JP3390691B2 - 電流測定装置 - Google Patents

電流測定装置

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JP3390691B2
JP3390691B2 JP10687899A JP10687899A JP3390691B2 JP 3390691 B2 JP3390691 B2 JP 3390691B2 JP 10687899 A JP10687899 A JP 10687899A JP 10687899 A JP10687899 A JP 10687899A JP 3390691 B2 JP3390691 B2 JP 3390691B2
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良二 田島
裕之 椋本
文昭 江浦
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GISの母線中
心導体に流れる電流を測定する電流測定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開昭63−2015
69号公報に示されたものと類似の、ロゴスキー型電流
変成器を用いた電流測定装置のブロック図である。図に
於いて、1は例えば電力母線などの電流測定対象線、2
はこの電流測定対象線1に取り付けたロゴスキー型電流
変成器であり、以下ロゴスキーコイルと呼ぶ。3はロゴ
スキーコイル2の出力を適正な電圧信号に変換するアナ
ログ回路、4はアナログ回路3のアナログ電圧信号出力
をディジタル信号に変換するA/D変換器、5はA/D
変換器4を制御してその結果を演算するためのマイクロ
コンピュータ(以下CPUと呼ぶ場合もある)、6はC
PU5の出力信号を遠方に伝達するために光信号に変換
するE/Oモジュールであるが距離が短い場合は用いら
れないで電気信号のまま次段へ送られる場合もある。6
1はE/Oモジュール6の光出力信号を伝送する光ケー
ブルである。
【0003】7はマイクロコンピュータ5の結果を表示
させる表示装置である。表示装置7は一般に測定対象線
1から遠く離れた場所に設置されることがおおいので、
光信号線61は長くなり必要に応じて中間に光増幅器
(図示しない)を設置しなければならない場合もある。
【0004】20はアナログ回路3、A/D変換器4、
CPU5、に電源を供給するためのDC/DC電源ユニ
ツトであり、入出力間は絶縁されているがその絶縁耐圧
は電子回路レベルであるので、一般には高くはない。5
1はこの種の電流測定装置が用いられることの多い変電
所や発電所の所内電源(ここでは直流100v)ライン
である。電流測定装置100はロゴスキーコイル2と、
アナログ回路3、A/D変換器4、CPU5、DC/D
C電源ユニット20で構成されている。
【0005】測定対象線1に電流が流れると、ロゴスキ
ーコイル2に電流の大きさに対応する電圧が発生する。
検出された電圧はアナログ回路3でその後の処理に適正
な電圧レベルに調整されてA/D変換器4に入力され
る。マイクロコンピュータ5はA/D変換器4を制御
し、電流値をディジタル値として演算し、演算結果をE
/Oモジュール6と光ケーブル61を経由して表示装置
7(ディスプレイやプリンタなど)に表示する。
【0006】次に動作について説明する。一般的にアナ
ログ回路3の入力線(ロゴスキーコイル2とアナログ回
路3を接続する線)を長くするとノイズを拾いやすくな
りS/N比が悪化するので、上記のように構成された電
流測定装置100をGIS遮断機に適用し、GISタン
クの中心導体に流れる電流を検出する場合、配線長を短
くするために、電流測定装置100はGISタンクのタ
ンク外壁に取り付けたいと言う要求がある。しかし、電
流測定装置100を安易にGISタンク外壁に取り付け
た場合、GISに落雷、地絡などの事故が発生すると、
タンク外壁の電位は大地に対して大幅に上昇する。電子
回路を収納しているケース(図示しない)等の電位も上
昇し、その結果電子回路の電源や信号ラインなどケース
と容量的に結合している回路の電位も上昇する。所内電
源51は大抵、大地電位にあるから前記電圧はDC/D
C電源ユニツト20の絶縁を破壊し、その結果アナログ
回路3やCPU5などの電子回路も破壊する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流測定装置は
以上のように構成されており、DC/DC電源ユニット
の絶縁電圧がGISタンクの事故時上昇電圧に耐えられ
ないため、GISタンクに取り付けられない、したがっ
て、GISの電流検出には利用しがたいという問題点が
あった。
【0008】また、電流検出装置を表示装置から遠く離
れた場所に取り付けると、光信号出力ケーブル長が長く
なり、費用がかかるという問題があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電流検出装置をロゴスキーコイ
ルの近くのGISタンク外壁に取り付けても、事故時に
破壊されるようなことがなく、また、光信号出力ケーブ
ルを用いないでも、耐電圧性が確保でき、取付け場所が
表示装置から遠くなっても影響がない電流検出装置を得
ること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の電流測定装置
は、中心導体を有するGISタンクの内部に前記中心導
体を取り囲むように取り付けられたロゴスキーコイル
と、このロゴスキーコイルの出力を処理する電子回路と
を有し、前記電子回路から出力信号を送出する出力ライ
ンと前記電子回路に電源を供給する電源ラインの2つの
外部ラインで外部と接続される電流測定装置であって、
前記電子回路は前記GISタンクに取り付けられたシー
ルドケースに収納され、前記電子回路の前記電源ライン
は電源電力を供給するAC/DC電源ユニットと、この
AC/DC電源ユニットに交流を供給する高耐圧トラン
スと、この高耐圧トランスに交流電力を供給するDC/
ACインバータとを備えた絶縁ラインであり、前記電子
回路の出力ラインは前記出力信号を光信号に変換するE
/Oモジュールと、前記光信号を伝送する光ケーブルと
を備えた絶縁ラインとしたものである。
【0011】また、中心導体を有するGISタンクの
部に前記中心導体を取り囲むように取り付けられたロゴ
スキーコイル、このロゴスキーコイルの出力を処理する
電子回路を有し、前記電子回路の出力ラインと前記電子
回路の電源ラインの2つの外部ラインで外部と接続され
る電流測定装置であって、前記電子回路は前記GISタ
ンクに取り付けられたシールドケースに収納され、前記
電子回路の前記電源ラインは電源電力を供給するAC/
DC電源ユニットと、このAC/DC電源ユニットに交
流を供給し、かつ、信号捲線を有する高耐圧トランス
と、この高耐圧トランスに交流電力を供給するDC/A
Cインバータとを備えた絶縁ラインであり、前記電子回
路の出力ラインは、前記出力信号をシリアル信号に変換
しこのシリアル信号を前記高耐圧トランスの前記信号捲
線から前記交流電力に重畳するシリアル信号出力部と、
前記DC/ACインバータによって供給される前記交流
電力から前記重畳されたシリアル信号を抽出するフィル
ター回路とを備えた絶縁ラインとしたものである。
【0012】また、高耐圧トランスはDC/ACインバ
ータの交流出力を絶縁する第1の高耐圧トランスと、前
記第1の高耐圧トランスの出力をAC/DC電源ユニッ
トが必要とする電圧レベルに変換して供給するとともに
シリアル信号出力部に接続される信号捲線を有する第2
の高耐圧トランスとを備えたものである。
【0013】また、高耐圧トランスはDC/ACインバ
ータの交流出力を絶縁するとともに、フィルター回路に
接続される信号捲線を有する第1の高耐圧トランスと、
前記第1の高耐圧トランスの出力をAC/DC電源ユニ
ットが必要とする電圧レベルに変換して供給するととも
にシリアル信号出力部に接続される信号捲線を有する第
2の高耐圧トランスとを備えたものである。
【0014】また、シリアル信号出力部はコンデンサー
を介して高耐圧トランスに接続されているものである。
【0015】また、DC/ACインバータの出力する交
流電力の周波数は、シリアル信号の含む周波数成分の基
本波の1/2以下で、50HZ以上に選定されているも
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1による電流測定装置の構成を示すブロック図
である。以下の各図の説明に於いて従来例の図の符号と
同一のものは同一又は相当部分を示すので、その詳細な
説明は省略する。図に於いて、31は電流測定対象であ
るGISの中心導体、2はGISの中心導体31を取り
囲むようにGISタンクの内部に取り付けたロゴスキー
コイル、3はロゴスキーコイル2の出力を適正な電圧に
変換する入力調整を行うアナログ回路(図には入力調整
と記載)、4はアナログ回路3の出力をディジタルデー
タに変換するA/D変換器である。
【0017】5はA/D変換器4を制御して結果を演算
し、出力信号としてデータを送出するマイクロコンピュ
ータ(CPUとも言う)、58はマイクロコンピュータ
5に内蔵されたシリアル信号出力部である(以後の実施
の形態の各図ではシリアル信号出力部58の記載は省略
する)。6は演算結果を光変換して伝送するE/Oモジ
ュール、61はE/Oモジュール6から光出力される出
力信号の光伝送ケーブル(出力ライン)であり、当然絶
縁ラインである。なお、アナログ回路3、A/D変換器
4、マイクロコンピュータ5、シリアル信号出力部5
8、E/Oモジュール6を総称して電子回路という。7
はCPU5の演算結果を表示するプリンター又はディス
プレイなどからなる表示器である。8はアナログ回路3
とA/D変換器4とCPU5とE/Oモジュール6の電
子回路をシールドするケース(シールドケースとい
う)、9は電子回路に電源を供給するために所内電源5
1(直流)から正弦波の単相または多相交流に変換する
インバータである。
【0018】10はインバータ9の交流出力を絶縁する
ための第1の高耐圧トランス(以下第1のトランスとい
う)、11は第1のトランス10の出力電圧をAC/D
C電源ユニット12の動作に都合のよい低電圧に変換す
る第2の高耐圧トランス(以下第2のトランスとい
う)、12は第2のトランス11の交流出力を電子回路
の動作のための直流電源に変換するAC/DC電源ユニ
ットである。なお、インバータ9からAC/DC電源ユ
ニット12に至るラインを総称して電源ラインと呼ぶ。
13はGISの中心導体31を収納したGISタンクで
あり、このタンク13の外側に電子回路を含むケース8
が取り付けられている。
【0019】GISタンク13の中心導体31を流れる
電流値を測定する方法の説明は従来とおなじである。即
ち、ロゴスキーコイル2で検出された電流は、GISタ
ンク13の外壁に取り付けられたケース8に収納されて
いるアナログ回路3とA/D変換器4を介してCPU5
で演算される。演算されたデータはE/Oモジュール6
により光変換され、GISタンク13より離れた距離に
ある表示装置7に伝送される。表示装置7は受信したデ
ータをO/E変換した後、ディスプレイやプリンターに
出力する。
【0020】ケース8に収納されている電子回路の電源
は、所内電源51のDC電源を基に供給しなければなら
ない。DC電源はインバータ9で正弦波交流に変換され
て、第1、第2のトランス10、11で絶縁を取ったの
ち、AC/DC電源ユニット12でアナログ回路3その
他の電子回路が動作する電圧値に変換して供給する。な
お、電源ラインは第1、第2のトランス10、11によ
って高耐圧絶縁された高耐圧絶縁ラインである。
【0021】次に動作について説明する。地絡事故が発
生した場合GISタンク13の電位は大地に対して数K
V上昇する。電子回路はタンク13と容量的に結合して
いるから、電子回路の対地電位も同じだけ上昇する。こ
れによって第2のトランス11の2次側(AC/DC電
源ユニット12が接続されている側)の電位も同じだけ
上昇する。一方、第1の電源トランス10の1次側の電
位は大地レベルのまま変化しないから、前記の数KVの
電位差は第1のトランス10と第2のトランス11の各
1次2次間電圧に振り分けられて分担される。第1のト
ランス10も第2のトランス11もともに高耐圧になっ
ているから、絶縁破壊が生じることはなく、電子回路に
は何の異常も生じない。
【0022】実施の形態2.実施の形態1の図1の構成
の場合、インバータ9の出力波形を正弦波としたので、
これを全波整流すると、図2の斜線部分を平滑にするた
めコンデンサを使用するが、斜線部分の面積が大きいの
で容量の大きいコンデンサを使用しなければならず、寿
命の短いケミカルコンデンサを使用せざるをえなくな
る。そこで、実施の形態2ではインバータ9の出力波形
を矩形波とするものである。AC/DC変換器12を用
いて矩形波を全波整流する場合、図3のように狭い矩形
状の斜線部分を平滑にするだけでよいので、正弦波出力
の場合に比べて容量の小さいコンデンサで充分となる。
この場合、セラミックコンデンサを使用することが出来
る。
【0023】実施の形態3.インバータ9の出力は多相
交流としてもよい。この場合第1のトランス10、第2
のトランス11はいずれも多相トランスに、AC/DC
電源ユニット12は多相整流装置とすることは言うまで
もない。図4は3相電源を全波整流した波形である。こ
の場合、平滑する部分は斜線部分であり、図2に比べ脈
動部分(斜線部分)が少ないので、実施の形態2で述べ
た方法と同様に、平滑用のコンデンサ容量を小さくでき
るという利点がある。4相、5相と多相化していくこと
でこの効果が更に大きく出来ることは言うまでもない。
【0024】実施の形態4.インバータ9の出力周波数
を高周波にしてもよい。図5は高周波を全波整流した波
形である。図2の波形に比べ平滑部分が少ないので、実
施の形態2で述べた方法と同様に、平滑用のコンデンサ
容量を小さく出来るという利点がある。また、出力周波
数を高周波にすることで第1、第2のトランス10、1
1を小型化する事が出来るという効果も得られる。
【0025】実施の形態5.トランス10に関して高耐
圧の絶縁を持たせようとすると形状が大きくなる。通常
のトランスは気中で絶縁を取っているが、絶縁物でモー
ルドすることで絶縁距離を短くできる。その結果第1、
第2のトランス10、11を小型化できる。
【0026】実施の形態6.図6に本発明の実施の形態
6による電流測定装置のブロック図を示す。図に於いて
16はCPU5が内蔵するシリアル信号出力部58が出
力するシリアル信号、17は第2のトランス11の2次
側に設けられシリアル信号16を印加する信号捲線、1
9はインバータ9の出力から電源電圧波形を除去してシ
リアル信号16を抽出する狭帯域遮断フィルターであ
る。
【0027】次に動作について説明する。CPU5で演
算されシリアル信号16として出力された信号は第2の
トランス11の信号捲線17から交流電源電圧に重畳さ
れ、第1のトランス10の1次側に現れる。第1の絶縁
トランス10の2次側のライン14の電源電圧波形を図
7(c)に示す。狭帯域遮断フィルター19によって、
図7(c)の波形中から図7(a)の信号を抽出する。
狭帯域遮断フィルター19によって電源周波数(図7
(b))の電源波形のみが阻止され、表示器12に入力
されて表示される。
【0028】GIS中心導体31やGISタンク12に
雷撃電流や地絡/短絡時の事故電流が流れ、A/D変換
器4、CPU5、などからなる電子回路部分の対大地電
位が上昇しても、第2のトランス11、第1のトランス
10が十分な絶縁性能を有するため、絶縁破壊は発生せ
ず、各電子回路や表示器12が破壊されることもない。
絶縁耐量が大きく、かつ、シリアル信号周波数を通過さ
せ得るトランスを製作することは、容易であり、実施の
形態1の図1のようにE/Oモジュール6や光ケーブル
61を使用することがないので、安価に高絶縁性を実現
することが出来る。
【0029】狭帯域遮断フィルター19による信号の分
離を容易にするため、インバータ9の出力周波数をシリ
アル信号の含む周波数成分の基本波(一般には数KHZ
が用いられる)の1/2以下で、商用周波数の50HZ
以上の範囲の周波数を用いることが好ましい。インバー
タ9の周波数が低いほど分離が容易となるが、周波数を
高くしたほうが第1、第2のトランスの形状が小型化さ
れる。
【0030】実施の形態7.図8に本発明の実施の形態
7による電流測定装置のブロック図を示す。図に於いて
18は第1のトランス10の1次側に設けられた信号捲
線である。実施の形態6の図6の場合には電源電圧波形
中からシリアル信号を分離するためには十分な耐電圧性
能を持つ分離回路を使用する必要があるが、図8の場合
には信号捲線18には低い電源電圧しか現れないので高
い耐電圧性能を必要としないという利点が得られる。
【0031】実施の形態8.図9に本発明の実施の形態
8による電流測定装置のブロック図を示す。図に於いて
24は第2のトランス11の2次側の電源捲線とCPU
5を結ぶシリアル信号線16の途中に挿入されたコンデ
ンサ(シリアル信号のみをバイパスさせるための素子で
あり高周波バイパスコンデンサとも言う)である。実施
の形態6の図6の場合や、実施の形態7の図8の場合に
はトランスに信号捲線を設ける必要があり、トランスが
高価となるが、図9の場合は信号捲線を使用しないので
絶縁トランスをより簡便で安価なものとすることが出来
る。コンデンサの両極間には、GIS事故時の過電圧は
かからないので、コンデンサの耐圧性能は低いもので十
分である。
【0032】
【発明の効果】本発明の電流測定装置は、電流測定装置
から外部に接続する2つのラインの一つが光信号で絶縁
され、他の一つがAC/DC電源ユニットと高耐圧トラ
ンスで絶縁されているので、GISに取り付けたケース
に収納しても、事故時の対地電圧上昇によって絶縁破壊
が生じることがないという効果が得られる。
【0033】また、電子回路の出力ラインは出力信号を
シリアル信号とし、これを電源ラインに重畳することで
出力ラインをなくし、また、電源ラインは高耐圧トラン
スで絶縁したので、GISに取り付けたケースに収納し
ても、事故時の対地電圧上昇によって絶縁破壊が生じる
ことがないという効果が得られる。また、光信号ライン
がないので装置が安価に構成できる。
【0034】また、高耐圧トランスを第1の高耐圧トラ
ンスと、信号捲線を有する第2の高耐圧トランスとで構
成したので、重畳されたシリアル信号の分離が容易であ
るという効果が得られる。
【0035】また、第1、第2の高耐圧トランスは、い
ずれも信号捲線を有するものとしたので、重畳されたシ
リアル信号の分離が更に容易であるという効果が得られ
る。
【0036】また、シリアル信号はコンデンサーを介し
てトランスに注入されるようにしたので、装置が安価に
構成できるという効果が得られる。
【0037】また、DC/ACインバータの周波数をシ
リアル信号の基本周波数の1/2以下、50HZ以上と
したので、シリアル信号の分離が容易であるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電流測定装置のブ
ロック図である。
【図2】 図1の電流測定装置のAC/DC電源ユニッ
トの動作説明波形である。
【図3】 実施の形態2のAC/DC電源ユニットの動
作を説明する波形である。
【図4】 実施の形態3のAC/DC電源ユニットの動
作を説明する波形である。
【図5】 実施の形態4のAC/DC電源ユニットの動
作説明波形である。
【図6】 実施の形態6の電流測定装置のブロック図で
ある。
【図7】 図6の動作を説明する波形である。
【図8】 実施の形態7の電流測定装置のブロック図で
ある。
【図9】 実施の形態8の電流測定装置のブロック図で
ある。
【図10】 従来の電流測定装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 電流測定対象線、 2 ロゴスキーコイル、 3
アナログ回路、4 A/D変換変換器、 5 マイ
クロコンピュータ、6 E/Oモジュール、 7 表
示装置、 8 ケース、9 インバータ、
10 第1の高耐圧トランス、11 第2の
高耐圧トランス、 12 AC/DC電源ユニット、
13 GISタンク、 31 中心導体、 51
所内電源、58 シリアル信号出力部、 61 光ケー
ブル(出力ライン)、100 電流測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江浦 文昭 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−251251(JP,A) 特開 平7−140180(JP,A) 特開 昭52−49715(JP,A) 特開 昭62−75800(JP,A) 特開 平10−300796(JP,A) 特開 昭63−201569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 15/00 - 15/26 H02B 13/02 - 13/075 H01F 38/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体を有するGISタンクの内部に
    前記中心導体を取り囲むように取り付けられたロゴスキ
    ーコイルと、このロゴスキーコイルの出力を処理する電
    子回路とを有し、前記電子回路から出力信号を送出する
    出力ラインと前記電子回路に電源を供給する電源ライン
    の2つの外部ラインで外部と接続される電流測定装置で
    あって、 前記電子回路は前記GISタンクに取り付けられたシー
    ルドケースに収納され、前記電子回路の前記電源ライン
    は電源電力を供給するAC/DC電源ユニットと、この
    AC/DC電源ユニットに交流を供給する高耐圧トラン
    スと、この高耐圧トランスに交流電力を供給するDC/
    ACインバータとを備えた絶縁ラインであり、 前記電子回路の前記出力ラインは前記出力信号を光信号
    に変換するE/Oモジュールと、前記光信号を伝送する
    光ケーブルとを備えた絶縁ラインであることを特徴とす
    る電流測定装置。
  2. 【請求項2】 中心導体を有するGISタンクの内部に
    前記中心導体を取り囲むように取り付けられたロゴスキ
    ーコイルと、このロゴスキーコイルの出力を処理する電
    子回路とを有し、前記電子回路の出力ラインと前記電子
    回路の電源ラインの2つの外部ラインで外部と接続され
    る電流測定装置であって、 前記電子回路は前記GISタンクに取り付けられたシー
    ルドケースに収納され、前記電子回路の前記電源ライン
    は電源電力を供給するAC/DC電源ユニットと、この
    AC/DC電源ユニットに交流を供給し、かつ、信号捲
    線を有する高耐圧トランスと、この高耐圧トランスに交
    流電力を供給するDC/ACインバータとを備えた絶縁
    ラインであり、 前記電子回路の前記出力ラインは、前記出力信号をシリ
    アル信号に変換し、このシリアル信号を前記高耐圧トラ
    ンスの前記信号捲線から前記交流電力に重畳するシリア
    ル信号出力部と、前記DC/ACインバータによって供
    給される前記交流電力から前記重畳されたシリアル信号
    を抽出するフィルター回路とを備えた絶縁ラインである
    ことを特徴とする電流測定装置。
  3. 【請求項3】 高耐圧トランスはDC/ACインバータ
    の交流出力を絶縁する第1の高耐圧トランスと、前記第
    1の高耐圧トランスの出力をAC/DC電源ユニットが
    必要とする電圧レベルに変換して供給するとともにシリ
    アル信号出力部に接続される信号捲線を有する第2の高
    耐圧トランスとを備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の電流測定装置。
  4. 【請求項4】 高耐圧トランスはDC/ACインバータ
    の交流出力を絶縁するとともに、フィルター回路に接続
    される信号捲線を有する第1の高耐圧トランスと、前記
    第1の高耐圧トランスの出力をAC/DC電源ユニット
    が必要とする電圧レベルに変換して供給するとともにシ
    リアル信号出力部に接続される信号捲線を有する第2の
    高耐圧トランスとを備えたことを特徴とする請求項2に
    記載の電流測定装置。
  5. 【請求項5】 シリアル信号出力部はコンデンサーを介
    して高耐圧トランスに接続されていることを特徴とする
    請求項2に記載の電流測定装置。
  6. 【請求項6】 DC/ACインバータの出力する交流電
    力の周波数は、シリアル信号の含む周波数成分の基本波
    の1/2以下で、50HZ以上に選定されていることを
    特徴とする請求項2に記載の電流測定装置。
JP10687899A 1999-04-14 1999-04-14 電流測定装置 Expired - Fee Related JP3390691B2 (ja)

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