JP5840504B2 - 電動モータ - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、二輪車のエンジン始動用のスタータに搭載され、給電を行うための動モータに関するものである。
一般に、二輪車のエンジン始動用のスターターモータとして、ブラシ付きの電動モータが用いられることが多い。この種の電動モータは、筒状のヨークの内周面に複数のマグネットを配設し、これらマグネットの内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが配置されている。アーマチュアは、ヨークの両端を覆蓋するエンドブラケット(フロントブラケット、リアブラケット)に回転自在に支持されている。
また、エンドブラケットには、アーマチュアを構成するコンミテータに摺接するブラシが設けられていると共に、外部電源に接続されるターミナルボルト、及びブラシと、ターミナルボルトとを電気的に接続するためのターミナル(給電板)が設けられている。ターミナルは、略長方形状のプレートを断面略L字状に屈曲形成したものである。そして、一方の面にターミナルを挿通可能な貫通孔が形成されており、他方の面にブラシから延びるピグテールが接続されている。
一方、エンドブラケットにもターミナルボルトを挿入可能な挿入孔が形成されている。エンドブラケットの内側には、このエンドブラケットの挿入孔の位置とターミナルの貫通孔の位置とが一致するようにターミナルが配置される。そして、エンドブラケットの内側からターミナルボルトが挿通され、このターミナルボルトの先端にナットが螺入されることによって、エンドブラケットとターミナルとが共締めされる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−115085号公報
ところで、上述の従来技術にあっては、二輪車の走行時の振動等によりターミナルが振動する場合がある。特にピグテールの状態や、ターミナルボルトの締め付け力に振動の大きさが左右される場合があり、この振動の大きさによってターミナルに不具合が生じ、ターミナルボルトとブラシとの電気的な接続状態が悪化する虞があるという課題がある。
また、この振動に耐え得るようにターミナルの肉厚を増大し、剛性を高めようとすると、ターミナルの周辺部品の取り付け状態も変更になり、他部品の形状も変更する必要があるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、周辺部品の形状を変更することなく、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態を安定させることができる動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、有底円筒形状のエンドブラケットの内側からこのエンドブラケットを貫通して外部に突出するように設けられた給電用のターミナルボルトと、前記エンドブラケットの内側に設けられたブラシホルダと、前記ブラシホルダの内側に設けられたアーマチュアに電力を供給するためのブラシと、前記ブラシと前記ターミナルボルトとを電気的に接続し、前記ブラシを外部電源に電気的に接続するためのターミナルと、前記ブラシから、前記外部電源からの電力が供給されることにより、磁界を発生させる前記アーマチュアと、このアーマチュアを回転自在に支持すると共に、磁極を有するヨークと、を備え、前記ブラシホルダは、前記エンドブラケットの底部に配置されたベース部と、前記ベース部の外周部から立ち上がる壁部と、を有し、前記ターミナルは、前記ターミナルボルトの頭部が接続される第1プレートと、前記ブラシから延びるピグテールが接続される第2プレートと、前記第1プレートの面と、前記第2プレートの面とが、互いに略直交する方向に沿って配置されるように、前記第1プレートと前記第2プレートとを連結する湾曲部とを有し、前記湾曲部が前記第2プレートの面よりも前記第1プレートの延出方向とは反対方向に向かって突出するように形成されており、前記湾曲部は、前記第2プレートの面よりも前記ブラシホルダの前記壁部に近接配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、湾曲部の曲率半径を大きく設定することができ、ターミナルの肉厚を厚くすることなく、湾曲部への応力集中を緩和できる。このため、周辺部品の形状を変更することなく、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態を安定させることができる。
本発明に係る電動モータは、前記頭部の外形状に対応するように前記第1プレートを形成し、前記頭部の一方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの一方向の幅とを略同一に設定すると共に、前記頭部の一方向に直交する他方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの他方向の幅とを略同一に設定したことを特徴とする。
このように構成することで、ターミナルボルトの頭部全体で効率よく第1プレートを押え付けることができる。このため、ターミナルがガタついてしまうことを確実に抑制でき、ターミナルの振動が増幅してしまうことを抑制できる。よって、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態をより確実に安定させることができる。
本発明に係る電動モータは、前記第1プレートの面と前記第2プレートの面とが直交するように前記ターミナルを形成する一方、前記頭部を、この頭部の一方向に長くなるように五角形状に形成し、前記ターミナルボルトを、前記頭部の短手方向の頂部が前記第2プレート側に向くように配置し、前記湾曲部に、前記頭部の頂部を受け入れ可能な開口部を形成したことを特徴とする。
このように構成することで、ターミナルボルトの頭部が回ってしまうことを防止できる。このため、ターミナルボルトによるターミナルの締結力が弱まることを防止でき、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態をより安定させることができる。
本発明によれば、湾曲部の曲率半径を大きく設定することができ、ターミナルの肉厚を厚くすることなく、湾曲部への応力集中を緩和できる。
このため、周辺部品の形状を変更することなく、ターミナルボルトとブラシとの電気的接続状態を安定させることができる。
本発明の実施形態における電動モータの一部断面側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるターミナルボルトの頭部の平面図である。 本発明の実施形態におけるターミナルの斜視図である。 図4のB矢視図である。 図4のC矢視図である。 図4のD矢視図である。
(スターターモータ)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動モータ1の一部断面側面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、電動モータ1は、例えば、二輪用のスターターモータとして用いられるものであって、車体に固定されるフロントブラケット2(図1における左側)と、フロントブラケット2に一端部が固定される円筒状のステータ3と、ステータ3の他端部を閉塞するリアブラケット4(図1における右側)と、ステータ3内に配置され、フロントブラケット2、及びリアブラケット4に回転自在に支持されるアーマチュア5とを有する。
アーマチュア5は、エンジンのシャフトに連結される回転軸10を有し、回転軸10にアーマチュアコア11と、コンミテータ12とが固着されている。アーマチュアコア11は、鉄心片を積層して製造され、回転軸10を中心にして放射状に延びる複数のティース50を有する。各ティース50間には、軸方向に長い蟻溝状のスロット(不図示)が形成されており、このスロットを介してティース50にコイル13が巻装されるようになっている。
コンミテータ12は、ディスク形状を有する所謂ディスク型コンミテータである。このコンミテータ12は、複数のセグメント14が回転軸10を中心に放射状に配設され、各々セグメント14間には、これらセグメント14間の絶縁を確保するためのスリット(不図示)が形成されている。これらセグメント14には、コイル13を形成する巻線の一端が固定されている。
フロントブラケット2は、中央に回転軸10を貫通させる孔15が設けられており、孔15内に回転軸10の一端部を回転自在に支持するベアリング16が圧入固定されている。さらに、ベアリング16よりも外側にはオイルシール17が配設されている。さらに、外周には、エンジンケースに装着する際に使用するOリング18が取り付けられている。フロントブラケット2は、ボルト19によって、ステータ3を挟んで、リアブラケット4に固定されている。
ステータ3は、筒部21Aを有する略円筒状に形成されたヨーク21を備えている。ヨーク21の内周側には、界磁用の瓦状に形成されたマグネット22が周方向に沿って複数固着されている。マグネット22には、例えば、ネオジウム系の希土類磁石などを用いることができる。
リアブラケット4は有底円筒形状に形成されており、開口部4Aをヨーク21側に向け、このヨーク21に開口部4Aが外嵌されるように設けられている。リアブラケット4の底部4Bには、径方向中央にボス部25がヨーク21側に向かって突設されている。このボス部25には、アーマチュア5の回転軸10の他端を回転自在に支持するための軸受けとしてオイレスメタル26が圧入されている。
リアブラケット4、フロントブラケット2は、導電性の材料、例えば、アルミのダイカストで製造されている。また、ヨーク21は、鉄で製造されている。
リアブラケット4の底部4Bの内側には、略環状に形成された樹脂製のブラシホルダ30が固定されている。ブラシホルダ30は、リアブラケット4の底部4Bに配置されたベース部30Bと、このベース部30Bの外周部から立ち上がる壁部30Cと、ベース部30Bの径方向中央にリアブラケット4のボス部25の外周面を覆うように突出形成されたホルダボス30Aとが一体成形されたものである。そして、リアブラケット4に突設されたボス部25とブラシホルダ30に突設されたホルダボス30Aとによってアーマチュア5の回転軸10の他端を回転自在に支持する軸受けボスが構成された状態になっている。
また、リアブラケット4には、2つのホルダ部31が一体に設けられている。ホルダ部31は、軸方向に延びており、その各々にコンミテータ12のセグメント14に摺接する導電性のブラシ32が1つずつ摺動自在に収容されている。
ブラシ32は、ホルダ部31内に配置されたスプリング33でコンミテータ12に向けて付勢されている。ブラシ32には、ピグテール34の一端が溶着などによって固定されている。ピグテール34は、ホルダ部31の側部に形成されたスリットから引き出される。
2つのブラシ32のうち、マイナス側のブラシ32A(図2における下側のブラシ)から延びるピグテール34は、アース端子40に接続されている。一方、2つのブラシ32のうち、プラス側のブラシ32B(図2における上側のブラシ)から延びるピグテール34は、ターミナルユニット60に接続されている。
ターミナルユニット60は、不図示の外部電源と、プラス側のブラシ32Bから延びるピグテール34とを電気的に接続し、プラス側のブラシ32Bに電力を供給するものである。ターミナルユニット60は、リアブラケット4の底部4Bから突出するターミナルボルト35と、このターミナルボルト35によって、リアブラケット4に締結固定されるターミナル36とを有している。
(ターミナルボルト)
図3は、ターミナルボルト35の頭部41の平面図である。
図2、図3に示すように、ターミナルボルト35は、ボルト本体51とボルト本体51の基端に設けられ、ブラシホルダ30内に配置される頭部41とから成る。ボルト本体51は、リアブラケット4に形成された端子挿入孔42、ブラシホルダ30に形成された端子挿入孔43、及びターミナル36に形成された後述の端子挿入孔64を介し、内面側から外側へと突出している。
外側に突出したボルト本体51の先端側には、雄ネジ部52が刻設されている。ボルト本体51の先端側には、樹脂ブッシュ45と、ストッパワッシャ46を通した後でナット47が締め込まれている。ナット47には、不図示の給電配線が接続されるようになっており、これによって外部電源とターミナルボルト35とが電気的に接続された状態になる。ここで、リアブラケット4の外側には、ナット47を囲むように絶縁性のカバー48が取り付けられている。
一方、ターミナルボルト35の頭部41は、リアブラケット4の周方向に長くなるように軸方向平面視略五角形状に形成されており、五角形の底辺に沿う長側面41Aと、軸心Pを挟んで両側に位置している、つまり、リアブラケット4の周方向で対向している一対の短側面41B,41Bと、五角形の斜辺に沿う一対の斜側面41C,41Cとを有している。そして、長側面41Aがホルダボス30A側に向くようにしてブラシホルダ30内に配置されている。長側面41Aは、ホルダボス30Aに近接する形で延在されている。また、一対の斜側面41C,41C間の稜線である頂部Tが、ホルダボス30Aとは反対側に向いた状態になっている。
(ターミナル)
図4は、ターミナル36の斜視図、図5は、図4のB矢視図、図6は、図4のC矢視図、図7は、図4のD矢視図である。
図4〜図7に示すように、ターミナル36は、断面略L字状に屈曲形成されたものであって、第1プレート61と、第2プレート62と、これら第1プレート61の一面61Aと、第2プレート62の一面62Aとが互いに略直交する方向に沿って配置されるように連結する湾曲部63とが一連に形成されている。
尚、各プレート61,62の一面61A,62Aとは、ターミナル36の山折り側の外面をいう。すなわち、図5における第1プレート61にあっては、下側の面を一面61Aとし、図5における第2プレート62あっては、左側の面を一面62Aとする。
第1プレート61は、ターミナルボルト35が接続されるものであって、中央にターミナルボルト35のボルト本体51を挿入可能な端子挿入孔64が形成されている。また、第1プレート61は、ターミナルボルト35の頭部41に対応するように、リアブラケット4の周方向に長くなるように平面視略長方形状に形成されていると共に、先端に向かうに従って幅が狭くなるように2つの段差部61B,61Cが形成されている。
ここで、基端側から1段目の段差部61B、61B間の幅W1は、ターミナルボルト35における頭部41の長側面41Aの長さW2と略一致するように設定されている。
一方、第1プレート61の短手方向の幅W3は、ターミナルボルト35の頭部41における長側面41Aと頂部Tとの間の幅W4と略一致するように設定されている。このように、第1プレート61は、この外形状がターミナルボルト35の頭部41に対応するように形成されている。
このように構成された第1プレート61には、端子挿入孔64にターミナルボルト35がリアブラケット4の内側から挿入され、外側に突出したボルト本体51の雄ネジ部52にナット47が螺入される。これにより、ターミナルボルト35の頭部41とナット47とにより、ターミナル36の第1プレート61、ブラシホルダ30、及びリアブラケット4が共締めされる。
一方、第2プレート62もリアブラケット4の周方向に長くなるように平面視略長方形状に形成されている。ターミナル36は、第2プレート62がホルダボス30Aとは反対側に向くように取り付けられる(図2、図5参照)。
また、第2プレートには、プラス側のブラシ32Bから延びるピグテール34が溶着などによって接続されている。
このように形成された第1プレート61と第2プレート62とを連結する湾曲部63は、第1プレート61から第2プレート62に向かって湾曲しながら延出され、若干折り返したところで第2プレート62に接続されている。すなわち、湾曲部63は、第2プレート62の一面62Aから突出するように形成されている。
また、湾曲部63の幅は、第1プレート61の基端側の幅、及び第2プレート62の幅よりも若干狭く設定されている。これにより、ターミナル36は、湾曲部63が括れている状態になっている。さらに、湾曲部63の幅方向中央には、開口部65が形成されている。換言すれば、湾曲部63には、ターミナルボルト35の頭部41の頂部Tに対応する箇所に、開口部65が形成されている。この開口部65に、頭部41の頂部Tが臨まされている。
図1に戻り、ブラシホルダ30、及びリアブラケット4のそれぞれに設けられた端子挿入孔42,43には、Oリング44が挿入されている。これによって、ターミナルボルト35のボルト本体51と端子挿入孔42,43との間の間隙がシールされる。
このように構成された電動モータ1は、自動二輪車の車体、例えば、エンジンカバーなどに固定される。このとき、フロントブラケット2から延びる回転軸10には、クランクシャフトに取り付けられたワンウェイクラッチに連結される。この電動モータ1は、車体によってボディアースされる。ターミナルボルト35に電圧を印加すると、ブラシ32Aに摺接するコンミテータ12からコイル13に電流が流れ、アーマチュア5が回転する。アーマチュア5の回転は、リングギヤを介してクランクシャフトを回転させ、エンジンを始動させる。
エンジンが始動すると、このエンジンの振動や、二輪車の走行時の振動などにより、ターミナルユニット60が共振する場合がある。このとき、ターミナルユニット60を構成するターミナル36は、断面略L字状に形成されており、その屈曲部分である湾曲部63に応力が集中することになる。ここで、湾曲部63は、第2プレート62の一面62Aから突出するように形成されているので、この分、湾曲部63の曲率半径を大きく設定することができる。このため、湾曲部63にかかる応力を分散させることができる。
また、ターミナル36の第1プレート61は、この外形状がターミナルボルト35の頭部41に対応するように形成されており、基端側から1段目の段差部61B、61B間の幅W1は、ターミナルボルト35における頭部41の長側面41Aの長さW2と略一致するように設定されている一方、第1プレート61の短手方向の幅W3は、ターミナルボルト35の頭部41における長側面41Aと頂部Tとの間の幅W4と略一致するように設定されている。このため、ターミナルボルト35の頭部41の全面で第1プレート61が押さえつけられるので、ターミナル36のガタつきが防止され、ターミナル36の振動が抑制される。
仮に、ターミナルボルト35が若干緩み、ターミナル36がターミナルボルト35を中心に回ってしまうようなことがあっても、湾曲部63が第2プレート62の一面62Aから突出しているので、例えば、ブラシホルダ30の壁部30Cに湾曲部63が接触し、第2プレート62が接触することがない。
したがって、上述の実施形態によれば、ターミナル36の湾曲部63を第2プレート62の一面62Aから突出するように形成することにより、ターミナル36の肉厚を厚くすることなく、湾曲部63にかかる応力集中を緩和できる。
また、仮にターミナル36がターミナルボルト35を中心に回ってしまうようなことがあっても、ブラシホルダ30と第2プレート62との接触が回避され、湾曲部63が接触するので、ブラシホルダ30の根元にターミナル36が接触することになる。
ここで、ブラシホルダ30は、ベース部30Bの外周部に壁部30Cが立ち上がり形成された構成になっているので、壁部30Cの先端よりも壁部30Cの根元の剛性が高くなる。このため、周辺部品の形状を変更することなく、ターミナルボルト35とブラシ32との電気的接続状態を安定させることができる。
また、ターミナルボルト35の頭部41の全面で第1プレート61が効率よく押さえつけられるので、ターミナル36の振動が抑制される。このため、ターミナルボルト35とブラシ32との電気的接続状態をより確実に安定させることができる。
さらに、ターミナル36の湾曲部63に開口部65を形成し、この開口部65に、ターミナルボルト35の頭部41の頂部Tが臨まされている。これがターミナルボルト35の回り止めとなって、ターミナルボルト35によるターミナル36の締結力が弱まることを防止できる。このため、ターミナルボルト35とブラシ32との電気的接続状態をより安定させることができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、リアブラケット4を導電性の材料、例えば、アルミのダイカストで製造し、リアブラケット4に突設されたボス部25とブラシホルダ30に突設されたホルダボス30Aとによってアーマチュア5の回転軸10の他端を回転自在に支持する軸受けボスが構成された状態になっている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、リアブラケット4を非導電性の樹脂などで形成してもよい。
この場合、ブラシホルダ30にホルダボス30Aを形成する必要はない。このため、ボス部25単体で軸受けボスを構成した状態になり、頭部41の長側面41Aは、ボス部25に近接する位置まで延出した状態になる。
1 電動モータ
4 リアブラケット(エンドブラケット)
4B 底部
5 アーマチュア
10 回転軸
21 ヨーク
30 ブラシホルダ
30B ベース部
30C 壁部
32 ブラシ
32A マイナス側のブラシ
32B プラス側のブラシ
34 ピグテール
35 ターミナルボルト
36 ターミナル
41 頭部
60 ターミナルユニット
61 第1プレート
61A,62A 一面(面)
62 第2プレート
63 湾曲部
65 開口部
T 頂部

Claims (3)

  1. 有底円筒形状のエンドブラケットの内側からこのエンドブラケットを貫通して外部に突出するように設けられた給電用のターミナルボルトと、
    前記エンドブラケットの内側に設けられたブラシホルダと、
    前記ブラシホルダの内側に設けられたアーマチュアに電力を供給するためのブラシと、
    前記ブラシと前記ターミナルボルトとを電気的に接続し、前記ブラシを外部電源に電気的に接続するためのターミナルと、
    前記ブラシから、前記外部電源からの電力が供給されることにより、磁界を発生させる前記アーマチュアと、
    このアーマチュアを回転自在に支持すると共に、磁極を有するヨークと、
    を備え、
    前記ブラシホルダは、
    前記エンドブラケットの底部に配置されたベース部と、
    前記ベース部の外周部から立ち上がる壁部と、
    を有し、
    前記ターミナルは、
    前記ターミナルボルトの頭部が接続される第1プレートと、
    前記ブラシから延びるピグテールが接続される第2プレートと、
    前記第1プレートの面と、前記第2プレートの面とが、互いに略直交する方向に沿って配置されるように、前記第1プレートと前記第2プレートとを連結する湾曲部とを有し、
    前記湾曲部が前記第2プレートの面よりも前記第1プレートの延出方向とは反対方向に向かって突出するように形成されており、
    前記湾曲部は、前記第2プレートの面よりも前記ブラシホルダの前記壁部に近接配置されていることを特徴とする電動モータ
  2. 前記頭部の外形状に対応するように前記第1プレートを形成し、
    前記頭部の一方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの一方向の幅とを略同一に設定すると共に、
    前記頭部の一方向に直交する他方向の幅と、これに対応する前記第1プレートの他方向の幅とを略同一に設定したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ
  3. 前記第1プレートの面と前記第2プレートの面とが直交するように前記ターミナルを形成する一方、前記頭部を、この頭部の一方向に長くなるように五角形状に形成し、
    前記ターミナルボルトを、前記頭部の短手方向の頂部が前記第2プレート側に向くように配置し、
    前記湾曲部に、前記頭部の頂部を受け入れ可能な開口部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ
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