JPH0531293Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0531293Y2
JPH0531293Y2 JP1987197142U JP19714287U JPH0531293Y2 JP H0531293 Y2 JPH0531293 Y2 JP H0531293Y2 JP 1987197142 U JP1987197142 U JP 1987197142U JP 19714287 U JP19714287 U JP 19714287U JP H0531293 Y2 JPH0531293 Y2 JP H0531293Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation unit
clutch rotor
clutch
armature
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987197142U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01100936U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987197142U priority Critical patent/JPH0531293Y2/ja
Publication of JPH01100936U publication Critical patent/JPH01100936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0531293Y2 publication Critical patent/JPH0531293Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電磁クラツチに関し、特にクラツチを
断状態にした際の被駆動側部分の連れ回りを好適
に抑制し得る電磁クラツチに関する。
〈従来の技術〉 従来、耕うん機や芝刈り機などに於て、走行装
置、及び作業機器を接続する動力取出し軸に対す
るエンジンからの動力伝達を断続させるために、
電磁クラツチを用いているものがある。
この電磁クラツチにあつては、例えば特開昭59
−133840号公報に開示されているように、フレー
ムに固定された取付板に環状のステータコアを固
定し、そのステータコアに対向すると共に同軸的
に回転可能なロータを設け、ステータコアを励磁
することにより、ロータに環状のアーマチユアを
吸着して、動力伝達を行なうようにしている。
更に、アーマチユアを外囲するようにブレーキ
カバーを設けており、ブレーキカバーのフランジ
部にアーマチユアを弾発的に当接させるようにし
ている。従つて、消磁時にはアーマチユアがフラ
ンジ部に弾発的に当接することにより制動される
ため、アーマチユアと一体をなすプーリにベルト
を介して連結された被駆動部材を速やかに停止さ
せることができる。これは、被駆動部材としての
例えば耕うん機の耕うん爪或いは芝刈り機の刈刃
などを、クラツチの断時に、同時に停止させるよ
うにして安全性を高めるためである。
しかしながら、上記構造の電磁クラツチにあつ
ては、ブレーキ構造としてのブレーキカバーがア
ーマチユアを外囲するように配設されているた
め、電磁クラツチ装置の全体が大型化してしまう
という問題がある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、クラツチ断時に於ける被駆動部材の
連れ回りを防止すると共に、コンパクト化し得る
電磁クラツチを提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、固定フレ
ームに支持されたコイルとヨークとからなる環状
の励磁ユニツトと、該励磁ユニツトの軸線方向端
面に対向配置されたクラツチロータと、該クラツ
チロータの軸線方向端面に対向配置され、かつ該
クラツチロータと相対回転可能なアーマチユアと
を有し、前記励磁ユニツトを励磁することによ
り、前記クラツチロータと前記アーマチユアとが
互いに磁気的に結合し得るようにしてなる電磁ク
ラツチに於て、前記アーマチユアは、原動機に対
して実質的に直結されており、前記クラツチロー
タは、被駆動機に連結された回転軸に対して周方
向及び軸線方向についての弾発力を有する弾性部
材を介して連結されており、前記励磁ユニツト
は、軸線方向についての位置調整手段を介して前
記固定フレームに支持されており、前記クラツチ
ロータと前記励磁ユニツトとの対向端面間には、
前記励磁ユニツトが消磁した際に前記弾性部材の
弾発力によつて前記クラツチロータと前記励磁ユ
ニツトとの互いの対向端面に圧接される摩擦材が
介装されていることを特徴とする電磁クラツチを
提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、励磁ユニツトを消磁した際
に、弾性部材の弾発復元力によつてクラツチロー
タを励磁ユニツトに近接させて両者を摩擦的に係
合させることから、クラツチロータの連れ回りを
防止できる。また、軸線方向位置調整手段によつ
て固定フレームに対する励磁ユニツトの軸線方向
位置が変えられるので、クラツチロータと励磁ユ
ニツトとの間隙を常に適正に保つことができる。
〈実施例〉 以下、本考案の好適実施例を添付の図面につい
て詳しく説明する。
第1図は本考案に基づく電磁クラツチを示して
おり、ケーシング1の先端には環状のフレーム2
が取付けられており、フレーム2の内周部に固定
された球軸受3と、ケーシング1内の図示されな
い軸受とにより、例えば芝刈り機の刈刃の回転軸
4が回転自在に支持されている。
また、環状のヨーク5が回転軸4と同軸的にな
るように配設されている。この環状のヨーク5の
軸線方向端面には、同心的な大小の円周上にかつ
軸線に沿う向きに立設するように複数のスタツド
ボルト6が配設されており、各スタツドボルト6
をフレーム2に穿設された孔7に貫通させ、フレ
ーム2及びヨーク5の軸線方向端面間に圧縮コイ
ルばね8を介装して、スタツドボルト6にナツト
9を螺合することにより、ヨーク5が回転軸4と
同軸的になるように支持されている。尚、ヨーク
5内には環状の励磁コイル10が受容されてお
り、このようにして励磁ユニツト22が構成され
ている。
回転軸4の先端部には球軸受11を介してアー
マチユア12が回転自在に支持されており、その
アーマチユア12の外周部にはV字溝をなすプー
リ部13が一体的に形成されている。このプーリ
部13に掛けられた図示されないベルトを介して
前記した芝刈り機のエンジンの出力軸が連結され
ている。
前記したヨーク5及びアーマチユア12間に
は、ヨーク5の内周面、軸線方向端面及び外周面
に亘つてヨーク5を外囲するようにコ字形断面形
状をなして、環状に形成されたクラツチロータ1
4が介装されている。このクラツチロータ14
は、回転軸4の両球軸受3,11の間に固設され
た小スリーブ15と、クラツチロータ14の内周
面に固設された大スリーブ16と、両者にそれぞ
れ固着されて両者間に介装されたゴムダンパとし
ての環状の弾性部材17とを介して、回転軸4に
一体的に取付けられている。また、ヨーク5の外
周部には外向フランジ部18が一体的に形成され
ており、フランジ部18の軸線方向端面にクラツ
チロータ14の外周壁部19の軸線方向端面を近
接させる向きの弾発力を発生するように、弾性部
材17に初期撓みが与えられている。更に、外周
壁部19の軸線方向端面にはブレーキシユー21
が取付けられており、クラツチロータ14及びア
ーマチユア12間よりも外向フランジ部18及び
外周壁部19間の間隙を広くして、クラツチロー
タ14及びアーマチユア12間の吸引力を確保す
ると共に、制動力を向上するようにしている。
尚、クラツチロータ14及びアーマチユア12
には、励磁コイルを励磁した際に生じる磁束をア
ーマチユア12の内周より部分と外周より部分と
に迂回させてそれぞれ通すべく、それぞれ円弧状
のスロツト20が周方向に断続的に穿設されてい
る。
このようにして構成された電磁クラツチにあつ
ては、回転軸4の駆動時には励磁コイル10を励
磁することにより、弾性部材17が軸線方向に可
撓性を有することから、アーマチユア12にクラ
ツチロータ14が吸着して、エンジンのトルクが
アーマチユア12を介してクラツチロータ14に
伝達され、回転軸4が回転駆動される。このと
き、弾性部材17が周方向にも可撓性を有するこ
とから、クラツチロータ14がアーマチユア12
に吸着した際、即ち起動時の伝達シヨツクが好適
に和らげられる。
次に、停止時には励磁コイル10を消磁状態に
することにより、アーマチユア12に吸引力が作
用しなくなり、クラツチロータ14が弾性部材1
7の復元力により戻されてアーマチユア12から
離反するため、クラツチロータ14が駆動されな
くなる。このとき、被駆動部材としての刈刃側の
回転慣性力により回転軸4が回転し続けようとす
るが、前記したようにクラツチロータ14の外周
壁部19に取付けられたブレーキシユー21がヨ
ーク5の外向フランジ部18に弾発的に当接して
摩擦的に係合するため、クラツチロータ14に制
動力が作動して、回転軸4が速やかに停止する。
更に、弾性部材17の周方向の弾性作用により、
回転軸4の停止時のシヨツクが和らげられる。
ところで、ヨーク5が、前記したようにスタツ
ドボルト6を介してフレーム2に支持されている
ことから、ナツト9を締め込み、あるいは緩める
ことにより、ヨーク5を軸線方向に位置調整可能
であり、クラツチロータ14の外周壁部19に設
けられたブレーキシユー21とヨーク5のフラン
ジ部18との当接状態、即ち弾性部材17の弾性
力による両者の当接力を好適に調節することがで
きる。従つて、制動力の調整及び摩耗時の再調整
などを容易に行うことができる。しかも、スタツ
ドボルト6がヨーク5の外周面より半径方向外向
きに突出していないため、電磁クラツチの外径が
大きくなることがない。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、クラツチロータを
励磁ユニツトに弾発的に当接させて、クラツチロ
ータを制動することにより、消磁した際にクラツ
チロータを速やかに停止させることができると共
に、別体からなるブレーキ構造を特に設ける必要
がないため、電磁クラツチの全体をコンパクトに
することができ、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に基づく電磁クラツチを示す
断面図である。 2……フレーム、4……回転軸、5……ヨー
ク、6……スタツドボルト、7……孔、8……圧
縮コイルばね、9……ナツト、12……アーマチ
ユア、14……クラツチロータ、17……弾性部
材、22……励磁ユニツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定フレームに支持されたコイルとヨークとか
    らなる環状の励磁ユニツトと、該励磁ユニツトの
    軸線方向端面に対向配置されたクラツチロータ
    と、該クラツチロータの軸線方向端面に対向配置
    され、かつ該クラツチロータと相対回転可能なア
    ーマチユアとを有し、前記励磁ユニツトを励磁す
    ることにより、前記クラツチロータと前記アーマ
    チユアとが互いに磁気的に結合し得るようにして
    なる電磁クラツチに於て、 前記アーマチユアは、原動機に対して実質的に
    直結されており、 前記クラツチロータは、被駆動機に連結された
    回転軸に対して周方向及び軸線方向についての弾
    発力を有する弾性部材を介して連結されており、 前記励磁ユニツトは、軸線方向についての位置
    調整手段を介して前記固定フレームに支持されて
    おり、 前記クラツチロータと前記励磁ユニツトとの対
    向端面間には、前記励磁ユニツトが消磁した際に
    前記弾性部材の弾発力によつて前記クラツチロー
    タと前記励磁ユニツトとの互いの対向端面に圧接
    される摩擦材が介装されていることを特徴とする
    電磁クラツチ。
JP1987197142U 1987-12-25 1987-12-25 Expired - Lifetime JPH0531293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197142U JPH0531293Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987197142U JPH0531293Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01100936U JPH01100936U (ja) 1989-07-06
JPH0531293Y2 true JPH0531293Y2 (ja) 1993-08-11

Family

ID=31487712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987197142U Expired - Lifetime JPH0531293Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0531293Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5463946B2 (ja) * 2010-02-18 2014-04-09 株式会社デンソー スタータ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524975A (en) * 1975-07-01 1977-01-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd Liquid pressure driving control device
JPS59133840A (ja) * 1983-01-21 1984-08-01 Ogura Clutch Co Ltd 電磁クラツチ・ブレ−キ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524975A (en) * 1975-07-01 1977-01-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd Liquid pressure driving control device
JPS59133840A (ja) * 1983-01-21 1984-08-01 Ogura Clutch Co Ltd 電磁クラツチ・ブレ−キ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01100936U (ja) 1989-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3507954B2 (ja) クラッチ/ブレーキ・ユニット
US5971121A (en) Mag stop clutch with center pole
JPH0429136Y2 (ja)
JP2002021876A (ja) 電磁スプリングクラッチ
KR100560612B1 (ko) 전자기 클러치
JPH0531293Y2 (ja)
CA2150531A1 (en) Electricity driven device and method for increasing the rotational inertia of a rotary object or the blade of a lawn mower
JP2004052985A (ja) 電磁クラッチ
JPH0751973B2 (ja) 電磁制御ばねクラッチ機構
JPH01172639A (ja) 電磁クラッチのブレーキ構造
JPS59133840A (ja) 電磁クラツチ・ブレ−キ
JP4888801B2 (ja) 電磁クラッチ
JP2576432Y2 (ja) 電磁クラッチ
JPS6136815Y2 (ja)
JPH047383Y2 (ja)
JPH0140353Y2 (ja)
JPH0747624Y2 (ja) 電磁クラッチ・ブレーキ
JPS6331008B2 (ja)
JPS6131544Y2 (ja)
JPH01172638A (ja) 電磁クラッチのブレーキ構造
JP2687457B2 (ja) 電磁クラッチ
JPH02199322A (ja) 電磁クラッチ
JPH0613387Y2 (ja) 電磁クラツチ
JPS5921249A (ja) 電動機装置
JPH01172640A (ja) 電磁クラッチのブレーキ構造