JP4922055B2 - スキャンテスト回路、及びスキャンテスト制御方法 - Google Patents

スキャンテスト回路、及びスキャンテスト制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路内の、縮退故障および遅延故障を検出するためのスキャンテスト回路に関する。
近年、LSI等の半導体集積回路は、高速化・高集積化されている。従来製造された半導体集積回路が、所望の機能動作するかをテストする機能テストに加え、所望の動作周波数で動作するかをテストする遅延テスト(あるいは実レートテスト)が行われる。
このような半導体集積回路に対する遅延テスト方法の1つとして、従来機能テストに用いられたスキャンテスト回路を使った遅延テスト手法が行われていた。以下図8から図11を参照してスキャンテスト回路を用いた遅延テストについて概略を説明する。なお、図8に従来のスキャンテスト回路の構成の一例、図9に図8のスキャン記憶素子の構成の一例、図10に図8のスキャンテスト回路の機能テストにおけるタイミングチャート、図11に図8のスキャンテスト回路の遅延テストにおけるタイミングチャートをそれぞれ示す。
図8に示すようにスキャンテスト回路は、所望の機能を実現するために組み合わせ回路と順序回路等とを有する半導体集積回路1に組み込まれる。この従来のスキャンテスト回路は、半導体集積回路1の順序回路の一部または全部をスキャン記憶素子に置換え、置き換えられたスキャン記憶素子31から36の入力に前段のスキャン記憶素子の出力を順にシリアルに接続しシフトレジスタを構成したものである。なお、スキャン記憶素子31から36は一般的には図9に示すようなDフリップフロップ56(以下D−FFと称す)とセレクタ55から構成されたスキャンフリップフロップ58などが利用される。スキャンフリップフロップ58は、データ端子(D)51、スキャンイン端子(SIN)52、スキャンイネーブル端子(SEN)53およびクロック端子(CLK)54とを備える。そして、スキャンイネーブル端子53に設定されるスキャンイネーブル信号(scan_en)の設定値にしたがって、データ端子51あるいはスキャンイン端子52のいずれか一方からの入力値をD−FF56に入力する。
また、このシフトレジスタの初段のスキャン記憶素子31はスキャンイン端子12から入力を受け、最終段のスキャン記憶素子36はその出力をスキャンアウト端子42に出力する。こうして、スキャンイン端子12、スキャン記憶素子31から36、スキャンアウト端子42までのスキャンパスチェーン(あるいはスキャンパス)を構成する。このようにスキャンパスを構成する接続をここではスキャン接続、スキャンパスあるいはシフトレジスタを構成するスキャン記憶素子の数をスキャン長とそれぞれ称する。図8の例ではスキャン記憶素子31から36の計6つのためスキャン長は6ビットとなる。
スキャン記憶素子31から36の各々は、スキャンイネーブル信号入力端子13に入力されるスキャンイネーブル信号(scan_en)によりスキャンパスを通じた入力、あるいは組み合わせ回路21から23からの入力のいずれか一方を選択する。したがって、従来のスキャンテスト回路は、スキャンイネーブル信号(scan_en)により、上述のスキャンパスを活性化するシフト動作モードと、組み合わせ回路の出力を順序回路が取り込むキャプチャ動作モードとを切り替えることができる。なお、キャプチャ動作モードは半導体集積回路1の通常の動作モード(通常モード)でもある。
このように構成されたスキャンテスト回路の機能テスト時の動作は次のとおりである。まずスキャンイネーブル信号入力端子13の設定を"1"(シフト動作モード)として、スキャンイン端子12よりスキャンデータをクロック端子14から印加するクロック(clk)に同期させて入力し、スキャン記憶素子31から36にスキャンテストのための初期値を設定する。入力されるクロックのクロックパルスはスキャンパスを構成するスキャン記憶素子31から36の数であって、図10ではタイミング1001のクロック印加により初期値が設定完了する。
そして、初期値設定完了後、スキャンイネーブル信号入力端子13の設定を"0"(通常モード)としクロックパルスを1つ印加する(タイミング1002)。こうしてスキャン記憶素子31から36に初期値に基づいた組み合わせ回路の演算結果をスキャン記憶素子31から36に格納するキャプチャ動作を行う。最後に再びシフト動作モードに変え、クロック(clk)を印加しながら演算結果を半導体集積回路1の外部に取り出し、予め求められた期待値と照合して半導体装置1の機能テストを行う。図10ではタイミング1003以降順次結果が出力される。
上述の機能テストでは、一般にスキャンパスのデータ遅延が半導体集積回路1の動作クロックの1周期の時間よりも長いため、半導体集積回路1が所望の動作スピードではテストが行えない。また、キャプチャ動作モード/シフト動作モードを切り替えるスキャンイネーブル信号をスキャン記憶素子に分配するための時間も一般には半導体集積回路の動作クロックの1周期の時間よりも長い。それゆえ、従来の機能テストでは、実際の半導体集積回路の動作周波数よりも低い動作周波数でテストが行われる。
このように低い動作周波数でしかスキャンテスト回路が動作しないスキャンテスト回路を用いた初期値の設定は時間を要するため、初期値設定が完了した時点で組みあわせ回路の演算は終了してしまう。それゆえ、スキャン記憶素子31から36にはさまれた組み合わせ回路21から24の演算時間が所望のスピードで動作(演算動作)できるかをテストすることができない。
したがって図11に示すように、キャプチャ動作時に所望とする動作スピードのクロック周波数でクロックパルスを2回印加することにより遅延テストを行う。ここでキャプチャ動作時の最初のクロック印加(タイミング1103)により、スキャン記憶素子31から36には組み合わせ回路21から23の第1の演算結果が格納され、2つめのクロック印加(タイミング1104)により格納された第1の演算結果を元とした第2の演算結果がスキャン記憶素子31から36に格納される。ここで2つめのクロック印加による組み合わせ回路21から24の演算が所望とする動作スピードで半導体集積回路1が動作した演算結果を格納したこととなり、この演算結果をあらかじめ求められた期待値と照合することにより遅延テストが行われる。なお、機能テストや遅延テストにおいて、スキャン記憶素子にテスト結果である組み合わせ回路の演算結果を取り込むクロックをキャプチャクロック、組み合わせ回路の演算のための元のデータを出力するクロックをラウンチクロックと呼ぶ。したがって図11のような遅延テストにおいては、タイミング1103で印加される1つめのクロックがラウンチクロックであり、タイミング1104で印加される2つめクロックがキャプチャクロックである。
なお、半導体集積回路に対する遅延テストを行うテスト回路の他の技術が特開2004−294424号公報に開示されている。
特開2004−294424号公報
上述のように、機能テスト時はスキャンテスト回路によるスキャン記憶素子31から36への初期値設定し、1つのクロック印加した場合の組み合わせ回路21から24の演算結果と期待値との照合を行うのに対し、従来のスキャンテスト回路を用いた遅延テスト方法では、遅延テスト時は2つのクロック印加後の組み合わせ回路21から24の演算結果と期待値との照合を行っている。このため、従来のスキャンテスト回路を用いた遅延テスト方法では、スキャン記憶素子への設定値と演算結果の期待値とから構成される故障検査用データ(あるいは単にテストパターン)は、機能テスト時と遅延テスト時とで異なったものとなり、遅延テスト用の故障検査用データは2つのクロック印加後の期待値を求めるなど故障検査用データの生成が複雑化する。
また、特許文献1では、スキャン制御回路がスキャン選択信号と通常動作クロックとテストクロックの3つの入力信号により、スキャン選択内部信号とスキャンクロック(ラウンチクロックとキャプチャクロックを含む)を生成している。このため、スキャン制御回路内部を構成する回路が複雑となってしまう。
本発明にかかるスキャンテスト回路によれば、スキャン制御信号を入力する制御用フリップフロップと、前記制御用フリップフロップの出力が第1の状態値の時シフト動作を行う第1のモードに、前記制御用フリップフロップの出力が第2の状態値の時通常動作を行う第2のモードとなる複数のスキャン記憶素子がシリアルに接続されたスキャンパスチェーンとを有し、前記制御用フリップフロップは、前記スキャン制御信号が第1の状態値から第2の状態値に遷移した場合は、前記複数のスキャン記憶素子に与えられるクロックの前記遷移後の最初のクロックパルスに同期して、前記第2の状態値を前記複数のスキャン記憶素子に出力し、前記スキャン制御信号が前記第2の状態値から前記第1の状態値に遷移した場合は、前記スキャン制御信号が遷移したタイミングで前記第1の状態値を前記複数のスキャン記憶素子に出力することを特徴とするものである。
本発明にかかるスキャンテスト回路によれば、遅延故障テストにおいて、例えばセット付きフリップフロップのような入力クロックに対して出力が非同期に制御される制御用フリップフロップを用いることで複数の組み合わせ回路を考慮しない遅延故障検出用のテストパターンを利用することができる。
本発明によれば、スキャンテストに用いる遅延故障検出用のテストパターンの効率が上がり、遅延故障検出用テストパターン長の削減が簡単な回路構成で可能になる。
<発明の実施の形態1>
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に本実施の形態1にかかるスキャンテスト回路の構成の一例を示す。なお、図に示された符号のうち、図8と同じ符号を付した構成は、図8と同じか又は類似の構成を示している。
本実施の形態においては、所望の機能を実現するため組み合わせ回路21から24、フリップフロップ等の順序回路、クロック端子14、入力端子11および出力端子41とを有する半導体集積回路1に対して、本スキャンテスト回路を構成した場合を示す。ここでは、半導体集積回路1のすべての組み合わせ回路21から24、フリップフロップ等の順序回路をあわせた回路を回路ユニット111と定義する。
クロック端子14は、半導体集積回路1を動作させるクロック信号を外部から入力する端子であり、本スキャンテスト回路を用いたテスト時のテスト用クロックも入力する。なお、本スキャンテスト回路においてテスト時のテストクロックは、半導体集積回路1の外部から半導体テスタなどによって与えられる。よって、本スキャンテスト回路の設定に応じて、印加されるクロックのタイミングやパルス幅等のモジュレーションは、半導体テスタ等によってなされるものとする。テストのためのテストパターンも後述のように半導体テスタなどによって与えられ、期待値照合なども半導体テスタなどでなされる。また、入力端子11および出力端子41はそれぞれ半導体集積回路1の外部端子である。
半導体集積回路1は、本実施の形態のスキャンテスト回路用に、その外部端子として、スキャンイネーブル信号入力端子13、スキャンイン端子12、スキャンアウト端子42を有する。
順序回路は、スキャンテストのため図9に示すスキャンフリップフロップに置き換えられ、スキャン記憶素子31から36として組み込まれる。スキャン記憶素子31から36のデータ端子(D)には組み合わせ回路からの演算結果を入力するように接続される。
一方、スキャン記憶素子31から36は、図8と同様スキャンパスを構成する。このため、スキャン記憶素子31から36のスキャンイン端子(SIN)には前段のスキャン記憶素子の出力端子(Q)が接続される。ただし、スキャンパス初段のスキャン記憶素子31のスキャンイン端子(SIN)には半導体集積回路1の外部端子であるスキャンイン端子12、スキャンパス最終段のスキャン記憶素子36の出力端子(Q)には半導体集積回路1の外部端子であるスキャンアウト端子42にそれぞれ接続される。なお本実施形態のスキャンテスト回路においても図8と同様にスキャン長は6ビットである。
図1に示す本実施の形態1に係るスキャンテスト回路は、図8に示す従来のスキャンテスト回路に対し、新たにセット付きフリップフロップである制御用フリップフロップ101を有する。なお、本明細書において、セット付きフリップフロップとは、後述するように、このフリップフロップに与えるクロックとは無関係(非同期)に、その出力をセットするフリップフロップである。また、セットするとは、その出力値(特に正出力)を論理値"1"とすることを言う。
本実施の形態で用いられるセット付きフリップフロップである制御用フリップフロップ101は、図1に示すように、セット端子(S)、データ入力端子(D)、クロック入力端子(CLK)、データ出力端子(Q)を有する。制御用フリップフロップ101のセット端子(S)、クロック端子(CLK)、データ入力端子(D)は、スキャンイネーブル信号入力端子13、クロック端子14、外部入力端子15がそれぞれ接続される。また、制御用フリップフロップ101のデータ出力端子(Q)は、スキャン記憶素子31から36のスキャンイネーブル信号入力端子53(図9参照)に接続され、データ出力端子(Q)からの出力信号(cntl_scan_en)がスキャン記憶素子31から36に分配される。また、外部入力端子15の入力は"0"固定である。
スキャン記憶素子31から36は、制御用フリップフロップ101が出力したスキャンイネーブル信号(cntl_scan_en)により、組み合わせ回路21から24からの入力、スキャンパスからの入力のいずれか一方を選択する。本実施の形態においては、cntl_scan_enが"0"のとき組み合わせ回路21から24からの入力を、cntl_scan_enが"1"のときスキャンパスからの入力を選択する。その他の構成は、図8と同様であり説明は省略する。
ここで、制御用フリップフロップ101に用いるセット付フリップフロップの動作を図2に示すタイミングチャートを用いて説明する。また、図3に制御用フリップフロップ101に用いるセット付フリップフロップの動作に基づく真理値表を示す。
図2において、タイミング201では、セット端子(S)の入力データが"0"、データ入力端子(D)の入力データが"1"であるため、クロック端子(CLK)の入力クロックの立ち上がりに同期してデータ入力端子(D)の入力データ"0"をデータ出力端子(Q)に出力する。タイミング202では、セット端子(S)の入力データが"0"、データ入力端子(D)の入力データが"1"であるため、クロック端子(CLK)のクロック立ち上がりに同期してデータ入力端子(D)の入力データ"1"をデータ出力端子(Q)に出力する。タイミング203では、セット端子(S)の入力データが"0"、データ入力端子(D)の入力データが"0"であるため、クロック端子(CLK)のクロック立ち上がりに同期してデータ入力端子(D)の入力データ"0"をデータ出力端子(Q)に出力する。タイミング204では、セット端子(S)の入力データが"1"となり、クロック端子(CLK)のクロック立ち上がりに非同期でデータ"1"をデータ出力端子(Q)に出力する。タイミング205では、セット端子(S)の入力データが"1"であり、データ"1"をデータ出力端子(Q)に出力する。タイミング206では、セット端子(S)の入力データが"0"となるが、クロック端子(CLK)のクロックが立ち上がりでないためデータ"1"の出力を保持し、データ出力端子(Q)に出力する。タイミング207では、セット端子(S)の入力データが"0"であり、データ入力端子(D)の入力データが"0"であるため、クロック端子(CLK)のクロック立ち上がりに同期してデータ入力端子(D)の入力データ"0"をデータ出力端子(Q)に出力する。ただし、タイミング201以前は不定である。
上述ならびに図3の真理値表にも示すように、セット端子(S)の入力データが"1"の場合は、データ入力端子(D)の入力データが何であっても"1"を出力する。ただし、セット端子(S)の入力データが"1"から"0"に変化しても、クロックの立ち上がりが入力されるまで出力は"1"を保持する。
本実施の形態において、制御用フリップフロップ101であるセット付フリップフロップのデータ入力端子(D)の入力を"0"固定、すなわち0クランプとしている。従って、制御用フリップフロップ101は予めデータ入力端子(D)の入力を"0"固定としているため、図2の範囲Xの動作は起こさず、もっぱら範囲Yの動作しか起こさない。
つまり、制御用フリップフロップ101は、半導体集積回路1の外部から与えられるスキャンイネーブル信号(scan_en)(すなわちスキャン制御信号)が、"1"(第1の状態値)から"0"(第2の状態値)に変わるときは、同じく外部から与えられるクロック信号(clk)の立ち上がりに同期して、スキャン記憶素子31から36へ分配されるcntl_scan_enを"1"から"0"に切り替え、逆にスキャンイネーブル信号(scan_en)が"0"から"1"に変わるときは、クロック信号(clk)に関係なく(clkに対し非同期で)、スキャン記憶素子31から36へ分配されるcntl_scan_enを"0"から"1"に切り替えるように動作する。
次に図4および図5により、本実施の形態におけるスキャンテスト回路の動作を説明する。なお図5は図4のタイミング402から405の部分のclk、scan_enおよびcntl_scan_en信号について拡大したものである。ここで図中J11からJ16、J21からJ26は、スキャンイン端子12から入力されるスキャンデータである。また、J17は、後述の遅延テスト時のスキャンイン端子12の設定値である。図中H11からH16は、スキャン動作によってスキャンテストのための初期値設定される前にスキャン記憶素子に格納されたデータである。図中K11からK16は、キャプチャ動作モード時にスキャン記憶素子31から36に入力される、それぞれの組み合わせ回路からのロジック動作データ(演算結果)である。図中AからFは、図1のノードAからノードF(スキャン記憶素子31から36からの出力)にあらわれるデータを示している。また、その他の符号は図1の符号と一致する端子から出力されるデータである。
図4では、タイミング409から新たにスキャンテストが行われるものとして記載している。タイミング409の時点で、スキャン記憶素子31から36それぞれに格納されている値はH16、H15、H14、H13、H12、H11であったものとする。従ってタイミング409では、ノードAからFはそれぞれH16、H15、H14、H13、H12、H11の状態値である。
まず、タイミング409において、スキャンイネーブル信号入力端子13より入力されるスキャンイネーブル信号(scan_en)を"1"とする。スキャンイネーブル信号(scan_en)は、制御用フリップフロップ101のセット端子(S)に入力されているため、スキャンイネーブル信号(scan_en)を"1"とすることによって、制御用フリップフロップ101の出力であるcntl_scan_enは"1"となる。cntl_scan_enはスキャン記憶素子31から36のスキャンイネーブル端子53に分配されているため、スキャン記憶素子31から36は、スキャンパスの入力を選択し、本スキャンテスト回路はシフト動作モードに切り替えられる。この切り替えはクロック(clk)とは無関係に、換言すれば、クロック(clk)とは非同期に行われる。
タイミング409よりスキャンイン端子12には、スキャン記憶素子31から36にスキャンテストの初期値となるスキャンデータJ11からJ16を順次入力する。最初にスキャンデータJ11をスキャンイン端子に入力した後、タイミング400でのクロック端子14からのクロック印加によって、スキャンデータJ11をスキャン記憶素子31に入力するとともに、スキャン記憶素子32から36へはそれぞれスキャン記憶素子31から35が保持していたデータH16からH12が、シフト動作して格納される。以下タイミング401のクロック印加まで同様に、スキャンイン端子12からのスキャンデータ入力とクロック端子14からのクロック印加を交互に繰り返す。タイミング401のクロック印加が終了した時点で、スキャン記憶素子31から36には、それぞれJ15からJ11、H16が格納される。タイミング401のクロック印加の終了した時点は、ちょうどスキャン記憶素子31から36への初期値の設定が、あと1ビット分のデータ設定を残した時点である。そして、スキャンデータJ16をスキャンイン端子12に入力し、さらにタイミング402において、スキャンイネーブル入力信号端子13の入力を"0"にする。
なお、タイミング402でスキャンイネーブル入力信号端子13の入力は"0"となるが、この時点では制御用フリップフロップ101のセット信号が解除されただけであり、制御用フリップフロップ101の保持値は依然"1"のままである。cntl_scan_enが"1"のままであるため、本スキャンテスト回路はシフト動作モードのままである。これは、図2の制御用フリップフロップ101のタイミングチャートのタイミング206に相当する。
次に、クロック端子14に所望の動作スピードにあったクロックパルスを2つ、それぞれタイミング403、タイミング404で印加する。ここで、所望の動作スピードにあったクロックパルスとは、少なくともタイミング403とタイミング404との時間差が、所望とする半導体集積回路1のクロック動作周波数の1サイクル分の長さと同じであればよい。また、タイミング403で印加された1つめのクロックパルスがラウンチクロック、タイミング404で印加された2つめのクロックパルスがキャプチャクロックとして印加する。
ラウンチクロックによって、スキャンイン端子12に入力されたスキャンデータJ16がスキャン記憶素子31に格納されるとともに、スキャン記憶素子32から36にはそれぞれスキャンデータJ15からJ11が格納される。従って、この時点でスキャン記憶素子31から36の、スキャンテストのための初期値の設定が完了するとともに、スキャン記憶素子31から36は、その格納値を後段の組み合わせ回路に出力(ラウンチ)する。なお、出力端子42はスキャン記憶素子36の出力データJ11を出力する。また、制御用フリップフロップ101のデータ入力端子(D)は入力を"0"としているため、ラウンチクロックの立ち上がりに同期して、制御用フリップフロップ101のデータ出力端子(Q)から出力されるcntl_scan_enは"0"となる。これは、図2のタイミングチャートのタイミング207に相当する。
従って、スキャンテスト回路によるスキャン記憶素子31から36への初期値の設定が完了するとともに、スキャン記憶素子31から36の入力はスキャンパス側に切り替わって本スキャンテスト回路のキャプチャ動作モードへの切り替えが完了する。なお、ここで、cntl_scan_enのクロック信号(clk)に同期した"1"から"0"への切り替えは、タイミング403のラウンチクロックの立ち上がり以降、タイミング404のキャプチャクロックの立ち上がり前までに行う。より正確には、タイミング404のキャプチャクロックの立ち上がりのタイミングよりスキャン記憶素子のセットアップ時間分前までに行う。
ここで実際には、制御用フリップフロップ101が出力し、スキャン記憶素子31から36に入力されるcntl_scan_en信号の立下りのタイミング(タイミング407)は、図5に示すTqdの遅延時間をもって各スキャン記憶素子に入力される。よって、ラウンチクロックの立ち上がりが各スキャン記憶素子に入力されるタイミング(タイミング403)には、スキャン記憶素子31から36に入力されるcntl_scan_enは"1"のままである。このため、スキャン記憶素子31から36は、シフト動作モードの動作を行い、スキャンデータを格納する。
タイミング404においてクロック端子14からキャプチャクロックが入力されるが、制御用フリップフロップ101のD端子からの入力データが"0"固定のため制御用フリップフロップ101のデータ出力端子(Q)から出力されるcntl_scan_enは"0"のままである。これは、図2の制御用フリップフロップ101のタイミングチャートのタイミング201に相当する。
すなわちスキャンテスト回路はキャプチャ動作モード(通常動作モード)であり、スキャン記憶素子31から36は、キャプチャ動作を行う。具体的には、クロック端子14が入力したクロック(キャプチャクロック)の立ち上がりに同期して、スキャン記憶素子31、32は組み合わせ回路21からの出力K16、K15をそれぞれ格納する。また同様に、スキャン記憶素子33、34は組み合わせ回路22からの出力K14、K13を、スキャン記憶素子35、36は組み合わせ回路23からの出力K12、K11をそれぞれ格納する。
ここで、ラウンチクロックとキャプチャクロック各々の立ち上がりエッジ間の時間差は、上述のように、半導体集積回路1が所望とする動作スピード(換言すれば、半導体集積回路1の動作クロックの1サイクルの時間)と等しい。つまり、ラウンチクロックでスキャン記憶素子31から36に初期値が設定され、その初期値をもとに各組み合わせ回路21から24が演算した結果を、半導体集積回路1の動作クロックの1サイクルの時間後に印加されるキャプチャクロックによりスキャン記憶素子31から36に格納する動作をおこなうことになる。従って、タイミング403で印加されるラウンチクロックからタイミング404で印加されるキャプチャクロックまでが、半導体集積回路1の所望の動作スピードで動作させることと等価であり、この部分が、遅延テストのコアである。
こうして得られた遅延テストの結果は、次のように半導体集積回路1の外部に取り出され期待値と照合される。まず、タイミング405にてスキャンイネーブル信号入力端子13より入力されるスキャンイネーブル信号(scan_en)を再び"1"に戻す。スキャンイネーブル信号(scan_en)を再び"1"に戻すことにより、制御用フリップフロップ101のセット端子(S)が"1"となるため、上述のようにクロック(clk)とは無関係(非同期)にcntl_scan_enは"1"となる。
したがって、これ以降は、本実施例のスキャンテスト回路は再びシフト動作モードになり、クロックに同期してテスト対象の組み合わせ回路からの出力K11からK16を順次スキャンアウト端子42にスキャンアウトする。従って、キャプチャクロックによってスキャン記憶素子31から36に格納された各組み合わせ回路21から24の演算結果を、予め求められた期待値と照合することによって、遅延テストが行える。つまり、これら遅延テストされた組み合わせ回路の演算結果K11からK16からテスト対象の組み合わせ回路の遅延故障があるかどうかの判断が可能となる。
また、本スキャンテスト回路による遅延テストは、上述のように、ラウンチクロックの印加によって、スキャン記憶素子31から36にスキャンテストのための初期値設定を完了したのち、次のキャプチャクロックによって遅延テストを行うものである。このため、従来のスキャンテスト回路による機能テストと同様、本スキャンテスト回路による遅延テストは、初期値設定から演算結果を得るまでスキャン遅延素子31から36の状態遷移は1回である。したがって、本実施の形態にかかるスキャンテスト回路で使用される遅延テストのための故障検出用パターン(遅延テストパターン)が、従来のスキャンテスト回路による機能テストのための故障検出用パターン(縮退故障検出用パターンあるいは機能テストパターン)と同様のパターン作成アルゴリズムを利用して作成することが可能である。
場合によっては、従来のスキャンテスト回路による機能テストのための縮退故障検出用パターンを用い、半導体テスタ等で単に、クロック信号やスキャンイネーブル信号のタイミングモジュレーション変更のみで遅延テストを行うことが可能となる。遅延テストパターンと機能テストパターンとをほぼ同様のものとすることができる。初期値設定から演算結果を得るまでスキャン遅延素子31から36の状態遷移は1回であるがゆえに、効率的な故障検出パターンを作成でき故障検出率向上にも寄与する。また、本発明では、図11に示した従来のタイミングチャートのタイミング1101と1103のクロック印加を1つのラウンチクロックで行っているので、その分パターンが不要となる。
また、スキャンイネーブル信号により入力クロックに非同期に出力が制御される制御用フリップフロップ(一般的なセット付きフリップフロップ)を用いることで、特許文献1のような「第1のクロック周波数と第2のクロック周波数とを独立に制御する回路」が必要なく、スキャンテスト回路の構成をシンプルにできる。
つまり、本発明によれば、スキャンテスト回路に用いる遅延故障検出用のテストパターンの作成アルゴリズムとして、従来のスキャンテストの機能テストパターン生成アルゴリズムが使用できるのでテストパターンの作成効率が上がり、検出率の向上および遅延故障検出用テストパターン長の削減が簡単な回路構成で可能になる。
なお、本実施の形態において、制御用フリップフロップのデータ入力端子(D)に半導体集積回路1の外部端子15から"0"を設定する構成として示したが、半導体集積回路1内部で"0"クランプにしてもよい。
また、上述の実施の形態において、制御用フリップフロップを論理反転してリセット付きフリップフロップを使用して実現してもよい。なお、ここで言うリセット付きフリップフロップとは、クロックとは無関係(非同期に)、その出力をリセットするフリップフロップであって、リセットするとは、その出力値(特に正出力)を論理値"0"とするもことを言う。すなわち、上述の実施の形態では、シフト動作モードをスキャンイネーブル信号が"1"の場合としているが、これは単なる取り決め事項に過ぎず変更可能であるからである。すなわち、スキャン記憶素子31から36あるいはスキャンパスチェーンをシフト動作モード(第1のモード)と通常モード(第2のモード)との切り替えが、シフト動作モードから通常モードに変更する場合は、クロック(clk)と無関係(非同期)に行われ、通常モードからシフト動作モードに変更する場合は、クロック(clk)に同期して行われるようにスキャンテスト回路が構成されていればよい。
なお、上記の例では、スキャンイネーブル信号(scan_en)の切り替えタイミング402、405を、クロック(clk)の印加タイミング401、403および404、406から十分離れた時点において設定した例を示している。切り替えタイミング402を、クロック(clk)の印加タイミング401から十分離れた時点に設定しているのは、タイミング401のクロックに同期して半導体集積回路内の全てのスキャン記憶素子がシフトインデータを記憶することを確実にし、また、タイミング402におけるスキャンイネーブル信号の立下りを制御用フリップフロップに対して確実に入力するためである。つまり、半導体集積回路内の全てのスキャン記憶素子に入力されるスキャンイネーブル信号とクロックのタイミング調整の必要をなくすために、スキャンイネーブル信号とクロックとを時間間隔をマージンとしてとったものである。従って、遅延的にこれらの問題が無いのであれば、このようなマージンをとる必要はない。
<発明の実施の形態2>
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6に本実施の形態2にかかるスキャンテスト回路の構成の一例を示す。なお、図に示された符号のうち、図1と同じ符号を付した構成は、図1と同じか又は類似の構成を示している。
図6に示すように、本実施の形態のスキャンテスト回路は、複数の回路ユニット(本例ではユニット112から115)と複数の制御用フリップフロップ(本例では制御用フリップフロップ102から105)から構成される。回路ユニット112から115は、実施の形態1の回路ユニット111と同様な回路構成である。ただし、各回路ユニットが有する組み合わせ回路は同一ではなく任意の構成である。また、制御用フリップフロップ102から105も実施の形態1の制御用フリップフロップ101と同様な回路構成である。よって、各構成の説明は省略する。
ここで、各回路ユニットへのスキャンデータの入出力、クロックの入力については様々な形態をとってもかまわない。各回路ユニットそれぞれに対し、独立に、スキャンイン端子12、スキャンアウト端子42、クロック端子14を半導体集積回路1の外部端子として設けて、回路ユニットへスキャンインデータ、クロック信号を供給したり、スキャンアウトデータを出力する構成としてもよいし、いくつかの信号を1つの端子から各回路ユニットに分配、あるいは選択出力する構成としてもよい。さらにまた、スキャンイン端子12、スキャンアウト端子42、クロック端子14は半導体集積回路1に1つのみ設け、すべての回路ユニットのスキャン記憶素子を1つスキャンパスとして構成し、すべてのスキャン記憶素子に対してクロックを供給する構成としてもよい。スキャンインデータ入力端子への入力データおよびスキャンアウトデータ出力端子からの出力データは、図1の構成と同様に外部、もしくは他の回路ユニットから入出力される。またここで、キャプチャ動作時にデータが他の回路ユニットからスキャン記憶素子に入力される場合、図1の組み合わせ回路21、24が、他の回路ユニットに相当する。
ここで、図6に本実施の形態のスキャンテスト回路の接続構成を示す。まず、半導体集積回路1の外部端子であるスキャンイネーブル入力信号端子13から入力されたスキャンイネーブル信号(scan_en)は、制御用フリップフロップ102から105のセット端子(S)に入力される。同じく外部入力端子であるクロック端子14から入力されたクロック信号(clk)は、制御用フリップフロップのクロック端子(CLK)および回路ユニット112から115内のスキャン記憶素子(不図示)に入力される。外部入力端子15から入力された"0"は、制御用フリップフロップのデータ入力端子(D)に入力される。制御用フリップフロップ102のデータ入力端子(Q)から出力されたcntl_scsn_en102からcntl_scsn_en105は、回路ユニット112から115内のスキャン記憶素子(不図示)へ入力される。よって、各回路ユニットの動作は、それぞれの回路ユニットへ入力されるcntl_scsn_en信号により制御され実施の形態1と同様の動作を行い、それぞれの回路ユニットの遅延故障テストが行える。
このように、半導体集積回路内の組み合わせ回路と順序回路とを複数の回路ユニットに分け、それぞれの回路ユニットの順序回路であるスキャン記憶素子を制御する制御用フリップフロップを並列に接続することで、各制御用フリップフロップと回路ユニット内のスキャン記憶素子間のタイミングを補償することが容易にできる。
つまり実施の形態1に記したように、cntl_scan_enのクロック信号(clk)に同期した"1"から"0"への切り替えを、タイミング403のラウンチクロックの立ち上がり以降、タイミング404のキャプチャクロックの立ち上がり前までに実現するためには、制御用フリップフロップとスキャン記憶素子とが半導体集積回路1内においてそれぞれ近傍に配置されていれば簡単となる。近傍に配置されることによってcntl_scan_enのスキャン記憶素子への分配遅延を小さくできるからである。つまり、制御用フリップフロップが回路ユニットの近傍に設置されるほど効果的である。ただし、必ずしも前述したような回路ユニットの近傍に設置しなくとも上述の条件が満足できていれば、制御用フリップフロップの設置場所や数は、半導体集積回路1に存在するスキャン記憶素子数や回路レイアウト状況に応じて決定してよい。
なお、実施の形態2において、半導体集積回路1が回路ユニット111を複数備えた例として示したが、回路ユニット111は、半導体集積回路1の機能単位として分割されたものであってもよいし、あるいは、半導体集積回路1の機能単位とは別に、単に1つの制御用フリップフロップ101がcntl_scan_enを分配するスキャン記憶素子の単位としてとらえてもよい。
以上のことから、本実施の形態2のスキャンテスト回路を用いることで、LSIの様な大規模な半導体集積回路の回路構成においても本実施の形態1で示した効果をともなった遅延故障テストを行うができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能であり、例えば、図7に示すように、制御用フリップフロップ106が1つで複数の回路ユニット(本例では、回路ユニット116、117)を制御しても良い。
また、特に図示はしないが、図1の実施例において、制御用フリップフロップ101の出力の先に新たにセレクタ(選択回路)を備え、cntl_scan_enとスキャンイネーブル信号入力端子13より入力されるスキャンイネーブル信号(scan_en)を制御信号(第2のスキャン制御信号)によって任意に切り替える構成としてもよい。このように、この制御信号によりscan_enを選択する構成とすれば、従来のスキャンテスト回路と同じ構成となり、従来のテスト(機能テストや従来の遅延テスト)にも対応が可能となる。
上述のように、本発明のスキャンテスト回路は、1つ半導体集積回路に1つ備えられるものの他、複数の本発明のスキャンテスト回路を1つの半導体集積回路に備える構成としてよい。例えば、半導体集積回路が複数のクロックそれぞれに同期動作する内部回路(回路ユニット)をもつ場合に、それぞれの内部回路に対応した本発明のスキャンテスト回路を複数備えることも可能である。
実施形態1にかかるスキャンテスト回路構成の一例 実施形態1にかかるスキャンテスト回路の制御用フリップフロップのタイミングチャートの一例 実施形態1にかかるスキャンテスト回路の制御用フリップフロップの真理値表の一例 実施形態1にかかるスキャンテスト回路のタイミングチャートの一例 図4のタイミングチャートの一部拡大図 実施形態2にかかるスキャンテスト回路構成の一例 その他の実施形態にかかるスキャンテスト回路構成の一例 従来技術にかかるスキャンテスト回路構成の一例 従来技術にかかるスキャンテスト回路構成のスキャン記憶素子回路構成の一例 従来技術1にかかるスキャンテスト回路のタイミングチャートの一例 従来技術2にかかるスキャンテスト回路のタイミングチャートの一例
符号の説明
12 スキャンイン端子
13 スキャンイネーブル信号入力端子
14 クロック端子
15 外部端子
21、22、23、24 組み合わせ回路
31、32、33、34、35、36 スキャン記憶素子
41 出力端子
42 スキャンアウト端子
101、102、103、104、105、106 制御用フリップフロップ
111、112、113、114、115、116、117 回路ユニット

Claims (7)

  1. スキャン制御信号を入力する制御用フリップフロップと、
    前記制御用フリップフロップの出力が第1の状態値の時シフト動作を行う第1のモードに、前記制御用フリップフロップの出力が第2の状態値の時通常動作を行う第2のモードとなる複数のスキャン記憶素子がシリアルに接続されたスキャンパスチェーンとを有し、
    前記制御用フリップフロップは、
    セット付フリップフロップとリセット付フリップフロップとのいずれかにより構成され、
    前記スキャン制御信号が第1の状態値から第2の状態値に遷移した場合は、前記複数のスキャン記憶素子に与えられるクロックの前記遷移後の最初のクロックパルスに同期して、前記第2の状態値を前記複数のスキャン記憶素子に出力し、
    前記スキャン制御信号が前記第2の状態値から前記第1の状態値に遷移した場合は、前記スキャン制御信号が遷移したタイミングで前記第1の状態値を前記複数のスキャン記憶素子に出力することを特徴とするスキャンテスト回路。
  2. 前記スキャン制御信号を入力する前記制御用フリップフロップは、
    前記スキャン制御信号が第1の状態値の時、前記クロックに非同期に予め決められた固定値を出力し、
    前記スキャン制御信号が第2の状態値の時、入力された前記スキャン制御信号の状態値を前記クロックに同期して出力する請求項1に記載のスキャンテスト回路。
  3. 前記制御用フリップフロップは、
    半導体集積回路内に複数形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスキャンテスト回路。
  4. 前記制御用フリップフロップは、
    半導体集積回路内に複数形成され、複数の前記制御用フリップフロップ各々は前記スキャン制御信号を入力し、前記制御用フリップフロップ各々はそれぞれ対応する前記スキャン記憶素子に前記制御用フリップフロップ各々の出力を供給する請求項1または請求項2に記載のスキャンテスト回路。
  5. 前記制御用フリップフロップの出力と前記スキャン記憶素子との間にさらに選択回路を備え、
    前記選択回路は、第2のスキャン制御信号に応じて、前記スキャン記憶素子に、前記制御用フリップフロップの出力または前記スキャン制御信号のいずれか一方を出力する請求項1記載のスキャンテスト回路。
  6. 請求項1から請求項の1つに記載のスキャンテスト回路を少なくとも1以上有する半導体集積回路。
  7. セット付フリップフロップとリセット付フリップフロップとのいずれかにより構成された、スキャン制御信号を入力する制御用フリップフロップを備え、通常動作を行うキャプチャ動作モードとシフト動作を行うシフト動作モードを有するスキャンテスト回路のスキャンテスト制御方法であって、
    前記スキャン制御信号が第1の状態値から第2の状態値になった後、スキャンチェーンに最初に入力される同期クロックに応じて前記スキャンチェーンをキャプチャ動作モードとし、
    前記スキャン制御信号が前記第2の状態値から前記第1の状態値になったタイミングに応じて、前記スキャンチェーンをシフト動作モードとする
    ことを特徴とするスキャンテスト制御方法。
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