JP4667946B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器 Download PDF

Info

Publication number
JP4667946B2
JP4667946B2 JP2005126609A JP2005126609A JP4667946B2 JP 4667946 B2 JP4667946 B2 JP 4667946B2 JP 2005126609 A JP2005126609 A JP 2005126609A JP 2005126609 A JP2005126609 A JP 2005126609A JP 4667946 B2 JP4667946 B2 JP 4667946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating substrate
holding member
terminals
variable resistor
current collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005126609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006303380A (ja
Inventor
健造 川崎
伸広 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2005126609A priority Critical patent/JP4667946B2/ja
Priority to TW095110747A priority patent/TW200705467A/zh
Priority to CN2006100740622A priority patent/CN1855320B/zh
Priority to KR1020060035274A priority patent/KR100755221B1/ko
Publication of JP2006303380A publication Critical patent/JP2006303380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4667946B2 publication Critical patent/JP4667946B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/005Surface mountable, e.g. chip trimmer potentiometer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C10/00Adjustable resistors
    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/32Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path
    • H01C10/34Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path the contact or the associated conducting structure riding on collector formed as a ring or portion thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

本発明は、音響機器等に使用され、操作つまみにより回転操作されて音量等の調整を行う可変抵抗器の構造に関する。
従来の可変抵抗器の構造としては、ハウジング内に保持された抵抗体等が形成された絶縁基板に、導電性の摺動子を有する回転体を対向させ、操作軸の回転操作に伴い回転体を回転させて摺動子と抵抗体とを摺接させることにより抵抗値の変化を検出する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の可変抵抗器の構造を図9に示す。図9は従来の可変抵抗器を示す断面図である。
図において、軸受け51は、亜鉛ダイキャストで略円筒状に一体成形加工することにより形成されている。この軸受け51には、円筒状の軸部51aが設けられており、軸部51aには操作軸が挿入される貫通孔51cが形成されている。
操作軸52は、合成樹脂などの絶縁材からなり、略円柱状に形成されている。この操作軸52の先端部には、軸受け51の貫通孔51cに貫通され、外方へ突出される操作部52aが設けられており、後端部には、略円盤状の回転体52bが形成されている。この回転体52bの下面側中央には嵌合軸52cが形成されており、嵌合軸52cの外側には導電材料である金属板などからなる摺動子53が固着されている。また、回転体52bの上面側には、同心円上に連続した複数個の山部と谷部からなる凹凸部52gが形成されている。
駆動体54は、合成樹脂などの絶縁材からなり、略リング状に形成されている。また、駆動体54の一面には、同心円上に連続した複数個の山部と谷部からなる凹凸部54cが形成されている。
ばね部材55は、リン青銅板、又はステンレス鋼板などのばね性のある金属板からなり、略リング状に形成されている。このばね部材55には、起立した状態に折り曲げられてばね片55cが形成されている。このばね部材55で駆動体54を回転体52b側に付勢している。
抵抗基板56はフェノール樹脂などの絶縁基板からなり、その一面に、カーボンインクなどを印刷によって形成した円弧状の抵抗体(図示せず)が設けられている。また、この抵抗体の両端部には、ハトメ57によって端子58が固着されている。
ハウジング59は、抵抗基板56及び端子58などを内部に保持するためのもので、合成樹脂などの絶縁材からなり、インサート成形などの方法により抵抗基板56が一体的に形成されている。このハウジング59の中央には抵抗基板56と共に貫通された嵌合孔59aが設けられており、また、ハウジング59の前面部には、電気部品の蓋を構成する、フレーム60を取り付けるための取付用ボス(図示せず)が形成されたものとなっている。
特開2000−277308号公報
しかしながら、従来の可変抵抗器の構造においては、フェノール樹脂などからなる絶縁基板を合成樹脂等の絶縁材からなるハウジングにインサート成形した場合、絶縁基板と合成樹脂との間に極めて僅かな隙間が生じるものとなる。そして、端子のメッキ材料の金属遷移(ウイスカやマイグレーション)が発生すると、この隙間を介して、端子間が短絡してしまうという問題があった。
従って、本発明は上記した問題点を解決し、絶縁基板を合成樹脂製のハウジングにインサート成形した場合においても、端子間の短絡不良が発生しにくく、信頼性の高い可変抵抗器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、抵抗体及び集電体が形成された平板状の絶縁基板と、この絶縁基板の一端側に設けられた複数の取付孔と、この複数の取付孔に固着され前記抵抗体及び集電体にそれぞれ導通すると共に、前記絶縁基板の一端側から外方へ延出された複数の端子と、前記抵抗体及び集電体が露出した状態で前記複数の端子の固着部と前記絶縁基板とを埋設した合成樹脂製の保持部材と、前記抵抗体及び集電体上を摺動する摺動子とを備え、前記絶縁基板の前記複数の取付孔に固着された前記複数の端子の固着部間には、前記保持部材に埋設された前記絶縁基板における当該保持部材と対向した平板面と交差する方向に延びる絶縁性の突条部を設け、この突条部により前記保持部材と該保持部材に埋設された前記絶縁基板との間に生じる前記絶縁基板の平板面に沿った隙間を遮断するようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記絶縁基板の前記複数の端子の固着部間に、凹状の溝部あるいは貫通したスリット部を設け、該溝部あるいはスリット部内に前記合成樹脂製の保持部材の樹脂の一部を充填させることにより前記突条部を形成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記溝部あるいはスリット部を、前記絶縁基板の端縁まで連続して設けた構成とした。
また、第4の解決手段として、前記複数の端子の固着部間における前記絶縁基板の平板面上に、絶縁性の接着剤を塗布することにより、前記突条部を形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記突条部は、前記絶縁基板の両面側に設けられている構成とした。
また、第6の解決手段として、前記端子の表面には、錫メッキが施されている構成とした。
上述したように、本発明の可変抵抗器は、抵抗体及び集電体が形成された平板状の絶縁基板と、絶縁基板の一端側に設けられた複数の取付孔と、複数の取付孔に固着され抵抗体及び集電体にそれぞれ導通すると共に、絶縁基板の一端側から外方へ延出された複数の端子と、抵抗体及び集電体が露出した状態で複数の端子の固着部と絶縁基板とを埋設した合成樹脂製の保持部材と、抵抗体及び集電体上を摺動する摺動子とを備え、絶縁基板に固着された複数の端子の固着部間には、絶縁基板の平板面と交差する方向に延びる絶縁性の突条部を設けたことから、絶縁性の突条部により、隣接端子間における端子に施されたメッキ材料等の金属の遷移や移行が抑制されるため、端子間の短絡が生じにくくなり、信頼性が向上する。
また、絶縁基板の複数の端子の固着部間に、凹状の溝部あるいは貫通したスリット部を設け、該溝部あるいはスリット部内に合成樹脂製の保持部材の樹脂の一部を充填させることにより突条部を形成したことから、絶縁基板を合成樹脂製の保持部材にインサート成形する際に、樹脂の一部で突条部を形成できるので、生産性が良い。
また、溝部あるいはスリット部を、絶縁基板の端縁まで連続して設けたことから、絶縁基板の端縁まで突条部が形成されるので、金属の遷移や移行の抑制効果が向上する。
また、突条部は、絶縁基板の両面側に設けられていることから、絶縁基板の両面に発生する金属の遷移や移行が抑制でき、効果の向上が図れる。
また、端子の表面には、錫メッキが施されていることから、半田を被覆しないので鉛フリー化を実現できると共に、錫によるウイスカの発生に伴う端子間の短絡を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図8に示す。図1は本発明の可変抵抗器を示す断面図、図2は本発明の絶縁基板と保持部材を示す正面図、図3は図2の3−3線における断面図、図4は図2の4−4線における断面図、図5は本発明の端子を固着した絶縁基板を示す正面図、図6は同じく背面図、図7は図5の7−7線における断面図、図8は本発明の絶縁基板を示す正面図である。
図において、本発明の可変抵抗器は、操作軸1と、この操作軸1を回転可能に保持する軸受2と、トルク出し用の板ばね4を有し、操作軸1の回転に伴って回転可能な駆動体3と、摺動子6を有し、駆動体3に係合されて駆動体3と共に回転可能な摺動子受5と、摺動子6が摺接する抵抗体8や集電体9が設けられ保持部材11に一体的に埋設された絶縁基板7と、絶縁基板7に固着された端子10と、保持部材11の背面側を覆うカバー12とから構成されている。
操作軸1は、合成樹脂等の絶縁材あるいはアルミニュウム等の金属材からなり、軸受2から外方に突出された操作部1aと、軸受2に回転可能に挿通される軸部1bと、軸部1bの後方に突出された非円形状の駆動部1cとを有している。この駆動部1cに駆動体3が係合されて操作軸1の回転に伴って駆動体3が回転するものとなっている。
軸受2は、亜鉛等の金属材をダイキャスト成形することにより形成されており、基部2aと筒状部2bとを有している。筒状部2bには操作軸1の軸部1bが挿通されており、基部2a側に駆動部1cが突出されている。
駆動体3は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に操作軸1の駆動部1cが挿通される非円形孔(例えば小判孔)3cを有する円板状の基板部3aと、基板部3aの外周から突出したストッパー部3bを有している。また、非円形孔3cの周縁には、孔を挟んで対向する一対の円弧状凸部3dが設けられており、この円弧状凸部3dが摺動子受5の図示しない凹部と嵌合して摺動子受5が駆動体3と一体に回転可能に係合されるものとなっている。
また、駆動体3の基板部3aの一面側(軸受2に対向する面側)には、弾性を有する金属板からなるトルク出し用の板ばね4が取り付けられており、駆動体3が回転する際、板ばね4が軸受2の基部2aの内面と摺接することにより操作軸1が回転する際のトルク出し(重厚感の生起)が行われるものとなっている。
摺動子受5は、合成樹脂等の絶縁材から円板状に形成され、中央に操作軸1の駆動部1cが挿通される円形孔5aを有し、この円形孔5aの周縁には、孔を挟んで対向する図示しない一対の円弧状の凸部と、同じくこの凸部間に位置する図示しない一対の凹部とが設けられている。この一対の凹部に駆動体3の円弧状凸部3dが嵌合するものとなっている。
また、摺動子受5の一面側(駆動体3が位置する面側)には、弾性を有する導電性の金属板からなる摺動子6が固着されている。この摺動子6は、円環状の基部6aと、この基部6aから弾性を有して折り曲げられた接点部6bとを有し、基部6aが摺動子受5の一面側に設けられた複数のボス5bにかしめ等の方法により固着されている。この摺動子6が摺動子受5と共に回転され、絶縁基板7に形成された抵抗体8及び集電対9と摺接するものとなっている。
絶縁基板7は、フェノール樹脂等の樹脂積層板からなり、中央にやや大き目の貫通孔7aを有する平板状に形成されている。また、図8に示すように、絶縁基板7の一面側(表面側)には、貫通孔7aの周囲を囲むように円環状の集電体9が設けられており、この集電体9の周囲には一部が開放された円弧状の抵抗体8が設けられている。この場合、抵抗体8は、例えばカーボンペーストを印刷して形成され、集電体9は、例えば銀ペーストを印刷した上に、銀の硫化を防止するためにカーボンをオーバーコートして形成されている。
また、抵抗体8の両端側、及び集電体9の中央からは絶縁基板7の一端側に向けて延出されたリード部8a、9aが設けられている。このリード部8a、9aの先端側には、それぞれ電極部8b、9bが設けられており、この電極部8b、9bは所定の長さで銀ペーストを印刷した上に一部カーボンをオーバーコートして形成されている。また、先端側の電極部8b、9bの一部は銀ペーストを印刷して形成された銀パターンが表出された状態となっており、この銀パターン上に端子10が固着されて抵抗体8及び集電体9と導通されるものとなっている。
また、それぞれの電極部8b、9b中央部には、絶縁基板7の表裏に貫通する小孔からなる複数の取付孔7b、7bが設けられており、この取付孔7b、7bに導電性の金属板からなる複数の端子10、10が、鳩目部10aをかしめることにより固着されている(図5〜図7参照)。この場合、端子10にはニッケル下地メッキが施された後、この上面側に錫メッキが施されたものとなっている。そして、端子10が取付孔7bに固着されることにより、端子10と抵抗体8及び集電体9とがそれぞれ導通して接続されるものとなっている。
すなわち、本実施例では、端子10の表面には半田メッキを行わず、半田メッキの代わりに錫メッキを行うことにより環境問題に対する鉛フリー化を図っている。
また、絶縁基板7の複数の取付孔7b、7bの間には、絶縁基板7の平板面とは直交して交差する方向、すなわち板厚方向に凹状となる溝部7cが形成されている。この溝部7cは、電極部8b、9bに沿って、取付孔7bの上方から絶縁基板7の端縁まで長尺状に連続して形成されており、この溝部7cは、図5に示すように電極部8b、9bに端子10が固着された場合には、それぞれの端子10間に位置するように形成されている。尚、この溝部7cは、電極部8b、9bの一部である銀パターンが表出された部分の間を、全て遮蔽する範囲に長尺状に形成されている。
また、絶縁基板7の抵抗体8及び集電体9が形成された一面側とは対向する他面側(裏面側)にも、溝部7cと対向する位置に、同様に板厚方向に凹状となる溝部7dが形成されている。この溝部7dは、同様に取付孔7bの上方から絶縁基板7の端縁まで長尺状に連続して形成されており、この溝部7dは、図6に示すように電極部8b、9bに端子10が固着された場合には、それぞれの端子10がかしめられて固着部となる鳩目部10a間に位置するように形成されている。すなわち絶縁基板7の両面側に対向して同様の溝部7c、7dが設けられており、これら溝部7c、7dは、少なくともそれぞれの溝部7c、7dが設けられた絶縁基板7の一面側と他面側における端子10のそれぞれの部分(固着部)の間を、前記端子10の延出方向において全て仕切る範囲に長尺状に形成されている。
溝部7c、7dの形成方法としては、プレス加工等で簡単に形成できるが、絶縁基板7の表裏面にレーザー加工を施すことにより形成するようにしても良く、この場合には精度良く、割れ等の発生無しに溝部7c、7dを形成することができる。また、溝部7c、7dの形状としては、V字状、U字状、角状の何れでも良いが、U字状が加工性等で最も適している。
尚、図示はしないが、溝部7c、7dに代わって、取付孔7bの上方から絶縁基板の端縁まで長尺状に連続して、絶縁基板7の表裏に貫通したスリット部を設けるようにしても良い。
保持部材11は、合成樹脂等の絶縁材で略矩形状に形成されている。図2、図3に示すように、保持部材11には絶縁基板7がインサート成形などの方法で一体に埋設されている。保持部材11の一面側には、円形状の第1開口部11aが形成されており、この第1開口部11aの内底部には抵抗体8及び集電体9が露出した状態で配設されている。また、保持部材11によって絶縁基板7の周縁部と端子10の固着部とが一体に埋設されており、絶縁基板7の底面側(図2、図3の下方側)からは端子10が突出して形成されている。
また、絶縁基板7の端子10の固着部間に設けられた溝部7c、7dには、保持部材11に一体に埋設される際、合成樹脂製の保持部材11の樹脂の一部が充填されることにより、溝部7c、7dの形状に沿って突出した突条部11b、11cが形成されるものとなる。この突条部11b、11cは、絶縁基板7の複数の端子10の固着部間に、絶縁基板7の平板面とは直交状態で交差する方向に突出する(延びる)ものとなり、図4に示すように、この突条部11b、11cは絶縁基板7の両面側に形成されるものとなる。
本実施例では、端子10の表面に、半田メッキの代わりに錫メッキが施されており、半田を被覆しないので鉛フリー化を実現できるものとなっているが、この場合、錫によるウイスカの発生に伴なって、端子10、10間が短絡してしまう虞がある。これを防止するために、本実施例においては、絶縁基板7の複数の端子10の固着部間に、凹状の溝部7c、7dを設けて、これら溝部7c、7d内に合成樹脂製の保持部材11の樹脂の一部を充填させることにより突条部11b、11cを形成するようにしている。
絶縁基板7と保持部材11とのインサート成形時においては、この突条部11b、11cが壁を形成するものとなり、この壁によりインサート成形時に絶縁基板7と保持部材11との間に生じる絶縁基板7の平板面に沿った僅かな隙間を遮断することができるので、まっすぐに延びていく傾向にある錫によるウイスカの発生に伴う端子10、10間の短絡を抑制することができるものとなっている。
また、この場合、溝部7c、7dを、絶縁基板7の端縁まで連続して設けると共に、絶縁基板7の両面側(表裏側)に設けるようにしたので、絶縁基板7の端縁まで突条部11b、11cが形成されるので、金属の遷移や移行の抑制効果が向上されるものとなっている。
また、保持部材11には、その四角部に、貫通孔11dが設けられており、この貫通孔11dに棒状の金属材からなるリベット13が挿通されることにより、保持部材11が軸受2の基部2aの後面側に取りつけられるものとなっている。また、保持部材11の一面側に設けられた第1開口部11aとは対向する他面側には、同様に円形状の第2開口部11eが設けられており、この第2開口部11eに駆動体3の基板部3aが回転可能に収納され、絶縁基板7の貫通孔7aに円弧状凸部3dが挿通されている。また、第2開口部11eにはストッパー用の突壁部11fが設けられており、駆動体3のストッパー部3bが突壁部11fと当接することにより、操作軸1の回転が規制されるものとなっている。
また、第1開口部11aには、摺動子受5が収納されており、円形孔5aの周縁に設けられた図示しない一対の凸部間に設けられた一対の凹部(図示せず)に、絶縁基板7の貫通孔7aに挿通された駆動体3の円弧状凸部3dが嵌合することにより摺動子受5と駆動体3が一体に回転可能となっている。すなわち、操作軸1が回転操作されると、駆動体3が回転するのに伴って摺動子受5も回転し、摺動子受5に固着された摺動子6の接点部6bと絶縁基板7に形成された抵抗体8及び導電体9とが摺接するものとなっている。
保持部材11の第1開口部11a側には、合成樹脂等の絶縁材からなる矩形状のカバー12が装着されており、リベット13をかしめることにより取り付けられている。すなわち、保持部材11は、軸受2とカバー12の間に挟持された状態で一体に取り付けられるものとなっている。
上記した本発明の実施例によれば、抵抗体8及び集電体9が形成された平板状の絶縁基板7の一端側に複数の取付孔7bを設け、この複数の取付孔7bに前記抵抗体8及び集電体9にそれぞれ導通すると共に、前記絶縁基板7の一端側から外方へ延出された複数の端子10を固着して、前記抵抗体8及び集電体9が露出した状態で前記複数の端子10の固着部と前記絶縁基板7とを合成樹脂製の保持部材11に埋設すると共に、前記絶縁基板7の複数の端子10の固着部間に、凹状の溝部7c、7dを設けて、これら溝部7c、7d内に合成樹脂製の前記保持部材11の樹脂の一部を充填させることにより前記絶縁基板7の平板面とは直交して交差する方向、すなわち板厚方向に延びる絶縁性の突条部11b、11cを設けたことから、これら絶縁性の突条部11b、11cにより、隣接端子10、10間における端子10、10に施された錫や銀からなるメッキ材料等の金属の遷移や移行(錫のウイスカや銀のマイグレーション)が抑制されることになるので、端子10、10間の短絡が生じにくくなり、信頼性が向上するものとなっている。
また、合成樹脂製の前記保持部材11の樹脂の一部を充填させることにより前記突条部11b、11cを形成するようにしたので、前記絶縁基板7を合成樹脂製の前記保持部材11にインサート成形する際に、容易に樹脂の一部で前記突条部11b、11cを形成できるので、生産性が良いものとなっている。
尚、本発明における突条部11b、11cは、保持部材11の樹脂の一部で形成した上記実施例のものに限られず、例えば、絶縁基板7の平板面上に絶縁性の接着剤を塗布し、この接着剤を絶縁基板7の平板面と交差する方向に形成して突条部としても良い。
本発明の可変抵抗器を示す断面図である。 本発明の可変抵抗器の絶縁基板と保持部材を示す正面図である。 本発明の図2の3−3線における断面図である。 本発明の図2の4−4線における断面図である。 本発明の可変抵抗器の端子を固着した絶縁基板を示す正面図である。 本発明の可変抵抗器の端子を固着した絶縁基板を示す背面図である。 本発明の図5の7−7線における断面図である。 本発明の可変抵抗器の絶縁基板を示す正面図である。 従来の可変抵抗器を示す断面図である。
符号の説明
1:操作軸
1a:操作部
1b:軸部
1c:駆動部
2:軸受
2a:基部
2b:筒状部
3:駆動体
3a:基板部
3b:ストッパー部
3c:非円形孔
3d:円弧状凸部
4:板ばね
5:摺動子受
5a:円形孔
5b:ボス
6:摺動子
6a:基部
6b:接点部
7:絶縁基板
7a:貫通孔
7b:取付孔
7c:溝部
7d:溝部
8:抵抗体
8a:リード部
8b:電極部
9:集電体
9a:リード部
9b:電極部
10:端子
10a:鳩目部
11:保持部材
11a:第1開口部
11b:突条部
11c:突条部
11d:貫通孔
11e:第2開口部
11f:突壁部
12:カバー
13:リベット

Claims (6)

  1. 抵抗体及び集電体が形成された平板状の絶縁基板と、この絶縁基板の一端側に設けられた複数の取付孔と、この複数の取付孔に固着され前記抵抗体及び集電体にそれぞれ導通すると共に、前記絶縁基板の一端側から外方へ延出された複数の端子と、前記抵抗体及び集電体が露出した状態で前記複数の端子の固着部と前記絶縁基板とを埋設した合成樹脂製の保持部材と、前記抵抗体及び集電体上を摺動する摺動子とを備え、前記絶縁基板の前記複数の取付孔に固着された前記複数の端子の固着部間には、前記保持部材に埋設された前記絶縁基板における当該保持部材と対向した平板面と交差する方向に延びる絶縁性の突条部を設け、この突条部により前記保持部材と該保持部材に埋設された前記絶縁基板との間に生じる前記絶縁基板の平板面に沿った隙間を遮断するようにしたことを特徴とする可変抵抗器。
  2. 前記絶縁基板の前記複数の端子の固着部間に、凹状の溝部あるいは貫通したスリット部を設け、該溝部あるいはスリット部内に前記合成樹脂製の保持部材の樹脂の一部を充填させることにより前記突条部を形成したことを特徴とする請求項1記載の可変抵抗器。
  3. 前記溝部あるいはスリット部を、前記絶縁基板の端縁まで連続して設けたことを特徴とする請求項2記載の可変抵抗器。
  4. 前記複数の端子の固着部間における前記絶縁基板の平板面上に、絶縁性の接着剤を塗布することにより、前記突条部を形成したことを特徴とする請求項1記載の可変抵抗器。
  5. 前記突条部は、前記絶縁基板の両面側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の可変抵抗器。
  6. 前記端子の表面には、錫メッキが施されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の可変抵抗器。
JP2005126609A 2005-04-25 2005-04-25 可変抵抗器 Active JP4667946B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126609A JP4667946B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 可変抵抗器
TW095110747A TW200705467A (en) 2005-04-25 2006-03-28 Variable resistor
CN2006100740622A CN1855320B (zh) 2005-04-25 2006-04-04 可变电阻器
KR1020060035274A KR100755221B1 (ko) 2005-04-25 2006-04-19 가변 저항기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126609A JP4667946B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 可変抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006303380A JP2006303380A (ja) 2006-11-02
JP4667946B2 true JP4667946B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=37195395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005126609A Active JP4667946B2 (ja) 2005-04-25 2005-04-25 可変抵抗器

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4667946B2 (ja)
KR (1) KR100755221B1 (ja)
CN (1) CN1855320B (ja)
TW (1) TW200705467A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5749499B2 (ja) * 2011-01-17 2015-07-15 アルプス電気株式会社 電子部品
JP5194183B1 (ja) * 2012-04-13 2013-05-08 アルプス電気株式会社 抵抗基板及びスライド型可変抵抗器並びに抵抗基板の製造方法
US20160189886A1 (en) * 2013-08-02 2016-06-30 Tokyo Cosmos Electric Co., Ltd. Sliding electric component
CN104980842B (zh) * 2014-04-01 2018-09-14 合肥联宝信息技术有限公司 一种电子设备音量调整方法及调整装置
CN105552654B (zh) * 2016-02-01 2018-03-30 广东欧珀移动通信有限公司 一种耳机插头、耳机插座以及播放控制方法与装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0465411U (ja) * 1990-10-17 1992-06-08

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717107A (en) * 1980-07-03 1982-01-28 Murata Manufacturing Co Variable resistor
JPH11238608A (ja) * 1998-02-24 1999-08-31 Alps Electric Co Ltd 回転型電気部品
JP3665492B2 (ja) * 1998-11-02 2005-06-29 アルプス電気株式会社 回転型可変抵抗器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0465411U (ja) * 1990-10-17 1992-06-08

Also Published As

Publication number Publication date
TWI301624B (ja) 2008-10-01
KR100755221B1 (ko) 2007-09-04
CN1855320B (zh) 2010-09-08
KR20060112606A (ko) 2006-11-01
CN1855320A (zh) 2006-11-01
JP2006303380A (ja) 2006-11-02
TW200705467A (en) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4667946B2 (ja) 可変抵抗器
EP1342983B1 (en) Rotary sensor
JPH0330961B2 (ja)
JPH0416006B2 (ja)
JPH11345706A (ja) 回転操作型可変抵抗器およびその製造方法
JP3367844B2 (ja) 可変抵抗器
JP3351336B2 (ja) 可変コンデンサ
JPS6317204Y2 (ja)
CN210110451U (zh) 一种微型电位器
CN219286130U (zh) 一种旋转式电位器
JPS59734Y2 (ja) 可変抵抗器
JPS5812404Y2 (ja) 小形可変抵抗器
JPS60707A (ja) 小形可変抵抗器
JPH0412642Y2 (ja)
WO2019176571A1 (ja) 電子部品
JPS6244488Y2 (ja)
JPS5812405Y2 (ja) 小形可変抵抗器
JP3764802B2 (ja) 可変抵抗器
JPS6328592Y2 (ja)
JP2004349278A (ja) チップ型可変抵抗器
JP3710359B2 (ja) 中空軸可変抵抗器
JP2002083736A (ja) 可変コンデンサ
JPS6242495Y2 (ja)
JP2006147832A (ja) 可変抵抗器
JPS6016086B2 (ja) 可変抵抗器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071011

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080312

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4667946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350