JP5253687B1 - 電圧検出装置 - Google Patents

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Abstract

電圧検出装置50は、電圧が印加される中心導体1と接地されたタンク3との間に中間電極2を設けて分圧部を構成し、前記分圧部の電圧に基づき中心導体1の電圧を検出する。電圧検出装置50は、分圧部30の出力である前記分圧部の電圧が入力される積分回路20と、積分回路20の出力電圧を規定の振幅まで増幅するアナログ回路5と、分圧部30の出力である前記分圧部の電圧が入力され当該分圧部の電圧を前記規定の振幅まで増幅または減衰させる増幅器/減衰器21と、アナログ回路5の出力電圧と増幅器/減衰器21の出力電圧とを加算する加算器22と、を備える。

Description

本発明は、例えばガス絶縁開閉装置(GIS)等の中心導体とタンクとの間に中間電極を設けて分圧部を構成し、その分圧部の電圧から中心導体の電圧を測定する電圧検出装置に関する。
従来の電圧検出装置では、中心導体とタンクとの間に中間電極を設けて分圧部を構成し、その分圧部の電圧を信号処理回路に入力し、信号処理回路にて分圧部の電圧から中心導体の電圧を検出している(例えば、特許文献1参照。)。この構成では、中心導体と中間電極との間に浮遊静電容量が形成され、中心導体とタンクとの間には対地静電容量が形成されるが、更に中心導体とタンクとの間に対地静電容量と並列に分圧抵抗を接続することにより、中間電極の電圧値を信号処理回路に入力可能なレベルにまで下げるようにしている。すなわち、分圧抵抗を設けない場合には、浮遊静電容量と対地静電容量との比で決まる中間電極の電圧値は一般に数kVに達し、信号処理回路への入力に適さないので、上記のように分圧抵抗を設けるようにしている。
特開2004−347397号公報
しかしながら、上記従来の電圧検出装置では、中心導体と中間電極との間の浮遊静電容量および中心導体とタンクとの間の対地静電容量と、中心導体とタンクとの間に設けられ対地静電容量と並列に接続された分圧抵抗とによって、ハイパスフィルタ(時間微分特性)が形成されるので、信号処理回路における単調な積分処理(ローパスフィルタ特性)では事故時などに過渡的に発生する高周波成分がカットされてしまい、事故時などにおける中心導体の電圧波形の応動を正しく計測することが困難であるという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、事故時などに過渡的に発生する高周波成分も広帯域にわたって正しく検出することが可能な電圧検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電圧検出装置は、電圧が印加される中心導体と接地されたタンクとの間に中間電極を設けて分圧部を構成し、前記分圧部の電圧に基づき前記中心導体の電圧を検出する電圧検出装置であって、前記中心導体と前記中間電極との間の浮遊静電容量、前記中間電極と前記タンクとの間の対地静電容量、および前記対地静電容量と並列接続された分圧抵抗により形成されるハイパスフィルタ特性を有する前記分圧部の電圧が入力される積分回路と、この積分回路の出力電圧を規定の振幅まで増幅する第1の利得調整部と、前記分圧部の電圧が入力され、当該分圧部の電圧を前記規定の振幅まで増幅または減衰させる第2の利得調整部と、前記第1の利得調整部の出力電圧と前記第2の利得調整部の出力電圧とを加算する加算器と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、事故時などに過渡的に発生する高周波成分も広帯域にわたって正しく検出することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態の電圧検出装置の一構成例を示す図である。 図2は、積分回路の構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態の電圧検出装置における各段での電圧振幅特性を示した図である。 図4は、実施の形態における分圧部出力電圧(P1,Q1)、アナログ回路出力電圧(P2,Q2)、および加算器出力電圧(P3,Q3)の一例を示したグラフである。 図5は、従来の電圧検出装置100の一構成例を示す図である。 図6は、図5に示す従来の電圧検出装置における各段での電圧振幅特性を示した図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る電圧検出装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
従来の構成.
まず、従来の電圧検出装置の構成について説明する。図5は、従来の電圧検出装置100の一構成例を示す図である。図5では、ガス絶縁開閉装置(GIS)の構成の一部として、接地されたタンク3と、このタンク3内に配置され電圧が印加される中心導体1と、タンク3と中心導体1との間に設けられた中間電極2とが模式的に示されている。電圧検出装置100は、例えば変電機器用の電圧検出装置である。
中心導体1と中間電極2との間には浮遊静電容量11が形成される。ここで、浮遊静電容量11の静電容量値はC1で表されている。中間電極2とタンク3との間には対地静電容量12が形成される。ここで、対地静電容量12の静電容量値はC2で表されている。また、中間電極2とタンク3との間には、対地静電容量12と並列に接続された外部分圧抵抗13が設けられている。ここで、外部分圧抵抗13の抵抗値はR1で表されている。中間電極2は分圧部30を構成し、中心導体1の電圧(対地電圧)E1は中間電極2の電圧(分圧部電圧)E2として分圧されて信号処理回路4に入力される。なお、浮遊静電容量11、対地静電容量12、及び外部分圧抵抗13により、ハイパスフィルタ特性を有する分圧部30が形成される。
信号処理回路4は、分圧部電圧E2が入力されるアナログ回路5と、アナログ回路5から出力されたアナログ信号をA/D変換してデジタル信号として出力するA/D変換器6と、A/D変換器6から出力されたデジタル信号に対する積分処理機能及び通信機能を有するマイコン(マイクロコンピュータ)7とを備えて構成される。なお、電圧検出装置100は信号処理回路4を備えて構成される。
分圧部電圧E2は、アナログ回路5にて規定の振幅まで増幅された後、A/D変換器6によりアナログデータからデジタルデータに変換される。そして、このデジタルデータをマイコン7で積分処理することによって中心導体電圧(対地電圧)E1に比例した電圧信号が得られ、当該電圧信号に係るデジタルデータが上位装置10に伝送される。
ここで、C1,C2はそれぞれ数pFオーダーで、C1:C2=1:10程度の比率である。例として、C1=1[pF]、C2=10[pF]とする。また、外部分圧抵抗13が存在しない場合には、分圧部電圧E2はE2=C1/(C1+C2)×E1となり、例として、E1=132/√3[kVrms]の場合には、E2=1/11×132/√3≒7[kVrms]となり、一般的な電子回路では扱えない電圧値となる。そこで、一般的な電子回路でも扱える電圧値とするため、外部分圧抵抗13を挿入して分圧する必要がある。このとき、分圧部電圧E2は、|E2|=ω×C1×R1/√(1+(ω×(C1+C2)×R1))×|E1|となる。ここで、ω=2πf、fは周波数であり、例として定格周波数50Hzとした場合、E2=1[Vrms]とするにはR1は約42[kΩ]となる。
外部分圧抵抗13を挿入した場合は、上述したように浮遊静電容量11、対地静電容量12、および外部分圧抵抗13によりハイパスフィルタ特性を有する分圧部30が形成される。すなわち、分圧部30はRC型のハイパスフィルタを構成し、分圧部30はカットオフ周波数f1=1/(2π×R1×(C1+C2))の周波数特性を有し、中心導体電圧に比例する分圧部30の電圧信号波形は、浮遊静電容量11、対地静電容量12、および外部分圧抵抗13から成るハイパスフィルタにより、中心導体電圧波形の時間微分波形となる。そのため、信号処理回路4では、A/D変換器6によりアナログ/デジタル変換することによって得られたデジタルデータをマイコン7でデジタル積分処理することによって中心導体電圧に比例した電圧信号を得ている。
しかし、デジタル積分は、振幅周波数特性が単調減少であり(ローパスフィルタ特性)、かつ、サンプリング周波数に大きく依存するため、分圧部30の電圧信号の振幅周波数特性はカットオフ周波数f1からフラットではなくなるので中心導体1の電圧信号を高域側では忠実に再現できない。また、分圧部30の電圧振幅は高い周波数成分ほど大きくなるため、高い周波数成分ではアナログ回路5で電圧信号が飽和するおそれがある。
図6は、図5に示す従来の電圧検出装置における各段での電圧振幅特性を示した図であり、(a)分圧部30の出力電圧振幅の周波数特性、(b)積分処理による出力電圧振幅の周波数特性、(c)積分処理後の出力電圧振幅の周波数特性を示した図である。具体的には、図6(a)は、横軸を周波数、縦軸を分圧部30の入出力電圧振幅比として示した図であり、縦軸、横軸ともに対数スケールで表示している。また、図6(b)は、横軸を周波数、縦軸をマイコン7による積分処理前後の電圧振幅比として示した図であり、縦軸、横軸ともに対数スケールで表示している。また、図6(c)は、横軸を周波数、縦軸を信号処理回路4の出力電圧振幅特性として示した図であり、縦軸、横軸ともに対数スケールで表示している。
図6(a)に示すように、分圧部30の出力電圧振幅特性は、カットオフ周波数f1以上の周波数領域ではフラット(一定値)になり、カットオフ周波数f1以下の周波数領域では、周波数の増加に対して出力電圧振幅が単調増加する特性となる。また、図6(b)に示すように、マイコン7でのデジタル積分処理による出力電圧振幅特性は、周波数の増加に対して単調減少(ただし、(サンプリング周波数)/2より高い周波数では極小・極大を繰り返す。)する特性となる。なお、図6(b)は、いわゆる完全積分型の積分処理を表している。図6(c)に示すように、分圧部30の出力電圧振幅の周波数特性と積分処理による出力電圧振幅の周波数特性とが相殺された結果、信号処理回路4の出力電圧振幅特性は、カットオフ周波数f1以下の周波数領域ではフラット(一定値)となるが、カットオフ周波数f1以上の周波数領域では周波数の増加に対して単調減少する特性となる。すなわち、従来の電圧検出装置では、中心導体電圧信号波形をカットオフ周波数f1以上の高域側では忠実に再現することが困難となる。
なお、サージ対策として分圧部30の後段にコンデンサを実装する場合は、分圧部30のカットオフ周波数f1が低域側にシフトするため、分圧部30のハイパスフィルタ構成の影響はより顕著になる。
実施の形態.
次に、本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態の電圧検出装置50の一構成例を示す図である。図2は、積分回路20の構成の一例を示す図である。図3は、本実施の形態の電圧検出装置における各段での電圧振幅特性を示した図である。
図1において、中心導体1、中間電極2、タンク3、浮遊静電容量11、対地静電容量12、外部分圧抵抗13、分圧部30、中心導体電圧(対地電圧)E1、分圧部電圧E2等については図5と同様であるので説明を省略する。
電圧検出装置50は信号処理回路4を備えて構成される。信号処理回路4は、分圧部電圧E2が入力される積分回路20と、同じく分圧部電圧E2が入力される増幅器/減衰器21と、積分回路20の出力電圧が入力されるアナログ回路5と、アナログ回路5の出力電圧および増幅器/減衰器21の出力電圧が入力され両出力電圧を加算する加算器22と、加算器22の出力電圧が入力されるA/D変換器6と、A/D変換器6の出力電圧が入力されるマイコン(マイクロコンピュータ)7とを備えている。また、マイコン7は通信機能を有し、デジタルデータ化された出力電圧を上位装置10へ送信することができる。
本実施の形態の電圧検出装置50では、従来の電圧検出装置100(図5)と比較して、積分回路20および増幅器/減衰器21を信号処理回路4の最前段に配置し、分圧部電圧E2を積分回路20で積分した後にアナログ回路5で増幅した信号と分圧部電圧E2を増幅器/減衰器21で増幅または減衰することで利得調整した信号とを加算するための加算器22を設けている。
積分回路20は、不完全型の積分回路であり、分圧部電圧E2を入力とし、これを積分してアナログ回路5に出力する。ここで、分圧部電圧E2の振幅特性は、図3(a)で表される。図3(a)では、横軸を周波数、縦軸を分圧部30の出力電圧振幅特性とし、横軸、縦軸ともに対数スケールで表示している。図3(a)に示すように、分圧部30の出力電圧振幅特性(分圧部電圧E2の振幅特性)はカットオフ周波数f1以上の周波数領域ではフラット(一定値A1)になり、カットオフ周波数f1以下の周波数領域では、周波数の増加に対して単調増加する特性となる。
また、積分回路20は、図3(b)に示すような電圧振幅特性を有する。図3(b)では、横軸を周波数、縦軸を積分回路電圧振幅特性とし、横軸、縦軸ともに対数スケールで表示している。図3(b)に示すように、積分回路電圧振幅特性は、不完全積分型であることを反映して低域側にフラット(一定値)な周波数領域が存在する他は、周波数の増加に対して単調減少する特性となる。
また、図3(c)は、横軸を周波数として、縦軸に積分回路20の出力電圧振幅特性を示した図であり、横軸、縦軸ともに対数スケールで表示している。分圧部30の出力である分圧部電圧E2は、図3(b)の積分回路電圧振幅特性を有する積分回路20にて積分されることにより、積分回路20の出力電圧特性は図3(c)のようになる。すなわち、分圧部30の出力電圧振幅の周波数特性(図3(a))と積分回路20の電圧振幅の周波数特性(図3(b))とが乗算された結果、積分回路20の出力電圧振幅特性(図3(c))は、カットオフ周波数f1以下の周波数領域では不完全積分型に起因する低域側の一部を除いてフラット(一定値A2)となる。しかし、積分回路20の出力電圧振幅特性(図3(c))は、カットオフ周波数f1以上の周波数領域では周波数の増加に対して単調減少する特性となる。
なお、積分回路20は、例えば図2のように構成することができる。すなわち、積分回路20は、オペアンプ41と、オペアンプ41の負側入力端子に接続された入力抵抗42(抵抗値R2)と、オペアンプ41の負側入力端子および出力端子間に接続された帰還コンデンサ43(静電容量C4)と、帰還コンデンサ43と並列接続された抵抗44とを含んで構成される。ここで、入力抵抗42は中間電極2に接続され、オペアンプ41の正側入力端子がタンク3に接続される。なお、抵抗44が存在しない場合またはその抵抗値が非常に大きい場合は、積分処理は完全積分型または実質完全積分型となるが、アナログ回路では一般に非零の抵抗値が存在する。
アナログ回路5(第1の利得調整部)は、積分回路20の出力電圧を規定の振幅まで増幅させる。すなわち、アナログ回路5の出力電圧振幅特性は、図3(c)と同様であるが、積分回路20に比べてフラットな周波数領域における出力電圧が規定の振幅値まで増幅される。ここで、この規定の振幅は次のようにして決まる。A/D変換器6の入力電圧の振幅の大きさは、電圧検出装置50の適用用途(保護用途、計測用途等)に応じて予め決まっている。例えば、電圧検出装置50が二つの適用用途を持つ場合には、A/D変換器6の入力電圧の振幅の大きさは例えばV1またはV2のように決まっている。そして、本実施の形態では、積分回路20の出力電圧は、一般にV1およびV2よりも小さいので、図3(d)のようにアナログ回路5の出力電圧がV1またはV2となるようにアナログ回路5の利得が予め調整されている。
増幅器/減衰器21(第2の利得調整部)は、増幅器の機能と減衰器の機能とを併せ持ち、いずれかの機能を切り替えて用いることができる。増幅器/減衰器21には、分圧部電圧E2が入力される。上述のように、分圧部電圧E2の振幅特性は、図3(a)で表される。増幅器/減衰器21は、図3(e)のように分圧部電圧E2を上記規定の振幅まで増幅または減衰させる。したがって、増幅器/減衰器21の出力電圧振幅特性は、図3(a)と同じであるが、カットオフ周波数f1以上の周波数領域(電圧振幅特性がフラットな領域)における出力電圧が、図3(d)のようにカットオフ周波数f1以下の周波数領域(電圧振幅特性がフラットな領域)におけるアナログ回路5の出力電圧と同じ振幅値となるように増幅器/減衰器21の利得が調整されている。例えば、A/D変換器6の入力電圧の振幅の大きさが上記のようにV1またはV2のいずれかでかつV1<E2<V2となる場合において、A/D変換器6の入力電圧の振幅の大きさがV1に設定されるときには、増幅器/減衰器21は減衰器として機能するようにその利得が調整され、A/D変換器6の入力電圧の振幅の大きさをV2に設定するときには、増幅器/減衰器21は増幅器として機能するようにその利得が調整される。なお、増幅器/減衰器21は、従来の増幅器および従来の減衰器を組み合わせて構成することができる。
加算器22は、アナログ回路5の出力電圧および増幅器/減衰器21の出力電圧を加算してA/D変換器6に出力するアナログ回路である。A/D変換器6は、加算器22の出力であるアナログデータをデジタルデータに変換し、マイコン7に送出する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。中心導体1の電圧である中心導体電圧(対地電圧)E1は、分圧部30を構成するハイパスフィルタによりハイパス特性を備えた分圧部電圧E2に分圧された後(図3(a))、積分回路20および増幅器/減衰器21にそれぞれ入力される。
積分回路20に入力された分圧部電圧E2は、積分回路20にて積分されて(図3(c))、さらにアナログ回路5にてカットオフ周波数f1以下の出力電圧が規定の振幅値まで増幅された後に加算器22に出力される(図3(d))。
一方、増幅器/減衰器21に入力された分圧部電圧E2は、カットオフ周波数f1以上の電圧がアナログ回路5の出力電圧の上記規定の振幅値と同じになるように利得調整された後に加算器22に出力される(図3(e))。
次に、加算器22は、アナログ回路5の出力電圧および増幅器/減衰器21の出力電圧を加算する。この際、アナログ回路5の出力電圧振幅特性(図3(d))と増幅器/減衰器21の出力電圧振幅特性(図3(e))とが加算されることで、カットオフ周波数f1以下の周波数に対しては、実質的にアナログ回路5の出力電圧振幅特性が現れ、カットオフ周波数f1以上の周波数に対しては、実質的に増幅器/減衰器21の出力電圧振幅特性が現れることとなり、周波数領域全体としては、図3(f)に示すように、積分回路20が不完全積分型であることに起因する低域側の一部を除いて周波数領域全体にわたってほぼフラットな出力電圧振幅特性が得られる。ここで、図3(f)では、横軸を周波数、縦軸を加算器22の出力電圧振幅特性とし、横軸、縦軸ともに対数スケールで表示している。
そして、加算器22の出力は、A/D変換器6に入力され、A/D変換器6によりアナログデータからデジタルデータに変換されてマイコン7に出力される。さらにマイコン7はそのデジタルデータを上位装置10へ伝送する。このようにして、中心導体1の電圧信号波形を広帯域にわたって忠実に再現することが可能となる。
なお、積分回路20をアナログ回路5の前段に配置することにより、分圧部のハイパス特性によってアナログ回路5が飽和することもなくなる。
図4は、本実施の形態における分圧部出力電圧(P1,Q1)、アナログ回路出力電圧(P2,Q2)、および加算器出力電圧(P3,Q3)の一例を示したグラフである。詳細には、P1は分圧部の出力電圧の振幅特性を示し、Q1は分圧部の出力電圧の位相特性を示し、P2はアナログ回路5の出力電圧の振幅特性を示し、Q2はアナログ回路5の出力電圧の位相特性を示し、P3は加算器22の出力電圧の振幅特性を示し、Q3は加算器22の出力電圧の位相特性を示している。P3,Q3からわかるように、加算器出力電圧は広帯域にわたってほぼフラットになっている。
このように、本実施の形態では、積分回路20を信号処理回路4の最前段に設け、分圧部の出力を積分回路20で積分した後アナログ回路5により増幅した信号と、分圧部の出力を増幅器/減衰器21により利得調整した信号とを加算器22により加算することによって、信号処理回路4の最終出力段での周波数特性を広帯域にわたってほぼフラットにすることができる。そのため、本実施の形態によれば、事故時などに過渡的に発生する高周波成分も広帯域にわたって正しく検出することが可能となる。
以上のように、本発明は、変電機器用の電圧検出装置として有用である。
1 中心導体、2 中間電極、3 タンク、4 信号処理回路、5 アナログ回路、6 A/D変換器、7 マイコン、10 上位装置、11 浮遊静電容量、12 対地静電容量、13 外部分圧抵抗、20 積分回路、21 増幅器/減衰器、22 加算器、30 分圧部、41 オペアンプ、42 入力抵抗、43 帰還コンデンサ、44 抵抗、50,100 電圧検出装置。

Claims (2)

  1. 電圧が印加される中心導体と接地されたタンクとの間に中間電極を設けて分圧部を構成し、前記分圧部の電圧に基づき前記中心導体の電圧を検出する電圧検出装置であって、
    前記中心導体と前記中間電極との間の浮遊静電容量、前記中間電極と前記タンクとの間の対地静電容量、および前記対地静電容量と並列接続された分圧抵抗により形成されるハイパスフィルタ特性を有する前記分圧部の電圧が入力される積分回路と、
    この積分回路の出力電圧を規定の振幅まで増幅する第1の利得調整部と、
    前記分圧部の電圧が入力され、当該分圧部の電圧を前記規定の振幅まで増幅または減衰させる第2の利得調整部と、
    前記第1の利得調整部の出力電圧と前記第2の利得調整部の出力電圧とを加算する加算器と、
    を備えることを特徴とする電圧検出装置。
  2. 前記積分回路、前記第1の利得調整部、前記第2の利得調整部、および前記加算器は、それぞれアナログ回路で構成され、
    前記加算器の出力電圧が入力されるA/D変換器が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。
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