に上下に往復動することにより、ピストンバルブ9のオリフィス孔10をオイル8が通過する。このとき、オイル8の粘性により、サスペンション15において減衰力が発生し、水槽の振幅を減衰させる。
以上のように発生する減衰力Dは、一般的に次の(1)式で表される。
減衰力D=入口損失+摩擦損失+動圧抵抗 ・・・(1)
なお、入口損失とは、オイル8がピストンバルブ9のオリフィス孔10に流入する際に発生する圧力損失であり、摩擦損失とは、オリフィス孔10の中をオイル8が通過する際の管摩擦による圧力損失であり、動圧抵抗とは、オイル8の動圧がピストンバルブ9背面で圧力回復しないことによる圧力損失である。
以上のサスペンション15を使用するドラム式洗濯機においては、洗濯行程における洗濯の動作内容に「たたき洗い」と「絞り洗い」があり(例えば特許文献1参照)、更に「揺動洗い」がある。
上記動作内容のうち、「たたき洗い」動作は、水槽の内底部からドラムの内底部にかけ洗濯水を貯めて洗濯物を含水させ、この状態で、ドラムを50〔rpm〕程度の回転速度で回転させることにより、洗濯物をドラム内のほゞ頂上部まで持ち上げ、そして下方へと落として上記洗濯水にたたきつけるのを繰り返すことで洗濯物を洗濯する内容である。
「絞り洗い」動作は、上記たたき洗い後にドラムの回転速度を上昇させることにより、たたき洗いで洗濯物に含浸した洗濯水を遠心力で絞り出し、その洗濯水が絞り出される過程で汚れが落ちることで洗濯物を洗濯する内容である。
「揺動洗い」動作は、水槽の内底部からドラムの内底部にかけ洗濯水を貯めて洗濯物を含浸させ、この状態で、ドラムを俊敏に正反転させることにより、洗濯物を小刻みに揺すり、揉み洗いすることで洗濯物を洗濯する内容である。
特開平8−299658号公報
ドラム式洗濯機においては、脱水行程時、ドラムが洗濯物の片寄りを因として振動することがあり、それに伴って水槽が振動する。このとき、水槽を弾性支持するサスペンションのダンパの減衰力が大きいと、水槽の振動がダンパを介して外箱に伝わり、特にドラムが高速回転するときには、更にその振動が洗濯機を設置した家屋の床面に伝わる。その結果、床面の振動が大きくなり、騒音も大きくなる。
このため、ダンパの減衰力は大きくはされていない。
このように、従来のドラム式洗濯機においては、水槽を弾性支持するサスペンションのダンパの減衰力が脱水運転に好適するように設計製作されており、洗濯運転に対する配慮がなされていなかった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水槽を弾性支持するサスペンションのダンパの減衰力が洗濯運転にも好適するようにして、洗濯効果を向上させ得るドラム式洗濯機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機においては、外箱と、この外箱の内部に位置する水槽と、この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物を前記ドラムの回転により持ち上げてから落とすのを繰り返すことで洗濯する「たたき洗い」があり、その「たたき洗い」動作中の落下した洗濯物が前記水槽に衝撃を与えるときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることを特徴とする(請求項1の発明)。
又、本発明のドラム式洗濯機においては、外箱と、この外箱の内部に位置する水槽と、この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラムの回転による遠心力で絞って洗濯する「絞り洗い」があり、その「絞り洗い」動作中の前記ドラムの回転速度が所定値を越えたときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることをも特徴とする(請求項2の発明)。
更に、本発明のドラム式洗濯機においては、外箱と、この外箱の内部に位置する水槽と、この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラムの俊敏な正反転で小刻みに揺すって洗濯する「揺動洗い」があり、その「揺動洗い」動作中の前記ドラムの回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることをも特徴とする(請求項3の発明)。
上記手段によれば、洗濯行程における洗濯の動作内容に合ったダンパの減衰力で洗濯運転を実行することができ、もって洗濯効果を向上させることができる。
本発明の第1実施例を示す、たたき洗い動作の説明図 絞り洗い動作の説明図 揺動洗い動作の説明図 ドラム式洗濯乾燥機全体の、一部を破断した縦断側面図 サスペンション単体の縦断面図 電気的構成のブロック図 本発明の第2実施例を示す図4相当図 従来例を示す図5相当図
以下、本発明をドラム式洗濯乾燥機に適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図4には、ドラム式洗濯乾燥機の全体構造を示しており、外箱21を外殻としている。この外箱21の前面部(図4で右側)のほゞ中央部には、洗濯物出入口22を形成しており、この洗濯物出入口22を開閉する扉23を外箱21に枢支して設けている。又、外箱21の前面部の上部には、操作パネル24を設けており、その裏側(外箱21内)に運転制御用の制御装置25を設けている。
外箱21の内部には、水槽26を配設している。この水槽26は軸方向が前後(図4で右左)の横軸円筒状を成すものであり、それを外箱21の底板21a上に、左右一対(図4では一方のみ図示)のサスペンション27によって前上がりの傾斜状にて弾性支持している。サスペンション27の詳細構造は、後に述べる。
水槽26の背部には、モータ28を取付けている。このモータ28は、この場合、例えば直流のブラシレスモータから成るもので、アウターロータ形であり、ロータ28aの中心部に取付けた回転軸(図示省略)を、軸受ハウジング29を介して水槽26の内部に挿通している。
水槽26の内部には、ドラム30を配設している。このドラム30も軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、それを後部の中心部で上記モータ28の回転軸の先端部に取付けることにより、水槽26と同軸の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム30はモータ28により回転されるようになっており、従って、ドラム30は回転槽であり、モータ28はドラム30を回転させるドラム駆動装置として機能するようになっている。
ドラム30の周側部(胴部)には、小孔31を全域にわたって多数(一部のみ図示)形成している。又、ドラム30及び水槽26は、ともに前面部に開口部32,33を有しており、そのうちの水槽26の開口部33と前記洗濯物出入口22との間を環状のベローズ34で連ねている。この結果、洗濯物出入口22は、ベローズ34、水槽26の開口部33、及びドラム30の開口部32を介して、ドラム30の内部に連なっている。
水槽26の最低部である底部の後部には、排水弁35を介して、排水管36を接続している。又、水槽26の背部から上方そして前方には、乾燥ユニット37を配設している。この乾燥ユニット37は、除湿器38と、送風機39、及び加熱器40を有しており、水槽26内の空気を除湿し、次いで加熱して、水槽26内に戻す循環を行わしめることにより、洗濯物を乾燥させるようになっている。
ここで、サスペンション27の詳細構造を述べる。サスペンション27は、前記外箱21の底板21aが有する取付板41に取付けたシャフト42と、前記水槽26が有する取付板43に取付けたシリンダ44とを具えて構成している。詳細には、シャフト42の下端部に図5に示す連結部42aを設けており、この連結部42aを、図4に示すように、前記底板21aの取付板41にゴムなどの弾性座板45等を介してナット46で締結することにより、シャフト42を取付板41に取付けている。
一方、シリンダ44の上端部には図5に示す連結部材47を設けており、この連結部材47を、図4に示すように、水槽26の取付板43に同じく弾性座板48等を介してナット49で締結することにより、シリンダ44を水槽26と共に上下方向(軸方向)に振動するように構成している。
シリンダ44は、詳細には図5に示すように、外筒44a及び内筒44bを有する二重筒から成っており、それらの両筒44a,44bの上端部を外端蓋50及び内端蓋51により閉塞し、下端部を外スリーブ52及び内スリーブ53により閉塞している。このシリンダ44の内筒44b内には、機能性流体、この場合、磁気粘性流体(MR流体)54を充填している。
機能性流体とは、外部から加える物理量を制御することで粘性等のレオロジー的性質が機能的に変化する流体であって、電気的エネルギーの印加により粘性が変化する流体としての磁気粘性流体54及び図示しない電気粘性流体を包含する。本実施例では、磁界(磁場)の強度に応じて粘性特性が変化する磁気粘性流体54を用いているが、電界(電場)の強度に応じて粘性特性が変化する電気粘性流体(ER流体)を用いても良い。磁気粘性流体54は、例えば、オイルの中に鉄、カルボニル鉄などの強磁性粒子を分散させたものであり、磁界が印加されると強磁性粒子が鎖状のクラスタを形成することで見かけ上の粘度が上昇するものである。
シリンダ44の内筒44b内には又、ピストンバルブ55を収納している。このピストンバルブ55は短円筒状のもので、前記シャフト42の上端部に固着しており、外周面が内筒44bの内周面に相対的に上下に往復動可能に密接している。又、このピストンバルブ55の外周面近くには、軸方向に貫通する複数のオリフィス孔56を形成しており、それより中心側に上記磁界(磁場)を発生させるためのコイル57を装着している。
なお、コイル57の引出線57aは、シャフト42の中心孔58を通して外部の駆動回路(図示省略)に接続している。又、シャフト42の中心孔58は、シャフト42の上端部においてシール部材59により密に閉塞している。
更に、シャフト42は、上記ピストンバルブ55を固着した上端部より下方の部分がシリンダ44の前記内スリーブ53、外スリーブ52、及びシール部材60を貫通してシリンダ44外の下方に突出しており、かくしてダンパ61を構成している。
そして、このダンパ61のシャフト42の下部には、ばね受け座62を固着しており、このばね受け座62と上記外スリーブ52との間にコイルばね63を伸縮自在に介在させ、かくしてサスペンション27を構成し、水槽26を該サスペンション27により弾性支持するようにしている。
如上のサスペンション27において、水槽26が上下方向に振動すると、それと一体にダンパ61のシリンダ44もコイルばね63の伸縮を伴いながら軸方向に上下に往復動する。このとき、シリンダ44内の磁気粘性流体54中をピストンバルブ55が相対的に上下に往復動することにより、ピストンバルブ55のオリフィス孔56を磁気粘性流体54が通過する。このとき、磁気粘性流体54の粘性により、サスペンション27において減衰力が発生し、水槽26の振幅を減衰させる。
そして又そのとき、コイル57に通電することにより磁気粘性流体54に磁界を与えると、磁気粘性流体54の粘度が上昇する。これにより、オリフィス孔56の中を磁気粘性流体54が通過する際の摩擦損失が増加するため、減衰力が大きくなる。つまり、サスペンション27において、コイル57に通電することにより減衰力を変化させることができるものであり、磁気粘性流体54とコイル57は、そのように減衰力を変化させる減衰力可変機構64を構成している。この減衰力可変機構64は、この場合、磁場を発生する磁場発生装置としてコイル57を有しており、その磁場を変化させることで減衰力を変化させるようになっている。
なお、減衰力可変機構64が電場(電界)を変化させることで減衰力を変化させるものでは、電場を発生する電場発生装置を有するものとなる。
図6には、前記制御装置25を中心とした電気的構成をブロック図で示している。制御装置25は、例えばマイクロコンピュータから成るもので、ドラム式洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段として機能するようになっており、この制御装置25には、前記操作パネル24が有する各種の操作スイッチから成る操作入力部65より各種操作信号が入力されるようになっている。
制御装置25には、そのほか、前記水槽26内の水位を検知するように設けた水位センサ66から水位検知信号が入力されると共に、モータ28の回転を検知するように設けた回転センサ67から回転検知信号が入力され、モータ28に流れる電流を検知するように設けた電流センサ68から電流検知信号が入力されるようになっている。
なお、制御装置25は、回転センサ67からの回転検知信号に基づき、モータ28の回転数ひいてはドラム30の回転数を検知所要時間で除する演算をするようになっており、それによってドラム30の回転速度を検知する回転速度検知手段としても機能するようになっている。
又、制御装置25は、上記回転速度の変化を見てその変化率を算出することにより、回転の増加または減少の加速度を検知する加速度検知手段としても機能するようになっている。
更に、制御装置25は、電流センサ68で検知される電流のうちのq軸電流を算出する。一般に、ドラム30を回転させるモータ28のS,N極で作られる磁束に対して、平行方向(回転方向)をd軸電流と言い、直角方向をq軸電流と言う。このq軸電流はモータ28の回転トルクが影響するため、回転トルクが大きくなると、q軸電流が大きくなる。モータ28の回転トルクは、ドラム30を回転させるときの負荷が大きいときに大きくなり、ドラム30を回転させるときの負荷が小さいときには小さくなる。従って、制御装置25は上記q軸電流を算出することにより、ドラム30を回転させるときのモータ28の負荷を検知する負荷検知手段としても機能するようになっている。
そして、制御装置25は、それらの入力と検知結果並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記水槽26内に給水するように設けた給水弁69と、モータ28、前記排水弁35、前記乾燥ユニット37における送風機39の送風羽根(図示せず)を駆動するモータ39a、同乾燥ユニット37における加熱器40のヒータ40a、及び前記サスペンション27のダンパ61におけるコイル57、を駆動する駆動回路70に駆動制御信号を与えるようになっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
操作パネル24の操作に基づき、制御装置25が運転を開始させると、標準的には洗濯、脱水、及び乾燥の各行程が実行される。そのうち、洗濯行程における洗濯の動作内容には、「たたき洗い」と、「絞り洗い」、及び「揺動洗い」がある。
上記動作内容のうち、「たたき洗い」動作は、まず、給水弁69を開放させての給水で水槽26の内底部からドラム30の内底部にかけ洗濯水を貯めることにより、ドラム30の内部にあらかじめ収容した洗濯物を含水させる。この状態で、ドラム30を例えば50〔rpm〕程度の回転速度で正方向に例えば7〜10〔秒〕回転させ、続いて例えば2〜3〔秒〕の休止期間を置いて、逆方向に同じく50〔rpm〕程度の回転速度で7〜10〔秒〕回転させ、続いて2〜3〔秒〕の休止期間を置くのを1サイクルとして、このサイクルを所定時間の間繰り返す。これにより、図1にSで示す洗濯物は、同図に白抜きの矢印で示すように、ドラム30内のほゞ頂上部まで持ち上げられ、そして下方へと落とされて上記洗濯水にたたきつけられるのを繰り返し、洗濯される。なお、図1ないし図3には、ドラム30の内周面部に複数個設けられた洗濯物掻き上げ用のバッフル71を示している。
この「たたき洗い」動作中、特に落下した洗濯物がドラム30内底部の洗濯水を介して水槽26に衝撃を与えるときに、サスペンション27のダンパ61におけるコイル57に通電する。落下した洗濯物がドラム30内底部の洗濯水を介して水槽26に衝撃を与えるときの判断は、制御装置25がドラム30を回転させるモータ28の負荷を検知する、すなわち、前述のように電流センサ68で検知される電流のうちのq軸電流を算出すること、で行う。
具体的には、この場合、ドラム30が洗濯物を持ち上げるとき(図1にAで示す段階)、モータ28の負荷が大きいので、それを上記q軸電流を算出することで検知し、このときにはコイル57に通電しない。次いで、ドラム30が持ち上げた洗濯物を落とすとき(図1にBで示す段階)、モータ28の負荷が小さくなるので、それを上記q軸電流を算出することで検知し、落下した洗濯物がドラム30内底部の洗濯水を介して水槽26に衝撃を与えるときと判断して、このときにコイル57に通電する。そして又、ドラム30が洗濯物を持ち上げるときには、モータ28の負荷が大きいので、それを同じくq軸電流を算出することで検知し、このときにはコイル57に通電しない。これを繰り返す。
コイル57に通電すると、ダンパ61では、前述のように、磁気粘性流体54に磁界が与えられることで、磁気粘性流体54の粘度が上昇し、それによって、オリフィス孔56の中を磁気粘性流体54が通過する際の摩擦損失が増加するため、減衰力が大きくなる。この場合、コイル57には、ダンパ61の減衰力が最大となるように通電する。
「たたき洗い」動作は、上述のように、水槽26の内底部からドラム30の内底部にかけ洗濯水を貯めて洗濯物を含水させ、この状態で、ドラム30を例えば50〔rpm〕程度の回転速度で回転させることにより、洗濯物をドラム30内のほゞ頂上部まで持ち上げ、そして下方へと落として上記洗濯水にたたきつけるのを繰り返すことで洗濯物を洗濯するものであり、このときに、ダンパ61の減衰力が小さいと、落下した洗濯物がドラム30内底部の洗濯水を介して水槽26に衝撃を与えるときに、水槽26が動いて洗濯物の落下のエネルギーが水槽26の運動エネルギーに変換され逃げてしまうため、たたき洗いの効果が減じられてしまう。
これに対して、そのとき、ダンパ61の減衰力が最大となるようにすることにより、水槽26が動いて逃げることがなくなり、落下した洗濯物に反作用の衝撃を充分に与えることができるので、たたき洗いの効果を増し、洗濯効果を向上させることができる。
又、この場合、落下した洗濯物がドラム30内底部の洗濯水を介して水槽26に衝撃を与えるときに、コイル57に通電するもので、その後、ドラム30が洗濯物を持ち上げるときにはコイル57に通電しないので、節電でき、且つ、ダンパ61の寿命を永く確保することができる。更に、この場合、減衰力を最大としたダンパ61を介して水槽26から外箱21に伝わる衝撃も必要最小限にできて、洗濯乾燥機全体の寿命を永く確保することもできる。
次に、「絞り洗い」動作は、図2に示すように、上記「たたき洗い」動作の後に、ドラム30の回転速度を正方向の回転に限り例えば300〔rpm〕程度まで上昇させるもので、それにより、「たたき洗い」動作で洗濯物Sに含浸した洗濯水を遠心力で絞り出し、その洗濯水が絞り出される過程で汚れが落ちることで洗濯物Sを洗濯するものである。
この「絞り洗い」動作中には、ドラム30の回転速度が所定値を越えたときに、ダンパ61のコイル57に通電する。ドラム30の回転速度は、前述のように、制御装置25が、回転センサ67からの回転検知信号に基づき、モータ28の回転数ひいてはドラム30の回転数を検知所要時間で除する演算をすることで検知するようになっており、その検知したドラム30の回転速度の所定値、すなわち、ダンパ61のコイル57に通電するに至るドラム30の回転速度は、この場合、100〔rpm〕である。
コイル57に通電すると、ダンパ61では、前述のように、磁気粘性流体54の粘度が上昇し、それによって減衰力が大きくなる。しかしてこの場合も、コイル57には、ダンパ61の減衰力が最大となるように通電する。
「絞り洗い」動作は、上述のように、「たたき洗い」動作後にドラム30の回転速度を上昇させることにより、「たたき洗い」動作で洗濯物に含浸した洗濯水を遠心力で絞り出し、その洗濯水が絞り出される過程で汚れが落ちることで洗濯物を洗濯するものであり、ドラム30の回転速度を上げるほど洗濯物に与える遠心力が大きくなり、洗濯水の絞り出し効果が高くなる。
しかしながら、ドラム30の回転速度を150〜300〔rpm〕程度まで上昇させたときには、水槽26の共振が現れ、水槽26の振動振幅が大きくなって、外箱21に水槽26が衝突するようになる。このため、従来はこの「絞り洗い」動作を、水槽26の共振が現れる以前の100〔rpm〕程度に抑えて実行していた。これにより、水槽26の共振の発生を回避できるものの、洗濯水の絞り出し効果が充分に得られず、洗濯効果に劣っていた。
これに対し、上述のようにドラム30の回転速度が所定値である、この場合、100〔rpm〕を越えたときに、ダンパ61のコイル57に通電し、ダンパ61の減衰力が最大となるようにすることにより、水槽26の振動を抑制できるので、水槽26の共振の発生を回避しつつ、水槽26の回転速度を上げて洗濯水の絞り出し効果が充分に得られるようになり、洗濯効果を向上させることができる。
又、この場合、コイル57に通電するのは、ドラム30の回転速度が所定値である、この場合、100〔rpm〕を越えたときであり、それ以前にはコイル57に通電しないので、節電でき、且つ、ダンパ61の寿命を永く確保することができる。更に、この場合、減衰力を最大としたダンパ61を介して水槽26から外箱21に伝わる衝撃も必要最小限にできて、洗濯乾燥機全体の寿命を永く確保することもできる。
なお、この場合、「絞り洗い」動作が終了期に至ってドラム30の回転速度が上記所定値を下回るようになれば、コイル57の通電を停止する。これにより、上述同様の節電、長寿命化の効果を得ることができる。
「揺動洗い」動作は、図3に示すように上記「たたき洗い」動作の後、又は他の図示しない動作内容の前後、もしくは単独に、まず、給水弁69を開放させての給水で水槽26の内底部からドラム30の内底部にかけ洗濯水を貯めることにより、ドラム30の内部に存する洗濯物を含水させる。この状態で、ドラム30をドラムを俊敏に正反転させることにより、洗濯物Sを同図に白抜きの矢印で示すように小刻みに揺すり、揉み洗いすることで洗濯物Sを洗濯するものである。
この「揺動洗い」動作中には、ドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときに、ダンパ61のコイル57に通電する。ドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度は、前述のように、制御装置25が、モータ28の回転速度の変化を見てその変化率を算出することにより検知するようになっており、その検知した加速度が大きくなったとき、この場合、具体的には、水槽26が横揺れで外箱21に当たるほどの加速度になったときに、ダンパ61のコイル57に通電する。
コイル57に通電すると、ダンパ61では、前述のように、磁気粘性流体54の粘度が上昇し、それによって減衰力が大きくなる。しかしてこの場合も、コイル57には、ダンパ61の減衰力が最大となるように通電する。
「揺動洗い」動作は、上述のように、洗濯物をドラム30内底部の洗濯水に含浸させた状態で、ドラム30を俊敏に正反転させることにより、洗濯物を小刻みに揺すり、揉み洗いすることで洗濯物を洗うものであり、ドラム30が正反転するときのドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が大きいほど、ドラム30正反転の俊敏度が増し、洗濯物の揉み洗い効果が高まる。
しかしながら、ドラム30が正反転するときのドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が大きくなると、水槽26の振動、特には横揺れが大きくなって外箱21に衝突してしまう。このため、従来はこの「揺動洗い」動作を、水槽26が外箱21に衝突する以前の小さな加速度でドラム30を正反転させることで実行するようにしていた。これにより、水槽26の外箱21への衝突は回避できるものの、洗濯物の揉み洗い効果が充分に得られず、洗濯効果に劣っていた。
これに対し、上述のようにドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときに、ダンパ61のコイル57に通電し、ダンパ61の減衰力が最大となるようにすることにより、水槽26の振動を抑制できるので、水槽26の外箱21当たりを回避しつつ、水槽26の回転速度の増加又は減少の加速度を上げてドラム30正反転の俊敏度を増し、洗濯物の揉み洗い効果を高めることで、洗濯効果を向上させることができる。
又、この場合、コイル57に通電するのは、ドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときであり、それ以前にはコイル57に通電しないので、節電でき、且つ、ダンパ61の寿命を永く確保することができる。更に、この場合、減衰力を最大としたダンパ61を介して水槽26から外箱21に伝わる衝撃も必要最小限にできて、洗濯乾燥機全体の寿命を永く確保することもできる。
脱水行程では、ドラム30を一方向(正方向)に回転させて、洗濯行程後の洗濯物が含有する洗濯水を遠心力で絞り出すもので、その折り、初期の、水槽26の共振が現れる300〔rpm〕の回転速度までは、コイル57に通電してダンパ61の減衰力を大きくすることにより、水槽26の共振の発生を回避し、それ以後(300〔rpm〕超の回転速度域)では、コイル57の通電を停止してダンパ61の減衰力を小さくすることにより、水槽26の振動が洗濯乾燥機を設置した家屋の床面に伝わるのを避けるようにする。
乾燥行程では、ドラム30を低速で回転させつつ、前記乾燥ユニット37により洗濯物を乾燥させるものであり、このときには、コイル57の通電を停止してダンパ61の減衰力を小さくすることにより、水槽26の振動が洗濯乾燥機を設置した家屋の床面に伝わるのを避けるようにする。
このように上記構成のものでは、洗濯物を収容して回転駆動されるドラム30を内設する水槽26を弾性支持するサスペンション27において、水槽26の振動を減衰するダンパ61がその減衰力を変化させることが可能なものであって、その減衰力を、洗濯行程における洗濯の動作内容により変化させるようにしたものであり、それによって、洗濯行程における洗濯の動作内容に合ったダンパの減衰力で洗濯運転を実行することができ、もって洗濯効果を向上させることができる。
特に、上記構成のものでは、上記洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラム30の回転により持ち上げてから落とすのを繰り返すことで洗濯する「たたき洗い」があって、その「たたき洗い」動作中の落下した洗濯物が水槽26に衝撃を与えるときに、ダンパ61の減衰力を大きくするようにしている。これにより、その落下した洗濯物が水槽26に衝撃を与えるときに水槽26が動いて逃げることがなくなるので、落下した洗濯物に反作用の衝撃を充分に与えることができて、たたき洗いの効果を増し、洗濯効果を向上させることができる。又、この場合、ダンパ61の減衰力を大きくするのは、洗濯物が水槽26に衝撃を与えるときであって、ドラム30が洗濯物を持ち上げるときにはダンパ61の減衰力を大きくすることをしないので、節電や寿命の長延化といった効果も得ることができる。
又、上記構成のものでは、洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラム30の回転による遠心力で絞って洗濯する「絞り洗い」があって、その「絞り洗い」動作中のドラム30の回転速度が所定値を越えたときに、ダンパ61の減衰力を大きくし、水槽26の振動を抑制するようにしている。これにより、水槽26の共振の発生を回避しつつ、水槽26の回転速度を上げて洗濯水の絞り出し効果が充分に得られるようになり、洗濯効果を向上させることができる。又、この場合、ダンパ61の減衰力を大きくするのは、ドラム30の回転速度が所定値を越えたときであって、それ以前にはダンパ61の減衰力を大きくすることをしないので、節電や寿命の長延化といった効果も得ることができる。
更に、上記構成のものでは、洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラム30の俊敏な正反転で小刻みに揺すって洗濯する「揺動洗い」があって、その「揺動洗い」動作中のドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときに、ダンパ61の減衰力を大きくし、水槽26の振動を抑制するようにしている。これにより、水槽26の外箱21当たりを回避しつつ、水槽26の回転速度の増加又は減少の加速度を上げてドラム30正反転の俊敏度を増し、洗濯物の揉み洗い効果を高めることで、洗濯効果を向上させることができる。又、この場合、ダンパ61の減衰力を大きくするのは、ドラム30の回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときであって、それ以前にはダンパ61の減衰力を大きくすることをしないので、節電や寿命の長延化といった効果も得ることができる。
以上に対して、図7は本発明の第2実施例(第2の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものの場合、水槽26に振動センサ81を設置している。この振動センサ81は水槽26の振動を検知する振動検知手段たるものであり、例えば加速度センサから成っていて、水槽26の振動を検知した結果の振動検知信号を前記制御装置25に入力するようなっている。
そして、その振動検知信号の入力に基づき、制御装置25は、前記ダンパ61の減衰力を大きくするようにしており、具体的には、前記洗濯行程の各動作内容の全部又は「絞り洗い」及び「揺動洗い」の動作内容に対して、水槽26が外箱21に当たるような大きな振動が現実に検知されたときに前記コイル57に通電し、ダンパ61の減衰力を最大にして水槽26の外箱21当たりを回避するようにしている。
このようにすることにより、水槽26が外箱21に当たるような大きな振動が現実に検知されたときにのみコイル57に通電してダンパ61の減衰力を大きくするのであるから、節電、長寿命化の効果を一層得ることができる。
なお、この場合の振動検知手段としては、上述の加速度センサ以外、例えばドラム30を回転させるモータ28のトルクの変動等から水槽26の振動を検知するものであっても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に乾燥機能はなくても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、21は外箱、26は水槽、27はサスペンション、30はドラム、61はダンパ、64は減衰力可変機構、81は振動センサ(振動検知手段)を示す。

Claims (3)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に位置する水槽と、
    この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、
    前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、
    前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、
    洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物を前記ドラムの回転により持ち上げてから落とすのを繰り返すことで洗濯する「たたき洗い」があり、
    その「たたき洗い」動作中の落下した洗濯物が前記水槽に衝撃を与えるときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 外箱と、
    この外箱の内部に位置する水槽と
    この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、
    前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、
    前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、
    洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラムの回転による遠心力で絞って洗濯する「絞り洗い」があ
    その「絞り洗い」動作中の前記ドラムの回転速度が所定値を越えたときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 外箱と、
    この外箱の内部に位置する水槽と、
    この水槽の内部に位置して回転駆動される横軸状のドラムと、
    前記水槽を前記外箱の内部で弾性支持し、前記水槽の振動を減衰するダンパを有するサスペンションとを具備し、
    前記ダンパが減衰力を変化させることが可能なものであって、
    洗濯物を洗う洗濯行程における洗濯の動作内容に、含水した洗濯物をドラムの俊敏な正反転で小刻みに揺すって洗濯する「揺動洗い」があ
    その「揺動洗い」動作中の前記ドラムの回転速度の増加又は減少の加速度が所定値を越えたときに、前記ダンパの減衰力を大きくすることを特徴とするドラム式洗濯機。
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