JP5496389B2 - 表皮材 - Google Patents

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Description

本発明は、表皮材に関する。特には、接触冷温感の低い表皮材に関する。
従来、表皮材として、繊維質基材上に樹脂層を設けた、塩化ビニルレザー、合成皮革、人工皮革、天然皮革などがあるが、これらは一般に繊維質材料のみからなる表皮材と比べて、外気温の影響を受けやすい。従って、極端な温度に曝された場合には、表皮材そのものが過度に熱くなったり、冷たくなったりするため、表皮材が皮膚に接触した際に、皮膚に急激な温度変化を与え、不快感を覚える。特に、車両内装材のような外気温の影響を受ける空間に用いられた場合は、顕著に問題となる。
このような問題を解決すべく、特許文献1には、液体―固体の相変化を発生する潜熱蓄熱剤が内包されたマイクロカプセルを基材中に分散した温度調整材にてカバークッション材(合成皮革)を構成し、これにより、過度に熱くなったり、冷たくなったりすることを防止することが開示されている。しかしながら、上記の態様では若干の効果が得られるものの、潜熱蓄熱剤を表皮材全体に使用すると経費が掛かり汎用性に乏しかった。
特開2002−399号公報
本発明は、表皮材としての必要な物性を保ちつつ、極端な温度に曝された場合でもその影響を受けにくく、皮膚に接触しても温度変化を感じにくい、接触冷温感の低い表皮材を提供するものである。
本発明に係る表皮材は、繊維質基材に多孔質断熱層と着色層を順次積層し、前記着色層の上に保護層を積層した表皮材であって、表皮材の表面に凹凸を有し、表皮材表面における接触面積割合が65%以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、表皮材としての必要な物性を保ちつつ、極端な温度に曝された場合でもその影響を受けにくく、皮膚に接触しても温度変化を感じにくい、接触冷温感の低い表皮材を提供することができる。
一実施形態に係る表皮材の断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の表皮材は、繊維質基材上に多孔質断熱層と着色層を順次積層してなる表皮材であって、表皮材の表面に凹凸を有し、表皮材表面における接触面積割合が65%以下であることを特徴とするものである。ここで、表皮材の表面とは、表皮材を車両内装材などの各種用途において、物体の表面を覆う表皮として用いたときに、表側に現れる意匠面であり、人等が接触することができる面である。
図1は、一実施形態に係る表皮材1の断面構造を模式的に示したものである。この表皮材1では、繊維質基材2の一方の面に、多孔質断熱層3および着色層4が順に積層されている。また、図示の例では、着色層4の上に保護層5が積層されている。そして、表皮材1の表面(すなわち、表皮材表面)6に凹凸(すなわち、でこぼこ模様)が設けられている。
本発明において、表皮材表面における接触面積割合とは、人が表皮材に触れた場合に、表皮材表面に皮膚が密着する面積の割合を、後述する方法にて簡易的に算出した値である。一般に、凹凸のある表面に触れた場合、凸部頂点から50μmまでの深部に皮膚が密着すると考えられることに基づいて、表皮材表面における接触面積割合の算出を以下の方法により行う。
表皮材の表面において、タテ2.5mm、ヨコ2.0mmの長方形の領域を無作為に抽出し、レーザー顕微鏡を用いて、XY座標10μm毎における深さを計測する。上記領域内に存在する凸部の頂点から50μmまでの深さを示すXY座標の個数の、全体のXY座標個数に対する割合を、表皮材表面における接触面積割合とする。
上述によって算出された表皮材表面における接触面積割合が65%以下であることにより、極端な温度に曝された場合でもその影響を受けにくく、皮膚に接触しても皮膚と表皮材間の急激な熱の移動が少ない。そのため、温度変化を感じにくい、接触冷温感の低い表皮材を提供することができる。接触面積割合は、好ましくは40%以下である。一方、接触面積割合は5%以上であることが意匠性の観点で好ましい。より好ましくは、接触面積割合は10%以上であり、より好ましくは20%以上である。一実施形態において、接触面積割合は、30〜50%であってもよい。
本発明の表皮材の表面には、凹部が設けられることによって凹凸が形成されている。その形成方法としては、凹凸模様を有する離型性基材に樹脂を塗布する方法や、エンボス加工による方法が挙げられる。
本発明に用いられる繊維質基材としては、織物、編物または不織布などの布帛や、天然皮革を挙げることができる。布帛には、公知の溶剤系または水系の高分子化合物、例えば、ポリウレタン樹脂やその共重合体を塗布または含浸し、乾式凝固または湿式凝固させたものを用いることができる。また、繊維の種類は特に限定されず、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維など、公知の繊維を用いることができ、これらの繊維を2種以上組み合わせて用いてもよい。なかでも、強度や加工性の点から、合成繊維、特にはポリエステル繊維が好ましい。なお、繊維質基材は、染料または顔料により着色されたものであってもよい。
繊維質基材の厚みは、特に限定されず、例えば0.2〜10mmの範囲であることが好ましく、さらには0.5〜2mmの範囲であることが好ましい。厚みが0.2mm以上であると、外気温の影響を受けにくくなって接触冷温感の改善効果を高めることができ、またペーパーライクでボリュームのない風合いになり商品性が損なわれることを防ぐことができる。また、繊維質基材の厚みが10mm以下であることにより、蓄熱性を下げて、高温環境下で接触したときに熱く感じたり、風合いが損なわれたりすることを防ぐことできる。
繊維質基材の比重は、特に限定されず、例えば0.005〜0.1g/cmであることが好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.05g/cmである。比重が0.005g/cm以上であることにより、外気温の影響を受けにくくなって接触冷温感の改善効果を高めることができ、また、破断強度、引裂強度、風合いが損なわれたりすることを防ぐことができる。また、比重が0.1g/cm以下であることにより、高温環境下で接触したときに熱く感じたり、風合いが損なわれたりすることを防ぐことができる。
本発明の断熱層は、多数の閉塞孔(すなわち、貫通していない閉じた孔)を有している多孔質断熱層である。多孔質であることにより、熱が伝わりにくくなり、表皮材が外気温による影響を受けにくく、接触冷温感の低い表皮材とすることができる。
多孔質断熱層における閉塞孔の形状は、特に限定されず不定形状であってもよいが、耐久性の観点から真球状であることが好ましい。また、閉塞孔の大きさは、特に限定されず、例えば、閉塞孔の長径が10〜200μmの範囲であることが好ましく、さらには15〜100μmの範囲であることが好ましい。長径が10μm以上であることにより、接触冷温感の効果を高めることができる。また、長径が200μm以下であることにより、外観や風合い、耐摩耗性を損なわれることを防ぐことができる。
多孔質断熱層の閉塞孔面積率、すなわち、多孔質断熱層の垂直断面における閉塞孔の占める割合は、特に限定されず、例えば75〜95%であることが好ましく、さらには80〜90%であることが好ましい。閉塞孔面積率が75%以上であることにより、接触冷温感の効果を高めることができる。閉塞孔面積率が95%以下であることにより、耐久性、特には、耐摩耗性や耐屈曲性、引張強度や引裂強度が損なわれることを防ぐことができる。
本発明における閉塞孔面積率の算出方法は、電子顕微鏡やマイクロスコープ等による層の垂直断面の観察および画像処理等により、垂直断面の多孔質断熱層全体が占める面積に対する閉塞孔部分の面積率を求める。
多孔質断熱層に多数の閉塞孔を形成する手段としては、特に限定されず公知の方法を採ることができる。例えば、機械の撹拌による物理的発泡、発泡剤添加による化学的発泡、または、中空微粒子の添加による閉塞孔形成が挙げられる。あるいはまた、ポリウレタン樹脂の湿式コーティングによる孔形成の後、その層表面を無孔質層で被覆することにより、閉塞孔を形成してもよい。好ましくは、閉塞孔の形状や大きさ、および閉塞孔の面積比率が調整しやすいという観点から、中空微粒子の添加による閉塞孔形成がよい。すなわち、多孔質断熱層が多数の中空微粒子を含有しており、該中空微粒子により多数の閉塞孔が形成されていることが好ましい。
中空微粒子とは、内部の微小な空隙を、各種材料からなる皮膜(外殻、外壁などと呼ばれる)で覆った球形のものをいう。なかでも熱処理しても体積膨張を起こさないものであることが好ましい。このような中空微粒子を用いることにより、製造時の、多孔質断熱層の体積変動を最小限に抑え、品質のばらつきを少なくすることができるとともに、中空微粒子周辺の樹脂が引き伸ばされて薄くなるのを防止し、耐摩耗性を良好ならしめることができる。
中空微粒子としては、前記条件を満足する種々のものを用いることができる。例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂または尿素樹脂などの熱硬化性樹脂や、アクリル樹脂または塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂からなる外殻を有する有機系中空微粒子を挙げることができる。あるいはまた、ガラス、シラス、シリカ、アルミナまたはカーボンなどからなる外殻を有する無機系中空微粒子を挙げることもできる。また、有機系中空微粒子の表面を、炭酸カルシウム、タルクまたは酸化チタンなどの無機微粉末で被覆したものを用いることもできる。なかでも、耐熱性、耐摩耗性、強度の観点から、熱可塑性樹脂からなる外殻を有する有機系中空微粒子、または、表面を無機微粉末で被覆した有機系中空微粒子が好ましい。
ここで、好ましく用いられる熱可塑性樹脂からなる外殻を有する中空微粒子とは、典型的には、マイクロカプセル型発泡剤を予め発泡させたものである。マイクロカプセル型発泡剤自体は、熱処理により軟化かつ膨張可能な熱可塑性樹脂からなる外殻中に、低沸点炭化水素などの揮発型発泡剤を内包するものであり、本発明においては、これを発泡させて用いることができるほか、予め発泡させて得られた既発泡体として用いることもできる。
本発明においては、かかる中空微粒子を1種単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
多孔質断熱層に主剤として用いられる樹脂は、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリアミノ酸樹脂、塩化ビニル樹脂、SBR樹脂、NBR樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびこれらの共重合体など、公知の合成樹脂を挙げることができ、これらを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。なかでも、耐摩耗性、風合いなどの観点からポリウレタン樹脂やその共重合体、またはポリウレタン樹脂を主成分とする混合樹脂(これらをまとめてポリウレタン系樹脂という。)を選択することが好ましく、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂がより好ましい。樹脂のタイプは、無溶剤系、溶剤系、水系など特に限定されない。
多孔質断熱層には、架橋剤、レベリング剤、顔料、艶消し剤などの添加剤を用いることができる。
多孔質断熱層の厚みは、特に限定されず、例えば20〜300μmであることが好ましく、より好ましくは50〜200μmであり、さらに好ましくは100〜200μmである。厚みが20μm以上であることにより、接触冷温感の改善効果を高めることができる。また、厚みが300μm以下であることにより、風合いの低下を抑えることができる。
本発明の着色層は、多孔質断熱層を隠蔽し、且つ、所望の色に着色するための層である。
着色層を構成する樹脂としては、多孔質断熱層と同様の樹脂を用いることができる。なかでも、耐摩耗性、風合いなどの観点から、ポリウレタン樹脂やその共重合体、またはポリウレタン樹脂を主成分とする混合物(これらをまとめてポリウレタン系樹脂という。)が好ましく、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂がより好ましい。樹脂のタイプは、無溶剤系、溶剤系または水系など特に限定されない。
着色層には着色剤として無機顔料および有機顔料が添加される。顔料の添加量としては、特に限定されず、例えば、固形分換算で1〜20重量%であることが好ましく、さらには5〜15重量%であることが好ましい。添加量が1重量%未満であると、充分な隠蔽性を確保できず意匠性が損なわれる虞がある。20重量%を超えると、耐摩擦堅牢度が損なわれる虞がある。
着色層には、顔料の他、必要に応じて、公知の添加剤、例えば、平滑剤、架橋剤、艶消し剤、レベリング剤等を用いることができる。
着色層の厚みは、特に限定されず、例えば1〜100μmが好ましく、さらには5〜40μmであることが好ましい。厚みが1μm以上であることにより、耐摩耗性を向上することができ、また、多孔質断熱層の隠蔽性や、意匠として充分な着色性を高めることができる。厚みが100μm以下であることにより、接触冷温感の改善効果を高めることができる。
各層の積層は、例えば、次の方法で行われる。(A)多孔質断熱層を形成する樹脂液を繊維質基材の片面に塗布後、乾式凝固させることにより、多孔質断熱層を繊維質基材に積層した後、着色層を形成する樹脂液を多孔質断熱層上に塗布後、乾式凝固させて、多孔質断熱層、着色層を積層した後、エンボス加工により表面に凹凸模様を形成する。他の方法例としては、(B)着色層を形成する樹脂液を凹凸模様を有する離型性基材に塗布後、乾式凝固させることにより着色層を形成し、その後、着色層上に、多孔質断熱層を形成する樹脂液を塗布後、粘着性を有するうちに、これを繊維質基材の片面に圧着することにより、多孔質断熱層、着色層を積層する。さらに他の方法例としては、(C)着色層を形成する樹脂液を凹凸模様を有する離型性基材に塗布後、乾式凝固させることにより着色層を形成し、その後、着色層上に、多孔質断熱層を形成する樹脂液を塗布後、乾式凝固して、離型性基材上に多孔質断熱層、着色層を形成する。そして、着色層と繊維質基材の片面を接着剤にて貼り合わせることにより、多孔質断熱層、着色層を積層する。
なお、各樹脂液の塗布方法は、ナイフコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、またはスプレーコーティング等公知の方法が挙げられる。
本発明の表皮材は、耐摩耗性の観点から、着色層上にさらに保護層を設けてもよい。
保護層を構成する樹脂としては、多孔質断熱層と同様の樹脂を用いることができる。なかでも、耐摩耗性、風合いなどの観点からポリウレタン樹脂やその共重合体、またはポリウレタン樹脂を主成分とする混合物(これらをまとめてポリウレタン系樹脂という。)が好ましく、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂がより好ましい。樹脂のタイプは、無溶剤系、溶剤系、水系など特に限定されない。
保護層へは、必要に応じて、公知の添加剤、例えば、平滑剤、架橋剤、艶消し剤、レベリング剤等を用いることができる。
保護層の厚みは、特に限定されず、例えば1〜50μmであることが好ましく、さらには5〜20μmであることが好ましい。厚みが1μm以上であることにより、耐摩耗性を高めることができる。また、厚みが50μm以下であることにより、接触冷温感の改善効果の低下を抑えることができる。
また、着色層と保護層の厚みの合計は、特に限定しないが、接触冷温感の観点から、2〜150μmであることが好ましく、さらには10〜60μmであることが好ましく、また20〜50μmであってもよい。厚みの合計が2μm以上であることにより、耐摩耗性を高めることができる。また、厚みの合計が150μm以下であることにより、接触冷温感の改善効果の低下を抑えることができる。
保護層の積層は、例えば次の方法で行われる。上記(A)〜(C)の方法により繊維質基材に多孔質断熱層と着色層を積層した後、着色層上に、保護層を形成する樹脂液を塗布し乾式凝固して保護層を形成する。他の方法例として、上記(A)の方法において、着色層の形成後かつエンボス加工前に、着色層上に、保護層を形成する樹脂液を塗布し乾式凝固して保護層を形成し、その後、エンボス加工により表面に凹凸模様を形成する。さらに他の方法例として、上記(B)及び(C)の方法において、離型性基材上にまず、保護層を形成する樹脂液を塗布し乾式凝固して保護層を形成した後に、着色層を形成する樹脂液を塗布して着色層を形成する。なお、保護層の樹脂液の塗布方法は、ナイフコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、またはスプレーコーティング等公知の方法が挙げられる。
本発明が対象とする表皮材は、繊維質基材と多孔質断熱層と着色層とを必須の構成部材とするものであるが、必要に応じて、各層の間に、1層または2層以上の層を備えていてもよい。
本発明の表皮材の最表面になる層は、多孔質でないこと、すなわち無孔質であることが好ましい。なぜなら、最表面層が無孔質であれば耐摩耗性の面で有利であるためである。
表皮材の表面(すなわち、最表面)になる層の表面静摩擦係数は、耐摩耗性の観点から、0.05〜1.00であることが好ましく、0.10〜0.66であることがより好ましい。なお、表面静摩擦係数が0.05未満であると、座席表面が滑りやすくなり、着座感が損なわれる虞がある。
本発明の表皮材の用途は、特に限定されないが、例えば、自動車用シート、天井材、ダッシュボード、ドア内張材またはハンドルなどの自動車内装材をはじめとする各種車両のための内装材用途の他、ソファーや椅子のための表皮などのインテリア用途に用いることができる。
[実施例1]
[繊維質基材]
28ゲージのポリエステルトリコット編地(厚み1.0〜1.2mm、比重0.03g/cm
[処方1(着色層用)]
主剤:水系ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(BAYDERM Bottom DLV、固形分40重量%):90重量部
艶消し剤:シリカ入水系ポリカーボネート系ウレタン樹脂(HYDRHOLAC UD−2、固形分25重量%):10重量部
架橋剤:イソシアネート系架橋剤(AQUADERM XL−50、固形分50重量%):1重量部
顔料:カーボンブラック系黒色顔料(EUDERM Black B−N、固形分25重量%):20重量部
水:20重量部
レベリング剤:シリコーン系レベリング剤(AQUADERM Fluid H、固形分100重量%):1重量部
原料は、水を除き全てランクセス株式会社製である。
調製法:粘度を5,000cps(B型粘度計、ローター:No4、12rpm、23℃)に調製した。
[処方2(多孔質断熱層用)]
主剤:水系ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(BAYDERM Bottom DLV、固形分40重量%):100重量部
中空微粒子:既発泡マイクロカプセル(松本油脂製薬株式会社製、マツモトマイクロスフェアMFL−81GCA、平均粒径20μm、固形分100重量%、粉末状):10重量部
架橋剤:イソシアネート系架橋剤(AQUADERM XL−50、固形分50重量%):1重量部
レベリング剤:シリコーン系レベリング剤(AQUADERM Fluid H、固形分100重量%):1重量部
水:20重量部
水および中空微粒子以外の原料は、ランクセス株式会社製である。
調製法:粘度を5,000cps(B型粘度計、ローター:No4、12rpm、23℃)に調製した。
[処方3(保護層用)]
主剤:水系ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(BAYDERM Finish 61UD 固形分35重量%):90重量部
艶消し剤:シリカ入水系ポリカーボネート系ウレタン樹脂(HYDRHOLAC UD−2、固形分25重量%):10重量部
架橋剤:イソシアネート系架橋剤(AQUADERM XL−50、固形分50重量%):1重量部
レベリング剤:シリコーン系レベリング剤(AQUADERM Fluid H、固形分100重量%):1重量部
水:20重量部
原料は、水を除き全てランクセス株式会社製である。
調製法:粘度を200cps(B型粘度計、ローター:No.1、12rpm、23℃)に調製した。
上述の処方1に従い調製した着色層用ポリウレタン樹脂組成物を、シボ調の凹凸模様を有する離型紙(R−102、リンテック株式会社製)に、コンマコーターにて塗布厚さが平均100μmになるようにシート状に塗布し、乾燥機にて100℃で3分間処理して、着色層を形成した。着色層の厚さは30μmであった。なお、層の厚さは、合成皮革の垂直断面をマイクロスコープ(キーエンス株式会社製、デジタルHFマイクロスコープVH−8000)で観察し、任意の10カ所についての厚さを測定し、これらの平均値を算出した。
次いで、上述の処方2に従い調製した多孔質断熱層用ポリウレタン樹脂組成物を、離型紙上に形成された着色層表面に、コンマコーターにて塗布厚さが平均300μmになるようにシート状に塗布し、乾燥機にて100℃で3分間処理して、多孔質断熱層を形成した。層の厚さは150μmであった。多孔質断熱層における閉塞孔の大きさ(長径)は20μm、閉塞孔面積率は90%であった。閉塞孔の大きさは、合成皮革の垂直断面をマイクロスコープ(キーエンス株式会社製、デジタルHFマイクロスコープVH−8000)で観察し、最大値を閉塞孔の大きさとした。閉塞孔面積率は、合成皮革の垂直断面をマイクロスコープ(キーエンス株式会社製、デジタルHFマイクロスコープVH−8000)で観察し断熱層部分の画像をパソコンに読み込み、閉塞孔を白色に塗り潰した後、該閉塞孔と、そうでない部分の色を白と黒に二値化して、白ドット部分を積分により集計することにより、閉塞孔の面積率を算出した。
離型紙上に形成された多孔質断熱層表面に、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂にジメチルホルムアミドを加え粘度5000cps(B型粘度計、ローター:No4、12rpm、23℃)に調製した接着剤を、ナイフコーターを用いて塗布厚さが平均200μmとなるように塗布した後、100℃で1分間熱処理して予備乾燥し、繊維質基材のポリエステルトリコット編地と重ねて4kgf/cmで1分間加圧した後、離型紙を剥離した。
次いで、上述の処方3に従い調製した保護層用ポリウレタン樹脂組成物を、離型紙を剥離した後の着色層表面に、リバースコーターにて厚さが平均50μmになるようにシート状に塗布し、乾燥機にて100℃で3分間処理して、厚さ10μmの保護層を形成し、実施例1の合成皮革を得た。
[実施例2〜7及び比較例1,2]
各々の層の構成を表1に示す通りに作製した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例2〜7及び比較例1、2の合成皮革を作製した。
作製された合成皮革の表皮材表面における接触面積割合、凹凸の高低差、および表面静摩擦係数を測定するとともに、各合成皮革について、接触冷感(Qmaxの測定及び官能評価)、接触温感(官能評価)、耐摩耗性(I法)、耐摩耗性(II法)及び、風合いの評価を次の方法によって行い、結果を表1に記載した。
[接触面積割合の測定方法]
表皮材の表面において、タテ2.5mm、ヨコ2.0mmの長方形の領域を無作為に抽出し、レーザー顕微鏡(VK−8500:株式会社キーエンス製)を用いて、XY座標10μm毎における深さを計測する。凸部頂点から50μmまでの深さを示すXY座標の個数の、全体のXY座標個数に対する割合を、表皮材表面における接触面積割合とする。
[凹凸の高低差の測定方法]
表皮材の表面において、タテ2.5mm、ヨコ2.0mmの長方形の領域を無作為に抽出し、レーザー顕微鏡(VK−8500:株式会社キーエンス製)を用いて、XY座標10μm毎における高低差を計測する。上記領域内に存在する各凸部の頂点から隣接する凹部の底部までの高低差を計測し、最大値を凹凸の高低差とする。
[表面静摩擦係数の測定方法]
幅100mm、長さ150mmの大きさの試験片をタテ、ヨコ各方向からそれぞれ3枚ずつ採取する。摩擦子は接地面を65mm×105mm、重さ1500gとし、綿帆布(一級帆布6号、大和紡績株式会社製)を緩みのないように取り付ける。
試験片を両面テープで固定して、摩擦測定機 AN型(東洋精機製作所製)に取り付ける。摩擦子とストッパーの距離は5mmとして、試験片の上に摩擦子を乗せる。
傾斜板の傾斜速度を2.7°/秒とし、傾斜板が傾いて摩擦子が滑りはじめたときの傾斜板の角度(θ)を読みとる。摩擦子の向きを変えて、試験片長手方向において、逆方向についても測定する。同一試験片、同一方向について各3回ずつ測定する。
結果は、各試験片の方向毎に、最大値と最小値を除いた測定値の平均角度(θ)を求める。その平均角度(θ)により各試験片の方向毎にtanθを算出し、この値を表面静摩擦係数とする。
[接触冷感の評価(Qmaxの測定)]
接触冷感の評価として、精密迅速熱物性測定装置(KES−F−M7サーモラボII型、カトーテック株式会社製)を用いてQmaxを測定した。この装置は、試料となる表皮材を貼り付ける試料台と、検出器とを備えている。検出器の一面には銅薄板が貼られており、銅薄板の裏面には温度センサーが取り付けられている。試料台及び検出器にはヒーターが取り付けられており、それぞれ独立して制御装置によって温度を設定することが可能となっている。
試料台に表皮材を貼り付け、制御装置によって試料台を20℃に設定し、検出器の銅薄板の温度を30℃に設定する。次いで、試料台と検出器を接触させると同時に、温度センサーからのセンサー出力を記録する。このとき、銅薄板は表皮材を介して試料台に熱を奪われ、温度が低下する。このときの最大熱吸収速度(Qmax)を測定した。Qmaxの値が大きいほど、人が触ったときの冷感が大きく感じられる。
[接触冷感の評価(官能評価)]
試験片を0℃で30分間放置した後、被験者が表皮材表面に手のひらを接触させた際に、被験者が感じた接触冷感を下記の基準に従って判定した。なお、被験者による官能評価は、10人の被験者による評価の平均を算出した。
6 ・・・ 急激な温度変化が全く感じられない
5 ・・・ 急激な温度変化をごくわずかに感じるが、不快感はない
4 ・・・ 急激な温度変化をわずかに感じるが、不快感はない
3 ・・・ 急激な温度変化を感じ、わずかに不快感がある
2 ・・・ 急激な温度変化をかなり感じ、不快感がある
1 ・・・ 急激な温度変化を強く感じ、かなり不快感がある
[接触温感の評価(官能評価)]
試験片を70℃で30分間放置した後、被験者が表皮材表面に手のひらを接触させた際に、被験者が感じた接触温感を下記の基準に従って判定した。
6 ・・・ 急激な温度変化が全く感じられない
5 ・・・ 急激な温度変化をごくわずかに感じるが、不快感はない
4 ・・・ 急激な温度変化をわずかに感じるが、不快感はない
3 ・・・ 急激な温度変化を感じ、わずかに不快感がある
2 ・・・ 急激な温度変化をかなり感じ、不快感がある
1 ・・・ 急激な温度変化を強く感じ、かなり不快感がある
[耐摩耗性 I法]
幅70mm、長さ300mmの大きさの試験片をタテ、ヨコ各方向からそれぞれ1枚採取し、裏面に幅70mm、長さ300mm、厚み10mmの大きさのウレタンフォームを添えて、平面摩耗試験機T−TYPE(株式会社大栄科学精器製作所製)に固定する。綿布(綿帆布)をかぶせた摩擦子に荷重9.8Nを掛けて試験片を摩耗する。摩擦子は試験片の表面上140mmの間を60往復/分の速さで10000回往復摩耗する。(綿帆布:摩耗回数2500回往復ごとに綿帆布を交換し、合計10000回往復摩耗する。)摩耗後の試験片を観察し、下記の基準に従って判定した。
5 ・・・ 外観に変化なし(亀裂、破れがない)
4 ・・・ わずかに摩耗が認められるが、目立たないもの
3 ・・・ 摩耗が明らかに認められ、繊維質基材の露出があるもの(亀裂が認められる)
2 ・・・ 繊維質基材の露出がやや著しいもの
1 ・・・ 繊維質基材の露出が著しいもの(破れが認められる)
[耐摩耗性 II法]
摩耗回数を20000回とした以外は、全て[耐摩耗性 I法]と同条件で、試験片の作成、判定を行った。
[風合い(官能評価)]
被験者による官能評価を行い、下記の基準に従って判定した。
◎ ・・・ かなり良好 (かなり柔軟性がある)
○ ・・・ 良好 (柔軟性がある)
△ ・・・ やや悪い (やや柔軟性に欠ける)
× ・・・ 悪い (硬く、柔軟性がない)
Figure 0005496389
1…表皮材 2…繊維質基材 3…多孔質断熱層
4…着色層 5…保護層 6…表皮材の表面

Claims (6)

  1. 繊維質基材に多孔質断熱層と着色層を順次積層し、前記着色層の上に保護層を積層した表皮材であって、
    前記表皮材の表面に凹凸を有し、表皮材表面における接触面積割合が65%以下であることを特徴とする表皮材。
  2. 前記多孔質断熱層の閉塞孔面積率が75〜95%であることを特徴とする請求項1に記載の表皮材。
  3. 前記多孔質断熱層は中空微粒子を含有し、且つ、厚みが20〜300μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の表皮材。
  4. 前記着色層の厚みが1〜100μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表皮材。
  5. 前記着色層と前記保護層の厚みの合計が2〜150μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表皮材。
  6. 前記表皮材の表面静摩擦係数が0.05〜1.00であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の表皮材。
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