JP3859647B2 - 半導体集積回路のテスト方法および半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路のテスト方法および半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、組込み自己テストによる半導体集積回路のテスト、特に、マルチサイクルパスを持つ回路のテストに関する。
従来のマルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテストでは、スキャンフリップフロップ(以下「SFF」と表記)に対して、クロックイネーブル信号によってSFFの値をホールドさせて、ホールドされた値を取り込むことによって行われている。マルチサイクルパスを含む半導体集積回路およびそのテスト方法については、特許文献1に掲載しているものがある。
図8は従来のマルチサイクルパスを含む半導体集積回路であり、図9はその波形図である。ここでは図7(a)〜(c)に示すようなSFFを用いてキャプチャとホールドとシフトの動作を実現している。例えば図7(a)のSFF700では、データフリップフロップ(以下「DFF」と表記)710のデータ入力Dに接続されるセレクタ720と、このセレクタ720に接続されたセレクタ730とを持つ。DFF710はクロック入力CKとデータ出力Qを持つ。セレクタ720は、入力データdまたはセレクタ730の出力信号733をスキャンイネーブル信号seに応じて選択する。セレクタ730は、スキャン入力信号siまたはDFF710の出力信号713をクロックイネーブル信号ceに応じて選択する。クロックイネーブル信号ceの値によって、DFF710がシフトされるかホールドされるかが決められる。クロックイネーブル信号ceを用いてSFFの値をホールドさせることで、テスト時のSFFの動作を実動作でのクロックレートよりも落とすことができる。また、図7(b),(c)に示すようなSFF740,750であっても、図7(a)に示すSFF700と同様の動作を実現することができる。なお、図7(d)は、図7(a)〜(c)に示したSFFを表し、図7(e)は、クロックイネーブル信号を持たないSFFを表す。
以下、従来のマルチサイクルパスを含む半導体集積回路の動作およびそのテスト方法について、図8の回路図と図9の波形図を参照しながら説明する。
図8の11は第1のSFFであり、11のデータ出力qから論理回路40を通って第2のSFF22のデータ入力dまでに到達し、11のデータ出力qから論理回路40を通って第3のSFF31のデータ入力dまでに到達する経路が存在している。100はBISTコントローラであり、その内部にコントローラ102を持つ。また、103はスキャンイネーブル生成部であって、SFF11の端子seにスキャンイネーブル信号se1を入力し、SFF22および31の端子seにスキャンイネーブル信号se2を入力する。104はクロックイネーブル生成部であって、SFF11の端子ceにクロックイネーブル信号ce1を入力する。105はランダムパターン生成部(PRPG)であり、SFF11のスキャン入力siへ信号si1を入力し、SFF22のスキャン入力siへ信号si2を入力する。106はデータ圧縮器(MISR)であり、SFF11および31の出力qが入力so1およびso2として入力される。
SFF11の動作は、図9の波形に示すように信号ce1の値に応じて、シフトとホールドが行われる。この例では、クロックイネーブル信号ce1がクロック信号ckの1レート毎にLowとHighが変わるためシフト後の1クロックサイクルの間データがホールドされる。また、SFF22,31はクロックイネーブル信号ceを持っていないので、ホールドされない。SFF11については、時刻t0においてシフトが行われ、その次の時刻t1ではホールド状態になり、さらに次の時刻t2でキャプチャ動作が行われる。そのために時刻t0におけるシフト動作が最終のシフトとなる。SFF22,31については、時刻t0においてシフトが行われ、その次の時刻t1はホールドが行われずにシフトされ、さらに次の時刻t2でキャプチャ動作が行われる。そのために時刻t1におけるシフトが最後のシフトとなる。キャプチャ直前のSFF11の出力qの値が時刻t0で保持され、SFF11から論理回路40を通ってそのデータを受け取るSFF22,31では、時刻t0から2クロック後の時刻t2でキャプチャ動作が行われるため、SFF11から論理回路40を通ってそのデータを受け取るSFF22,31までの経路がマルチサイクルのタイミングで検査が行われる。クロックイネーブル信号ceおよびスキャンイネーブル信号seを用いて、SFF11をシフト中およびキャプチャの直前にホールドさせることで、最後のシフト動作からキャプチャ動作までの区間を1クロックサイクルより長くしている。
米国特許第6,145,105号公報(図3c、図4、図5d)
しかしながら、上記のようにクロックイネーブル信号によって、SFF11の値がホールドされることで、SFF11の出力qから論理回路40を通ってデータを受け取るSFF22および31のデータ入力dまでの経路は、すべてマルチサイクルのタイミングでデータがキャプチャされる。そのため、SFF11のデータ出力qから論理回路40を通ってデータを受け取るSFF22および31までの経路の中で、通常動作においてマルチサイクルでない(シングルサイクルの)パスであっても、それらのパスは全てマルチサイクルのタイミングでデータがキャプチャされる。例えば、SFF11のデータ出力qから論理回路40を通ってSFF22の入力dでデータを受け取るまでの経路がマルチサイクルであって、SFF11のデータ出力qから論理回路40を通ってSFF31の入力dでデータを受け取るまでの経路がシングルサイクルである場合には、通常動作においてシングルサイクルであるSFF11のデータ出力qから論理回路40を通ってSFF31の入力dでデータを受け取るまでの経路に対してもマルチサイクルのタイミングでしかテストが行われなくなってしまう。そのため、マルチサイクルパスについては実使用状態でテスト可能であるが、通常動作でシングルサイクルで動作する経路に対しては実動作速度検査ができなくなる。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、通常動作におけるマルチサイクルパスとシングルサイクルパスを含む論理回路に対して、マルチサイクルパスに対してはマルチサイクルでの実動作検査を行い、シングルサイクルパスに対してはシングルサイクルでの実動作検査を行うことができる半導体集積回路およびその検査方法を提供することである。
本発明による半導体集積回路のテスト方法は、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法である。前記半導体集積回路は、クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記クロック信号のエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記クロック信号のエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備える。前記テスト方法は、マルチサイクルテストステップと、シングルサイクルテストステップとを備える。前記マルチサイクルテストステップは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記スキャン可能な記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記スキャン可能な記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記スキャン可能な記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備える。前記シングルサイクルテストステップは、前記スキャンステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、データをホールドし、前記第2の記憶素子を除く記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、前記シフトアウトステップとを備える。
本発明による半導体集積回路のもう1つのテスト方法は、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法である。前記半導体集積回路は、クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備える。前記テスト方法は、マルチサイクルテストステップと、シングルサイクルテストステップとを備える。前記マルチサイクルテストステップは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備える。前記シングルサイクルテストステップは、前記スキャンステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、あらかじめ決められた固定値を前記記憶素子のデータ入力から取り込み、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、前記シフトアウトステップとを備える。
本発明による半導体集積回路のさらにもう1つのテスト方法は、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法である。前記半導体集積回路は、クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備える。前記テスト方法は、マルチサイクルテストステップと、シングルサイクルテストステップとを備える。前記マルチサイクルテストステップは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備える。前記シングルサイクルテストステップは、前記スキャンステップと、前記第2の記憶素子のデータ入力を、他の前記記憶素子のデータ出力と接続し、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子のデータ入力を前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、前記第2の記憶素子と同一のスキャンチェーン接続された直前の前記記憶素子のデータ出力を取り込み、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、前記シフトアウトステップとを備える。
上記テスト方法において、前記第1の記憶素子に対するスキャンチェーンを、他のスキャンチェーンと別に構成することが好ましい。
上記テスト方法において、前記シフトアウトステップ中にテストパターンをシフト入力することが好ましい。
上記テスト方法を必要な回数だけ繰り替えすことが好ましい。
本発明による半導体集積回路は、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路であって、クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備える。前記半導体集積回路は、マルチサイクルテストモードと、シングルサイクルテストモードとを有する。前記マルチサイクルテストモードでは、スキャンモード,マルチサイクルホールドモード,マルチサイクルキャプチャモード,シフトアウトモードを選択的に実行する。前記シングルサイクルテストモードでは、前記スキャンモード,シングルサイクルキャプチャモード,前記シフトアウトモードを選択的に実行する。前記スキャンモードでは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力する。前記マルチサイクルホールドモードでは、前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドする。前記マルチサイクルキャプチャモードでは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込む。前記シフトアウトモードでは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトし、前記記憶素子に取り込んだ出力応答を解析する。前記シングルサイクルキャプチャモードでは、前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、データをホールドし、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込む。
上記半導体集積回路において、前記スキャン可能な記憶素子を前記モードのうち特定の1つのモードを構成するための前記スキャン可能な記憶素子の値をホールドするクロックイネーブル信号を生成するクロックイネーブル信号生成部と、前記スキャン可能な記憶素子をスキャンモードにするスキャンイネーブル信号とを生成するスキャンイネーブル信号生成部と、マルチサイクルテストモードとシングルサイクルテストモードを選択するマルチサイクルテストイネーブル信号とを生成するマルチサイクルテストイネーブル信号生成部とをさらに備えることが好ましい。
上記半導体集積回路において、前記テストパターン生成のために擬似ランダムパターン生成器(PRPG)を用いることが好ましい。
上記半導体集積回路において、前記出力応答を解析するために圧縮器(MISR)を用いることが好ましい。
上記半導体集積回路において、前記マルチサイクルテストモードとシングルサイクルテストモードを選択するマルチサイクルテストイネーブル信号に、前記擬似ランダムパターン生成器が生成する信号を用いることが好ましい。
本発明によって、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテストにおいて、マルチサイクルテストステップと、シングルサイクルテストステップとを設け、マルチサイクルテストステップでは、マルチサイクルパスおよびシングルサイクルパスに対してマルチサイクルでテスト行い、シングルサイクルテストステップでは、シングルサイクルパスに対してはシングルサイクルでテストを行い、マルチサイクルパスについてはキャプチャ時にデータが取り込まれないようにすることで、マルチサイクルパスを含む半導体集積回路を実動作の状態でテストを行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施形態による半導体集積回路の概略構成を示すブロック図である。
11はスキャン可能な第1の記憶素子であって本実施の形態では図7(a)に記載の回路700を用い、21はスキャン可能な第2の記憶素子であって本実施の形態では図7(b)に記載の回路740を用い、31はスキャン可能な第3の記憶素子であって本実施の形態では図7(e)に記載の回路を用いて説明する。
40は論理回路であって、第1の記憶素子11のデータ出力qから論理回路40を通って第2の記憶素子21のデータ入力dへの経路は、そのデータ転送に、システムクロックの2レート分必要なマルチサイクルパスである。また、第1の記憶素子11のデータ出力qから論理回路40を通って第3の記憶素子31のデータ入力dへの経路は、そのデータ転送に、システムクロックの1レート分必要なシングルサイクルパスである。
100はBISTコントローラであり、101はテストアクセスポート(TAP)であり、102は制御部である。
スキャンイネーブル生成部103は、第1の記憶素子11のスキャンイネーブル信号se1(114)と、第2および第3の記憶素子21および31のスキャンイネーブル信号se2(115)とを生成する。与えられるスキャンイネーブル信号se1,se2の値に応じて記憶素子11,21,31はスキャン入力siまたはデータ入力dを選択的に取り込む。
クロックイネーブル生成部104は、第1の記憶素子11のクロックイネーブル信号ce1(113)を生成する。第1の記憶素子11は、スキャンイネーブル信号se1(111)がアクティブの時にクロックイネーブル信号ce1(113)の値に応じてホールド状態(データ出力からの値を取り込む)とシフト状態(スキャン入力siに与えられるスキャン入力信号si1を取り込む)とを切り換える。本実施形態では、第1の記憶素子11から第2の記憶素子21までの経路が2サイクルのマルチサイクルなので、クロックイネーブル信号ce1(113)は、システムクロックと同一の周期であるクロック信号ckの立ち上がりの2回のうち1回がアクティブになるように生成される。
105はランダムパターン発生器(PRPG)であり、第1の記憶素子11で構成される第1のスキャンチェーンのスキャン入力に信号si1(114)を入力し、第2の記憶素子21と第3の記憶素子31で構成される第2のスキャンチェーンのスキャン入力に信号si2(115)を入力する。
106は圧縮器(MISR)であり、第1および第2のスキャンチェーンのスキャンアウト出力116および117を端子so1およびso2から取り込む。
107はマルチサイクルテストイネーブル生成部であり、マルチサイクルテストモードとシングルサイクルテストモードとを識別する信号を生成する。ここではマルチサイクルテスト時に「0」、シングルサイクルテスト時に「1」となるmcte信号を生成する。
50はOR回路であり、mcte信号118とce1信号113を入力とし、その出力を第1の記憶素子11のce端子への入力とする。
60はインバータであり、mcte信号118の反転値を、第2の記憶素子21のce端子への入力とする。
図2は図1の半導体集積回路をテストする時の波形図である。以下マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法について図1、図2を参照しつつ説明する。
11、21、31の動作状態の「S」はスキャンステップ、「H」はホールドステップ、「C」はキャプチャステップを表す。mcte信号がLowの区間がマルチサイクルテストステップであり、Highの区間がシングルサイクルテストステップである。
<マルチサイクルテストステップ>
マルチサイクルテストステップ中の時刻tm0では、信号se1,se2がHighで信号ce1がHighであるため、第1の記憶素子11はシフトステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップとなり、スキャン入力からの値がスキャン入力データとしてシフトされる。
マルチサイクルテストステップ中の時刻tm1では、信号se1,se2がHighで、信号ce1がLowであるため、第1の記憶素子11はホールドステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップとなり、時刻tm0でシフトされた第1の記憶素子11の値がホールドされ、記憶素子21および31はスキャン入力からの値がスキャン入力データとしてシフトされる。
マルチサイクルテストステップ中の時刻tm2では、信号se1,se2がLowで、信号ce1がHighであるため、第1の記憶素子11はキャプチャステップ、第2の記憶素子21はキャプチャステップ、第3の記憶素子31はキャプチャステップとなり、データ入力からの値を取り込む。
第2のスキャン可能な記憶素子21では、時刻tm0で値が確定した第1の記憶素子11の値を、その2クロック後の時刻tm2で取り込むため、実動作での2サイクルのマルチサイクルと同一のタイミングでデータを取り込むことができる。
第3の記憶素子31では、時刻tm0で値が確定した第1の記憶素子11の値を、その2クロック後のtm0で取り込むため、実動作での1サイクルのシングルサイクルとは異なるタイミングでデータを取り込むことになる。
マルチサイクルテストステップ中の時刻tm3では、信号se1,se2がHighで、信号ce1がLowであるため、第1の記憶素子11はホールドステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップとなり、時刻tm2でキャプチャされた第1の記憶素子11の値はホールドされ、記憶素子21および31は時刻tm2でキャプチャした値をシフトアウトする。
<シングルサイクルテストステップ>
シングルサイクルテストステップ中の時刻ts0では、信号se1,se2がHighで、信号ce1がHighであるため、第1の記憶素子11はシフトステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップとなり、スキャン入力からの値がスキャン入力データとしてシフトされる。
シングルサイクルテストステップ中の時刻ts1では、信号se1,se2がHighで、信号ce1がLowであるが、信号mcteがHighのために第1の記憶素子11のce入力にはHighが入力される。そのため第1の記憶素子11はシフトステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップとなり、スキャン入力からの値がスキャン入力データとしてシフトされる。
シングルサイクルテストステップ中の時刻ts2では、信号se1,se2がLowで、信号ce1がHighであるが、信号mcteがHighのために第2の記憶素子21のce入力にはLowが入力される。そのため第1の記憶素子11はキャプチャステップ、第2の記憶素子21はホールドステップ、第3の記憶素子31はキャプチャステップとなり、第1および第3の記憶素子11および31は、そのデータ入力から値を取り込み、第2の記憶素子21はデータをホールドする。
第2の記憶素子21では、時刻ts1で値が確定した第1の記憶素子11の値を、その1クロック後の時刻ts2で取り込むと、実動作では2サイクルのマルチサイクルのために、正しくデータが取り込めないが、データをホールドすることで、第1の記憶素子11の値を取り込まないようにする。
第3の記憶素子31では、時刻ts1で値が確定した第1の記憶素子11の値を、その1クロック後の時刻ts2で取り込むため、実動作での1サイクルのシングルサイクルと同一のタイミングでデータを取り込むことができる。
シングルサイクルテストステップ中の時刻ts3では、信号se1,se2がHighで、信号ce1がLowであるため、第1の記憶素子11はシフトステップ、第2の記憶素子21はシフトステップ、第3の記憶素子31はシフトステップであり、時刻ts2でキャプチャした値をシフトアウトする。
以上のように本発明の実施形態によれば、マルチサイクルを含む半導体集積回路のテストにおいて、マルチサイクルテストステップとシングルサイクルステップを設け、マルチサイクルステップ時には、ホールドステップを用いてデータをホールドさせてマルチサイクルでテストを行い、シングルサイクルステップ時には、ホールドステップを用いず、シングルサイクルパスでは実動作でのテストを行い、マルチサイクルパスではキャプチャ動作時にデータを受け取るフリップフロップをホールドさせることで、シングルサイクルパスとマルチサイクルパスをそれぞれ実動作状態でテストを行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では信号mcteがLowの区間がマルチサイクルテストステップ、Highの区間がシングルサイクルテストステップとして説明したが、OR回路50およびインバータ回路60を変更し、信号mcteがHighの区間がマルチサイクルテストステップ、Lowの区間がシングルサイクルテストステップとしても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第2の記憶素子21として図7(b)の回路を用いたが、これに代えて図7(e)のSFFを用いた第2の記憶素子22を用いてもよい。この場合の半導体集積回路の構成を図3に示す。さらに、この回路では、図1に示したインバータ回路60に代えてOR回路70を設けている。OR回路70は、論理回路40からの出力と信号mtceとのORを第2の記憶素子(SFF)22の入力dに出力する。図3に示した半導体集積回路では、図4に示すようにシングルサイクルテストステップのキャプチャステップでは、論理回路40から出力値とmcte信号値を入力とするOR回路70の出力値をSFF22のd入力から取り込むことで、SFF22には固定値が取り込まれる。これによっても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、図7(b)の回路を用いた第2の記憶素子21に代えて図7(e)のSFFを用いた第2の記憶素子22を用いた半導体集積回路のもう1つの例を図5に示す。この回路では、図1に示したインバータ回路60に代えてOR回路80を設けている。OR回路80は、スキャンイネーブル信号se2と信号mtceとのORを第2の記憶素子(SFF)22の入力seに出力する。図4に示した半導体集積回路では、図5に示すようにシングルサイクルテストステップのキャプチャステップでは、スキャンイネーブル信号se2と信号mcteを入力とするOR回路80の出力値をSFF22のスキャンイネーブル信号seとすることで、図6に示すように時刻ts2において、第2の記憶素子(SFF)22はキャプチャを行わずにシフトを行うため、シングルサイクルテストステップのキャプチャステップで、第1の記憶素子11の出力を1サイクル後に受け取ることがなく、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、マルチサイクルテストイネーブル生成部の値を用いて、マルチサイクルテストステップとシングルサイクルステップを作り出したが、ランダムパターン発生器(PRPG)の値を用いることでも本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態による半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図1に示した半導体集積回路の波形図である。 図1に示した半導体集積回路の変形例の構成を示すブロック図である。 図3に示した半導体集積回路の波形図である。 図1に示した半導体集積回路の変形例の構成を示すブロック図である。 図5に示した半導体集積回路の波形図である。 シフトとキャプチャとホールド状態を持つFF回路を示す図である。 従来の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図8に示した半導体集積回路の波形図である。
符号の説明
11 スキャン可能な第1の記憶素子
21 スキャン可能な第2の記憶素子
31 スキャン可能な第3の記憶素子
40 論理回路
50 OR回路
60 インバータ
100 BISTコントローラ
101 テストアクセスポート(TAP)
102 制御部
103 スキャンイネーブル生成部
104 クロックイネーブル生成部
105 ランダムパターン発生器(PRPG)
106 圧縮器(MISR)
107 マルチサイクルテストイネーブル生成部

Claims (11)

  1. マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、
    クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記クロック信号のエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記クロック信号のエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備え、
    前記テスト方法は、
    マルチサイクルテストステップと、
    シングルサイクルテストステップとを備え、
    前記マルチサイクルテストステップは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記スキャン可能な記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記スキャン可能な記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、
    前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記スキャン可能な記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備え、
    前記シングルサイクルテストステップは、
    前記スキャンステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、データをホールドし、前記第2の記憶素子を除く記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、
    前記シフトアウトステップとを備える、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  2. マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、
    クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備え、
    前記テスト方法は、
    マルチサイクルテストステップと、
    シングルサイクルテストステップとを備え、
    前記マルチサイクルテストステップは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、
    前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備え、
    前記シングルサイクルテストステップは、
    前記スキャンステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、あらかじめ決められた固定値を前記記憶素子のデータ入力から取り込み、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、
    前記シフトアウトステップとを備える、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  3. マルチサイクルパスを含む半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、
    クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備え、
    前記テスト方法は、
    マルチサイクルテストステップと、
    シングルサイクルテストステップとを備え、
    前記マルチサイクルテストステップは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力するスキャンステップと、
    前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドするマルチサイクルホールドステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むマルチサイクルキャプチャステップと、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトするシフトアウトステップとを備え、
    前記シングルサイクルテストステップは、
    前記スキャンステップと、
    前記第2の記憶素子のデータ入力を、他の前記記憶素子のデータ出力と接続し、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子のデータ入力を前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、前記第2の記憶素子と同一のスキャンチェーン接続された直前の前記記憶素子のデータ出力を取り込み、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、前記記憶素子のデータ入力から取り込むシングルサイクルキャプチャステップと、
    前記シフトアウトステップとを備える、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つにおいて、
    前記第1の記憶素子に対するスキャンチェーンを、他のスキャンチェーンと別に構成する、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1つにおいて、
    前記シフトアウトステップ中にテストパターンをシフト入力する、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のテスト方法を必要な回数だけ繰り替えす、
    ことを特徴とする半導体集積回路のテスト方法。
  7. マルチサイクルパスを含む半導体集積回路であって、
    クロック信号のエッジで動作し、データ入力とデータ出力を持つスキャン可能な第1の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子のデータ出力から、システムクロックレートの1サイクルより長いマルチサイクルで動作する論理回路中のパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第2の記憶素子と、
    前記第1の記憶素子の出力から、前記システムクロックレートの1サイクルで動作する論理回路中のシングルサイクルパスを通ったデータをデータ入力として受け取り、前記第1の記憶素子と同一のクロックのエッジで動作し、データ出力からデータを出力する少なくとも1個以上のスキャン可能な第3の記憶素子とを備え、
    前記半導体集積回路は、
    マルチサイクルテストモードと、
    シングルサイクルテストモードとを有し、
    前記マルチサイクルテストモードでは、
    スキャンモード,マルチサイクルホールドモード,マルチサイクルキャプチャモード,シフトアウトモードを選択的に実行し、
    前記シングルサイクルテストモードでは、
    前記スキャンモード,シングルサイクルキャプチャモード,前記シフトアウトモードを選択的に実行し、
    前記スキャンモードでは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンチェーン中の全ての前記記憶素子に対して、テストクロックレートで検査パターンをシリアルにシフト入力し、
    前記マルチサイクルホールドモードでは、
    前記第1の記憶素子に対して、前記第1の記憶素子のデータ出力から、前記第2の記憶素子のデータ入力までのマルチサイクル数と同一またはそれ以上のサイクル数の間、キャプチャ動作の前または前記スキャンステップ中にデータをホールドし、
    前記マルチサイクルキャプチャモードでは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込み、
    前記シフトアウトモードでは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力と、他の前記記憶素子のデータ出力を接続してスキャンチェーンを構成し、前記記憶素子からデータをシフトアウトし、前記記憶素子に取り込んだ出力応答を解析し、
    前記シングルサイクルキャプチャモードでは、
    前記第1,2,3の記憶素子のデータ入力を、前記論理回路に接続し、前記第2の記憶素子については、データをホールドし、前記第2の記憶素子を除く前記記憶素子については、前記論理回路に対する前記検査パターンの応答を、データ入力から取り込む、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項7において、
    前記スキャン可能な記憶素子を前記モードのうち特定の1つのモードを構成するための前記スキャン可能な記憶素子の値をホールドするクロックイネーブル信号を生成するクロックイネーブル信号生成部と、
    前記スキャン可能な記憶素子をスキャンモードにするスキャンイネーブル信号とを生成するスキャンイネーブル信号生成部と、
    マルチサイクルテストモードとシングルサイクルテストモードを選択するマルチサイクルテストイネーブル信号とを生成するマルチサイクルテストイネーブル信号生成部とをさらに備える、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項7において、
    前記テストパターン生成のために擬似ランダムパターン生成器(PRPG)を用いる、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項7において、
    前記出力応答を解析するために圧縮器(MISR)を用いる、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 請求項7または請求項9において、
    前記マルチサイクルテストモードとシングルサイクルテストモードを選択するマルチサイクルテストイネーブル信号に、テストパターン生成のための擬似ランダムパターン生成器が生成する信号を用いる、
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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